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2017年05月07日 (日)

【ライヴレポート】NoGoD ツアー『W/O-U』ファイナル:5月6日(土)渋谷WWW X「俺たちがやってきたことは正しかったって、お前らの顔をみたらわかる!」

REPORT - 16:51:37

NoGoDが最新SingleMissing」を引っ提げたツアー「NoGoD -2017-SPRING ATTACK W/O-U』」のファイナル公演を渋谷WWW Xで行った。

 

暗闇で胸を深くえぐるようなKのドラムが鳴り響く。赤い照明がともりKyrieのギターが重なり、「Missing」による幕開け。冷たい風が吹き抜けたように肌を泡立たせ、華凛のベースとShinnoのギターが重力を増加させる。団長の自問のような歌声が入ると金属の冷たさではなく青く揺らめく炎の冷たさへ。それが団長の持つ歌声そのものの持つ情感が一気に確かな温度をもってサビのロングトーンで解放される。NoGoDとしては異例のバラードのリード曲となった「Missing」をライヴ1曲目に持ってくるその斬新さは、吐息がでるほどのNoGoDの色気を会場に満たし、ライヴバンドであるNoGoDがシングルリリースからツアーを経て得てきた進化をしょっぱなから魅せつける。

 

しかし続く「Strawberry Night」は会場の空気をジェットコースターのように激しく甘い闇の世界へ突っ込ませる。客席の温度は一気にぶちあがり、頭は不可避に前後左右へ振られる。「燃えろ渋谷!」の声を軽く凌駕して燃えるようだ。シングル「Missing」のカップリングに収録された「不完全肯定論」で空気は陽の様相に。会場も縦に横に踊りだす。ゴリゴリのメタルサウンドとサビのエモーショナルさの対比がNoGoDの持ち味を実感させる「Passion Play」から無力さと切なさ迫る団長のファルセットが美麗な「金糸雀」へと。NoGoDのヒストリーの良いとこどりの新旧織り交ざったセットリストに曲が始まるたびに歓声が起きる。

 

中盤も全く休む暇を与えない。なりふり構わず踊りだしたくなるチューンが目白押しとなった。フロアにたくさんの花が咲いた「球根」。シャッフルビートでありながらおしゃれさよりロックさが鮮明な「Nightmare」、突き上げられる拳が力強くも美しい「STAND UP!!。フロアはさらに奇妙でどうしても抜け出せないサーカスに様変わりしていった。

 

濃密な蒸気の中、団長から会場を埋め尽くすファンに向けて、今夏7/26にリリースとなるNew Singleのタイトルが発表された。『道化師』という意味を持つ「Arlequin」と名付けられたシングルは、「Missing」で新しい顔を魅せたNoGoDが次はどんな顔を魅せてくれるのか、ファンを今からうずうずさせるだろう。

 

老若男女が認める男前ヴォイスで「祈れますか」の団長の一言にヘッドバンギングが回る「World Ender」で鋼鉄のサウンドをぶつけたそのあとに、希望の光を連想させる「パンドラ」、そして会場が拳と声が同期する「神風」。もうずっとこの夢を見続けていたくなる「野に咲く君へ」で会場は多幸感の極みで本編は終了した。

 

NoGoD』呼ぶ声が嵐のように鳴り響く中登場したNoGoD。披露された熱く激しいNoGoD流の祭り「Carnival」で再びヴォルテージを急上昇させたのち、まだ音源化されていない新曲「dreamer」をドロップ。ドライヴ感あふれるサウンドが心地よく疾風のように身体を突き抜けていく。その先に待ち構えるのは色気たっぷりに招待される「桃源郷へようこそ」。もう完全にNoGoDのワールドで全員が悦楽の中で迷子だ。

 

アンコール、ラストナンバー「ノーゴッド」で興奮冷めやらぬ会場に向けて、「俺たちがやってきたことは、正しかったって、お前たちの顔を見ればわかる!」と満面の笑顔で叫ぶ団長。メンバーも最高の笑顔で同意を示した。

 

メンバーがステージを後にし、客電もすっかり点いている中、その場を離れたくない、もっとNoGoDの世界に浸かりたいファンから熱いアンコールの呼び声が止まらない。それに導かれて再び登場したNoGoDのメンバーに大きな歓声が沸いた。実はすでに今回の団長のメイクのポイントでもある長いまつ毛をすっかり取ってしまっていた団長。さっきまでと様子が違うが「どこの呪怨だよって感じだけど(笑)」と自虐的なコメントもしつつ、「お前たちが好きなのは俺たちの音楽だよな?」の言葉に会場の全員が拳で応える。

 

今日の本当の最後の曲は、メンバーの素が出まくった「最高の世界」。NoGoDと会場が完全に融合した「世界」の合唱は、今年まだまだ様々な世界を魅せるだろうNoGoDの未来を祝福するようだった。

 

写真◎大塚秀美

 

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【リリース情報】

 

NoGoD New SingleArlequin」(ヨミ:ハーレクイン)

KICM-1784 定価:1,600円+税

2017726Release!!

 

Arlequin」含む新曲2曲・ライヴ音源2曲(予定)

<発売中>

NoGoDMissingKICM-1765 定価:1,600円+税 発売中

収録内容:

1. Missing

2. Nightmare

3. 不完全肯定論

4. emotional disorderlive version

5. 桃源郷へようこそ(live version

 

【『MissingMusic VideoShort ver.)】

https://www.youtube.com/watch?v=QUWfPHXwLrA

 

Profile

2005 年結成。インディーズ時代から精力的なライヴ活動を経て、類い稀な歌唱力、曲の魅力を

何倍にも増幅させる演奏スキルをもつメンバーによって、J-ROCK、ハードロック、メタル、ヴィ

ジュアル系と様々なシーンのそれぞれに男女関係なく多くのファンを得ているロックバンド。

ラウドなサウンドの中にいて埋もれないメロディセンスと、メッセージをダイレクトに伝える

日本語を大切にしたためた詞や、時にエモーショナルに、時にこの上なく硬質に、時に一陣の

風のように、ただ一つに止まらず表情を巧みに柔軟に変えていくサウンドに定評がある。ヴィ

ジュアルも常にファンの関心を集め、その奇抜さに一歩も劣ることないエンターテイメント性

溢れるライブパフォーマンスは圧巻。またアザーサイドとして、団長のバイタリティ溢れるトー

クも度々メディアの注目を集め、音楽シーン外からの視線も熱い。

 

Information

Official Website   http://www.nogod.jp

Twitter @NoGoD_Official









2017年05月03日 (水)

【BREAKERZ】10番勝負公演、ついにファイナル!憧れのGLAYとの一戦で、20年前の青春の一幕が蘇る!

REPORT - 11:57:30

今年7月に迎えるBREAKERZ デビュー10周年の記念イベントとして展開してきた「10周年 10番勝負 -VS-」が、4月29日 東京・Zepp DiverCity にて遂にファイナルを迎えた! 対戦相手は1994年のメジャーデビュー以来、数々の金字塔を打ち建ててきた日本ロック界を牽引し続けるGLAY! 

 

毎回その日限りのプレミアムな内容で熱戦を繰り広げてきた本イベントの締めくくりにふさわしい、感動と興奮が降り注ぐ至福空間となったライブの模様をレポートする!

 

開演時刻の17時。スクリーンに現れたスカルが高らかに開戦を宣言すると、万雷の歓声が轟く中、先陣を告げられた赤コーナー・GLAYがステージに姿を現した!

 

幕開けは、リズミカルなグルーヴにクリアなサウンドが冴え渡るスケール感満点の「the other end of the globe」。TVドラマ「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」の主題歌に起用された今作は、心に潜む憂鬱を全て溶かしてくれるような壮大なナンバーだ。ぴったりと息の合った粒立ちのよいバンドサウンドも実に心地よい! 続いてクセになるHISASHIのギターリフから、3コードのみで展開していく異色ナンバー「THE FRUSTRATED」で、序盤からグイグイ煽っていく。

 

「こんばんは、GLAYです。TEAM BREAKERZ(BREAKERZファンの名称)、HAPPY SWING(GLAYファンの名称)、今日は一緒に盛り上がっていこうぜ!」とTERUが雄叫びを上げ、まずは、遊び心溢れる歌詞やアレンジが際立つ変則ナンバー「FRIEDCHICKEN & BEER」。間奏ではTAKUROが突然、「俺たちGLAYは本当にTBUだぜ!」とDAI語をぶちかますと、客席は「何何~??」とリアクション。ちょっぴりもったいぶった口ぶりで「TBU=対・バン・嬉しい」と、応えると会場は大爆笑の渦に。さらにTAKUROは「だけど、GGK=GLAY・が・勝つ!」と力強く宣戦布告! 最後は「BMGMMMKHZ=BREAKERZ・も・GLAY・も・みんな・も・気合い・入ってる・ぜぃ。OK!! みんな最後まで楽しんでいってください!」と締め括り、フロア全体が笑顔爛漫になったところで、続いては社会派の鋭利な歌詞が耳を突くスリリングなロックナンバー「MERMAID」を投下。誘発されたオーディエンスは盛大にリアクトし、熱気が充満したZepp DiverCityには強烈なバースト感が立ちこめた。

 

ここで一息TERUのMC。「10番勝負のトリを任されたということで、今日は気合いを入れて新曲も用意してきました。まだリリース予定はないんですけど、いち早く皆さんに聴いて頂きたいと思います。この曲は人と人とを繋げてくれる曲だと思っていて、愛もそうですけど、ファンの子達とミュージシャンにおいても、10年、20年、いけるなら100年(笑)ずっと一緒に歩んでいきたい、そういう気持ちを込めて歌いたいと思います」

 

そう語られ、披露されたのは未発表曲「あなたといきてゆく」。情景が浮かんでくる歌詞に五感が揺さぶられるミディアムバラードで、包容力溢れる歌声が会場中を優しく包み込んでいった。

 

しばしこの余韻に浸っていたい……そう思った瞬間鳴り響いたのは、ディレイのかかったあのお馴染みのイントロ、「グロリアス」だ! 言わずもがな、彼らのブレイクのきっかけとなった往年の大ヒット曲に沸き立つフロア。さらに興奮を駆り立てるように続いた「SOUL LOVE」。爽快さの中に、青春の甘酸っぱさも匂わせるセンチメンタルなこの2曲は、リリースからおよそ20年経った今でも変わらず多くの人に共感と感動を与える普遍的魅力を放った名曲中の名曲だ。

 

「楽しいね! なんかさっきから俺、TEAM BREAKERZとHAPPY SWINGって分けちゃってるじゃない。BREAKERZ とGLAYでやる時は“グレイカーズ”でいいんじゃないかな。今歌いながら思ってました(笑)。全員ノレるし、いいよね!」

 

そんなMCでより一体感を増幅させたところで、ここからラストに向けて一気にアクセル全開!  まずは、Red Bull Air Race Chiba 2017のテーマソング「XYZ」。大空を高速で駆け巡るが如くスピード感たっぷりのパンキッシュな1曲は、前もってレクチャーされたサビの掛け合いコーラスもバッチリ決まって大盛り上がり。その勢いのまま問答無用にみんなで騒げるビートパンク系ナンバー「CRAZY DANCE」で大暴れ!! さらにこれまで数えきれない程のロックファンの胸を熱くしてきたレジェンド曲「誘惑」へとなだれ込み、狂騒感を煽っていった。

 

「BREAKERZ10周年という大事なこの1年は、ファンのみんなとBREAKERZのメンバーと熱い熱い濃厚なキスを交わすような、そんな日々を過ごして欲しいと思います。今日は呼んで頂きありがとうございました。最後は僕らとBREAKERZを繋げてくれた音楽。そして僕らと“グレイカーズ”を繋げてくれた1日、この繋げてくれた奇跡をこの曲に託してお届けしたいと思います。」

 

GLAY本編ラストソングは、ファンファーレのようなイントロのギターフレーズが印象的な「Supernova Express 2016」。故郷・北海道への想いが綴られた晴れやかなギターロックが、この上ない開放感を与える中、GLAYのライブは華々しくフィナーレを迎えた。

 

圧倒的な実力と存在感を見せつけたステージは、盤石な演奏とヴォーカルでライブの真髄を極めながら、BREAKERZ10周年を祝福しようという思いやりが随所に感じられる、彼らの人柄の良さが滲み出たパフォーマンスだった。そして、最新曲も多く織り交ぜられたセットリストは、今夏にリリースされるニューアルバム『SUMMERDELICS』を引っ提げ、全23公演23万人を動員し開催される大型アリーナツアーへの期待がさらに高まる、フレッシュでバイタリティー溢れる素晴らしいステージだった。

 

ステージ転換後、場内は暗転。再び登場したスクリーンにBREAKERZが映し出され、GLAYとの対決にあたっての意気込みを語る映像が映し出された。トークの合間にDAIGOが、度々GLAYの曲名を挟み込むと客席は大盛況! こうしたセンス溢れるコミカルな演出も相変わらず面白い。さらにDAIGOが18歳の時に学園祭のステージで「BELOVED」を歌っている映像が流れ、その時の自分に向かって「音楽、やってきて、良かったな」と、しみじみコメントするという、笑いを誘いながらも心温まるシーンも流れ、会場を熱くした。

 

そしていよいよBREAKERZのライブがスタート! ロック愛が自ずと浮かび上がるソリッドかつスピーディーなナンバー「激情」、AKIHIDEのヘヴィーなギターリフが炸裂し、DAIGOが「東京吹っ飛べ!」と焚き付けてアドレナリンを噴出させた「NO SEX NO LIFE」と、ド頭からグレイカーズを激しく揺さぶっていった。

 

「Zepp DiverCityの皆さん、10番勝負にようこそ。俺達がBREAKERZです! 10番勝負今日がファイナル、しかもその対戦相手がGLAYさんなんて本当にすごいこと。心から感謝しています。ここに居る全員で最高の時間にしましょう! そして今日は皆さん、GLAYでいきましょう。GLAY=グランドフィナーレの・ライブを・熱く・やっちまおうぜぃ!」

 

TAKUROに負けじとDAI語で勢い付いたところで、メロディアスなBREAKERZ王道のロックチューン「Everlasting Luv」、愛を叫び、人との絆の大切さを歌ったポップな1曲「絶対! I LOVE YOU」、煌びやかな音色に心沸き立つラテンロック「BAMBINO ~バンビーノ~」と、ライブ定番曲で彼らならでは空間を作り上げていった。

 

次のメンバー紹介では、SHINPEIが「生きてて良かった~!」と大声で本音を吐露すれば、AKIHIDEは「GLAYさんはロックの1つの形、GLAYチルドレンを生み出した本当に偉大な存在。僕達の中にGLAYさんの遺伝子は息づいていて、ライブを見ていても心からというより、魂が震え出すという感じ」と熱く語った。そしてDAIGOは、「本番が近づいてきたある日TERUさんから“10番勝負、GLAYの曲で聴きたい曲ある?”ってLINEがきて。俺、それ見て泣きそうになっちゃって。本当に、GLAYの皆さんの温かさが心に染みています。」というエピソードを明かしてくれた。

 

続いて、本イベントではこれまで一度も演奏されなかった彼らにとって特別な位置づけのバラードナンバー「光」。プリミティブな感情をストレートにぶつけるDAIGOの歌声がフロアの隅々にまで染み渡っていった。

 

続いて「俺たちにロックという夢を抱かせてくれたGLAYさんへの想いが詰まった曲を作ってきました」といって披露されたのは初披露の新曲「GREAT AMBITIOUS」。リズム隊がボトムを支える明快なギターロックで、初期衝動の瑞々しさを宿した素敵な1曲だった。

 

「さっきからGLAYさんへの愛をずっと語っていますけど、いつもバンドで音合わせの時にやっているGLAYさんの曲が……」

 

というDAIGOの一言に、客席から「やって~」とリクエストが上がり、「誘惑」を1コーラスカバー。メンバーもオーディエンスもテンションをさらに上げて、ここから一気にラストスパート! 現段階での最新シングル「幾千の迷宮で 幾千の謎を解いて」で口火を切ると、生々しいバンドサウンドに妖艶なパフォーマンスで魅了する「REAL LOVE」、恒例のタオル廻しで熱風を起こした「灼熱」、そしてラストは「SUMMER PARTY」でプレミアムな一夜を鮮やかに染め上げ、終幕。BREAKERZ10戦目のステージは、これまでに培ってきたライブバンドとしてのアイデンティティとオリジナリティを提示したセットリストで、10周年のその先の未来への道筋を堂々と示す充実のロック・アクトだった。

 

アンコールに応えて、TERUとDAIGOが肩を組み登場。他のメンバーも和気あいあいとした雰囲気でまとまってステージに戻ってきた。

 

そしてまず披露されたのは、GLAYのライブ定番曲、JIROのぶっといベースでスタートする「SHUTTER SPEEDSのテーマ」をコラボレーション。通常JIROがヴォーカルを取る冒頭の部分は、DAIGOとJIROの2人でユニゾン。上手にはTAKUROとAKIHIDE、下手にはHISASHIとSHINPEIの4ピースギターという圧巻の光景に興奮が止まらない。さらにBREAKERZの「WE GO」のコラボでフロアの熱量は止まるところ知らずの上昇曲線を描いていった。

 

カオス状態のステージ上でDAIGOが「やばいっすね」を連発すると、TERUは「こういうパターン初めてかも。いつも対バンって遠慮がちになるんだけど、今日はみんなで前にドーンってイケてるんで、ホント楽しいね!」と、ナチュラルな笑顔を咲かせた。そしてなんとここでGLAYからBREAKERZに花束のプレゼント。このサプライズにメンバーは大感激! そして最後は、時代を越えて輝き続ける名曲「BELOVED」が披露された。この贅沢すぎるセットリストにオーディエンスはもちろん、BREAKERZ 3人も感無量の表情を浮かべ、Zepp DiverCityは無上の多幸感に包まれながら、ついにグランドフィナーレを迎えた。

 

演奏終了後は恒例の記念撮影が行われ、ステージ中央のお立ち台にサポートメンバーも加えた総勢10人がひしめき合って立つと、本イベントの締めコトバ「GLAY vs BREAKERZ 10番勝負ファイナル 最高~うぃっしゅ!」で大団円となった。

 

バラエティー豊かなゲストを迎え、全身全霊で戦い抜いてきたBREAKERZの10番勝負は、数えきれない程の最高のメモリアルな瞬間を刻みつけ、大成功のうちに幕を閉じた。ここで得た刺激や感動や発見を、いかに血肉化し次に繋げていくのか。まずは7月に行われる10周年アニバーサリーライブに期待したい。そして終演後には、7月12日に新曲「夢物語」をリリースすることが発表された。“ファンへ、メンバーへ、大切な人たちへ。ストレートなメッセージを込めた10周年記念ソング”ということで、こちらにも大いに期待したい。

 

Text:松原由香里

Photographer:KEIKO TANABE、達川 範一(Being.)、MASA 

 

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●INFORMATION●

 

<RELEASE>

■BREAKERZ 18th Single「夢物語」 2017.7.12 Release!!

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【初回限定盤A】CD+DVD 

品番:ZACL-6043

価格:¥1,700(税込)¥1,574(税抜)

<収録曲>

M1. 夢物語 words:DAIGO music:AKIHIDE

M2. devil or angel ?  words:DAIGO music:DAIGO

<封入特典>

連動特典応募用ID封入

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【初回限定盤B】CD+スペシャルフォトブック (A5サイズ特別仕様)

品番:ZACL-6044

価格:¥1,600(税込)¥1,481(税抜) 

<収録曲>

M1. 夢物語 words:DAIGO music:AKIHIDE

M2. devil or angel ?  words:DAIGO music:DAIGO

<封入特典>

連動特典応募用ID封入

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【通常盤】CD Only

品番:ZACL-4047

価格:¥1,000(税込)¥926(税抜)

<収録曲>

M1. 夢物語 words:DAIGO music:AKIHIDE

M2. devil or angel ?  words:DAIGO music:DAIGO

M3. THE TRAIN’S GONE… ~Acoustic Version~

<封入特典>

トレカ4種類のうち1種類をランダム封入

連動特典応募用ID封入

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【名探偵コナン盤】 CD+名探偵コナン描き下ろしジャケット

品番:ZACL-6045 

価格:¥1,200(税込)  ¥1.111(税抜)

<収録曲>

M1. 夢物語 words:DAIGO music:AKIHIDE

M2. 幾千の迷宮で 幾千の謎を解いて ~BREAKERZ 10周年 10番勝負 -VS- Live 2017.04.14 at Zepp Tokyo~

M3. 夢物語 ~TV Size Edit~

M1. 夢物語

読売テレビ・日本テレビ系 全国ネット土曜よる6:00放送「名探偵コナン」エンディングテーマ

 

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<LIVE>

 

■BREAKERZ デビュー10周年記念ライブ【BREAKERZ X】MEMORY

2017年7月15日(土)

会場:豊洲PIT

 

開場16:00/開演17:00

チケット代金:オールスタンディング 6,900円(税込)

チケット一般発売日:2017年6月17日(土)

公演に関するお問い合わせ:ディスクガレージ 050-5533-0888

 

7/15公演「MEMORY」のみ限定、お客様のフィーチャーフォン、スマートフォンを使用しての写真撮影可能。

撮影に関する注意事項は後日BREAKERZ HPにてお知らせ致します。ご来場の際は必ず注意事項をご確認のうえ、お越しいただきますようお願い申し上げます。

入場時に別途ドリンク代必要。

未就学児入場不可。

入場は整理番号順の入場となります。

 

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■BREAKERZ デビュー10周年記念ライブ【BREAKERZ X】PROMISE

2017年7月16日(日)

会場:豊洲PIT

 

開場15:00/開演16:00

チケット代金:オールスタンディング 6,900円(税込)

チケット一般発売日:2017年6月17日(土)

公演に関するお問い合わせ:ディスクガレージ 050-5533-0888

 

7/16公演「PROMISE」のみ限定、DVD[「BREAKERZ 10周年 10番勝負 -VS- SPECIAL DVD」Live+舞台裏Off Shot]を来場者全員にプレゼント。

入場時に別途ドリンク代必要。

未就学児入場不可。

入場は整理番号順の入場となります。

 

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■Total Information

BREAKERZ Official Site http://breakerz-web.net/

BREAKERZ 10th Anniversary Special Site 

http://breakerz-web.net/special/10th/index.html

BREAKERZ Official Twitter:@BRZofficial0725 http://twitter.com/BRZofficial0725
BREAKERZ Official Facebook:http://www.facebook.com/breakerz.official











2017年04月30日 (日)

【ライヴレポート】<「現代MONO/POLY」TOUR FINAL>2017年4月29日(土)渋谷・TSUTAYA O-EAST。「絶望ですかー!?」「絶望でーす!!」

REPORT - 12:00:24

唯一無二のたぎるピコピコサウンドと黒と黄色のイメージ鮮やかなエレクトロ・ポップ・ヴィジュアル系バンド、メトロノームが、最新アルバム『CONTINUE』を引っ提げた『現代MONO/POLY』ツアーのファイナル公演を、渋谷・TSUTAYA O-EASTで行った。

 

会場の入り口からすぐに壁や階段に縦横無尽に貼られたメトロノームの文字が延々と連なる黒と黄色のKEEP OUT風のテープに迎えられ、ライヴ会場というアトラクションへ向かうドキドキ感をどんどんあおっていく。

 

SEとしてアルバム1曲目に収録されているインストゥルメンタル曲「CONTINUE」が徐々にライヴオリジナルアレンジへ。「コンニチハ、メトロノーム デス」というゲームライクなナレーションがメンバーを一人ずつステージに呼び込む。それぞれのメンバーがステージに登場するたびに待ちわびていたファンの歓声が嵐のように湧き上がる。そして再度「コンニチハ、メトロノーム デス」のあと、VOICECODERVocal)シャラクの鬨の声「メトロノームだ!」で華々しくファイナルが幕を開けた。

 

まずはALBUMリード曲である『強くてNEW GAME』。腕を突き上げるシャラクに呼応して会場も一気にヒートアップ。妖艶な面持ちでTALBOからパッド、そしてテルミンを操るTALBO-1(ギター)フクスケに上手ファンは失神寸前。最初から身体能力を発揮してのっけからヘッドバンギングをかますTALBO-2(ベース)リウからは片時も目を離すことができない。

 

しかし、メトロノームはピコりつつ多彩なサウンドで魅せる、その変幻自在さ。

 

「空想ヒーロー」ではフクスケの激しく繰り出されるギターのサウンドが排他的なほどのハードロックを突き付け、空気を硬質にしたかと思うと、「東京ロマンチカ」ではリウの襲い掛かるような姿勢から紡ぎだされる繊細なピアノに、メトロノームとしては異色の艶っぽい声色をビブラートで響かせるシャラクに心を奪われる。さらに「ハーメルン」では一挙に異国に連れ出されるようなシュールで退廃的な妖しい世界が広がるが、一方でメンバー全員が黄色と黒のポンポンを持って会場に振り付け講座をする「豆腐メンタル」はコミカルでおもちゃ箱をひっくり返したようなにぎやかな空気感にと、次から次へとステージ自体のムードが変わっていく。

 

そんな中で大事に披露されたアルバム『CONTINUE』唯一のカバー曲「形而上気分でRock’n Roll」はグルグル映畫館が原曲。ファンからの惜しみない歓声は、リーダーの天野鳶丸氏に届いただろうか。

 

本編最後は「プチ天変地異」から「三つ数えろ」。会場が一気に興奮のるつぼと化し、ファンは頭が転げ落ちそうなほどのヘッドバンギング。このまま終われるはずのないステージに向けて、アンコールがメンバーが捌けたとほぼ同時に沸き起こる。

 

その呼び声に応じたメトロノームは「自分コンプレックス」「めんどくさい」と畳み込み、「φD-SANSKRIT」では今回ツアーを通して使われていたメトロノームテープが宙に舞った。

 

一度ハイになった会場はもう止められない。さらにアンコールの声に登場したメトロノームはライヴで聴かずには帰れない「絶望さん」で大きく「絶望ですかー!?」のシャラクの呼びかけに、何百倍もの熱量で「絶望でーす!!」と返す会場いっぱいのファン。まだ帰れないファンからの熱烈なアンコールに、最後はお祭り騒ぎの「MATSURI」で後ろ髪を全力両手で引っ張る強烈な印象を残して、NEW ALBUMCONTINUE』発売記念ツアー『現代MONO/POLY』の全公演が終了した。

 

ライヴ内ではメトロノーム19周年と、シャラクの生誕の両方を一気に祝うワンマンライヴ「しゃーたん&めとたん」が、825日赤坂BLITZにて行われることが発表された。詳細は4/30(日)11時以降、オフィシャルHPで発表されるため、チェック必至だ。

 

写真◎洲脇理恵(MAXPHOTO)

 

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NEW ALBUMCONTINUE』発売記念ツアー

『現代MONO/POLY』ツアーファイナル@渋谷TSUTAYA O-EAST

 

SET LIST

  • 強くてNEW GAME
  • ボク募集中
  • 空想ヒーロー
  • メタリア~ノ?ピコリア~ノ!
  • 東京ロマンチカ
  • BYE-BYE
  • ハーメルン
  • 暗いbaby
  • INFORMATION
  • 青い鳥
  • 解離性同一人物
  • 惨敗生活
  • 形而上気分でRock’n Roll
  • 気が狂いそうな時に口ずさむ唄
  • 豆腐メンタル
  • 千年世界
  • パパパラノイア
  • プチ天変地異
  • 三つ数えろ

ENCORE

  • 自分コンプレックス
  • めんどくさい
  • φD-SANSKRIT
  • 絶望さん
  • MATSURI

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【リリース情報】

 

メトロノーム/CONTINUE(ヨミ:コンテニュー)

KING RECORDS

http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=45127

・初回生産限定 メト箱(CD+DVDKICS-93471 6,000+

・通常盤(CDKICS-3471 定価¥3,000+

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初回生産限定 メト箱(CD+DVD

KICS-93471 6,000+

CD

  • CONTINUE
  • 強くてNEW GAME
  • ボク募集中
  • 自分コンプレックス
  • 東京ロマンチカ
  • 暗いbaby
  • 空想ヒーロー
  • 豆腐メンタル
  • 千年世界
  • 惨敗生活
  • 形而上気分でRock’n Roll
  • 解離性同一人物

DVD

10期 起動 Zepp Tokyo

Please Push Play

  • 残念僕の人生
  • プチ天変地異
  • ねじ式
  • 世界はみんな僕の敵
  • 僕の右脳 猿の左脳
  • アクアリウム
  • プラネット
  • 不機嫌なアンドロイド
  • thank you for my everyday
  • ハロー
  • コンピュータ
  • 解離性同一人物
  • 三つ数えろ
  • めんどくさい
  • MATSURI
  • PSYCHO-ENEMY
  • 絶望さん

EN-1

  • メタリア~ノ?ピコリアーノ!
  • φD-SANSKLIT
  • ボク偉人伝

EN-2

  • アリガト

Recorded at Zepp Tokyo, Japan September 19th, 2016

解離性同一人物 [MUSIC VIDEO]

強くてNEW GAME [MUSIC VIDEO]

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通常盤(CD Only

KICS-3471 定価¥3,000+

CD

01. CONTINUE

  • 強くてNEW GAME
  • ボク募集中
  • 自分コンプレックス
  • 東京ロマンチカ
  • 暗いbaby
  • 空想ヒーロー
  • 豆腐メンタル
  • 千年世界
  • 惨敗生活
  • 形而上気分でRock’n Roll
  • 解離性同一人物

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Music Video

 

「強くてNEW GAMEMusic Video YouTube ver. NEW ALBUMCONTINUE』より)

https://www.youtube.com/watch?v=J2ObHIfAsI4&feature=youtu.be

解離性同一人物Music Video YouTube ver.

https://www.youtube.com/watch?v=RTU0DYXQdrU

 

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<メトロノームPROFILE

1998 年結成。これまでにアルバム10 枚、シングル15 枚、DVD2 枚をリリース。

ピコピコ系バンドの先駆けとしてライヴを中心に活動。テクノポップで中毒性のある楽曲に独特の世界観の歌詞、メンバーの個性が前面に出たライヴパフォーマンスが特徴。

メンバー全員が作詞作曲編曲の全てを行い、各自ソロ活動や別ユニットの他、楽曲提供やRemix、サポートミュージシャンとしてなど幅広く活動中。

2009 年渋谷C.C.Lemon ホールのワンマンを最後に無期限活動停止に。

2016 9 19 Zepp Tokyo ワンマン「Please Push Play」にて7 年ぶりの活動再開を発表。

9 21 日、キングレコードより9 年振りのシングル「解離性同一人物」発売。

2017 3 15 日、NEW アルバム「CONTINUE」発売。

 

 

Information

公式HP>> http://meto21.com/

公式Twitter>> @meto21_com









2017年04月25日 (火)

【ライヴレポート】 ★ギャロ★<SHIBUYA BLACK CIRCUS-GALLO->4月21日(金)渋谷DESEO!

REPORT - 21:45:58

ギャロ、渋谷のライブハウス5ヶ所をサーキットするワンマン公演『SHIBUYA BLACK CIRCUS』がスタート!

初回は、1stアルバム『GALLO』に詰め込んだ世界観を完全再現!

               

 

  渋谷のライブハウス5会場を舞台にワンマンサーキット公演を行う初日となったのが、421()に渋谷デセオを舞台にした『SHIBUYA BLACK CIRCUS-GALLO-』。タイトルへも記したように、この日は1stアルバム『GALLO』へ収録した楽曲を全曲披露。同アルバムを軸に据え構築したライブの模様を、ここに紹介しよう。

 

飢えた悪魔たちは、熱狂をむさぼり喰らっていた。

 

 ランタンを手に、メンバーらが一人一人ゆっくりと舞台上へ姿を現した。フロアーでは大勢の観客たちが手にした皿をスプーンで叩き続けていた。最後に舞台へ登場したジョジョも、手にした皿へスプーンを打ちつけてゆく。

 

  「腹減ったなぁ」。空腹を満たそうとギャロが突き付けたのは、研ぎ澄ました音を通し、観客たちの理性を乱した『共鳴』。サイコティックなギターの旋律が意識を狂わせてゆく。激しく疾走する演奏の上で、ジョジョは観客たちを煽っていた。中盤では、フロアーでウォール・オブ・デスも発生。冒頭から飢えた悪魔たちは、熱狂をむさぼり喰らってゆく。

 

  『東京破廉恥劇場-ヱデン-』を通し荒れ狂う楽園へ導けば、ワジョウの吹いた笛の音を合図に、ジョジョと一緒に観客たちが『太陽』に乗せ「バンザーイ!!」と声を上げ騒ぎ続けた。狂気を帯びた音を切り刻むように突き付けた『玩具』。狂った行進曲『大日本黒鶏主義者聯盟行進曲嬰ヘ短調』を通しギャロは、跳ね続ける観客たちを快楽の地へ連れ出していった。

 

 『曲芸師』を通しギャロは、観客たちをフロアー中でくるくる廻りながら暴れ狂う技を繰り出す曲芸師たちへ様変えてゆく。『魔王-覚醒-』では、意識を覚醒どころか熱狂の中で攪乱させていた。フロアーでは、逆ダイの応酬も。観客たちを煽り、舞台上へ引き寄せてゆくジョジョ。そこには、クライマックスのライブにも似た魂と魂をぶつけあう闘いが描き出されていた。

 

ギャロは危険な快楽の夢へ溺れさせるように、触れた人たちを妖しげな異空間へ連れ出してゆく。

 

  熱狂から一変、ギャロはミディアムメロウな『魔王-慟哭-』を奏で、病んだ心の嘆きを歌に変え、届けてきた。狂ったように笑い続けるジョジョ。『黒鶏論-創造篇-』が場内へ作りあげた、大きく揺れるうねり。怪しい物語を語るように、ジョジョが艶めかしく『極東恋時雨・紅』を歌いかけた。ギャロは危険な快楽の夢へ溺れさせるように、触れた人たちを妖しげな異空間へと連れ出してゆく。

 

 ねっとり『樂園』を歌うジョジョに導かれ会場中の人たちが2ステップを踏めば、歪みを上げたワジョウのギターを合図に『東京市下谷区少年盗賊団・虎徹』が飛び出した。演奏に合わせ大勢の人たちが飛び跳ねれば、タオルを振り回してゆく。これは祭りだ、理性を捨てて野生に戻った連中が感情のままに暴れ狂うお祭りだ。

 

  「お前らのすべてを吐き出せ!!」、モニターへ足をかけ、思いきり頭を振り乱すジョジョ。場内からは絶叫や手拍子が飛び交ってゆく。激しい『魔王-粛清-』の演奏に触発され、頭を振り乱し暴れ狂う観客たち。轟く演奏の上で、むせび泣くギターの旋律が響き渡る。ジョジョが込み上がる気持ちのまま、嘆くように『独奏』を歌っていた。

 

その熱狂は、場内を熱く赤い色を染め上げていった。

 

  「すべて喰らい尽くします」、ワジョウの言葉を合図に妖しくメロウな三拍子ナンバー『極東恋時雨・藍』が流れ出した。隣の人と手を繋ぎ、ゆったり身体を揺らす観客たち。哀愁味を抱いた歌や演奏が心地好い陶酔へ連れ出してゆく。

 

  ふたたび演奏は熱を帯び出した。速いタイトなビートとメンバーたちの煽りに刺激され、大勢の観客たちが『夢題』に合わせ思いきり頭を振り続けていた。「すべてここに吐き出せ!!」、煽るジョジョ。熱狂はどんどん熱を持って上がり続けてゆく。『畸形』が場内に描き出した、野獣と化した観客たちが狂ったように場内で暴れ続ける熱狂の光景。「お前らを喰い尽くしてやる、死ぬまで踊れ!!」、身体を激しく揺さぶる2ステップナンバーの『夢葬』が炸裂。誰もが沸き上がる感情へ従うままに暴れ騒いでいた。全身を奮い立たせ暴れないと、高揚した感情を放熱しきれない。その熱狂は、場内を熱く赤い色へ染め上げていった。

 

会場中を皿とスプーンが激しく舞い踊る様は、ギャロのライブ特有の光景だ。

 

  「まだまだ僕たちの腹は底無しです。お前たちの上手そうな身体を喰らわせてください」。『魔王-狂想-』に合わせ大勢の人たちがスプーンを大きく揺らし出した。ジョジョの煽りにヘドバンで想いを返せば、手にしたスプーンで皿をガンガン叩いてゆく。もっともっとと誰もが熱狂をねだっていた。舞台上もフロアーも、熱を喰らう食欲は無尽蔵だ。

 

  『魔王-闇詩-』でも、誰もが両手に皿とスプーンを持ち、激しい演奏に皿を叩きながら想いをぶつけていた。会場中を皿とスプーンが激しく舞い踊る様は、ギャロのライブ特有の光景だ。そこに広がっていたのは、荒れ狂い、暴れ倒す風景だった。

 

最後の最後までギャロはクライマックスの熱狂を描き続け、観客たちと熱い抱擁を交わし続けていた。

 

  轟く『蚯蚓』に合わせ、会場中の人たちが頭を振りながら熱狂の渦へ飛び込んでいった。高ぶった気持ちはもう止められない。フロアーでは観客たちが身体ぶつけあう激しいモッシュを繰り広げていた。終盤には、ウォール・オブ・デスや、ジョジョを囲むように走り廻ったサークルモッシュも誕生。どんどんグチャグチャになってゆく。だけど、それこそがここに似合う表情だ。凄まじい勢いで頭を振り乱す観客たち、フリーキーな『葬魔-LUCIFER-』に刺激を受け狂わずにいれない。場内は揉みくちゃ状態だ。ジョジョが、観客たちが、螺子の外れた人形のように頭を振り乱し騒ぎ祭っていた。

 

  「燃え尽くせ、いいかー!!」、奇声を上げ観客たちを煽るジョジョ。その声へ絶叫を返す人たち。火照った感情へさらに熱を注ぐように『大日本黒鶏主義者聯盟行進曲ホ短調』をギャロは突き付けた。拡声器越しに煽るジョジョ。フロアーではウェーブジャンプすれば、タオル振りながら誰もが全力ではしゃぎ続けてゆく。

 

 最後に叩きつけたのは、ギャロ流メロコア/シンガロングナンバーの『禁句』だ。フロアーへ巨大なサークルモッシュが誕生。誰もが思いきり身体をぶつけ、無邪気に騒ぎ続けていた。

 

  この日は110分の中へ24曲詰め込み、演奏。ギャロは最初から最後までクライマックスな熱狂を描きながら、観客たちと熱い抱擁を交わし続けていった。

 

ライブ後にトークショー「黒鶏式猥談会」を実施。

 

  この日は、ライブ後にトークショーを実施。「黒鶏式猥談会」と命名しスタートしたトークは、先に「ギャロ単独公演企画『SHIBUYA BLACK CIRCUS』」にまつわる話から。会場ごとにアルバムをテーマにした公演を行うことや、次回のチェルシーホテル公演では、動画を撮影出来ることも事前に知らせてくれた。7月のイベントではアコースティックライブやノヴの聖誕祭を行うことも告知。ただし、8月はまだ謎のようだ。

 

  この日はライブに於けるエピソード話でも、『大日本黒鶏主義者聯盟行進曲ホ短調』でノヴとワジョウがお尻をすり合わせて演奏していたことを告白。この日はノヴが演奏時用のセットリストを書いたのだが、『魔王-慟哭-』の「慟哭」を「慟器」と、『曲芸師』を『曲伝師』と書いていたことも話題に。ノヴが意外と漢字に弱いことも暴露されていた。

 

 今回はライブ後にアフタートークショーを行ったが、次は何をやってくれるのか。その前に55日に「ギャロ八周年記念晩餐会」が池袋サイバーで行われる。当日はカバー演奏も実施。現状、有力な楽曲の候補がXと語っていたように、是非そちらへも足を運んでいただきたい。

 

 最後に。ギャロのオフィシャルサイトでは、この日のライブレポートのロングバージョンの掲載を近々予定している。気になった方は、http://9allo.jp/を定期的に覗いて欲しい。さらに詳しい内容で、当日の臨場感を味わえるはずだ。

 

PHOTO: TAMA

TEXT:長澤智典

         

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-セットリスト-

『共鳴』

『東京破廉恥劇場-ヱデン-

『太陽』

『玩具』

『大日本黒鶏主義者聯盟行進曲嬰ヘ短調』

『曲芸師』

『魔王-覚醒-

『魔王-慟哭-

『黒鶏論-創造篇-

『極東恋時雨・紅』

『樂園』

『東京市下谷区少年盗賊団・虎徹』

『魔王-粛清-

『独奏』

『極東恋時雨・藍』

『夢題』

『畸形』

『夢葬』

『魔王-狂想-

『魔王-闇詩-

『蚯蚓』

『葬魔-LUCIFER-

『大日本黒鶏主義者聯盟行進曲ホ短調』

『禁句』

 

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ギャロ Web

http://9allo.jp/

 

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LIVE情報★

 

・ギャロ単独公演企画 SHIBUYA BLACK CIRCUS

 

平成290607()

渋谷チェルシーホテル

SHIBUYA BLACK CIRCUS-DIAVOLO-

 

平成290703()

渋谷ラママ

SHIBUYA BLACK CIRCUS-ACUSTICO-

 

平成290716()

渋谷プラグ

SHIBUYA BLACK CIRCUS-NERO-

 

平成290802()

渋谷オークレスト

SHIBUYA BLACK CIRCUS-RINASCIMENTO-

 

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・ギャロ八周年記念無料単独公演 THE TOKYO DEMON CIRCUS 2017

2017.05.05 [Fri] 池袋サイバー

 

★出演★

ギャロ

 

開場:1500 / 開演:1530

前売:0 / 当日:0

ドリンク代別途

 

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・ギャロ八周年記念晩餐会

2017.05.05 [Fri] 池袋サイバー

 

★出演★

ギャロ

 

開場:1830 / 開演:1900

前売:3000 / 当日:3500

軽食付

ドリンク代別途

 

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他、ライブ日程

 

fiveStars presents 5周年記念ツアー「Realistic ideal 2017

2017.04.29 [Sat] 大阪ルイード

2017.04.30 [Sun] 名古屋ホリデーネクスト

 

・ギャロ×THE BLACK SWAN対決公演(ツーマン) 黒翼

2017.05.07 [Sun] 渋谷チェルシーホテル

 

Misaruka解散前主催イベント「-情熱の紅い薔薇と共に散る-

2017.05.09 [Tue] 新宿ホリデー

 

Dream Agent presents 3MAN 『鶏××病』

2017.05.09 [Tue] 池袋ブラックホール

 

・唯依葉-yuiha-生誕主催公演『eternal oath

2017.05.16 [Tue] 高田馬場エリア

 

・「魔界遊戯」

2017.05.17 [Wed] 東高円寺二万電圧

 

・ギャロ & シビレバシル VS企画『ハレンチナイトチェンソー』

2017.05.28 [Sun] 札幌クレイジーモンキー

2017.05.29 [Mon] 札幌クレイジーモンキー

2017.06.24 [Sat] 沖縄サイバーボックス

2017.06.25 [Sun] 沖縄サイバーボックス

2017.07.24 [Mon] 池袋サイバー

2017.07.25 [Tue] 池袋サイバー

 

・ギャロ×黒百合と影 対決公演(ツーマン) 恥肉便所天獄-ハライソ-

2017.06.05 [Mon] 高田馬場クラブフェイズ

 

REIGN主催 2 MAN LIVE 666 DAY 1

2017.06.06 [Tue] 池袋エッジ

 

SAVAGE主催 [六大都市感染TOUR] 

2017.06.16 [Fri] 大阪ルイード

2017.06.17 [Sat] 名古屋ホリデーネクスト                        

CЯOWN×CГOWN presents 『ありそうでなかった夢の4MAN LIVE ~おやふーバースデー添え~

2017.07.11 [Tue] 新宿ホリデー

 










2017年04月25日 (火)

★レポート★【 D 】バンド史上初!4月23日(日)フリーライブ@Zepp Tokyo、15年目に向かう新章の幕開け───。

REPORT - 00:03:44

2017年、結成14周年を迎えた5人組ロックバンド“D”。

 

14周年を迎えてもなお、新たな挑戦を続け、自らの道を切り開き続けるDが、バンド史上初となるフリーライブを4月23日(日) Zepp Tokyoにて開催した。


この日はまさに新たな物語の幕開けとなった。

2015年9月リリースの「HAPPY UNBITHDAY」から始まり、シングル「MASTER KEY」、そして昨年10月リリースのアルバム「Wonderland Savior」の3作品に渡り“アリスの世界”を描いてきたDが、2017年に放つ新コンセプトは“妖精王の物語”。

 

アーティスト写真を公開するやいなや、大きな反響を呼んだ 美しすぎる“妖精”ビジュアルと、待望の新曲「Dark fairy tale」がこの日のライブで初披露になるということで、新たな物語への期待に胸を膨らませたファン約2,000人がZepp Tokyoに集結した。

 

ライブはこの日初公開となる新曲「Dark fairy tale」のミュージックビデオから華やかにスタートした。
お伽話のような幻想的で美しい映像、そして切なく悲しいストーリー展開に観客は息を飲み、Dが魅せる新たな物語の世界に一気に引き込まれていった。

 

幕が開き、メンバーが登場するやいなや、会場からは大きな歓声とため息が漏れた。
黒×紫の美しい衣装に身を包んだメンバーはまさに妖精そのものだった。

 

煌びやかな妖精たちは、序盤から“攻め”の姿勢で、瞬く間に観客の心に火を付けた。
「7th Rose」、「闇の国のアリス」、「Night-ship “D”」など、会場と激しく一体となる楽曲が続き、一気に会場の熱気は最高潮に達した。

 

そして、この日は14周年を記念するライブということで、メンバー各々がDとして初めて作曲した曲を次々に披露。
これまでバンドを支え続けてきてくれたファンと共に重ねてきた記憶・景色を振り返った。
この世界にDが残してきた楽曲の1曲1曲が全く色褪せることなく、その歌声・音色は、進化を続けるDというバンドに相応しい輝きを纏い、新たな光を放っていた。

 

本編ラストの曲は、この日初披露となる新曲「Dark fairy tale」。

妖精の世界の煌めきと、妖精王の美しくも悲しいストーリーが見事に表現された楽曲は、Dが描く物語の無限の広がりと奥深さを十分に感じさせるものだった。
まさに、15年目に向かう新章の幕開けに相応しい楽曲と言えよう。

 

アンコールは、14年間支えてくれたファンへの感謝、そして会場に集まってくれた多くのファンと今この時を迎えることができたことへの感謝の気持ちを込めて、「EDEN」そして「Dearest you」、「春の宴」などが演奏された。大きな愛が溢れ、会場は暖かな優しさに包まれていた。

 

「この先も夢を見させてやるからな!」


というASAGIの強い言葉通り、新しい夢の世界の扉を開け、その先へ向かう力強い一歩を感じさせるライブとなった。

 

そして、この日ニューシングル「Dark fairy tale」の6月28日リリースが発表された!
美しくも悲しい妖精王の物語が全4形態で表現される。限定盤A-TYPEは、「Dark fairy tale」のMusic Videoとメイキング映像が収録されたDVD付。そして限定盤B-TYPEは、美麗なアートワークが存分に楽しめるブックレットが付属となる。また、限定盤D-TYPEに封入されるジャケットサイズステッカーにはある特殊な仕掛けが!なんと、そのステッカーにARアプリをかざすと妖精メンバーが出現する“妖精降臨仕様”となっている。妖精の世界が存分に楽しめるシングルとなる予定だ。


新宿BLAZEでのニューシングル発売記念ワンマン、ニューシングルを引っ提げての夏ツアーも発表となった。
7月21日(金)仙台CLUB JUNK BOXからスタートし、ツアーファイナルは8/29(火)に赤坂BLITZで開催される。発売記念ワンマン、そしてツアーを通して、妖精王の物語がどのように紡がれていくのか、
Dが描く壮大な世界観をぜひライブで体感してほしい。

 

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★2017628日発売

D New Single Dark fairy tale

 

限定盤A-TYPE (CD+DVD) ¥1,800+ / VBZJ-46

CD:「Dark fairy tale」他、全4曲収録予定

DVD1.Dark fairy tale Music Video 2.Dark fairy tale Music Video Making

 

限定盤B-TYPE (CD+豪華ブックレット) ¥1,800+ / VBZJ-47

CD:「Dark fairy tale」他、全4曲収録予定

豪華ブックレット

 

通常盤C-TYPE (CD) 1,200+ / VBCJ-30021

CD:「Dark fairy tale」他、全4曲収録予定

 

限定盤D-TYPE (CD+ステッカー) 1,500+ / VBZJ-48

CD:「Dark fairy tale」他、全3曲収録予定

妖精降臨仕様!ジャケットサイズステッカー封入(5種ランダム)

ステッカーにARアプリをかざすとメンバーが出現する特殊ステッカー!(ステッカーの絵柄のメンバーが出現します。)

 

☆限定盤A-TYPEB-TYPE/通常盤C-TYPE(初回生産分のみ)に「トレーディングカード」封入(6種ランダム)

 

【全4形態同時購入特典】
全4形態収納オリジナルスリーブケース
※一部ショップでは特典のご用意がない場合がございます。詳しくはショップにお問い合わせ下さい。
※特典は全て先着となり、無くなり次第終了となりますので、予めご了承下さい。 

 

【D「Dark fairy tale」発売記念スペシャルキャンペーン!(CD封入応募キャンペーン)】
全4形態に封入されている「応募券」(全4形態分)をハガキに貼ってご応募いただいた方に、下記特典をプレゼントいたします。

 

A賞:「直筆サイン&お名前入りB2ポスター」(抽選で100名様)
※メンバー全員の直筆サイン入り
※ポスターにはご当選された方のファーストネームをお入れします。

B賞:応募者全員プレゼント「Dark fairy tale」非公開写真(直筆サイン入り2L版)

キャンペーン詳細は、CD封入のチラシをご確認下さい。

 

【New Single「Dark fairy tale」 4/23(日)Zepp Tokyo終演後72時間限定スペシャル予約特典】
ローチケHMVにてNew Single「Dark fairy tale」をご予約の方に、ここでしか手に入らないスペシャルな特典をプレゼント!
URL: http://www.hmv.co.jp/product/detail/7836701
[ご予約期間] 2017年4月23日(日)21:00~4月26日(水)21:00まで


 

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【ライブ情報】


◆D 14th Anniversary Special Premium Live 高田馬場AREA 5Days
5月1日(月) 高田馬場AREA 「Exceed your limit」~Produced by HIROKI~
5月2日(火) 高田馬場AREA 「燃え上がれ赤」~Produced by Tsunehito~
5月3日(水・祝) 高田馬場AREA 「Memory of the Wind」~Produced by HIDE-ZOU~
5月4日(木・祝) 高田馬場AREA 「K.M.N.N(今日は皆で猫になろう)」~Produced by Ruiza~
5月5日(金・祝) 高田馬場AREA 「L’amour de VampireⅢ」~Produced by ASAGI~ SOLD OUT!

 

OPEN 16:30 / START 17:00
[料金] 前売¥4,200 / 当日¥4,700 (税別・オールスタンディング ※D代別<一般>


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◆D New Single「Dark fairy tale」発売記念ワンマン
「Dark fairy tale ~The midsummer night’s Dream~」

6月21日(水) 新宿BLAZE  OPEN/START 17:30/18:00

 

[料金] スタンディング¥4,500(税別)/DRINK代別 
※3歳以上チケット必要
[一般発売日] 5月20日(土)~
※当日は終演後㊙企画有り


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◆D TOUR 2017 「Dark fairy tale」


7月21日(金) 仙台CLUB JUNK BOX OPEN/START 18:30/19:00
7月23日(日) 札幌cube garden OPEN/START 16:30/17:00
7月27日(木) 新潟GOLDEN PIGS RED STAGE OPEN/START 18:30/19:00
7月30日(日) HEAVEN’S ROCKさいたま新都心VJ-3 OPEN/START 16:30/17:00
8月2日(水)  金沢AZ OPEN/START 18:30/19:00
8月4日(金)  名古屋Electric Lady Land OPEN/START 18:30/19:00
8月6日(日)  OSAKA MUSE OPEN/START 16:30/17:00
8月12日(土) 新横浜NEW SIDE BEACH!! OPEN/START 16:30/17:00
8月14日(月) 岡山IMAGE OPEN/START 18:00/18:30
8月16日(水) 広島SECOND CRUTCH OPEN/START 18:00/18:30
8月18日(金) 福岡DRUM Be-1 OPEN/START 18:30/19:00

 

[TOUR FINAL]
8月29日(火) 赤坂BLITZ OPEN/START 18:00/18:30
※当日はご来場者全員に未発表曲音源(CD)プレゼント!!

 

[料金] スタンディング¥4,500(税別)/DRINK代別 
8/29赤坂BLITZのみ スタンディング¥5,000(税別)/DRINK代別
※3歳以上チケット必要
[一般発売日] 6月10日(土)~

 

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【プロフィール】
2003年4月、ASAGIとRuizaを中心にバンドを結成。2005年に現メンバーとなる。
メンバーはASAGI (Vo)、Ruiza(G) 、HIDE-ZOU(G) 、Tsunehito(B) 、HIROKI(Dr)。
2017年4月に結成14周年を迎えた。
世界観を重視した、ドラマ性を持った作品を次々に発表し、2008年にメジャーデビュー。そのビジュアルと完成度の高いストーリー性を持つコンセプトが海外でも高い評価を得る。2011年から独自活動を行い、世界10か国のワールドツアーを決行。バンド結成10周年の2013年メジャー復帰。
2014年バンド初の47都道府県ツアーに挑む。その後約1年間の活動休止期間を経て、2015年9月にアリスの世界をコンセプトにしたシングル「HAPPY UNBIRTHDAY」にて完全復活。昨年10月には約2年ぶり、そしてアリスシリーズ完結作となるフルアルバム「Wonderland Savior」をリリース。2017年1月、「Wonderland Savior~月の歯車~」ツアーを無事成功させた。

 

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■Official Site

D official website http://www.d-gcr.com

GOD CHILD RECORDS website http://www.god-child-records.com

D オフィシャルブログ「我らの航路に!」 http://ameblo.jp/official-d/

■Label Site http://jvcmusic.co.jp/d/

 








2017年04月23日 (日)

【ライヴレポート】幻鬼、アコギ1本で歌いきった1st ワンマン [ 氷の世界 ]

REPORT - 14:02:13

4月22日、晴れた昼下がり。
高田馬場Live cafe monoという場所で、ex.MeteoroiDのボーカリスト幻鬼による初のソロライブが開催された。
MeteoroiD解散後、数ヶ月の時間を経てファンの前に姿を現した幻鬼。彼が用意したのはその歌声と、ギター1本。
マンスリーアコースティックライブ第1弾「氷の世界」の模様をお届けしようと思う。

 

派手なSEが鳴り、ステージに登場するメンバーの名前を叫んだり声を張り上げたりするのが慣習。そんなヴィジュアル系の世界とは少し違い、静かにステージに現れた幻鬼、そしてそれを見つめるファンたち。
ライブタイトルでもある「氷の世界」を連想させる幻想的な映像をバックに、おもむろにMeteoroiDの楽曲「DIVER」のサビを歌い、挨拶を告げた。


『ある程度セットリストは決めてるんですけど 、ある程度なんで。僕のさじ加減でやります』


そう言って始まったのは、METEOROIDの頃の楽曲だというバラード。
タイトルもないこの曲は、「愛してるとごめんねは時に同じ意味を持つ ごめんねの数だけ歌うよ 愛してると」というメッセージ性のある歌詞が並ぶ優しい曲。幻鬼の歌声とギターのみのシンプルなサウンドで、言葉がすっとダイレクトに入ってくる、そんな感覚を覚えた。


次に始まったのは切なさがメロディーに乗って届く「黄泉の風」。和風のメロディーはアコースティックギターの音との相性がとてもよく、高らかに歌い上げる姿に観客はじっと聞き入る。
どこか優しさを感じる空間。それはMCでも一緒。
幻鬼らしいアットホームで緩いトークを聴かせ、『出来るか分かんないけど』などという前置きもしつつ演奏されたのは「Vocalist」。


歌うこと、生きることをテーマにしたこの曲に見られるように、彼の歌詞は等身大な部分を見せつつも、心の中に潜む想いや人の弱さを投げ掛ける。バン ドサウンドでも生きていたその言葉たちは、ギターのみのシンプルなサウンドに乗ることによって更にダイレクトに届く。そんな気がした。
続いて披露された「anticlockwiseの心臓」では歌いながらも途中で演奏を止め、『ここから先は5月歌う』、とファンを焦らした。そんな幻鬼らしい一面が再びこうして見られることも、嬉しさの一つだ。


『(MeteoroiDの)前にRED universeってバンドやってたんだけど。知ってる人いる?』と呼びかけ、そのRED universeの楽曲である「CODE BLUE」の一節を歌い上げた幻鬼。
福山雅治のあのお馴染みの曲「桜坂」のカバーを披露したり、バンドをやることに対しての思いや経験を語ったりと、ソロならではの自由な身のこなしも見せつつ、続いてもRED universeの楽曲「Lover’s Lane」を弾き語る。彼の歴史も辿れる嬉しい演出だ。


MCでは終始観客に話しかけるように自然体で話す幻鬼だが、ここで観客に一つの質問を投げかける。『何の曲聴きたい?』
ファンが選んだのは、彼が書いた曲の中でも特に思いの込められた、大切にされてきたナンバー「リトルボーイ」だった。
ギターの優しい音色に乗って歌い上げられるこの曲に、涙するファンの姿も。
『ラストなんですけど、以前MeteoroiDというバンドをやっておりまして』と何度目かの自己紹介をした後、話はこの日のライブタイトルへ。


「氷の世界」というタイトルに、彼のファンならあの曲を連想するだろう曲。
『今日はやらないよ。あれはタイトルだからね。謳い文句。みんな釣られたね」と冗談を交えつつ も、きちんとファンの想いに応え、最後に「ice world」を歌い上げる。


「涙声の君はもう必要ないから その涙僕に預けてよ」


幻鬼が歌うラブソング、それはファンに向けての歌なのかも知れない。彼の優しい歌声を聴きながらふと、そんなことを考えた。

 

『一人は不安』と言いながらも、集まったファンたちと共に初のアコースティックライブを成功に終えた幻鬼。今回のライブで感じた手応え、それは確かなものだったはず。
次のマンスリーワンマンは5月20日、池袋RUIDO K3にて。「眠りの森」と題されたこの日はファーストライブよりもさらにドラマティックで、沁みる音が聴けることだろう。
是非、一度彼の思いが乗せられた歌声を、あなたも耳にして欲しい。

 

TEXT:ヴィジュアル博士のる

 

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◆LIVE SCHEDULE


5月20日(土) 池袋RUIDO K3
Mini Acoustic Live [ 眠りの森 ]
【開場/開演】11:00/11:30


6月4日(日) 池袋RUIDO K3
Mini Acoustic Live [ エデンの園 ]
【開場/開演】11:00/11:30

 

◆オフィシャルサイト
https://genkipanman.wixsite.com/genki