【umbrella・将 × メリー・ネロ】10月24日umbrella主催「路地裏サーチライト」味園ユニバース、11月7日メリー主催「ラムフェス2024」恵比寿リキッドルームに向けて東西ドラマー対談実現!
将(umbrella)とネロ(メリー)。
umbrellaは10月24日に「路地裏サーチライト」、メリーは11月7日に「ラムフェス2024」を開催する。
奇しくも両イベントの根底には同様のバックボーンと同様の変遷があった。
ひいては両者のマインドにも通ずる思想がある。
異なるDNAが生む親和性。ジャンル内外への考えや、これからの動向を両バンドのドラマーに語ってもらった。
umbrellaのファンはきっと誇らしかったんじゃないかな。
────おふたりの出会いっていつなんですか?
ネロ:去年の夏に2マンを一緒にやった時だよね。正直言いますけど、umbrellaはヴォーカルの唯くんとベーシストの春くんのインパクトが強いので、将くんとはまだ仲良くなれてません(笑)この機会に仲良くなれたらと思います。
将:よろしくお願いします(笑)
ネロ:唯くんとか春くんは飲みに行ったりするんですけどね。春くんなんて、その日のイベントに出てないのに何故か打ち上げ仕切ってますから(笑)そういうところからumbrellaというバンドへの興味が湧いて、MV観たり曲を聴くと、結構メリーと近いんじゃないかなと思ったんです。
────近いと思ったのはどんなところですか?
ネロ:俺ら、11月7日で23周年なんですけど、初期から掲げてきた“レトロック”っていうコンセプトがあるんです。レトロとロックを融合したメリーなりのミクスチャーなんですけど、umbrellaも割とそういうスタイルですよね。
将:確かにそうですね。作曲してるのが基本的にヴォーカルの唯さんなんですけど、彼自身いろんな音楽が好きで、それこそ洋楽も好きだったりとか、彼のルーツの中で様々な要素を重ね合わせたものがumbrellaの音楽になってます。
────お互いの印象ってはいかがですか?
将:イカツい人(笑)初めて会うまでは…ちょっと恐怖心感じました(笑)
────実際はどうでした?(笑)
将:ちゃんと優しかったですよ(笑)
ネロ:将くんに絡みに行きたかったんだけど、スポークスマンの印象が強いじゃないですか。
将:umbrellaってホンマにね、ヴォーカルの唯さんとベースの春さんの印象がほとんどやと思う(笑)僕はおとなしい方なんで。
ネロ:それで言うと、俺って暴れ太鼓でずっとやってきたけど、将くんは芯の通ったドラムの中で音が暴れててかっこいいよね。ドイツのメタルバンド(Primal Fear)の緊急サポートとかやってたけど、あれはすごかったよ。将くんじゃなかったら通用しなかったと思う。あれ、どういう経緯だったの?
将:知り合いのPAさんから“ドラマーのサポートが必要になった!行けるか?”みたいな連絡があって。スケジュールどうにかなるか調整してたら、ほかの人が見つかる前に自分のスケジュールがついてしまったんですね(笑)こりゃ自分が行くしかないかなっていう感じで。
ネロ:何日で何曲覚えたの?
将:セットリスト決まってから5時間ぐらいで10曲。
ネロ:すごいね!外国人あるあるだけど。あれ見てさらにドラマーとして興味持ったし、自分も勇気が湧いたよ。いろんな現場に自分も出て来たいなとか思ったし、すげえドラマーだなと。
将:まあできればあんなことはしたくないですけど(笑)
ネロ:すごい経験だったでしょ?
将:良い経験になりましたね。
ネロ:メリーもいろいろサポートで出てるメンバーがいるんだけど、俺も積極的にそういうところでちゃんと種撒いて、経験として培って、メリーの看板で稲刈りするような活動できたらなって。23年やってて今すごいそう思ってるんだよね。だから将くんのあの緊急サポート見て更に想いが強くなった。
将:ネロさんがサポートで他のバンドも叩いてる姿って見たい人いっぱいおると思いますよ。僕自身も見たいし。
ネロ:本当すか(笑)でも、Primal Fearはumbrellaとまるで全然違うバンドだったじゃん。あれはなかなか真似できないって。
────世界的メタルバンドに緊急招集ですからね…。
将:あの一連の出来事をきっかけに誰かに良い影響を与えられているんであれば嬉しいなって思います。
ネロ:バンドマンなら影響受けたと思うよ。umbrellaのファンはきっと誇らしかったんじゃないかな。