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2020年09月23日 (水)

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【ライヴレポート】<ハイダンシークドロシー 1st PREMIUM ONEMAN LIVE「ハイド」アンド「シーク」 >9月20日(日)赤羽ReNY alpha◆「たくさんの人との繋がりと、支えられてここに立てている感謝の気持ちを再確認できました。」

NEWS - 12:33:27

 920日に1stアルバム「ヒトリランド」を発売。リリース記念も兼ね、ハイダンシークドロシーが同日よりライブ活動もスタートした。赤羽ReNY alphaを舞台に、ハイダンシークドロシーは有観客ライブ「ハイド」と有観客&配信ライブ「シーク」を開催。彼らの始まりの舞台劇を瞼へ焼き付けようと、大勢の人たちが配信を通してライブを観ていた。ここでは、「シーク」公演の模様をお伝えしたい。

 

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 壮大な物語を語り始めるように幻想的な交響曲が流れだす。その音に導かれ、メンバーらが次々と舞台へ姿を現した。少し歪んだ調べが、この空間に訪れた人たちを不思議な世界へ招き入れる。そして。情次2号の爪弾くギターの音色を合図に、白いスポットライトに照らされた谷琢磨が、その場にいる人たちや画面の先で待ちわびていた人たちに向け、「おしえてあげる どうすればいいか~ ねぇ こっちであそびましょう」と妖しく誘うように歌いだした。物語(ライブ)は、ハイダンシークドロシーの始まりを告げた「メーズ」から幕を開けた。谷琢磨のハイトーンヴォイスに導かれ、心と身体を揺らすシャッフルビートが流れだす。少しずつ体温を上げながら、演奏はどんどん生命力を蓄えてゆく。「ねぇ こっちであそびましょう」と闇(病み)の中へ潜む遊園地へ手招かれ、気持ちが強く脈動。谷琢磨のオペラヴォイスが炸裂するのを合図に、激しく揺れだしたビートと感情がシンクロし、気分が一気に弾みだす。なんて麗しくも幻惑した音楽だ。ハイダンシークドロシーに導かれ、何時しか心は不思議な世界へ落ちていた。

 

 

  楽曲は、さらに熱を上げながら「バラバラモノガタリ」へ。彼らと一緒にスキップしながら園内の楽しい乗り物を次々と巡るように、はしゃぐ気持ちが心の中へどんどん広がってゆく。メンバーたちも軽快にステップを踏み、演奏。谷琢磨は、情次2号やジンへ寄り添いながら軽やかに歌声を弾ませていた。無邪気な童心へと戻り、笑顔ではしゃぎたくなる演奏だ。

 

 

  唸りをあげた激しい演奏へ触発されるように、谷琢磨が目の前やカメラの先にいる人たちを煽りだす。彼の煽りに触発され、フロアからも無数の拳が突き上がる。熱を抱えながら「トランプゲーム」が走り出した。とても挑発的な演奏だ。谷琢磨は凛々しく高貴な仕種や歌声を見せながら、昂る気持ちのまま熱情した歌声で煽り続ける。楽曲を重ねるごとに熱を増すステージ。冒頭から激しい楽曲やステージングの連打に気持ちがずっと昂り続けていた。

 

 

  「当たり前だったことが今はできなくなってしまって。でも、久しぶりのステージでたくさんの人との繋がりを、支えられてここに立てている感謝の気持ちを再確認できました。」(谷琢磨)

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  次の物語で届けたのが、哀切な表情を抱いた「ブランコ」。二灯のランタンの僅かな灯火だけが見える暗闇の中、谷琢磨が情次2号の爪弾くギターの音色に合わせ、想いを零すように歌いだす。2人へ音を寄り添えるジンと靖乃。ランタンを手に、谷琢磨は痛みや悲しみを綴った物語を切々と語りだす。サビでは、泣き濡れる想いをぶつけるように歌う場面も。心を涙色に染めてゆく楽曲だ。情次2号のギターソロに気持ちがキュッと締め付けられる。想いを募らせるように歌う谷琢磨の歌声が、心を痛く縛って離さない。

 

 

  切なさを抱きながらも、そこへ熱を加えるように演奏は「ウタカタワルツ」へ。闇に潜む楽園へ導くように優しく弾む三拍子のリズム。頬を涙色に染めながら、愛しき人への想いを馳せるように歌う谷琢磨。その姿は、歪んだ音を響かせる哀愁ワルツ曲へ心を寄り添え、愛しい人を想いながら一人円舞曲を踊るようにも見えていた。

 

 

  物語は表情を一変。何も恐れるものも、悲しみを背負うこともなかった幼少の自分を取り戻すように、ハイダンシークドロシーは身体中へ光を集めるように「ヒナギク」を届けてくれた。次第に輝きを帯びる演奏。楽曲が一気に走り出すと同時に、解放感が身体中へ広がりだす。メンバーらも、無邪気で無敵だった少年時代の自分に立ち返り、笑顔で演奏を楽しんでいた。曲か進むごと、歓喜した想いが胸の内側から止めどなく沸き上がる。この感覚がたまらない。楽しすぎて心が破裂しそうだ!!

 

 

  靖乃のドラムに合わせ、ジンがベースの音を寄り添える。そこへ情次2号がブルーズなギター演奏を重ねだす。3人によるブルーズ&ロックンロールなセッションプレイがスタート。3人の演奏へ導かれ、谷琢磨がスキャットしながら歌声を重ねだす。4人の熱い演奏を受け、ライブは中盤へ。

 

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  次なる物語は、ふわり、とろける気持ちを味わえる「ストロベリーバブル」だ。熱いジャジーな演奏の上で、谷琢磨は歌声を通して甘い香りをフロア中へ匂わせてゆく。お立ち台に座り、甘い誘惑を投げ掛ける谷琢磨。その素敵なおもてなしに、心もうっとりとろけそうだ。

 

 

続いて演奏は「モルフォ」へ。果てない荒野が眼前に広がる、とても雄大な楽曲だ。沸き立つ想いを次々と言葉に乗せ歌う谷琢磨。ダーメルヘンや開放的で軽やかな楽曲の多いハイダンシークドロシーだが、「モルフォ」のようなすさんだ風景や心象を映し出すブルースロックな姿も、もう一つの魅力。嘆くように、でも朗々と歌う谷琢磨の姿も印象深く見えていた。

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  楽曲は、アルバム未収録の「オモイデオルゴール」へ。いなたい、しゃがれたロックナンバーに哀愁や影を背負った浪漫を覚えるのも、谷琢磨の甘さと優しさを抱いた魅力的な声色のせい?!。ハイダンシークドロシーの中にあるブルースロックな世界を、このブロックでは、巧みに表情を塗り替えながら届けてくれた。

 

 

  「お前ら、いけんのかー!!」と、お立ち台に足を乗せ、谷琢磨が慣れないながらも煽りだした。後半の物語は、「ページェント」から。靖乃のドラムが騒ぐのに合わせ、ジンと情次2号が演奏を重ねると、楽曲は跳ねるように走り出した。オペラヴォイスを巧みに駆使し、抑揚するままに歌う谷琢磨。跳ねた演奏が気持ちを熱く沸き立てる。熱情してゆく歌声や演奏が、心の痛みを増幅していく。ランタンを手に、谷琢磨は昂る気持ちを吐きだすように歌う。終盤には、谷琢磨の悲哀を募らせる気持ちとシンクロするように演奏もどんどん熱狂の速度を上げていった。

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  勢いを加速させながら、ホラーハウスへ招き入れるように、道化師(ペニーワイズ?)と化した谷琢磨が、ランタンを手に「ヒトリランド」を熱唱。ハイダンシークドロシーが触れた人たちに示したのは、心を恐怖へ誘う魔境の世界。激しいダークホラー曲が触れた人たちの背筋を凍らせながら、でも怖いもの見たさの好奇心を掻き立ててゆく。まるでホラーハウス内をジェットコースターで駆け抜けてくような刺激的な楽しさだ。

 

 

  表情は一変。恐怖の館から抜けだした人たちの気持ちを青空広がる開放的な世界へ導くように、ハイダンシークドロシーは「アオゾラ☆カーテンコール」を演奏。谷琢磨の大きく振る手に合わせ、フロア中の人たちも大きく手を振っていた。演奏が進むごと心が解き放たれ、いつしか彼らと一緒に大空を飛び立つ気持ちを味わっていた。触れた人たちとの関係性を、彼らはピーター・パンとウェンディに変えてゆく。ともに心の翼を広げ、4人と一緒に無邪気な童心のまま青空をランデブーしていたい。眩しく輝くこのひととき、最高に気持ちをドキドキさせてくれるじゃない。このまま一緒に夢の世界の中、笑顔を交わしながら戯れていたい。

 

 

  それまでの物語を、すべて心の箱へ仕舞うように、ハイダンシークドロシーは最後に「アヴェ・マリア」を届けてくれた。重厚な演奏の上で、オペラヴォイスを響かせ、祈るように歌う谷琢磨。彼の歌声や3人の演奏が、ここまで描いてきた物語を綴じる背表紙となり、一人一人の心の中へ想いや想い出を綴じ込めていった。愛しい人への届かぬ想いを慕うように歌う谷琢磨の歌声と、彼の祈りに哀切なドラマを塗り重ねてゆく3人。その神々しくも優しい調べに心を寄り添え、共に祈りを捧げたい気持ちだった。

 

 

  ここで、配信ライブは終了。最後に、会場へ訪れた人たちにだけのスペシャルなプレゼントとして披露したのが、4人が初めてセッションイベントで共演したときに演奏したカバー曲の「愛の賛歌」。情熱的なシャンソンナンバーを、心地好く駆けるスウィングロックへアレンジ。この楽曲に触れたことで、アルバム「ヒトリランド」へ詰め込んだ曲が、どういう発展形を持って生まれたのかが見えてきたのも嬉しい発見だった。

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 今後のハイダンシークドロシーだが、1027日に「ハウィン」イベント「@-streaming-Halloween LIVE」を開催。2マンシリーズを5本行うことが決定した。すべて配信ライブのようにそれぞれのヒトリランドで彼らと繋がり、その場をドロシーランドに変えながら、無邪気に戯れる時間と空間を楽しんでもらいたい。

 

 

TEXT:長澤智典

 

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「ページェント」MV

https://youtu.be/uWOmVemaFiU

「メーズ」MV

https://www.youtube.com/watch?v=xA6Z8BDHdSw

「ヒトリランド」全曲試聴

http://youtu.be/jXmSvDICL34

詳しくはこちら

http://hsd.tokyo/discography/

 

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★インフォメーション★

 

10/27()@-streaming-Halloween LIVE

OPEN/START 18:45/19:00

出演:Dacco,ハイダンシークドロシー,乙女おじさん

配信元:ツイキャス

配信アカウント:CLUBPHASE(https://twitcasting.tv/clubphase)

チケット代:\3,000(キャスマーケット)発売中!

問合せ:高田馬場CLUBHASE(03-5911-2777)

 

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ハイダンシークドロシー5ヶ月連続主催配信2マンイベント

10/12()「一」with ADAPTER

11/11()「一一」with 天照

12/22()「一一一」 with THE BEETHOVEN

01/13()「一一一一」 近日公開!

02/14()「正」 近日公開!

 

OP/ST 18:45/19:00

チケット代\3,500

https://twitcasting.tv/ml_hamashobo/shopcart/27040

 

OFFICIAL FAN CLUB「ドロシーランド」入会者募集中!(9月は無料)

https://camp-fire.jp/projects/view/312512

 

各サブスクにて配信リリース中!

CD購入はこちら

https://at-works-project.stores.jp

 

ハイダンシークドロシー Web

https://hsd.tokyo/

ハイダンシークドロシー twitter

https://twitter.com/HSDorothy2020

ハイダンシーク ツイキャス

https://twitcasting.tv/hsdorothy2020/

ハイダンシークドロシー Instagram

https://www.instagram.com/hide_and_seek_dorothy/?hl=ja

         

 

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セットリスト―

 

 

「メーズ」

「バラバラモノガタリ」

「トランプゲーム」

「ブランコ」

「ウタカタワルツ」

「ヒナギク」

「インストセッション」

「ストロベリーバブル」

「モルフォ」

「オモイデオルゴール」

「ページェント」

「ヒトリランド」

「アオゾラ☆カーテンコール」

「アヴェ・マリア」

-ENCORE-

「愛の賛歌」








2020年09月22日 (火)

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【BugLug】“反コロナ” を掲げたアルバムリリースと有観客ライブ開催を発表

NEWS - 19:00:05

始動10周年を迎えた今年の8月に新ドラマー“悠介”が加入し、新体制となっての初ライブを去る921日に『BugLug ONLINE LIVE 2020 9/21 Epoch Making,Decision Making』と題して生配信したBugLug

その配信内で、アルバムリリースと有観客ワンマンライブ開催という2つのニュースが発表された。

 

1124日にリリースされるアルバムタイトルは『Rock Band Is Not Dead』、そしてタイトルとは別に「Fuck The CORONA collection」という冠がつけられている。

世界的に大きな被害を与えている新型コロナウイルス。

もちろんロックバンドも活動にも大きな打撃を与えているが、タイトルや冠からも「この苦境に抗っていく!」という彼らのメッセージが受け取れる。

 

収録内容は、彼らがこれまでに発表した作品の中から、『V.S』『KILLER×KILLER×KILLER』『THE DEAD MANS WALKING』など「逆境に立ち向かっていく」メッセージが色濃く打ち出された作品を集めたコンセプト・ベスト・アルバムとも言える内容。さらには、このコロナ禍の中で制作し、現在ダウンロード配信のみで発表されている『絆・創・幸』『人間へと帰りたい』も初CD収録。

 

そして注目すべきは新たに書き下ろされる新曲が収録される点。この新曲が新体制での正式な初音源となるのでファンならずとも最注目楽曲であるのは間違いない。

 

このアルバムは既存曲と新体制BugLugの楽曲を両方楽しめると同時に、彼らの強いメッセージが新旧体制問わず、一切ブレずに貫かれている事を感じる事が出来る作品と言えるだろう。期待してリリースを待とう。

 

そしてもう1つのニュースである有観客ワンマンライブの開催。

アルバムタイトルと同じく『Rock Band Is Not Dead』と題されており、アルバムに冠された「Fuck The CORONA」のスピリッツが盛り込まれたライブになることが予想される。

BugLugにとって約8カ月ぶりとなる有観客ライブであると同時に、新体制での初生ライブとなる。

 

開催日はアルバム発売日と同日の1124日(火)、会場はSHIBUYA PLEASURE PLEASURE。公演詳細、チケット発売などは後日発表とされているので、オフィシャルサイトやSNSのこまめなチェックが必要だ。

 

これら重大発表が行われたBugLugの新体制初ライブ『BugLug ONLINE LIVE 2020 9/21 Epoch Making,Decision Making』は924日までアーカイブが配信されている、今からもチケット購入も可能だ。

 

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RELEASE INFO.

NEW ALBUM

Fuck the CORONA collection

Rock Band Is Not Dead

2020.11.24RELEASE

 

▼初回盤(CDDVD) RSCD-337/338 4,800(税込)

▼通常盤(CD) RSCD-339 3,000(税込)

 

<収録内容>

・新曲

V.S

SHISHIMAI

THE DEAD MANS WALKING

KILLER×KILLER×KILLER

MOSHPITLIFE

TIME MACHINE

Cameraman

・絆・創・幸

・人間へと帰りたい

 

 

LIVE INFO.

ONEMAN LIVE

Rock Band Is Not Dead

2020.11.24(火)

SHIBUYA PLEASURE PLEASURE

詳細後日発表

 

▼配信LIVE

BugLug ONLINE LIVE 2020 9/21 Epoch Making,Decision Making

 

《アーカイブ視聴期間》

924()23:59

 

《配信チケット料金》

¥2,500(税込)

※別途ZAIKO利用手数料・決済手数料(お支払方法による)がかかります。

https://resistarrecords.zaiko.io/_item/329071

 

 

 

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【ダウンロード配信】

iTunes Store

『絆・創・幸』

https://itunes.apple.com/jp/album/ban-sou-kou-single/1519931836?app=itunes

 

『人間へと帰りたい』

https://itunes.apple.com/jp/album/ningen-e-to-kaeritai-single/1519933219?app=itunes

 

■『絆・創・幸』『人と間へと帰りたい』Lyric Video公開中

https://youtu.be/hs8SQa7Ahz0

 

 

 

BugLug OFFICIAL SITE

http://buglug.jp/

 

BugLug OFFICIAL YouTube

https://www.youtube.com/channel/UCPdTM0o3JenJOoOUJOesIQA?view_as=subscriber

 

BugLug SNS

 

Twitter

●オフィシャル

https://twitter.com/RR_BugLug

 

●優 -Guitar

https://twitter.com/you_stg

 

●燕 -Bass

https://twitter.com/bame_ba

 

●悠介 -Drums

https://twitter.com/yusuke_bg

 

Instagram

●オフィシャル

https://instagram.com/buglug_staff

 

●一聖 -Vocal

https://instagram.com/buglug_issei

 

●優 -Guitar

https://instagram.com/buglug_you

 

●燕 -Bass

https://instagram.com/buglug_bame

 

LINE

●オフィシャル

https://line.me/ti/p/%40buglug


2020年09月22日 (火)

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【ライヴレポート】<MUCC 無観客有料配信ライヴ“〜Fight against COVID-19 #3〜『惡-THE BROKEN RESUSCITATION-』”>◆9月20日(日)竹芝ポートホール

REPORT - 11:36:13

MUCCが9月20日(日)、5G時代に向け開発された商業施設「東京ポートシティ竹芝」内の多目的ホール「竹芝ポートホール」のこけら落とし公演として、無観客有料配信ライヴ“〜Fight against COVID-19 #3〜『惡-THE BROKEN RESUSCITATION-』”を行った。

MUCC_DSC_3476_撮影_渡邊玲奈(田中聖太郎写真事務所)
#3とあるが、MUCCが配信ライヴをやるのはこれが2回目だ。
#1は配信ライヴという形ではなく、メンバー各々が各自で撮影、録音をした動画を編集・配信したもので、ステイホーム期間中の5月4日に公開された。
これは、まだヤマハがタイムラグがほぼないリモートセッションを可能にしたシンクルームを発表する前に行われた、実験的かつ挑戦的なものだった。
#2は、本来ならアルバム『惡』の披露ライヴ「蘇生」が行われるはずだった6月21日に実施された、MUCC初の無観客有料配信ライヴ。
こちらは、まだ多くがライヴをそのまま配信していただけの模索期に、オンラインに特化した音響や演出を取り入れ行われた画期的なものだった。
具体的には、たとえばレコーディング用のコンデンサーマイクを使用したり、弦楽器はアンプを使わず出力をラインのみにしたり(つまり現場ではドラムの生音とボーカルしか聞こえない)。
ステージ上のみではなくフロアも活用したり、Zoomを使ってファンを画面上に登場させたり。
そんなふうにMUCCはこれまで、一歩先を行く試みに挑んできた。

 


それからVR、AR、MRなどもどんどん進化し、まるでMVを見ているような演出が施されてきたり、音響的にも3Dシステムが開発されたりと、急激に配信ライヴが発展しているなか、MUCCは今回どんなものを見せてくれるのか――。
結論からいうと、前回の#2をさらに発展させ、そしてそれをモノにした、新しい時代の音楽様式を提示したものだったと、決して大袈裟ではなく思う。



ライヴは、コロナ禍真っ只中の6月にリリースされたアルバム『惡』のオープニングを飾る「惡-JUSTICE-」からスタート。
暗いステージに、ドラムセットこそアクリル板で仕切られているが、3人はディスタンスを保ちながら仕切りなしでいつもの位置に立ちプレイし、サポート(いや、今も第5のメンバーと言っていいはず)の吉田トオルは、サブステージでなんとカワイのクリスタルピアノ(!)を弾いている。
そして、各楽器のディテールまで聴こえてくる分離の良い音と、リアルタイムのスイッチングで頻繁に切り替わる様々な角度からの臨場感あふれる映像に驚く。
それがライヴ中ずっと続き、見る者を飽きさせないのだ。

 吉田トオル_IMG_2,918



ヘヴィな「CRACK」では逹瑯の股下をドローンカメラが通過したり、生ピアノとディストーションギターのコントラストが印象的な「海月」ではミヤと吉田の分割映像が流れたりと、攻めたアングルや画面で迫ってくるし、ダブナンバー「アイリス」ではエフェクターを駆使したエゲツないサウンドが耳に飛び込んでくるし、楽器陣がサブステージに移動し逹瑯のみがメインステージに残り歌った「TIMER」ではエレポップ的なサウンドが高解像度で心地よく響く。

 逹瑯_CCC_5028_撮影_渡邊玲奈(田中聖太郎写真事務所)


「MUCCの皆さん、楽しんでますか? メンバーも楽しんでいれば見てる人も楽しんでくれると思うので、楽しんでいこうね」と逹瑯もサブステージに移動しMCをした後、逹瑯は骸骨マイク、YUKKEはアップライトベースを手にし、「Friday the 13th」「カナリア」とロックンロール曲を続ける。
このサブステージでは、ピアノをセンターに、4人がそれをぐるりと囲むようなポジショニングになっていたり、背景に「死」「罅」「壊」「虫」「海」「神」「終」「空」「偽」「愛」「夢」「依」「病」「光」「独」「生」といったアルバム『惡』の収録曲に割り当てられた漢字1文字が光って配置されているのも技ありだ。

 



ミヤがフェンダーのエレキとアコギのハイブリッドギター「アコースタソニック」に持ち替え、ジャズの4ビートで始まったのは「月の夜」。全員が椅子に座ってプレイするというナイトクラブ的なムードのまま、フォークとジャズプログレとオルタナをミックスしたようなレア曲「月の砂丘」では逹瑯が熱唱し、ジャジーかつドラマチックに大胆アレンジされた「流星」へと続く。
その後、メンバーはメインステージに戻り、「いつかこの霧は晴れるから」と歌う「アルファ」へ。
このセクションでは、歌詞とリンクするように月、流星、星空の画像や映像がミックスされ、曲の幻想感をさらに引き立てる。

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ライヴは後半戦に突入し、「一緒に盛り上げてくれるゲストボーカルを紹介しようと思います」と、アルバム『惡』収録の「目眩feat.葉月」を再現すべく、lynch.の葉月がステージにフルメイクで登場。
ゲストとはいえ爪痕を残そうとグイグイ前に出る葉月、それを楽しげに迎え撃つ逹瑯。
葉月の超低音域のガテラルまでクリアに聞こえ、2人の声の分離もいい。

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ひと暴れした葉月が去った後は、「World’s End」で「この船はどんなに激しい嵐が来たとしても 絶対に沈む事はありません」と希望を歌ったかと思えば、「世界は終わっちまったのか? 終わってねーよな! 行こう、My WORLD!」と始まった「My WORLD」では、ステージ後方の8Kの400インチワイドスクリーンにZoomで参加した大勢のファンたちの姿が映るという感動的な演出も。

 


本編ラストでは「やっぱりみんないると楽しいな。葉月も呼んじゃおうか。いる? まだメイク落としてない?」と、葉月を急きょ呼び込み、MUCCの暴れ定番曲「蘭鋳」を披露し、葉月に「犬○生!」とシャウトさせるという一幕も。
そして恒例のブレイクゾーンでは、再び登場したZoom越しのファンに向かって「全員で座ろうか。パソコンの前で座れ、スマホの前で座れ、テレビの前で座れ、日本中座れ、世界中で座れ」と呼びかけ、「3、2、1」の掛け声と共に世界中のファンに向けてジャンプを促すという、配信ライヴならではの展開も見せる。

 ミヤ_DSC_4093_撮影_渡邊玲奈(田中聖太郎写真事務所)

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声ではなく文字によるアンコールに応え、メンバーが再びステージに登場すると、「今日楽しかったね。ライヴが普通にできるような世の中になったとしてもこれはこれでやりたい」と、このライヴの手応えを口にする。

 


アンコールでは、「明日世界は笑顔で輝くでしょうか」と牧歌的に歌った「ハイデ」と、オルガンをフィーチュアしたハードロック曲「TONIGHT」を披露。

「TONIGHT」の終盤では、背後のスクリーンに朝焼けが映る。
朝空ではない、朝焼けだ。明けない夜はない、止まない雨はないとはよく言うが、明けない暗闇もないはず。
まだまだ明るい空までは見えないかもしれないが、朝焼けの見える明日を信じて前を向こう。
これは、そんなメッセージだったのだろうか。

 


このライヴはシリーズということもあってか「against COVID-19」の言葉をタイトルに使っているが、初回が行われた5月の頃とは状況も変わり、今はコロナとの共生へと世の中の意識が向かい、「with」という言葉が使われることが多くなった。
しかしMUCCはもうとっくにその先を行っているのではないかと思う。
彼らの今のマインド的にはきっと「beyond」という言葉のほうが近いだろう。
コロナを超えて――。コロナ禍のなか、それに抵抗するわけでも共生するわけでもなく、次のフェーズに進む道を彼らは選んだ。
音響的にも、映像的にも、演出的にも、コロナ禍が必ずいつか収束した後にも繋がる新しいライヴの在り方を、スタッフと共にチーム一丸となって作り上げた。
暗いステージから始まり、月や流星や星空が見え、最後は朝焼けを見せてくれたストーリー性の高いライヴ。
言ってみれば、このライヴこそが朝焼けだったのかもしれない。

 

 

 

文◎吉田幸司(『ROCK AND READ』編集長)

写真◎Susie、渡邊玲奈(田中聖太郎写真事務所)

 

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〜Fight against COVID-19 #3〜『惡-THE BROKEN RESUSCITATION-』
2020年9月20日(日)SETLIST



1 惡-JUSTICE-
2 CRACK
3 海月
4 アイリス
5 TIMER
6 Friday the 13th
7 カナリア
8 月の夜
9 月の砂丘
10 流星
11 アルファ
12 目眩feat.葉月(lynch.)
13 World’s End
14 My WORLD
15 蘭鋳 w/葉月(lynch.)

En1 ハイデ
En2 TONIGHT


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<MUCC INFORMATION>



≪ライヴ≫


■無観客有料配信ライヴ「~Fight against COVID-19 #3~ 『惡-THE BROKEN RESUSCITATION』」
※アーカイブ放送は、2020年9月27日(日)23:59までとなります。
※葉月(lynch.)/ 吉田トオル ゲスト出演。
チケット詳細はコチラ https://55-69.com/news/330208
  
【配信サイト】
<イープラス Streaming+>  
通常チケット:https://eplus.jp/mucc20200920/st/  
特典付き視聴チケット:https://eplus.jp/mucc20200920-bf/st/  
受付期間 2020年9月27日(日)21:00まで



※特典付き視聴チケットは、受付期間が異なります。ご注意ください。
[クレジットカード決済の場合]2020年9月17日(木)23:59迄
[コンビニ決済の場合]2020年9月16日(水)23:59迄



<ニコニコ生放送> https://live2.nicovideo.jp/watch/lv327858656
受付期間 9月27日(日)23:59まで 
※MAVERICK DC GROUPニコニコチャンネル有料登録会員、
 および新規有料チャンネル入会者は視聴チケットを¥3,500(税込)で購入可能

<PIA LIVE STREAM> https://w.pia.jp/t/mucc20200920-pls/ 
受付期間 9月27日(日)21:00まで

<ローチケ LIVE STREAMING> https://l-tike.com/mucc20200920/ 
受付期間 9月23日(水)19:00まで

<LINE LIVE-VIEWING> https://viewing.live.line.me/live/246 
受付期間 9月27日(日)21:00まで
 
<neo bridge> https://ticket.tickebo.jp/mucc20200920/ 
受付期間 9月27日(日)21:00まで
 


【チケット料金】 通常チケット ¥4,500(税込)
 特典付き逹瑯チケット ¥6,900(税込)
 特典付きミヤチケット ¥6,900(税込)
 特典付きYUKKEチケット ¥6,900(税込)
 特典付きSATOちチケット¥6,900(税込)

【特典詳細】
メンバー全員分の専用固定カメラの映像を9月21日(月)19時からメンバー別に個別配信。
配信ライヴを通してメンバー個別の表情やカメラの前での動きをじっくり楽しむことができます。
 ※特典付きチケットは、イープラス Streaming+での視聴となります

 

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■2020年12月27日(日)日本武道館公演、開催
※詳細は後日発表致します。
※本公演決定に伴い、2020年6月21日(日)ぴあアリーナMMにて開催を予定しておりました
「蘇生」公演は中止となり、チケットは全て払い戻しとなります。
※払い戻しに関する詳細は後日お知らせさせて頂きます。

 

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≪Release≫


■LIVE Blu-ray&DVD「~Fight against COVID-19 #2~『惡-THE BROKEN RESUSCITATION』」
【発売日】2020年10月7日(水)
トレーラー映像 

 

【収録曲】(全形態共通: BONUS TRACK除く)
1.惡-JUSTICE-
2.CRACK
3.サイコ
4.海月
5.ヴァンパイア
6.taboo
7.積想
8.SANDMAN
9.スーパーヒーロー
10.自己嫌惡
11.アルファ
12.ニルヴァーナ
13.My WORLD
14.生と死と君
15.蘭鋳
————-
BONUS TRACK(FC会員限定生産盤・初回盤のみ)
16.家路
17.ファズ
…………………………………………
【4形態】
<FC会員限定生産盤(Blu-ray)>  品番:MSHN-083価格:\13,000+tax(送料込)
※この商品は朱ゥノ吐VIP会員限定、予定数に達した為、受付終了。
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<初回限定盤(Blu-ray)>  品番:MSHN-084 価格:\8,000+tax
・BONUS TRACK「家路」「ファズ」収録
・Quadマルチアングル(「惡-JUSTICE-」「SANDMAN」「蘭鋳」)
・特典映像:メイキング映像収録/Quad マルチアングル
・40P LIVE PHOTO BOOKLET封入
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<通常盤(Blu-ray)> 1枚組 品番: MSHN-085 価格:\6,000+tax
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<通常盤(DVD)> 1枚組 品番:MSHN-086 価格:\5,000+tax

 

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■ニューアルバム『惡』 NOW ON SALE 
<初回生産限定盤>(CD+DVD) MSHN-077?8 ¥3,500+tax 特製スリーブケース仕様
・MUSIC VIDEO「惡 -JUSTICE- 」収録
・レコーディングドキュメント収録
<通常盤>(CD only) MSHN-079¥3,000+tax
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<初回プレス特典>
[初回生産限定盤][通常盤]初回プレス分にアルバム収録曲16曲、
更にアルバム未収録曲となる「taboo (惡 MIX)」「例えば僕が居なかったら (惡 MIX)」の
2曲を加えた全18曲分の ハイレゾ音質 (96kHz/32bit)と
CD音質 (44.1kHz/16bit)の楽曲データ(共にMastered By Miya)がダウンロードできるエムカード封入。
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「惡-JUSTICE-」MUSIC VIDEO

  
全曲試聴トレーラー




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2020年09月20日 (日)

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【Vijuttoke】<メギド×vijuttoke共同主催「-尾張統一聖戦-」>10月16日(金)名古屋ReNY limitedにて開催!ネット限定インタビュー「メギド」編が公開!

EVENT - 18:00:54

名古屋バンドを集め、10月16日にNAGOYA ReNY limitedにて開催されるVijuttokeとメギドの共同主催。

何故このイベントを立ち上げたのか、その真相に迫る「Vijuttokeネット限定インタビュー」が公開された。

全出演バンドからのコメントも寄せられているとのことなので、チェックしよう!

https://www.club-zy.com/contents/362997

 

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<ライヴ>

 

■メギド×Vijuttoke共同主催「-尾張統一聖戦-」

2020年10月16日(金)名古屋ReNY limited

 

出演:メギド / Lucifer’s underground / i.D.A / ALCYON /

Melty Fate / MARIA’N†ROSA / GLIMGARDO

 

[OPEN/START]15:30 / 16:00

[ADV/DOOR] ¥4,000 / ¥4,500 (D代別途要)

 

★チケット:

イープラス

https://eplus.jp/sf/detail/3310520001-P0030001P021001?P1=1221

 

問:名古屋MUSIC FARM 052-772-2314

 

====================

 

★Vijuttoke OFFICIAL SITE★

http://vijuttoke.com/contents/

★Vijuttoke OFFICIAL Twitter★

https://twitter.com/Vijuttoke

★メギド OFFICIAL SITE★

https://megido.jp/

★メギド OFFICIAL Twitter★

https://twitter.com/megido_666

 


2020年09月20日 (日)

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【DARRELL】MEMEとの2MAN公演<DAMEMELL>、振替&追加公演が決定!

LIVE - 18:00:34

個性を貫くDARRELLとMEMEがぶつかり合う強烈な2MAN<DAMEMELL>!

延期となっていた4/84/9の東京・名古屋での振替公演に加え、追加公演の開催も決定!

 

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■DARRELL、MEME 2MANDAMEMELL

1021日(水) 東高円寺二万電圧(※4/8振替公演)

 

[ACT] DARRELL / MEME

 

[OPEN / START]  18:00 / 18:30

[ADV / DAY] ¥3,500 / ¥4,000D別)

 

★チケット: 二万電圧メール予約:920日(日)18:00

4/8DAMEMELL」チケットでご入場いただけます

[問] 二万電圧:03-6304-9970

 

[備考] 入場順:4/8チケットペイ(整理番号順)二万電圧メール予約(整列順)

予約方法や詳細はこちらhttps://darrell.jp/live/1937/

 

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1023日(金) 埼玉 浦和Narciss

 

[ACT] DARRELL / MEME

 

[OPEN / START]  18:00 / 18:30

[ADV / DAY] ¥3,500 / ¥4,000D別)

 

★チケット:Narcissメール予約:920日(日)18:00

[問] Narciss048-824-8771

 

 

[備考] 入場順:Narcissメール予約(整列順)

予約方法や詳細はこちらhttps://darrell.jp/live/1939/

 

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1028日(水) 名古屋GROW(※4/9振替公演)

 

[ACT] DARRELL / MEME

 

[OPEN / START]  18:00 / 18:30

[ADV / DAY] ¥3,500 / ¥4,000D別)

 

★チケット:GROWメール予約:920日(日)18:00

4/9DAMEMELL」チケットでご入場いただけます

[問] GROW052-753-5674

 

[備考] 入場順:4/9イープラス(整理番号順)→GROWメール予約(整列順)

予約方法や詳細はこちらhttps://darrell.jp/live/1941/

 

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●DARRELLBRILLIANT DEATHLyric Video

 

 

★DARRELL OFFICIAL WEBSITE★http://darrell.jp

★DARRELL OFFICIAL TWITTER★https://twitter.com/aiemon_official

Vocal&Guitar:藍★https://mobile.twitter.com/AI_DARRELL

BassJOKER★https://twitter.com/JOOOKER_DARRELL

Drums:真★https://mobile.twitter.com/DARRELL_MAKOTO

 

 

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●MEME【欲情シャングリラ】

 

★MEME OFFICIAL WEBSITE★https://memeoffical.wixsite.com/mysite

★MEME OFFICIAL TWITTER★https://twitter.com/ME_MEofficial


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