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2016年02月03日 (水)

【ライブレポート】”Visual Parade” #2★2016年1月20日(水)TSUTAYA O-WEST★黒百合と影、シビレバシル、DADAROMA、DEZERTが渋谷で激突!

REPORT - 21:18:03

 

1月20日、TSUTAYA O-WESTにて、ぴあ主催のヴィジュアル系ライヴイベント「ぴあ Presents ”Visual Parade” #2」が開催された。

“Visual Parade”は、担当者が実際にライブに足を運んだ「感覚」を元に、毎回コンセプトを設けてブッキングをしているとのこと。第2回の今回は、黒百合と影、シビレバシル、DADAROMA、DEZERTと、新進気鋭の4組が出演した。ラインナップを見た関係者が「よくもまあここまで攻めた黒いバンドばかりを…」と漏らしたほどの面子だけあり、会場は満員御礼、出入り口の扉が閉まらなかったほどだ。

 

■シビレバシル

 

切り込み隊長を務めたのは、同期に頼らないソリッドなバンドサウンドと、変態的なステージングがインパクト大のシビレバシル。「チケットはぴあで買ってな…?」というVo.和泉の囁きと共に幕が開き、1曲目『赤い空にチェーンソー』がアカペラで歌いあげはじめられる。頭に“ぴあ”のロゴが入ったダンボールを被り、イブニングドレス(ご丁寧に胸パット入り)をまとった姿で朗々と歌う和泉の珍妙な姿に会場はざわめいた。

和泉がお立ち台代わりのゴミ箱に飛び乗って、「全員でかかって来い!」と叫び、2曲目は『脳内ブラック・ドール』。泥臭いまでにシンプルなバンドサウンドが、ドロッとしたバンドの雰囲気に合っていて、良い意味で最高に気持ち悪い。こわばった笑みで怖々クラップするオーディエンスの顔が痛快だ。

 

「シビレバシルやで♡今日はチケットぴあに媚を売ろうと思ってんねん!んふふふふふ♡」

 

イジリー岡田さながらにれろれろと舌を動かしながら楽しげに語った和泉は、「チケット買うならぴあ!」と、“チケットぴあに媚を売るコールアンドレスポンス”に会場を巻き込んだ。

 

「僕等ゴミ人間ってコンセプトなんですけど、ゴミ人間はメンバーで僕だけな事に気づいちゃったんだよね!!さあ!ゴミ人間って叫んで僕を気持ちよくさせてよおお!!」

 

ファンの「ぴあ!」コールが「ゴミ人間!」のシュプレヒコールに変わったところで、『ゴミ人間発狂カリキュラム』が放たれた。キュートな笑顔で軽快なリフをかき鳴らすGt.marya。正統派なイケメン風と見せかけて、ドロドロな低音を轟かせながら暴れ回るBa.ユウト。渋いルックスにエモーショナルなドラミングのギャップがたまらないDr.rei。そして和泉は言わずもがなだ。豊か過ぎる個性がステージ上でぶつかり合い、それに煽られるようにモッシュが巻き起こる。

そしてライブは『未練の雨』、『lost endroll』とメッセージ性の強いミドルチューンのセクションへと進む。つけまつげがとれて化粧がぼろぼろ、イブニングドレスは脱げ掛けて片乳が見えてるような状態で、むせび泣くように歌い上げる和泉。会場全体がなりふり構わない渾身の歌唱に飲まれた。

 

「バレンタイン…やねんな…。バレンタインプレゼントにポンポン持ってきたねん♡ふふふ…。」

 

ニヤニヤと笑う和泉のMCと共に会場にメンバー手作りのポンポンが配られ、『トウメイホラフキン』へ。ポンポンを振り回すフロアの光景がなんともシュールだ。O-WEST でポンポンを振り回すヴィジュアル系なんて前代未聞じゃなかろうか。

ラストは『二重人格』。和泉の歌声やmarya の泣きのギターソロが映える、メロディが綺麗な所謂歌モノだ。シビレバシルというバンドのサウンドの旨味を焼き付ける様な同曲に、オーディエンスは大きなコールで応える。1発目からやりたい放題ブチかまし、待ち受ける3バンドへ綺麗にバトンを繋げる様なステージだった。

 

★セットリスト

  1. 赤い空にチェンソー
  2. 脳内ブラック・ドール
  3. ゴミ人間発狂カリキュラム
  4. 中野駅北口パラサイト
  5. 未練の雨
  6. lost endroll
  7. トクメイホラフキン
  8. 二重人格

 

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■DADAROMA

 

1月12日に一周年記念ワンマンを新宿BLAZEにて成功させ、更に注目度を増しているDADAROMA。この日の彼等は多種多様なハードチューンで会場を盛り上げ、バンドの勢いをそのまま見せつけるようなステージを繰り広げてくれた。

1曲目に放たれたのはキラーチューン『「溺れる魚」』。殴り殺さんばかりのドラムアタックを合図に、轟く爆音。シビレバシルが作り上げた空気感を全て音で塗り替えるかのように、DADAROMAの時間が幕を開ける。

“さあここからハードチューン祭り本番だ!”と言わんばかりに2曲目は『アパシー・ヒューマン』。ジェントの要素なども盛り込まれた本格的なメタルへのアプローチと、キャッチーな歌メロのバランス感覚には恐れ入った。そして「あなたは私の物よ♪」のコールが印象的な『モルヒネ#2』ではフロア全体が踊り狂って、会場の熱が更に増していく。それでも猛攻は止まらず、4曲目は『ハイアンドロー』。艶やかなルックスからは想像出来ないプレイで、漢前なギターヒーロー像を描きだすGt.太嘉志。人間離れしたステージングで異彩を放ちながら、ゴリゴリに弾き倒すBa.朋。ダイナミックなフォームのドラミングが、華やかさも実力も同世代トップクラスのDr.裕介。そんなド迫力の演奏陣を、マイク映えする鮮やかなハイトーンと歌唱力で率いるVo.よしあつ。DADAROMAのカッコよさが前半戦だけでも十分に伝わったことだろう。

 

「今日はこんな素敵なイベントに出していただいてありがとうございます。今日はいっぱい曲をやりたいのでサクサクいきます。」

 

清々しいぐらいに簡潔なMCで、楽曲とライヴへのストイックさを感じさせつつ、『腐ったミカンの方程式』へ。シーケンスと生音が綺麗に重なった分厚い音の塊をぶつけられ、ファンが上手に下手にと駆け回ってモッシュ!そこから間髪入れずにDADAROMA流のダークなダンスナンバー『KIDS WAR』、そしてラストナンバーの『「ルシッド・ドリーム」』が叩き付けられた。よしあつが狂ったように笑いながら「走ってねえ奴にタックルしちまえ!」と絶叫し、モッシュ・ヘドバンの地獄絵図を描きだす。この日のイベントの音の迫力と激しさのナンバーワンはDADAROMAが間違いないだろう。

 

★セットリスト

  1. 「溺れる魚」
  2. アパシー・ヒューマン
  3. ハイアンドロー
  4. 腐ったミカンの方程式
  5. MONEY
  6. KIDS WAR
  7. 「ルシッド・ドリーム」

 

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■黒百合と影

 

ヴィジュアル系の王道をひた走る様な、攻撃的なバンドばかりがしのぎを削る、名門事務所Ains。そこから当イベントに殴り込みをかけてきたのは、黒百合と影だ。

転換時に雰囲気たっぷりに物悲しいクラシックを流し、登場前からの抜かりのない演出には流石の一言。1曲目は「とおりゃんせとおりゃんせ」のメロディが怪しく響くハードチューン『「便所」』だ。赤いライトと不気味なギターリフが渦巻く中で、ゴミ袋を被って赤いランドセルを背負ったVo.烏名鳴(からすな めい)が頭を振り回して暴れ狂う。続く『チヒロちゃんの眼球舐め』では烏名が“卑猥”と書いた習字の紙を振りかざし、弦楽器も一気に前に飛び出してフロアの熱を煽った。

「小学校は処女だから美味しいんです。小学生食べよう…!」という烏名の危うい曲フリから、3曲目は『ぺど。』 。黒百合と影はこのイベント唯一のツインギターのバンドなのだが、そのことが効果的に機能していると感じられた。同曲でも、不安感を煽るギターサウンドが楽曲のフックとなっていた。

中盤もとにかくアッパーに『絵の具まみれ』『ヨコハマメリー。』を畳み掛け、ノンストップでメガホンを使ったパフォーマンスがインパクト大の『ギチギチ』へ。同曲中に「ギターソロなんて観るもんじゃありませぇーん」とGt. こよみの前に立ちはだかったり、『断崖地獄喉輪落とし』でステージ中央に寝そべったりとやりたい放題の烏名。挙げ句の果てには「こんにちはー。すわってくれませんかねえ」とオーディエンスを座らせてヘドバンさせ、客席に降りていて行ってマイクオフでMCをするなど、フロアまで巻き込んで楽しむ手腕はお見事!

ラストの『「未遂」』ではモッシュで会場が揺れた。ステージセンターにフロント4人が集まるパフォーマンスと、総力戦でぶつけられるハードなバンドサウンドが五感全てに訴えかけてくる。

この日の出演バンドの中で、“ヴィジュアル系というジャンル”に一番まっすぐ向き合っているのは彼等だと筆者は感じた。ヴィジュアル系ライヴの楽しさを再確認させてもらったファンも少なくなかったのではないだろうか。

 

★セットリスト

  1. 「便所」
  2. チヒロちゃんの眼球舐め
  3. ペど。
  4. 絵の具まみれ
  5. ヨコハマメリー。
  6. ギチギチ
  7. 断崖地獄喉輪落とし

  8.「未遂」

 

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■DEZERT

 

大トリを飾ったのは、6月にZepp Tokyoでのワンマンライヴを控え、今飛ぶ鳥を落とす勢いで急成長を遂げているDEZERTだ。

 

「息してる?」

 

千秋の吐き捨てるような問いかけから、1曲目はハードチューン『「不透明人間」』。初っ端からフロア最後方までモッシュが巻き起こり、この日1番の熱量が会場を包む。繊細なニュアンスも綺麗に歌い上げるクリーンと、血を吐く様なグロウルを行き来する千秋のヴォーカル。そこに楽器隊の音がぶつかり合うように混ざり合い、激しいカオスへと誘われていく。

機材トラブルで音が出なくなったGt.Miyakoに、千秋が傍若無人にマイクを投げつける一幕がありつつ、「これは強い殺意殺意殺意…」のキラーフレーズでおなじみの『「殺意」』、更に『「遺書。」』と攻撃力抜群の曲群が続く。そして『肋骨少女』へ…、と思いきやワンフレーズ歌った辺りで千秋が歌うのをやめて終了。どうやら今の彼のご気分にこの曲はそぐわなかったらしい。そのまま何食わぬ顔で新曲『「君の子宮を触る」』が放たれる。Miyakoのウワモノとバッキングをバランスよくこなすノイジーなギター、Ba.SaZのうねりまくるベースライン、Dr.SORAのガツンと存在感を放つドラムプレイ。そして胸をかきむしるような切ない歌メロ。同曲にDEZERTというバンドのもうワンステージ上の姿を見たのは筆者だけではなかったはずだ。

『チョコレートクリームチェーンソー』では、千秋に楽器を奪い取られたSaZやMiyakoが客席にダイブ!ベースをかき鳴らすヴォーカリストとドラマーしかステージ上にいないという、なんとも奇妙な光景が出来上がるのはDEZERTならではだろう。更にフロアがウォール・オブ・デスでぶつかり合う『包丁の正しい使い方〜終息編』をブチかまされ、会場はすっかりハードモートへ。千秋もヒートアップしたのか、「僕は声出すけど、どうします?」と挑発的に煽りながら、ノリの悪いオーディエンスに水の入ったコップを投げつける。そのまま『doze.』『「教育」』を畳み掛けられ、切り刻むようなディストーションサウンドが印象的な『切断』が放たれる頃には、O-WEST はDEZERTに完全に掌握されていた。

そして、ドロドロに崩れたメイクで語りかけるように歌う千秋がトラウマものの恐ろしさだった『「宗教」』、『「擬死」』。と、ダウナーなナンバーが披露された後、ラストは『包丁の正しい使い方~思想編~』。同曲でひたすら激しく暴れ狂って締めくくられるのかと思いきや、まだ曲中なのにも関わらず千秋がさっさとステージからはけてしまった。楽器隊のサウンドだけが暫く空しく響き、挙げ句の果てに全員が演奏を放棄して強制終了。呆然とする会場だったが、幕が閉まると自然と拍手が巻き起こった。DEZERTのライヴに、予定調和は一つもない。いつだってその日だけのホンモノが披露されるのだ。

 

 

★セットリスト

  1. 「不透明人間」
  2. 「殺意」
  3. 「遺書。」
  4. 「君の子宮を触る。」
  5. ストロベリー・シンドローム
  6. 大塚ヘッドロック
  7. チョコレートクリームチェーンソー
  8. 包丁の正しい使い方~終息編~
  9. doze.
  10. 「教育」
  11. 「切断」
  12. 「宗教」
  13. 「擬死」
  14. 包丁の正しい使い方~思想編~

 

 

”Visual Parade”は、#3の開催に向けてのオファーも絶賛進行中とのこと。

今度はどんなバンド達がしのぎを削りあうのだろうか。続報を心待ちにしよう。

 

 

 

  • TEXT:高崎 光
  • PHOTO:坂口 正光

 

 

“Visual Parade” オフィシャルサイト http://visualparade.jp

“Visual Parade” オフィシャルtwitter https://twitter.com/Visual_Parade

“Visual Parade” オフィシャルfacebook https://www.facebook.com/visualparade/

“Visual Parade” オフィシャルInstagram https://www.instagram.com/visualparade/

 

 










2016年02月01日 (月)

【ライブレポート】関西V系シーン、2016年の幕開け!! FEST VAINQUEUR、少年記、Purple Stone 競演!!

REPORT - 11:23:29

関西に拠点を置くレーベルCRIMZONの4回目となる主催イベント
「VISUAL GRAFFITI vol.4」が1月31日(日)、umeda AKASOにて開催された。

日本屈指のV系DJ浅井博章氏のナビゲートのもと4回目の開催となる今回は、ゲストにFEST VAINQUEURを迎え、少年記、Purple Stoneの関西最注目バンド3者による競演となった。

 

満員のお客さんの期待が膨らむ中、イベントのオープニングアクトとして登場したのは
この日、本格始動を迎えた-真天地開闢集団-ジグザグ。
独自の世界観溢れるパフォーマンスで先陣をきり、オープニングアクトながら衝撃的な印象を残した。
彼等の禊(ライブ)は関西を中心に非常に話題を呼んでおり、体感必須だ。

 

そしていよいよ幕を開けた3マンイベントは、
Purple Stoneのロック感溢れるパフォーマンスで会場は初っ端から熱を帯びる。
「踊れっ」と煽るkeiya(Vo)の声を合図にフロアは激しく揺れ動く。
『回転木馬』『BLAME』『甘酸っぱいマンゴー』と、ライブキラーチューンを次々と繰り出し、
激しく煽り続けるバンドとフロアが一体となり、会場全体を紫に染めた。

 

つづいて登場したのは関西の雄、FEST VAINQUEUR。
『会いたかったぞ大阪!!』HAL(Vo)の掛け声と共に、バンドとオーディエンスは一体感で包まれると、
冒頭から『奇跡の翼』『Heroine』『GLORIA ~栄光のキズナ~』とアグレッシブなパフォーマンスで畳みかけた。
関西ヴィジュアル界を牽引するFEST VAINQUEURの生み出すエネルギーで
会場の熱気をどんどんと引き上げながら、ラストナンバーの『現代的疑惑都市”DOUBT!”』まで
圧倒的なパフォーマンスで会場のテンションをまとめあげた。

 

トリに登場は少年記。幕が開くと、コウ(Vo)を包むような4人のフォーメーションで現れ、
登場シーンから歓声が会場に響き渡る。
オープニングナンバー『WEAKNESS_MY BLOOD』で会場全体を深紅に染めると、
『ライカランナ』『ガゼルバベル』『BANG ME』と更に激しくかき立てる。
後半も『STARLIGHT SNOW』を皮切りに、まるでストーリーが展開してゆくような
世界観溢れるパフォーマンスで会場中を魅了してイベントは幕を閉じた。

 

イベントの最後には、DJ浅井博章氏の呼び掛けのもと
この日出演したバンドメンバーがあらためてステージへ揃い、
2016年の関西V系シーンの躍進を予感させた!

 

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<VISUAL GRAFFITI vol.4>
2016年1月31日(日) @umeda AKASO SET LIST

 

-真天地開闢集団-ジグザグ (O.A.)
01.十六夜
02.愛シ貴女狂怪性
03.繋がりたい
04.悪霊退散
05.ぽんぽこたぬき合戦

 

Purple Stone
01.回転木馬
02.パラダイス・ダンス
03.どこか遠くへ
04.Hysteric Lady
05.BLAME
06.sakura.
07.アドレナリンBANG!
08.甘酸っぱいマンゴー

 

FEST VAINQUEUR (ゲスト)
01.奇跡の翼
02.Heroine
03.GLORIA ~栄光のキズナ~
04.LIONHEART~lifetime wish~
05.GONG!!
06.Paranoia
07.ヴァレンシアとヴァージニア
08.RUSSIAN ROULETTE
09.現代的疑惑都市”DOUBT!”

 

少年記
01.WEAKNESS_MY BLOOD
02.ライカランナ
03.ガゼルバベル
04.BANG ME
05.STARLIGHT SNOW
06.窃盗
07.宵花火
08.ココロモンスター

 


-真天地開闢集団-ジグザグ オフィシャルサイト
http://zigzag.asia

Purple Stone オフィシャルサイト
http://purplestone.jp

FEST VAINQUEUR オフィシャルサイト
https://www.festvainqueur.com

少年記 オフィシャルサイト
http://shounenki.jp

 





2016年01月28日 (木)

【※びじゅなびオリジナルライブレポート※】LIPHLICH単独公演ツアー ウロボロス-尾-:2016年1月24日(日)赤坂BLITZ

REPORT - 21:00:30

LIPHLICH単独公演ツアー ウロボロス--

2016124()赤坂BLITZ

 

日本列島を大寒波が襲ったこの日、赤坂BLITZにてLIPHLICHの単独公演が開催された。ドラマーの脱退から約一ヶ月。その姿をどのように変化させ、見せてくれるのか。ほのかな緊張と期待感を抱いて、場内へ入る。

やはりファンも同じ気持ちだったのではないだろうか。一見なごやかに、しかしその目は「LIPHLICH」と大きくバンド名が記されたステージ上のスクリーンを、これから何が起こるのか、ドキドキと見守っていたように見えた。

SEが高らかに鳴り響き、ゆっくりと照明が落とされる。真っ暗闇のステージにスポットが照らされると、そこには既にメンバー3人の姿があった。

 

「今日、124日からLIPHLICHにドラマーとして小林孝聡(こばやしたかあき)が加入する事になりました。ライブの終わりに言うかどうか、というのも少し考えたんですが。やはり一番最初に今日という日を4人のLIPHLICHとして皆さんに見て楽しんで帰って頂きたいので、最初に発表しようと思いました。

今日、124日から僕らLIPHLICHはこの4人で、どこまでも飛んで行こうと思います。そして、今日から始まる「ウロボロス-蛇であれ 尾を喰らえ-」、この曲から始めさせて頂きたいと思います。──夜間。」

 

スクリーンは真っ赤なバックに時間がカウントされている。伸びやかな久我新悟(Vo)の声が浮遊感と共に会場を包み込むと、LIPHLICHという生き物が夜空へと羽を羽ばたかせて飛び立ってゆくようだ。まるで飛んでいるかのように、両手を広げて歌う久我。

曲が終わると同時に、カウントがぴったり4:44を表示する。低音が響いてスタートしたのは「うねり」。定位置にいたドラム以外の3人が、和服の裾と袖を翻しながら踊り、奏でる。3曲目の「ウロボロス」はパワフルなロックチューン。重厚感のあるドラミングに、オーディエンスも拳で応戦する。

 

「全12曲、すべてが新曲のアルバムはまだ出ていないのですが(発売は210日)、皆様一人一人に新しいLIPHLICHの世界をどっぷりと楽しんで頂きたいと思います。是非今夜は楽しんでいって下さい!」

そう、しょっぱなにプレイされた「夜間行」を除き、「うねり」から終盤までの12曲全て新作からの新曲という事になる。

 

「露天商通りの道理」は、レトロな空気感と体を動かさずにはいられないグルーヴが絶妙な1曲。ハッとするようなエッジのきいたフレーズ、生声でのカウント、小林孝聡(Dr)は新加入とは思えないほど馴染んで、生き生きとプレイしているのが印象的だ。フロアの熱も徐々に上がってゆくのがわかる。

「次は皆さんの声を頂きましょう!ブリッツ!」

 

slow virus infection」ではLIPHLICH流のヘヴィネスにドキドキさせられ、続く「RACE」では点滅する照明にの音、デンジャラスなハード感に鼓動が早くなる。

一転して哀愁たっぷりのアコースティックギターの音色が降ってくる。始まったのはドラマティックな「一輪」。新井崇之(Gt)のギターは変幻自在に、たくさんの表情を惜しげも無く見せてくれる。ここでは、なめらかで情感たっぷりのフレーズを披露、ステージに大きな極彩色の花を咲かせてみせた。

 

久我「活動して6年目に入っていますが、最近良く思うんです。LIPHLICHをやっているという事は、僕の人生からすればその年月というのは半分にも満たないんですがそれでも今、自分がこうやって一日一日、生きてライブをして、音を作ってライブをして、という繰り返しをしているっていう事自体が、まごう事なき自分の人生だなって思っていて。そこからそういう人生は旅のようなものだなあ、という思いを込めて作った1曲を次に送りたいと思います。」

 

ここで披露されたのは「旅」。

久我はアコギを手にし、新井のロックンロールなフレーズが溢れ出す。まるでアメリカ映画のワンシーンを思い起こさせるようなメロディと、4人の音の融合が心地良く響く。

跳ねるリズムが体を熱くさせる「シャルルの憂鬱」、フロアを一斉にジャンプさせた「GOSH!」。

そして「不条理、痛快、蛇の歌意」が始まると、色とりどりのライティングが場内を包む。ステージの端から端まで、その色気を存分に振り撒く久我。コールアンドレスポンスと共に、長い帯をたなびかせてダイナミックなフレーズをはじき出す進藤渉(Ba)。その振る舞い、一つ一つの挙動の美しさに目を奪われるが、もちろんそのベースプレイも極上だ。

 

「次にお送りする曲は、凄く僕にとって大事な曲になるだろうな、って思っています。このライブとアルバムのテーマにしている「ウロボロス」っていうのは、一匹の蛇が自分の尻尾を飲み込んで、ひとつの円になっている象徴的な図の事を指すのですが、そこには「破壊と創造」とか、もしくは永遠に回り続ける永続性とか無限ループとか、そういったいろんな意味が込められているんですね。

その中で僕も一日一日、例えば今日に至るまでの繰り返しがあって、みんなもそれぞれしょうもない日もあれば、楽しい日もあるだろうし。そういう繰り返しを僕らは生きている限り、やめられないんですよね。それをLIPHLICHっていうものに対しても僕は凄く感じていて。しょうもない一日もあれば、反対に今日みたいにとても多幸感に溢れる一日があったり。そんな風に、これからも永遠にLIPHLICHが続いていって欲しい、という願いを込めて作った曲です。」

 

こんな前置きと共にミラーボールが輝き、ふんわりと優しいイントロからスタートした「リインカーネーション」。そのMCの内容に沿うように、柔らかな幸福感が生み出されてゆく。様々な繰り返しを重ねてLIPHLICHは続いてゆくだろう、きっとそうに違いない。そんな安心感さえもたらすメロディが場内を、身体を、包み込む。

そして次に披露された、早く激しく、攻撃的なLIPHLICHを存分に突きつけた「SHOW MUST GO ON」で、「蛇であれ 尾を喰らえ」からのメニューはいったん終了する。

 

MCで久我は「3人+手伝ってくれる人でワンマンの本編をやり、アンコールで加入発表をするのは違うなと思った。」と伝え、「LIPHLICH60曲程の全曲を叩けるようになって来てくれた小林孝聡は、尊敬出来るドラマーです。」とも語った。

4人のLIPHLICH、ここからはいよいよ慣れ親しんだ楽曲達が投下される。

ロックテイスト全開チューンの「SEX PUPPET ROCK’N’DOLL」が始まると、拳が上がり、フロアの熱が一気に沸騰する。「G a Grolia Be Bee Bamboo oh Yes!」のオーディエンスとのかけあいは、もうすっかりお馴染み。跳ねてブリッツを揺らした「グロリアバンブー」。

フロア中がヘドバンの嵐となった「フェデリコ9」。休む間もなくて手を回してあげて跳ね続けるファン。

「ラスト!!!」高速リズムでスタートした「MANIC PIXIE」に、場内はカオス、ステージ上のメンバーはやりたい放題。久我は、ステッキをまるで指揮棒のように振り回して舞台を闊歩していた。まるで映画俳優のように。

 

──止まないアンコールの声。キュートなSEと共に、ゆっくりとステージに登場したのは進藤 渉。

「アンコールありがとう。小林孝聡が加入した記念の日。その日を汚すSHOWをします。」

不敵な笑みと共に、手にした大扇子をその身体の前に広げて隠し、SEに合わせて舞い、衣装の着物を少しづつ脱いでゆく。

「私はこれから本領発揮。最後まで楽しんでいってね。」

優しい声でそう告げると、その脚線美へファンの目を釘付けにさせながら、一瞬ステージから消える。再度ステージ袖から踊りながら登場した進藤は、とてつもなくスレンダーな黒い衣装を纏っていたその手足のなんと長く美しい事か!胸元を客席に向かって開けてみせると、会場からは悲鳴のような歓声が上がる。

 

メンバー全員が新衣装で登場し、今回の全てのテーマもある「ウロボロス」を再度プレイ。そして「今日のラストはやっぱり、僕らの人生というSHOW”は永遠に終わらない、という意味を込めて。」という久我の言葉と共に「SHOW MUST GO ON」を再投下。フロア中に拳が上がり、メンバーとオーディエンスの放出した熱が赤坂BLITZを震わせた。

 

「今日はどうもありがとう。2年前に絶対に解散はしないって宣言したこのステージには、特別な思い入れがあります。ここをスタートとして2016年、これからもよろしくお願いします!」

そんな挨拶と共に一度は捌けたメンバーだったが、これでもかと続くアンコールの声に再び応える。

「何も決めてなかったけど、やりたくなったのでやります!」

セットリストには無いアンコール。

 

「今日は本当にどうもありがとう。」始まった曲は「夜間行」。

この日の1曲目に既に披露されていた楽曲だが、そのスタート時とは全く印象が違っていた。

再プレイされた「SHOW MUST GO ON」でも感じたが、同じ曲をなぞるようなパフォーマンスを、彼等は一切しない。

その瞬間瞬間を、LIPHLICHはちゃんと「生きて」いるのだ。

艶やかさと剛健さを備え、生身の体温の熱さを感じさせるロックバンドであると同時に、気さくでラフな表情も飾らずに見せる大らかさも持ち合わせ──そして更に力強く生まれ変わったLIPHLICH

「バンドは生き物だ」とは良く言われるが、正に“LIPHLICH”という名の生き物がその音と共に見せたロックショウは、息つく間もなく、飽きさせる事もなく、濃密濃厚なショウであった。

 

アルコールなど摂取していないのに、ほろ酔い気分にさせられた一夜。

ここから、久我新悟・新井崇之・進藤渉・小林孝聡の4名で生成された“LIPHLICH”が大空へと飛び立った夜となった。

 

 

TEXT:びじゅなび

 

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●OFFICIAL WEB

http://www.liphlich.com/

 

 

2016年2月10日(水)RELEASE「蛇であれ 尾を喰らえ」Type A DVD収録「ウロボロス」MV フル公開!

2016年2月10日(水)RELEASE「蛇であれ 尾を喰らえ」より、Type B DVD収録「不条理、痛快、蛇の歌意」MV SPOT公開!

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□■□■□■RELEASE情報■□■□■□

2016年2月10日(水)RELEASE

NEW ALBUM『蛇であれ 尾を喰らえ』

 

『蛇であれ 尾を喰らえ』(TypeA/DVD+CD)

【CD収録曲】

1.うねり

2.ウロボロス

3.slow virus infection

4.露店商通りの道理

5.一輪

6.GOSH!

7.不条理、痛快、蛇の歌意

8.旅

9.シャルルの憂鬱

10.RACE

11.リインカーネーション

12.SHOW MUST GO ON

【DVD】

ウロボロスMUSIC VIDEO

【価格】¥3,000(税別)

[品番]MSLP-031

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『蛇であれ 尾を喰らえ』(TypeB/DVD+CD)

【CD収録曲】

1.うねり

2.ウロボロス

3.slow virus infection

4.露店商通りの道理

5.一輪

6.GOSH!

7.不条理、痛快、蛇の歌意

8.旅

9.シャルルの憂鬱

10.RACE

11.リインカーネーション

12.SHOW MUST GO ON

【DVD】

不条理、痛快、蛇の歌意MUSIC VIDEO

【価格】¥3,000(税別)

[品番]MSLP-032

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『蛇であれ 尾を喰らえ』(TypeC/CD Only)

【CD収録曲】

1.うねり

2.ウロボロス

3.slow virus infection

4.露店商通りの道理

5.一輪

6.GOSH!

7.不条理、痛快、蛇の歌意

8.旅

9.シャルルの憂鬱

10.RACE

11.リインカーネーション

12.SHOW MUST GO ON

[Bonus Track]

13.SKAM LIFE

14.聖俗街

15.7 Die Deo

【価格】¥2,000(税別)

[品番]MSLP-033

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□■□■□■OTHER ONEMAN■□■□■□

LIPHLICH単独公演ツアー ウロボロス-蛇であれ 尾を喰らえ-

 

213()横浜BAYSIS

214(日宇都宮HEVENSROCK

220()千葉LOOK

221()浦和ナルシス

227()大阪RUIDO

228()神戸VARIT

35()京都MUSE

36()名古屋ell.SIZE

312()岡山IMAGE

314()姫路ベータ

319()高崎FLEEAZ

320()仙台HOOK

326()福岡DRUMSON

327()広島Cave-Be

開場17:00 開演17:30

前売り4000 当日4500

[プレイガイド]

チケットぴあ、ローソンチケット、イープラスにて発売中

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横浜/宇都宮/千葉/浦和/高崎:DISK GARAGE 050-5533-0888

大阪/神戸/京都/姫路:夢番地大阪 06-6341-3525

岡山/広島:夢番地広島 082-249-3571

仙台:GIP 022-222-9999

福岡:BEA 092-712-4221

名古屋:キョードー東海 052-972-7466

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LIPHLICH単独公演ツアー ウロボロス--

201642()川崎CLUB CITTA’

 

開場16:45 開演17:30

前売り4500 当日5000

[プレイガイド]

チケットぴあ、ローソンチケット、イープラスにて発売中

()DISK GARAGE 050-5533-0888

 

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□■□■□■OTHER ONEMAN■□■□■□

201682()TSUTAYA O-WEST

進藤渉 Produce公演

「ジェンダーフリー」

 

CASTLIPHLICH

OPEN18:00/START18:45

前売 ¥4,000/当日 ¥4,500(D代別)

[プレイガイド]

・先行Aチケット

201642()川崎CLUB CITTA’

ウロボロス--公演物販ブースにて発売

Bチケット調整中

()TSUTAYA O-WEST

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□■□■□■イベント情報■□■□■□

 

2016年1月30日(土)名古屋SPADE BOX

新春!! スペシャル東名阪ツアー 「仁義なき響宴」

[CAST]LIPHLICH/NoGoD/アルルカン

 

2016年1月31日(日)OSAKA MUSE

新春!! スペシャル東名阪ツアー 「仁義なき響宴」

[CAST]LIPHLICH/NoGoD/アルルカン

 

2016年2月7日(日)高田馬場PHASE

「This is a 大計画 2」

[CAST]LIPHLICH/えんそく

 

2016年2月23日(火)EDGE Ikebukuro

SALIVAN主催 東名阪ツアー 『All of you i trust…』

[CAST]LIPHLICH/SALIVAN/えんそく/ソニックデスモンキー/他

 

2016年3月9日(水)新宿ReNY

凛 LAST LIVE 「the end of corruption world」 ~KISAKI 40TH BIRTHDAY EVENT~

[CAST]LIPHLICH/凛/JILS(GUEST)/GOTCHAROCKA/UCHUSENTAI:NOIZ/Jupiter/AvelCain/黒百合と影

 

2016年4月24日(日)川崎CLUB CITTA’

百花繚乱~Extravaganza for second bloom~Ver.勿忘草

[CAST]LIPHLICH/えんそく/マイナス人生オーケストラ/乙女国家/THE BLACK SWAN/NoGoD/SEX-ANDROID/heidi./ADAPTER。/Mix Speaker’s,Inc./Bio-造形するバイオ-/ケミカルピクチャーズ/andmore

 

2016年5月7日(土)名古屋ell SIZE

百花繚乱~Extravaganza for second bloom~Ver.杜若

[CAST]LIPHLICH/えんそく/マイナス人生オーケストラ/乙女国家/THE BLACK SWAN

 

2016年5月22日(日)OSAKA MUSE

百花繚乱~Extravaganza for second bloom~Ver.桜草

[CAST]LIPHLICH/えんそく/マイナス人生オーケストラ/乙女国家/THE BLACK SWAN/The Benjamin

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2016年01月26日 (火)

【ライブレポート】★Tokami★1月25日(月)池袋サイバー:60分限定無料ワンマン「H.B.1000.F」

REPORT - 13:50:51

1月25日(月)池袋サイバーを舞台に、Tokamiが「Tokami 60分限定無料ワンマン「H.B.1000.F」」と題し、観客たちと「60分一本勝負のバトル」をブチ噛ました。この日はドラマー1000のバースデーも兼ねた内容であり、同時に、通販/ライブハウス限定DVD『=Advent Gibeon=』の会場先行発売も行われた。


 ライブは、Agatoの野太いスクリーム声から幕を開けた。低音の聴いた豪圧な音が塊となって客席へ降り注いでゆく。重いウネリの上で、朗々と嘆きの歌を唱えてゆくAgato。冒頭を飾った『アネモネ』に手の花咲かせながら、間奏では頭振り乱し、5人の熱を観客たちは受け止めてゆく。幕開けは、戦いというよりも、Tokamiの描き出した大きく重い音の唸りの中へ観客たちを包み込む形のもと始まった。
気持ちを昂揚の境地へ導く、祈り嘆くような歌が響きだした。その声を合図に、楽曲は一気に激しく轟きだした。Tokamiは『葬影送り火の空』を叩きつけ、観客たちの荒ぶりたい感情へ熱い刺激を注いでゆく。気持ち高ぶらせる歌と重く突き刺さる音の衝撃へ、心地好く手の花咲かせ溺れてゆく観客たち。熱狂の階段を駆け上がる環境は、早くも整った。
印象深い歌始まりの『追憶の葬、弔いの蒼』が流れだした。一瞬で、魅惑的な歌へ心惹かれてゆく観客たち。低音の聴いた重厚な音で攻めながらも、その歌声は身体を、心を揺らす心地好い昂揚を与えてゆく。そう、身体は熱を欲しているが、心は揺れるときめきに浸りたい。そんな二つの衝撃に触れ、大きな手の花揺らす人から身体を小刻みに揺さぶる人まで、そこにはいろんな楽しむ風景が描きだされていた。

破壊的な、ラウドな音の衝撃波が舞台上から放たれた。グロウル混じりに観客たちを煽ってゆくAgato。サビでは胸くすぐるキャッチーな歌を届けながらも、他のセクションでは熱い衝動を投げかけてゆく。何時しか観客たちも、『Addicted Lover』の演奏に合わせ、拳振りながら、熱した衝動をその身で嬉しく受け止めていた。
 ヒステリカルでフリーキーな、でも、これまで以上に重厚な音を武器に、Tokamiは訪れた人たちの感情を爆撃し始めた。いや、サウンドは重いが、歌はなんて艶かしいんだ。二つの痛い魅力が重なりあうことが、何時しかその歌を共に口づさみたくなる嬉しさが、『poker face』の魅力だ。

「こっから一気に奈落の底へと落してやる!!」。 轟き渡る黒い衝動と衝撃。ダーク/ラウド/スクリーモ、どんな言葉で形容しようが、『Venom』が導いた重厚な音の唸りに巻き込まれたら、我を忘れ騒ぐのみ。重い音に身を預け全力で跳ね続ける観客たち。中には、恍惚の絶叫上げる人たちも。剥き出しの感情と感情とを戦わせる、まさにバトルの様がそこには描きだされていた。
最後は、会場中の人たちが振りで一つになった『Crimson Sky』だ。歌に酔い、でも、豪快で厚みのある音へ身体は武者震い立ってゆく。なんて胸に響く歌なんだろう。間奏では折り畳みしてゆく光景や絶叫のコール&レスポンスしてゆく様、何度も何度も逆ダイし絶叫交わしてゆく風景までがそこには描きだされていた。
 暴れたい、騒ぎたい、もっともっとTokamiの音楽に触れ合いたい、そんな頂点を求め熱し、火照った感情を全身に感じたまま、本編は終了。

 誕生日だったドラマー1000のバースデーを祝福しつつ、アンコールで叩きつけた暴れ暴走ナンバー『憂鬱なる不確かな明日、微笑みの先についた嘘』へ、誰もが感情を全力投球。舞台上も客席も、余力残してなるものかと力の限り拳振り上げ、頭振り乱し、サビでは咲き続けていた。満面の笑顔で暴れはしゃぎ続ける、その姿のなんとキラキラしていたことか。「俺たちの生きる励み」というAgatoの言葉通り、その様を知らしめた熱狂のバトルライブを、Tokamiは繰り広げていた。

          
 正直、60分という短い時間で満足を得れるほどTokamiのライブは薄いものではない。むしろ、もっともっとという欲求を携えた状態で幕を閉じたからこそ、早くTokamiのライブへ触れたくて仕方ない衝動に全身が支配されていた。もっと長い熱狂に身を溺れたい、それを味わうためにも、6月29日に新宿ReNYで行なうワンマンライブに足を運ぶしかなさそうだ。


TEXT:長澤智典

 

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セットリスト

『アネモネ』
『葬影送り火の空』
『追憶の葬、弔いの蒼』
MC
『Addicted Lover』
『poker face』
『Venom』
『Crimson Sky』
アンコール
MC
『憂鬱なる不確かな明日、微笑みの先についた嘘』

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Tokami Web
http://tokami.heavy.jp/

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★LIVE情報★

2016年6月29日(水) 新宿ReNY
Tokamiワンマン「Unknown Sanctuary~a place of your own~」


OPEN: 17:30 / START 18:00
前売 ¥3,500 / 当日 ¥4,000 ※Drink代別
出演:Tokami
※当日重大発表あり
※入場者特典あり


【チケット】
http://sort.eplus.jp/sys/
■バンド予約(ペアチケット)
■当日券(ペアチケット)
※ペアチケットは1枚で2名入場可能となります。
※ペアチケットは1枚で1名の入場も可能となります。

 

Tokami ニューアルバム [Metamorpha]
https://www.youtube.com/watch?v=36rxa-A7w-Y

 



2016年01月26日 (火)

【ライブレポート】defspiral★2016年1月23日JAPAN EXPO THAILAND/ Tokyo Crazy Kawaii Bangkok★タイはバンコクにて真夏の夜に負けない熱狂的なステージを披露、5000人を超えるファンを灼熱の渦へ!

REPORT - 13:08:47

2016年1月23日、defspiralがタイはバンコクで行われたJAPAN EXPO THAILAND/ Tokyo Crazy Kawaii Bangkokにて、暑い夏の夜にメインステージ前に集まった5000人を超えるファンを灼熱の渦に巻き込んだ。

 

 JAPAN EXPO THAILAND/Tokyo Crazy Kawaii Bangkokは日本ブームの創出を目的に、伝統芸能、テレビ番組、アニメ、漫画、ゲーム、音楽、ファッション、キャラクター等のコンテンツ、ビジネスマッチングを目的としているタイ&アジアで最大級のオールジャパンイベント。このイベントにはdefspiralの他、AKB48やSuGらも出演した。今回会場となったのはバンコクの中心部に位置するセントラルワールドプラザ。この日は35℃を越す気温の中、同イベントには10万人に迫る“日本好き”が駆けつけた。その中で、昨年5月に引き続き2度目のバンコク公演となったdefspiralは屋外メインステージにて暑いタイの夜にも勝る圧倒的熱量を持ったライブを見せてくれた。

 

 海外でのイベント出演ということもあり、開演直前までトラブル続きではあったが、1曲目の「Arcoromancer」が演奏されればdefspiralの再訪を待ち望んでいた現地のFreaks(=defspiralファンの呼称)らの熱い声援が巻き起こる。曲中TAKA(Vo.)がタイ語で「今日は楽しんでいこうぜ!」と叫べばタイのファンの勢いは序盤からフルスロットルに。続いての「MASQUERADE」では日本でのライブと同様に、曲に合わせて激しくジャンプをするタイのファンたち。その勢いは日本以上のモノと感じさせるほど。

 

 MCではTAKA特製のタイ語カンニングノートも飛び出しつつ、「楽しんでる!?」「お前たち可愛いよ!」などタイ語を披露。タイのファンの心をしっかりと掴む。力強さと疾走感溢れる「SILVER ARROW」ではTAKAの伸びやかなボーカルと共に歌詞に込められた強烈な“想い”が言語の壁を超えて届けられる。続けざまに披露された「Dream of you」では艶やかな大人のサウンドに酔いしれる。

 

 「星空をイメージした曲を歌います、気持ちを込めて皆に届けたいと思います」とのメッセージと共に届けられた壮大なバラードナンバー「ESTRELLA」。開演時には夕暮れに差し掛かっていた屋外ステージも既に星空。スペイン語で星を意味する同タイトルに相応しい、煌めく星の下でステージが光に包まれる。 

 

 「次の曲は俺達のロックスター、敬愛する日本のロックスターの曲をやりたいと思います。」と紹介されたのは彼らを見出したhideの名曲「ROCKET DIVE」。日本の誇るロックスターhideはもちろんタイでも知られており、涙するファンも。畳み掛ける様に演奏されたのは彼らのライブの終盤で演奏される「LOTUS」。defspiralらしい大人なダンサンブルナンバーで会場のボルテージも最高潮に。リズムに合わせて身体を動かすことに言語や文化の違いなど何の影響も与えない。ただ、そこにあるのは熱いパフォーマンスを繰り出すアーティストと、それに応えるファンたち。

 

 「必ずまた会いましょう。最後に、今日皆と会えた証に皆に贈ります」と約束の後に贈られたのは“始まり”を告げるナンバー「CARNAVAL」。ステージセンターに位置する観客席へと続く花道を駆け抜けるメンバー達。RYO(Ba.)はさらに花道を降り客席でのプレイを行うほど。最後の曲にして、終わらないCARNAVAL=お祭りの始まりが意味するものは、彼らにとってこのタイでのステージは決して1度きりのものではなく、どこまでも続く終わらない彼らのストーリーの一部であり、必ずまたタイでのステージを行ってくれるという“約束”ではないだろうか。 

  

 defspiralはTHE MICRO HEAD 4N’Sとの対バンツアー「THE MICRO HEAD 4N’S × defspiral COUPLING TOUR 2016 9BALL GAMES -2nd-」が3月13日(日) 渋谷GARRETからスタートする。また、椎間板ヘルニア治療のため活動を休止していたMASAKI(Dr.)の手術も無事に終了したとのこと。復帰が待ち遠しい。今後も国内外で展開を続けていくdefspiralから目を離すな。

 

JAPAN EXPO THAILAND/Tokyo Crazy Kawaii Bangkok

 

 

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2016年1月23日(土)

セントラルワールドプラザメインステージセットリスト

 

  1. Arcoromancer
  2. MASQUERADE
  3. SILVER ARROW
  4. Dream of you
  5. ESTRELLA
  6. ROCKET DIVE
  7. LOTUS
  8. CARNAVAL

 

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THE MICRO HEAD 4N’S × defspiral

COUPLING TOUR 2016 9BALL GAMES -2nd-

 

3月13日(日) 渋谷GARRET

OPEN/START 17:30 / 18:00

ドリンク代:¥ 600

LAWSON TICKET 0570-084-003

チケットぴあ 0570-02-9999

e+ http://eplus.jp

(問)DISK GARAGE 050-5533-0888(平日12:00~19:00)

 

3月18日(金) 西川口HEARTS

OPEN/START 18:30 / 19:00

ドリンク代:¥ 500

LAWSON TICKET 0570-084-003

チケットぴあ0570-02-9999

e+ http://eplus.jp

(問)DISK GARAGE 050-5533-0888(平日12:00~19:00)

 

3月19日(土) HEAVEN’S ROCKさいたま新都心VJ-3

OPEN/START 17:30 / 18:00

ドリンク代:¥ 500

LAWSON TICKET 0570-084-003

チケットぴあ0570-02-9999

e+ http://eplus.jp

(問)DISK GARAGE 050-5533-0888(平日12:00~19:00)

 

3月21日(祝・月) 横浜Baysis

OPEN/START 17:30 / 18:00

ドリンク代:¥ 500

LAWSON TICKET 0570-08-4005

チケットぴあ0570-02-9999

e+ http://eplus.jp

(問)DISK GARAGE 050-5533-0888(平日12:00~19:00)

 

4月15日(金) 梅田シャングリラ

OPEN/START 18:30 / 19:00

ドリンク代:¥ 500

LAWSON TICKET 0570-08-4005

チケットぴあ0570-02-9999

e+ http://eplus.jp

CNプレイガイド 0570-08-9999

(問)キョードーグループ 0570-200-888(10:00~18:00)

 

4月16日(土) 名古屋ell SIZE

OPEN/START 17:30 / 18:00

ドリンク代:¥ 500

ダイレクトセンター052-320-9000

チケットぴあ0570-02-9999

LAWSON TICKET 0570-084-004

ライカエジソン名古屋店 052-229-8211

TANK!theWEB http://www.sundayfolk.com/

(問)サンデーフォークプロモーション 052-320-9100(10:00〜18:00)

 

4月21日(木) TSUTAYA O-WEST

OPEN/START 18:30 / 19:00

LAWSON TICKET 0570-084-003

チケットぴあ0570-02-9999 050-5533-0888

e+ http://eplus.jp

ドリンク代:¥ 500

(問)DISK GARAGE 050-5533-0888(平日12:00~19:00)

 

4月29日 祝・金 XXXXXXXX

4月30日 土 XXXXXXXXX

 

特設サイト:http://9ballgames.com/

制作:CB Agent Inc.

 








2016年01月26日 (火)

The Benjaminのミネムラが司会を担当するヴィジュアル系番組「ヴィジュアル刑事Z」が、公開収録も兼ねたアコースティックイベントライブを実施。

REPORT - 01:17:28

The Benjaminのツブク、THE BEETHOVEN/怪人二十面奏のマコト、Dacco/Psycho le Cemu/NINJAMAN JAPANのLida、犬神サアカス團の犬神情次2号、リウ、Develop One’s Facultiesのyuya、UCHUSENTAI:NOIZのYAMATOと豪華メンバーが勢揃いしての大セッション大会!!
 
 
 1月11日(月・祝)、渋谷REXを舞台にミュージック・ジャパンTV「ヴィジュアル刑事Z」presents「 一斉検挙 vol.02-アコースティックナイト-」と題されたライブイベントが、2月1日及び16日の放送用の収録も兼ねて行われた。
 この日は、ヴィジュアル刑事ZことThe Benjaminのミネムラ刑事(Vo/AG)司会のもと、The Benjaminのツブク巡査(Vo/AB)、THE BEETHOVEN/怪人二十面奏のマコト(Vo/AG)、Dacco/Psycho le Cemu/NINJAMAN JAPANのLida(Vo/AG)、犬神サアカス團の犬神情次2号(Vo/AG)、リウ(Vo/AB)、Develop One’s Facultiesのyuya(Vo/AG)、UCHUSENTAI:NOIZのYAMATO(Vo/カホン)と、総勢8名のミュージシャンがミネムラ刑事を囲むように舞台へ登場。
  今回はアコースティックイベントということだが、彼らが、入れ代わりでステージをこなすような在り来りなイベントを行うわけがない。このイベントは、各メンバーごとの持ち歌に、全員が手にした楽器やみずからの歌声を通して参加するセッション形式で行われた。しかも細かいアレンジは、その場で話しあいながら決める形で進行。なんて斬新な、でも百戦錬磨な連中だからこそ出来る内容だったのも事実。
 
 ライブは、ミネムラ刑事とツブク巡査が登場し、この日の出演者たちを迎え入れる形で幕を開けた。
  メンバー紹介の時点から、それぞれの出演者たちがボケやツッコミを次々繰り出すトークを披露。YAMATOがこの日のために用意したカホンに対し、犬神情次2号が「せっかくカホンを買ったんだから家宝にしたほうがいいよ」など、いろんな?!駄洒落飛び交う?!場内。細かいやり取りは、ぜひ番組をご覧になっていただきたい。
 
 
               ツブクの持ち歌コーナー
 
  ライブは、出演者たちがウィットに富んだ会話を繰り広げつつ、ツブク巡査の持ち歌であるThe Benjaminの『ぼっち』をセッションする形から始まった。
 Lidaのリードとミネムラのタンバリンの音を合図に、出演者たちが次々演奏を重ねる形でスタート。ヴォーカルも、ツブクを中心にマコトも歌えば、出演者たちがコーラスを重ねたり、間奏でツブクとリウがベースソロを繋いだりと、ミネムラの声のリードを合図に進んでゆく。ある程度の基本ラインを事前に決めてたとはいえ、すべてがその場の雰囲気で進んでゆくところが、このセッションの楽しい醍醐味だ。
 
 犬神情次2号が、ツブクとマコトの書いた譜面を「糞だ!」とののしれば(笑)、衣装話になったとき、「yuyaの身体に蛇を巻いてやればいい」などの会話も飛び交っていた。どういう流れがらそういう話になったのかは、番組をご覧になってください(笑)
 
 
               Lidaの持ち歌コーナー
                         
 二番手は、Lidaの持ち歌であるDaccoの『コイガオカ』をカントリー調でセッション。ミネムラはトライアングルとシェイカー,ブルースハープで、yuyaはシェイカーを持ちながら、リウはタンバリンで、ツブクはアップライトベースで参加。Lidaの歌をリードに軽快に進む演奏。ヴォーカルもLidaを中心に、マコトも歌を受け継いでゆく。胸弾む心地好い楽曲のように、場内には牧歌的な優しい空気が流れていた。
 
  ちなみにLidaは、Daccoでエアロビ担当ではなくエロビ担当らしい。ミネムラは、ブルースハープのみならず薬草ハーブも得意だそう。詳しくは、番組で?!。
 
 
             犬神情次2号の持ち歌コーナー
 
  三番手は、犬神情次2号の持ち曲である犬神サアカス團Zの『危険なハーブ』。歌詞に記された「万引き、強盗、売春」の歌詞が番組的に放送が難しいことから、この日は「どん引き、教頭、青春」に変えて披露(でも、よーく聞くと…)。
  この歌では、リウがアップライトベースを担当。セッションは、重いロックンロールなリフ演奏が炸裂しスタート。犬神情次2号が歌をリード。そこへ、歌い手たちが掛け声を加えてゆく。サビでは、犬神情次2号の歌へ、他のメンバーらが掛け合いや掛け声を投げてゆく場面も。かなりブラックな歌詞とフォークロックな演奏は、なかなかいなたい味を出していた。この歌でも、マコトが途中で歌パートを担当していた。
 
  ここでは、喫煙話が登場。それは、歌に関わる話から。詳しくは番組で(笑)。
 
 
               YAMATOの持ち歌コーナ
 
  四番手は、YAMATOの持ち曲であるUCHUSENTAI:NOIZの『Ritardando』。もちろん、歌はYAMATOが担当。彼の歌い方がANGEL TAKAに似ていることから、YAMATOにいろんなツッコミが入ってゆく。それに対してYAMATOが「歌い方のひな型が」と言ったとたん、そこら中から「雛形あきこ??」というくだらないツッコミも。そこが、この8人のトークの醍醐味だと伝えておこう。
  この歌は、YAMATOのカホンをリードにスタート。リウはアップライトベースで、ツブクはタンバリンで参加。声を張り上げ歌うYAMATOの歌を、演奏陣がしっかり盛り上げていく。触れた人の気持ちを昂揚させてゆくこの歌でも、途中マコトが歌を担当。ミネムラは、やたら身体を揺らしながら演奏していたことも付け加えておこう。
 
  この歌では、YAMATOが虚空を観ながら歌っていた。その歌う姿に対して、メンバーらから「(きたの)たけしみたい」などいろんなツッコミも。ちなみに犬神情次2号は寂しがり屋。詳しくは番組をご覧になってください。
 
 
               yuyaの持ち歌コーナー
 
  五番手は、yuyaの持ち歌である『non title』。リウは、この歌でもアップライトベースを担当。そのリウがずっと立ってしゃべっていたことから、会話は、「学生時代に叱られたとき廊下に立たされたか?!立たされる制度はなかったか?!」の話へ。
  この歌の演奏について、ミネムラが「バラード曲だから、最初からみんな入るんじゃなく、ブリッジから入ろうか?!」と話し始めたところ、「ブリッジとは何処か?!」の論争が起きだした。その論争ぶりは、ぜひ番組で。ちなみに、Lidaはブリッヂと書くそうだ。
  セッションは、yuyaの弾き語る歌から幕を開けた。儚い、でも、しっかりとした軸を持った歌をはべらせゆく。しばし独奏が続いたところで、サビから一斉にメンバー全員が演奏に参加。その重奏を背景にyuyaが朗々と歌い上げてゆく。二番からは、yuyaの歌に薄くハミングを重ねてゆく場面も。大サビからは、他のメンバーも歌に参加。とても感動的な空気を作りあげていた。
 
  この歌は、名曲に多い1645の黄金進行で展開。ここから、黄金進行の名曲を悩みながら思い出しだしつつ幾つか披露。さらに、とある流れからダイヤモンド☆ユカイさんや研ナオコさんの話へと展開。その様子は、番組でご覧になってください。
 
 
               マコトの持ち歌コーナー
 
  六番手はマコトの持ち歌であり、ドレミ團の3拍子ナンバー『彼岸花』を3カポ用いて演奏。この歌は、yuyaのリクエストで決まった楽曲。リウは、相変わらずアップライトベースを、ミネムラとツブクはタンバリンを担当。ここでは、カポの使い方で熱く談義。さすが,そこはミュージシャンたち。
 セッションは、yuyaの歌からスタート。とても哀愁味を持った昭和歌謡ナンバーを、yuyaとマコトが歌を交わしあう形で披露。間奏では、犬神情次2号がスパニッシュムード携えた哀愁浪漫なソロギターを披露。なんて、胸をグッと泣き濡らすセッション演奏なんだろう。
 
 
               リウの持ち歌コーナー
 
  七番手は、リウの持ち歌『サクラレクイエム』。この歌で、ツブクはタンバリンを、yuyaはトライアングルも担当。何時もは2人のアコースティックスタイルで披露しているらしく、この大人数で演奏することをリウは喜んでいた。ここではJohannesやユーイチロウなど、この日の出演者に関連したメンバーの話も登場。
  セッションは、トークから自然な流れでミネムラのイントロギターへ…の予定だったが、本番前のリハーサル演奏に苦戦しているミネムラの姿が、そこにはあった。本番では、犬神情次2号のアルペジオ演奏、ミネムラとLidaのハモリフレーズ、YAMATOのパーカッションが心地好く混じるセッションから幕開け。歌が入ったとたん、演奏は一気に熱を帯びてゆく。なんてドラマチックで感動的なセッションだ。二番では、マコトが歌を担当。間奏では、ミネムラ、マコト、yuya、犬神情次2号、Lidaとソロをまわしてゆく場面も。リウはエレキベースを手に座って…ではなく立って熱唱。それだけ、気持ちが入り込んでたということだ。
 
  人の曲を歌うのが好きなマコトと、普段はあまり歌うことのないyuya。そんな2人が自由に歌に絡んでゆく様に、リウが感動。この日の演奏に対して、みんなとても心地好く楽しく演奏してきたことをトーク。なぜか、Lidaの布袋寅泰の物真似まで飛び出していた。その模様も、番組でご覧になってください。先のトークパートも含め、何処が流れるかの保証は致しませんが(笑)。
 
 
              ミネムラの持ち歌コーナー
 
  最後は、ミネムラ刑事の持ち歌であるThe Benjaminの『ベーゼ』。軽快でファニーな楽曲を、メンバーみんなのハミングを混じえながらパーティムードたっぷりにセッション。サビての合唱や掛け合いしてゆく様は、まさに楽しく笑顔で演奏を重ね合わせる宴ムード。歌には、ツブクやマコトも参加。間奏では、ツブク、Lida、リウ、マコト、YAMATO、yuya、犬神情次2号、ミネムラとアドリブをふたまわしもしてくれた。セッション演奏の最後に相応しい盛り上がりを描いてくれたところは、さすがミネムラ刑事だ。
 
 
  この日の模様は、2月1日(前半)と16日(後半)からスカパー内ミュージック・ジャパンTV「ヴィジュアル刑事Z」で放送。リピート放送も多いので、せひご覧になっていただきたい。
 


PHOTO: 井野友樹
TEXT:長澤智典

 
 
「ヴィジュアル刑事Z」Web
http://www.mjtv.jp/lineup/visual_deka_z/