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2016年01月09日 (土)

【ライブレポート】スパッツ3本目のライブ〜1000キャパ埋まらなかったら解散、埋まったらゼップダイバーシティ(^o^)〉2016年1月7日 TSUTAYA O-EAST!!

REPORT - 22:56:21


〈スパッツ3本目のライブ〜1000キャパ埋まらなかったら解散、埋まったらゼップダイバーシティ(^o^)〉が1月7日にTSUTAYA O-EASTにて行われた。


スパッツはVo.尽(HERO)、Gt.JUN(GOTCHAROCKA)、Gt.刻(BFN)、Ba.ヒィロ(ex.ν[NEU] )、Dr.テロ(†яi¢к)、Dr.Ko-ki(ex.ViViD)という編成で結成されたスペシャルセッションバンドだ。“来た人を楽しませる、幸せにする、明日への活力にする為に活動する趣味バンド”をモットーに2014年3月より活動を開始した。『はじめてのチュウ』や『おもちゃのチャチャチャ』など、V系とは全く関係ない曲をV系バンドマン達がガチンコでアレンジ・コピーしてCDまで出してしまう面白さと、ライヴの楽しさで人気を集め、1000人以上を収容するTSUTAYA O-EASTでワンマンライヴをするまでに至った。が、今回のライヴ発表時に「1000キャパ埋まらなかったら解散、埋まったらゼップダイバーシティ」の公約を掲げてしまった為に、2016年1月を持って冷凍保存(活動休止)に入るとのこと。


最後のワンマンライヴとなったこの日は、ko-ki(ex.ViViD)、団長(NoGoD)、更には未散(ex.MASK)や千聖(PENICILLIN/Crack6)と豪華なゲストが駆けつけ、過去最高の盛り上がりとなった。

「高橋(尽)が出てくると思っただろ?段取りとかの関係で何故か最初は俺が歌います!」と、なぜか団長が『はじめてのチュウ』を歌い上げるところからこの日のライヴは始まった。出オチ感満載だがサウンドはホンモノだ。メロコア・パンク調のアレンジと、団長のパワフルなヴォーカルに煽られて会場の熱は一気に上昇!
その後は尽も登場してツインヴォーカルで放たれた『もりのくまさん』や、『ルパン先生のテーマ』など、誰しもが知ってるおなじみのナンバーがロックアレンジで次々ドロップされていく。


MCでは「これ華遊(ex.ν[NEU] )ちゃんのお下がりなんだよ!俺が着ると商店街のガラガラ回すオッサンみたいになる」「千聖さんとスタジオ入った時は緊張して顔にブツブツ出そうになった」と…ひたすら喋りまくるのもスパッツのお家芸。「このまま一晩中喋り続けるのでは…?」と若干ハラハラしたファンも少なくなかったのではなかろうか(笑)。

ファンが肩を組んで揺れ、「ヘイヘイ!」のコールが響いた『勇気100%』、ファンがデスヴォイスで叫びながらの拳を突き上げた『巨人の星』では未散が登場。今はすっかりLoop Ash代表としてバンドを支える側の彼も、しっかりゴシックロリータにツインテールの女形ルックに身を包んでギターをかき鳴らした。
ハードロック調にアレンジされた『学園天国』、『世界中の誰よりきっと』では千聖が登場。速弾き、タッピング、チョーキング…、と華やかなプレイを惜しげも無く披露してギターヒーローの貫禄を見せつける。


「千聖さん!いろいろ驚きました。まずスパッツのライヴに出てくれたこと!そしてさっきの曲リハと全然違うことしてて(笑)。アレンジしまくって頭からケツまでソロ弾いてるみたいでしたね!」
「なんかさっきお前HAKUEIになりたいとか言ってたけど、随分しゃべるHAKUEIだな〜(笑)。」
と、千聖もスパッツらしいコミカルなMCをバッチリ繰り広げて会場を涌かせてくれた。

尽が本編ラストで舞台の幕を引こうとして失敗したり、千聖の立ち位置の足元に“千聖最高”と張り紙をして「そういうのずるい!」と尽に糾弾されたりと、いつにも増して小ネタと笑いが多かった今回のライヴ。コミックバンドやアットホームな雰囲気のライヴのバンドは沢山あるが、その中でもスパッツはコピーバンドながら、かなりハイレベルな笑いと音楽を届けてくれていた。“来た人を楽しませる、幸せにする、明日への活力にする為に活動する趣味バンド”をモットーに、本気で遊んで、本気でふざけていたからこそ、彼等のライヴは楽しかったのだろう。


“解散”ではなく、あくまで“冷凍保存”。スパッツメンバーが自分のバンド・活動を本気でやって、またスパッツに本気で挑みに帰ってきてくれる日が今から楽しみだ。出演メンバーの今後の活動については以下を要チェック!

(取材:高崎光)
(写真:Takuya Orita)

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〜セットリスト〜

01.はじめてのチュウ
02.もりのくまさん
03.ルパン先生のテーマ
04.糸
05.勇気100%
06.巨人の星
07.タッチ
08.学園天国
09.世界中の誰よりきっと
10.おもちゃのチャチャチャ
11.グリーングリーン
12.サザエさん

en01.贈る言葉
en02.世界で一つだけの花
en03.空も飛べるはず
en04.おどるポンポコリン

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・尽【HERO】
ワンマンツアー 2月14日~
セミファイナル 5月6日(金)恵比寿リキッドルーム

アルバム「ALIVE」2月10日発売


・JUN&テロ【GOTCHAROCKA&スーパードラマー】
ワンマンツアー 5月21~
ファイナル 6月26日(日)新宿ReNY

・刻【BFN】
ワンマンツアー 3月18日~
ファイナル 4月10日(日)恵比寿リキッドルーム

・ヒィロ【HeaRt】
ワンマン 3月20日(日)池袋サイバー
ループ開き 5月1日(日)ZeppTokyo

・未散&尽【MASK】
5月1日(日)ZeppTokyo


・団長【NoGoD】FC限定ライブ 1月9日(土)渋谷スターラウンジ

主催2マンライブ 2月11~14日 渋谷DESEO

・千聖【PENICILLIN/Crack6】
PENICILLIN
2月13日&14日(日)新宿ReNY
2月20日%21日(日)大阪ルイード
ニューシングル「Stranger」発売中



Crack6
3月12日(土)新木場スタジオコースト
ミニアルバム「Change the World」発売中

 




2016年01月06日 (水)

【ライブレポート】★アンティック-珈琲店-★2016年1月5日(火)ティアラこうとう(大)★Vo.みくの生誕祭を兼ねたツアー最終公演。3月16日にメジャー第2弾シングル『JIBUN』発売も決定!

REPORT - 14:08:12

 アンティック-珈琲店-が昨年11月より仕掛けた全国ワンマンツアー「LIVE CAFE TOUR’15-’16 Burning Communication」。ファイナルの舞台として用意されたのが、1月5日(火)にティアラこうとう大ホールを舞台に行われた「LIVE CAFE TOUR’16 Burning Communication Final」となる。この日は、昨年から続いた活動の締めくくりであり、2016年に行う様々な展開へ向けた門出の日。さらに、ヴォーカルみくの誕生日当日ということから、彼自身の生誕祭を重ねて行われた。
 
 
  ステージ後方の幕が開き、中から楽器隊の4人が姿を現した。場内を埋めつくす歓喜の声。4人のセッションからの幕開け。やがて演奏が『覚醒ヒロイズム~THE HERO WITHOUT A “NAME”~』へ姿を変えると同時に、舞台中央からヴォーカルのみくが競り上がって登場。なんて胸をワクワク高鳴らせるスタートだ。身体中から沸き上がる興奮を、大勢のカフェっ仔(ファン)たちが絶叫と拳に変え一気に騒ぎだした。
 「今日は、俺たちにしか出来ねぇロックを見せてやるからな!!」(みく)と語っていたように、明るくポップな歌物要素の強いアンティック-珈琲店-には珍しく、『可愛湯’s ЯocK』『モウソウモモウソロソロ』『イタイ女~NO PAIN,NO LOVE? JAPAIN GIRLS in LOVE~』など、頭振り乱し騒ぐに相応しいライブ感の強い楽曲を前半に配置。


  この日のライブでどうしても歌いたかったのが、「悩むとは、前へ進むことのきっかけ。心を褒めてあげると元気になれる。そんな手助けになれたらなと思って歌います」(みく)と語りながら優しく歌いかけた『YOU』。
 「バーニングジャンプ!!」とキーボードのゆうきが煽りながら、ベースのカノンが「お雑煮よりもアンティック-珈琲店-が」「好きー!!」と掛け合い、カフェっ仔たちをその場で飛び跳ねさせた始まり。『重力スキャンダラス』では、みくもギターを持って演奏。続く『メープルガンマン』は、みくとギターのtakuyaとのギターフレーズの掛け合いからスタート。開場中のカフェっ仔たちが指先を銃変わりにしながら、メンバーらと熱した感情ぶつけあう撃ち合いも続けていた。


  みくとゆうきのラップの掛け合いも飛び出した『NYAPPY in the world 4~般ニャ化教のテーマ~』。会場中のカフェっ仔たちモッシュしたりと大騒ぎ、パーティーロックな風景広がった『逃避回廊』など、後半も気持ちを掻き立てる楽曲を次々演奏。本編最後を飾った『千年DIVE!!!!!』を通し、カフェっ仔たちを熱狂の渦の中へダイブさせて、「Burning Communication」というタイトルに相応しいライブを繰り広げてくれた。
 
  アンコールでは、3月16日に発売する2ndシングル『JIBUN』をいち早く披露。この曲はカードバトルアニメ「デュエル・マスターズVSR」のエンディングテーマへ起用されているように、闘い挑む気持ちへと導く挑発的な楽曲へと仕上がっている。またも、ライブで熱狂描き出すキラーチューンの誕生だ。
  『苺』の演奏へ突入しようとみくが煽ったところで、今宵はみくの誕生日当日ということから、ゆうきが『Happy Birthday to You』をピアノで演奏。予定外の展開に驚くみくの前へ、ゆるキャラのニャッピーが大きなケーキを持って登場。お馴染み、蝋燭を吹き消したところで、メンバーと会場に足を運んだファンたちが、みくのためにアンティック-珈琲店-の『世界にたった一つの温もり』を大合唱。客席では、白と赤の紙を頭上高く掲げたカフェっ仔たちが、白いカンバスに赤いハートマークを描いてプレゼント。みく自身、感動のあまり言葉を失い、その場へ呆然と立ち尽くしていた。
  「こんなに幸せな誕生日は初めてです」(みく)と感動の想いを歌に変え、優しく美しい歌声を持ってバラード『巡り逢えた奇跡』を歌えば、最後は、会場中の人たちが輝き放ち熱狂した『スマイル一番イイ♀~2015ver.~』を演奏。まさに”熱狂”という言葉でライブの幕を閉じていった。
 
  締めの挨拶のときに、ドラムの輝喜がみくに向かい、「俺とみくは積極的に意見を  言うから一番ぶつかることも多いんだけど。だからこそ、すげぇみくという人を信じてて。俺は自分の意見をみくにすげぇ聞いて欲しいし、みくの意見を俺はすごく聴聞きたい。このバンドの未来のために一緒に音楽やっていきたいです。これからもよろしくお願いします」と挨拶。互いに胸込み上げ、涙を浮かべ?!ながら抱き合っていたことも、報告しておこう。
 
 
 最後に。この日のライブで発表になった新しいトピックスを紹介しよう。先にも触れたように、アンティック-珈琲店-は、1月10日よりアニメ「デュエル・マスターズVSR」のEDテーマとして流れる『JIBIN』を3月16日にメジャー第2弾シングルとして発売することが決定した。この作品を手に、4月より3ヶ月に渡る全国ワンマンツアー「LIVE CAFE TOUR’16 自分革命」もスタートする。彼らがこのツアーを通しどんな自分革命を起こすのか、その姿をしっかり瞼に焼き付けていただきたい。
 
 
PHOTO:山内洋枝(PROGRESS-M)
 TEXT:長澤智典
 
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セットリスト
-SE-
01.覚醒ヒロイズム~THE HERO WITHOUT A “NAME”~
02.スノーシーン
03.可愛湯’s ЯocK
―MC-
04.モウソウモモウソロソロ
05.イタイ女~NO PAIN,NO LOVE? JAPAIN GIRLS in LOVE~
06.AROMA
―MC-
07.YOU
―etc-
08.重力スキャンダラス
09.メープルガンマン
10.NYAPPY in the world 4 ~般ニャ化教のテーマ~
11.We Can Do It!
12.逃避回廊
13.BondS~絆~
14.千年DIVE !!!!!
En1.
15.JIBUN
16.苺
17.巡り逢えた奇跡
En2.
18.スマイル一番イイ♀~2015ver.~
 
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★CD情報★
 
2nd SINGLE
「JIBUN」
2016.3.16(水)ON SALE!!
「デュエル・マスターズVSR」エンディングテーマを担当する今作は、疾走感溢れる、タフ&エモーショナルなロックチューン!
 
●初回限定盤【CD+DVD】 
品番:JBCZ-6042
価格:1,800円(税込)
<CD>
M1. 「JIBUN」
M2. 「タイトル未定B」
<DVD> 
・「JIBUN」MUSIC VIDEO
・Making of 「JIBUN」


●デュエル・マスターズ盤
品番:JBCZ-6043
価格:1,000円(税込)
<CD>
M1. 「JIBUN」
M2. 「JIBUN」(TVサイズ)
M3. 「タイトル未定B」


●通常盤【CDのみ】 
品番:JBCZ-6044
価格:1000円(税込)
<CD>
M1. 「JIBUN」
M2. 「BondS~絆~2016ver.」


<封入特典>
●デュエル・マスターズ 限定プロモカード「最強横綱ツッパリキシ」
※デュエル・マスターズ盤のみ封入
●バトルカード全12種類のうち1枚をランダム封入
※初回限定盤、通常盤に封入
●ニャッピーマーク全形態に封入
 

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★タイアップ情報★
「JIBUN」
テレビ東京系 毎週日曜あさ8:30から絶賛放送中!
「デュエル・マスターズVSR」エンディングテーマ
 

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★LIVE情報★
 
LIVE CAFE TOUR’16
「自分革命」
04/01(金)渋谷TSUTAYA O-WEST
04/09(土)仙台MACANA
04/16(土)大阪MUSE
04/23(土)名古屋ell.FITS ALL
05/15(日)横浜BAYSIS
05/21(土)水戸LIGHT HOUSE
05/29(日)さいたま新都心HEAVEN’S ROCK
06/04(土)京都MUSE
06/05(日)岡山IMAGE
06/11(土)金沢AZ
06/12(日)高崎FLEEZ
06/17(金)福岡DRUM SON
06/19(日)神戸VARIT.
06/25(土)長野JUNK BOX
07/03(日)静岡Sunash
07/05(火)柏PALOOZA
07/09(土)北海道CRAZY MONKEY
07/10(日)北海道CRAZY MONKEY
 
 
スタンディング 4,500 ※ドリンク代別 ※未就学児入場不可
 
FC先行受付を1/15(火)より受付開始
●モバイルファンクラブ『FC BondS』
https://ac.fcbonds.jp/


アンティック-珈琲店- Web
http://www.ancafe-web.com/

 









2016年01月05日 (火)

【ライブレポート】2016年1月3日★治外法権-新春だょ全員集合!!2016-★DOG inTheパラレルワールドオーケストラ、BugLug、Blu-BiLLioN所属レーベル恒例イベントで和太鼓を披露。DVD化、夏のツアーも発表!

REPORT - 17:00:35

Resistar Records所属のDOG inTheパラレルワールドオーケストラ、BugLug、Blu-BiLLioNが一堂に会するイベント“治外法権-新春だょ全員集合!!2016-”が、1月3日にTOKYO DOME CITY HALLで開催された。毎年お正月に単発ライブで、夏に全国ツアーで行われる“治外法権”だが、今回はセッションを含めた6時間のフルボリュームで実施!終演後には夏のツアー日程と初の海外公演も発表され、2016年のさらなる勢力拡大を予感させた。

 幕開けは、なんと3バンド16人による新春和太鼓。羽織袴のメンバーがズラリと並び、クリスマス返上で猛特訓した成果を勇ましいバチさばきと見事なアンサンブルで聴かせ、大きな拍手を沸き起こした。続いて、昨年夏の“治外法権”ツアーで結成されたメンバーシャッフルによるセッションバンド(ダッチワイフ、Ajito、ミケwith HMK2)と、後輩レーベルであるRiostar Records所属の弾丸 NO LIMIT、LOUD GRAPE 、LEZARDが交互に登場。イビツな王道ヴィジュアル曲を正月ならではのコミカルな味付けで届けたダッチワイフ、爆音メタルとオールデスヴォイスのMCでオーディエンスを圧倒したAjito、ツインヴォーカルも取り入れたアイドルノリが奇抜なミケ with HMK2と三者三様のスタイルで、客席のテンションを上げまくる。

 当然、3バンドによる本編ライブも嬉しいサプライズが目白押し。1月1日に結成7周年を迎えたDOG inTheパラレルワールドオーケストラは、DOGのファーストソング「APPLE[WORLD]GO-AROUND」で始動時からのアーティスト写真をスクリーンに映して歴史を辿る一方、正月らしい和ムードいっぱいの「祭izm」の曲中で今後の展開を告知。2月24日に発売するDOG初の両A面シングル「BLACKブルドッグ/ラブラドールオーケストラ」のタイトルを。また、持ち曲100曲越え記念の全曲披露ワンマンツアーを3~4月に挟み、5月7日にTOKYO DOME CITY HALLで「ニコニコ犬会議」を行うことを発表して、春(Vo)は 「ここでワンマンやるぞ!」と勇ましく吠えた。

 続いて、2月3日にニューシングル「S.O.S.」を発売するBlu-BiLLioNは、新衣装のみならず曲のほうも初披露という大盤振る舞い。EDMやダブステップを取り入れたBlu-BiLLioN史上最も斬新なナンバーを、ミケ(Vo)いわく“S.O.S.ダンス”のレクチャーも交えて、オーディエンスを踊らせた。ラストは一斉にタオルが振られる「Ready?」で左右にモッシュ!いわゆるロックバンドとは一味違う躍動感とラフなパーソナリティの表れたステージで新たな方向性を見出しつつある彼らは、4月に全国ツアー“TO BLUE UNIVERSE”も敢行。ファイナルは5月8日の日本橋三井ホールだ。

 トリのBugLugは「今年の干支は何だかわかりますか!?」という一聖(Vo)の問いに会場中がタイトルコールする「猿」で大暴れする等、正月ムードを吹っ飛ばすようなファストチューンを次々に投下。1月末まで現在進行中の47都道府県ツアーで培ったタフなバンド力を存分に発揮する一方で、最後は「約束するよ。今年1年も楽しいことたくさんあるから」と「JUGEMU」を合唱させて、大きな感動を呼んだ。3月30日にニューシングルをリリースした後、4月9日には自身2度目のワンマンとなる日比谷野外大音楽堂で、5th Anniversary集大成、6年目をスタートさせる“GO TO SICKS”を行う彼ら。6年目の決意と飛躍に期待したい。

 そこから16人でテーマ曲「Resistar Recordsのテーマ」を大セッションする恒例のフィナーレで締めくくると、本日の模様が6月15日にDVD化されること、そして7月18日の福岡から8月26日のZepp DiverCityまで、全国11都市を回る全国ツアー“治外法権 VOL.6”が開催されることがスクリーン上で発表された。さらに、2016年春には初の海外公演が中華圏、韓国で行われることもWEB上で告知。ついにワールドワイドな展開を果たすことになった。常に新しいことに挑戦し続けるResistar Recordsから2016年も目が離せない。

撮影:河井彩美<AY-Beatrium>


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LIVE DVD
『Resistar Records PRESENTS「治外法権-新春だょ全員集合!!2016-」』
2016年6月15日リリース
発売元:Resistar Records

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●ライヴ情報
Resistar Records PRESENTS「治外法権VOL.6」
7/18(月・祝) 福岡DRUM LOGOS
7/20(水) Kobe SLOPE
7/22(金) 金沢AZ
7/24(日) 新潟LOTS
8/5(金) 岡山CRAZYMAMA KINGDOM
8/7(日) 大阪BIGCAT
8/13(土) 浜松窓枠
8/14(日) 名古屋BOTTOM LINE
8/19(金) 仙台Rensa
8/21(日) 札幌cube garden
8/26(金) Zepp DiverCity
※詳細は後日発表

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Resistar Records PRESENTSアジア音楽祭開催決定!
日程:2016年 春
開催地:中華圏、韓国
※日程・会場などの詳細は後日発表

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【DOG inThePWO information】
NEW SINGLE
「BLACKブルドッグ / ラブラドールオーケストラ」
2016年2月24日リリース
【初回盤A】RSCD-209/210(CD+DVD) ¥1,800+税
※着せ替えジャケット封入(初回A,B共通10種よりランダム1種封入)
【初回盤B】RSCD-211/212(CD+DVD) ¥1,800+税
※着せ替えジャケット封入(初回A,B共通10種よりランダム1種封入)
【通常盤】RSCD-213(CD) ¥1,200+税
※収録曲・曲名・曲順、仕様は変更の可能性がございます。
発売元:Resistar Records


「ニコニコ犬会議」
2016年5月7日(土) TOKYO DOME CITY HALL
開場 16:30 / 開演 17:00
【チケット】
5,000円(D別)
【オフィシャル携帯サイト“DOGマニア”会員限定】
受付期間:1月4日(火)12:00~1月11日(月・祝)23:59
入金期間:1月18日(月)12:00~1月31日(日)23:59
【一般先行】
受付期間:2月1日(月)12:00~2月7日(日)23:59
入金期間:2月9日(火)13:00~2月14日(日)21:00
【一般発売】
2月20日(土)
(問)NEXTROAD 03-5114-7444



祝!!持ち曲100曲越え全曲披露ワンマンTOUR「101曲わんマン」
3/29(火) 福岡DRUM Be-1
3/31(木) 岡山IMAGE
4/1(金) 大阪MUSE
4/3(日) 名古屋E.L.L.
4/8(金) 仙台MACANA
4/10/(日) 札幌cube garden
【開場 / 開演】
開場 17:30 / 開演 18:00
4/3、10 開場 16:30 / 開演 17:00
【チケット】
4,500円(D別)
【オフィシャル携帯サイト“DOGマニア”会員限定】
受付期間:12月28日(月)21:00~1月11日(月・祝)23:59
入金期間:1月18日(月)12:00~1月31日(日)23:59
【一般先行】
受付期間:2月1日(月)12:00~2月7日(日)23:59
入金期間:2月9日(火)13:00~2月14日(日)21:00
【一般発売】
2月20日(土)
(問)NEXTROAD 03-5114-7444



1月生まれのバンドマン、集合ッ!!「祝!!犬小屋」
2016年1月22日(金) 赤坂BLITZ
開場 15:30 / 開演 16:15
【出演アーティスト】
DOG inThePWO / HERO(H.B!!SARSHI) / ペンタゴン(H.B!!篤輝) / ユナイト(H.B!!莎奈)
O.A 電信柱と桃尻漢(アコースティックデュオ) / 司会:団長(NoGoD)
【チケット】発売中
1Fスタンディング / 2F指定席 / 2F立見 4,500円(D別)
(問)NEXTROAD 03-5114-7444

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【BugLug information】


NEW SINGLE
2016年3月30日リリース
※詳細は後日発表
発売元:Resistar Records


BugLug 5th Anniversary 47都道府県TOUR「GAMBLING JAPAN」
1/13(水) 静岡・SUNASH SOLD OUT!!
1/14(木) 愛知・名古屋E.L.L
1/16(土) 香川・高松DIME
1/17(日) 徳島・club GRINDHOUSE
1//19(火) 高知・X-pt.
1/20(水) 愛媛・松山サロンキティ
1/22(金) 広島・セカンドクラッチ
1/24(日) 福岡・DRUM Be-1 SOLD OUT!!
1/26(火) 佐賀・GEILS
1/27(水) 長崎・DRUM Be-7
1/30(土) 宮崎・SR BOX SOLD OUT!!
1/31(日) 大分・DRUM Be-0 SOLD OUT!!
【開場/開演】
土・日・祝:開場 16:30 / 開演 17:00
平日:開場 17:30 / 開演 18:00
【チケット】
スタンディング ¥4,800(D別)


「GO TO SICKS」
2016年4月9日(土) 日比谷野外大音楽堂
【開場 / 開演】
開場 16:45 / 開演 17:30
【チケット】
全席指定 ¥5,000
【“ポケばぐ”会員二次先行】
受付期間:1/6(水)17:00~1/11(月・祝)23:59
入金期間:1/15(金)14:00~1/24(日)23:59
【一般先行】
受付期間:1/30(土)12:00~2/7(日)18:00
入金期間:2/9(火)13:00~2/21(日)21:00
【一般発売】
3月12日(土)
(問)NEXTROAD 03-5114-7444(平日14:00~18:00)

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【Blu-BiLLioN information】


NEW SINGLE
「S.O.S.」
2016年2月3日リリース
「S.O.S.」テレビ東京系「プレミアMelodiX!」1月度エンディングテーマ
「春色bloom」映画「薄桜鬼SSL ~sweet school life~THE MOVIE」エンディングテーマ
【初回盤A】
RSCD-204/205(CD+DVD) \1,800+税
着せ替えジャケット封入(初回A,B共通12種 よりランダム1種封入)
[CD]
1. S.O.S.
2. 春色bloom
3. S.O.S. (カラオケ)
[DVD]
S.O.S. -Music Clip-
【初回盤B】
RSCD-206/207(CD+DVD) \1,800+税
着せ替えジャケット封入(初回A,B共通12種 よりランダム1種封入)
[CD]
1. S.O.S.
2. 春色bloom
3. S.O.S. (カラオケ)
[DVD]
「S.O.S.」オフショット
【通常盤】
RSCD-208(CD) \1,200+税
1. S.O.S.
2. 春色bloom
3. 自己中心的ユートピア
4. S.O.S. (カラオケ)
発売元:Resistar Records

「チョコレートビリオンと甘い夜」
2月14日(日) 渋谷WWW
【開場 / 開演】
開場 16:30 / 開演 17:00
【チケット】
\4,200(D別)
【オフィシャルモバイルサイト”ブルビリ.net”先行】
受付期間:1月9日(土)12:00~1月17日(日)23:59
入金期間:1月22日(金)14:00~1月31日(日)23:59
【一般発売】
2月6日(土)


Blu-BiLLioN TOUR「TO BLUE UNIVERSE」
4月2日(土) 長野LIVEHOUSE J
4月3日(日) 金沢AZ
4月8日(金) 名古屋M.I.D
4月10日(日) OSAKA MUSE
4月12日(火) 福岡DRUM Be-1
4月13日(水) 岡山IMAGE
4月22日(金) 札幌cube garden
4月24日(日) 仙台MACANA
4月26日(火) 新潟GOLDEN PIGS BLACK STAGE
5月8日(日) 日本橋三井ホール
【開場 / 開演】
[平日] 開場 18:00 / 開演 18:30
[土日] 開場 17:00 / 開演 17:30
【チケット】
ライブハウス公演:スタンディング \4,800(D別)
日本橋三井ホール:全席指定 \5,000
【一般先行】
受付期間:12月30日(水)12:00~1月11日(月)18:00
入金期間:1月13日(水)13:00~1月31日(日)21:00
・イープラス http://eplus.jp/blu-billion16/
【一般発売】
2月13日(土)

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◆DOG inTheパラレルワールドオーケストラ
http://www.inu-para.com/
◆BugLug
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2016年01月02日 (土)

【ライブレポート】★Tokyo Chaos★2015年12月31日(木)国立代々木競技場 第二体育館〜「こうやって、これからもずっと、てめぇらと年を越していきたい。」

REPORT - 18:52:32

  2007年にスタートしたヴィジュアル系シーン最大級の年越しイベント“Over The Edge”。毎年渋谷公会堂で開催されていたこのイベントだが、会場の取り壊しに伴い2015年から代々木競技場・第二体育館で開催されることに。それに伴い、新たに名称も“Tokyo Chaos”と変更されての記念すべき第1回公演が、2015年12月31日に行われた。今回の出演バンドは全14組+4つのセッションで、そのうち初出演が5バンドもいたのが最大の特徴。常連組と新規参入組が鎬を削りながらも融和し合い、共にシーンの未来を広げんとする“新たな可能性”の見える12時間となった。

 

 まず、ゆっくりとステージ中央に進み出たネロ(Ds)が“全身全霊”と書かれたタオルを広げ、「トップバッターMERRYです。全身全霊よろしくお願いします!」と幕開けを飾ったMERRYは、全員黒のスーツ姿! デジタリックなSEからそのまま「ジャパニーズモダニスト」へと繋ぎ、「聞こえるか、俺の声が!」とガラ(Vo)の声が轟くと、早くも結生&健一のギター隊が左右の花道へダッシュする。「今年から始まったイベント、トップバッターはMERRYです。MERRYがこのイベントの歴史作るぞ!」というガラの頼もしい言葉も、続いて沸き起こる“絶望! 絶望!”の大合唱も、“Over The Edge”の頃からこの年越しイベントを中核で担ってきた彼らならでは。さらに、ガラが客席に向かって柄杓で水をまき散らすパフォーマンスといい、「千代田線デモクラシー」が醸す昭和歌謡風のレトロでエキセントリックな旋律といい、MERRY節満点の奇天烈なステージングで一気に会場を温める手腕はさすがだ。だからこそ「良いお年を。来年も良い年でありますように」と最後に贈られた最新シングル「Happy life」のストレートなメッセージが際立つというもの。“目の前の人達を幸せにしたいだけ”という歌は、現在、テツ(B)がリハビリ中という苦難に見舞われながらも、活動を続けてきた彼らが辿り着いた真理なのだろう。来年2月7日には、ネロいわく「5人での完全復活を目指す」という六本木EX THEATERでのワンマンも開催。完全体のMERRYに出会える日が待ち遠しい。

 

二番手は“Over The Edge”出演経験のないDEZERT。結成も2011年ということで、本イベントでは最も新参者と言えるが、そのステージはまさしく“カオス”そのものだった。真っ赤なライトに染められた舞台で、心の汚泥を吐き出すように千秋(Vo)が歌声をぶつける「「擬死」」から、12月に加入したばかりのMiyako(G)がハードなプレイを炸裂させる「「絶蘭」」、そして超高速ビートにオーディエンスが頭を振りたくる「「殺意」」と、一貫してダークで観る者に対する媚びなど微塵も無いステージを展開。SaZ(B)のスラップからスタートした「肋骨少女」では、血糊のついたシャツ姿で花道に進み出る千秋の不気味なオーラにゾッとさせられる。加えてSORA(Ds)に水をぶっかけて「生きてるか!? 生きてるなら、死ぬよな!? いつか」と強烈な煽りをカマすや、遂にはステージから降りて、バックヤードに帰りかける始末。しかし、ラストはアルペジオから始まるメロディックな「ghost」で“生”への希望を提示して大きな拍手を浴びたあたりに、底知れぬポテンシャルを感じさせられた。

 

 そして漆黒の空気を、DaizyStripperが「ダンデライオン」でカラフルに塗り替える。お馴染みの旋律は爽やかなれど、しかし、そのパフォーマンスは予想以上にロックなもの。夕霧(Vo)は「今年一番デカい声を!」と叫び、曲終わりにはメンバー全員が激しくヘッドバンギングを披露する。続いて「新規も古株も老いも若きも男も女も俺たちの時間は関係ないからな! やれる奴は頭ふっ飛ばしてこい!」と放った「ARREST」は、1年間活動休止していたまゆ(G)復活後の第一弾として今年頭、バンドへの強い決意を籠めて発表された曲だけに、その爆発力は絶大。再来年で10周年を迎えること、それを支えてくれるオーディエンスへの感謝を述べた後、「今年を象徴するこの曲を」と贈られた「DEAR MY SIRIUS」で天高く伸びる夕霧の歌声は、その感謝を何より明確に訴えていた。さらに「10周年目を一番盛り上げるために、来年の9周年はいろんな種を蒔いていこうと思う。俺たちがすげぇ楽しませるからさ! 来年も俺たちの側にいてくれるか? お前たちがいなかったら輝けねぇんだよ!」と、10年を見据えて作られた代表曲「decade」へ。お立ち台でギターソロを重ね、ガッツポーズを交わし合うギター隊に思わず胸が熱くなるが、勢いあまったなお(G)がステージで転倒するあたりが彼ららしく、微笑ましい(笑)。去り際には「絶対に自分らしさを忘れずに進んでいきます。みんなも、自分らしさを忘れない1年になりますように。胸張って生きろよ!」と言い残す夕霧の姿が。その真摯すぎるメッセージに、彼らの根源にある強さを見た気がした。

 

 本イベント初参加となるjealkbは、まず「初めてjealkb観る人!」と客席にアンケート。結果、大半が手を挙げたのを観て「超アウェイです! jealkbの楽しみ方、ちょっとレクチャーさせてください。そのために1曲削ってます!」と、コントのようなノリ方説明で爆笑の渦に巻き込むのは、テレビでもお馴染みのhaderu(Vo)がフロントマンを務めるだけはある。その甲斐あってか、1曲目の「OKK-17」からダンス担当のhidekiの動きに合わせて、場内は沸騰。「全員が回らないと気まずいから……」と、またしてもフリの説明を挟んだ「Packya Ma Lad」では、皆ツイストしながら回転し、「虚無感狂想曲」ではNSGF(生絞りグレープフルーツサワー)なる技も飛び出して、会場中に恥ずかしそうな笑顔が広がる。「お前ら音楽ふざけてんだろ!?って、よく言われるけど、もう、バンドやめようかと思ってたときに“続けたほうがいいよ”“って言ってくれたのはMUCCの達ちゃんで。あれは……5年前ですか。5年経って、やっと呼んでもらえました」と貴重な裏話も交えつつ、彼らだけが提供できるエンターテイメントで会場の空気をすっかり自分たちのものに。「最後の曲です」とhaderuが告げると「えーっ!」という声が上がるほど、オーディエンスの心を掴んでしまった。

 

 ここで手拍子に迎えられて現れたheidi.は、なんと“Over The Edge”初回からの皆勤賞。幕開けの「ブレイズ」は2015年4月発売の最新シングル「恋愛リマインド」の収録曲で、決してオーディエンスに馴染みがある曲というわけではないにもかかわらず、heidi.らしい郷愁あふれるメロディとタイトなプレイ、そして手慣れた煽りで客席を自然に揺らすのは“さすが”の一言だ。「皆勤賞、嬉しく思っております」という義彦(Vo)の言葉で拍手を招くと、闇と光を併せ持つ「ビューティフルサイコ」に、一斉にタオルが振られる「幻想囃子」と続けて、バラエティ豊かに充実したバンド力を如何なく発揮。「狂騒アルティメット」では、クリアとデスを取り混ぜた義彦のヴォーカルで拳とモッシュの嵐を巻き起こし、“聴かせる”ことに定評のあった彼らも、こんなに逞しさを備えたのかと驚かせる。ラストはもちろん毎年恒例の「おまえさん」。ナオ(G)とコースケ(B)が花道に飛び出し、大サビでブレイクすると「じゃ、今年最後、感謝を籠めた5文字を言いますんで、そのあとは適当に盛り上がってください」と、義彦が素晴らしい美声で“おまえさ~ん!”と突き上げ、フロアはまさしくカオスの渦に! 10周年を迎える2016年は、結成日の6月3日に赤坂BLITZでワンマンも予定している。いついかなる時も、変わらぬheidi.であり続ける彼らが培ってきた10年の集大成に期待したい。

 

 妖しいムードを掻き立てるSEから幕が開き、全員黒スーツを基調としたフォーマルスタイルのseekセッションが奏で始めたフレーズにどよめく場内。それがPIERROTの「Adolf」と気づくや、その往時を知るオーディエンスが腕を構えて、暁(Vo/アルルカン)と共に拳を打ちつけるお馴染みのフリをする。2006年の解散以来、2014年に2夜限りの電撃的な復活ライブを行ったカリスマバンドの代表曲に会場は沸き返るが、特筆すべきは一樹(G/BugLug)、華遊(G/ex.ν[NEU])、seek(B/Mix Speaker’s,Inc.)、宏崇(Ds/R指定)といったメンバーの完コピぶり。中でも一樹によるギターソロは、王子キャラらしい佇まいを崩さないながらも出色の再現率であった。さらに「蜘蛛の意図」では、「代々木、もっともっと狂っちまえ!」「キ×ガイども! 頭振れ!」と、暁が本家さながらに煽って、かつてPIERROTと同事務所の後輩であったseekも花道を下手から上手へとダッシュ。それぞれのリスペクトが垣間見える、このイベントならではの貴重なパフォーマンスに、客席も頭を振りサビを歌って、連綿と続いてきたシーンの歴史を巻き戻してみせた。

 

 そして真っ白な光の中に、一連のイベント初参加のBAROQUEが姿を現すと、クリアなギターフレーズから「PLANETARY LIGHT」の眩い情景が広がってゆく。怜(Vo)と圭(G)が花道を使って大きく左右に展開し、伸びやかな怜の声を含めて一つひとつの音が煌めく「DREAMSCAPE」で本舞台に戻った二人が向き合う様は、まさしく夢のよう。かどしゅんたろう(Ds)に、本イベント出演者の中で唯一の女性であるTOKIE(B)という強力なサポート陣をリズム隊に迎え、多彩で繊細な同期音も交えた彼らのサウンドには、ロックだとかバンドだとかいう領域を超えた神聖さがある。「この会場広いけど、みんなの顔、よく見えてますよ。楽しんでいこう、いいかい!」と自然体なMCに続く「SKY WALKER」で、まるで宇宙に漂っているかのような浮遊感を。太いドラムビートが心臓の鼓動のように響く「CELEBRATE」で生きとし生けるものへの祝福をたっぷりと届けると、満場の拍手が。「締めくくりは新曲で終わりたいんで」と最後に披露した、12月25日のワンマンで一度しか演奏していないという「GIRL」も、ダンスビートの中で圭のギターが高らかに駆け上がり、怜が確かな生命の息吹をもたらして胸を熱くさせる名曲だった。2016年3月にはワンマンツアーも開催されるとのこと。温かな光に満ちた世界が、きっと其処にはあるはずだ。

 

 MUCCのヴォーカルである逹瑯のセッションを前に、熱気が高まる場内。遂にケンゾ(Ds/BVCCI HAYNES/GREMLINS)がパワフルにドラムを一閃し、逹瑯が「LASTICA!」とタイトルコールをするや、大歓声が沸きあがる。それもそのはず、メンバーが発表されたときから、これが逹瑯率いる伝説のセッションバンド・カラスの数年ぶりのステージとなることは決まっていたも同然であり、その予想が的中することを多くのオーディエンスが待ち望んでいたのだから。カラスの1stシングル「LASTICA」を黒づくめで歌い上げる逹瑯はMUCCとはまた違った厳めしさを漂わせ、凶悪なDunch(B/jealkb)のベースを背に悠々と花道を進むヒロト(G/A9)と美月(G/Sadie)も貫禄たっぷりに客席を煽る。数年の時の積み重ねは、確かに彼らを成長させているのだ。「Mr.Shadow」をハードに決め、「何年ぶりでしょうか? 何年もカラスが動かなかった間に、母体のバンドがバタバタしているメンバーもいますが、カラスは永遠に不滅です!」と奏でた2ndシングル「free」は、どこまでもポップに飛翔。ヒロトがライトハンドでソロを決め、双子のような出で立ちの美月(似通ったのは全くの偶然とのこと)と共に逹瑯を挟む光景には、“また見たい”と思わせる華があった。

 

「アルルカンです。よろしくお願いします」という礼儀正しい挨拶を裏切って、初っ端から全速力でブッ飛ばしたのが、去年に続き二度目の出演になるアルルカン。アグレッシヴなサウンドとメロディックな歌、そして自虐的なリリックがインパクト大な「ジレンマ」で幕開けると、暁のデスヴォイスが炸裂してヘッドバンギングの嵐から美メロへと急転直下し、奈緒(G)のギターソロが咽び泣く「墓穴」へ。目まぐるしい展開と、食い合わせの悪そうな要素を無理やり束ねる強引さは、きっと彼らの武器でもあるのだろう。「誰も……誰もわかってくれない」と暁が震える「「私」と“理解”」に到ると、場内は一斉に体を揺らして拳を振り上げ、まるでワンマンのような一体感を創出。轟音極まる「像」で観る者の思考を奪いながら、暁は「今日は先輩たちのお客さんを貰いに来ました!」と幕開けとは打って変わった肉食ぶりを垣間見せ、舞台を降りてアリーナを走り回るのだから侮れない。「初めまして! 僕たち、ダメ人間!」と鳴らされた「ダメ人間」では拳の海が生まれ、人々が一斉にステージを礼拝するようなフリをする光景は、まるで何かの宗教儀式のよう。2013年の結成から2016年で未だ3年目。いわゆる“勢いのある若手バンド”とは、まさに彼らのような存在を言うのだろうと、空恐ろしくなるステージだった。

 

 長丁場にわたるイベントも折り返し地点を迎え、後半戦の一番手として日章旗をはためかせて入場してきたR指定の背後には、“青春の闇”という巨大な垂れ幕が。現在敢行中のワンマンツアータイトルであるが、この日の彼らのステージもまた、その言葉と絶妙にマッチするものだった。マーチのリズムに哀愁香る「帝都に死す」、対照的に躍動感たっぷりにデスヴォイスと拳が突き上がる「喪失-soushitsu-」と、曲調は違えど彼らが奏でる曲には常に若き日にしか浸ることのできない闇の気配がある。楽器隊がプレイしながらも激しく身体を振る「晩秋」、瞬くライトとヘヴィネスの中で宏崇がドラムスティックを回す「MELT DOWN」と、楽曲のエモーションを身体でも表現する彼らに、オーディエンスもヒートアップ。ヘヴィネスからポップへの転換がエキセントリックすぎる「THE廃人間」がラストに放たれると、「踊ろうか!」というマモ(Vo)の号令に従って客席は大きく揺れ、繰り返される「友達が居ないから!」のフレーズに心が粟立つ。去り際に「良いお年を!」とマイクをゴトリと落とすまで、ほぼノーMCで貫き通した剛毅なパフォーマンスには、彼らの揺るがぬ信念が表れていた。

 

 勢い十分のアクトが続いたところで、本日最高の“重鎮”が此処に登場。“Over The Edge”にさまざまな形で出演してきたギタリストaie(deadman/the studs)によるセッションは、YUKIYA(G/D≒SIRE/JILS/Kαin)、kazu(B/ex.蜉蝣)、Sakura(Ds/ZIGZO/Rayflower)、そして名古屋系のカリスマとして1990年代に活躍し、2004年に解散したMerry Go Roundのヴォーカリスト・Kazumaを迎えたものだ。ほぼシルエットしか見えない赤暗いステージの上で彼が一礼し、ハイハットの音から静かに始まった「桜の満開の木の下で」は、なんとMerry Go Roundの楽曲。舞台に寝転んで歌うKazumaは、続いてaieと共に現在活動しているユニット・highfashionparalyzeの「箍を外す場合、穴に群れる具合」でも客席に向かって身体をのけぞらせ、容赦なくシャウトを放つ。が、それがキャリア豊富な楽器隊のエモーションを抑えた動きと、抑揚に乏しく淡々とした旋律と重なり合ったときに生まれる不気味さは、あまりにも異質。結果、オーディエンスは立ち尽くすほかなく、同じくhighfashionparalyzeの「脳内に」で妖しくループするフレーズと、ドラムフィルの中に蹲るKazumaが纏う特異なオーラに、ただ拍手を贈るほかないのだ。さらに重鎮は続く。ここ数年“Over The Edge”にJILSやKαin、はたまたソロ名義で出演してきたYUKIYAが、なんと今年は98年に解散した人気バンドD≒SIREとして登場! しかもYUKIYA、聖詩-KIYOSHI-(G)、TETSU(Key/ENDLESS)のオリジナルメンバーに加え、ドラムにShinya(DIR EN GREY)、ベースに明希(SID)、ギターに圭(BAROQUE))という豪華メンバーを迎えた布陣になるのだから、見逃すわけにはいかない。YUKIYAのモノローグが影アナで流れ、「DREAMS BURN DOWN」が幕開けを飾ると、「人工楽園」では圭と明希が左右の花道に飛び出すというレアすぎる光景が表れて、なぜ視界は180度ないのかと歯噛みすることしきり。そんな希少具合はサウンド面でも同じだった。「17年ぶりになる曲ばっかりなんでね、誰も知らないと思うから適当に楽しんでください。一夜限りです。楽しんでいこうぜ」と演奏された曲たちは、JILSともKαinとも明らかに違う90年代のヴィジュアルサウンド。当時を知る人間は懐かしさに、そうでない人間は斬新さに胸掴まれたに違いない。「JESUS?」「KISS」と切り刻むような鋭さとスピード感を備えた楽曲をShinyaは高速ビートで叩き出し、一転、「17年経ってから一度も歌ってなかった曲……一番最初に出したシングルの歌を歌います」と前置いた「静夢」では爽やかさを。「夢がいつか冷めるように、バンドもいつか終わるじゃない? このD≒SIREが解散するのかなと思ったときの歌を」と贈られた「追憶」では、感傷を届ける。最後にYUKIYAが呟いた「ありがとうね。良い夢でした」という言葉には、再会の喜びと切なさが入り混じって、胸に迫った。

 

 ここで休憩を挟んでの1バンド目は、DIR EN GREYのギタリスト・Dieのソロプロジェクトとして2015年に始動したDECAYS。MOON CHILDの樫山圭をドラマーに擁し、THE NOVEMBERSの小林祐介と共にDieがツインギター&ヴォーカルを務めるという斬新な構成の6人組だ。しかし、何より驚きなのは「esthetics of the transgression」「Secret mode」と、初っ端からエレクトロな4つ打ちビートにバンドサウンドが融合する楽曲のミクスチャーぶりに、その上で重なるツインヴォーカルの予想外に美しいハーモニー。そして、公式のパート表記が“☆”である謎の人物・チドニーが鍵盤の前で踊るパフォーマンスだ。チドニーがクラップを先導し、「DECAYSです。トバしていこうか?」とDieが静かに語りかけての「愛と哀を遺さず…」では、小林のクリーンヴォイスに歪んだ歌声を挟み込んで、ヴォーカル二人体制の強みを存分に発揮。また、ラストの「ラナ ~from Future Boy~」では予想外に甘いソロ・ヴォーカルを聴かせて、新たな顔も垣間見せた。音も役割もステージングも、すべてがDIR EN GREYとは違うからこそ生まれるもの――。その進化を促すポテンシャルは十二分にあると確信させてくれたステージだった。

 

 そして遂に時刻は23時を過ぎ、A9が2015年最後のパフォーマンスを務めることに。2014年に結成10周年を迎え、1年の沈黙を経て2015年夏に復活を遂げた彼らも、実は本イベント初参加組。大歓声を受けて登場し、「Tokyo Chaos! 良い年にしようぜ!」と早くも将(Vo)が新年への抱負を宣言して「RAINBOWS」のイントロを鳴らすと、客席にはカラフルなサイリウムが灯り、“オイ!オイ!”と拳と声があがる。さらに、サビでは一斉にAジャンプ!というオーディエンスにはお馴染みのナンバーだが、そのサウンドは以前に比べてグッと硬質で輝かしいもの。「閃光」では将が花道を凄まじい勢いで駆け抜け、そこに叙情味たっぷりなメロとヒロトのギターソロが華を添えてゆくのも見ごたえある。「かつてAlice Nineと名乗っていましたが、今はA9です。覚えて帰ってください!」「ずっと出たかった、このイベント。出れなくて、すごく寂しかったA9ですが、今年は寂しくありません!」と語る将は、いつになくハイテンション。“夜明け”というタイトルに相応しく、場内をペンライトや携帯の光でいっぱいにした「Daybreak」に、「全員で上に飛びましょう」と誘った「the beautiful name」では、沙我(B)のコーラスも確固たる強さを持って、大合唱を引き起こした。彼らの織り成す世界は、いつだってドラマティックで希望にあふれている。その情景を、いっそう色鮮やかなものにした彼らの帰還を祝福したい。

 

 ワルツのリズムで手拍子に乗り、年越しの大役を担うことになったのは、heidi.と並んで唯“二”の皆勤賞であるMix Speaker‘s,Inc。.ジャジーな「Side trip Killer rose」に場内のあちこちからタンバリンが鳴り、AYA(G)が前に進み出て優雅に手拍子する等、MSI流のエンターテイメントで客席を楽しませる。が、曲が終わると時刻を秒単位で表示する電光時計が持ち込まれ、「新たな1ページの始まりを祝おうではありませんか」とのナレーションで出演者一同を呼び込み。慌ただしい空気のなか、seekが「残り10秒です!」と知らせると、会場の全員でカウントダウンして「0!」の瞬間に金テープが飛ぶ。ここからは各バンドに新年の抱負をリサーチ。アルルカン・暁が「2016年も頑張ります!」と応え、seekに「ウィジュアル界の暴れん坊」と紹介されたDEZERT・千秋は「絶対もっと売れる!」と、期待通りの返答を返す。また、ステージ上には本日出演しないはずのNoGoD・団長の姿も(しかも、しっかり白塗り!)。そして逹瑯が「バッチリ2016年始めちゃってくださいよ。ケツは俺らが持つからよ!」と差し向けて、MSIのステージが再開する。
 前日の12月30日にツアーファイナルを終え、2016年より新たな演目“絶望レストラン”を届けることになっているMSI。本日の彼らも新コンセプトに基づく新衣装で、NIKA(Vo)は白ベースのコックスタイル。S(Ds)に到っては顔がお菓子の家になっており、カウントダウンの際に逹瑯からも「あれは誰ですか?」と突っ込まれていた。そこで「“絶望レストラン”の楽曲を2016年1発目にお贈りしたいと思います。皆さんバンギャ始めですよ?」というNIKAのMCから、2016年3月発売予定の「ドクロKITCHEN」を早くも披露。パワーコーラスが低音で轟くヘヴィチューンに、彼も容赦なくシャウトヴォーカルを叩きつけると、「MONSTIME」 ではkeiji(G)とAYAのギターバトルや、各メンバーによる渾身の煽りで、開演から10時間が経って疲労の色が濃いオーディエンスを惹きつけ続ける。間奏で白いペンライトが揺れる「JUNK STORY」で締めくくり、最後にNIKAは「いろんなバンドさんのライブに行って、音楽に触れて。その一つひとつが皆さんの人生の糧になるから」とメッセージ。昨年は加入直後でまだまだ頼りなかった彼が、MC面でもヴォーカル面でも随分と頼もしくなっていたのは、この日一番の収穫と言えるだろう。肋骨骨折で現在、無理のできない相方MIKI(Vo)をしっかりとカバーし、優しげな風情の裏に垣間見せる男らしさは、今後MSIの武器になるに違いない。

 

 正月気分を叩き切るかのように、デジタリックなSEから始まったのは、昨年まで“Over The Edge”の常連だったMoranのヴォーカリスト・Hiomiのセッション。「さぁ、2016年、始めようか!」とゴージャスな燕尾を纏い、絵画の中から抜け出たような出で立ちで先導すると、まずは下手に立つ海(G)の所属するvistlipから「GLOSTER IMAGE」をドロップする。人気のヘヴィチューンに場内が熱くなったところで、過去にHitomiと共にFatimaに所属していたNao(Ds/A9)とLay(B)、海、奇しくもMoranの解散ライブと同日に活動休止ライブを行ったSadieの剣(G)をメンバー紹介。そこからFatimaの「Humiliate Me More, Darlin」へ繋ぐとワッと会場が沸き、曲中のメンバーコールまでしっかり再現して客席を喜ばせる。そしてラストソングの「迷彩」がタイトルコールされるや、さらなる歓声が。昨年まで皆勤賞だったSadieが毎年欠かさず演奏し続けてきた曲が思わぬ形で披露され、オーディエンスは全力でヘッドバンギング! ステージ去り際には、10年以上ぶりにFatimaの曲を演奏したというNaoが「まだまだ楽しんでいこうぜ! 輝け、Chaos!」と謎の替え歌を歌い、袖から戻ってきた海に回収されるという微笑ましい場面もあった(笑)。狂乱のうちに幕を閉じた貴重すぎるセッションで、特に印象的だったのが9月21日以来、久々の大舞台となったHitomiと剣の水を得た魚のような弾けっぷり。花道まで大きく使ってエモーショナルにパフォームし、「迷彩」でステージに跪き十字を切る剣の姿には、ステージに立てる喜びがあふれていた。

 

 さて、残すところ遂に2組。ここで2015年に約100本のライブを行い、現在も47都道府県ツアー中のBugLugが見参する。フラッシュライトの音と光にハッとさせられる「Cameraman」を皮切りに、「2016年、本気の暴れ始めはBugLugでどうですか?」とアグレッシヴに叩きつけられた「BUKIMI」では、一聖(Vo)のシニカルなヴォーカル、手をすり合わせながら跳ぶ通称・ゴマスリジャンプ等、彼らのトリッキーな魅力が爆発して、客席は左右に激しくモッシュ。一方で「騒げなくてもいい。この言葉一つひとつを持ち帰って、皆さんの明日に何か活かしてもらったらいい。いっぱい跳んで、しっかり聴いてください!」と、コミカルな曲調とはギャップある真摯なメッセージを発するのも彼らの個性だ。しっかり楽しませ、そして伝える。そんなBugLugの基本コンセプトは、この1年でグッと深く、強くなっていた。ダンスビートが一気にメロディックに広がる最新シングル「幸運の女神は去りゆけど笑え」では、勝ち負けではなく自分自身で選び取ることが大事と訴え、続く「TЯAUMA」も“幸福のトラウマ”を植えつけたいという“ザ・逆転の発想”な楽曲。それらヒネりの利いたナンバーを説得力を持って届けるセンスと技術が彼らにはあり、故に「今年の干支、なんだか知ってますか?」と問うてのラストチューン「猿」のような、単純に楽しむだけの楽曲の爆発力はとてつもないのだ。弦楽器隊が追いかけっこをするように花道へと駆け出し、笑い合った最後に一聖が叫ぶ。「トリはMUCC大先輩だ! 楽しんで帰れよ!」

 

 その言葉の通り、お馴染みのSEで登場した大トリはMUCC。場内からあがった大歓声は、YUKKE(B)の野太いベースが「大嫌い」のイントロを奏でるとさらに大きくなり、サビでは逹瑯が一言も歌わないうちに大合唱が! 続いてSATOちが火花のようなドラミングを放つ「スイミン」で跳び、腕を振り上げるオーディエンスのタイミングも驚くほどに揃っていて、このイベントにおけるMUCC楽曲の恐るべき浸透率を思い知らされる。またステージでも、ハットを被ったミヤ(G)が狂ったような声音のギターソロを飄々と爪弾いて、ただならぬ空気感を醸し出すのに目が釘づけだ。YUKKEがアップライトベースを弾く「ファズ」でも客席が型抜きのように一塊になってジャンプし、逹瑯も「こうやって、これからもずっと、てめぇらと年を越していきたい。かかってこいよ!」と感無量げ。「会場が変わって、タイトルも変わって、こんなにたくさん……ありがとうございます。よく“このイベント、逹瑯さんのイベントなんでしょ?”って言われるけど、俺は言いだしっぺなだけで。みんなで、参加してる君たちも一緒になって作っているDIYなイベントだから」と伝えての「蘭鋳」では、なんとDEZERT・千秋がステージに上がってギターをかき鳴らす。そして「今年はMERRYから始まりMUCCで終わる。そんなMERRYは今、どっかで年越しライブやってます。ソッチまで盛り上がりを届けてやりましょう」と、全員座らせて4カウントでジャンプ! ダメ押しとばかりラストの「TONIGHT」では、NoGoDの団長が登場して腰を振り、花道の先でセクシーポーズを取り、逹瑯を崇めるフリをして場内を笑わせる……が、声は一級品。凄まじスクリームとコーラスを重ね、逹瑯と共にヘドバンをかまし、そんな二人と入れ替わりにミヤとYUKKEが進み出てメタリックなフレーズを放つという様式美を凝縮した見事な流れに目眩がしそうだ。結成から19年を迎える2016年の幕開けに、ここまで培ってきたバンドとしてのカッコ良さをひたすらに叩きつけて。記念すべき第1回目の“Tokyo Chaos”は締めくくられた。

 

 長く続ければ続けるほどに、バンドというものはさまざまな困難に見舞われるものである。2015年も数々のバンドが解散、活動休止し、少なからずシーンに影響を与えたが、この12時間を超えるイベントを観て感じたのは、苦しみを乗り越えたバンドは必ず強くなるということ。そして“終わり”が実は終わりではないということだ。想いを傾けて作り上げたメンバー間の、さらにファンとの絆は、たとえバンドが終わっても続くものであり、時を経て再び出会うこともあるというのは、この日のパフォーマンスからも明らかだろう。積み重ねたものは、どんな結果になろうと、決して無駄にはならない。それはバンドに限らず、人生においても同じこと。2016年、自らを偽らず懸命に生きるバンドの、そしてオーディエンスの日々が輝くことを願ってやまない。

 


TEXT:清水素子
PHOTO:木村泰之

 

Tokyo Chaos 2015 オフィシャルサイト
http://tokyo-chaos.com/


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Tokyo Chaos 2015 SET LIST

 

MERRY
1.ジャパニーズモダニスト
2.バイオレットハレンチ
3.絶望
4.千代田線デモクラシー
5.Happy life

 

DEZERT
1.『擬死』
2.『絶蘭』
3.『殺意』
4. 肋骨少女
5.『秘密』
6. 包丁の正しい使い方~終息編~
7. ghost

 

DaizyStripper
1.ダンデライオン
2.ARREST
3. DEAR MY SIRIUS
4.decade

 

jealkb
1.OKK-17
2.Packya Ma Lad
3.虚無感狂想曲
4.天誅☆あるわけないストーリー
5.ASTROMEN

 

heidi.
1.ブレイズ
2.ビューティフルサイコ
3.幻想囃子
4.狂騒アルティメット
5.おまえさん

 

seekセッション
1.Adolf
2.蜘蛛の意図


BAROQUE
1.PLANETARY LIGHT
2.DREAMSCAPE
3.SKY WALKER
4.CELEBRATE
5.G I R L

 

逹瑯セッション
1.LASTICA
2.Mr.Shadow
3.free

 

アルルカン
1.ジレンマ
2.墓穴
3.「私」と“理解”
4.像
5.ダメ人間

 

R指定
1.帝都に死す
2.喪失-soushitsu-
3.晩秋
4.MELT DOWN
5.THE廃人間

 

aieセッション
1.桜の満開の木の下で
2.箍を外す場合、穴に群れる具合
3.脳内に

 

D≒SIRE
1.DREAMS BURN DOWN
2.人工楽園
3.JESUS?
4.KISS
5.静夢
6.追憶

 

DECAYS
1.Aesthetics of the transgression
2.Secret mode
3.愛と哀を遺さず…
4.D・D
5.ラナ ~from Future Boy~

 

A9
1.RAINBOWS
2.閃光
3.Daybreak
4.the beautiful name

 

Mix Speaker’s,Inc.
1.Side trip Killer rose
2.ドクロKITCHEN
3.YOU♪愛♪メッセージ
4.MONSTIME
5.JUNK STORY

 

Hitomiセッション
1.GLOSTER IMAGE
2.Humiliate Me More, Darlin
3.迷彩

 

BugLug
1.Cameraman
2.BUKIMI
3.幸運の女神は去りゆけど笑え
4.TЯAUMA
5.猿

 

MUCC
1.大嫌い
2.スイミン
3.ファズ
4.蘭鋳
5.TONIGHT

 



2015年12月29日 (火)

【ライブレポート】★BATTLE ARENA in BUDOKAN★2015年12月27日(日)日本武道館★「うちのMAVERICKグループは、たくさんの皆さんに愛されてるな、と。」(マオ)「同じ事務所じゃないと、こんなライヴできなくない?」(逹瑯)

REPORT - 01:14:21

12月27日(日)、日本武道館にて、MUCC、シドらが所属する音楽事務所MAVERICK DC主催のイベント「BATTLE ARENA in BUDOKAN」が開催された。
第一試合、第二試合、メインイベント、と2バンドごとの対戦方式で展開するユニークなスタイルのイベント。
ボクシングのリングに見立てたステージ、向かって右手は赤、左手は青に彩られ、タイトルマッチの様相を呈していた。

第一試合のゴングが鳴らされたのは午後3時。バンド紹介映像に続き、新世代ヴィジュアル系を牽引するユナイトとカメレオが、リングサイドに控えるボクサーのごとく、対決相手への闘志を漲らせる映像が映し出される。
Takashi(G/カメレオ)の捨て身のギャグに冷ややかな反応を見せるユナイトの面々が映し出されると、「勝者=ユナイト」と、試合前から判定が出て、会場には笑いが起きた。
「どちらがお客さんを笑顔にできるか」(HIKARU./カメレオ・Vo)対決は既に始まっていたのである。
まずは、赤コーナーでカメレオのステージが開幕。メンバーは羽織袴で、カメレオンの頭部が描かれたパネルをお面として装着。
キラキラとしたポップナンバー「パリピポ」で、彼らの持ち味である陽性のバイブスで武道館を満たして行く。
「楽しんだもん勝ち!」とのHIKARU.の言葉通り、続く「デビルくん」は、中盤からンバー全員が一列に並んで振り付きで歌い踊る、というバンドの概念すら覆す自由過ぎるステージを展開し、度肝を抜いた。

そんなお祭りムードから一変、青コーナーにはユナイトが登場。結(Vo)の独唱から「美空結び」がスタート。
続く「君は知らない」も含め、哀愁を帯びた美しいメロディーで切なさを全開に放出し、会場の空気をしっとりと塗り替えて行く。
すると、再び赤コーナーが照らされ、「武道館全員で折り畳んで行こうぜ!」(HIKARU.)の掛け声でライヴの定番曲「ニート姫」へ。
メンバーはカラフルな法被を纏い、ピンクのワンピース姿の女性ダンサーと宅配ピザの配達員に扮した男性ダンサーによる寸劇(?)を盛り込み、賑やかに盛り上げる。
通常はポテトチップスを客席に投げるのがこの曲の定例なのだが、この日は特別に、曲間で大抽選会を実施。
メンバー全員で7時間かけて作ったという抽選の札から1枚を抜き取り、ディズニーランドのペアチケットをプレゼント。
歓喜する当選者が映し出されると会場からも拍手が贈られた。扇子を小道具に華々しく盛り上げた「ダメ男」、全員でヴォーカルを執りダンサーも交えて歌い踊りながらリスナーへの感謝の気持ちを率直に歌った「万歳\(・∀・)/Music!」と、どこまでも楽しく、エンターテイナー精神を発揮してトップバッターとしての務めを果たしたカメレオだった。

対するユナイトは、結の「それでは、武道館にお集りの皆さん、いただきます」に始まり「ごちそうさまでした」で優雅に終わるアッパー・ダークナンバー「ice」で、会場にヘッドバンギングの嵐を巻き起こした。美しくうっとりとするようなメロディーラインと、激しく緻密な演奏で、バンドの実力を見せつける。
歌詞に合わせた“ホームラン”のジェスチャーや“おやすみ”でステージに寝そべるメンバーのアクションも交えた「WONDER f∞l PEOPLE」では、明るく愉快に。
「ここにいる皆さんが笑顔になるのを見たくて」との言葉から、メロディアスなサビが抜群の起爆力を誇る「small world order」を放ち、フィニッシュ。

先攻のカメレオ(骨折したかのように、腕を押さえて登場)を“戦友”と結は紹介して招き入れた。敵味方の区別なく一列に混じりあって並び、観客に挨拶。
それぞれのやり方で観客を笑顔にした、60分一本勝負だった。

 転換を待つ間、赤と青の両コーナーからドラムのサウンド・チェック音が打ち鳴らされ、開始前から高まるバトル感に浸っていると、スクリーンには第二試合の2組、ギルガメッシュとDIVのメンバーの映像が流れ始めた。
「(ヴィジュアル系は)自由なシーンだと思うので。」(左迅/ギルガメッシュ・Vo)といった真剣な語りでは歓声を巻き起こし、「ヴォーカルの子(CHISA)、超かわいい」(Яyo/ギルガメッシュ・Dr)といったコメントには笑いが起きて、同じ事務所同士のバトルならではの“何でもアリ”なムードが会場を大いに湧かせていた。

赤コーナーのDIVは「イケナイKISS」で幕開け、電子音とメタル的なギター・カッティングの融合したサウンドで先攻。
「最上級のリスペクトを込めて、ギルガメッシュを全力でぶっつぶしていくぞ!」(CHISA)と、勢いに乗るニューカマーらしく宣戦布告。
エレクトリック・ビートがしなる「LOVE IS DEAD」で会場を掻き混ぜると、続くクリスマス・バラード「STORY」ではしっとりと、ロマンティックに。
「俺たちDIVとして初めてできた曲」(CHISA)との紹介から、武道館の舞台で彼らの“はじまりの曲”「ANSWER」を放ち、
のけぞるようにしてスクリームする荒々しいCHISAの歌声で圧倒、ロックバンドとしての底力を示した。
 
余韻に浸る隙もなく、赤いライトが明滅し始めた青コーナーのステージでは、ギルガメッシュは「Go ahead」を奏で始めた。
ファルセットとスクリームを自在に行き来する左迅の歌声に、瞬時に惹き込まれる。
「patchwork」では呪術的なスクリームで圧倒、観客もこぶりを突き上げて会場全体が滾っていたが、ブレイクの静寂で「もう皆、ケンカはやめようよ!」とЯyoがマイクなしで叫ぶ一幕には、笑いが。
左迅はMCで、8年前に初めて武道館のステージに立った際の緊張や、MUCCの逹瑯に高いステージから何度も突き落とされそうになったこと、入場したらマイクがなかったことなど、珍事件を振り返って笑わせながら、「ライヴハウスでやっているように、いつも通り」という心持ちを語り、「ライヴハウス武道館!」とのスクリームから、「Drain」へ。重いビート感、身体にズシズシと迫り来る音圧がすさまじい。
会場中で鳴らされるハンド・クラップと共に軽やかに披露した「INCOMPLETE」を終えると、再び赤コーナーに移り、「武道館を夏一色に染め上げようぜ!」(CHISA)とDIVが「夏の行方」を投下。
キャッチーな歌メロは、観客のタオル回しする光景と相まって、会場を明るく照らして行った。第二試合を締め括るのは、ギルガメッシュ。
「バンド結成して11年目なんですけど、つらいことも苦しいこともたくさん経験して……今日のこの景色を見られたから、また来年(2016年)命がけで頑張って行こうと思えました、ありがとう!」(左迅)と力強く語り、ライヴを盛り上げるテッパン曲「evolution」を放ち、会場に「Oi,oi!」コールを巻き起こした。
興奮のあまりか、客席とステージを隔てる手すりに飛び乗る驚きの行動に出た愁(Ba)も、弐(G)も、最後はЯyoの周りに集まって呼吸を合わせて音を鳴らし、「ギルガメッシュとDIVでした!」(左迅)との挨拶で試合終了。
キャリアは異なるが、共に、生のバンドサウンドとデジタルを融合させた2組の、それぞれの“今”が詰め込まれた対決だった。

ゴングが何度も鳴り響き、いよいよ始まったメインイベント。幕が振り落とされると、ステージの床は青と赤にパッカリと左右に分けられて、リングアナがメインイベントの開催宣言。
まずは赤コーナーからシドが入場、「エール」で明るく幕開ける。マオ(Vo)は、先ほどまでの対決では赤コーナーのステージとなっていたエリアを花道として歩み出て、早速ファンとのコミュニケーションを図っていた。

続いて、青コーナーにMUCCが入場。メンバー名を叫ぶコールも一瞬止んだ静寂の中、美しい空の映像をバックに「睡蓮」を披露、一気にディープな世界へと引き込む。
音が止んだ直後、赤コーナーのシドの攻めが再開し、「漂流」を披露。この青・赤コーナーの切り替えはあまりに鮮やかで、感嘆せずにはいられなかった。

「運命の人」、そして「V.I.P」と、シドらしい洗練されたロック・サウンドで、どこまでも軽やかに、爽やかな風を武道館に吹き込んで行く。
「うちのMAVERICKグループは、たくさんの皆さんに愛されてるな、と。MAVERICKのファンの子はかわいいね、ここ(胸元を指す)がね。ここ(顔)はグチャグチャじゃん?」とマオは冗談めかせて語り、メイクが崩れて眉毛がない状態で帰るぐらいに、「最終的にはグッズで眉毛を売れるようになるまで頑張ってください(笑)」とのMCで笑わせてから、「hug」を披露し、聴き入らせた。最後に自身をハグするように両腕を回すと、続く「ハナビラ」ではイントロのオルガン音だけで大歓声が起き、花弁が舞い散るイメージ映像も相乗効果を奏しながら、美しく織り成されたバンド・アンサンブルで観客を陶酔させる。


Shinji(G)のガットギターのソロも、1音1音から想いが零れて来るようだ。長く声を伸ばして歌い終えたマオが「どうもありがとう」と述べると、間髪入れず青コーナーではMUCCが「THE END OF THE WORLD」を鳴らし始め、大きなどよめきが起きた。
都会の雑踏を映しだすモノクロの映像を背後に、メッセージ性の強い歌をヘヴィなサウンドに絡めて届けた。
「騒いじまってもいいかい? かかって来いや!」(逹瑯)の声を合図に「ENDER ENDER」へ突入。
文字が倒して配された「断絶」など、歌詞を抜き出した言葉が意味ありげに映しだされる中、言葉の意味からは離れて本能を解放するかのようにメンバーも観客も荒れ狂い、「G.G」へと繋げた。
逹瑯は「同じ事務所じゃないとでこんなライヴできなくない? 普通の対バンとも、イベントとも全然違う」「今日しかないから」とこのイベントの意義に想いを馳せる。
MUCCを「おっかない、もっと怖いバンドだと思ってた」(逹瑯)ような初見のお客さんに向けた聴きやすい選曲を心掛けたそうで、「聴きやすい曲の代表曲」として放ったのは、「NIRVANA」。続けて、クリスマスイブにファンへの感謝を込めてサプライズで期間限定配信されている(※1/5まで)「ブリリアントワールド」を披露。
友との突然の別れをテーマに綴られた歌詞を、雪が舞い散る映像をバックに、情感のこもった歌唱で逹瑯はつぶさに表現して行く。

 ここで、シドのメンバーを呼び込んで8人勢揃いでのMCコーナーがスタート。
逹瑯とゆうや(Dr)が進行を務め、事前アンケートでお互いの“嫌いなとこを”を一人一人につき記入し、それについてトークするという内容。
明希(Ba/シド)がミヤ(G/MUCC)の家に行くと必ずエアコンが壊れること、飲み会で酔ったYUKKEがシドの「御手紙」を「マオくんより上手に歌える」と言ったら真顔で否定された(と思い込んだ)のがトラウマになっていること、逹瑯は、ラーメンに詳しいShinjiが「おいしいラーメン屋さんを教えてくれない」と不満に思っていることなど、メンバーの素顔が垣間見えるネタが続出。SATOち(Dr/MUCC)の嫌いなところは「かわいいところ。憎い」、逹瑯は「本当は優しい。シドを事務所に入れてくれたのも逹瑯さん」などの褒め殺し戦法に出たマオを、逹瑯は「ズルい! こういう方式で来た」となじりながらも、2バンド合同で演出を作り上げて来た時間の蓄積を感じさせる笑いの絶えないコーナーとなり、予定時間を大幅に超過して盛り上がった。 

後半のシドは「循環」で幕開け、代表曲「妄想日記」と2曲続けてスカのリズムで会場を湧き立たせていき、「結婚しよう」(マオ)の殺し文句から「プロポーズ」を放った。
続けてMUCCは「オルゴォル」をひりつくようなダークに、ピアノの旋律が美しい「流星」では全身全霊の歌声を響かせ、「娼婦」では再び暗黒面を叩きつける。続いて、ボクサーが至近距離で打ち合うようなスピード感で、シドは「one way」、続けてMUCCは「FUZZ」を披露。

それでも未だ決着がつかない、とでも言うように、シドが「眩暈」を畳み掛け、パンチを繰り出すようなアクションをマオが実際に見せると、返す刀でMUCCが「蘭鋳」を放つ。
「今日はいい機会だ」「今まで“マオにゃん、マオにゃん!”言ってたシドファンが、違う男にいいようにされとる。
“これは取り返さなあかん!”と思うと、シドは次、もっといいライヴをします。バンドマン嫉妬作戦(笑)」と曲間で逹瑯は語り、全員を座らせた後にSATOちのカウントに合わせてジャンプする、「蘭鋳」恒例の場面を熱く盛り上げた。

最後、MUCC側のコーナーカラー・青とシド側の赤が混ざり合い、融和してこの上なく美しい朝焼けのような空がスクリーンに映し出される中、全員合同でMUCCの「TONIGHT」、シドの「Dear Tokyo」を歌い奏でた。
バンドの垣根を越えてコーラスで声を揃えたり、互いに向き合って演奏したりと、和やかな空気感に包まれる中、銀テープが噴出。
明希がSATOちにベースを託す場面も見られ、微笑ましかった。「よいお年を!」(逹瑯)、「思った100倍以上楽しめた。今日はありがとう!」(マオ)とメンバーは笑顔でステージを去り、1年を締め括る宴は終幕した。
対決方式というユニークな演出に基づき繰り広げられた本イベント。火花を散らし合いながらも互いへのリスペクトもひしひしと感じられ、同じ事務所に所属してシーンを盛り上げるべく共に戦おう、という熱意が伝わってくる、濃密な5時間30分だった。

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2015年12月27日(日) 日本武道館
MAVERICK DC presents BATTLE ARENA in BUDOKAN
<SET LIST>

 

第1試合
ユナイト vs カメレオ

M1. パリピポ / カメレオ
M2. デビルくん / カメレオ
M3. 美空結び / ユナイト
M4. 君は知らない / ユナイト
M5. ニート姫 / カメレオ
M6. ダメ男 / カメレオ
M7. 万歳\(・∀・)/Music! / カメレオ
M8. ice / ユナイト
M9. WONDER f∞l PEOPLE / ユナイト
M10. small world order / ユナイト


第2試合
ギルガメッシュ vs DIV

M1. イケナイKISS / DIV
M2. LOVE IS DEAD / DIV
M3. STORY / DIV
M4. ANSWER / DIV
M5. Go ahead / ギルガメッシュ
M6. patchwork / ギルガメッシュ
M7. Drain / ギルガメッシュ
M8. INCOMPLETE / ギルガメッシュ
M9. 夏の行方 / DIV
M10. evolution / ギルガメッシュ


メインイベント MDC世界V級タイトルマッチ
MUCC vs シド

M1. エール / シド
M2. 睡蓮 / MUCC
M3. 漂流 / シド
M4. 運命の人 / シド
M5. V.I.P / シド
M6. hug / シド
M7. ハナビラ / シド
M8. THE END OF THE WORLD / MUCC
M9. ENDER ENDER / MUCC
M10. G.G. / MUCC
M11. ニルヴァーナ / MUCC
M12. ブリリアント ワールド / MUCC
M13. 循環 / シド
M14. 妄想日記 / シド
M15. プロポーズ / シド
M16. オルゴォル / MUCC
M17. 流星 / MUCC
M18. 娼婦 /MUCC
M19. one way / シド
M20. ファズ / MUCC
M21. 眩暈 / シド
M22. 蘭鋳 / MUCC
M23. TONIGHT / MUCC & シド
M24. Dear Tokyo / シド & MUCC


BATTLE AREANA オフィシャルサイト
http://www.maverick-dci.com/battlearena/ 


MUCC http://www.55-69.com/ 
シド  http://sid-web.info/
ギルガメッシュ http://www.girugamesh.jp/ 
ユナイト http://www.unite-jp.com/  
カメレオ http://www.kameleo.jp/ 
DIV  http://www.div-official.com/

 

PHOTO:今元秀明、西槙太一
TEXT:大前多恵

 









2015年12月29日 (火)

【ライヴレポート】★Chanty★『コタツとミカンと君と僕ワンマンツアー』12月23日(水・祝)新宿BLAZE★1年を総括する聖夜のツアーファイナル公演で、新たな始まりを提示。

REPORT - 01:00:40

 この日、新宿はしとしととした雨が降っていた。前回のワンマンツアー『あら雨かしら?相合傘の中へようこそ』のタイトルにもあるように、Chantyが引き寄せているのか、雨が惹かれているのか、どうにもChantyと雨は相性が良いみたいだ。

 

12月23日(水・祝)、Chantyが『コタツとミカンと君と僕ワンマンツアー』のツアーファイナルを新宿BLAZEにて開催した。
東名阪と3ヶ所に凝縮して行ったツアーの締めくくりとなる本公演は、Chantyが2015年の活動で得た“終わり”そして翌年への“始まり”を提示。さらには“シャンタクロース”からのプレゼントが届くなど、この日が2015年最後のライヴとなったChantyの1年の総括に相応しい一夜となった。

 

 開演時刻を5分程過ぎた頃、BGMと客電が突然落ちると、ステージ上を深海の底を思わせるような深い青が彩る中メンバーが登場すると、その瞬間、眩い日の光のような照明が、まるで水面で乱反射するように差し込み、煌びやかな光景を作り出した。
そうして、逆光を背負い立ちすくむ彼らの姿に見惚れているうちに、いつしか“Chantyの世界”へと誘い込まれていく。

 

ライヴは伸びやかな芥(Vo)の歌声に、力強いアンサンブルを奏でるバンドサウンドが重なり合う「交差点」から幕を開けると、「会いたかったぞBLAZE!」と芥の歓喜が高らかに鳴り響いた「流星群」、捲し立てるような鬼気迫る芥の歌声に合わせてモッシュが起こった「いっせーの」へと続き、煽りの勢いのままに迎えた「やんなっちゃう」では、モッシュでもみくちゃになる観客の目前で、拓(Ba)と千歳(Gu)がステージを駆け回り、shia.(Gu)はクールな笑みを浮かべながらギターをかき鳴らす。成人(Dr)が笑顔を振りまきながら激しいリズムを響かせる賑やかな光景があった。
観客だけでなく、メンバー自身もこの日を楽しみにしていたと言わんばかりのステージングに、初っ端から大きな一体感が生まれていた。

 

 MCでは、前回の新宿ReNY公演の際に、幕張で伝説級のフェスが行われており、今日もまさかのお台場であの方たちがライヴを行っていることに触れ、「信じられない……神々のバンドはChantyを潰しにかかっている……」とジョークを交えながらも、この日Chantyのライヴを選んでくれたことに感謝を述べた芥。
そこから「ひどいかお」「ソラヨミ」「誰」と続けざまに放ち、フロアのテンションをヒートアップさせていく。そこから一瞬の静寂を置いて、芥の澄んだ歌声、千歳の儚げなギターサウンドから紡がれたのは「ダイアリー」。柔らかに鳴り響く旋律、このまま嫋やかな空間に身を預けられるのかと思えば、一転して攻撃的なサウンドとなり客席へ襲い掛かる。変則的かつ急激な緩急、そしてこの衝動こそChantyの魅力の一つだ。
さらに、「monorium」「とある星空の下」「フライト」では、どこかノスタルジーな情景を描きながらも、そこに秘められた強いメッセージを投影していた。とくに「フライト」の曲中では激しく拳を突き立てる観客に触発されたのか、芥がつけまつげをむしり取り投げ捨てる場面も。
なりふり構わない我武者羅な姿に、この一瞬一瞬に懸ける彼らの強い思いが感じられる。

 

ここでステージから芥が退場すると、入れ違いでサックスを抱えたサンタが登場すると、マライア・キャリーの往年の名曲「ALL I WANT FOR CHRISTMAS IS YOU」のセッションを披露。バンドサウンドとサックスの音色が華やかに混ざり合うと、場内は一気にクリスマスムードに変わった。
このセッションを企画した千歳本人が、「俺が一番楽しんじゃった」とはにかんだ笑顔で告白した。

 

 「ここまで色々なChantyの流れの曲が聴けたと思うんですけど、ここからは皆さんに動いていただきます」という芥のMCからより激しさをみせるセクションへ突入。
「絶対存在証明証」「真相」「ミスアンバランス」「衝動的少女」「m.o.b」とChantyのライヴ・アンセムでヘドバン、折りたたみ、拳と怒涛のステージングで場内はこの日一番の盛り上がりを見せた。

 

一瞬の静寂の後、芥がゆっくりと語りだす。「濃厚な1年でした。不安がりな俺たちは、よくこのスケジュールや目標を一つ一つ歩んで来れたなって思ったり、色んな辛い事が起こる度に何か分かっていたような気がするんだけど、結局いつも分かっていなかったりして。このワンマンツアーの3日という行程で繋ぎとめていた点が一つになって、何かまた答えを見つけられた気がします。無謀な事をやっては、なんとか形になってたとか毎回思ってたんだけど、それが良くなくて。きっとなんとか形にしたのは僕らじゃなくて、きっとお前たちが居たお陰なんだと本当に思いました。だから、今年この最後のライヴを終えて、来年Chantyはもっともっとたくさんの旅に出ます。そして、今年お前たちにもらった全てを頭の中で繰り返して、ぐるぐる回ったものを初心に戻してまた歩いていきたいと思います。俺たちはもっと届けたいものがある、そんな俺たちの思いを受け取ってくれますか?」
 そんなMCから紡がれた「終わりの始まり」には、重圧や迷いを抱えていた自分たちに訣別し、ここまでで得た大事なものを握りしめ、また次なる場所を目指す。そんな思いが込められているようだった。
本編ラストを飾った「冷たいてのひら」まで、まるで一つの物語を綴っていたかのようだった。

 

 メンバーがステージから降りると、場内にはMV撮影のオフショットやワンマンツアーのオフショット映像がスクリーンに映し出される。すると突然、映像にノイズが入り画面が新宿の街並みに切り替わる。サンタやクリスマスツリー、トナカイに扮したメンバーが“シャンタクロース”となって会場外からの生中継映像に。「今から我々“シャンタクロース”がお前たちにクリスマスプレゼントをお届けする!」と宣言すると、告知映像が映しだされる。
1つ目の発表は、恋愛ゲーム『貴方日記~ユーフォリア~』(PCゲーム版)とのタイアップが決定。
これは、ゲームのテーマソングをChantyが書き下ろし、その楽曲を収録したアイテムが会場と通販限定で発売されるとのことだ。


2つ目の発表は、メンバー生誕祭の会場が明らかとなった。
そして3つ目の発表は、2016年3月より『桜舞い散る木の下でキミが待ってるワンマンツアー』の開催が決定したことが告げられた。2016年3月11日の池袋EDGE公演を皮切りに、全国15都市全17公演におよぶChanty史上最大のワンマンツアーとなる。ツアーファイナルとなる4月29日(金・祝)のTOKYO FMホール公演は、これまで公表していなかった芥の生誕祭となることが発表されると、場内からは悲鳴にも近い歓声が上がる。
嬉しい発表の数々にボルテージの上がった会場後方から、突然メンバーが登場し、最新フライヤー片手に観客一人一人にプレゼント。思わぬサプライズにフロアは一時騒然となった。
ステージに戻ったメンバーはそれぞれのコスチュームのこだわりを解説。なかでも、サンタの袋になった千歳は「袋はそのままだとただの袋なんですよ。サンタ(芥)が背中に持ってくれないと皆のプレゼントになれないんだよ」と発言し会場を大いに沸かせた。

 

「来年もまた無茶しますけど、お付き合いできるところまで、俺らがお付き合いしたくなるようなバンドになれるように頑張るので来年もよろしくお願いします」と芥が告げると、シャンタクロースからの贈り物と称して最新シングルでありChanty流のクリスマスソング「ヤサシイコエ」が披露された。
「次の曲で最後だと思ったけれどもう1曲はさみませんか?」という芥の提案で急遽「君と罰」が演奏され、ラストの「C」では、メンバーの満足そうな表情が印象的だった。

 

 来年も怒涛の勢いで駆け抜けるChanty。この一夜に提示された、新たな思いがどのように投影されていくのか、是非ともその目で見届けてほしい。

 

TEXT:河内香奈子

 

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◆セットリスト
01.交差点
02.流星群
03.いっせーの
04.やんなっちゃう
05.ひどいかお
06.ソラヨミ
07.誰
08.ダイアリー
09.monorium
10.とある星空の下
11.フライト
〜サックスセッション〜
12.ひどいかお2
13.絶対存在証明証
14.真相
15.ミスアンバランス
16.衝動的少女
17.m.o.b.
18.終わりの始まり
19.冷たいてのひら
EN
En1.ヤサシイコエ
En2.君と罰
En3.「C」

 

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◆『桜舞い散る木の下でキミが待ってるワンマンツアー』
2016.3.11 (金) 池袋EDGE
2016.3.18 (金) 岡山IMAGE
2016.3.20 (日) 福岡queblick
2016.3.21 (月祝) 熊本Be9V-2
2016.3.23 (水) 広島CAVE-BE
2016.3.26 (土) 仙台MACANA ~成人生誕祭~
2016.3.27 (日) 宇都宮KENT
2016.4.01 (金) 新潟GOLDEN PIGS BLACKSTAGE
2016.4.03 (日) 長野LIVEHOUSEJ
2016.4.09 (土) 札幌COLONY
2016.4.10 (日) 札幌COLONY
2016.4.15 (金) 横浜BAYSIS
2016.4.16 (土) 西川口HEARTS
2016.4.20 (水) 稲毛K’SDREAM ~千歳生誕祭~
2016.4.22 (金) 名古屋ell.FITSALL
2016.4.23 (土) 大阪RUIDO
2016.4.29 (金祝) TFMホール ~芥生誕祭~

 

[チケット]
前売3,800円 / 当日4,300円 (D代別)
※2016.4.29 (金祝) TFMホールのみ
前売4,000円 / 当日4,500円 (D代別)

 

★チケット:

[最速先行受付中!]
Chantyモバイルサイト会員限定にて最速先行抽選受付中!
※スマートフォンにて、http://chanty.jp/ (Chanty Official Smartphone Site)にアクセス下さい。
※お申込みには、Chanty Official Smartphone Siteの有料会員登録が必要です。
※チケット申込数が先行予定枚数を上回る場合は抽選となります。予めご了承ください。

 

[受付期間]
モバイルファンクラブ会員限定先行 (A1~)
2015年12月23日22:00~2016年1月4日23:59

 

[プレイガイド先行]
プレイガイド先行 (B1~)
2016年1月16日10:00~2016年1月31日23:59
イープラス:http://eplus.jp/

 

[一般発売]
一般発売 (C1〜)
2016年2月6日

[入場順]
A1→B1→C1

 

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◆2016年メンバー生誕祭
2016.5.17 (火) 松坂M’AXA ~野中拓生誕祭~
2016.8.29 (月) 広島セカンドクラッチ ~shia.生誕祭~
※詳細は後日発表

 

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◆2マンイベント「人見知らない」
「人見知らない #1」 ~ChantyとDEZERTの場合~
2016.1.09 (土) 池袋EDGE

 

「人見知らない #2」 ~ChantyとKraの場合~
2016.1.28 (木) 池袋EDGE

 

「人見知らない #3」 〜ChantyとNeverlandの場合〜
2016.2.22 (日) 池袋EDGE

 

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◆恋愛ゲーム「貴方日記~ユーフォリア~」(PCソフトゲーム版)とのタイアップ決定!
2016年3月11日よりライヴ会場と通販限定で販売予定
※詳細は後日発表

 

※「貴方日記~ユーフォリア~」(PCソフトゲーム版)とは?
「運命の男と相思相愛にならないと気が狂って死ぬ」という謎の病に冒された主人公が、あらゆる方向性から追い詰められ偏執的な考えに支配されていく物語。ストーカー偏愛がテーマの耽美系シナリオゲームです。
http://pro-page.jp/fpp/uuudiary/index

 

◆Chantyオフィシャルサイト
http://chanty.jp/