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2017年01月01日 (日)

【ライヴレポート】<JACK IN THE BOX 2016>12月27日 日本武道館!!アーティスト間の横の繋がりが連鎖して音楽の広がりを生む──そしてHYDEもヴォーカルを執った、セッションでの「HONEY」。

REPORT - 11:00:51

L’Arc~en~CielやMUCC、シドらが所属する音楽事務所主催イベント

『MAVERICK DC GROUP 35th Anniversary「JACK IN THE BOX 2016」』が、12月27日(火)日本武道館に

て開催された。

 

5年ぶりに“復活”した本イベント、7時間に及ぶ長丁場は見どころに満ち、満員の武道館の観客の熱気は終演後も冷める事はなかった。

トップバッターは、前日のタイムテーブルで発表された通り謎の新人バンド「ムド」と「シック」。

 

ステージに現れたのは逹瑯(Vo/MUCC)、Shinji(Gt/シド)、明希(Ba/シド)、SATOち(Dr/MUCC)の4名からなる「ムド」。

Shinjiのアコギ・リフで始まったのは「お別れの唄」。逹瑯が鮮やかなブルーの着物を羽織って登場し、

シドの楽曲に暗黒美を吹き込んでいく。続く「御手紙」(シド)は一音目で大歓声が発生。

SATOちと明希が生み出すグルーヴ感が心地よい。

「逹瑯じゃないわよ、“マオ瑯”です!」と挨拶し、ドラム・ゆうち、ギター・ミji、ベース・明っ希と全員を「混成名」で紹介して笑いを誘う逹瑯。

「明希さんが『この曲やりたい』って。彼が間奏のベースのチョッパーやれるのか? カメラさん抜いてください」(逹瑯)と

掛けられたプレッシャーをものともせず鳴らす太いベースリフで始まったのはMUCCの「大嫌い」。

怒涛のシャウトを繰り返すサビへと雪崩れ込み、逹瑯、明希、Shinjiは左右にせり出したランウェイへと歩み出て、

ダイナミックなパフォーマンスを披露した。

 

ゆうや(Dr/シド)、YUKKE(Ba/MUCC)、ミヤ(G/MUCC)、最後にマオ(Vo/シド)の4人からなる「シック」が登場。

MUCCの「最終列車」で沸かせた。センターに出てギターソロを奏でるミヤを後ろからマオが抱き、YUKKEが接近。

イベントならではの光景に歓声が湧く。「次はシドさんの曲をカバーします(笑)」とマオも逹瑯に負けじと遊び心のある挨拶をし、

「紫陽花」を披露。ファルセットにミヤのブルージーな枯れたギター、YUKKEの粒立ったベースの音色が合わさり、

センチメンタルな気配を醸し出す。「良かったね、逹瑯さんの『御手紙』と『お別れの唄』」とマオ。

「来年はこの4人で47都道府県ツアーやるんで(笑)」と笑わせつつ、ラストはMUCCの「アゲハ」を投下。

ゴリゴリとしたヘヴィーなリフに乗せ、マオが軽やかなシャウトを発すると曲に新鮮な響きが生まれる。観客は拳を突き上げ熱狂した。

謎の新人バンドは、MUCCとシドの混成バンド。アニバーサリーのトップを飾るにふさわしいメンツで幕を開けた。

 

転換中のスクリーンには歴代のイベント映像が映し出され、長い歴史に思いを馳せていると、

事務所の最若手・V系ダンスバンド・VALSが登場。のっけからKEIN(ダンス&Vo)、Nao10(ダンス)が

アクロバティックなブレイクダンスを盛り込んだパフォーマンスで目を奪う。

激しく叩きつけるような憲人のベース、Spicaの渾身のドラム、観るたびぐんぐんと声の強さを増しているRio。

「deuce」「シルエット」の2曲とあっという間の出番ではあったが、「声出して行こうぜ!」(Rio)と観客へのアピールも積極的で、

EDMとロックを融合させた音楽性を強みに、会場を躍らせようという前のめりな熱さが清々しい。

「本日は出演できてうれしいです!」(Rio)と初々しく挨拶、最若手らしいガッツのあるステージを見せた。

 

 揃いの制服を思わせる黒衣装で登場したCLØWDは、「行くぞ、武道館!」と

巨大フラッグを持ったKØU(Vo)のシャウトで会場の空気を塗り替えた。

1曲目は美麗なメロディーとラウドなサウンド、終盤のテンポアップが迫力満点の「狼煙」。観客をノセてうまく巻き込みつつ、

他の何も入り込めないような音の密度、緊迫感、圧力が痛快だ。

「RUDENESS RESORT」はハリのある迷いのないクリアな歌声とゴツゴツとした粗いリフが気持ちよく、

「飛べ! 飛べ!」(KØU)と観客を煽りながら自らもジャンプ。

フロントのメンバー4人が一列に並んだステージングが実に美しく、華のあるステージングで存在感を示した。

 

続くユナイトは、「自分なりの楽しみ方で楽しんでください!」(結/Vo)と呼び掛けた。

幕開けは、結成5周年の今年発売の記念シングル「ジュピタ」。激しくも眩く輝きながら突っ走っていくような、彼らの魅力を体現した曲だ。

「やりたいことがあるんですけど。ドラムの莎奈がカウントするので、その前に両手を合わせてお辞儀するだけです」(結)と呼び掛けると、

「イタダキマス」に始まり「ゴチソウサマデシタ」に終わる「ice」を怒涛の勢いで披露。

椎名未緒(G)はダイナミックなギター回しを盛り込みながらソロを奏でた。

最後は皆で楽しめる歌を、と裏打ちのリズムが弾む「small world order」を放った。

「来年の3月29日に6周年になります。ROPPONGI EX THEATERに是非遊びに来てください!」(結)と告知。

刹那に込める熱、キラキラとした光で会場を包み込んだ。

 

続くカメレオは「ぶち上って行こうぜ!」(HIKARU/Vo)との一声でスタート。

扇子を持ちお立ち台で振り歌い踊る「運命開華ディスコ」で盛り上げた。

「持っている人は扇子出してください! タオルでも上着でも、手の平でもいいので」(HIKARU)と観客に参加を呼び掛けると、

メンバーが色とりどりの扇子でX(バツ)印をつくる「ダメ男」を披露。狂騒的なデジロックで沸き立つ中、ユナイトが扇子を持って合流。

「せっかくだからVALSとCLØWDも呼んじゃおうよ」(HIKARU.)と「万歳\(・∀・)/Music!」は更に増員。

チアのポンポンを手に登場したVALSとCLØWDのメンバーも含め、所狭しと動き回り賑やかなステージング。

掛け声に合わせ会場全員で万歳をし、祝MDC35周年と書かれたフラッグも持ち込み。

どの瞬間を切り取っても賑やかでカラフルなステージを展開した。

 

ライオンの鳴き声が響き幕開けたのはPARTY ZOO。Kenが“園長”となり様々なバンドを呼び集め、

“移動動物園”としてサーカスのように賑やかなツアーを行ったイベントのメンバーが再結集した。

「なんだかね、20周年を迎えるバンドがいるらしいんだよね。あとはね、なんだか25周年を迎えるバンドもいるらしいんだけど」とKen。

MUCCとL’Arc~en~Cielのアニバーサリーを祝し、まずはMUCCの「スイミン」を披露。

ギターは虎(G/A9)、圭(BAROQUE)、ベースはAKi、YUKKE。kazuma(Vo/gibkiy gibkiy gibkiy)の咆哮、

KENZO(Dr)の強靭なドラムに圧倒されていると、逹瑯が合流。

祝われる側であるYUKKEが居ることに「なんでいるの?」(Ken)と問い笑いを誘いながら、

「祝われる側に回っちゃおうかな?」(Ken)と怜(Vo/BAROQUE)、将(Vo/A9)、ヒロト(G/A9)を呼び込み、

届けたのはL’Arc~en~Cielの「虹」。冒頭のアルペジオはヒロト、ソロもヒロトと圭が弾き繋ぐのに任せ、

Kenは柔らかい音色をそっと付け加えるように奏でていく。続く「fate」ではKenがイントロのギターフレーズを披露したが、

怜と将とで代わる代わる力強く歌い上げるヴォーカルはもちろんのこと、

際立っていたのはPARTY ZOOというイベントをつくり上げたメンバーのカラー。新鮮な響きを味わわせてくれた。

 

この転換以降、場内ビジョンにスタンバイルームからのインタビュー中継が流され、

MC・Kouichi(カメレオ)の進行により、終演後のメンバーの感想が生で届けられた。

 

次に出番を迎えたのはシド・明希のソロプロジェクトAKi。YOUSAY(G)が自ら手拍子をし始め観客をノセると、

AKiは「飛ばせ、武道館!」と勇ましく煽り、「FREEK SHOW」の骨太なベースリフを、大きく脚を開いた仁王立ちで繰り出した。

グラマラスなミディアムナンバー「FAIRY DUST」を弾き終えると、高くベースを持ち上げ“魅せる”ことも忘れないのがAKiらしい。

「お気付きだと思いますが、ちょっと(出番前のセッションに)出過ぎたと思ってます(笑)。皆の気持ちを俺に下さい!」と呼び掛けると、

ソロツアーを牽引した最新曲「STORY」を放った。加藤貴之とYOUSAYの美しいギターハーモニーを

宮上元克の緻密でパワフルなドラミングが下支え。大きな拍手が惜しみなく送られる熱いアクトだった。

 

 青い照明の下、厳かな空気感の中MUCCがお出まし。

1曲目は新曲「脈拍」。ミヤがギターを爪弾き始めると鮮血を思わせる真っ赤なライトに切り替わり、

髪を逆立てた逹瑯が登場、ダーティーさと荘厳さが同居する世界に呆気に取られる。

息をつく間もない疾走感で空気を掻き混ぜるメタル調の「KILLEЯ」を放ち、続く「CLASSIC」では一転して軽妙に。

新曲「勿忘草」はミドルテンポのバラードで、深い余韻を残した。「(JACK IN THE BOX)の第一回目から出させてもらってます」

「ファミリー感が強まってきている」と逹瑯は振り返り、kyo先輩からの洗礼、シドが入って来た当初に感じた勢いなどを回顧。

「いるだけでハッとさせられる」とイベントの意義を述べ、「6月20日、21日とMUCC20周年ワンマンをここでやりますんで、

遊びに来てください」と締めくくった。明るくも切ない郷愁を呼び起こす「ハイデ」から、

地獄の業火に投げ込むような「蘭鋳」への振り幅でオーディエンスの心身を激しく揺り動かすと、ラストの「TONIGHT」には、

MUCCの近年のシングル及び最新アルバムのプロデュースを手掛けるKenがギターを抱えて飛び入りする場面も。濃密な7曲だった。

 

「行くぞ、武道館!」とマオが澄んだ声を響かせ、シドが登場。1曲目の「コナゴナ」からマオはランウェイへと移動、

Shinjiは軽やかにターンして、華やかなステージングで惹きつける。早くも一体感が生まれる中「Dear Tokyo」を畳み掛け、

勢いよい滑り出しを見せた。「ほんと、会いたかった」と観客に語り掛けた後、「俺たちも(事務所に)入って12年。

骨をうずめる覚悟」とマオ。劇場版『黒執事 Book of the Atlantic』の主題歌「硝子の瞳」を初披露(2017年1月18日(水)に発売)。

そのキャッチーさとは裏腹に、「泣き出した女と虚無感」を艶やかに奏で、バンドの懐の深さを見せつけた。

「眩暈」「one way」とアッパー曲を連打し、最後は「MUCCの20周年、L’Arc〜en〜Cielの25周年、MDCの35周年を祝って」(マオ)と

「ANNIVERSARY」を贈った。「やっぱりバンドだからさ、来年ライヴやりたいな」(マオ)というMCに応える形で、

終演後には来る5月12日(金)・13(土)に日本武道館で1年7か月ぶりの単独公演開催を発表、ファンを喜ばせた。

 

イベントは終盤を迎え、ヴィジュアル・ロックの伝説的存在D’ERLANGERが登場。 

メンバー4人は、ステージに姿を現しただけで凄まじい威厳を放った。

1曲目は「NOIR‐D’amour」、吹き荒れる嵐のように激しくも音が粒立ったTetsuのドラムは圧倒的。

「Love me to DEATH」で妖しく身をくねらすkyo(Vo)は美しい大人の不良の権化である。

CIPHERが艶やかなリフを奏でて曲を牽引した「柘榴」、続く「LULLABY」ではシャウト交じりの“kyo節”歌唱法を炸裂させた。

高音域の美しさが際立った「Skelton Queen」を披露し終えるとkyoと交代にHYDEが登場。D’ERLANGER feat. HYDEとして、

バンドの代表曲にして無敵のロック・アンセム「LA VIE EN ROSE」をセッションした。

Tetsuが立ち上がってシンバルを鳴らした後、ジャンプダウンで音を止めるアクションを期待されていたHYDEだが、

何を思ったかダッシュしてステージ端に待避。CIPHERに連れ戻される形でドラム台に乗って照れ臭そうにジャンプし

「なかなかそんなHYDE見ないね(笑)」とkyo。

「CRAZY4YOU」はkyoとHYDEで交互に歌い、時には声を合わせ最後は美しいハーモニーを聴かせた。

ラストはkyoと向き合い2人でドラムセットからジャンプダウンし音を止め、豪華なコラボレーションステージは終幕。

圧倒的なカリスマの競演に先輩後輩の微笑ましいやり取りも垣間見られ、湧きに沸いたステージだった。

 

 続いても伝説のアーティストが集う“35th MAGNUM”セッション。

ヴィジュアル・ロックの礎を築いたバンド・44MAGNUMのPAUL(Vo)とJimmy(G)、D’ERLANGERとHYDEが揃い踏みし、

「STREET ROCK’N ROLLER」を共演した。PAUL、kyo、HYDEはそれぞれに強い個性を持ったハードなロック・ヴォーカルを轟かせる。

そこには、長い時を途絶えることなく受け継がれてきた日本のロック・シーンの血脈を目の当たりするような、言葉では言い尽くせない感動があった。

「皆、元気にしてましたか? ライヴハウス武道館に戻ってきました。また皆の顔を見られて本当にうれしいです。愛してます」とPAULは挨拶。

ステージ上では語られなかったが、今年6月に若年性パーキンソン病の手術を受け、無事に帰還した意義深い言葉だった。

「前にHYDEと一緒に歌った曲、やってもいいかな?」(PAUL)と問い掛けると、HYDEが手を挙げたのを合図に客電が点灯。

「I JUST CAN’T TAKE ANYMORE」をセッションし、HYDEはPAULを後ろから支えるようにしながら共に歌い、ハーモニーを響かせた。

反対側のステージで盛り上げていたkyoもやがてHYDEに歩み寄ると、HYDEは腹の底から絞り出すようにラスト・シャウト。

また一つ、歴史に刻まれる新たな場面が生まれたセッションだった。

 

開演から6時間半が経過して尚、大きな見せ場が残っていた。まず、今年1月から4月に掛けて開催されたMUCCとAKiの

DOUBLE HEAD LINEツアー“M.A.D”の参加アーティストが勢ぞろいしたM.A.D SUPER ALL STARSのセッションでは、

ツアーのテーマ曲「MARBLE」で声を揃えた。このツアーにKenがゲスト参加し、

「そこからPARTY ZOOに発展した」(逹瑯)という経緯も明かされ、

アーティスト間の横の繋がりが連鎖して音楽の広がりを生んでいることを実感する。

マオ、ゆうや、Shinji、A9、BAROQUE、kazuma、KENZOらも呼び込まれ、PAUL、JIMMY、kyoらも加わると、

ラストはL’Arc~en~Cielの「HONEY」をセッション。

マオが歌い、ミヤがギターを奏でてスタートしたが、♪かわいた~のサビからはHYDEが颯爽と現れてヴォーカルを執り、

ステージにはM.A.D&MDC ALL STARSの顔ぶれがコンプリート。

Kenはギターは弾かずともオリジナル通りコーラスを担い、沸かせた。

紙吹雪が舞い散る中、「Thank you so much! ありがとう!」とHYDE。

35年という歴史の重みと音楽の広がり・可能性を様々な形で示した7時間の一大イベントは、温かい空気に包まれて終幕した。

 

文◎大前多恵

写真◎今元秀明、西槇太一、緒車寿一

 

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JACK IN THE BOX 2016

2016年12月27日(火) 日本武道館


SET LIST

 

■ムド

Vocal:逹瑯(MUCC)、Guitar:Shinji(シド)、Bass:明希(シド)、Drum:SATOち(MUCC)

1 お別れの唄

2 御手紙

3 大嫌い

 

■シック

Vocal:マオ(シド)、Guitar:ミヤ(MUCC)、Bass:YUKKE(MUCC)、Drum:ゆうや(シド)
1 最終列車

2 紫陽花

3 アゲハ

 

■VALS

1 deuce

2 シルエット

 

■CLØWD

1 狼煙

2 RUDENESS RESORT

 

■ユナイト

1 ジュピタ

2 ice

3 small world order

 

■カメレオ

1 運命開華ディスコ

2 ダメ男

3 万歳\(・∀・)/Music!

 

■PARTY ZOO Ken with Naughty stars 20th&25th Celebration

Vocal:Ken、kazuma(gibkiy gibkiy gibkiy)、怜(BAROQUE)、将(A9)

Guitar:圭(BAROQUE)、ヒロト(A9)、虎(A9)、Bass:YUKKE(MUCC)、AKi、Drum:KENZO

1 スイミン (with.逹瑯)

2 虹

3 fate

 

■AKi

1 FREAK SHOW

2 FAIRY DUST

3 STORY

 

■MUCC

1 脈拍

2 KILLEЯ

3 CLASSIC

4 勿忘草

5 ハイデ

6 蘭鋳

7 TONIGHT (with.Ken)

 

■シド

1 コナゴナ

2 Dear Tokyo

3 硝子の瞳

4 泣き出した女と虚無感

5 眩暈

6 one way

7 ANNIVERSARY

 

■D’ERLANGER

1 NOIR-D’amour

2 Love me to DEATH

3 柘榴

4 LULLABY

5 Skelton Queen

 

■D’ERLANGER feat.HYDE

1 LA VIE EN ROSE

2 CRAZY4YOU

 

■35th MAGNUM

Vocal:PAUL(44MAGNUM)、kyo(D’ERLANGER)、HYDE、Guitar:JIMMY(44MAGNUM)、CIPHER(D’ER
LANGER)、

Bass:SEELA(D’ERLANGER)、Drum:Tetsu (D’ERLANGER)

1 STREET ROCK’N ROLLER

2 I JUST CAN’T TAKE ANYMORE

 

■M.A.D SUPER ALL STARS

1 MARBLE

 

■MDC SUPER ALL STARS

1 HONEY

 

 

JACK IN THE BOX 2016 オフィシャルサイト

http://www.jack-itb.com/ 

 











2016年12月29日 (木)

【ライヴレポート】<12月25日(日)池袋EDGE>聖なる日に、「Soanプロジェクト with 手鞠」が初ワンマンライブを満員のファンたちを前に二部構成で実施。その言葉と音色は、触れた人たちの心に幾つもの静謐かつ衝動与える物語を刻んでいた。

REPORT - 20:12:30

       

  61日、「Soanプロジェクト with 手鞠/Soanプロジェクト with 芥」二つのスタイルを同時に提示する形で活動を幕開けたSoanプロジェクト。

  あれからSoanプロジェクトは、静謐な調べに衝動を秘めたSoanプロジェクト with 手鞠、躍動する音を通し心の慟哭を描いたSoanプロジェクト with 芥、それぞれの形を持ってライブを行えば、同日に二つの姿をワンマン公演の中で見せてきた。

 

  来年には、それぞれの形を持って1stミニアルバムと東名阪を舞台にしたワンマンツアーも行う。その前にSoanプロジェクトは、クリスマスという聖なる夜に相応しい二つの物語を、アコースティックなスタイルを軸に据えた「Soanプロジェクト with 手鞠」としてプレゼントしてくれた。

 

 1225()、舞台は池袋EDGE。今宵が初ワンマン公演となるSoanプロジェクト with 手鞠は、「降雪と考察、曇る視界」「結露と結論、至る氷解」と題した二本のライブを二部構成で届けてくれた。

 

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<第一部「降雪と考察、曇る視界」>

 

 第一部は、Soanプロジェクト with 手鞠として生み出した楽曲や歌詞に綴った想いや世界観を、手鞠が一曲ごとに解説しながら演奏。それだけ歌詞に込めた気持ちを、Soanプロジェクトwith 手鞠は訪れた人たちの心へ直接届けたかった。

 

  「輪廻転生この命が終わっても魂を輪廻し、生まれ変わって次の人生を過ごす。人間はその輪から抜け出せないという心理を描いたのが、この歌」と語ったあとに演奏。『それは呪いと同義語の魂の鎖 永遠に続く祝福と云う名のカルマ』を通しSoanプロジェクト with 手鞠は、厳かに広がる調べの上で嘆くように言葉を放ちながら、感情のままに揺れ動く声を持って歌いかけてきた。

 

 「残された者の深い心の悲しみ。生きる意味そのものが何時しか忌む存在に変貌し、死さえも選択出来ない弱い心になってゆく」。Soanの爪弾くピアノの演奏から、楽曲は『投影された在りし日の肖像と云う名の亡霊』へ。今にも壊れそうな歌声と演奏が、心を痛く縛りつけていく。でも、その悲痛な想いが、病み()を抱えた心にはとても愛おしい音色だった。

 

「慈愛と深い愛情を込めた楽曲です。願わくば大切な人の心に届けば嬉しい」。アコギと弦楽、ピアノの音色が悲しく絡み合う音を受け、大切な人への想いを馳せるように手鞠は歌を捧げていた。演奏が進むごと歌や演奏へ感情的な熱が膨らみ出していたのは、想いが熱く込み上げてきたせい…?

 

 「他人に対しての妬み、それは自分自身への憎しみだと気づいてゆく。その感情に気づいたときの落胆。でも、それを許せるのも自分自身」。タイゾの掻き鳴らす情熱的なスパニッシュギターの旋律を合図に『感情を媒介として具象化する感傷の逝く宛』を披露。気持ちを掻きむしるように響き渡る情熱を持った演奏は、心に憎悪や後悔の想いを迸らせていた。

 

 「初恋に近い感情を楽曲へ投影。お互いの未来のために互いを励まし合ってゆく、そんな10代の頃の感情がここには綴られています」。『そして君は希望の光の中に消えた』は、甘酸っぱい浪漫と郷愁を抱かせるメロウな曲。この歌は、とても明日を向いている。何処か哀切さを感じるが、演奏と歌声には確かな力が満ちていた。

 

「初雪の儚さが曲のテーマ。歌詞に寒さを表現、それとは対照的に人の温もりを美しく描きました」。タイゾのギターとSoanの奏でるピアノの美しく舞い踊る旋律は、まるで空から降り注ぐ雪のよう。『焦燥の日々の帷、憔悴する白雪姫(スノーホワイト)』、なんてほっとする温もりを抱ける楽曲だろう。その歌声と演奏は、心を温かく包み込んでいた。

 

 「僕は、人見知りのように、心のどこかで他者の介在を恐れているんだと思います。知らない人の意見を拒んでいるのかも知れません」。タイゾがアコギを情熱的に掻き鳴らすと同時に、手鞠が躍動した歌声を解き放った。とても力強く、でも何処か哀切な旋律も絡み合う演奏だ。穏やかな表情が多いSoanプロジェクトwith 手鞠の中、『正否の相違、或いは利害の不一致』はとても躍動した熱と魂を感じさせる楽曲だ。そう、ここには情熱が漲っている。その熱が、たとえネガティブだろうと、そこには凛々しくも感情的な生きざまが描き出されていた。

 

 「今の我々とみなさんの姿。変わらずこの音楽がみなさんに寄り添って生きていけたらなと願いを込めています」。心地好く躍動するスパニッシュな音色に乗せ『それを僕は普遍と呼び、君はそれを不変と詠んだ』が踊りだした。軽快な音色の上で、手鞠も想いの翼を羽ばたかせ軽やかに舞い上がっていた。触れた人の心を解き放つ歌は、自然と笑顔も導いていた。

 

 「自分の大好きなことへ取り組むうえで伴う、責任。待っててくれる人たちの想いは期待に対する原動力でありプレッシャーにもなってゆくこと。今日ここで音楽を交わしていけるのは奇跡のようであり、みんなが寄り添い集まった力の結晶だと思います」。今にも壊れそうな哀切なピアノや弦楽の音色が、まるで夕闇に包まれだした風景をそこ(会場)に映し出していた。『夕闇に鳴動する衝動と幸福の在処』に手鞠やメンバーたちが見ていたのは、この瞬間に仲間たちと触れ合えることの喜びであり、この時間を永遠に刻みたい心模様?!だった。

 

「様々な困難や苦悩の先に気づいた感情の変化や対象への想いを描きました」。そう語り、最後にSoanプロジェクトwith 手鞠は『相対する質量の交錯する熱量』を届けてくれた。すべてを浄化するように響き渡る美しい音の合奏の上で、暖かな温もりを持った歌声を手鞠ははべらせていた。『相対する質量の交錯する熱量』、なんてロマンチックで幸せに満ちた楽曲だろう。その歌や演奏に触れながら、心がキュンと淡く浪漫な色に染まっていた。

 

 MCではコミカルな面も見せながらも、Soanプロジェクトwith 手鞠の本質を知ってもらおうと解説も交え、様々な心の扉を開いては物語を通して本質を垣間見せてゆく。まさに、静謐な情熱を持った第一部のライブだった。

 

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<第二部「結露と結論、至る氷解」>

 

  いつものように手鞠の語りから始まる形で幕を開けた。「さぁ確かめようその手で、その距離感を」。第二部は、一部の最後を飾った『相対する質量の交錯する熱量』から幕を開けた。静謐な調べを奏でるピアノやアコギの音色の上で、手鞠は触れた人たちの想いを包むように暖かく歌いかけてきた。とても胸を打つ浪漫を感じさせる歌だ。その演奏に触れている間中、ときめきにも似た胸の疼きを止められなかった。

 

「今きっと君たちは目に映るすべてが輝いて見えるんだろう。僕にもそんな日がくるのだろうか。願わくばその日の門出を君に祝福して欲しい。そして君は希望の光の中に消えた」。とても力強さを備えた演奏だ。でも、手鞠が歌詞に綴ったのは悲哀を抱えた心模様。その悲しみを嘆くように、力()を込めた演奏が生まれていたのだろうか?!。『そして君は希望の光の中に消えた』が、胸の奥から悲しみを沸き上がらせていた。

 

 「本質的に人は孤独なんだ。だからもう僕の中に入ってこないで。君の価値観の中ではこの僕は成立しないのだから」。タイゾの掻き鳴らす情熱的なアコギの演奏の上で、手鞠が『正否の相違、或いは利害の不一致』に乗せ心の叫びにも似た声を力強く放ちだした。沸き上がる悲しみを、今は吐き出していくしかない。そうしないと、嘆く心が収まらないように

 

  スパニッシュなギターの旋律が、胸を掻き毟るように熱を与えてゆく。「狂騒と情熱が織りなす音楽で、その凍てつく心を溶かしてやろう」。手鞠の言葉を合図に、『感情を媒介として具象化する感傷の逝く宛』が触れた人たちの心に黒い情熱を次々と注ぎ込んでゆく。胸に燃えたぎる炎は、まるで終焉をわかって燃え盛り続けていく妬みや憎みを糧にした情念の火のようだ。

 

  「世界の何処かで誰かが叫んでいた。誰かに放たれた凶弾に倒れたとき、愛しい君が生まれたんだよ。それは神の意志か人の業か、あるいは」。輪廻する人の運命を嘆くように、語り部となった手鞠が『それは呪いと同義語の魂の鎖 永遠に続く祝福と云う名のカルマ』を慟哭にも似た悲愴な歌声を持って綴れ織っていた。なんて痛い悲しみを胸に沈めてゆく歌だろう──。

 

  物語は『投影された在りし日の肖像と云う名の亡霊』へ。今にも壊れそうな歌声のもと、言葉のひと言ひと言を噛みしめるように手鞠は歌いかけてゆく。彼の声に重なる合唱。その演奏と歌声は、まるで鎮魂歌のようにも響いてきた。

 

「君にとって約束とは何だったんだろう。またこの場所で再会するはずがそれが果たされることはなかった。あの日、真っ赤な果実を残していなくなった君へ」。失くした存在を思い返すように、『林檎の花の匂いと記憶野に内在する存在。』が隠していた記憶を甦らせてゆく。今にも心が崩壊しそうな声を持って歌う手鞠、彼の想いへ寄り添うもの悲しさを湛えた演奏。触れながら、とても心が痛かった。でも、その痛みを手放したくはなかった。むしろ、泣きじゃくりながらでも抱きしめていたかった。

 

  「何時か迷うときもあるだろう。けれど思い出して欲しい、君にとっての帰る場所、魂の安息の地。そこできっと、誰かが笑顔で待っているはずだから」。『夕闇に鳴動する衝動と幸福の在処』が、「ここにおいで」と手招いてゆく。誰もがみずからを守ってくれる愛しい存在を思い浮かべながら、夕闇暮れる演奏へ穏やかに心を寄り添わせていた。なんて胸をキュッと疼かせる哀切な憧憬を描き出す歌なんだ。茜色したその音色に、ずっとずっと抱かれていたかった。

 

  「この寒さが僕らを置き去りにする。吐く息の白さが春への距離を感じさせる。さぁ小さな温もりを分け合おう」。『焦燥の日々の帷、憔悴する白雪姫(スノーホワイト)』が見せたのは、雪降る景色の中、サクサクと雪を踏みしめ歩いてゆく風景。その足どりは、何処へ向いているのか。たとえ心が寒さに震えようと、降り注ぐこの歌にずっと手を伸ばし触れ続けていたかった。穏やかな音色に覆われていたかった。

 

  最後にSoanプロジェクトwith 手鞠が奏でたのが『それを僕は普遍と呼び、君はそれを不変と詠んだ』。とても華やかで軽快な、クリスマスという今宵にピッタリな心弾む浪漫を運ぶ楽曲だ。メンバーと、Soanプロジェクトを応援してくれる人たちとの繋がりや絆を示すように。いや、Soanプロジェクトwith 手鞠を支持する人たちとメンバーらとの意志を描いた歌として、『それを僕は普遍と呼び、君はそれを不変と詠んだ』が唇に優しく触れてきた。誰もが幸せを分かちながら、この日のライブを笑顔で抱きしめていた。

 

  一切MCを入れることなく、手鞠の語りと演奏のみで一つ一つの物語を綴っていった第二部。むしろ、Soanプロジェクトwith 手鞠の本質を彼らは第二部で示していた。

 

 Soanプロジェクトは来年118日に、Soanプロジェクトwith 芥として1stミニアルバム 慟哭を鼓動として道とする音』を。21日に、Soanプロジェクトwith 手鞠として1stミニアルバム『静謐を制し征する音』を、それぞれ発売する。2月にはSoanプロジェクトwith 芥が、3月にはSoanプロジェクトwith 手鞠が、それぞれ東名阪を舞台にしたワンマンツアー『静謐を制し征する音、慟哭を鼓動として道とする音』を行なう。これまで都内を軸にした活動だったが、来年よりSoanプロジェクトは徐々に地方にも足を伸ばし始めてゆく。来年からのSoanプロジェクトの動きに、ぜひ熱い視線を注いでいただきたい。

 

 

PHOTO:遠藤真樹

TEXT:長澤智典

 

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セットリスト―

第一部「降雪と考察、曇る視界」

 

1.『それは呪いと同義語の魂の鎖 永遠に続く祝福と云う名のカルマ』

2.『投影された在りし日の肖像と云う名の亡霊』

3.『林檎の花の匂いと記憶野に内在する存在。』

4.『感情を媒介として具象化する感傷の逝く宛』

5.『そして君は希望の光の中に消えた』

6.『焦燥の日々の帷、憔悴する白雪姫(スノーホワイト)

7.『正否の相違、或いは利害の不一致』

8.『それを僕は普遍と呼び、君はそれを不変と詠んだ』

9.『夕闇に鳴動する衝動と幸福の在処』

10.『相対する質量の交錯する熱量』

 

第二部「結露と結論、至る氷解」

1.『相対する質量の交錯する熱量 』

2.『そして君は希望の光の中に消えた』

3.『正否の相違、或いは利害の不一致』

4.『感情を媒介として具象化する感傷の逝く宛』

5.『それは呪いと同義語の魂の鎖 永遠に続く祝福と云う名のカルマ』

6.『投影された在りし日の肖像と云う名の亡霊』

7.『林檎の花の匂いと記憶野に内在する存在。』

8.『夕闇に鳴動する衝動と幸福の在処』

9.『焦燥の日々の帷、憔悴する白雪姫(スノーホワイト)

10.『それを僕は普遍と呼び、君はそれを不変と詠んだ』

 

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【メンバー】

Piano & DrumsSoan

Vocal:手鞠

Acoustic Guitar:タイゾ(from Kra)

Acoustic Guitar & Chorus:祐弥

ViolinSachi(from 黒色すみれ)

CelloAkiko Yamazaki

 

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Soan twitter https://twitter.com/soan_official

Soan Blog http://ameblo.jp/moran-soan

Soan_project https://soundcloud.com/soan_project

 

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CD情報★

 

【Soanプロジェクトwith芥】

1st Mini Album『慟哭を鼓動として道とする音』
2017.1.18(wed)Release 5曲入り ¥2,500(tax in¥2,700) 品番:S.D.R-306
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Recording Musician:
Drums・Music:Soan
Vocal・Lyric:芥(Chanty)
Guiter・Voice:Shun
Bass:Ivy(ラッコ)
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【収録曲】

1.『不確かな箱庭』(Music:Soan Lyric:)

2.『隔つ虚構紡ぐ真実と憧憬』(Music:Soan Lyric:)

3.『透過幕』(Music:Soan Lyric:)

4.arrive(Music:Soan Lyric:)

5.hysteria show time(Music:Soan Lyric:)

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【Soanプロジェクトwith手鞠】

1st Mini Album『静謐を制し征する音』
2017.2.1(wed)Release 5曲入り ¥2,500(tax in¥2,700) 品番:S.D.R-307
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Recording Guest Musician:
Piano・Drums・Music:Soan
Vocal・Lyric:手鞠
Chorus:祐弥
Acoustic Guiter:タイゾ(Kra)
Violin:Sachi(黒色すみれ)
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【収録曲】

1.『夕闇に鳴動する衝動と幸福の在処』(Music:Soan Lyric:手鞠)

2.『それは呪いと同義語の魂の鎖 永遠に続く祝福と云う名のカルマ』(Music:Soan Lyric:手鞠)

3.『投影された在りし日の肖像と云う名の亡霊』(Music:Soan Lyric:手鞠)

4.『感情を媒介として具象化する感傷の逝く宛』(Music:Soan Lyric:手鞠)

5.『そして君は希望の光の中に消えた』(Music:Soan Lyric:手鞠)

 

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LIVE情報★

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【Soanプロジェクトwith芥】
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2.3(fri)高田馬場AREA『慟哭を鼓動として道とする音~東京編~』
2.11(sat)名古屋SPADE BOX『慟哭を鼓動として道とする音~名古屋編~』
2.12(sun)OSAKA MUSE『慟哭を鼓動として道とする音~大阪編~』
全公演前売り¥4,000(tax in・D代別)
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●e+プレオーダー(先行発売)Aチケット- 受付期間終了

●2016.12.17(sat)10:00-一般チケット一斉発売
イープラス購入ページ

東京:http://bit.ly/2h7vBgK
名古屋:http://bit.ly/2hCcDjk
大阪:http://bit.ly/2gQZghZ

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【Soanプロジェクトwith手鞠】
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3.15(wed)名古屋ell.FITS ALL『静謐を制し征する音~名古屋編~』
3.16(thu)大阪RUIDO『静謐を制し征する音~大阪編~』
3.23(thu)Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE『静謐を制し征する音~東京編~』
名阪公演前売り¥4,000(tax in・D代別) 東京公演前売り¥5,000(tax in・D代別・全席指定)
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●e+プレオーダー(先行発売)Aチケット-
【受付期間】1.8(sun)12:00~1.15(sun)18:00
名古屋:http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002206224P0030001
大阪:http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002206107P0030001
東京:http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002206143P0030001
●2.4(sat)10:00-一般チケット一斉発売
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2016年12月29日 (木)

【ライヴレポート】Sick²<女の子を騙すだけの簡単なお仕事です。7>2016年12月27日 新宿BLAZE!2ndフルアルバム発売と全国ワンマンツアー開催も発表。

REPORT - 12:35:39


11月3日の新宿RUIDO K4よりスタートした「10都市11箇所ONEMAN TOUR『Trip or strip』」も、12月27日の新宿BLAZE公演でファイナルを迎えた。

この日は、東京でのワンマン恒例のタイトル「『女の子を騙すだけの簡単なお仕事です。7』」と題して開催。


この日のライブを通し新しいニュースが届けられた。

4月5日にSick²は、2ndフルアルバム『ENIACMANIAC』を2-TYPE発売する。

中には、『CLUBSICK』以降7枚のシングル曲を収録。

もちろん新曲も数曲詰め込むように、これまでの歩みと、これからの姿を提示した作品になりそうだ。

そのアルバムを手に、4月より全国ワンマンツアー「ENIACATOMIC」もスタート。

ファイナルは、「『女の子を騙すだけの簡単なお仕事です。8』「恵比寿、切断。」と題し、恵比寿LIQUIDROOMで行う。

今回もいろんな趣向を凝らしているようで、詳細が告知になるのを楽しみにしていて欲しい。

他にも、2月には4th Anniversaryを記念し「4×4切断」と題したウィークリーツーマンライブを渋谷REXにて開催。

3月15日には新宿RUIDO K4でジェネ★の、3月31日には大塚Deepaで祭-まつり-のバースデーワンマンも決定している。こちらも楽しみだ。

 

近況を記したところで、以下へ12月27日に新宿BLAZEで行われたツアーファイナル公演の模様をお伝えしよう。
「今夜は全員可愛いうさぎさんにしてしまおうかな」。

ジェネ★の言葉を受け、ライブは最新シングル『罪と罰とマゾヒスト』から幕を開けた。

荒れ狂う演奏が舞台上から一気に雪崩のように襲いかかり、観客たちを音の渦の中へと飲み込んでいった。

観客たちも、その熱に負けじと挑んでゆく。冒頭から場内には熱狂という戦いの空間が生まれていた。


意識をキリキリと突き刺す音が襲いかかってきた。

Sick²は『イケナイコドモ』を突き付け、観客たちの理性へ「壊れなさい」とばかりに次々と穴を開けてきた。

空いた穴からは、どんどん冷静な感情が抜け落ちてゆく。

「暴れ狂え!!」、何よりもそれがここでは正しい常識だ。


Sick²流雅な熱を抱いたダンスナンバー『CRAZY TOKYO』の登場だ。

大勢の人たちが扇子を振りながら、狂った花魁気分で妖しく熱狂へ溺れてゆく。

なんて派手派手しくも、感情を妖しく染め上げてゆく宴だ。

激しく走る演奏と身体揺さぶるダンスビートが絡み合い、意識をどんどんトリップさせていく。

その恍惚感がたまらない…。


8ビット要素をまぶした奇天烈な音楽が、頭の中を掻きまわしてゆく。

『(8-bit)ch』が連れ出した、熱狂に狂わされ螺子が次々と外れていく快楽。

意識のチューニングはどんどん狂ってゆく。
すべてを叩き壊すように、黒く荒れる演奏に乗せ飛び出した『鬼畜カレシ』。

興奮に溺れた観客たちは、ジェネ★の導きへ想いを捧げるよう暴れ続けていた。

重厚な音の唸りに合わせ、誰もが身体を大きく揺さぶりだした。

暴走した『VOID』に合わせ、右へ左へと狂ったゾンビのような様で観客たちが騒いでゆく。

感覚を無にしてゆくその破壊性こそ、今宵はとても心地好い快楽のドラッグになる。

 

「君は小悪魔、僕は悪魔」の声を合図に、キラキラと輝きを放つSick²流ロマンティックな高揚曲『絶対天使領域』が場内中に響き出した。

誰もが光を持って弾ける歌や演奏に身を預け、行進する気分のもと浮かれた熱に嬉しく溺れていた。

胸をギラつかせる演奏が、もっともっと狂えと気持ちのアクセルを踏み込んだ。

『ロデオドライヴ』が示したのは、絶望の闇の中を極彩色の熱を放ちながら爆走してゆく感覚。

ギラギラとした演奏が感覚を混濁させ、バネの壊れた人形のように身体の制御を奪いながら暴れ狂わせていった。

なんて華やかなダンスロックナンバーだ。

『Jungle×Jumble』が、頭を真っ白にイレースし、ただただ飛び跳ね続けることを快楽と教えていた。

誰もがジェネ★の動きに合わせ、一緒に踊り続けていた。これは祭だ、狂喜を与える宴なロックだ。


チクチクとした刺激を与えるように、カラフルさと激しさを持って『Fiv Five』がバースト。

キラキラとした音を放ちながらも、その中には重厚さを持った黒い音が渦巻いている。

場内の人たちも手の花を咲かせながら、華やかに爆発した音の欠片たちを全身で受け止めていた。
一転、狂気という言葉が相応しいダークでラウドな音の塊が一気に襲いかかってきた。

凄まじい熱を持った演奏を持って『M-control』が荒れ狂う嵐にも似た熱狂を場内に描きだした。

闇へ瞬時に堕ちてゆく感覚?!。

でも、それが暴れる意識や肌には心地好い刺激だ。

会場中を漆黒の狂気で塗り潰すように流れた『フレゴリの錯覚』。

意識が混濁してゆく。フリーキーな音の絵の具が、感情をどんどん闇色に、狂人めいた色に塗りたくっていく。

でも、それが今の僕らの歪んだ心のキャンバスには必要な色の絵の具なんだ。

 

ライブも後半へ。

「あなたの両目を僕にください」。

ミッド&ラウドな『眼球』は妖しくメロウな、ねっとりとした狂気を抱いた楽曲。なんて甘美な歌だ。

でも、その甘さはだいぶ捩じれていた。むしろ捩じれているからこそ、壊れた身体には心地好い味だった。
演奏は、狂気を携え一気に走り出した。叩きつける凄まじい演奏、「僕に服従してください」とジェネ★が告げたように、誰もが『deep:sleep』の作り上げた歪んだ黒い唸りに身を預け、壊れるがままに身体を揺らし続けていく。

華やかな狂気という言葉こそ、この曲に相応しい。

黒い熱狂の花を咲かせるように『妄想悪魔審判』が駆け出した。とても痛い歌だ。

でも、悪魔の囁きやきは「痛みに溺れろ」と熱狂を求めてゆく。気

持ちがどんどん上がっていく。

黒い闇の熱狂の宴は、なんて痛い陶酔を与えてくれるんだろう。

さらに『Dr.Earache』が次々と頭の螺子を外しだした。

ジェネ★の導きへ従うように、従順な僕(しもべ)と化した観客たちがフロアー中に大きな漆黒の花を咲かせていた。


狂った演奏はさらに熱を持って暴れ出した。

『isotope』が場内に作り上げた、轟音と華やかな歌にまみれ踊り狂う遊興の空間。

熱しきった狂喜を引き連れながら、Sick²は最後に煽りナンバー『ヴィデオドローム』を叩きつけ、会場中に咲き乱れるヘドバン空間を作り上げていった。

終わりを忘れた狂喜と狂気のバトルこそ、何よりも痛い恍惚与える刺激剤だ。

 

アンコールは、激烈なダンスビートナンバー『CLUBSICK』からスタート。

理性を一気に吹き飛ばす演奏に触発され、ふたたびフロアは狂った宴に興じる空間に塗り変わっていた。

熱狂を連れたまま演奏は、はちゃめちゃなパーティチューン『LIVEALIVE』へ。

触れた人たちの気持ちを無邪気な色に染め上げてゆく様もSick²の魅力の一つ。

ダークな黒いSick²も惹かれるが、キラキラとしたときめきを放つSick²も味わい続けたい大切な表情だ。

最後に届けた『Lavi!』でも、会場中を熱狂に溺れる快楽の宴の場に変えながら、Sick²は訪れた人たちの心を裸にしていった。

 

先にも記したように、今後のSick²は4月5日に2ndフルアルバム『ENIACATOMIC』を発売。

同時に、全国ワンマンツアーをスタートさせる。

ツアーのファイナル公演は、「恵比寿 切断」と題した5月5日の恵比寿LIQUIDROOM。さ

らに大きな動きを見せるSick²から目を離さずにいて欲しい。

 

 

TEXT:長澤智典

 

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―セッリトスト―
『罪と罰とマゾヒスト』
『イケナイコドモ』
『CRAZY TOKYO』
『(8-bit)ch』
『鬼畜カレシ』
『VOID』
『絶対天使領域』
『ロデオドライヴ』
『Jungle×Jumble』
『Fiv Five』
『M-control』
『フレゴリの錯覚』
『眼球』
『deep:sleep』
『妄想悪魔審判』
『Dr.Earache』
『isotope』
『ヴィデオドローム』
-ENCORE-
『CLUBSICK』
『LIVEALIVE』
『Lavi!』

 

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Sick² Web
https://planet-child.jp/sick2/

 

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★CD情報★


2017年4月5日(水)
2nd FULL ALBUM『ENIACMANIAC』RELEASE


TYPE-A 価格 3,500円(税別)
TYPE-B 価格 3,000円(税別)
収録内容後日発表!!

 

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★LIVE情報★

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Sick²ジェネ★バースデーワンマン
『ハッピーバースデージェネ★』
■2017年3月15日(水)新宿RUIDO K4


OPEN 18:00 / START 18:30
前売り¥3,500 / 当日¥4,000(ドリンク別)


[チケット]
A.e+プレオーダー 受付期間:1/7~1/15
B.e+一般発売 2/4~発売

[出演]
Sick²
ちゃんとSick²!? ※ジェネ★がマイクスタンドで真面目に歌います

[問]RUIDO K4 03-5292-5125


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Sick²祭-まつり-バースデーワンマン
『まつりさん、幸せですか?』
■2017年3月31日(金)大塚Deepa


OPEN 18:00 / START 18:30
前売り¥3,500 / 当日¥4,000(ドリンク別)
[チケット]
A.e+プレオーダー 受付期間:1/7~1/15
B.e+一般発売 2/4~発売

[出演]
Sick²
企画:祭が全パートにチャレンジ!

[問]Deepa 03-3984-6085

 

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2nd FULL ALBUM『ENIACMANIAC』発売記念ワンマンツアー
『ENIACATOMIC』
4月8日(土)HOLIDAY NEXT
4月9日(日)心斎橋soma
4月11日(火)福岡DRUM SON
4月23日(日)仙台space Zero
4月25日(火)札幌Crazy Monkey
4月26日(水)札幌Crazy Monkey
開場18:00 開演18:30
前売3,500円 当日4,000円

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TOUR FINAL『女の子を騙すだけの簡単なお仕事です。8』
「恵比寿、切断。」
5月5日(祝)恵比寿LIQUIDROOM
開場17:15 開演18:00
前売3,800円 当日4,300円
※各メンバー別チケット発売になります
入場特典あり!!
【チケット】
DISK GARAGE HP1次先行抽選受付 12/27 21:00~1/9 23:00 整理番号A1~ 特典付き
DISK GARAGE HP2次先行抽選受付 1/23 18:00~2/5 23:00 整理番号B1~ 特典付き
DISK GARAGE HP3次先行抽選受付 2/11 21:00~2/26 23:00 整理番号B続き 特典付き
3/5 10:00~ 各プレイガイド一般発売 整理番号C1~ 並列入場 特典付き

【特典内容】
Aチケット:メンバー別肉声CD(A type)&各メンバー別直筆サイン入りポストカード(未公開写真①)
Bチケット:メンバー別肉声CD(B type)&各メンバー別直筆サイン入りポスター(未公開写真②)
Cチケット:メンバー別肉声CD(C type)&直筆サイン入り集合ポスター(未公開写真)
※特典の引換は全て公演終了後におこないます。引換の際にはチケットの半券が必要となりますので
無くさずにお持ちください。

[問]DISK GARAGE 050-5533-0888(平日12:00~19:00)

 

 


2016年12月21日 (水)

【ライヴレポート】2016年12月16日(金)新宿BLAZE★AKi Tour 2016『Doom boombox』FINAL!!純然たる“ロックバンド”が示した、「いつだって“キミらしくあること”。」

REPORT - 12:44:37


 関東を中心に8都市のライブハウスでAKi(シド・ベーシスト明希)が行ってきたサーキットツアー“Doom boombox”が、

12月16日に新宿BLAZEでファイナルを迎えた。公演を重ねるたびに増していったライブの熱も、この日は頂点に到達。
ファイナルに向けるメンバーの意気込みとファンの期待がぶつかり合い、愛情あふれる灼熱の空間を創り上げた一夜の模様をお届けしたい。



 

「ツアーファイナル、始めようぜ!」



 

 登場するなり満員のフロアを大きく腕で煽り立て、そんな叫びと共にライブの幕を開けたのは、
11月に発売された最新シングル「STORY」に収録の「Missing」。
激しく鋭いピッキングからも、無防備な愛を歌う焼けつくようなボーカルからも、この日に賭けるAKiの熱い気合いが容赦なく伝わってくる。
続く「Be Free」ではベースをかき鳴らしながら大きく上半身を振りたくり、ギターの佑聖(ex. THE KIDDIE、GUTS AND DEATH)と
一つマイクで掛け声をかける前を、もう一人のギタリスト加藤貴之(兎-usagi-)が堂々と横切って、
宮上元克(THE MAD CAPSULE MARKETS)が火花散らすドラミングで圧倒。
息つく間もなく放たれた「Fahrenheit」でもツインギターの見事な速弾きが炸裂し、
盛り上がる客席を「叫ぼうか新宿!」と牽引するAKiにはフロントマンとしての頼もしさが満ちていた。
そう。これは単なるAKi+サポート陣のパフォーマンスではない。
ソロプロジェクトといえど、彼が目指すのはあくまでも純然たる“ロックバンド”なのだ。

 



「新宿BLAZE、準備はいいか! 今日はヤベーの観に来たんだろう? 誰一人置いていったりしないからな、お前ら。
拳と声援で俺たちの音に応えてくれ! 最高の景色を共に作ろうぜ!」



 

 その言葉通り、タイトルを叫びながらオーディエンスが飛び跳ねる「HEADZ UP」から、
不穏な低音ベースに満場の手拍子が湧く「FAIRY DUST」、妖艶なシャッフルチューン「FREAK SHOW」と、
客席/ステージ共にフリーダムでアグレッシヴな景色が展開されてゆく。
「もういっちょ行こうぜ新宿、グチャグチャになっちまえ!」と始まったインスト曲「Swag」に至っては、
手拍子するフロアにAKiが水を噴きかけ、ドラム、ベース、ギターと続くソロ回しでスラップベースを轟かせたあげく、
愛器を高々と掲げて「Thank you!」と一言。ロック極まるパフォーマンスで観る者を躍動させながらも、
しかし、それだけで終わらないのがAKiのロックだ。
アコースティックギターの柔らかな響きと野太いベース音の狭間にAKiのファルセットが優しく被さる「LOOP」に、
明から暗、静から動へと狂おしく弾ける「Day 1」では、バンドサウンドとのギャップを活かした幻想感で場内を魅了。
また、妖しくうねる声音とがなり立てるような叫びが共存する「ジウ」、
四つ打ちのダンスビートにパッショネイトな動きが融合する「In Vain」でも、
無機質なデジタル音と迫力ある生音のミクスチャーがフロアの温度をさらに上げていく。



 

「汗止まんないよ、みんなの熱気がすごくて! 遂にこのツアーのファイナルがやってきました。
今日は全てを塗り替えていきたいと思います。最初にも言ったけど、一人も置いていかないからね。
みんなに伝わるまでやめないよ、今日。全部受け取っていってくれ!」

 



 そこから雪崩れ込んだ終盤では「libido」で満場の拳が突き上がり、
「Brave New World」で起こる“ハイ!ハイ!”の声が、疾走するボーカルとプレイにさらなる勢いを加えてゆく。
その声の大きさは、毎回オーディエンスを二手に分けて声援合戦をさせていた「ミッドナイト/狂騒/DARLING:」でも、
「なんか分けてやるのもったいねーな。全員でトコトンやろうぜ!」とAKiに言わしめたほど。
さらに渾身の声と拳をあげるフロアにダイブして文字通りの狂騒を呼ぶと、
「STORY」では自らが信じた道を往けとポジティブなメッセージを爽快なバンドサウンドで叩きつけて、
湧き上がる場内に笑顔でサムズアップを突きつける。



 

 一瞬の隙なくトバしまくった本編とは対照的に、アコースティックアレンジの「tonight」でリリカルに幕開けたアンコール。
そこでは想いの籠もった表情豊かな歌声とロングトーンに、ボーカリストとしての確かな成長も感じ取ることができた。
MCでは「新宿は伝説の……私が酔っ払ってキムチを投げた街です!」と笑わせ、
MUCCとのダブルヘッドラインツアー“M.A.D”に初のワンマンツアー“HEADZ UP&DO IT!”、
L’Arc~en~CielのKen主宰による“PARTY ZOO”と、今年経験してきたライブを振り返る一幕も。
そして「今まであまり演ってこなかったけど“好き”という声も多かったので」と今ツアーで演奏されてきた「Life is…」に、
タイトル通り共に大声で歌う「Sing it Loud」と、地に足のついたロックンロールで一体感を高めたところで贈られた「The Inside War」の高揚感ときたら!
「歌ってくれるかい、新宿? デッケー声出すぞ!」というAKiの呼びかけに、客席からは大合唱と拳の嵐が湧き起こって、
共に歌う“終わりのない歌を歌おう”というリリックがダイレクトに胸に突き刺さる。
彼が伝えたいのは、いつだって“キミらしくあること”。そしてAKiという活動自体が、その最たるお手本なのだ。

 



「純粋に音楽を、ライブを楽しんでやれたツアーでした。みんなの一つ一つの声が俺たちを最高のライブに導いてくれました。
次の曲はソロをやらせてもらって、みんなに“ありがとう”の想いを向けた曲です。ツアーで貰った一つ一つに声援と拍手に感謝します」



 

 最後に演奏された「Skyfall」で“愛しい人よ やめないで”と伸ばされた腕には、ソロ活動を支えた全ての人々へのありったけの愛情が溢れていた。
それに応えて大きく手を振るオーディエンスの姿と壮大な広がりのあるサウンドに、大きな感動が胸に満ちてゆく。
その記憶を留めるかのようにフロアをバックに全員で記念撮影をし、
メンバー4人で肩を組んでオフマイクで「どうもありがとう!」と叫んで一礼したAKiは、
一人残って目の前の人々を抱きしめるように自らに腕を回した。
それでも鳴りやまぬアンコールの声に、再びステージに登場すると、嬉しい約束の言葉を残してくれる。



 

「本当に最高のツアーでした! ここにいる全員、絶対忘れないから。本当にどうもありがとう。また、どこかで会いましょう!」



 

 そして長く下げていた頭を上げると、「愛してるよ、バイバイ!」と笑顔でステージを去ったが、
つまりAKiが約束してくれたのは“終わりのない歌”を歌い続けてゆくということ。
自らの信じる道を貫いた経験は、今後の彼のアーティスト人生を大きく花開かせてゆくに違いなく、
ここに誕生した強固なロックバンドに再び出会える日を、楽しみに待っていたいと思う。

 

TEXT◎清水素子 

PHOTO◎西槙太一

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AKiオフィシャルサイト
http://www.dangercrue.com/AKi/index.php

 

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<AKi イベント出演情報>


MAVERICK DC GROUP 35th Anniversary JACK IN THE BOX 2016
2016年12月27日(火) 日本武道館
OPEN 13:00 / START 14:00
 
【出演】MUCC / シド / ムド / シック / AKi / ユナイト / カメレオ / CLØWD / VALS
PARTY ZOO Ken with Naughty stars 20th&25th Celebration 
(Ken、YUKKE(MUCC)、AKi、将(A9)、ヒロト(A9)、虎(A9)、怜(BAROQUE)、圭(BAROQUE)、
kazuma(gibkiy gibkiy gibkiy)、KENZO)
PAUL(44MAGNUM) / JIMMY(44MAGNUM) / D’ERLANGER
MDC SUPER ALL STARS and more…
 
【チケット料金】¥7,500(全席指定・税込) ※4歳以上有料
【チケット発売中】


 
JACK IN THE BOX 2016オフィシャルサイト http://www.jack-itb.com/
 

 







2016年12月17日 (土)

【ライヴレポート】<umbrella>2016年12月16日 OSAKA MUSE。多くの人に支えられた2016年を締めくくるumbrella ONE-MAN〜Chapter.3 「体温」

REPORT - 16:15:54

 

<もらった「体温」を持って、「踏出(ふみだす)」次の一歩へ。umbrellaとは何なのか。今、改めて彼らが提示する。>

 


12月16日、OSAKA MUSEに集まったたくさんのファンが息を飲み最初の音を待つ。
この日の1曲目は「月」。澄んだ高い空から暗闇を照らす銀色の月が、目に浮かぶような楽曲だ。

 

「umbrellaの歌モノとは何かを説明するような曲です(Vo.& Gt.唯)」と演奏されたのは“造形アリス”。続く“レイニングレター”では、歌声と音が溶け合い、耳に心地良い。

 

「歌モノバンドとして、ライヴバンドとしての意識を変えたきっかけの曲です。“軽薄ナヒト”(唯)」
ここから堰を切ったように、熱く激しい楽曲が立て続けに演奏され、オーディエンスが拳や手拍子で応える。柊が背面でギターを演奏する豪快な姿と小気味良いDr.将のリズムが印象的な “ Witch?”では、メンバーとファンが一緒になってジャンプする。

 

「みんなの楽しそうな姿を見ると、良かったなって。音楽って、いろんなことをできた方が楽しいんですよ、やっぱり。そんなumbrellaの本質をきいてください。“微熱”(唯)」
まっすぐ前を見つめて歌う唯の口から「体温」がとめどなく溢れ出す。静かなようで確実に熱を持って刻まれる一音一音が、まさに微熱のようにじわりと会場に熱を与え続ける。
本編を締めくくる“ヨルノカーテン”は、11月にリリースされた4thシングルの表題曲。歌詞になぞらえ「これからも僕たちをよろしくね、ありがとう!」と唯が叫び、春は身体全体でベースを演奏する。全員がこの日いちばんの笑顔で『これがumbrellaだ!』とばかりの自信に満ちた表情を見せてくれた。

 

アンコールでは、結成記念日である3月14日、約1年ぶりに東京でのワンマンライヴ【Chapter.4 「 踏出 」】を開催することが発表された。2016年のリリースやさまざまなライヴを経て改めて「心に傘を」という原点を掲げ、次のステージへ踏み出していきたいという彼らの強い意思が込められている。

 

そして最後に演奏されたのは“アラン”。明るい中にもumbrella節が光るこの曲は、彼らの未来を描いているようで、今後への更なる期待が高まる。
umbrellaがより一層の進歩を見せつけてくれるであろう次回ワンマンライヴも決して見逃さぬよう、ぜひZirco Tokyoへ足を運んでほしい。

 

TEXT:田端郁(HoneyMilkWorks)
PHOTO:chi.yow / Ryo Kawakami

 

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umbrella ONE-MAN 【Chapter.4 「 踏出 」】

日程:2017 年 3月 14日 (火)
出演:umbrella

開場18:30/開演19:00
会場:Zirco Tokyo


前売 ¥3,500 / 当日 ¥4,000
(入場時ドリンク代別途)


★チケット:
・Aチケット(umbrellaライヴ会場物販手売り)
2017/1/14~ライヴ会場にて販売開始
・Bチケット
e+(2017/1/15発売)
・バンド予約
【入場順】A→B→バンド予約

 

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この時代に流されて見えなくなった本当に大切な事を伝えたい。心の雨は僕達が守るよ。
傘は此処だよ。(唯)

 

umbrellaとういうバンドが始まって数年こうやって周年にワンマンを出来るのは、やはり愛してくれる人が沢山いるからだと思うと、嬉しく思う反面沢山恩返しをしないと、と思います。
音楽を通して沢山の事を伝えて行きたいと思います。まだまだ前を見て歩き続けます。(柊)

 

ありがたいことに結成日から止まらず突き進んできました。またこの日から一緒に踏み出して進んでいきましょう。(春)

 

結成日に東京でワンマン出来る事が嬉しいです。これも普段から応援してくれる皆さんのおかげです。
「踏出」ということで、これからもガンガン攻めていこうという気持ちからこのタイトルにしました。よろしくお願いします。(将)

 

★umbrella★

http://xxumbrellaxx.com/

 











2016年12月12日 (月)

【defspiral】波乱の2016年を走り抜け、2017年はさらなる飽くなき探究へ。12月10日<<defspiral oneman live 2016 CENTER OF THE SPIRAL>新宿Zirco Tokyo レポ

REPORT - 13:58:09

 

 12月10日、defspiralが年末恒例ワンマンライブ <defspiral oneman live 2016 CENTER OF THE SPIRAL>を新宿Zirco Tokyoにて実施し、2016年の活動、共に奏でてきた楽曲の数々を振り返り、2017年さらなる探究心を持って活動することをファンの前で宣言した。

 

 <CENTER OF THE SPIRAL>はdefspiralが毎年年末に行っているワンマンライブ。今年は異例の2daysでの開催となり、1日目は、-YOUR REQUEST DAY-と題したファンからのリクエストを募集。2日目となったこの日は-OUR ANSWER DAY-と題し、今度はメンバーからファンへ感謝の気持ちを伝える特別な一夜となった。

 defspiralとしては久しぶりの2daysライブ。2日目となるこの特別なライブの始まりは、defspiralとのどこまでも続く未来さえも感じさせてくれるポップでありながら壮大な楽曲「BRILLIANT」からスタート。「Arcoromancer」、「MASQUERADE」、「NIGHTMARE」、「Serenade」と大人で耽美な楽曲からdefspiralの代名詞であるダンサンブルなナンバー、疾走感溢れる楽曲までが一気に押し寄せる。

 Ryo(Ba.)のアップライトベースが妖艶に響き渡る「カナリア」をしっかりと聴かせ、MASATO(Gt.)のノイジーなギターから「Vermilion」へとつながりダウナーな世界を展開。一転して「VOYAGE」では新たな世界を切り開き、ステージに光が差し込む。

 「例え100票であれ1票であれ、みんなの『この曲を聴きたい』という想いを感じまして、改めて自分たちの曲を愛おしく感じます。」と前日のリクエスト企画を通して改めてファンの想いを受け取り、ステージからそれに応えるdefspiral。バンドとしては初の試みではありながらも、そこには長年培ってきたバンドとファンとの愛が溢れていた。そのまま本編ラストの「SILVER ARROW」までステージとフロア、圧倒的一体感を持って駆け抜けた。

 

 アンコールでは、「2016年、いろいろなことが有りましたが、こうやって最後みんなとワンマンライブ感じ合うことができてよかったです。」とファンに改めて感謝の気持ちを伝えるTAKA(Vo.)。2016年は年明けからMASAKI(Dr.)が腰の故障のため活動を休止、実に8ヶ月以上サポートメンバーを迎えての活動を余儀なくされた。しかし、そのMASAKIも夏のツアーには完全復活。この日はそのMASAKIから2017年春のツアー、毎年大切に実施している周年ライブの告知も行われ会場から大きな歓声が沸いた。「トワイライト」、「RESISTANCE」、「LOTUS」とアンコールにて3曲を披露し、「不甲斐ない思いも今年はしましたし、その中で改めて感じたこともたくさん有りました。その答えは2017年に持ち越すことになるかもしれませんが、その思いを音楽に込めて、言葉に込めて、来年素敵なバンドを届けていきたいと思います。2017年もよろしく。」とdefspiral としては2年ぶりとなる新シングル楽曲「AFTERGLOW」を初披露。フロアからはこの日最大の喝采が起きた。計4曲をアンコールにて披露するも、それでも大興奮のファン達からメンバーを求める声は止まない。ダブルアンコールに応え「CARNAVAL」をさらにプレゼント。合計21曲にも及ぶ2016年最後のワンマンライブは、希望の光に満ち溢れるものとなった。

 

 2016年、確かにdefspiralとして順風満帆な活動が出来なかったのかもしれない。しかし、その分大きな愛をFreaks(:defspiralファンの呼称)から受け取った1年でもあった。2017年はそれに答える、そのANSWERを届ける、まさにこの<CENTER OF THE SPIRAL>「-YOUR REQUEST DAY-」、「-OUR ANSWER DAY-」の二日間がその気持ち、姿勢を象徴しているのではないだろうか。

 

Photo : HIROYUKI UENO(nonfix creative)

 

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◎2017年2月、約2年ぶり待望の2017年 第一弾シングル「AFTERGLOW」リリース決定!

2017 .2.22 (wed) Release!

13th Single『AFTERGLOW』

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TYPE A 【CD+DVD】

品番 SSCPC-0015

価格CD+DVD 1944円(税込)

JAN 4571270934242

【CD】

収録曲

M1.AFTERGLOW、他 新曲1曲+インストルメンタル含む4曲

※defspiral 7th Anniversary live -Dear Freaks- リハーサルご招待応募券付き

【DVD】

収録内容

M1.AFTERGLOW MUSIC VIDEO

M2.AFTERGLOW -Behind the scenes-

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TYPE B 【CD】

品番 SSCPC-0016

CDのみ 1620円(税込)

JAN 4571270934259

収録曲

M1.AFTERGLOW、他 新曲1曲+インストルンタル含む5曲

※defspiral 7th Anniversary live -Dear Freaks- リハーサルご招待応募券付き

 

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◎ defspiral oneman tour 2017開催決定!

Tour Final & defspiral 7th Anniversary live -Dear Freaks-

5.26(Fri) 渋谷TSUTAYA O-WEST

ツアーの詳細は後日発表!

 

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◎ defspiral presents TAKA & MASAKI Birthday Party2017開催決定!

-BIRTHDAY LIVE-

4.15 会場:横浜 O-SITE ※チケット情報等は後日発表!

-BIRTHDAY BUS TOUR-

4.15〜4.16 ※宿泊先、申込等詳細は後日発表!

 

★defspiral★

http://www.defspiral.com/index.php