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【umbrella・春 × deadman・aie】10月24日<路地裏サーチライト>開催直前!盟友対談。「あ、春、そういえばさ、打ち上げの酒奢るからチャーシュー炊いてよ。」「ああ、チャーシュー…分かりました。大丈夫任せてください。」


ずっとバラードをやっているというイメージは払拭したいです。


────「路地裏サーチライト」にdeadmanに出て欲しいと思った理由っていうのは、どんなところにありますか?

春:発案は唯くんなんですよ。世代的にdeadmanが好きだったっていうのもあって。それを聞いて僕も迷わず出てほしいなって気持ちになりました。これは個人的な感情になるんですけど、あの味園ビルの2階の紅鶴という会場でaieさんの弾き語りを何度も観てたってこともあって、自分的には味園ビル自体がaieさんとの思い出が詰まった場所なんですよ。味園ユニバースでライヴがもうできなくなるかも知れないって報道を受けて、その前に必ずaieさんと一緒にやりたいと思いました。

aie:春が連絡をくれてね。僕も味園がなくなるっていう噂を聞いてて、ユニバースは一度出てみたいライヴハウスだったから、ギャラがいくらとか置いといて赤字でもいいからやってみたいなと思ってたんですよ。だから出ようと思いました。あとは、CASCADEは初めましてだし、絡んでみたかったけどタイミングがなかったから今回そこも楽しみ。

────どう考えてもdeadmanと味園ユニバースの相性はヤバいと思うんですけど、出演したことがなかったのが意外です。

aie:うん。deadmanとしてだけでなく、僕自身一度も足を踏み入れたことがないです。味園ビルの建物の中のごちゃごちゃした店とかはしょっちゅう行ってましたけど。

────今年の両バンドのことも伺っていきたいんですけれど、deadmanは19年ぶりにアルバムを出して、全国ツアーを廻ったりかなり精力的だったと思うんですけど、どんな1年だったと感じてますか?

aie:まだ12月12日にワンマンもありますけど、でもあれっすね。6月1日にツアーが新宿BLAZEで終わって、そっからほぼ何もやってないんで、上半期だけで終わった感じはしてます。でも、精力的と言われると、確かに今年は結成から考えてもかなり濃厚でしたね。なんかね当時より仲が良いんだよね。次の日もライヴあるんだけど、結構4人で飯食ったり酒飲んだりして、年を重ねて良い関係性のバンドやってんだと思いました。あとは関わってくれる制作チームが“次はこんな動きしようよ”って提案してくれることで重い腰がぐっと立ち上がるっていうのが、僕にも眞呼さんにもあって。そういう第三者の一言が結構きっかけになったりして、すごくいい状態でやれました。

────今年のロングツアーという発想も、眞呼さんとaieさんだけではやってなかったかも知れない。

aie:うん多分ね。ツアーの決まり方ってのも面白くて。みんながいる居酒屋の端っこで僕と制作チームがどこに何箇所行くとかミーティングをするんですけど、途中から酔っぱらって“はい、全部行きましょう!”みたいになるのよ(笑)。

春:あはははは(笑)。

aie:それであの本数なったような気がするんですけど。でもね、決めてる時は半年とか1年先のことだから実感ないんですよ。お酒飲んでるし未来のイメージがしにくいんだけど、その場で眞呼さんに“このスケジュールでどうですか?”って言ったら“OK!”って言うからああなった(笑)。

────誰も覚えてなさそうですね(笑)。

▲aie(deadman)

aie:そうやって決めていく方がなんか健康的かなと思います。眞呼さんも昔は翌日がライヴだと打ち上げに来なかったけど、最近はリハーサル含めて4人で飯によく行きます。今後の動きとかはkazuくんの提案から始まったりもするし、晁直が意見を出してくれることもある。そういう時は僕が聞き役に回ってますね。ツアーを経て色々と変わってきたと思います。

──── 一方umbrellaも今年のライヴ本数が尋常じゃないですよね。

春:そうなんですかね。あんまり実感はないんですよ。コロナ前は単発ライヴで東京往復を月に何回も繰り返すこともとあったんで、むしろ今はこれでも楽なスケジュールになってきてるとは思います。

aie:大阪東京の往復はキツくなってくるよね。

春:年々そうですね。メンバーとスタッフが気分よくやれるっていうことをすごい考えますね。良いコンディョンと良いメンタルをキープできるように気をつけながら活動してます。でも、そんなに多いって思われてるってことは、メンバーが負担になってないかなって心配になりますね。昔からバンドを最優先するためにはなんでも犠牲するっていうスタンスだったけど、企業とかだったらそんなん許されないですもんね。時代の変化と共にバンドも変わっていかないとなとは思ってます。

aie:宿泊と移動が確保できれば4DAYSくらいはやれるけど、まぁキツくなってくるよね。

春:ホンマみんな健康でいてほしいなあという気持ちも持っているので。

aie:でもさ、ハードなスケジュールで移動が続くってことは、深酒しなくなるから逆によく寝れるような気もする。

春:ああ、深酒は………飲んじゃうんですよねえ(笑)

aie:あ、春、そういえばさ、打ち上げの酒奢るからチャーシュー炊いてよ。

春:ああ、チャーシュー…分かりました。大丈夫任せてください。

aie:春が前に紅鶴で弾き語りをする本番前にチャーシューを持ってきてくれたんだけど、会場にいる時間が短くて食べれなかったの。それで、その後の打ち上げで3~ 4件飲み歩いた、4件目ぐらいでようやく食べたんだよね。知り合いのお店だったから持ち込み可で。そのチャーシューがすごい旨かったんだけど、酒飲みすぎてたから今回はちゃんと意識がある状態でもう一回食べてみたいな。

春:数年作ってないんですけど、まあなんとかなると思います。醤油と砂糖あれば。

aie:あっちじゃない方がいいな。

春:あ、肩ロースですね。はいはい、分かりました。

────精力的な打ち上げの予定も決まってきましたが(笑)。唯さんがよく言ってることで“umbrellaというバンドにアグレッシブなイメージを植え付けたい”であるとか“キャリアとかどうでもいい”っていう発言があるんですけど、春さんはその辺りをどう捉えてますか?

春:歌モノバンドに見られてるなってのはずっとありますよね。umbrellaって割とライヴだったらテンポ早くてサウンドの激しい曲が多いんですけど、その誤解を唯くんは解きたいんでしょうね。僕もずっとバラードをやっているというイメージは払拭したいです。ライヴって激しさとか、ハラハラするような緊張感は絶対必要じゃないですか?ライヴに人や想いを呼び込むためにも、等身大でのれるロックをやっているというところはもっと伝えていきたいです。キャリアっていうのは確かに自分たちで意識することでもないんですけど、ガムシャラにやってたらもう15年経ってしまってるんですよね。事実として。でも、ただ長年やってるベテラン感みたいなものはいらない。唯くんもそう思ってるんやろうな。エネルギーもって活動してるし、若手の子らとも全然対バンしてますしね。15年ぐらい続いてるバンドってどうしても少ないから、umbrellaの立ち位置が微妙な感じになってきてるっていうのは感じます。仕方ないんですけどね。同期がホンマにいない。

aie:僕らだとMUCC、メリー、D'espairsRay、Fatimaとかが大体同じキャリアなのかな。同期なんてガンガンいなくなっちゃうもんね。気づいたらお店を立ち上げてそっちの方が忙しくなって、バンドがどんどんフェードアウトしていくみたいな人も多いし。まぁみんな大人ですからね。

──── 一方でキャリアを重ねるっていうことは後続からのリスペクトを受け取る場面も増えると思うんですよ。それこそumbrellaの柊さんは、aieさんに憧れていると発言されてました。

aie:いやいやいやいや(笑)。柊とはたまに楽器の話をするけど、言われてることの半分以上解ってないよ。僕本当にギターに使ってる木とかの話されると全く分かんないしね。使ってるピックアップってとかも。そういうサウンドメイクのことが知りたいですって言われると、すげえ悪いなって気持ちになる。

────今回打ち上げでチャーシューを食べながら、そんな話もできるかも知れませんね。

aie:そうだね。同じペースで飲み始めて、同じペースで酔っ払っていけば多分いいグルーヴが生まれると思うんで。それは楽しみです。

────冷静に考えてumbrella、deadmanだけじゃなくてCASCADE、メリー、NoGoD全員で打ち上げするのエラいことになりそうですね。

aie:全員来たら最高だね。

春:山内さんも来ることになってますよ。

────頑張ります…!

春:NoGoDが次の日ライヴなんですよね。それだけが心配で。

aie:大丈夫じゃない?

春:神戸やったと思うんですよ。

────いや、心斎橋CLAPPERですよ。

春:あれ…(スマホで調べる)…あ、ホンマや。CLAPPERや。じゃあみんなでいけますね(笑)。

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