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【ミウラアイム × miko(exist†trace:Guitar & Vocal)】★インタビュー★ユニット「Miura Ayme feat. miko」について語る

ここ数年世界中のイベントに出演し話題を呼んでいるソロアーティスト、ミウラアイム。そのミウラアイムが2024年8月、ドイツ・マンハイムで開催されたドイツ最大級のアニメコンベンション『AnimagiC』に、バンドexist†traceのGuitar & Vocalを務めるmikoとユニットを組み「Miura Ayme feat. miko」として出演し、大きな反響を呼んだ。その後もユニットとして国内のステージに何度か出演している。

そこで今回、なぜ2人がユニットを組むことになったのか。その理由と今後の展望を聞いてみた。

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────まず、お二人がこのユニットを結成することになったきっかけは何でしょうか?

ミウラアイム:まず、僕がexist†traceさんをどうやって知ったかをお話しさせてください。もともと僕をこの世界に引き込んだ先輩がいまして、その先輩と仲の良い同期のバンドとしてexist†traceさんを知りました。今でこそ女性だけのV系バンドというのは稀有な存在ですが、その僕の先輩も女性のみでV系バンドをやっていた方なので特に珍しいとは思いませんでしたね。
正直に言うと、当時はまだ業界全体が体育会系の縦社会だったので、その先輩も同期のexist†traceさんも少し怖い印象がありました(笑)。なので、もちろんカッコいいバンドだなとは思っていたんですが、「怖そうな先輩」というのが最初の印象ですね(笑)。
その後、薄く繋がりはあったものの、特に絡むこともなく何年か経ちました。そしてつい最近、たまたま僕が行ったイベントにexist†traceさんが出演されていて、初めてちゃんとステージを拝見しました。そのパフォーマンスがものすごくかっこよくて。
パフォーマンスやバンドの存在感もさることながら、何より「楽曲」の素晴らしさに衝撃を受けました。そのとき「KISS IN THE DARK」を演奏されていて、「このシャッフルの感じ、分かってますね!」と生意気ながらテンションが上がってしまいました(笑)。
キャッチーなリード曲はもちろん、楽曲の幅広さやメロディがスッと自分の中に入ってくる感覚がありました。僕は基本的には自分の楽曲を自分で作詞作曲するのですが、mikoさんの作る曲には自分と似ている部分があると感じました。
それから、exist†traceさんの曲を聴き込んでいるうちに、mikoさんの作曲センスと僕の音楽性を掛け合わせることで、新しいものが生まれるのではないかと感じたんです。
そこで、何か一緒に作品を作りませんか?とお話させていただいたところ、興味を持っていただけました。そして、まずは「ミウラアイム」というアーティストを知ってもらおうということで、ギターを弾いていただいています。

miko:怖い先輩はやめてください(笑)。私がみうさん(ミウラアイム)の曲を初めて聴いたのは、みうさんがexist†traceのライブを見てくれた直後でしたね。
「曲カッコいいですね!」と言ってくれているのに、ごめんなさい、その時はみうさんのことを「海外を謎に飛び回ってる声優さん?」くらいしか知らなくて、「ちゃんと聴かなきゃ!知らなくちゃ!」って(笑)。

ミウラアイム:声優!?ミュージシャンだって知らなかったんですか(笑)。

miko:ごめんなさい(笑)。まず聴いたのが「Sinful Indulgence」だったのですが、強烈にキャッチーなサビのメロディと、みうさんの独特の声色に衝撃を受けました。
そういえば話してる声も鼻のあたりが鳴ってる感じというか…あまり気にしていなかったけど独特な声だったのを思い出しました(笑)。

ミウラアイム:ひどいな、声すら覚えてなかったんですか(笑)。

miko:楽曲としてもサビ以外のパートも一切余力を残していない感を凄く感じて、「これは相当気合い入ってる人だ」と思い、そこからアルバム「Loveless」を一気聴きしました。
歌詞の付け方も母音の割り振り方とか、言葉とリズムの関係性とか、「どうやら私と似た部分にこだわりがあるみたい」と思い始め、「何か一緒に作ってみたいですね」と話すようになったんです。
それでサポートで弾くようになったのですが、実際に弾いてみるとみうさんの曲、本当にとんでもないんですよ(笑)。
私よく「ジェットコースターみたい」と形容しているんですが、複雑なリズムパートを抜けたと思えば突然奇天烈な転調をし、びっくりしてるうちに今度はテンポチェンジ…と、まさに振り回され続ける曲が多いんです。
でも、ただ無茶苦茶な作りをしているだけじゃなくて、聴いている分にはさらっと聴けちゃうのがすごいんですよね。破茶滅茶なのにちゃんとリスナーのことを考えてまとめてある。
だから「この創造力と私の感性をぶつけたら相当面白いことが出来るのでは?」と、そこで本気で一緒に組みたいと考えるようになったんです。

────ミウラアイムさんは今までソロアーティストとして活動されてきましたが、なぜ今このタイミングで二人でのユニットを始めようと思ったのでしょうか?

ミウラアイム:このタイミングでの話かぁ。僕、もともとソロアーティストがやりたかったわけではないんです(笑)。やっぱりバンドがやりたくてこの世界に入ったので、今でもバンドをやりたいという気持ちがありますね。
前にやっていたバンドが解散してから約3年間、ずっと新しいメンバーを探していたのですが、なかなかうまくいかなくて。それならいっそ、ソロで活動しながらメンバーを見つけようと思ったのですが、気づいたらソロ活動が軌道に乗ってしまって。

────望んだ形ではなかったけど上手くいっちゃったんですね。

ミウラアイム:そうなんです。本当は、活動をしながらメンバーを集めて、世界を目指したかったんです。例えるなら、ルフィが仲間を集める前に1人でグランドラインに突入しちゃった感じです(笑)。「え、仲間いないけど?」みたいな(笑)。
そこで、先ほどの理由からmikoさんと一緒に何かやろうという話になりまして、ユニットという形がいいんじゃないかと思い、始めてみました。「男性ボーカル×女性ギタリスト」という組み合わせが珍しいと言われるのですが、僕としては性別云々に特にこだわりは無いので。そこは男でも女でも何でも良いじゃん、と思ってます。
ただ、並んだときの存在感や美しさにこだわりたいですね。やっぱり根が“ヴィジュアル系”なので(笑)。

────mikoさんは現在、女性バンドexist†traceでも活動されていると伺いましたが、このユニットと既存のバンドとの違いは何でしょうか?

miko:exist†traceは今年20周年を迎えた、私の音楽人生全てを捧げてきたバンドです。
私が"バンド"という形で表現したいものは全てexist†traceでしか再現できないと思っています。このバンドで最高な音楽を作り、ファンのみんなと最高な景色を観に行きたい、その気持ちは揺るぎません。
その上で、最近はサポートをしたり、同時進行で他のバンドの活動も行うメンバーもいますし、「私たちの母船=exist†traceは揺るぎなくここにあるから、各メンバーやりたいことは思いっきりやっちゃえ!」という気持ちですね。
みうさんとのユニットは他にあまり例がない形式なので、形に囚われることなく柔軟に表現できることが魅力ですね。
それからやっぱりみうさんの歌ですね。どんなメロディをつけるとどんな独特な声色で歌ってくれるのか、あれもこれも試してみたいです。

────海外、特にドイツでの音楽活動に手応えを感じていますか? 今後、どのように海外展開を考えていますか?

ミウラアイム:僕が何度も出演しているドイツのイベントがありまして。、『AnimagiC』というんですが、僕が知る限り世界最高峰のイベントですね。全てのクオリティが高いしホスピタリティも最高です。例年ソロで出演していたのですが今回初めて「Miura Ayme feat. miko」として出演させていただきました。
2人いるとステージ上での動きが出る分、コンサートの評判も良かったですね。ファンの反応もみんな好意的で、可能性を感じました。これからもどんどん海外での機会を増やしていきたいと思っています。

miko:私はヨーロッパはバンドのツアーで行った以来久々だったのですが、ドイツの荘厳なホールにミウラアイムの楽曲は本当に似合って、世界中にこのライブを届けたい!と思いました。
ドイツにいる私の古くからのファンもこのfeat.スタイルを楽しんでくれていました。

────二人が一緒に音楽活動をする上で、最も楽しみにしていることは何ですか?

ミウラアイム:やっぱり、音楽的なケミストリーですね!素晴らしいミュージシャンと楽曲作りができるというのは、この稼業の醍醐味だと思います。

miko:どんな楽曲が生まれるのかが本当に楽しみですね!
それ以外にもみうさんは声優や謎解き制作者など、幅広い背景をお持ちなので、バンドやV系とはまた違った界隈にも音を届けられたらいいなと思っています。

────今後のライブやレコーディングについて、現時点で描いているビジョンはありますか?

ミウラアイム:闇雲に始めるのではなく、作品を丁寧に作りたいと思っています。ライブは積極的にやっていきたいですね。ただ、お互いの活動もありますし、バランスを取りながら無理のないスケジュールで進めていければと思っています。

miko:そうですね、作品は丁寧に作り込みたいです。ライブはどんどん行いたいので、国内外からお誘いお待ちしています!(笑)
ヴィジュアルやコンセプト、SNSの使い方など含め、アイコニックなユニットを作っていきたいですね。みうさんがルフィなら私がゾロになろうって感じで(笑)。この先どんな冒険が待っているのか楽しみにしています!

ミウラアイム:mikoさんはバンドのリーダーですし、僕も昔のバンドではリーダーでした。お互いメインコンポーザーですし焦らず、でも攻撃的に展開していきたいですね。せっかくなんでそれぞれが今までできなかったような、SNSでの展開とかも軽いノリでやっちゃえたら面白いかなと思っています。今後の動きを期待しておいてください!

Information

◆ミウラアイム「Sinful Indulgence【EN Ver.】」
https://youtu.be/Xzf_ziqB3ok

◆ミウラアイムOfficial YouTube Channel
https://www.youtube.com/c/MiuraAyme

◆ミウラアイムOfficial Instagram
https://www.instagram.com/ayme_official/

◆miko Official Instagram
https://www.instagram.com/miko_existtrace/

◆ミウラアイムOfficial X
https://x.com/Ayme_official

◆miko Official X
https://x.com/miko_0307

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