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2022年04月09日 (土)

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★必読対談企画★第参夜【ハロ(ベル) × D13(Leetspeak monsters)】<ベル主催『サクラ大戦-REVENGE-2MAN LIVE』>次回は2022年4月16日(土)高田馬場CLUB PHASE!

NEWS - 20:00:22

現在、絶賛開催中のベル主催『サクラ大戦-REVENGE-2MAN LIVE』。


2020年に開催予定もコロナ禍の影響により中止を余儀無くされた企画が、パワーアップして遂に実現した。
それを記念して、ベルのVo.ハロが各バンドのボーカリストを招いてお互いのアーティスト性や人間性を深く掘り下げる対談企画が始動。


第参夜のゲストは、Leetspeak monstersのD13。
墓場の街グレイヴタウンからやって来たモンスターの目に映る、ヴィジュアルシーンと人間界とは? 

 

 

 *次回第肆夜は4月16日(土)記事配信予定です!

 

 

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◆「2MANについて」と「お互いの印象」のお話。

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ハロ:Leetspeak monstersさんを知ったのは『Monster’s Party』のMVで、“ヴィジュアルシーンにとんでもないバンドが現れたな!”と衝撃を受けたんです。2017年のKANSAI ROCK SUMMITに別々の会場ながら2バンド共に出演させて頂いていたので、僕は自分の出るライヴハウスを抜け出して心斎橋SUNHALLの後方で初めてライヴを拝見しました。


D13:そうだったんですか、ありがとうございます!


ハロ:2年前くらいには、名古屋のCDショップfiveStarsさんのイベントで・・・。


D13:対バンしましたよね。しかも、我々の前か後の出演がベルさんだった記憶があります。


ハロ:そうです!だけど、その時は挨拶程度のお話しかできなくて。『サクラ大戦』は初めて2MANをするバンド限定で組むというコンセプトのイベントですし、ぜひ出演して頂きたくて、御世話になっているライヴハウスの店長さんに繋いで頂きました。


D13:そう言って頂けて嬉しいです。


ハロ:Leetspeak monstersさんの世界観は僕自身も大好きで、リリースの度にMVを拝見しています。現在開催されているDevelop One’s Facultiesとのカップリングツアーの為にリリースされたコンピレーションCD『Leetspeak Faculties』も、既にチェックしました(笑)。


D13:ありがとうございます(笑)。私から見たベルさんは・・・最初の出会いは、今の話に出たイベントで我々の前か後かに出演されていた時でした。 ベルさんの楽曲の懐かしさを感じる歌謡のメロディーを聴いて“ヴィジュアル系はシーンとしてひとつに括られてはいるけれど、本当にジャンルレスで様々な音楽性のバンドが存在するんだな!”と感じてワクワクした事を覚えています。


ハロ:ヴィジュアル系にどのようなイメージを抱いていましたか?参入される前と後で変わったのか、他のシーンにいらした当時はどのように俯瞰していらしたのかなど伺いたいです。


D13:XさんやLUNA SEAさんの事は知っていましたが、それ以降のヴィジュアル系の事は全くわからなかったので、最初は事務所の社長であるラメさんから色々なバンドのMVを送ってもらいながら段々と知っていった感じです。ロック系のジャンルに居た当時は、やはり知らない世界だからというのもありますし、「ヴィジュアル系の先輩達には怖い方々も居るらしい。」なんて話を耳にしていたから、“レジェンドの方々と御一緒するのは少し怖いな・・・。”なんて思ったりもしていましたね(笑)。


ハロ:わかります、僕も自分が足を踏み入れる前はそういうイメージがありました(笑)。僕も最初にヴィジュアル系を知ったのは90年代あたりのバンドからで、MALICE MIZERさんのように世界観を持ったバンドが凄く好きでした。思春期の頃から抱えていたモヤモヤを消化してくれる存在でしたが、興味を持ってどんどん掘り下げていったら、“もしかして、とても怖い業界なのかもしれない・・・。”と不安にもなりましたね(苦笑)。今となっては、そういう雰囲気は一切感じられないシーンだと思いますが。


D13:我々が参入した当初は、ラメさんのお知り合いの方々と対バンが多くて。先輩方と御一緒させて頂く機会も結構あったんですけど、実際にお目に掛かってみると皆さん本当に優しく礼儀正しい方ばかりで。“ヴィジュアルシーンはちゃんとした方ばかりだ!”と、安心しましたね。

 

 

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◆「ジャンルというもの」と「ターニングポイント」のお話。

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ハロ:ジャンルというのは、世の中が勝手に区切っているものだと思うんですね。僕らはただ自分達がやりたい音楽を追求していった結果、ここに居たというだけであって。


D13:うん、そうですね。


ハロ:元々いらしたヒップホップやロック系のシーンの方達に「ヴィジュアルシーンに参入する。」という話をされた時、どのような反応でしたか?


D13:皆ヴィジュアル系をきちんと知らないですし、“美しくて、カッコ良くて、煌びやかで。”というイメージを抱いている人がほとんどで、“ヴィジュアル系の音楽性はきっとこういうものだろう。”という先入観もあった。我々はちょっとダークな感じだし、何よりも音楽性が全く当てはまらないと思われていたから、周りの仲間達からは「無理だと思うよ。」と言われましたね。


ハロ:僕自身はヴィジュアル系で10年ちょっと活動してきましたが、初めてLeetspeak monstersさんの楽曲を耳にした時、シーンに風穴をあけられたような気分になったんです。これまでもヴィジュアルシーンにはラップなどを取り入れようとした楽曲がありましたが、そのどれとも明らかにクオリティーが違って。様々な音楽性のバンドが存在するシーンとはいえ、なかなか真に新しい風というのは無い状態が続いていたので、本当に衝撃的でした。参入した結果、「意外とやっていけそうだな!」という感じでしたか?


D13:私は、新しい事への挑戦が大好きなんです。流行りに乗るという意味ではなく、他の人があまりやらない事に挑戦していくのが好き。だから、「ヴィジュアル系で活動してみないか。」という話を頂いた時も“あ、面白そうだな!”と思いました。周りのモンスター達(メンバー)の意見は様々でしたが、私自身は可能性を感じたので飛び込んでみようと。やっぱり、最初は驚く事もありました。例えば、ロック系のライヴは楽しみたい人がどんどんフロアの前のほうに来て、ゆっくり聴きたい人は後ろのほうに居るという形が一般的なんですね。でも、最初にラメさんにヴィジュアル系でのイベントをブッキングしてもらった時・・・結構な人数が集まっている中でライヴをしたんですが、手を上げているお客さんは10人居るか居ないかで、最前列なのにただ突っ立っている子を初めて目にして。その時、私の中で「いつか、ここに居る全員の手を上げさせてやろう!」と火が点きましたね。逆境はあまり好きでは無いですが、新しいシーンに入って見た事が無かった景色を目にして悔しさを感じて「やってやる!」と思いましたし、その想いが今へと繋がってきた感じです。


ハロ:ひとつのターニングポイントだったんですね。

 

 

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◆「音楽性」と「ティム・バートン」と「ボーカリストになったきっかけ」のお話。

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ハロ:D13さんは、ずっとミクスチャーロックをやられているんですか?


D13:そうですね。でも、ラップのフリースタイルなどはやっていませんでした。遊んでいる友達にラッパーやDJが多かったので、彼らからラップがどういうものかなどを教えてもらったんですよ。元々ミクスチャーロックが好きで、それをやるならヒップホップを理解していないと無理なのではないかと思ったから、彼らの中に飛び込んでみた。そうしたら、これはあくまでも私の周りの仲間の場合ですけど、意外と彼らもそこまで厳しいルールみたいなものを持ってはいなくて、「自分の好きなように歌えばそれがグルーヴになってくるものだから、フリースタイルができるかどうかは関係無いよ。」と言ってくれた。それでだいぶ気が楽になって、そのあたりから私の中では“ジャンルというものは、そこまで気にしなくても良いんだな。”という考え方になりましたね。


ハロ:ロックシーンで活動していらした時と今、音楽性は変わっていないですか?


D13:ほとんど変わっていないです。ヴィジュアルシーンに来るにあたって、ラメさんは「Leetspeak monstersの音楽が好きだから一緒にやっていきたい。だから、歌詞や楽曲について『こうすればヴィジュアル系っぽくなる。』といった理由で変える事はしない。」という約束をしてくれたんです。実際にラメさんからは一度も曲についてNGを出された事が無いですし、音楽に関して我々自身は何もブレず変わらず活動できています。『Monster’s Party』や『Black owl』のような初期の楽曲達は、作品としてリリースしたのはこのシーンに入ってからですが、実は前のシーンで活動していた時からLive Showで演奏していたものなんですよね。


ハロ:そうだったんですか!ティム・バートン的な世界観と言われる事が多いと思うのですが。


D13:うん、大好きですね。ティム・バートンの映画で音楽を担当しているダニー・エルフマンの事が本当に好きで。最初は「もし、ダニー・エルフマンがティム・バートンの世界の中でバンドとして楽曲を生み出すとしたら、どういう感じになるだろう?」なんて考えながら曲作りをしていましたよ。


ハロ:当初から理想のバンド像を明確に持っていらしたんですね。


D13:私の中では決まっていました。それで、今も一緒に活動しているベースのEuskyssに「こういう世界観で、こういう音楽性を持ったバンドがやりたいんだけど。」と話をした事が始まりでした。そこからは、2人でああでもないこうでもないと試行錯誤しつつ、「こんな曲、きっと売れない!でも、めちゃくちゃ楽しい!」とか言いながら(笑)、ずっと曲を作っていましたね。彼とはもう10年以上、一緒にやっています。最初は“好きな音楽を好きに作ろう。”というスタンスだったので、売れる事やメジャーシーンの事はあまり考えずに、スタジオに籠って曲を作り貯めてみたり、少しライヴをしてみたりという感じだった。でも、ヴィジュアルシーンに入る2年くらい前から、周りのモンスター達の中に「もっと色んな場所でライヴをしたいし、もっと沢山のお客さんを呼べるバンドになりたい。」という気持ちが生まれてきたんです。それで、私も「皆がそう思っているなら、頑張ろうかな!」と。私はLive Showは大好きなんですけど、それ以外では“あまり人前に出たくないな、出来ればずっと部屋に籠っていたいな。”と思うタイプなんです。ボーカルなのに(笑)。


ハロ:意外ですね!(笑)どうして歌を始められたんですか?


D13:最初は、ギターが良かったんですよ。グレイヴタウンに居た頃、ギターを弾いている友達を見て・・・ZO-3ギター(※象の形をしたアンプ内蔵型ギター)って知ってます?


ハロ:わかります!


D13:あれを弾いている姿を見て、「めちゃくちゃカッコいい!」と思ったのが音楽を始めようと思ったきっかけだったんです。


ハロ:それでギターを始められたんですね。


D13:はい。でも、ギターのFコードがあるでしょ?あれがあまり弾けなくて(苦笑)。


ハロ:ギタリストを目指す誰もが挫折するコードですよね(苦笑)。


D13:そう、本当にそこで“面倒くさいな!”と挫折して(笑)。その頃、人前で歌うような機会が何度かあって、皆が歌を褒めてくれたからその気になって歌を始めたという流れです。


ハロ:僕も、当時ゆずや19のようなアコースティックユニットが流行していたこともあって、友達と一緒にアコースティックギターを始めた事が音楽の道に入るきっかけだったんです。ただ、僕がギターをやめたきっかけは・・・毎日めちゃくちゃ頑張ってFコードを練習した結果、鳴らせるようにはなったんです。でも、Fを鳴らせた事で燃え尽きてしまったんですよ(苦笑)。


D13:その気持ちもわかる(笑)。


ハロ:あとはD13さんと同じで、人前で歌ったら皆が褒めてくれるから“ボーカルって楽しそうだな!”というところから始まった感じです。D13さんは、もしFが弾けていたらギタリストになっていらしたかもなんですね。


D13:そうですね。“ギターって、めちゃくちゃカッコいい!”と思って衝撃を受けて音楽の世界に入っているから、もし自分にギターのセンスがあったならおそらく今も弾いていたんじゃないかな。でもね、ギターを弾いていた友達が好きだったのは、当時のヴィジュアル系だったんですよ。


ハロ:え!!!


D13:彼からの影響で私も当時のヴィジュアル系の音楽を聴いていたので、自分の中の根本的な部分のどこかには資質が備わっていたんだなとこちらのシーンに来てからよく感じますね。


ハロ:Leetspeak monstersさんのバンドの世界観やヴィジュアルは、このシーンとかなり相性が良いものですよね。


D13:うん。ラメさんから「音楽性はそのままでいいから、もっと今までと違う演出や衣装を取り入れてみたら、きっとより多くの人達が聴いてくれるようになるよ。」とアドバイスをもらえた事に本当に感謝していますね。

 

 

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◆「ONとOFF」と「作詞」と「英語」のお話。

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ハロ:ONとOFFのスイッチはありますか?


D13:ありますね。ステージの幕が開く瞬間、案内人D13になります。


ハロ:僕はメイクをした瞬間にスイッチが入るタイプなんですけど、特にボーカリストにはわりとそういうスイッチがある気がしていて。


D13:そうですね、グッと入り込む瞬間がありますよね。


ハロ:ステージでの記憶はありますか?


D13:Leetspeak monstersになってからは、良い意味で冷静だと思います。以前のシーンに居た時は今のように世界観を作り上げる形のライヴではなくて、お客さんの気持ちをどんどん盛り上げて手を上げさせてフロアの熱量を上げていく事に重きを置いていたので、当時はあまり覚えていない日もありましたね。最近は、楽曲や歌詞に込める想いはきちんと持って歌いつつも、次の曲への流れやMCの事も意識したり、周りのモンスター達のステージング、フロアのお客さん達の表情など、どこか冷静に見ていますね。


ハロ:ライヴを拝見した時、“物凄く落ち着いてステージを展開されているな!”と感じたので納得です。


D13:ありがとうございます。


ハロ:作詞についても伺いたいのですが。


D13:最近は、あまり作詞をしていないんですよ。ここ3作くらいは、ベースのEuskyssがほとんどの歌詞と曲を手掛けています。『Monster’s Party』や『Black owl』の頃は、私も書いていたんですけどね。


ハロ:ラップやちょっと独特なノリがあったり、英詞も入ってくるじゃないですか?あの辺はボーカルじゃないと書けないのでは、と思っていたんですけど。


D13:そうですね、最初は私が書いていました。ただ、さっきも話した通りEuskyssとはずっと一緒に音楽を作ってきたから、私の使う言葉だったり、韻の踏み方だったり、そういうところが共通になっていったというか。私が使ってもおかしくない言葉を選んでくれるんですよね。彼から「作詞家・作曲家というフィールドでの活動も考えている。」という話もあったので、バトンタッチしてもらったんです。彼はボーカリストではないので、最初のうちは「このラップは息継ぎができないんじゃないか?」みたいな事もありましたけど(笑)、今はもうそういう話も要らないくらいパッと歌えるものを書いてきてくれます。フルアルバムなどを作る際にはまた私も歌詞を書く事があると思いますけど、ここ2年くらいはずっとEuskyssに任せていますね。


ハロ:なるほど。あの・・・D13さんって、英語を話せるんですか?


D13:よく言われるんですけど、話せないんですよ(笑)。


ハロ:日本人が日本の楽曲に英語を乗せると、どうしても安っぽく聴こえる事が多い気がして。それを全く感じなかったので、話せるだろうなと思っていました。


D13:そこに関しては、聴いてきた音楽やヒップホップが一番の糧になっていると思います。BEASTIE BOYSやEMINEMの音楽を聴くと歌詞が韻を踏んでいて、フレーズに英語特有の抑揚があるんですね。それを耳で覚えながら歌って練習をしていくうちに、段々と“こういう文章なら、こういう抑揚のフレーズになる。”という事がわかってきた。日本語で書いたものを英語に直したり、逆に英語の響きを日本語に直したり、その行ったり来たりを繰り返していく中で、日本語に落とし込む時にはどうしたらいいのかという方法論が身についていった感じですね。


ハロ:僕はヒップホップはあまり詳しくないのですが、英詞の場合は母音で韻を踏むのでしょうか?


D13:単語で韻を踏んでいる時もあるし、子音で踏む事もあるから面白いんですよ。これはもう感覚の問題だから言葉で説明する事が難しいですが、当時はずっと引き籠って曲を作っていたので、音遊びで日本語と英語を行ったり来たりしながらフレーズを身につけていった感じです。英語での会話はできないので、勉強しようと思います(笑)。

 

 

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◆「好きなもの」と「趣味」のお話。

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ハロ:グレイヴタウンには、どのようなカルチャーがあるのでしょうか?


D13:人間界の音楽やカルチャーは、いつでも入ってくる環境ですね。


ハロ:初歩的な質問をしてみますが、人間界のカルチャーや食べ物で特に好きなものはありますか?(笑)


D13:人間界の歴史が好き。格闘技は観る事も、少しだけどやる事も好き。食べ物は、メロンと焼肉しか勝たん!です(笑)。あとは日本酒。もっとも今は本当に軽く飲む程度ですが、美味しい日本酒をギンギンに冷やして呑みながら、のどぐろをつまんだり(笑)。そして、植物を愛しています。神社に樹齢何千年の樹があったら、その樹に会いに行ったりします。


ハロ:屋久島の屋久杉ってあるじゃないですか?


D13:あぁ!いつか行きたいんですけど、まだ行った事がないんですよ。


ハロ:僕も旅行と歴史が好きで、1人旅をする事が多くて。古戦場が好きなんですよね。


D13:へぇ~、古戦場!


ハロ:西南戦争で有名な、熊本の田原坂というところがあるんですけど。


D13:田原坂ね!行かないほうがいいよ、きっと(苦笑)。


ハロ:地元の方達にも、「あんな所に行く人は居ないぞ!」と言われました(笑)。でも、どうしても行きたかったので実際に足を運んで、一の坂、二の坂、三の坂と見に行って。あとは、函館の五稜郭の近くにある・・・


D13:もしかして、幕末が好きなの?


ハロ:好きです(笑)。


D13:私も幕末は大好き!


ハロ:歴史全般がお好きですか?


D13:元々は、戦国と幕末が大好きだったんです。最近エヌ・エイチ・ケーの大河が大好きなんですが、そこに“鎌倉”というキーワード出てきて、“なんだ?鎌倉、知らないぞ!”と思って。それで、“とりあえず、大仏を見てみよう。”と奈良へ行ったら、とにかく圧倒されてしまった。最近は、鎌倉や平安にも興味を持っています。世界の歴史でいうなら、ほとんどオカルト的な都市伝説を1人で黙々と調べたり。“調べる事”が好きなんですね。人間界では現在進行形で争いが起きてしまっているけれど、そういうものにも表と裏があると思っていて。表の情報はプロパガンダで流れてくるから、自分では裏の情報を調べてみたり。


ハロ:全く一緒です!僕も昔は戦国時代が一番好きだったんですけど、徐々に幕末から明治へと自分で掘り下げていったら、最も時代が大きく変わった瞬間には沢山の陰謀が渦巻いていて、そこから更に現代史も掘り下げていきました。現代史に入ってくると第一次世界大戦もありましたし、日中戦争・日露戦争などが何故始まったのかを調べていくと、現在進行形の戦いの事も“もしかして、あの時もこうだったのかな?”と少し可視化されたりする。歴史を学ぶ事で、人間の心というのは本当に興味深いものだなと改めて感じます。


D13:そうですね。昔の本を読むとわかりますが、結局、人間は同じ事で悩んでいるし、同じ事を繰り返しているし。私としては、人間界の歴史を知る事によって、人間達の心情も知る事ができる。そういう意味で、歴史を調べています。


ハロ:なるほど。実は、僕は屋久島も行っていて。屋久杉を実際に見ると本当に圧倒されるし、この地球にとって自分は小さな細胞のひとつなんだなと実感させられるんです。僕は星と宇宙がとても好きなので、屋久島で見た天の川は一生忘れないですね。


D13:私も絶対に行こう!


ハロ:ぜひ!雨が少ない時期がオススメです。

 

 

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◆「使命観(感)」と「4月16日」のお話。

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ハロ:今回の対談では5人のボーカリストに“主観による価値観”を聞かせて頂いているんですが、D13さんには“使命観(感)”について伺いたいと思います。僕自身もヴィジュアルシーンでそれなりに長く活動を続けてきて、シーンはこの先も何十年と続くだろうと思っているんですが、その中で今自分達が音楽をやっている理由や自分が存在する理由についてよく考えるんですね。D13さんは、ヴィジュアルシーンにおけるLeetspeak monstersの使命を考える事はありますか?


D13:ヴィジュアル系で活動する事に対する使命は、あまり考えた事は無いです。これはメンバー全員が同じ意見かはわからないですし、私の考えで話しますが、Leetspeak monstersの世界観であったり、私が墓場の街グレイヴタウンに住む 骸骨であったりするのは・・・人間って、いつかは必ず死ぬじゃないですか?だけど、それをわかっているようでわかっていない人達ばかりなのではないかと感じていて。「いつか死ぬなら、今何をするのか?」とか、「いつか死ぬなら、今を楽しんだほうが良くないか?」とか、そういう事をずっと思っているんです。RAGE AGAINST THE MACHINEというバンドが居まして、彼らは戦争や人種差別といった内容のラップを歌っているんですね。私は彼らに凄く憧れて、マイクを武器にしたら戦えるんだと思ったし、自分自身も「いつか死んでしまうのに、あなた達は何をしているんだ?」と突き付けるような攻撃的なライヴや曲を届けたいと思っていた時期もありました。でも、段々とそのスタイルは自分には合わないなと感じてきて、「いつか死ぬとわかっているのに、せっかく今この場所に来ているなら、それを楽しまなくちゃ生きている意味が無いんじゃない?」と少しニュアンスが変わっていって、今は「せっかくだから、人生を楽しもうよ!」というところに行き着いた感じがします。


ハロ:本当に、この世の中で誰に対しても唯一断言できる事が“人はいつか死ぬ、自分はいつか朽ちる。”という事だと思うんですよ。でも、D13さんが仰った通り、人間はそれを漠然としか捉えていない。もしかしたら、その“いつか”は明日かもしれないのに、物凄く遠くのものとして捉えている。同時に、命以外の物事の死も身近に沢山あると思うんですよね。今ある生活だっていつどんな変化を迎えるかわからないし、その変化だって言葉を換えればひとつの死だと思うし。自分自身の肉体の死ですら遠くに漠然と見据えている状態で、もっともっと近くにある様々な物事の終わりにすらも目を向けられていないような気がしているんです。このコロナ禍の中で、自分自身が何を為したいのか、何を為すべきなのか、更に深く考えるようになりましたね。これまでは僕らが音楽を作ってライヴをすればファンの人達が「観に行きたい。」とか「聴きたい。」と思ってくれるありがたい状況があったけれど、コロナ禍によってライヴができなくなってしまったり、自分達の活動がファンの人達を危険に晒す事になるのかなと悩んだりもして。2年以上経った今は、制限のある中でも対策をしながらやっていけると思えるようになりましたが、当時は本当に悩んだしかなり鬱屈した時間を過ごしていました。コロナ禍によって自分の中で変化した部分などありましたか?


D13:心境や心情といった面では、そこまでの変化はありませんでした。ただ、これまでミュージシャンがやってきた“チケットを売って、ライヴをして、CDを売って・・・”というような音楽活動は、きっとこれから・・・今、少しずつ戻ってきてはいますが、おそらく3年5年といったスパンで全く別のものに形を変えたりするんじゃないかと思って。これから先の未来、ミュージシャンのライヴの在り方はどう変化していくだろうと探ったり、新しいところにアンテナを張ったりするようにはなりましたね。YouTubeというツールは昔からあるけれど、例えば無観客の配信ライヴでお客様がその場に居ない時にどういう見せ方をするのか、音楽だけでなく世界観を楽しんでもらう為の方法を模索したり。配信を入り口として僕らの音楽やライブまで辿り着いてもらう為には、どういう入り口を作れば皆がワクワクして楽しめるだろう?とか、そういう新しい事は常に考えています。ヴィジュアルシーンに来る時もそうでしたし、私は“次に面白いもの”を考える事が好きなんです。深く悩んで落ち込んでしまうくらいなら、できるだけポジティヴにハッピーに居たい。自分自身も、さっき言った「いつか死んでしまうなら、今を楽しんだほうが良いんじゃない?」という楽観的プラス思考に変換している気がします。


ハロ:僕もコロナ禍の中で配信ライヴを何本か経験させて頂いたんですが、僕の場合は“無観客配信ライヴというものが苦手だな。自分の中でのライヴの楽しみはこれじゃないな。”と気付いてしまったんですね。ファンの方達は「楽しかったです。」「家でライヴが観られて嬉しかったです。」と言って下さったけれど、“本当はライヴハウスに来たいのに、そういう言葉をひねり出してくれたんだろうな。”とか考えてしまって。でも、自分が一番好きでやりたいと思っているのは、目の前にオーディエンスが居る中で歌を歌う事なんだと改めて気付けた事は大きかったです。今もまだ感染者数は安心できる状態ではないとはいえ、自分達が気を付けて可能な限りの安全な環境を提供しながら活動を続けていく事がこのシーンを守っていく事に繋がるのであれば、そうしていこうと。実際に、昨年ワンマンツアーで全国各地を細かくまわったんですが、色々なライヴハウスのスタッフの方から「ヴィジュアル系はファンの方も演者の方も、コロナ禍のライヴやエンターテイメントに対しての考え方が凄くしっかりしていて協力的だ。」と言って頂けて。僕らだけではなくシーン全体で皆が気を付けていたからこそ頂けた言葉だし、それが凄く誇らしかったし。こんな時代ではありますが、僕は本当にヴィジュアル系が好きでこの業界に入ったから、1990年代や2000年代の頃のヴィジュアル系の盛り上がりをもう一度取り戻したいという気持ちを持ち続けているんです。今回の2MANも、そのきっかけのひとつになったら良いなと思っています。そして、僕は本当にLeetspeak monstersさんが大好きなので、ぜひ仲良くしてください(笑)。


D13:ありがとうございます!私はあまり心情や想いを音楽以外では伝えないタイプなので、意外と真面目に話をしてしまった事に少し悩んでいますが、たまには良いかな(笑)。また4月16日にお会いして色々と話す事が楽しみになりました。(※この対談はリモートで行われました。)


ハロ:僕もです!サクラ大戦、よろしくお願い致します!

 

 

 

取材・文:富岡 美都(Squeeze Spirits/One’s COSMOS)

 

 

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初めまして限定2マン企画
「サクラ大戦-REVENGE-」
  開 催 !

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「第壱夜」
4月2日(土) vs heidi. ★終了★
チケット発売:2月19日〜(e+ A1〜)
https://eplus.jp/sf/detail/3565040001-P0030001

 

 

「第弐夜」
4月9日(土) vs GRIMOIRE ★終了★
チケット発売:2月20日〜(e+ A1〜)
https://eplus.jp/sf/detail/3565050001-P0030001

 

 

★次回★

「第参夜」
4月16日(土) vs Leetspeak monsters
チケット発売:3月5日〜(e+ A1〜)
https://eplus.jp/sf/detail/3565060001-P0030001

 

 

「第肆夜」
4月22日(金) vs ヤミテラ
チケット発売:3月6日〜(e+ A1〜)
https://eplus.jp/sf/detail/3565070001-P0030001

「第伍夜」
5月1日(日) vs Ashmaze.
チケット発売:3月12日〜(e+ A1〜)
https://eplus.jp/sf/detail/3565090001-P0030001

 

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★ベル OFFICIAL SITE★

http://belle-web.info/

★Leetspeak monsters. OFFICIAL SITE★

https://leetspeak-monsters.com/