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2017年03月02日 (木)

【ライブレポート】<KISS the CROWN>★2月24日(金)高田馬場AREA★双子の兄弟の生誕祭を兼ねたワンマンライブ『天限突破』。

REPORT - 23:19:59

 

 昨年、KISS the CROWNが恵比寿aimを舞台に行い続けた6ヶ月連続無料ワンマン公演。あのときは前月の動員を更新出来なかった場合、その月の時点で連続公演は終了という形で実施。結果、彼らは6ヶ月間動員を上げ続け、同シリーズ公演を華々しく終えた。同時に彼らは、6ヶ月連続公演の集大成として、また一つ大きな挑戦を掲げた。それが、双子であるヴォーカルYu-taとベースKentaの生誕祭も兼ねて224()に高田馬場AREAを舞台に催されたワンマンライブ『天限突破』Vo.Yu-taBa.Kenta 双子聖誕祭 単独公演だった。

 

彼らはまだ夢の途中。決して満足いく結果ではなかっただろう。だがそれが、今のKISS the CROWNの現実。昨年行った連続単独公演での努力や成果は、まだまだ大きく花開くまでは時間がかかりそうだ。でも大切なのは、どれだけ人の心を動かすライブを行えるのか?! ここからは、当日の模様をお届けしよう。

 

KISS the CROWNは熱を求める観客たちを強く抱きしめていた。

                                 

  「さぁAREA、存在証明していこうか!!Yu-taの声を合図にライブはパワーを抱いた『Q.E.D.』から幕を開けた。荒ぶる音を背に、歌心を持った楽曲で観客たちを煽ってゆくYu-ta。間奏では、観客たちがフロアーの中を左右にモッシュしたり、熱い想いを手の花に変え咲かせていた。KISS the CROWNもまた、自分たちの存在する証を示そうと凛々しく歌や演奏をぶつけてきた。

 

  唸るKentaのベース。「揺らせー」の言葉を合図に炸裂したヘヴィグルーヴな『銃痕-Bullet Mark-』。客席前方では、ファンたちが大きく身体を折り畳んでゆく。スリリングなのに派手さも抱いた楽曲だ。想いを解き放つように歌うサビに観客たちが熱く反応してゆくのもわかる気がする。

 

  「この日は俺たちの今年の一つのポイントになるライブ。今日は、昨年行った6ヶ月連続無料ワンマンの集大成であり、一つの終着点だと思っています。俺たちは覚悟を見せていくので、お前たちも覚悟を見せてくれるかっ!!

 

   哀切なShow-Diのギターに優しく絡むKentaのベース。だが、Tatsuyaの荒ぶるドラムが炸裂すると同時に、『Oxidation』は一気に放熱しだした。沸き上がる感情のままに想いをぶつけてゆくYu-ta。歌系楽曲でありながら、解き放つ熱に気持ちを触発されるせいか、場内には身体を揺らし大きな花を咲かせる観客たちの姿があった。どんどん熱が上がってゆく、それこそがライブのあるべき姿。

 

  「まだまだお前らそんなもんじゃないよなー!!Yu-taの煽りに続いてKISS the CROWNが観客たちを連れだしたのは、灼熱の夏の風景。重い音を響かせながら、艶めいた情熱を塗りたくった『Golden Summer』を通し、4人は観客たちに熱い誘いをかけていった。妖しいその誘いは、観客たちの身体をどんどん熱狂という形に変え火照らせていった。大人の色気も漂わせる情熱的なロックチューンは、初な女の子たちには眩しい刺激かも知れない。

 

  続く歌謡メロウ/哀愁ジャジーな色気を携えた『Egoistic Paint』でも、KISS the CROWNはアダルトな男の魅力をプンプン解き放っては、観客たちに艶めいたモーションをかけてゆく。ストレートに煽るだけではない、熱を求める観客たちを、巧みに変化球を効かせた楽曲を魅力に強く抱きしめていった。

 

  センターに立ったKentaが煽りだした。『Taboo rendez-vous』を通しKISS the CROWNが禁断の扉を開け放てば、Yu-taは口説くように、秘めた想いを告白するよう歌いかけてきた。熱情した気持ちへ暴れる感情を持ってしっかり返さないと、互いに抱きしめ合うなんて不可能だ。揺れるフロアーの空気が、それを示していた。

 

全員で想いを一つに興奮と感動を作りあげてゆく、その関係性が嬉しいじゃない。

 

  ステージの背景には、6ヶ月連続公演時にファンたちがメッセージを書いたバックドロップを貼っていた。KISS the CROWNを支え続けてくれるファンたちへの感謝の想いを込め、彼らは新曲の『心、ヒラリ』を披露。沸き上がる情熱を疾走する演奏に乗せ、今にも感情壊れそうな表情を持ってYu-taが歌いかけてきた。

 

  スリリングな、胸を熱く昂らせる情熱的な歌系疾走曲『Calling』の登場だ。演奏が進むごとに激しさと込み上がる熱がどんどんヒートアップしてゆく。高い熱を帯びた演奏に触発され、歌に心揺さぶられていた気持ちが何時しか声を上げずにいれない情熱に変わっていた。

 

  なんて胸をグッと涙で濡らすShow-Diのギターの旋律だろう、あふれんばかりの想いをぶつけてゆくYu-taの歌声にも気持ちが熱く触発されていた。スリリングでタイトなリフビートを受け、身体は揺れずにいれなかった。歌系情熱歌『One Bet Story』が作り上げた一体化した風景。大サビ前には観客たちの合唱も登場。ここにいる全員で想いを一つに興奮と感動を作りあげてゆく、その関係性が嬉しいじゃない。

 

心の本音を沸き上がる想いを持って素直に歌い奏でからこそ、誰もが両手を大きく広げ、舞台上から降り注ぐ気持ちをすべて受け止めていたかった。

 

  「俺たちはみんなを理想の場所へと連れていけるのか?! 俺たちがみんなに感謝を伝える唯一の方法は歌を届けること。ありったけの想いをこの歌に詰め込んで伝えます」Yu-taの言葉に続けて奏でたのが、美しくも物悲しい音色へ胸が涙色に染まりそうになったバラードの『今、見つめるべきもの』。シンプルな演奏の上で、今にも感情が崩れそうな声でYu-taは歌いかけてきた。いや、想いを解き放っていたと伝えたほうが正解だ。Show-Diの泣いたギターの演奏に胸がキュッと鳴れば、演奏が進むごと壊れそうな想いを感情のボリュームを上げながら歌うYu-taの歌声にズッとズッと心が釘付けになっていた。

 

  哀愁センチメンタルな歌と演奏の幕開け。なんてハートフルな歌だろう。側で優しく寄り添うよう、感情的な色を持って言葉を響かせたバラードの『おやすみ』が優しく染み渡ってきた。その歌声から目を離したくはなかった、耳を、気持ちをずっとずっと傾けては、心でその想いを抱きしめ続けていたかった。

 

  荘厳な音色が場内を包み込んでゆく。一転、Yu-taの光を帯びた歌声を合図に演奏は『パノラマノキヲク』へ。先に2曲続いたバラードとは異なる、歌で触れた人をきつくきつく抱きしめるようにYu-taが、3人の演奏がせまってきた。その歌は、愛しい人への想いを赤裸々に告白するよう。いや、心の本音を沸き上がる想いを持って素直に歌い奏でたからこそ、誰もが両手を大きく広げ、舞台上から降り注ぐ気持ちをすべて受け止めていたかった。

 

終始止まることなく観客たちは弾け続けていた。KISS the CROWNの熱い接吻を受け、はしゃがずにいれなかった。

 

  KISS the CROWNは誰もが人前に出せない感情を歌っていければいいなと思います。みんなの感情を押す歌であれたら。気持ちが滅入ってるときに俺たちの歌を聴いてテンションを上げてゆくことも、俺らなりの想いの返し方だと思います」

 

  哀愁メロウな歌声は熱狂へ導くための合図だった。演奏が炸裂すると同時に、『カミソリ』が牙を剥いて襲いかかってきた。泣きと高揚した歌を交錯させながら、情熱と激烈な演奏を交わしながら、その歌と演奏は観客たちの身体や意識へ情熱という焔を燃え盛らせていった。終盤に生まれたヘドバンの渦が、それを示していた。

 

  「さぁ濡らしてこい!!」、スリリングに炸裂した演奏の上で、観客たちがYu-taと同じ振りをしながら場内へ気持ちを一つにした風景を作りあげてゆく。『自暴自棄午前0時』の演奏にあわせ、くるくるその場を廻りながら無邪気な笑顔で飛び跳ねる観客たち。「今が幸せなら廻れ!」、観客たちの理性はどんどん壊れてゆく。フロアーには火照りきった熱が確かに渦巻いていた。

 

  「頭の螺子を外して馬鹿になれますかー!!」、『もしゅもしゅ』が騒ぎまくる合図だった。誰もが、右へ左へ跳ねながら移動してゆく。終始止まることなく観客たちは弾け続けていた。KISS the CROWNの熱い接吻を受け、はしゃがずにいれなかった。

 

  熱狂の声がサイレンのように場内へ鳴り響いてゆく。最後は、カラフルにパワフルに弾けた『セツナサクラ』だ。キラキラとした、でも痛み持った演奏に身体が刺激を受ければ、気持ちの琴線を揺さぶる歌が頭の中をリフレインしていた。何より、ともに熱狂をぶつけあっては弾け続けていたかった。

 

舞台上から降り注ぐ魂滾る歌をずっとずっと独り占めしていたかった。

 

  アンコールでは、この日誕生日のYu-taKentaのためにサプライズでケーキが登場。嬉しいセレモニーに続き届けたのは、力強く情熱的な歌と派手に弾けた演奏へ熱い胸の昂りを抑えられなかった『ワスレナグサ』。歌に心を揺さぶられる感覚とは、この瞬間のことを言うのだろう。大勢の人たちが熱に浮かれ両手いっぱいに花を咲かせながら、舞台上から降り注ぐ魂滾る歌をずっとずっと独り占めしていたかった。

 

  「後悔だけは残すんじゃねぇぞ!!」。最後の最後にKISS THE CROWNはスリリングでハード&ワイルドな『独リヨガリ「I」ノウタ』を叩きつけ、張り裂けんばかりの声を上げるファンたちと熱くきつく抱きしめあっていた。

 

 KISS the CROWNは、5月に1stアルバムを発売する。そして519日には、新たなワンマンライブも決定した。

 

  感情的な歌を軸に据えながらも、その想いをソリッドでスリリングな演奏でドラマチックに彩ってゆくKISS the CROWN。その音楽性が、これからどんな風にこのシーンへ広がってゆくのか、興味を持った方は一度触れてみて欲しい。

 

 

TEXT:長澤智典

PHOTO:小塩暁人

                                  

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KISS the CROWN Official Website

http://kissthecrown.com/

KISS THE CROWN twitter

https://twitter.com/k_t_crown

 

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CD情報★

 

1st Single『カミソリ』

2016.6.8 NOW ON SALE

 

1,500-(税込)VTED-0012

発売元:VISUNITED RECORDS

販売元:タイムリーレコード

 

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LIVE情報★

 

37日(火)新宿RUIDO K4

311日(土)池袋CYBER

314日(火)新宿RUIDO K4

322日(水)恵比寿club aim【スリーマン】

323日(木)HOLIDAY NEXT NAGOYA

324日(金)HOLIDAY OSAKA

328日(火)HOLIDAY SHINJUKU

43日(月)新宿RUIDO K4

412日(水)新宿RUIDO K4

510日(水)新宿RUIDO K4

519日(金)高田馬場AREA【ワンマン】

 

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-セットリスト-

Q.E.D.

『銃痕-Bullet Mark-

MC

Oxidation

Golden Summer

Egoistic Paint

Taboo rendez-vous

MC

『心、ヒラリ』

Calling

One Bet Story

MC

『今、見つめるべきもの』

『おやすみ』

『パノラマノキヲク』

MC

『カミソリ』

『自暴自棄午前0時』

『もしゅもしゅこちらKtC

『セツナサクラ』

-ENCORE-

『ワスレナグサ』

『独リヨガリ「I」ノウタ』






2017年03月02日 (木)

【アンティック-珈琲店-】未来を願う“ハッピーでニャッピー”な日となった、メジャー1st Album「ラフ・ソング」リリースイベント★お台場ヴィーナスフォート教会広場にて開催!

REPORT - 11:11:51

 

アンティック-珈琲店-(略してアンカフェ)が、2015年夏にメジャーデビュー後、初となるアルバム「ラフ・ソング」を、2017年2月22日(水)ニャーニャーニャー(猫の日)の日に発売した。

 

なぜ、猫の日?!と思いの方も多いはず!
アンカフェには、オフィシャルゆるキャラ”ニャッピー”という猫の存在がいるからである!


そんな発売週末の2月26日(日)、アンカフェメンバー5人とニャッピー含めた6人(?!)は、お台場ヴィーナスフォートにある教会広場にてアウトストアイベントを開催。

 

この日の為に集まった大勢の“カフェっ仔”達とともに、メジャーになってから作り上げた「千年DIVE!!!!!」「JIBUN」「Spring Snow」「JUMBO」「ラフ・ソング」と、メロディアスでロックな楽曲達を“ラフ”で“ラブ”な気持ちを持って演奏。
その思いを受け取ったカフェっ仔達は、終始ハッピーな笑顔を浮かべていた。
このステージは、いよいよ3月から始まる東名阪ツアー<キミたちに届けたいラフ・ソング>公演の方向性を予感できる、プロローグ的なライブにも感じられた。

 

2017年は、5人が出逢ってから10年という節目の年。
メンバーとカフェっ仔が教会広場という空間で、アンティック-珈琲店-の未来を強く願う“ハッピーでニャッピー”な一日となった。

 

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<ライブスケジュール>


■LIVE CAFE TOUR’17「キミたちに届けたいラフ・ソング」

2017年3月11日(土)[大阪]阿倍野ROCKTOWN(SOLD OUT)

2017年3月18日(土)[愛知]名古屋E.L.L

2017年3月26日(日)[東京]渋谷クラブクアトロ

 

■デモンストレーション復刻ライブ from 2007.5.24

2017年5月28日(日)[東京]原宿アストロホール(SOLD OUT)

2017年6月17日(土)[愛知]名古屋ell.FITS ALL

2017年6月18日(土)[大阪]大阪MUSE

 

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★CD情報★

 

アンティック-珈琲店-

メジャーデビュー 1st ALBUM「ラフ・ソング」

発売日:2月22日(水)

 

●初回限定盤 CD+DVD

品番:JBCW-9001

価格:4,800(税込)

<収録曲>

01.千年DIVE!!!!!

02.JIBUN

03.Spring Snow

04.JUMBO

05.涙より重いWAR

06.似た者同士

07.恋するサンタクロース

08.生きるための3秒ルール

09.熱くなれ

10.ラフ・ソング

<初回限定盤のみ収録>

熱くなれ -English ver.-

スマイル一番イイ♀~2015ver. ~ -English ver.-

<特典DVD>

LIVE CAFE 2016「ココロディスコ」 LIVE DVD

 

●通常盤 CD

品番:JBCW-9002

価格:2,800(税込) 

<収録曲>

01.千年DIVE!!!!!

02.JIBUN

03.Spring Snow

04.JUMBO

05.涙より重いWAR

06.似た者同士

07.恋するサンタクロース

08.生きるための3秒ルール

09.熱くなれ

10.ラフ・ソング

 

<全形態共通封入特典>

・直筆サイン入り(コピー)トレカ全6種類のうち1種類をランダム封入

・連動応募特典用ニャッピーマーク

・2種連動間違い探し企画特典応募用シリアルナンバー入り

 

 

●モバイルファンクラブ『FC BondS』

https://ac.fcbonds.jp/

●オフィシャルHP

http://www.ancafe-web.com



2017年02月28日 (火)

【イベント出演ライヴレポート】<umbrella>理性を忘れた「黒い祭典」。3月14日(火)、Zirco Tokyoにてワンマンライブ開催。

REPORT - 15:00:23

 

結成記念日である314日にZirco Tokyoを舞台にしたワンマン公演umbrella ONE-MAN Chapter.4 踏出 」】」が控えているumbrella

彼らが225()に初台ドアーズで行われたイベント<the Quadruple  赤の日>に出演、身近にせまったワンマンライブへ向けた勢いをつけるに相応しいステージングを行った。

 

 

お馴染み、クラシカルな『雨に唄えば』の歌に導かれメンバーが舞台上へ姿を現した。

-Shu-のギターがハウリング音を鳴らしたのを合図に、怒号の如く凄まじい音の洪水が一気にあふれだした。

「始めようぜ!」

-Yui-の煽りを受け、フロアー中から一斉に突き上がる無数の拳。

触れた人の感情へ熱いエナジーを注ぎ込む『レッドシグナルデイ』に触発され、観客たちも大きく身体を動かしてゆく。

その身を震撼させる激烈な音の衝撃と衝動。

狂気を抱いた音と嘆きを携えた歌が、熱を持って心を嬉しく掻きむしりだした。

 

「イケるかー!」荒ぶる演奏はさらに激しく駆けだした。ザクザクとした音が身体を貫いてゆく。

荒れ狂う音に飛び乗りながら、高揚した歌声を放つ唯-Yui

『ギザギザ回路』が連れ出したのは、意識を、感覚を、ギザギザに破壊する黒い熱を帯びた衝動だった。突き上がる無数の拳。それが、目の前のフロアーに渦巻く熱狂の答えだ。

 

衝動は鳴り止まない。猛り狂った轟音を次々と叩きつけてゆく演奏陣。

ギターを携えた唯-Yui-も、荒ぶる音に身を預けクールに、でもスリリングかつ重厚な演奏の上で呪詛のように言葉を唱えてゆく。

『電脳・少年・スピーカーーー。』

感情を破壊し、熱を増幅させるような楽曲だ。

フロアー中がヘドバンや折り畳みの風景に赤黒く染まってゆくのも納得だ。 

圧倒的な破壊力に、ただただ熱狂を返す姿でひれ伏すしかなかった。でも、それが恍惚だった。

 

それは静かな衝動だった。

重い波紋が広がるように、痛い音が唸りを持って会場中に満ちだした。

体感的な衝撃だけが興奮ではない。

その音色が身体を浸食してゆくたびに、胸の奥からゆったりと、でも赤い血が沸騰するような衝動がフツフツと沸き上がってゆく。

『造型アリス』を奏でながらumbrellaは誘いをかけてきた、沈むような狂気の中で一緒に悲嘆に暮れないかと。

刹那な音の波にゆっくり浸らないかと呼びかけていた。

 

 続く新曲では、ザクザクとしたギターの音と荒れ狂うリズム隊の轟音が交錯。

体感的な衝動で、圧倒的なパワーを持って、umbrellaは触れた人たちの意識を重く過激な音の唸りの中へ飲み込んでいった。

吐き散らす感情的なヘヴィグルーヴが嬉しく身体を揺らしていた。

それは、熱狂のコスモへと意識を導くように…。

 

 奈落へ引きずり込むように、ラウドでグランジな音が触れた人たちの意識の手をグイグイ闇へと引っ張りだした。

黒い衝撃というべきか、止めどなく銃撃するように『シェルター』が重く歪んだ音の弾丸を次々と撃ち放ってゆく。

 

 身体を激振動してゆく将-Sho-のドラム、重量感満載でヘヴィな狂気のグルーヴを描き出す春-Hal-のベース、

-Shu-のギターは荒れる感情のままに歪んだ音を場内へ撒き散らしてゆく。

黒く重い音のドラマの中で、魂を掻きむしるように、生を知らしめるよう唯-Yui-が『永久地図』を歌いあげていた。

一体化した演奏に身も心も釘付けになっていた。

あまりにも衝撃な音の唸りとメッセージをしっかり全身で受け止め、身体へ染み込ませて痛(いた)かった。

 

ただただ狂えばいい、己の感覚が導くがままに…。ただただ暴れればいい、お前自身がそれを求めたいのなら…。

 

-Shu-のギターが「暴れろ!!」とばかりに、研ぎ澄まされたタイトでリズミカルな演奏の上でソリッドなリフを刻みだした。

一斉に暴れだした観客たち。

痛い音の上で唯-Yui-は雄々しく、まるで司教のような存在感を持って『Labo』を歌いかけてきた。

これは儀式だ、黒い唸りの中で理性を壊しなさいと言わんばかりの祭典だ。

 

最後にumbrellaは『Witch?』をブースト。

ヒステリカルでサイコでラウド、ダークでトランシーでサイコティックな音が意識を、感覚を歪ませていく。

踊り狂えばいい、暴れ騒げばいい。何時しか会場中の人たちが右手を頭上高く掲げては空へ向け高く跳ね続けていた。

そうしないと本当の自分でいれないとでも言うように。

 

45分という時間の中、 何時しか誰もがumbrellaの作り上げた黒い祭典の中で理性を忘れていた。

意識を吹き飛ばし破壊するこの黒い熱狂、次はumbrellaの生誕日である314日のワンマン公演で思う存分に浸ろうか…。

 

 

PHOTO◎荒川れいこ(zoisite)

TEXT◎長澤智典

 

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2017.2.25 the Quadruple 赤の日」>

umbrella setlist

 

M-1. レッドシグナルデイ

M-2. ギザギザ回路

M-3. 電脳・少年・スピーカーーー。

M-4. 造型アリス

M-5. 新曲

M-6. シェルター

M-7. 永久地図

M-8. Labo

M-9. Witch?

 

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umbrella ONE-MAN Chapter.4 踏出 」】

2017314()  Zirco Tokyo

 

開場18:30 開演19:00

<チケット> 前売 ¥3,500 / 当日 ¥4,000 (入場時ドリンク代別途)

 

Aチケット(umbrellaライヴ会場販売) 販売終了

Bチケット e+ https://goo.gl/uuKtzn  

・バンド予約(umbrella.information@gmail.com

※入場順 A→B→バンド予約

 

来場者に2012年にリリースされた名曲「微熱」(2nd Mini Album「モノクローム」収録曲)の

リアレンジバージョン「微熱(Re:Recording)」を当日入場者限定で無料配布!

https://www.youtube.com/watch?v=17SIubThi1Q 

 

 

umbrellaオフィシャルサイト

http://xxumbrellaxx.com/ 

 








2017年02月25日 (土)

【ライヴレポート】<Angelo>2月24日、TOKYO DOME CITY HALL。キリトバースデーライブ終了、「丸くなるな、より尖れ!」

REPORT - 10:58:02

 20169月にリリースしたフル・アルバム『CORD』を引っ提げての全国ツアー<THE COUNTLESS CORD>を

1月の赤坂BLITZ 2days公演で終えたばかりのAngeloが、224日、TOKYO DOME CITY HALLにて<Category:[memento]>と題した

ライヴを敢行した。

この夜は、いつの頃からか恒例化しているキリト(Vo)のバースデー・ライヴであり、

すでに早くも4月からのツアーを発表しているAngeloにとっては、2017年の活動のフックとなるライヴでもある。

当然のことながら会場内は超満員、メンバーの登場を待ちわびるオーディエンスの興奮に包まれていた。

 

黒の衣裳に身を包んだ5人がステージに姿を現すと、「FAITH」からライヴ・スタート。

続く「Cut」や、ヘヴィなギター・リフと包み込むようなメロディとの対比にライヴ中盤の流れをガラッと変えた「Umbilical cord」、

ステージを降りたキリトがフロアを歩き回り、1Fバルコニーで歌う一幕も見せた「Daybreakers」など、

アルバム『CORD』収録曲を適度に配しながらも、記憶の種の意味を持つライヴ・タイトルに相応しく、

歴代の曲たちがバランスよく配置されていた。

 

中でも、久々の披露となった「EVE」で見せた、天に向けた手をそっと自分の胸に添えたキリトの仕草に、グッとくるものがあった。

 

「よく集まったな、キ○ガイども!

今日は君たちにとってすべての始まりの日であり、君たちの生きる指針が40ウン年前に生まれたのです」

――キリト

 

時事的なキーワードを織り込みながら挨拶すると、場内は大歓声に包まれた。

 

アンコールでは、「人間というものは果たして、年を取れば取るほど丸くなっていくのか。

そんなことはないと証明してきたつもりです。気の持ちようです。丸くなるなよ! つまんねぇぞ、そんなの。

何かにくじけそうになったり、妥協して諦めてしまいそうになった時、必ずキリトを思い出せ。

どれだけ年を取っても丸くならずに尖り続け、老けるどころか可愛くなっていく。

キリトを好きだとか言いながら、時にはキリトの悪口も言うんでしょうが、そんな全国のキ○ガイどもをひっくるめて、俺は愛してるから」――キリト

 

そんな言葉で愛情を語られたら、オーディエンスも黙ってはいられない。

REBORN」「PLOSIVE」「Script error」と、たたみ掛けられたファスト・チューンに、ヘドバンとハンドクラップで熱く応えた。

 

この夜を経て、426日・TSUTAYA O-EAST公演を皮切りに全国ツアー<THE CONNECTED STRINGS>をスタートさせるAngelo

“COUNTLESS CORD”が行き着く、“CONNECTED STRINGS”とは――それをネクスト・ステージで確かめたい。

 

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Angelo LIVE at TOKYO DOME CITY HALL「Category:[memento]」

2017.02.24(金)TOKYO DOME CITY HALL

SET LIST

 

  1  FAITH

  2  Cut

  3  Pendulum Clock

  4  Experiment

  5  DAY OF THE END

  6  狂人

  7  Collapse parade

  8  Umbilical cord

  9  EVE

10  FACTOR

11  URGE

12  CONVICTION

13  リテラシー

14  RETINA

15  FIELD OF GOD

16  My strife

17  THE CROCK OF ULTIMATE

18  Daybreakers

En

  1  Beginning

  2  嗤う月

  3  CONNECT

  4  REBORN

  5  PLOSIVE

  6  Script error

 

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Angelo Tour 2017THE CONNECTED STRINGS

2017.4.26() TSUTAYA O-EAST 18:15/19:00 

2017.4.27() TSUTAYA O-EAST 18:15/19:00 

2017.4.29() YOKOHAMA Bay Hall 17:15/18:00 

2017.4.30() YOKOHAMA Bay Hall 16:15/17:00 

2017.5.3() 金沢Eight Hall 17:00/17:30 

2017.5.5() 名古屋DIAMOND HALL 17:15/18:00 

2017.5.7() 大阪 BIG CAT 16:45/17:30 

2017.5.10() 郡山 Hip Shot Japan 18:15/19:00 

2017.5.11() 仙台 Rensa 18:15/19:00 

2017.5.13() 札幌 PENNY LANE 24 17:00/17:30 

2017.5.18() 神戸Harbor Studio 18:15/19:00 

2017.5.20() 岡山CRAZYMAMA KINGDOM 17:15/18:00 

2017.5.21() 高松モンスター 17:15/18:00 

2017.5.23() 高知 CARAVAN SARY 18:15/19:00 

2017.5.25() 松山 SALON KITTY 18:15/19:00 

2017.5.27() 福岡DRUM LOGOS 16:15/17:00 

2017.6.2() EX THEATER ROPPONGI 18:15/19:00 

 

チケット料金:スタンディング ¥6,000(税込) ※ドリンク代別

一般発売日: 2017.3.12()

 

[Info]

http://angeloweb.jp/





2017年02月20日 (月)

【BREAKERZ】10番勝負★vs「シド」★ 3rdバトルは同期によるガチンコ対決!!“同期の桜”が魅せた、早春に舞い散る互いの友情!

REPORT - 12:00:41

BREAKERZが今年7月に迎えるデビュー10周年に向けて、1月21日のZepp Nambaより開幕した「BREAKERZ 10周年 10番勝負 -VS-」。

全10公演、1公演ごとにそれぞれ違うアーティストを迎えて行われるこのイベント・ライブは、“10番勝負”という名の下に、

BREAKERZがリスペクトしているアーティストと熱いバトルを交わす対バン形式のライブだ。

 

1月21日より始まったこの対バンバトルも早や第3戦目、GRANRODEO、SKY-HIに続いて今宵の相手は強豪シドの登場だ。

今年1月、シングル「硝子の瞳」をリリース、5月には日本武道館2DAYSも控えている中でのタイムリーな参戦、

抜かりなきベストマッチなコラボライブになること間違いなし。会場はイベント初日と同じくZepp Nambaに再び舞い戻っての大阪。

一夜限りのガチンコ勝負いざ行かん。

 

まず、先手はシド。

耽美的なエレクトロ・ビートのSEに導かれてメンバーが登場するや、超満員99%以上女子の視線が一斉にステージに吸い寄せられる。

オープニングは、まさにBREAKERZのデビュー10周年を祝福するのにピッタリなナンバー「ANNIVERSARY」。

軽快なナンバーに乗せて、Vo.マオの「歌ってみる?」の一言で最初から会場全員がシンガロング。

両手を振りかざし、ド頭からすでにID-S(※シドのオフィシャルファンクラブ)もTEAM BREAKERZ(※BREAKERZファンの呼称)も分け隔てなく

バンドを応援するその光景が美しい。続いての「V.I.P」はまさにVIP対応!? で呼ばれたゲストに相応しいベテランならではの演奏力を聴かせ、

続けざまにビート感溢れる「Dear Tokyo」で再びサビメロの大合唱が起これば、そこはもうシド独壇場の世界に会場が魅きこまれた瞬間だった。


 「約2年振りの大阪ライブ~ みんな最後まで楽しんでください。新曲です」


 1月にリリースされたばかりの最新シングル曲「硝子の瞳」。じっと聞き入ってしまうメロディアスなナンバー。

続いてメジャー1stシングルの「モノクロのキス」でアーティスティックな世界観をしっかりと構築。

確かな演奏力と楽曲の構成力は、シドの築いてきたヒストリーを見せつけた。
 2度目のMC、BREAKERZとの楽屋話を披露して和ませた後に「今日は懐かしい曲や珍しいバラードもやっていきます」
 アコースティックで叙情的なバラードは「hug」。続いて、会場からどよめきが起こった「空の便箋、空への手紙」。

それもそのはず、この曲はインディーズ1stAL「憐哀-レンアイ-」収録曲。タンゴ調の耽美的なナンバーはこれもまたシドの音楽観を深く刻みつけて静かに終わった。


 そうかと思えば3度目のMCにて「いよいよ後半戦ですよ~」と再びオーディエンスを焦らせての新曲「チイサナツバサ」

そして「もうあと2~3ヶ月したら夏だよ」と心地よいグルーブで後半戦を盛り上げていく「夏恋」。

さらにスカ・ビートを取り入れた色気溢れる「妄想日記」、ラストは黒っぽいリズムがじわっと熱量を上げさせる「眩暈」。

バンドの音楽性の幅広さと世界観の深さを届けた。歓声の中、何度も「ありがとう」を繰り返しながらステージを去って行くマオの姿が印象的だった。

 

  続いて、BREAKERZが登場。「いくぞ、オオサカー!」とDAIGOの弾ける声と共に拳を振り上げるナンバーが始まった。

畳みかけるビートとハードなギターの曲だ。と、おっとネタバレはまだまだこの先あと7本を残しているからこの辺にして。

とにかく言えるのは、BREAKERZデビュー10周年の前哨戦としての10番勝負だとしても、ここでのBREAKERZ、選曲にしろパフォーマンスにしろ、

全くの出し惜しみ無し、至れり尽くせりなのだ。

「おおっ!」「えっ?」「へぇ~」といった擬音が思わず出てしまう構成&演出に、訪れた新旧のファンを楽しませること間違いない。

もちろんMCのDAIGO節もたっぷり期待してOK。

例えば、今日のライブの気分は『S・I・D』(=サイコーに イイ感じで ドカンと行こう!)とか(笑)また、

お茶の間では絶対に見られないDAIGOのワイルド&セクシーな佇まい、AKIHIDEとSHINPEIのWギタープレイもライブならではの醍醐味(DAIGO味!)。

やはり、10年という歳月を共にしたバンドのコンビネーション&フォーメーションは、直(じか)に会場でその感触を味わって欲しい。


 そう言えば、本日対バンのシド、DAIGOがしきりに言っていた「同じ時代を駆け抜けた同期の仲間、戦友であり同志」といったそのバンド同志の絆は、

本当にライブの随所で見られ、今日という日が特別であることを印象付けていた。


 ライブ中盤では、DAIGOがシドの曲の1フレーズを歌い、その流れから幻の曲として語り継がれていた伝説的な「ヒトリジメ」でのコラボが再び実現

(※筆者注:この曲は2014年日本武道館で行われたシド主催イベント「Collabo BANG!」にDAIGOがソロ出演した際に演奏した一夜限りのコラボ曲。

作詞:マオ、作曲:DAIGO)、さらにアンコールのセッションでは、シド曲の「嘘」とBREAKERZの1stシングル「SUMMER PARTY」を2バンド全員プレイで披露。

ステージ上にWドラム&ベース&ボーカル+トリプルギターの総勢9人が集まって演奏する姿の豪華さ。

エンディングではお立ち台ギリギリまでメンバーが寄り添って乗っているという仲睦まじさ、これはもうバトルというよりは男子会、という楽しさに溢れていた。


 お互いのバンドがブレイクする前から知り合いで、共にこの厳しい音楽業界で10年サバイブしてきたからこその濃密な連帯感、

それを情熱的なオーディエンスと共に分かち合った、まさにスペシャルな一夜だった。

 

 さぁ、まだまだ続く「BREAKERZ 10周年10番勝負 -VS-」第4戦目は、3月5日(日)MY FIRST STORYとZepp Nagoyaにて。

まだまだ予測不能、ブッ壊されるライブに期待したい。 

 

 

text:斉田 才
photographer:山下 桂子

 

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<INFORMATION>

■BREAKERZ 10周年10番勝負 -VS- 
全10公演/2017年開催/10アーティストとの2マンイベント
※公演終了分は掲載割愛。


【-VS- MY FIRST STORY】
2017年3月5日(日)Zepp Nagoya
開場16:00/開演17:00
チケット一般発売中
(問)サンデーフォークプロモーション 052-320-9100

 

【-VS- Trignal】
2017年3月20日(月・祝)Zepp DiverCity(TOKYO)
開場16:00/開演17:00
チケット一般発売中
(問)ディスクガレージ 050-5533-0888

 

【-VS- 超特急】
2017年4月2日(日)Zepp Nagoya
開場16:00/開演17:00
チケット一般発売中
(問)サンデーフォークプロモーション 052-320-9100

 

【-VS- 倉木麻衣】
2017年4月8日(土)EX THEATER ROPPONGI
開場16:00/開演17:00
チケット一般発売:2017年3月25日(土)
(問)ディスクガレージ 050-5533-0888

 

【-VS- VAMPS】
2017年4月14日(金)Zepp Tokyo
開場17:30/開演18:30
チケット一般発売:2017年4月1日(土)
(問)ディスクガレージ 050-5533-0888

 

【-VS- ゴールデンボンバー】
2017年4月16日(日)Zepp Tokyo
開場16:00/開演17:00
チケット一般発売:2017年4月1日(土)
(問)ディスクガレージ 050-5533-0888

 

【-VS- GLAY】
2017年4月29日(土)Zepp DiverCity(TOKYO)
開場16:00/開演17:00
チケット一般発売:2017年4月1日(土)
(問)ディスクガレージ 050-5533-0888

 


【チケット】
スタンディング/指定席 7,500円(税別)※8,100円(税込)
※各会場限定の「-VS-」ステッカー付き。
※入場時に別途ドリンク代必要。
※未就学児入場不可。
※1Fスタンディングは整理番号順の入場になります。

 

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BREAKERZ 10周年10番勝負 -VS- 特設サイト>

PC・スマートフォン

http://breakerz-web.net/special/10th/-vs-.html

携帯

http://breakerz-web.net/special/10th/m/-vs-.html

 

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<RELEASE>
BREAKERZ 17th Single「幾千の迷宮で 幾千の謎を解いて」
2017.1.18 Release

 

「幾千の迷宮で 幾千の謎を解いて」MV (Web Size Version)
https://youtu.be/S3W6gcro1Gg

 


■初回限定盤A【CD Only】
01.幾千の迷宮で 幾千の謎を解いて

<名探偵コナンテーマソング ~Special Live Track~>
02.Everlasting Luv [2015.5.20 BREAKERZ FREE LIVE at 代々木公園野外ステージ]
03.Miss Mystery [2016.7.23 SPECIAL LIVE『BREAKERZ Ⅸ』at 豊洲PIT]
04.WE GO [2015.9.26 BREAKERZ LIVE TOUR 2015 Ø-ZERO- at TOKYO DOME CITY HALL]
05.光 [2010.12.1 BREAKERZ LIVE TOUR 2010 BUNNY LOVE ~野生に還れ~ at 中野サンプラザホール]
06.月夜の悪戯の魔法 [2012.4.8 SPRING PARTY 2012 DAIGO's Birthday ~変身!! 魅惑のウルトラD~ at TOKYO DOME CITY HALL]
07.オーバーライト [2016.7.23 SPECIAL LIVE『BREAKERZ Ⅸ』at 豊洲PIT]

品番:ZACL-4046
価格:\1,600(\1,481+税)


■初回限定盤B【CD+DVD】
01.幾千の迷宮で 幾千の謎を解いて
02.Kamisori ~Acoustic Version~
特典DVD収録内容:“幾千の迷宮で 幾千の謎を解いて”Music Clip+Music Clip Off Shot

品番:ZACL-6041(特典DVD品番:ZABB-6041)
価格:\1,500(\1,389+税)


■通常盤【CD Only】
01.幾千の迷宮で 幾千の謎を解いて
02.Kamisori ~Acoustic Version~
03.幾千の迷宮で 幾千の謎を解いて ~TV Size Edit~
※初回生産分のみ:トレーディングカード封入(全4種類/ランダムで1枚封入)

品番:ZACL-6042
価格:¥1,000(¥926+税)

 

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■Total Information

BREAKERZ Official Site http://breakerz-web.net/

BREAKERZ 10th Anniversary Special Site 

http://breakerz-web.net/special/10th/-vs-.html

BREAKERZ Official Twitter@BRZofficial0725 http://twitter.com/BRZofficial0725
BREAKERZ Official Facebookhttp://www.facebook.com/breakerz.official

BREAKERZ OFFICIAL HP

http://breakerz-web.net/







2017年02月16日 (木)

【ライヴレポート】<MeteoroiD Last Oneman Live「解散」>2017年2月11日(土)SHIBUYA REX

REPORT - 18:46:35

2017年2月11日。

MeteoroiDが4周年を迎える日、そしてMeteoroiDが最後の瞬間を迎える日。
『さあREX、派手にやろうぜ!!』
幻鬼の叫び声と共に、懐かしさすら感じる「GEMINI」で最後のライブは幕を開けた。
初期から人気を誇るナンバー「BALLERINA」では、デジタル音のイントロが流れるやいなや歓声が上がり、すぐさまフロアーはヘドバンの渦へ。
サビでは床が抜けるかと言わんばかりに飛び跳ねる。
何もMCの言葉が出てこない、と言いつつも『俺らの音とお前らの笑顔で俺を満足させてください』と彼らしい言葉でフロアーを煽る幻鬼。

 

「chocolate」では真っ赤な照明が照らされ、禍々しい雰囲気に色を変えたフロアーがヘドバンでいっぱいに。
raLの勢いに満ちたベースソロ、帝のメタルライクなゴリゴリのフレーズと怪しげな旋律も味わえる一曲だ。
『迷子の迷子の子猫です。本当の私は…』の呟きから始まる「慟哭の間」では、何かの宗教の光景でも見ているかのようにフロアーが次々と座り込み、無数の手が上がる。
全員が座った状態で頭を振り乱す姿は圧巻の一言。

 

立て続けに繰り出される「鳥籠ノ沙羅双樹ハ死華ノ花」は怪しげなロッカバラードだが、バラードというには荒々しすぎる、拳とファンの声が音を彩る楽曲。
最後のサビを迎える直前の『夢を見た』のフレーズ。そこから始まる、正に夢を見ているようなふわふわ漂う感覚に襲われたフロアーは、さっきまで拳を上げ声を荒げていたとは思えないほどに静かに、微動だにせずにステージを見つめる。
音と空間が見る者の胸に染み込んでいくような瞬間だった。

 

時計の針の音が静寂を切り裂く「脈時計」では歌詞に合わせて指先を使ったフリが前から後ろまで広がり、「タランチュラ」ではまるで何かに取り憑かれたようにヘドバンを繰り返すフロアー。
始まりからギターソロ、曲の終わりに至るまで、あらゆる場所でヘドバンを繰り広げる姿は、まさに彼らの毒に侵されたよう。

 

曲が終わり、照明が落ちると辺りは夜の静寂へ。虫の鳴き声のSEから『君を、眠りの森へ…』の呟きで爆音が一気に空間を支配する。
前体制の頃より大切なライブで披露されてきたこの「いばら姫」は5人の手によってより荒々しく、深い森の中に飲み込まれていくようなダークな、けれどメロディーのお陰か透き通る印象を帯びたアレンジへと進化を遂げていた。

 

和の雰囲気漂う、彼らの4年間の音を昇華させ上げたようなバラード「黄泉の風」を経て、音はどんどんディープな場所へ。
「オトギリソウ」ではアッパーなリズムに合わせ無数の”83”扇子が舞い、まるでファンの手が弟切草の花のように咲き乱れ、「めんへら輪舞曲」では複雑な展開にもばっちり着いていき、重たいリズムに絡みついていくように執拗にヘドバンを繰り返す。

 

『楽しいか楽しくないかで言えば、ちょっと楽しいね今日は』とツンデレな様子を見せつつも、『集まったみんなに直接ありがとうを言えるのを嬉しく思います』と幻鬼が感謝の言葉を告げた。
そして集まったファン達への気持ちを音で伝えるように始まった、彼らの楽曲の中でも大切に演奏されてきた楽曲「リトルボーイ」をここで披露。
どんなに激しく煽っても、どんなにヘドバンを繰り返しても、彼らの音楽の根底にあるのはその流れるようなメロディー。ずっとMETEOROID、そしてMeteoroiDの背中を追い続けてきた人には嬉しい一曲だったのではないだろうか。

 

再び場面は”闇”へ。
「彼女はサイコパス」では痛々しい言葉とゴリゴリと響く低音に紛れ、妖しげな音がヘドバンを誘発する。
『それじゃあここでお祭りしようか!』の煽りで始まったのは夏祭りを彷彿とさせる和風なメロディーとフレーズが耳に残る「世界は私を嫌ってる」。
成長するにつれ汚い世の中を知ってしまった、大人になりきれない大人たちが子供に戻れる瞬間。ただ社会に牙を剥くだけでなく、人に無邪気に引き戻す瞬間。そんな景色を見せてくれる楽曲だった。

 

お祭り騒ぎの後は一気に影を落とす。「背徳者に敬礼を」では幻鬼がメガホンを持ち吐き出す攻撃的な言葉にヘドバンで応戦するフロアー。
祭り会場は一気に戦いの場へと姿を変えた。MeteoroiD名物、敬礼ヘドバンも健在だ。
続いて披露された「STARGAZER」で、戦いの場は一気にダンスフロアーへ。
渋谷REXのサイバーテイストの照明がよく似合う、両手を上げこれでもかというほどに飛び跳ねる、短いイントロでも昔からのファンはすぐさま反応できるほど、ファン達の身体にもしっかりと彼らの音は染み込んでいたようだ。

 

多くの楽曲を惜しげもなく披露し、本編のラストに選ばれたのは4年間の歴史の中で形を変え色を変え、ファンとメンバーに愛され続けてきた最強のヘドバンナンバー「この愛を手放せば自由だろう」。
帝とマチの絡み合うツインギターソロ、幻鬼のデスボイス、朋夜のパワーで押し切りながらもテクニカルなドラムを根底に、最強のヘドバンタイムを繰り広げ、ステージは幕を下ろした。


去っていく5人の背中を見るや否や、当然のようにフロアーはすぐさまアンコールを叫び出す。
声に応え5人が再び姿を現し、幻鬼が軽い冗談を挟みつつも、マイクはこれまで口を開くことのなかった楽器隊4人へと渡される。

 

加入した初ライブは無茶振り!?を経験して、世の中の大抵のことが怖くなくなったという帝。途中加入ながらも、しっかりとMeteoroiDの音の核を担う存在になったのは、そんな経験があったからなのかも知れない。

 

raLは演奏をしながらも一曲ごとにこれで終わりなんだな、なんて柄にもなく考えてしまった、と告げながらも、
『今日こそはここにいる全員ぶっ殺すんで、死ぬ気で笑って暴れて頭振って、すげーブサイクになって帰ってください』と彼らしいぶっきらぼうな、でも愛のある言葉でしっかりと感謝を伝えた。

 

いつもクールな装いのマチが涙を見せる。MeteoroiDを真剣に愛し向き合ってきたマチが見せた涙、そして『ひとつだけ。4年間本当にありがとうございました』という短い言葉で、きっと彼の想いは全て伝わっただろう。

冗談で笑わせながらも、『終わりが近づくにつれ、世界が終わるような気がして』と語った朋夜。
これまでたくさんの思い出を作ったもの一つ一つが今日ここで終わってしまう。けれど死ぬわけじゃない。
この時間を精一杯みんなに届けなけりゃいけない、という使命感を持ちながらステージに立っていることを、改めて言葉でファンに届けた。

 

バンドの解散は人の死と似ているところがある、と言う幻鬼。
『実感が湧かなくて、でも今日が解散ライブだってことは事実なんで、ここにいるみんなと一緒にちゃんとMeteoroiDを終わらせたいな、って気持ちでここに立ってます。』
解散ライブだから大きいライブハウスで演った方が見栄えがいいかも知れないけど、ここでやるのが僕ららしい、と、最後のステージに渋谷REXを選んだ理由を告げた。

 

『皆とここに立っているってことが、MeteoroiDだと思います。今日でMeteoroiDは解散しますが、僕らの作った曲はみんなの心に残っていくと思うんで、生かしておいてくれればと思います』

 

『皆のために演奏します』という言葉と共に始まったのは、1stアルバム「GEMINI」のオープニングナンバーでもある「エデンの園」。
優しげな、けれど一つ一つの言葉に意味を持つこの曲に、しっかりと噛みしめながら聴き入るフロアー。

 

続く「ice world」は幻鬼とマチが向かい合い、マチのギター一本でサビを歌い上げるアレンジからスタート。
この5人の持つ音を最大限に味わえる、余分な贅肉を削ぎ落としたアレンジ。昔からのファンにとっては懐かしい、そうでない人もMeteoroiDのシャープな部分を感じることのできる美しくもアグレッシブなナンバーだ。
幻鬼が一人一人に語りかけるように歌う。

 

赤い照明に乗せ、”シュビドゥバシュビドゥバ”の掛け声がフロアーに悲鳴を上げさせる。
「ドラキュラ」のグルーヴィーでアダルトな音にフロアーも大盛り上がり。メンバーもご満悦の様子だ。サビでは前から後ろまで、満遍なくタオルが振り回される。
続けざまに、『まだまだいけるか!』と、彼らのライブの定番の煽りが繰り返される。
この拳煽りの後になにが来るかはみんな想像していた通り。彼らとファンを繋ぐ大切なナンバー「DIVER」で一斉に拳が上がる。サビはもちろん、ファンの大合唱だ。

 


笑顔でステージを去っていく5人に向け、まだまだ暴れ足りないフロアーはダブルアンコールを叫ぶ。

 

三たび現れた5人。そして幻鬼が『そんなんでraLさんが納得すると思ってますか?』と言いながら始まったのは、raLがボーカルを取る最強ロックナンバー「DOKU-SOW」。
ここまで跳べよ、と言わんばかりにお立ち台に立ったraLがフロアーに向けて手を差し伸べ、ギラギラした照明とロック魂溢れるサウンドに乗せ始まるヘドバンタイム。
音を楽しむと書いて音楽、そんな言葉がふと頭をよぎる。

 

まだまだ熱は冷める様子を見せない。『渋谷の皆さん!まだまだやれますか!』
破茶滅茶になるロックナンバー「Mr.famous」ではとにかくヘドバン、サビでは左右にモッシュ。メンバーもファンも皆笑顔だ。
『ここにいるみんなのために歌います』と始まったのは「anticlockwiseの心臓」。
激しさこそあれどその音はしっかりとメロディーを持つ楽曲。拳を上げながらもしっかりと曲に聴き入るファン達の姿。

 

少しずつ、終わりが近づいてきている。そんな寂寞の念をも忘れさせるように間髪入れずに始まったのは「racrimosa」。
怪しくオリエンタルな雰囲気を漂わせたかと思うとすぐにヘドバンの渦へとなだれ込む、MeteoroiD最速のナンバーだ。帝のギターソロではメロイックサインで敬意を示す。

 

『俺と一緒に心中しようぜ!』幻鬼がそれまでで一番の声で叫ぶ。
これだけの曲数をこなしてもなお、暴れることをやめないフロアーに応えるかのように始まったのは「呪殺」。
逆ダイブが何度も繰り返される。メンバーも代わる代わるお立ち台に立ち、フロアーに呼びかける。熱量はどんどん増してゆく。

 

『渋谷、これが本当のラストです』
MeteoroiDとして最後に届けられたのは、ヴィジュアル系シーンに多くの衝撃を巻き起こした「平成の”ヤミ”をお掃除しましょう」。
こんなに大きなコーラスは聞いたことがないくらいの声でファンが叫ぶ。
終わりを惜しむように、そしてこれまでの想いをすべてぶちまけるように。何度も何度も繰り返し叫び、次第にその声はステージの5人の音と一つに混ざり合っていく。
最後の最後で、他のどこのライブハウスでも見たことのないほどの一体感が生まれ、5人とファンの手で作り上げたMeteoroiDという一つのバンドは、最高の形で終わりを迎えた。

 

彼らの言葉を借りれば、“ブスでバカで何の取り柄もない”なんて、時には自分を卑下したり、環境を悲観したり、自分を追い詰めてしまう、そんな現代のバンギャと呼ばれる人々。
そんな彼女たち、そして彼らの音と生き様に惚れた男性ファン、彼らたちも、きっと居場所を見つけられたのではないだろうか。集まったたくさんの人たちに啓示された居場所は、間違いなく、あの瞬間のあの場所だった。
MeteoroiDがくれたものは、きっとこれからもそれぞれの胸の中で輝き続ける。永遠に燃え尽きることのない”流星”のように。

 

 

(TEXT:ヴィジュアル博士のる)

 


★MeteoroiD★
http://meteoroid-web.com/