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2016年01月28日 (木)

【※びじゅなびオリジナルライブレポート※】LIPHLICH単独公演ツアー ウロボロス-尾-:2016年1月24日(日)赤坂BLITZ

REPORT - 21:00:30

LIPHLICH単独公演ツアー ウロボロス--

2016124()赤坂BLITZ

 

日本列島を大寒波が襲ったこの日、赤坂BLITZにてLIPHLICHの単独公演が開催された。ドラマーの脱退から約一ヶ月。その姿をどのように変化させ、見せてくれるのか。ほのかな緊張と期待感を抱いて、場内へ入る。

やはりファンも同じ気持ちだったのではないだろうか。一見なごやかに、しかしその目は「LIPHLICH」と大きくバンド名が記されたステージ上のスクリーンを、これから何が起こるのか、ドキドキと見守っていたように見えた。

SEが高らかに鳴り響き、ゆっくりと照明が落とされる。真っ暗闇のステージにスポットが照らされると、そこには既にメンバー3人の姿があった。

 

「今日、124日からLIPHLICHにドラマーとして小林孝聡(こばやしたかあき)が加入する事になりました。ライブの終わりに言うかどうか、というのも少し考えたんですが。やはり一番最初に今日という日を4人のLIPHLICHとして皆さんに見て楽しんで帰って頂きたいので、最初に発表しようと思いました。

今日、124日から僕らLIPHLICHはこの4人で、どこまでも飛んで行こうと思います。そして、今日から始まる「ウロボロス-蛇であれ 尾を喰らえ-」、この曲から始めさせて頂きたいと思います。──夜間。」

 

スクリーンは真っ赤なバックに時間がカウントされている。伸びやかな久我新悟(Vo)の声が浮遊感と共に会場を包み込むと、LIPHLICHという生き物が夜空へと羽を羽ばたかせて飛び立ってゆくようだ。まるで飛んでいるかのように、両手を広げて歌う久我。

曲が終わると同時に、カウントがぴったり4:44を表示する。低音が響いてスタートしたのは「うねり」。定位置にいたドラム以外の3人が、和服の裾と袖を翻しながら踊り、奏でる。3曲目の「ウロボロス」はパワフルなロックチューン。重厚感のあるドラミングに、オーディエンスも拳で応戦する。

 

「全12曲、すべてが新曲のアルバムはまだ出ていないのですが(発売は210日)、皆様一人一人に新しいLIPHLICHの世界をどっぷりと楽しんで頂きたいと思います。是非今夜は楽しんでいって下さい!」

そう、しょっぱなにプレイされた「夜間行」を除き、「うねり」から終盤までの12曲全て新作からの新曲という事になる。

 

「露天商通りの道理」は、レトロな空気感と体を動かさずにはいられないグルーヴが絶妙な1曲。ハッとするようなエッジのきいたフレーズ、生声でのカウント、小林孝聡(Dr)は新加入とは思えないほど馴染んで、生き生きとプレイしているのが印象的だ。フロアの熱も徐々に上がってゆくのがわかる。

「次は皆さんの声を頂きましょう!ブリッツ!」

 

slow virus infection」ではLIPHLICH流のヘヴィネスにドキドキさせられ、続く「RACE」では点滅する照明にの音、デンジャラスなハード感に鼓動が早くなる。

一転して哀愁たっぷりのアコースティックギターの音色が降ってくる。始まったのはドラマティックな「一輪」。新井崇之(Gt)のギターは変幻自在に、たくさんの表情を惜しげも無く見せてくれる。ここでは、なめらかで情感たっぷりのフレーズを披露、ステージに大きな極彩色の花を咲かせてみせた。

 

久我「活動して6年目に入っていますが、最近良く思うんです。LIPHLICHをやっているという事は、僕の人生からすればその年月というのは半分にも満たないんですがそれでも今、自分がこうやって一日一日、生きてライブをして、音を作ってライブをして、という繰り返しをしているっていう事自体が、まごう事なき自分の人生だなって思っていて。そこからそういう人生は旅のようなものだなあ、という思いを込めて作った1曲を次に送りたいと思います。」

 

ここで披露されたのは「旅」。

久我はアコギを手にし、新井のロックンロールなフレーズが溢れ出す。まるでアメリカ映画のワンシーンを思い起こさせるようなメロディと、4人の音の融合が心地良く響く。

跳ねるリズムが体を熱くさせる「シャルルの憂鬱」、フロアを一斉にジャンプさせた「GOSH!」。

そして「不条理、痛快、蛇の歌意」が始まると、色とりどりのライティングが場内を包む。ステージの端から端まで、その色気を存分に振り撒く久我。コールアンドレスポンスと共に、長い帯をたなびかせてダイナミックなフレーズをはじき出す進藤渉(Ba)。その振る舞い、一つ一つの挙動の美しさに目を奪われるが、もちろんそのベースプレイも極上だ。

 

「次にお送りする曲は、凄く僕にとって大事な曲になるだろうな、って思っています。このライブとアルバムのテーマにしている「ウロボロス」っていうのは、一匹の蛇が自分の尻尾を飲み込んで、ひとつの円になっている象徴的な図の事を指すのですが、そこには「破壊と創造」とか、もしくは永遠に回り続ける永続性とか無限ループとか、そういったいろんな意味が込められているんですね。

その中で僕も一日一日、例えば今日に至るまでの繰り返しがあって、みんなもそれぞれしょうもない日もあれば、楽しい日もあるだろうし。そういう繰り返しを僕らは生きている限り、やめられないんですよね。それをLIPHLICHっていうものに対しても僕は凄く感じていて。しょうもない一日もあれば、反対に今日みたいにとても多幸感に溢れる一日があったり。そんな風に、これからも永遠にLIPHLICHが続いていって欲しい、という願いを込めて作った曲です。」

 

こんな前置きと共にミラーボールが輝き、ふんわりと優しいイントロからスタートした「リインカーネーション」。そのMCの内容に沿うように、柔らかな幸福感が生み出されてゆく。様々な繰り返しを重ねてLIPHLICHは続いてゆくだろう、きっとそうに違いない。そんな安心感さえもたらすメロディが場内を、身体を、包み込む。

そして次に披露された、早く激しく、攻撃的なLIPHLICHを存分に突きつけた「SHOW MUST GO ON」で、「蛇であれ 尾を喰らえ」からのメニューはいったん終了する。

 

MCで久我は「3人+手伝ってくれる人でワンマンの本編をやり、アンコールで加入発表をするのは違うなと思った。」と伝え、「LIPHLICH60曲程の全曲を叩けるようになって来てくれた小林孝聡は、尊敬出来るドラマーです。」とも語った。

4人のLIPHLICH、ここからはいよいよ慣れ親しんだ楽曲達が投下される。

ロックテイスト全開チューンの「SEX PUPPET ROCK’N’DOLL」が始まると、拳が上がり、フロアの熱が一気に沸騰する。「G a Grolia Be Bee Bamboo oh Yes!」のオーディエンスとのかけあいは、もうすっかりお馴染み。跳ねてブリッツを揺らした「グロリアバンブー」。

フロア中がヘドバンの嵐となった「フェデリコ9」。休む間もなくて手を回してあげて跳ね続けるファン。

「ラスト!!!」高速リズムでスタートした「MANIC PIXIE」に、場内はカオス、ステージ上のメンバーはやりたい放題。久我は、ステッキをまるで指揮棒のように振り回して舞台を闊歩していた。まるで映画俳優のように。

 

──止まないアンコールの声。キュートなSEと共に、ゆっくりとステージに登場したのは進藤 渉。

「アンコールありがとう。小林孝聡が加入した記念の日。その日を汚すSHOWをします。」

不敵な笑みと共に、手にした大扇子をその身体の前に広げて隠し、SEに合わせて舞い、衣装の着物を少しづつ脱いでゆく。

「私はこれから本領発揮。最後まで楽しんでいってね。」

優しい声でそう告げると、その脚線美へファンの目を釘付けにさせながら、一瞬ステージから消える。再度ステージ袖から踊りながら登場した進藤は、とてつもなくスレンダーな黒い衣装を纏っていたその手足のなんと長く美しい事か!胸元を客席に向かって開けてみせると、会場からは悲鳴のような歓声が上がる。

 

メンバー全員が新衣装で登場し、今回の全てのテーマもある「ウロボロス」を再度プレイ。そして「今日のラストはやっぱり、僕らの人生というSHOW”は永遠に終わらない、という意味を込めて。」という久我の言葉と共に「SHOW MUST GO ON」を再投下。フロア中に拳が上がり、メンバーとオーディエンスの放出した熱が赤坂BLITZを震わせた。

 

「今日はどうもありがとう。2年前に絶対に解散はしないって宣言したこのステージには、特別な思い入れがあります。ここをスタートとして2016年、これからもよろしくお願いします!」

そんな挨拶と共に一度は捌けたメンバーだったが、これでもかと続くアンコールの声に再び応える。

「何も決めてなかったけど、やりたくなったのでやります!」

セットリストには無いアンコール。

 

「今日は本当にどうもありがとう。」始まった曲は「夜間行」。

この日の1曲目に既に披露されていた楽曲だが、そのスタート時とは全く印象が違っていた。

再プレイされた「SHOW MUST GO ON」でも感じたが、同じ曲をなぞるようなパフォーマンスを、彼等は一切しない。

その瞬間瞬間を、LIPHLICHはちゃんと「生きて」いるのだ。

艶やかさと剛健さを備え、生身の体温の熱さを感じさせるロックバンドであると同時に、気さくでラフな表情も飾らずに見せる大らかさも持ち合わせ──そして更に力強く生まれ変わったLIPHLICH

「バンドは生き物だ」とは良く言われるが、正に“LIPHLICH”という名の生き物がその音と共に見せたロックショウは、息つく間もなく、飽きさせる事もなく、濃密濃厚なショウであった。

 

アルコールなど摂取していないのに、ほろ酔い気分にさせられた一夜。

ここから、久我新悟・新井崇之・進藤渉・小林孝聡の4名で生成された“LIPHLICH”が大空へと飛び立った夜となった。

 

 

TEXT:びじゅなび

 

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●OFFICIAL WEB

http://www.liphlich.com/

 

 

2016年2月10日(水)RELEASE「蛇であれ 尾を喰らえ」Type A DVD収録「ウロボロス」MV フル公開!

2016年2月10日(水)RELEASE「蛇であれ 尾を喰らえ」より、Type B DVD収録「不条理、痛快、蛇の歌意」MV SPOT公開!

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□■□■□■RELEASE情報■□■□■□

2016年2月10日(水)RELEASE

NEW ALBUM『蛇であれ 尾を喰らえ』

 

『蛇であれ 尾を喰らえ』(TypeA/DVD+CD)

【CD収録曲】

1.うねり

2.ウロボロス

3.slow virus infection

4.露店商通りの道理

5.一輪

6.GOSH!

7.不条理、痛快、蛇の歌意

8.旅

9.シャルルの憂鬱

10.RACE

11.リインカーネーション

12.SHOW MUST GO ON

【DVD】

ウロボロスMUSIC VIDEO

【価格】¥3,000(税別)

[品番]MSLP-031

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『蛇であれ 尾を喰らえ』(TypeB/DVD+CD)

【CD収録曲】

1.うねり

2.ウロボロス

3.slow virus infection

4.露店商通りの道理

5.一輪

6.GOSH!

7.不条理、痛快、蛇の歌意

8.旅

9.シャルルの憂鬱

10.RACE

11.リインカーネーション

12.SHOW MUST GO ON

【DVD】

不条理、痛快、蛇の歌意MUSIC VIDEO

【価格】¥3,000(税別)

[品番]MSLP-032

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『蛇であれ 尾を喰らえ』(TypeC/CD Only)

【CD収録曲】

1.うねり

2.ウロボロス

3.slow virus infection

4.露店商通りの道理

5.一輪

6.GOSH!

7.不条理、痛快、蛇の歌意

8.旅

9.シャルルの憂鬱

10.RACE

11.リインカーネーション

12.SHOW MUST GO ON

[Bonus Track]

13.SKAM LIFE

14.聖俗街

15.7 Die Deo

【価格】¥2,000(税別)

[品番]MSLP-033

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□■□■□■OTHER ONEMAN■□■□■□

LIPHLICH単独公演ツアー ウロボロス-蛇であれ 尾を喰らえ-

 

213()横浜BAYSIS

214(日宇都宮HEVENSROCK

220()千葉LOOK

221()浦和ナルシス

227()大阪RUIDO

228()神戸VARIT

35()京都MUSE

36()名古屋ell.SIZE

312()岡山IMAGE

314()姫路ベータ

319()高崎FLEEAZ

320()仙台HOOK

326()福岡DRUMSON

327()広島Cave-Be

開場17:00 開演17:30

前売り4000 当日4500

[プレイガイド]

チケットぴあ、ローソンチケット、イープラスにて発売中

()

横浜/宇都宮/千葉/浦和/高崎:DISK GARAGE 050-5533-0888

大阪/神戸/京都/姫路:夢番地大阪 06-6341-3525

岡山/広島:夢番地広島 082-249-3571

仙台:GIP 022-222-9999

福岡:BEA 092-712-4221

名古屋:キョードー東海 052-972-7466

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LIPHLICH単独公演ツアー ウロボロス--

201642()川崎CLUB CITTA’

 

開場16:45 開演17:30

前売り4500 当日5000

[プレイガイド]

チケットぴあ、ローソンチケット、イープラスにて発売中

()DISK GARAGE 050-5533-0888

 

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□■□■□■OTHER ONEMAN■□■□■□

201682()TSUTAYA O-WEST

進藤渉 Produce公演

「ジェンダーフリー」

 

CASTLIPHLICH

OPEN18:00/START18:45

前売 ¥4,000/当日 ¥4,500(D代別)

[プレイガイド]

・先行Aチケット

201642()川崎CLUB CITTA’

ウロボロス--公演物販ブースにて発売

Bチケット調整中

()TSUTAYA O-WEST

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□■□■□■イベント情報■□■□■□

 

2016年1月30日(土)名古屋SPADE BOX

新春!! スペシャル東名阪ツアー 「仁義なき響宴」

[CAST]LIPHLICH/NoGoD/アルルカン

 

2016年1月31日(日)OSAKA MUSE

新春!! スペシャル東名阪ツアー 「仁義なき響宴」

[CAST]LIPHLICH/NoGoD/アルルカン

 

2016年2月7日(日)高田馬場PHASE

「This is a 大計画 2」

[CAST]LIPHLICH/えんそく

 

2016年2月23日(火)EDGE Ikebukuro

SALIVAN主催 東名阪ツアー 『All of you i trust…』

[CAST]LIPHLICH/SALIVAN/えんそく/ソニックデスモンキー/他

 

2016年3月9日(水)新宿ReNY

凛 LAST LIVE 「the end of corruption world」 ~KISAKI 40TH BIRTHDAY EVENT~

[CAST]LIPHLICH/凛/JILS(GUEST)/GOTCHAROCKA/UCHUSENTAI:NOIZ/Jupiter/AvelCain/黒百合と影

 

2016年4月24日(日)川崎CLUB CITTA’

百花繚乱~Extravaganza for second bloom~Ver.勿忘草

[CAST]LIPHLICH/えんそく/マイナス人生オーケストラ/乙女国家/THE BLACK SWAN/NoGoD/SEX-ANDROID/heidi./ADAPTER。/Mix Speaker’s,Inc./Bio-造形するバイオ-/ケミカルピクチャーズ/andmore

 

2016年5月7日(土)名古屋ell SIZE

百花繚乱~Extravaganza for second bloom~Ver.杜若

[CAST]LIPHLICH/えんそく/マイナス人生オーケストラ/乙女国家/THE BLACK SWAN

 

2016年5月22日(日)OSAKA MUSE

百花繚乱~Extravaganza for second bloom~Ver.桜草

[CAST]LIPHLICH/えんそく/マイナス人生オーケストラ/乙女国家/THE BLACK SWAN/The Benjamin

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2016年01月26日 (火)

【ライブレポート】★Tokami★1月25日(月)池袋サイバー:60分限定無料ワンマン「H.B.1000.F」

REPORT - 13:50:51

1月25日(月)池袋サイバーを舞台に、Tokamiが「Tokami 60分限定無料ワンマン「H.B.1000.F」」と題し、観客たちと「60分一本勝負のバトル」をブチ噛ました。この日はドラマー1000のバースデーも兼ねた内容であり、同時に、通販/ライブハウス限定DVD『=Advent Gibeon=』の会場先行発売も行われた。


 ライブは、Agatoの野太いスクリーム声から幕を開けた。低音の聴いた豪圧な音が塊となって客席へ降り注いでゆく。重いウネリの上で、朗々と嘆きの歌を唱えてゆくAgato。冒頭を飾った『アネモネ』に手の花咲かせながら、間奏では頭振り乱し、5人の熱を観客たちは受け止めてゆく。幕開けは、戦いというよりも、Tokamiの描き出した大きく重い音の唸りの中へ観客たちを包み込む形のもと始まった。
気持ちを昂揚の境地へ導く、祈り嘆くような歌が響きだした。その声を合図に、楽曲は一気に激しく轟きだした。Tokamiは『葬影送り火の空』を叩きつけ、観客たちの荒ぶりたい感情へ熱い刺激を注いでゆく。気持ち高ぶらせる歌と重く突き刺さる音の衝撃へ、心地好く手の花咲かせ溺れてゆく観客たち。熱狂の階段を駆け上がる環境は、早くも整った。
印象深い歌始まりの『追憶の葬、弔いの蒼』が流れだした。一瞬で、魅惑的な歌へ心惹かれてゆく観客たち。低音の聴いた重厚な音で攻めながらも、その歌声は身体を、心を揺らす心地好い昂揚を与えてゆく。そう、身体は熱を欲しているが、心は揺れるときめきに浸りたい。そんな二つの衝撃に触れ、大きな手の花揺らす人から身体を小刻みに揺さぶる人まで、そこにはいろんな楽しむ風景が描きだされていた。

破壊的な、ラウドな音の衝撃波が舞台上から放たれた。グロウル混じりに観客たちを煽ってゆくAgato。サビでは胸くすぐるキャッチーな歌を届けながらも、他のセクションでは熱い衝動を投げかけてゆく。何時しか観客たちも、『Addicted Lover』の演奏に合わせ、拳振りながら、熱した衝動をその身で嬉しく受け止めていた。
 ヒステリカルでフリーキーな、でも、これまで以上に重厚な音を武器に、Tokamiは訪れた人たちの感情を爆撃し始めた。いや、サウンドは重いが、歌はなんて艶かしいんだ。二つの痛い魅力が重なりあうことが、何時しかその歌を共に口づさみたくなる嬉しさが、『poker face』の魅力だ。

「こっから一気に奈落の底へと落してやる!!」。 轟き渡る黒い衝動と衝撃。ダーク/ラウド/スクリーモ、どんな言葉で形容しようが、『Venom』が導いた重厚な音の唸りに巻き込まれたら、我を忘れ騒ぐのみ。重い音に身を預け全力で跳ね続ける観客たち。中には、恍惚の絶叫上げる人たちも。剥き出しの感情と感情とを戦わせる、まさにバトルの様がそこには描きだされていた。
最後は、会場中の人たちが振りで一つになった『Crimson Sky』だ。歌に酔い、でも、豪快で厚みのある音へ身体は武者震い立ってゆく。なんて胸に響く歌なんだろう。間奏では折り畳みしてゆく光景や絶叫のコール&レスポンスしてゆく様、何度も何度も逆ダイし絶叫交わしてゆく風景までがそこには描きだされていた。
 暴れたい、騒ぎたい、もっともっとTokamiの音楽に触れ合いたい、そんな頂点を求め熱し、火照った感情を全身に感じたまま、本編は終了。

 誕生日だったドラマー1000のバースデーを祝福しつつ、アンコールで叩きつけた暴れ暴走ナンバー『憂鬱なる不確かな明日、微笑みの先についた嘘』へ、誰もが感情を全力投球。舞台上も客席も、余力残してなるものかと力の限り拳振り上げ、頭振り乱し、サビでは咲き続けていた。満面の笑顔で暴れはしゃぎ続ける、その姿のなんとキラキラしていたことか。「俺たちの生きる励み」というAgatoの言葉通り、その様を知らしめた熱狂のバトルライブを、Tokamiは繰り広げていた。

          
 正直、60分という短い時間で満足を得れるほどTokamiのライブは薄いものではない。むしろ、もっともっとという欲求を携えた状態で幕を閉じたからこそ、早くTokamiのライブへ触れたくて仕方ない衝動に全身が支配されていた。もっと長い熱狂に身を溺れたい、それを味わうためにも、6月29日に新宿ReNYで行なうワンマンライブに足を運ぶしかなさそうだ。


TEXT:長澤智典

 

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セットリスト

『アネモネ』
『葬影送り火の空』
『追憶の葬、弔いの蒼』
MC
『Addicted Lover』
『poker face』
『Venom』
『Crimson Sky』
アンコール
MC
『憂鬱なる不確かな明日、微笑みの先についた嘘』

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Tokami Web
http://tokami.heavy.jp/

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★LIVE情報★

2016年6月29日(水) 新宿ReNY
Tokamiワンマン「Unknown Sanctuary~a place of your own~」


OPEN: 17:30 / START 18:00
前売 ¥3,500 / 当日 ¥4,000 ※Drink代別
出演:Tokami
※当日重大発表あり
※入場者特典あり


【チケット】
http://sort.eplus.jp/sys/
■バンド予約(ペアチケット)
■当日券(ペアチケット)
※ペアチケットは1枚で2名入場可能となります。
※ペアチケットは1枚で1名の入場も可能となります。

 

Tokami ニューアルバム [Metamorpha]
https://www.youtube.com/watch?v=36rxa-A7w-Y

 



2016年01月26日 (火)

【ライブレポート】defspiral★2016年1月23日JAPAN EXPO THAILAND/ Tokyo Crazy Kawaii Bangkok★タイはバンコクにて真夏の夜に負けない熱狂的なステージを披露、5000人を超えるファンを灼熱の渦へ!

REPORT - 13:08:47

2016年1月23日、defspiralがタイはバンコクで行われたJAPAN EXPO THAILAND/ Tokyo Crazy Kawaii Bangkokにて、暑い夏の夜にメインステージ前に集まった5000人を超えるファンを灼熱の渦に巻き込んだ。

 

 JAPAN EXPO THAILAND/Tokyo Crazy Kawaii Bangkokは日本ブームの創出を目的に、伝統芸能、テレビ番組、アニメ、漫画、ゲーム、音楽、ファッション、キャラクター等のコンテンツ、ビジネスマッチングを目的としているタイ&アジアで最大級のオールジャパンイベント。このイベントにはdefspiralの他、AKB48やSuGらも出演した。今回会場となったのはバンコクの中心部に位置するセントラルワールドプラザ。この日は35℃を越す気温の中、同イベントには10万人に迫る“日本好き”が駆けつけた。その中で、昨年5月に引き続き2度目のバンコク公演となったdefspiralは屋外メインステージにて暑いタイの夜にも勝る圧倒的熱量を持ったライブを見せてくれた。

 

 海外でのイベント出演ということもあり、開演直前までトラブル続きではあったが、1曲目の「Arcoromancer」が演奏されればdefspiralの再訪を待ち望んでいた現地のFreaks(=defspiralファンの呼称)らの熱い声援が巻き起こる。曲中TAKA(Vo.)がタイ語で「今日は楽しんでいこうぜ!」と叫べばタイのファンの勢いは序盤からフルスロットルに。続いての「MASQUERADE」では日本でのライブと同様に、曲に合わせて激しくジャンプをするタイのファンたち。その勢いは日本以上のモノと感じさせるほど。

 

 MCではTAKA特製のタイ語カンニングノートも飛び出しつつ、「楽しんでる!?」「お前たち可愛いよ!」などタイ語を披露。タイのファンの心をしっかりと掴む。力強さと疾走感溢れる「SILVER ARROW」ではTAKAの伸びやかなボーカルと共に歌詞に込められた強烈な“想い”が言語の壁を超えて届けられる。続けざまに披露された「Dream of you」では艶やかな大人のサウンドに酔いしれる。

 

 「星空をイメージした曲を歌います、気持ちを込めて皆に届けたいと思います」とのメッセージと共に届けられた壮大なバラードナンバー「ESTRELLA」。開演時には夕暮れに差し掛かっていた屋外ステージも既に星空。スペイン語で星を意味する同タイトルに相応しい、煌めく星の下でステージが光に包まれる。 

 

 「次の曲は俺達のロックスター、敬愛する日本のロックスターの曲をやりたいと思います。」と紹介されたのは彼らを見出したhideの名曲「ROCKET DIVE」。日本の誇るロックスターhideはもちろんタイでも知られており、涙するファンも。畳み掛ける様に演奏されたのは彼らのライブの終盤で演奏される「LOTUS」。defspiralらしい大人なダンサンブルナンバーで会場のボルテージも最高潮に。リズムに合わせて身体を動かすことに言語や文化の違いなど何の影響も与えない。ただ、そこにあるのは熱いパフォーマンスを繰り出すアーティストと、それに応えるファンたち。

 

 「必ずまた会いましょう。最後に、今日皆と会えた証に皆に贈ります」と約束の後に贈られたのは“始まり”を告げるナンバー「CARNAVAL」。ステージセンターに位置する観客席へと続く花道を駆け抜けるメンバー達。RYO(Ba.)はさらに花道を降り客席でのプレイを行うほど。最後の曲にして、終わらないCARNAVAL=お祭りの始まりが意味するものは、彼らにとってこのタイでのステージは決して1度きりのものではなく、どこまでも続く終わらない彼らのストーリーの一部であり、必ずまたタイでのステージを行ってくれるという“約束”ではないだろうか。 

  

 defspiralはTHE MICRO HEAD 4N’Sとの対バンツアー「THE MICRO HEAD 4N’S × defspiral COUPLING TOUR 2016 9BALL GAMES -2nd-」が3月13日(日) 渋谷GARRETからスタートする。また、椎間板ヘルニア治療のため活動を休止していたMASAKI(Dr.)の手術も無事に終了したとのこと。復帰が待ち遠しい。今後も国内外で展開を続けていくdefspiralから目を離すな。

 

JAPAN EXPO THAILAND/Tokyo Crazy Kawaii Bangkok

 

 

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2016年1月23日(土)

セントラルワールドプラザメインステージセットリスト

 

  1. Arcoromancer
  2. MASQUERADE
  3. SILVER ARROW
  4. Dream of you
  5. ESTRELLA
  6. ROCKET DIVE
  7. LOTUS
  8. CARNAVAL

 

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THE MICRO HEAD 4N’S × defspiral

COUPLING TOUR 2016 9BALL GAMES -2nd-

 

3月13日(日) 渋谷GARRET

OPEN/START 17:30 / 18:00

ドリンク代:¥ 600

LAWSON TICKET 0570-084-003

チケットぴあ 0570-02-9999

e+ http://eplus.jp

(問)DISK GARAGE 050-5533-0888(平日12:00~19:00)

 

3月18日(金) 西川口HEARTS

OPEN/START 18:30 / 19:00

ドリンク代:¥ 500

LAWSON TICKET 0570-084-003

チケットぴあ0570-02-9999

e+ http://eplus.jp

(問)DISK GARAGE 050-5533-0888(平日12:00~19:00)

 

3月19日(土) HEAVEN’S ROCKさいたま新都心VJ-3

OPEN/START 17:30 / 18:00

ドリンク代:¥ 500

LAWSON TICKET 0570-084-003

チケットぴあ0570-02-9999

e+ http://eplus.jp

(問)DISK GARAGE 050-5533-0888(平日12:00~19:00)

 

3月21日(祝・月) 横浜Baysis

OPEN/START 17:30 / 18:00

ドリンク代:¥ 500

LAWSON TICKET 0570-08-4005

チケットぴあ0570-02-9999

e+ http://eplus.jp

(問)DISK GARAGE 050-5533-0888(平日12:00~19:00)

 

4月15日(金) 梅田シャングリラ

OPEN/START 18:30 / 19:00

ドリンク代:¥ 500

LAWSON TICKET 0570-08-4005

チケットぴあ0570-02-9999

e+ http://eplus.jp

CNプレイガイド 0570-08-9999

(問)キョードーグループ 0570-200-888(10:00~18:00)

 

4月16日(土) 名古屋ell SIZE

OPEN/START 17:30 / 18:00

ドリンク代:¥ 500

ダイレクトセンター052-320-9000

チケットぴあ0570-02-9999

LAWSON TICKET 0570-084-004

ライカエジソン名古屋店 052-229-8211

TANK!theWEB http://www.sundayfolk.com/

(問)サンデーフォークプロモーション 052-320-9100(10:00〜18:00)

 

4月21日(木) TSUTAYA O-WEST

OPEN/START 18:30 / 19:00

LAWSON TICKET 0570-084-003

チケットぴあ0570-02-9999 050-5533-0888

e+ http://eplus.jp

ドリンク代:¥ 500

(問)DISK GARAGE 050-5533-0888(平日12:00~19:00)

 

4月29日 祝・金 XXXXXXXX

4月30日 土 XXXXXXXXX

 

特設サイト:http://9ballgames.com/

制作:CB Agent Inc.

 








2016年01月26日 (火)

The Benjaminのミネムラが司会を担当するヴィジュアル系番組「ヴィジュアル刑事Z」が、公開収録も兼ねたアコースティックイベントライブを実施。

REPORT - 01:17:28

The Benjaminのツブク、THE BEETHOVEN/怪人二十面奏のマコト、Dacco/Psycho le Cemu/NINJAMAN JAPANのLida、犬神サアカス團の犬神情次2号、リウ、Develop One’s Facultiesのyuya、UCHUSENTAI:NOIZのYAMATOと豪華メンバーが勢揃いしての大セッション大会!!
 
 
 1月11日(月・祝)、渋谷REXを舞台にミュージック・ジャパンTV「ヴィジュアル刑事Z」presents「 一斉検挙 vol.02-アコースティックナイト-」と題されたライブイベントが、2月1日及び16日の放送用の収録も兼ねて行われた。
 この日は、ヴィジュアル刑事ZことThe Benjaminのミネムラ刑事(Vo/AG)司会のもと、The Benjaminのツブク巡査(Vo/AB)、THE BEETHOVEN/怪人二十面奏のマコト(Vo/AG)、Dacco/Psycho le Cemu/NINJAMAN JAPANのLida(Vo/AG)、犬神サアカス團の犬神情次2号(Vo/AG)、リウ(Vo/AB)、Develop One’s Facultiesのyuya(Vo/AG)、UCHUSENTAI:NOIZのYAMATO(Vo/カホン)と、総勢8名のミュージシャンがミネムラ刑事を囲むように舞台へ登場。
  今回はアコースティックイベントということだが、彼らが、入れ代わりでステージをこなすような在り来りなイベントを行うわけがない。このイベントは、各メンバーごとの持ち歌に、全員が手にした楽器やみずからの歌声を通して参加するセッション形式で行われた。しかも細かいアレンジは、その場で話しあいながら決める形で進行。なんて斬新な、でも百戦錬磨な連中だからこそ出来る内容だったのも事実。
 
 ライブは、ミネムラ刑事とツブク巡査が登場し、この日の出演者たちを迎え入れる形で幕を開けた。
  メンバー紹介の時点から、それぞれの出演者たちがボケやツッコミを次々繰り出すトークを披露。YAMATOがこの日のために用意したカホンに対し、犬神情次2号が「せっかくカホンを買ったんだから家宝にしたほうがいいよ」など、いろんな?!駄洒落飛び交う?!場内。細かいやり取りは、ぜひ番組をご覧になっていただきたい。
 
 
               ツブクの持ち歌コーナー
 
  ライブは、出演者たちがウィットに富んだ会話を繰り広げつつ、ツブク巡査の持ち歌であるThe Benjaminの『ぼっち』をセッションする形から始まった。
 Lidaのリードとミネムラのタンバリンの音を合図に、出演者たちが次々演奏を重ねる形でスタート。ヴォーカルも、ツブクを中心にマコトも歌えば、出演者たちがコーラスを重ねたり、間奏でツブクとリウがベースソロを繋いだりと、ミネムラの声のリードを合図に進んでゆく。ある程度の基本ラインを事前に決めてたとはいえ、すべてがその場の雰囲気で進んでゆくところが、このセッションの楽しい醍醐味だ。
 
 犬神情次2号が、ツブクとマコトの書いた譜面を「糞だ!」とののしれば(笑)、衣装話になったとき、「yuyaの身体に蛇を巻いてやればいい」などの会話も飛び交っていた。どういう流れがらそういう話になったのかは、番組をご覧になってください(笑)
 
 
               Lidaの持ち歌コーナー
                         
 二番手は、Lidaの持ち歌であるDaccoの『コイガオカ』をカントリー調でセッション。ミネムラはトライアングルとシェイカー,ブルースハープで、yuyaはシェイカーを持ちながら、リウはタンバリンで、ツブクはアップライトベースで参加。Lidaの歌をリードに軽快に進む演奏。ヴォーカルもLidaを中心に、マコトも歌を受け継いでゆく。胸弾む心地好い楽曲のように、場内には牧歌的な優しい空気が流れていた。
 
  ちなみにLidaは、Daccoでエアロビ担当ではなくエロビ担当らしい。ミネムラは、ブルースハープのみならず薬草ハーブも得意だそう。詳しくは、番組で?!。
 
 
             犬神情次2号の持ち歌コーナー
 
  三番手は、犬神情次2号の持ち曲である犬神サアカス團Zの『危険なハーブ』。歌詞に記された「万引き、強盗、売春」の歌詞が番組的に放送が難しいことから、この日は「どん引き、教頭、青春」に変えて披露(でも、よーく聞くと…)。
  この歌では、リウがアップライトベースを担当。セッションは、重いロックンロールなリフ演奏が炸裂しスタート。犬神情次2号が歌をリード。そこへ、歌い手たちが掛け声を加えてゆく。サビでは、犬神情次2号の歌へ、他のメンバーらが掛け合いや掛け声を投げてゆく場面も。かなりブラックな歌詞とフォークロックな演奏は、なかなかいなたい味を出していた。この歌でも、マコトが途中で歌パートを担当していた。
 
  ここでは、喫煙話が登場。それは、歌に関わる話から。詳しくは番組で(笑)。
 
 
               YAMATOの持ち歌コーナ
 
  四番手は、YAMATOの持ち曲であるUCHUSENTAI:NOIZの『Ritardando』。もちろん、歌はYAMATOが担当。彼の歌い方がANGEL TAKAに似ていることから、YAMATOにいろんなツッコミが入ってゆく。それに対してYAMATOが「歌い方のひな型が」と言ったとたん、そこら中から「雛形あきこ??」というくだらないツッコミも。そこが、この8人のトークの醍醐味だと伝えておこう。
  この歌は、YAMATOのカホンをリードにスタート。リウはアップライトベースで、ツブクはタンバリンで参加。声を張り上げ歌うYAMATOの歌を、演奏陣がしっかり盛り上げていく。触れた人の気持ちを昂揚させてゆくこの歌でも、途中マコトが歌を担当。ミネムラは、やたら身体を揺らしながら演奏していたことも付け加えておこう。
 
  この歌では、YAMATOが虚空を観ながら歌っていた。その歌う姿に対して、メンバーらから「(きたの)たけしみたい」などいろんなツッコミも。ちなみに犬神情次2号は寂しがり屋。詳しくは番組をご覧になってください。
 
 
               yuyaの持ち歌コーナー
 
  五番手は、yuyaの持ち歌である『non title』。リウは、この歌でもアップライトベースを担当。そのリウがずっと立ってしゃべっていたことから、会話は、「学生時代に叱られたとき廊下に立たされたか?!立たされる制度はなかったか?!」の話へ。
  この歌の演奏について、ミネムラが「バラード曲だから、最初からみんな入るんじゃなく、ブリッジから入ろうか?!」と話し始めたところ、「ブリッジとは何処か?!」の論争が起きだした。その論争ぶりは、ぜひ番組で。ちなみに、Lidaはブリッヂと書くそうだ。
  セッションは、yuyaの弾き語る歌から幕を開けた。儚い、でも、しっかりとした軸を持った歌をはべらせゆく。しばし独奏が続いたところで、サビから一斉にメンバー全員が演奏に参加。その重奏を背景にyuyaが朗々と歌い上げてゆく。二番からは、yuyaの歌に薄くハミングを重ねてゆく場面も。大サビからは、他のメンバーも歌に参加。とても感動的な空気を作りあげていた。
 
  この歌は、名曲に多い1645の黄金進行で展開。ここから、黄金進行の名曲を悩みながら思い出しだしつつ幾つか披露。さらに、とある流れからダイヤモンド☆ユカイさんや研ナオコさんの話へと展開。その様子は、番組でご覧になってください。
 
 
               マコトの持ち歌コーナー
 
  六番手はマコトの持ち歌であり、ドレミ團の3拍子ナンバー『彼岸花』を3カポ用いて演奏。この歌は、yuyaのリクエストで決まった楽曲。リウは、相変わらずアップライトベースを、ミネムラとツブクはタンバリンを担当。ここでは、カポの使い方で熱く談義。さすが,そこはミュージシャンたち。
 セッションは、yuyaの歌からスタート。とても哀愁味を持った昭和歌謡ナンバーを、yuyaとマコトが歌を交わしあう形で披露。間奏では、犬神情次2号がスパニッシュムード携えた哀愁浪漫なソロギターを披露。なんて、胸をグッと泣き濡らすセッション演奏なんだろう。
 
 
               リウの持ち歌コーナー
 
  七番手は、リウの持ち歌『サクラレクイエム』。この歌で、ツブクはタンバリンを、yuyaはトライアングルも担当。何時もは2人のアコースティックスタイルで披露しているらしく、この大人数で演奏することをリウは喜んでいた。ここではJohannesやユーイチロウなど、この日の出演者に関連したメンバーの話も登場。
  セッションは、トークから自然な流れでミネムラのイントロギターへ…の予定だったが、本番前のリハーサル演奏に苦戦しているミネムラの姿が、そこにはあった。本番では、犬神情次2号のアルペジオ演奏、ミネムラとLidaのハモリフレーズ、YAMATOのパーカッションが心地好く混じるセッションから幕開け。歌が入ったとたん、演奏は一気に熱を帯びてゆく。なんてドラマチックで感動的なセッションだ。二番では、マコトが歌を担当。間奏では、ミネムラ、マコト、yuya、犬神情次2号、Lidaとソロをまわしてゆく場面も。リウはエレキベースを手に座って…ではなく立って熱唱。それだけ、気持ちが入り込んでたということだ。
 
  人の曲を歌うのが好きなマコトと、普段はあまり歌うことのないyuya。そんな2人が自由に歌に絡んでゆく様に、リウが感動。この日の演奏に対して、みんなとても心地好く楽しく演奏してきたことをトーク。なぜか、Lidaの布袋寅泰の物真似まで飛び出していた。その模様も、番組でご覧になってください。先のトークパートも含め、何処が流れるかの保証は致しませんが(笑)。
 
 
              ミネムラの持ち歌コーナー
 
  最後は、ミネムラ刑事の持ち歌であるThe Benjaminの『ベーゼ』。軽快でファニーな楽曲を、メンバーみんなのハミングを混じえながらパーティムードたっぷりにセッション。サビての合唱や掛け合いしてゆく様は、まさに楽しく笑顔で演奏を重ね合わせる宴ムード。歌には、ツブクやマコトも参加。間奏では、ツブク、Lida、リウ、マコト、YAMATO、yuya、犬神情次2号、ミネムラとアドリブをふたまわしもしてくれた。セッション演奏の最後に相応しい盛り上がりを描いてくれたところは、さすがミネムラ刑事だ。
 
 
  この日の模様は、2月1日(前半)と16日(後半)からスカパー内ミュージック・ジャパンTV「ヴィジュアル刑事Z」で放送。リピート放送も多いので、せひご覧になっていただきたい。
 


PHOTO: 井野友樹
TEXT:長澤智典

 
 
「ヴィジュアル刑事Z」Web
http://www.mjtv.jp/lineup/visual_deka_z/

 









2016年01月25日 (月)

【ライヴレポート】★1月23日(土)三郷市文化会館★MUCC×AKi、何が飛び出してくるか分からない全国ツアー『M.A.D』開幕!

REPORT - 21:05:07

1月23日(土)、MAVERICK DC GROUP所属のMUCC、AKi(シド/ベーシスト・明希)がダブルヘッドライナーとなって開催される、MAVERICK DC presents DOUBLE HEADLINE TOUR 2016 「M.A.D」ツアー初日が三郷市文化会館にて幕を開けた。

MUCC、AKi、DANGER CRUEの頭文字を取った“M.A.D”ツアー、この二組で全国ツアーを廻るのはもちろん初めて。
さらに初日は事務所の大先輩でもあるKenのゲスト出演もアナウンスされており、開演前から観客の大きな期待が会場を包む。

先攻で登場したのはAKi。約1年ぶりとなるライヴながらアイドリングの必要もなく、序盤から堂々としたステージングで会場を沸かすAKi(Vo&B)。
昨年1月にリリースされた 1stアルバム『ARISE』、昨年12月にリリースされたミニアルバム『EPHEMERAL』の収録曲を織り交ぜたセットで、強靭なバンド・サウンドに乗せた、伸びやかな歌声と重厚なベースサウンドが観客の心をしっかり掴み、体を揺らしていく。

「ついに始まりました、『M.A.D』ツアー。すげぇ楽しみにしてました。

イキイキとした若手の気持ちで(笑)、最後まで駆け抜けたいと思います」と短いMCを挟み、アップテンポな楽曲を中心に伸び伸びとしたステージングで魅せた前半戦を経て、たっぷり気持ちを込めた美声で聴かせたメロウなミディアムチューン「Wait for You」、アコギの温かいサウンドに乗せた大らかな歌声で始まった「pray」など、さまざまな表情を魅せる。

宮上元克(Dr)とのBASS & DRUM SESSIONでは、ベーシスト・AKiとしての圧倒的なプレイを魅せ、観客はステージに釘付け。

AKiが煽り、大きく体を揺らす観客から合唱が起きた「Sing it Loud」、「一緒に歌ってください」の声に拳が上がり、「WOWWOW」の声が上がった「The Inside War」が最高潮の盛り上がりを生んだ。

後攻で登場したのはMUCC。
静かに激しく、幻想的に始まったステージがホール会場を一気にMUCC色に染めると、ライヴでは定番のアッパーな楽曲たちを間髪入れずに叩きつけ、ヘドバンや大合唱で会場の熱を急上昇させる。
序盤から、クライマックスさながらの盛り上がりを見せたところで、披露した楽曲は「JOKER」。
激しさと歌謡テイストの艶っぽさを併せ持った聴き慣れない曲。
SATOち(Dr)の作りだす心地よいビートに体を委ねる観客。
MCで「聴いたことないと思っただろうけど、今のは新曲でした」と逹瑯(Vo)が告げると、観客から改めて拍手が起きる。

ライヴ中盤、イントロをミヤ(G)が弾くと、そこからギターが2本に。
ステージ上にはいつの間にかゲストのKenが登場。
Kenプロデュース楽曲「アゲハ」をKenを加えた5人で披露。
会場中の大合唱が起きる中、間奏ではKenとミヤのツインリードがさらに会場を沸かす。
また今回、自身初のホールツアーとなるMUCC。
「暁闇」や昨年12月に期間限定配信された「ブリリアント ワールド」といったミディアムチューンでは、映像を効果的に使用したホール会場ならではの演出で視覚と聴覚に訴えかけ、「Mr.Liar」、「蘭鋳」といったライヴ定番曲ではライヴハウスさながらの熱狂を生み、彼らならではのホールライヴを作り上げた。
MCで逹瑯が語った、「何が飛び出してくるか分からないこのツアー、楽しんでください」の言葉通り、「TONIGHT」ではAKiが乱入。YUKKE(B)とのツインベースの重厚なサウンドで、会場を揺らした。

アンコールでは“M.A.D ALL STARS”と名づけた、MUCCとAKiバンドの混合ユニットが登場。
Kenをヴォーカルに迎えた「ミッドナイト・シャッフル」のカヴァーや、逹瑯がヴォーカルを取り、Kenがギターを弾く「HONEY」のカヴァーに大きな盛り上がりを見せると、「このイベントのために作られた曲です」と、MUCC×AKiが「MARBLE」を初披露。
初めて聴く人も口ずさめるキャッチーなコーラスパートを会場中が大合唱し、ツアー初日は大団円で幕を閉じた。

全国14カ所18公演をまわる『M.A.D』ツアーは、3月31日(木)、4月1日(金)LIQUIDROOMでファイナルを迎える。
各地方でもさまざまなバンド、ゲスト・アーティストの出演がアナウンスされているので、“何が飛び出してくるか分からない”このイベントの面白さ、醍醐味をぜひ会場で味わって欲しい。

またこの日、MUCCは、6月25日(土)日比谷野外大音楽堂よりスタートし、全国18カ所を廻る全国ツアー『MUCC TOUR 2016』の開催を発表。
AKiは5月1日(日)Thunder Snake ATSUGIより、全国21カ所を廻る初のソロツアー『HEADZ UP & DO IT!』の開催が決定している。

 

 

PHOTO:今元秀明

TEXT:フジジュン

 

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«LIVE情報»
MAVERICK DC presents DOUBLE HEADLINE TOUR 2016 「M.A.D」

1月31日(日)大阪オリックス劇場 
OPEN 16:00 START 17:00 
MUCC / AKi / カメレオ

2月3日(水)厚木市文化会館
OPEN 17:30 START 18:30 
MUCC / AKi

2月7日(日)名古屋市公会堂 
OPEN 16:00 START 17:00 
MUCC / AKi / ユナイト

2月11日(木祝)さいたま市文化センター
OPEN 16:00 START 17:00
MUCC / AKi / ギルガメッシュ

2月13日(土)仙台電力ホール 
OPEN 16:30 START 17:00 
MUCC / AKi / DIV

2月26日(金)金沢市文化ホール 
OPEN 18:00 START 18:30 
MUCC / AKi / Guest Vocal&Guitar:Ken

2月28日(日)広島JMSアステールプラザ大ホール 
OPEN 16:30 START 17:00 
MUCC / AKi / Guest Vocal&Guitar:Ken

3月5日(土)石岡市民会館
OPEN 16:30 START 17:00 
MUCC / AKi / Guest Performance:桜井青(cali≠gari)

3月6日(日)石岡市民会館
OPEN 16:30 START 17:00 
MUCC / AKi / Guest Performance:桜井青(cali≠gari)

3月11日(金)福岡市民会館 
OPEN 17:30 START 18:30 
MUCC / AKi / Guest Vocal:マオ / Guest Vocal&Guitar:Ken

3月13日(日)びわ湖ホール SOLD OUT!!
OPEN 16:00 START 17:00 
MUCC / AKi Guest Vocal : HYDE

3月18日(金)中野サンプラザホール 
OPEN 17:30 START 18:30 
MUCC / AKi

3月19日(土)中野サンプラザホール SOLD OUT!!
OPEN 16:00 START 17:00 
MUCC / AKi / D’ERLANGER

3月26日(土)道新ホール 
OPEN 16:30 START 17:00 
MUCC / AKi / Guest Vocal&Guitar:Ken

3月27日(日)道新ホール 
OPEN 16:30 START 17:00 
MUCC / AKi / Guest Vocal&Guitar:Ken

【チケット料金】
前売\6,500(税込・全席指定) / 当日\8,000(税込・全席指定)

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MAVERICK DC presents DOUBLE HEADLINE TOUR 2016 「M.A.D」 FINAL

3月31日(木)LIQUIDROOM
OPEN 17:30 START 18:30
MUCC / AKi

4月1日(金)LIQUIDROOM
OPEN 17:30 START 18:30
MUCC / AKi

【チケット料金】
前売¥6,500(税込・ドリンク代別)/ 当日¥8,000(税込・ドリンク代別)
※オールスタンディング・未就学児童入場不可

【チケット一般発売日】4月23日(土)

DOUBLE HEADLINE TOUR 2016 「M.A.D」オフィシャルサイト
http://mad-maverick.com

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<MUCC LIVE情報>
MUCC TOUR 2016
6月25日(土)日比谷野外大音楽堂  
7月9日(土)京都FANJ  
7月15日(金)札幌PENNY LANE24  
7月17日(日)仙台Rensa  
7月19日(火)山形ミュージック昭和セッション  
7月23日(土)金沢EIGHT HALL  
7月24日(日)富山MAIRO  
7月26日(火)浜松窓枠  
7月28日(木)岐阜club-G  
7月30日(土)広島クラブクアトロ 
8月13日(土)松山W studio RED  
8月14日(日)岡山CRAZYMAMA KINGDOM 
8月16日(火)名古屋クラブクアトロ 
8月20日(土)水戸club VOICE  
8月21日(日)新潟LOTS  
8月26日(金)福岡BEAT STATION  
8月28日(日)宮崎WEATHER KING 
9月3日(土)大阪城野外音楽堂 

【チケット料金】
前売¥6,000(税込)/当日¥6,500(税込)
※日比谷野外大音楽堂/指定席・立見席
※大阪城野外音楽堂/指定席・芝生席
※その他の会場/オールスタンディング・ドリンク代別
※未就学児童入場不可

【チケット一般発売日】4月23日(土)

MUCCオフィシャルサイト http://www.55-69.com/ 

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<AKi情報>
■リリース情報
Mini Album「EPHEMERAL」 NOW ON SALE
<初回生産限定盤(CD+DVD)> DCCA-62〜63 ¥3,241(税別)
<通常盤(CD)> DCCA-64 ¥2,400(税別)
LIVE DVD「A Feeling Begins to Arise」 NOW ON SALE 
<初回生産限定盤(DVD2枚組)>DCBA-19〜20 ¥4,500(税別)

■LIVE情報
AKi Tour 2016 『HEADZ UP & DO IT!』
5月1日(日) Thunder Snake ATSUGI
5月3日(祝・火) 町田The Play House
5月5日(祝・木) 新潟LOTS
5月7日(土) 長野CLUB JUNK BOX
5月8日(日) 金沢EIGHT HALL
5月12日(木) 梅田クラブクアトロ
5月14日(土) 神戸VARIT.
5月15日(日) 京都MUSE 
5月19日(木) Live House 浜松窓枠 
5月20日(金) 名古屋ボトムライン
5月25日(水) HEAVEN’S ROCK宇都宮VJ-2
5月29日(日) 広島クラブクアトロ 
5月31日(火) HEAVEN’S ROCKさいたま新都心VJ-3 
6月10日(金) 福岡DRUM LOGOS
6月12日(日) 鹿児島CAPARVO HALL
6月18日(土) 高松DIME
6月19日(日) 松山サロンキティ
6月22日(水) 郡山CLUB #9 
6月24日(金) 仙台Rensa
6月26日(日) 札幌PENNY LANE24
7月18日(祝・月) Zepp DiverCity Tokyo

【チケット料金】前売 ¥5,500(税込)

【チケット一般発売日】
4月2日(土) ※5月1日(日)〜5月31(火)公演
4月23日(土)※6月10日(金)〜7月18日(祝・月)公演


AKiオフィシャルサイト
http://www.dangercrue.com/AKi/

 











2016年01月22日 (金)

DAIMIJAW、暗黒のテーマパークライブで5年間のありがとう。集大成のライブ作品も発売決定!

REPORT - 14:41:27

Janne Da Arcのベーシストka-yuのソロプロジェクトDAMIJAWが、自身の誕生日でもある1月21日、TSUTAYA O-EASTで”WELCOME TO DAMILAND”を開催した。
DAMIJAWは、昨年11月に完結した自身3度目の47都道府県ツアー「“Be with You!!!!!”3」でDAMIJAWとしての活動を止めることを発表しており、現段階では最後の公演となった本公演は超満員のファンで埋め尽くされた。

 

「ようこそ、暗黒のテーマパークへ」というサブタイトルもついていた、いつものライブとは違ったコンセプトをもったこのライブ。
まるでDAMIJAWの代表曲「ダーミー城の吸血悪魔」シリーズの世界に入り込んだような演出が、ところどころになされていた。
会場に一歩入ると、まさしく「暗黒のテーマパーク」らしいBGMが流れ、壁面に施された特別な装飾には、”DAMILAND”のキャラクターのシルエットが映し出される。
開演直前には、そんなキャラクターのアニメーションが注意事項を読み上げるなど、来てくれたファンを楽しませようとするka-yuの思いが、こういうところからも伝わって来た。

 

定刻から少し過ぎた頃、ゆっくりと客電が落とされると、「ダーミー城の吸血悪魔」を彷彿とさせる映像が流れ、
スモークが焚かれる中、ka-yuが正装に赤ネクタイ、その上にマント姿で登場すると、客席からは割れんばかりの歓声が上がる。

暗黒のテーマパーク、ダーミーランドがここに開演、いや開園したのだ。

 

1曲目を飾ったのはミディアムナンバー『BIRTHDAY~ダミ嬢の憂鬱~』。
今回のライブのコンセプトにも合致したこの楽曲では、赤い光に照らされたファンとka-yuが妖しく溶け合うようだった。「渋谷!ここから飛ばしていくぞ!」の言葉のあと、続いては『ダーミー城の吸血悪魔が愛したマリア(泣)』。ここから会場のボルテージは一気に上がる。続く「薔薇の棘」では、客席のすべてが揺れているように頭が振られる。

 

「今日はここ渋谷、”WELCOME TO DAMILAND”へようこそ!」と軽く挨拶するとそのままの勢いで『wrath』へ。
そしてその激しさを残したまま、DAMIJAWのライブの名物にもなった『ダーミー城の吸血悪魔 (笑)』を畳み掛ける。
毎回かなりの数のオーディエンスがステージに上がり、DAMIJAWと一緒に頭を振る姿がすさまじい光景を作り上げているこの曲。この”WELCOME TO DAMILAND”では、史上最多人数とも言えるほどのオーディエンスがステージに上がった。

 

この日も「そこのお前!(ステージに)上がって来い!」とka-yuが指名を続けていたのだが、ファン思いのka-yuは最終的に「上がれる所まで乗せるから、上がりたいヤツは全員上がってこい!」
と、ファンの気持ちを汲み、望んでいるすべてのファンをステージに上げたのだ。

 

足の踏み場もないほど、ファンで埋め尽くされたステージと、それに負けないくらい熱狂的に頭を振る客席。
どこがその境界線なのかわからないほどの光景が広がっていた。
他のどこにも存在しない、DAMIJAWにしかない風景を作り上げたあとも、
『ダミージョウ♂とダミ嬢♀のラブゲーム~略してダミラブ?~』や『愛しのキャサリン』、『W・B・C-ワイルド!ブラザー!キャプテン!-』でファンと一緒に歌ったり、一緒に踊ったりと、これもDAMIJAWとファンにしか作り出せない空間を生んでいた。続く『INAZUMA SUMMER×KAMINARI SUMMER』では、この日ならではのサプライズをサポートメンバーが考えていた。通常この曲は、shujiの圧巻のドラムソロから始まり、そのままshujiがファンとの掛け合いの中で曲がスタートするのだが、この日はここでka-yuに内緒で「ハッピーバースデー」の演出に。
予想もしてなかったタイミングでのサプライズにka-yuも喜びながら「え?ここ(笑)?」とびっくりした様子。
「誕生日にライブだから、どこかでお祝いされるだろうなって正直思ってたけど、ここだとは思わなかった!」と、とびきりの笑顔を見せ、運ばれてきた特製のケーキを嬉しそうにサポートメンバーやお客さんに振る舞うなど、なんともハートフルな時間が流れていた。

 

ライブ後半戦は、ほとんどがいわゆる”暴れ曲”というラインナップ。
『I fear Silence』から『AOBUSA』までの6曲は、「休む暇もない」という言葉よりも「休ませてもらせない」という言葉が合うほど、怒涛の流れとなっていた。最後に披露した『WE WILL BE』では、しっかりとファンへの思いを届け、本編は終了。

 

アンコールでは、おどろおどろしいSEの中でメンバーが登場し、ka-yuは上手でギターを手にした。
DAMIJAWが始まった2010年頃、アンコールでカバー曲を披露することがあったのだが、この日、それをまた見ることができた。ギター・ka-yu、ベース・KENTA、ドラム・Kazuma、そしてボーカル・shujiというパートで続けられてきたカバーの歴史を数々思い出した。それがきっかけで、地方都市でZIGGYの『GLORIA』を森重樹一氏と一緒に演奏したという奇跡が起きたこともあった。こういうカバーも、DAMIJAWの楽しさを語る上では外せないものなのだが、今回は「暗黒のテーマパーク」ということもあってか、
聖飢魔Ⅱの『蝉人形の館』をその世界観をきちんと踏襲したような雰囲気の中で披露し、ファンをまた笑顔にさせていた。

 

再びアンコールで登場すると、ここでは「事情があって来れなかった人のために歌う曲」である『end of the sky・・・~出逢えなかった君へ~』をしっかりと歌い上げた。
そしてそのまま『WOW!WOW!WOW!』へ。会場全員と楽しく歌い、このアンコールでka-yuは会場とそして日本全国で応援してくれるファンのことを思っていたように見えた。

 

そして三度、アンコールに応えるとka-yuはファンにこう語りかけた。
「今までの感謝の気持ちを込めて、この歌を聴いてもらおうと思います。ここにいる人だけではなく、全国の皆に向けこの曲を作りました。
最初で最後になるかもしれないけど、聴いてください。新曲です」
DAMIJAWとしては現段階では最後になるライブで、新曲を作ってきたka-yu。
いつも「MCとか苦手だから、自分の気持ちを曲とか歌詞にしてる」と言い続けてきたka-yuの最大の愛情表現だった。
「君との時間を 僕は忘れない」で始まり、「ありがとう。愛しているよ」と締めくくられるka-yuの思いが詰まったこの曲には、『Thank You!!!!!』というタイトルが付けられていた。
そして、続いて演奏された『I AM』では、会場中の笑顔と合唱はなんとも感動的な時間を作ってくれた。
この眩しいくらいの光景こそ、ka-yuがファンと共につくってきた絆そのものなのではないだろうか。

 

エンディングの映像でも、ka-yuは感謝の気持ちを届け、自身3度目の47都道府県ツアー「“Be with You!!!!!”3」のLIVE DVD&Blu-rayの発売の詳細も告げた。
大きな拍手が巻き起こる会場。そしてこのままライブが終わると思いきや、なんとka-yu自ら再び登場。

「お前ら、アンコールかけろや!このまましんみり終わるのはDAMIJAWじゃないだろ!ラストはDAMIJAWらしく暴れて終わりたいと思います!」と『WARNING ~その先は破滅!・・・~』で思い切り暴れる。

 

こうなったら止まらないのがka-yuが愛してやまないDAMIJAWのファンたち。
鳴り止まないアンコールにまた登場したka-yuは「はよ帰れや、もう帰っていいよ、1時間以上おしてんねん!」と言いながらも、満面の笑顔。
最後に「ドランケンシュタイン」を披露し、4時間にも及ぶライブが幕を閉じた。

ファンのおかげで、「自分はもっと強くならないといけない。もっと頑張らないといけない」、そう思ったka-yu。
彼が次に新たな挑戦のために立ち上がることを、素直に応援し、待ちたいと思う。

そして、この日「47都道府県ツアーのビデオだから、4月7日に発売することにしました!」と言っていたその映像作品は、全51本というDAMIJAW史上最多本数のライブの最終日、11月10日のTSUTAYA O-WESTでのファイナル公演の模様を完全収録したものとなる。
特典映像には、ka-yuのインタビューとともにDAMIJAWの5年間を振り返るドキュメンタリー映像も60分に渡って収録され、まさにDAMIJAWの歴史を見ることのできるものになりそうだ。

この日のライブが、「ようこそ、暗黒のテーマパークへ」という世界観を持ったライブでありながら、
実はDAMIJAWが、今日までにやってきたことがほぼ全て詰まっていたものになっていたのは、きっとこの映像作品をみることでより明確になるだろう。

 

大切なファンへの愛。
DAMIJAW LIVE “WELCOME TO DAMILAND”にも、その愛を強く感じた。

 

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LIVE DVD & Blu-ray「DAMIJAW 47都道府県tour “Be with You!!!!!”3 FINAL」
4月7日発売

 

■DVD2枚組
品番:AVBD-32254~5
価格:¥4,700(本体価格)+税
■Blu-ray
品番:AVXD-32256
価格:¥5,700(本体価格)+税

 

※DVD盤とBlu-ray盤の収録内容は共通です。

 

【収録曲】
01.end of the sky・・・~出逢えなかった君へ~
02.ダーミー城の吸血悪魔を愛したダリア(哀)
03.MESS
04.ダーミー城の吸血悪魔が愛したマリア(泣)
05.薔薇の棘
06.BIRTHDAY ~ダミ嬢の憂鬱~
07.I fear silence
08.wrath
09.INAZUMA SUMMER×KAMINARI SUMMER
10.ダーミー城の吸血悪魔(笑)
11.WOW!WOW!WOW!
12.JAW
13.ダミージョウ♂とダミ嬢♀ のラブゲーム~略してダミラブ? ~

 

EN1. ゆびきり
EN2.THIS IS MY WING
EN3.BE WITH YOU
EN4.WARNING ~その先は破滅!・・・~
EN5.WE WILL BE
EN6.AOBUSA

 

【特典映像】
DAMIJAW 5年間のドキュメンタリー映像約60分収録

 

http://www.damijaw.com/