【夜光蟲】★1st DEEPインタビュー★2025年2月17日(月)渋谷DIVE<1st ONEMAN LIVE「路地裏より愛を込めて 上」>開催決定!新作Music Videoも公開。
八雲(Voice)とTaizo(Guitar)から成る夜光蟲、遂に始動。
“EDM+アコースティックギター+歌謡を主体としたメロディーのロートーンボイス”という新たな融合によって繰り出されるその音楽は、楽曲・歌詞・映像そして小説と、様々な方向から構築され展開していく。
闇に包まれた路地裏から響き出す、心を浸食する歌声と音色。
2025年2月17日(月)・渋谷DIVEにて開催される1st ONEMAN LIVE「路地裏より愛を込めて 上」で全貌を現す、夜光蟲の姿を見逃すな。
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電子音を多用したバンドサウンドにアコースティックギターの音色を混ぜたアプローチで、EDMと歌謡を掛け合わせたのが夜光蟲。
────夜光蟲、始動おめでとうございます。まずは活動開始までの経緯から伺えますか?
八雲:元々は、ベルで活動していた当時にTaizoと2人でアコースティックイベントに出演したことがきっかけです。出演にあたって名前を決めようとお互いに幾つかの候補を持ち寄ってみたら、“夜光蟲”だけが被ったのでこの名前になりました。
────何かに導かれた感じがしますね。それぞれ、なぜ候補に“夜光蟲”を?
八雲:1人で過ごす夜・・・この場合の“夜”は概念的な意味も含めてですが、そんな“夜”というものを神秘的に照らす存在に惹かれたからですね。波のまにまに、揺られながら光るって綺麗じゃないですか。
Taizo:直感と響きが良かったからです。俺は、わりとそういうところから決めていくことが多いので。
八雲:ベルと並行してライブをやっていた頃はアコースティックでカバー曲を中心に演奏する形だったんですけど、ベルが解散して少し落ち着いてから「改めて、夜光蟲というものをしっかり進めていこう。」と2人で話し合って、今に至ります。
────なるほど。そして、今お話して下さっているのは“ハロ”さんではなく“八雲”さんなんですよね。
八雲:そうなんです。普通に「ベルで活動していた~」とか話していますけど、はじめまして(暗黒微笑)。
────どうして“八雲”が誕生したのでしょう?
八雲:僕の中で、“ハロ”という人格と夜光蟲で表現したいものに乖離があったからです。決して過去を切り捨てたいというような理由ではないから、重く受け止めて欲しくないですが。自分の中に、夜光蟲でやりたいことがわりと明確にあったんですよ。歌詞の方向性的にもこれまでとは少し違った世界観を書きたかったので、“ハロ”という名前の響きはポップだから夜光蟲で描く世界観には合わないなと思った、それだけなんです。それでですね・・・これはまぁ後付けなんですけど、ベルのラストライヴ最後の曲が始まる時に、襟足を切り落としたんですよ。あの襟足が自我を持って勝手に走り出した、ハロの持つ闇・陰の部分が“八雲”。そういう世界観です。なので、「はじめまして。」でもあり「お久しぶり。」でもありという感じです、ずっとそこにはいたので。そして、愛好家の方達がいらっしゃるとはいえ、一般的には“蟲”という存在は身近に在ることを知っていながらもわざわざ観察しようとは思わなかったり、大した理由もなく忌み嫌ったりしがちじゃないですか?でも、人間は自分勝手な生きものなので、自分自身は理由も無く忌み嫌われたり避けられたりすることを嫌がる。誰しもが、多かれ少なかれ自分勝手で、人には言えない欲望や黒い部分を持っていると思うんです。そんな、気付かぬうちに世の中の道徳からはみだしてしまったもう1人のあなたを理解したい存在が“八雲”なのです。
────オリジナル曲で本格的に活動するにあたって、どのような音楽性をお考えでしたか?
Taizo:実は、音楽性についてはそこまで話し合って始めたわけではないんです。作曲は自分が担当していますが、メンバーが2人なので、今までと同じように歌とギターのアコースティックユニットみたいな形でやるだけでは、単に「(曲が)カバーからオリジナルになりました。」くらいの変化しかないなと思ったんです。それで、独断と偏見で電子音を多用したバンドサウンドにアコースティックギターの音色を混ぜたアプローチで作曲してみたら、結構面白くてしっくりくるものができた。簡単に言うと、EDMと歌謡を掛け合わせた感じですね。
────そこに辿り着かれたことが凄い。
Taizo:この2人だからしっくりくるというか。歌謡を選んだのは、彼のこぶしが利いている系の歌声を活かしたかったからです。それに加えて、自分自身もエレクトロや電子音系の作曲法に興味があったので、好きなことを取り入れられるなら良いなと。
八雲:自分達が面白いと感じられるものをやりたいというのが一番でしたね。もう誰かを真似するような経歴ではないし、新しいものを生み出したかった。その分、しっくりくるものができるまで何度も2人で練り直しましたし、EDMの音色までかっちりハマるものに辿り着くために、タイちゃんはトータルで20曲くらい作曲してくれました。
────今回聴かせて頂いた4曲は、その中から厳選された楽曲達?
八雲:そうです。現状、CD形態でリリースすることは考えていないですが、『蛾々』を夜光蟲のファーストアクションにしたいと思っています。
────大正解だと思います。4曲を聴かせて頂いて、個人的にはEDMへの先入観を見事に覆されたし衝撃を受けました。EDMは無機質で機械的なものというイメージが強かったのですが、そこにアコースティックギターと歌謡ルーツのメロディーが乗ることで、温度感が加わる。それがとても新しくて心地よかったです。
Taizo:俺自身も、EDMに対する何となくのイメージは“ずっと同じテンポ感で、その同じリズムを聴いて気持ち良くなる”みたいなものだったんですけど、夜光蟲ではそういうことがやりたかったわけではなくて。シンセサイザーをはじめ、EDMで使われている様々な音色を自分達の音楽に取り入れたら面白いのではないかと思ったのが始まりだから、自分達がそちらのジャンルに寄るというよりは、そのジャンルから取り入れるという意識で作曲していました。曲構成も、ライヴを意識して作りましたね。
────美しいメロディーでキャッチーさもあり、ダークな世界観を求める人だけではなく幅広い人達が聴きやすいのではないかと。
Taizo:俺がJ-POP好きで、あまりにもアンダーグラウンドすぎるものは得意でないのもありますね。そのあたりを聴いた人が感じてくれたら嬉しいです。
八雲:良いバランスになったよね。実際、EDM要素を取っ払って聴いたら、メロディーライン自体はかなりポップスなんです。だけど、EDMの電子音や歌詞の世界観によって、アングラ感や不気味さが演出されている。
Taizo:そこにアコースティックギターのアルペジオが絡んだりしたら、結構新しいのではないかと。細かく言えば、EDMだけではなくドラムンベースやサイケトランスなど色々な要素が入っているんですけど、初めて聴いてくれる人達にはあまり難しく考えずに聴いてみて欲しいです。
それぞれが異なる部分を担いながら、八雲とTaizoだからこそできる夜光蟲というものを表現していきたい。
────レコーディングも久しぶりだったのでは。
八雲:そうですね。とはいえ、自分の中ではあまり久々という感覚も無く。作詞をしてレコーディングに臨む、10年以上続けてきた生活なので、ようやくまたこの日々が始まったなという感じです。
────Taizoさんはベルを終えた後もご自身のバンドやサポート業などフルで音楽活動を続けていらした中で、20曲も作曲されたことが驚きでした。
Taizo:約1ヶ月間、作曲しかしない期間を設けたんです。俺はそこまで器用に切り替えができるタイプではないので、ツアー中に曲作りをするのは無理なんですね。ツアーはツアーモードで集中して挑みたい。なので、作曲も集中的な期間を設けて、精神と時の部屋に入って(笑)。
────おふたりとも制作中は精神と時の部屋に入りそうな印象が・・・。
八雲:ええ、僕も入るタイプですね。
Taizo:世代的に自分はバンドの作曲合宿を経験したことが無いけれど、他のことは一切考えずに、泊まり込みで制作だけをするような合宿をやってみたい気持ちがあったりします。
八雲:あ、全然僕もやってみたいです。僕ら、2人だからわりと身軽なんですよ。色々なタイミングも、2人だからこそ合わせやすいし。
Taizo:制作中の細かい確認もスムーズです。
八雲:あとは、やっぱりベルで3年ちょっと一緒に活動してきたので。
Taizo:まぁ、八雲さんとはしていないですけども(笑)。
八雲:襟足にはずっと居たので。
Taizo:ラストライヴで切った襟足が居たのは、活動の最後のほうだけでしょ?
八雲:いやいや、タイちゃんがベルに加入して以降、毛先の調整以外でハロは襟足を切ってないですよ。だから、ずっと“居た”し、3年間見てきたんですよ。
Taizo:そうなんだ・・・(笑)。
八雲:最初の2人での活動が基になって今どんどん楽曲が生まれている状態なので、何となくお互いの思考的な部分でも話が早いんだと思います。
────きっとおふたりは夜光蟲の同じ部分に可能性を感じて、もっと面白くできると考えていらしたのでしょう。
八雲・Taizo:そうですね。
Taizo:もし彼から「前と同じ感じで、他のアーティストの楽曲をアコースティックでカバーしてライヴハウスに出演しないか。」と誘われたなら、俺はやっていなかったかもしれないです。そのあたりの意識も合わないと、また一緒にやろうとはならなかったと思う。
八雲:そうですね。ロジカルな活動をしたいと考えているので、何となくイベント出演を決めるようなことはしたくないんです。夜光蟲は、楽曲・歌・ギターと同じくらい映像も大事にしていきたいプロジェクトなので、単発で演奏時間が25分くらいのイベント出演で我々のやりたいことが100%表現できるのかという疑問もあるし。だからこそ、最初はなるべく自分達が主体となって動きたくて。
Taizo:(短時間のイベント出演に関しては)最初の軸ができてからかなという感じですかね。そういう形でのライヴにも対応できるくらいになったら、その時には出たいですけど。今は、とにかく基盤を作っていきたい。
────始動当初は、なるべく正しい受け取り方をしてもらえる環境からが良いと思います。
八雲:そうですね。曲に関しては、引き続きタイちゃんに馬車馬のように働いてもらって。
Taizo:馬車馬・・・(笑)。
八雲:もちろん、僕も世界観の構築、アートワークや作詞など書き上げていくので。
────両輪だから、そうなりますよね。
八雲:そうです。ただ、先にリリース日を決めて曲作りをしていく形だと、どうしても焦ったり邪念が入ってしまって“もう少し曲を詰めたかったな”ということが出てきてしまうので、夜光蟲に関してはあまり決めずにいこうと思っています。とにかく曲は作るし歌詞も書くけれど、どのタイミングで発表するかなどはこちら主導で考えていく。その分、1曲1曲にこだわれるのではないかと。
────より密度が濃い作品が生まれそうです。
八雲:本当に。曲に関しては、特に密度と純度を高めていきたい。
────「現状、CD形態でのリリースは考えていない。」というお話がありましたが、サブスク的な形で発表していかれるのでしょうか?
八雲:そうですね。まだわかりませんが、現状はそういう方向でTaizoとも話しています。
────サブスクって、これまでのファン層とは全く違うところに広がる可能性もありますよね。
Taizo:そうなんですよ。
八雲:そこを信じているので、映像も大事にしたいんです。
────視覚と聴覚の両方から表現していく。
八雲:実は、当初の夜光蟲は3人編成で活動しようと考えていたんです。演者は僕ら2人ですが、映像も楽曲と同じくらいの比重で大切になるので、映像制作をしてくれる方もメンバーとして迎え入れようと。けれど、その方がご病気を患われて活動継続が困難になってしまった。夜光蟲の最初の楽曲は9月に公開する予定でいたけれど、我々は映像に関しても強いヴィジョンを持っているので、まだ納得できるものが仕上がっていなかったこともあり。それなら焦って公開するよりも自分達が本当に納得できるものが完成してからにしようと、新たに知り合いの映像制作の方達と練り直しながら進めています。だから、8月にアーティスト写真だけが公開された形になってしまったんですけど(苦笑)。本当は、そこからあまり間を空けることなく曲が公開される予定だったので、ちょっと皆さんをお待たせしてしまいました。でも、楽曲と映像が世に出た時には、その時間を納得させられるだけのものを提示できると確信しているので。
Taizo:アーティスト写真以降の続報がなかなか出てこないから「ライヴはやらないのかな、何なのかな?」と思われているでしょうけど、言葉よりもまず音楽を聴いて欲しいので、曲を出すまではあえて発信を控えているのもあります。(※このインタビュー後、2024年12月1日に『蛾々』が公開され、2025年2月17日・渋谷DIVEにて1st ONEMAN LIVEが開催されることが発表されました。)
────アーティスト写真の世界観もとても素敵でした。
八雲:衣装も2人のバランスが全然違うんですよ。
────でも、蟲っぽい要素が感じられるのは共通していますね。
八雲:そう、そこは大事。
Taizo:そこはちょっと狙って作ってもらいました。
八雲:Taizoは、私服を主体にリメイクしたり作ったりしてもらってスタイリングしているんですけど。彼は、夜光蟲の楽曲というポップを司る存在。僕は、八雲として夜光蟲の歌詞や世界観を司る存在。メンバーが2人だからこそ、それぞれが異なる部分を担いながら、八雲とTaizoだからこそできる夜光蟲というものを表現していきたいという気持ちを込めたアーティスト写真です。
────メイクも今までにない感じで。
八雲:僕は顎に蜘蛛が描いてあるんですけど、写真で正面から見ると髭が生えているように見えなくもない。でも髭ではない。
Taizo:「これは髭なのかな・・・?」くらいの(笑)。
────画像を拡大して見て頂きましょう(笑)。楽曲を聴いた上でこの写真を見ると、改めて“なるほどな!”と感じる部分があるのではないかと思います。
八雲:楽曲や活動の詳細が発表される度にどんどん繋がっていくし、「こういうことだったんだ!」と思ってもらえるんじゃないかな。そういう展開の仕方をしていくと思います。
実は歌詞と並行して小説も書いていて、10曲をあわせて1本の物語になっているんです。
────今回、『蛾々』『生まれ落ちたが運の尽き』『psyche』『漆黒横丁』の4曲を聴かせて頂きました。
八雲:最初に発表するのは『蛾々』、その次が『生まれ落ちたが運の尽き』になります。
────では、まず『蛾々』から伺っていきましょう。偶然にも私もこの曲を最初に聴かせて頂いたのですが、いきなり衝撃を受けるという。場面が浮かぶ言葉と音作りですよね。
八雲:リスナーの人達にも色々な意味で衝撃を感じてもらえるだろうと思って、この曲を最初に選びました。夜光蟲の世界観を一発で表現している曲だと思う。ちょっと補足になりますが、夜光蟲という名前の頭に、“路地裏電脳秘密倶楽部”というワードを付けようと思っています。一目で音楽性や世界観が伝わる枕詞みたいなものがあったら良いのではないか、と。“路地裏”と“電脳”は夜光蟲を象徴するワードだと感じるので、そこをコンセプトというか軸にしていきたい。あと、現状予定しているのは10曲なんですが、実は歌詞と並行して小説も書いていて、10曲をあわせて1本の物語になっているんです。
────小説!ベル時代にも大作を書かれているだけに、期待が募ります。
Taizo:それを書いたのは八雲さんじゃないから(笑)。
────あ、そうでした(笑)。
八雲:今回は、自我を持った襟足が書いています。さっき「場面が浮かぶ」と仰ったじゃないですか?プロットを作ってから小説を書き始めているので、歌詞も行き当たりばったりで書いているわけではないし、そういう部分でも場面が浮かびやすいのかなと思います。
────最初に『蛾々』と『生まれ落ちたが運の尽き』の2曲を聴いた時は少しシアトリカルな要素を感じたのですが、4曲を通して聴いたら“ページを繰っていく”感覚のほうが近いなと思って。小説と伺って、その理由がわかりました。
八雲:ありがとうございます。
Taizo:ベルの時に、ハロが生誕ライヴで朗読をしたじゃないですか?あれが俺の中にも強烈なインパクトで残っていて、夜光蟲が生み出す楽曲や映像とそれを全てリンクさせていったら面白いものが生まれるなと。謎解きではないですけど、朗読を聞いて“ここはどうだったんだろう?”と思った部分が、映像を観たら“こういうことだったんだ!”と伏線回収されたり。
────言葉に映像が加わることで、一層伝わりやすくなるでしょうし。
Taizo:うん。せっかくなら、曲は曲・歌詞は歌詞・映像は映像とバラバラで考えるよりも、全てがひとつのストーリーとしてリンクしていたほうが面白いかなって。
八雲:おそらく今このインタビューを読んでいる方も、お話している富岡さんも、小説に関しては僕が言い出したことだと思っているでしょうけど、タイちゃんから言ってくれたことなんです。
────さすがTaizoさん、八雲さんの魅力と強みを理解していらっしゃる!
八雲:僕は書くことが好きですし、企画としてもとても良いなと思った。最初から場面が浮かんでいる分、楽曲制作を行っていくにあたって歌詞の方向性も決めやすいですし。10曲を目安に書いている小説の冒頭のあらすじ的な部分としての曲が『蛾々』です。デモが来た時に、即「これだ!」と思った。
Taizo:曲ができたらすぐに送るようにしているけれど、『蛾々』を送った時の反応が一番良かったですね。俺も何となく良いなとは思っていたので、それならこれを最初に仕上げようと。
────今回聴いた全ての歌詞に“蟲”が入っていることや、“刃”や“死”といったワードが出てくることからも、小説のストーリーはダークな部分をフォーカスしたものになりそうですね。
八雲:そのとおりです。おそらく小説の全貌は10曲出揃ってから公開する形になるかと思いますが、そこで初めてそれまでに聴いてきた曲達の意味もわかるんじゃないかな。どうも、ずっと味がするガムの如し、長く楽しめる夜光蟲です。
────改めて、八雲さんの言葉のボキャブラリーと知識の豊富さが凄いなと感じました。
八雲:いやいや。
Taizo:そう思いますよね、全然意味がわからないですからね(笑)。
────えっ!?(笑)
八雲:いや、それも良いんですよ。タイちゃんにも、ファンの方達と同じように小説を読んだ時に“そういうことなんだ!”と理解してもらえたら。
Taizo:俺は、昔から歌詞の意味よりも響き重視で見ることが多いんです。もちろん言葉の意味も大切ですけど、それ以上に言葉の使い方が上手くてセンスがある人は凄いなと思う。
八雲:日本語には、非常に独特なアクセントがあるんです。例えば、『蛾々』の歌い出しの“闇の中響く声”。この部分は楽器の音数も少ないので、できれば囁くように歌いたいんですね。だけど、このフレーズを普通に喋った時のイントネーションとメロディーが明らかに違うと、メロディーをなぞりすぎて囁きではなく歌になってしまうんです。だから、フレーズのアクセント・イントネーションと、メロディーが合致する言葉を選びました。そうしないと、囁いているように聞こえないので。
────勉強になります・・・!
八雲:もし、ここに“ぶっとばすぞー!”みたいな言葉を入れようとしても、絶対にハマらないんですよ。その言葉のアクセントとイントネーションでは絶対に囁いているようには聞こえないから、違和感がありすぎる。これはベルの頃から結構こだわっていた部分ですが、基本的にはどのフレーズに関しても、楽曲のメロディーと日本語を喋った時のイントネーションが合致する言葉をはめるようにしています。
────聴き手が何も意識せずに聴いた時に“聴き心地が良かった”と感じられるのは、そこが意識されているからこそなんですね。
八雲:そうだと思います。特に歌謡曲はそれが顕著ですが、日本語のイントネーションとメロディの高低具合で聴き心地が変化するので、そこに関しては以前から気を遣いながら書いていますね。
Taizo:あと、『蛾々』はあえて歌のキーをあまり高くしないようにしました。低い方がニュアンスを出しやすいので。歌録りの時に3種類くらいのキーを試したけれど、やっぱり元々作っていた一番低いものが良かったですね。高いキーのほうがサビで“来た!!!”という感じは出るけれど、サビ以外で色気や妖しさといった細かなニュアンスを出したい部分は低いキーのほうが表現しやすかった。
────八雲さんの歌声の艶感は、ロートーンでもとても映えます。
八雲:今のシーンには高音が出せるボーカリストがたくさん居るんですけど、ハイトーンはそのキーを出すための発声の仕方があるので、どうしてもみんな似たような歌声になってしまうところがあって。ロートーンは誰もが無理せずに出せる音域だからこそ、その人自身の色が一番出やすいんです。タイちゃんは元々、僕のロートーンを「良い。」と言ってくれていたこともあって、このキーに決めました。路地裏で“闇の中に響く声”が、ちゃんと表現できたのではないかと。
────その路地裏の光景が、聴いた人それぞれの中に見えると思います。
Taizo:そうですね、各々に聴いたイメージが浮かぶと思う。
八雲:今まで以上に色んな光景を思い浮かべてもらいたいので、ベルの頃よりも抽象的な歌詞にしています。
────抽象的でありつつ、夜光蟲という大きなテーマで考えると非常に伝わりやすくもあり。
八雲:ハロという人格は心理描写の輪郭をはっきりさせるような、そう受け取ってもらえるような書き方をしていたけれど、八雲は輪郭をあえてぼかす書き方が多いのかなと思っています。
────メロも相まって、特にサビでは生まれ落ちて羽が開いていくような印象を強く受けました。
Taizo:それは作っていても感じましたね。
八雲:サビの冒頭あたりは特に、羽がゆっくり開いていく絵が見えますよね。『蛾々』は自分の中に“これだ!”というものが一瞬で見えたので、とても書きやすかったです。
おとなしいプロジェクトだと思われたくないし、ライヴではフロアも全力で盛り上がって欲しい。
────『生まれ落ちたが運の尽き』は、途中で曲展開が読めなくなるような意外性もあって、斬新でカッコよかったです。
Taizo:間奏あたりのことですかね?
────はい。“そう行くのか!”と驚きました。
八雲:そこは我々のこだわりの部分ですね。夜光蟲をおとなしいプロジェクトだと思われたくないから、とライヴを想像しながら作曲してくれているので。
Taizo:そう、だからライヴではファンの人達が動いてくれないと困るんですよね。初ライヴまでには楽曲が公開されているので、ちゃんと聴いてフロアも全力で盛り上がって欲しいです。
────歌も、音の一部のようになったかと思えば温度を感じさせてみたり、バランスが凄いなと。歌詞の韻の踏み方も美しいです。
八雲:夜光蟲の歌詞には韻を踏んでいるところが所々あるんですが、EDMとの相性も良いですよね。この曲は特に韻の踏み方について気を配っています。
────個人的には“生きづらいや 息もしづらいや”に深く頷かされましたし、“死んだふり”と“cinder 不意”には、おぉっ!となりました。
八雲:あざます。
Taizo:作曲している時点で、歌メロは「メロを歌っています!」というよりもずっと淡々と喋っているような感じが良いなと思って、レコーディングでも若干そういうニュアンスを入れてもらいました。そこは『蛾々』とは異なる部分ですね。
八雲:身体中の力を抜いて、わざと姿勢を悪くして、気怠そうに歌ったんです。僕は基本的に語尾の発音なども綺麗に歌いたいタイプですが、これはあえて雑に残しているし、普段とは別の聴こえ方をする作品になっていると思います。小説の中でスポットを当てている人物のシニカルな世間の見方や無気力さ、そういう部分を歌に宿したかった。“それでは次に目を閉じましょう”とか“「孤独を好む者です。」”とか、口語が多いのもこの曲の特徴ですね。
────サビのメロと歌い方も、今までには無い印象でした。
八雲:無かったです。歌っていてとても楽しい曲ですね。丁寧に歌い上げるというよりは、音やビートに乗っている感覚。
Taizo:「曲展開が読めない。」と仰いましたけど、俺の中ではこの曲の展開ってフェスなんですね。
八雲:わかる。
Taizo:EDM系のフェスで、めちゃくちゃに盛り上がっている瞬間を間奏に捻じ込んだ構成にしたくて。そこに至るまでに、怪しげなアルペジオから入って、バーンと盛り上がって、最後はまたサビに戻るような感じ。
────非常に納得がいきました。そう遠くない未来、フェスで聴けることを楽しみにしておきます。そして、まだ発表されていない『psyche』と『漆黒横丁』。
八雲:その2曲に関しては、おそらく発表が少し後になるかとは思いますが、この先に出てくる曲への期待感を高められるような触りの話ができたら。
────『psyche』は、Aメロの郷愁感を感じさせるフレーズにEDMが入ってくる新鮮さ、そしてBメロからサビではヴィジュアル系らしさとキャッチーさが印象的な楽曲です。
八雲:この曲も、デモが送られてきてすぐに「これを書きたい。」と言った曲なんです。まさに今言って頂いたところですけど、AメロからのEDMの展開の仕方も、切り裂くようなサビの始まり方も、僕にどストライクな曲調で。かなりのキラーチューンだと感じる、本当に良い曲だと思ってます。
Taizo:これも、自分的にはフェスですね。途中の語りの部分では、ファンの人達に祈りを捧げてもらえたら(笑)。
八雲:祈りを捧げよ。
────サビのメロ、一度聴いたらずっと頭に残りますよね。
八雲:このサビのメロ最高だなと思っていて。“切り裂いて”以外のワードが浮かばなかったくらい、サビの入りの切り込み方が素晴らしかったです。
────少し話がずれますが、『psyche』と『漆黒横丁』の歌詞に“赫”が出てくるじゃないですか?今回調べていて初めて知ったのですが、夜光蟲って青白く光るだけではなく赤潮も発生させるんですね。
八雲:おー。調べてくださったんですね。
────そういう意味でも“赫”だったのかな、とか思ったりもして。
八雲:自分としてはトリプルミーニングくらいあるんですけど、“赫は魂の産声”と言っていますからね。
────もちろん、“放物を描いた”からそのまま連想される別のものもありますが。
八雲:うん、そちらも正解です。本当に色々な意味が込められているので、そういう風にいろんな受け取り方をしてもらえるのはありがたいです。
Taizo:“「人には優しくありましょう」「困ってる人には手を貸しましょう」”って、どういう意味ですか?
八雲:それらのような、世間一般で良しとされている標語的なものってあるじゃないですか。でも、自分はそれを理解も共感もできないから“人のフリしてるだけ”という主人公の当てつけのような心理描写です。
Taizo:なるほどね。わりとそのフレーズが耳に残るから。
八雲:リズムに対するうねりのようなものもちゃんと言葉で乗せたかったので、デモとは歌の譜割りを少し変えたんです。細かく話すと小説のネタバレになってしまうから冒頭のみにしますが・・・世間で言う良心や道徳的な部分に対して共感できない人間が、どういう苦しみを持って生きているのか。今の世の中、何か事件を起こしたらひたすら叩かれますが、その人がどんなバックボーンを持って何故そこに至ったのかを気にする人はほとんど居ないじゃないですか。事件を起こした人間にも、色んな苦しみがあったのかもしれない。そのバックボーンが書きたくて、これはその中の一説ですね。だから、“良心 矛盾の呵責に請う”なんです。“自分がおかしいのか?誰か俺を殺してくれ”って。
────絶対的に越えてはならない一線があるのは確かとしても、何が正しくて何がおかしいのかとなると、それぞれの環境も正義も異なるだけに本当に難しいですよね・・・。
八雲:そうなんですよ。決して犯罪を助長する歌詞ではないということは大前提です。
Taizo:レコーディング中に「殺してくれー!」って叫んでいましたからね。
八雲:叫びました・・・かね?
Taizo:間奏で使う色んな声の素材を録っていたら急に「殺してくれー!」と叫んだから、“ん?これはどういうことだ?どうやって使おうかな・・・”って(笑)。
八雲:夜光蟲では、所々歌にもシンセ加工をするようなアレンジをしているので、歌以外にも色んな素材録りをするんです。EDMとの親和性も高いし、楽曲を違和感なく聴ける理由のひとつでもあるかと。
Taizo:素材を細かく裁断して再構築する、ブレイクコアという音楽ジャンルがあるんです。今回ビートにも結構入っているんですけど、同じように声にもババババッと千切りになっているようなエフェクトがかかっていたりします。
八雲:『psyche』の間奏は、特にブレイクコア要素が顕著かもしれないですね。僕自身も大好きなキラーチューンに仕上がったので、発表を楽しみにしていて欲しいです。
我々自身は夜光蟲というプロジェクトに対してユニットという意識は無くて、どちらかという“バンド”だと思っている。
────最後に『漆黒横丁』、曲の頭からガッチリ心を掴まれました。
八雲:ありがとうございます。
Taizo:他の3曲に比べると、シンプルに作ろうと思いました。出だしもアコギと歌しか入っていないし、そこから加わってくる音もビートとちょっとしたシンセくらいで、本当に歌を全面に出したい曲ですね。
八雲:アーティスト写真の撮影をしたことがきっかけになって、タイちゃんが書いてくれました。撮影前までに作ってくれた楽曲はもう少し歌謡の要素が薄かったんですが、撮影をしたことでタイちゃんの中に新しいヴィジョンが見えたのか、「こういう曲もできるんじゃないか。」と持ってきてくれたのが『漆黒横丁』です。
Taizo:高円寺の路地裏やちょっとレトロな商店街で撮影したんですけど、あれが良かった。家に帰って写真のデータを見ている時に曲のイメージが湧いてきて、そこから作った曲です。ただ、この曲は仮タイトルがそのまま本タイトルになったからちょっとビックリしました。
八雲:うん、仮タイトルからこれでしたね。自分の中にも撮影を機に抱いたイメージみたいなものがあったし、それをきっかけに夜光蟲のひとつのコンセプトやテーマとしての“路地裏”というワードが生まれたんです。『漆黒横丁』はこの世に存在しない場所ですけど、そこから物語を展開していくのは素敵なのではないかと。
Taizo:『漆黒横丁』って、俺が昔やっていたアメブロのタイトルなんですよ。
八雲:おお。
────そんな偶然ってあります!?昔というのは?
Taizo:おそらく、2007年くらい。
八雲:その頃から決まっていたんですよ。10数年の時を経て、ここで伏線を回収するっていう。
────ちょっと綺麗に回収しすぎですね・・・。
八雲:僕も今、初めて知りました。
────おふたりが『漆黒横丁』という同じワードを想像されたこと自体が凄いし、全てはここに繋がるためのものだったのかと思ってしまいます。
Taizo:当時は単純に響きで決めただけだったんですけど。
八雲:“夜光蟲”もそうだし、僕らはいいと思う言葉選びに共通する部分があるんでしょうね。
────楽曲的には1曲を通してアコースティックギターの彩りや深みが素晴らしくて、あらゆる奏法を詰め込んでありますよね。
Taizo:わりと最近レコーディングをしたんですが、本気で“ちょっとやり過ぎたな”と思っています(笑)。
八雲:ギターソロが難しそうよね。しっとりとした曲だけど、演者側は非常にライヴ感がある。
Taizo:あと、間奏の心臓の音は本当に自分の心臓の音を入れています。
八雲:どうやって録ったの?
Taizo:アプリがあるんですよ。アプリを起動してスマホを胸につけると録音できるから、それをパソコンで読み取って雑音だけ消しました。
────心音録音アプリがあるんですか?
Taizo:そう。おそらく海外のどこかの大学病院が出している、自分の心臓の音に異常がないかをチェックするヘルスケア用のアプリですね。どうにか自分の心音を入れられないかと思って色々と調べたら、使えそうなものを見つけて。
八雲:時代は令和、いろんなバンドが居ますけど、曲の中で“推しの心音”が聞けることはそうそうないですよ。
Taizo:そうですね(笑)。この曲は、ライヴでも座ってギターが弾きたいです。
────イメージ的にも、それが合うと思います。
八雲:うん、ライヴって絶対にスタンディングじゃなきゃいけないとかでも無いから。
────全体的に余韻が美しい楽曲で、これまでのおふたりの歩みを好きだった方達にも、さらに進化した魅力がストレートに響くのではないかと思います。
八雲:自分としても、メロディーも歌詞も曲も全部好みですね。歌詞には、“カーステ”や“cabに揺られながら”といった歌謡ワードも使用していて馴染みがあります。
────カーステって、90年代ポップスくらいのイメージですよね。
八雲:そう、今はもう無いですから。そのあたりも含めて、これまでの自分達がやってきたことを踏襲もできているのではないかと思います。あと、ベルの楽曲はわりと恋愛要素があるものが多かったんですよね。夜光蟲の他の3曲にはそれが一切無いんですが、この曲には“恋”というワードが登場していたり、ちょっと稀有な存在かなと。ただ、ベルの歌詞とは雰囲気が全く異なりますが。
────具体的な恋愛描写は無いですし。
八雲:そう、何の“恋”なのかわからないですからね。
────歌詞の中で、“わだかまり”をわざわざ“蟠り”と書かれているじゃないですか?これまでの3曲にも必ず蟲が登場していたし、この表記にした意味があるはずだと思って。
八雲:正解です、ありがとうございます。
────検索して出て来た画像に、小さく悲鳴を上げました(苦笑)。
Taizo:何が出てくるんですか?
────足が沢山あるタイプの・・・(小声)。
Taizo:あぁ、そっち系か!(笑)
八雲:皆さんは調べないほうが身のためですね。
────虫が苦手な方は本当に気を付けてください(笑)。それはともかく、これも本当に素晴らしい曲なので早く世に出たらいいなと思います。
八雲:そうですね。おそらくこの記事が世に出る頃には発表されているであろうライヴでは確実に聴けるでしょうし、それよりも前に楽曲自体も発表できたらとは考えているので。ずっと情感たっぷりで歌ってきて、“ナイフ握るしかなかった”のところでグッと歌の表情が変化するのも聴きどころです。
────そこで夜光蟲の芯の部分に引き戻される感じがしました。
八雲:うん、その通りですね。
Taizo:八雲さんにナイフを握りながら歌って欲しいです。
八雲:かしゃかしゃなるタイプのナイフを持って、タイちゃんの胸に血糊を仕込んでもらって・・・。
Taizo:俺が刺されるの!?(笑)
一同:(笑)
────では、最後に今後の展望をお聞かせください。
八雲:世の中には“ユニット”という言葉がありますが、我々自身は夜光蟲というプロジェクトに対してユニットという意識は無くて、どちらかというと“バンド”だと思っているんですね。
────そうなると、ライヴでの編成なども気になります。完全に2人なのか、他にも何らかの形でステージに立つメンバーが居るのか。
八雲:そのあたりも含めて色々と考えていますので、お楽しみに。決まっていることは多々ありますが、ヒント的なことを言うなら・・・先程も「10曲でひとつのストーリーを描いていく」と言いましたけど、何ヶ月かに一度出てくる単行本にしろ、放映されているアニメにしろ、「先が気になる!」って気持ちが生まれるじゃないですか。そういう“物語を読み進めていく楽しさ”も夜光蟲の醍醐味だから楽しんでもらいたいですし、“これが完結したら、次はどんな物語を描くんだろう?”ともっともっと先のところまで楽しみにしてもらえるような活動にしたいと思っています。あと、夜光蟲ってちょっとお堅い印象を受ける方が多いのではないかと思うんです。なので、どれくらいのペースになるかはわかりませんが、Taizoと2人でポッドキャストなどもやっていけたらいいなと。2人で色々な話をするラジオみたいな形で、楽曲に関する裏話などを交えながら人となりも知ってもらったほうが、色々な面で身構えずにライヴに臨めるのではないかと思うので。やっぱり、何も知らない場所に飛び込むのはハードルが高いだろうし、楽曲とアーティスト写真しかわからない状態ではなかなかライヴに行く勇気が出ないかもしれない。これまでも応援してくれていた方達はもちろん、夜光蟲から出逢うであろう新たなファンの方達にも、我々の人となりを含めて知って楽しんでもらえたらなと思っています。そのあたりもまた追って告知をしていきますので、お楽しみに。
Taizo:そうですね。個人的な展望としては、英語を話せるようになりたいです。今回、名前の表記をローマ字で“Taizo”に変えたんですけど、そこにも英語を話せるようになりたい意気込みが表れています(笑)。
八雲:そこは頑張ってもらおうと思います。
Taizo:よく外国の方に道を聞かれるんですよ。大体伝わりはするんですけど、もう少し良い感じに話したいので、それが目標ですね。
────夜光蟲の楽曲達は国境を越える可能性が充分にありますから、必ず役立つと思います。
八雲:Taizoとも話していたことですけど、楽曲の雰囲気的にも、自分達で活動範囲を決めてしまうのではなく、どこに出ていっても大丈夫という状態にしたいんです。これはポジティブな話なので皆さんにもそう捉えて欲しいですけど、我々もいくつかのバンドでの活動を経てきて・・・もしかしたら、自分達で活動の幅を狭めるようなことがあったのかなと考えると、活動範囲は自分達で決めるべきものではないなと思ったんですね。同時に、このシーンは僕やTaizoを育ててくれた大切な場所ですから、そこに対してもしっかりと恩返しをしていけるバンドにしたいと思っています。歌詞・楽曲・映像で物語の展開を考察しながら楽しんで頂くも良し、純粋に音楽を楽しんでライヴに足を運んで頂くも良し、色々な楽しみ方ができる夜光蟲をよろしくお願いします。
取材・文:富岡 美都(Squeeze Spirits)
LIVE
夜光蟲 1st ONEMAN LIVE
「路地裏より愛を込めて 上」
2025年2月17日(月)
SHIBUYA DIVE
出演:夜光蟲
OPEN/START:18:30/19:15
先行:¥3,500円/一般:¥2,500円/学生:¥1,000/当日券:各チケット+500(D代別)
・先行チケット(抽選) A1〜
《受付期間》12/1(日)20:00〜12/7(土) 23:59
・一般チケット B1〜
《発売日》2025/1/15(水)12:00
・学生チケット C1〜
《発売日》2025/1/15(水)12:00
【入場順】A → B → C → 当日
関連リンク
◆夜光蟲 公式X
https://x.com/yakou_koushiki
◆夜光蟲 公式YouTube
https://www.youtube.com/@yakou-chuu
◆Taizo Official X
https://x.com/belle_taizo