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【マーキュロ・翠城ニア】★パーソナルインタビュー★遂行中の全国ツアー・“生バンド単独巡業「また明日、僕達の★倶楽部で」”のファイナル公演に向けた彼女たちの想いを訊く


群雄割拠のアイドルシーンにおいて、その異端さをもってして知名度を伸ばし続けているマーキュロがVISUNAVI Japanに3度目の登場。今回は、6月30日に2度目となるZepp DiverCity(TOKYO)ワンマンを控えた彼女たちにパーソナルインタビューを刊行。前回のZepp DiverCity(TOKYO)公演で悔しい思いをしたという翠城ニアが2度目のワンマンに懸ける思い、そして、ツアーで初めての試みとして披露したメンバーによるバンド演奏において、活動休止を経て自分と向き合いギターヴォーカルを選ぶに至った経緯まで正直な気持ちを語ってくれた。


◆     ◆     ◆ 


────現在、“生バンド単独巡業「また明日、僕達の★倶楽部で」”の真っ最中ということですが、今回は地方限定で初めての試みがあるんですよね?

翠城ニア:はい! マーキュロメンバーのみでバンド演奏をするという初めての試みがあって。メンバーのほとんどが初心者のなか2ヵ月間練習して披露するのはすごく大変だったんですけど、盛り上がってくれてよかったですし、現状名古屋と福岡の2ヵ所を終えて、いい感じにツアーを回れていると思います。

────実際にお客さんの反応はどうですか?

翠城ニア:すごく褒めてもらえます! これは昔から見てくれているファンの方に言われたことなんですけど、「これまでは生バンドの前で自分たちが歌って踊っていたけど、自分たちだけでバンドができるような環境になったんだね」と言ってもらえたのは感動しましたね。

────そもそもなぜニアさんがギターヴォーカルになったんですか?

翠城ニア:私は去年から活動休止をしている期間があって、その間にツアーでマーキュロバンドをやることが決まったんです。その時私はヴォーカルの予定だったんですけど、活動休止をしていることもあったし、もうちょっと私も頑張りたいと思って初心者ではありながらもギターをやらせてほしいと直談判したんです。

────自ら険しい道を選んだんですね。

翠城ニア:私はもともとバンドが好きで、自分でバンドをやるのが夢でもあったんです。とはいえ、最初は不安でしたけど、できちゃったからすごいですよね。夢が叶ってうれしいです。

────とはいえ、ギターを弾きながら歌うのって想像以上に大変ですよね。

翠城ニア:めちゃくちゃ大変です! 歌の面でも普段6人で歌っているものを1人で歌わないといけないので、他のメンバーに助けてもらいながらにはなるんですけど、何よりギターですよね。リードギターではないにしろ難しいし、ギター弾ける人ってすごいなと思いました(笑)。

────何かツアーで印象深いエピソードや、面白いエピソードはありますか?

翠城ニア:ギターが弾けなさすぎて頭が弱いのがバレました(笑)。というのも、今回、親富孝通り(帯同している生バンドの名称)のメンバーさんに教えてもらっていたんですけど、これまではライヴでしか関わりがなかったところ、レッスンを通じてポンコツな部分がバレて“ニアってこんな感じだったんだ”的な雰囲気に……。

────長い時間を一緒にいて、ニアさんの素の部分が見えてしまったんですね。

翠城ニア:そうです。でも、それをきっかけに親富孝通りバンドの皆さんとの距離も縮まって、イジられながら笑いも取りつつ楽しくできたと思います。私のファンは私がポンコツなのを知っているので、ギターヴォーカルをやってる私を見て「見直したよ!」って言ってくれたりもしましたね。

悔しい思いをした記憶を塗り替えたいと思っています



────このツアーでは3曲の新曲が披露されましたが、それぞれどんな曲になっていますか?

翠城ニア:マーキュロは大事なライヴがあると、そこに向けてバラードが出るんですけど、「ヒカリ」は今回のツアーのメインとなるファンに向けたバラード曲になってます。ライヴではこの曲を聴いて思ったことを私なりにファンに伝えようと、冒頭で語りを入れたりもしているので、そこにも注目してほしいです。

────歌詞もこれまでのバラードとは少し違うテイストになってますよね。

翠城ニア:そうですね。初期とは違った、マーキュロが3年目を迎えるにあたってちょうどいいというか、集大成みたいな曲だなと思います。

────「美しい人生」に関してはいかがですか?

翠城ニア:「美しい人生」はまたちょっと違って激しめでライヴでも盛り上がれる曲で、歌詞も“赤ちゃんポスト”を題材にしたものなので重めで、そういうところも含めてマーキュロらしさが詰まっている新曲です。

────歌詞のお話が上がりましたが、「美しい人生」の歌詞は自らの人生を美しいものにすることで復讐するというものじゃないですか。ニアさん自身も過去にいろいろなことがあったなかでマーキュロを始めて、現在に至るかと思うのですが、そういったご自身の境遇に歌詞を重ねたりはしますか?

翠城ニア:今言われてハッとしました! 確かにそうですよね。私自身、マーキュロに入る前にSNS上でアンチがたくさんいて、毎日DMで「死ね」とか「消えろ」とか理不尽なことを言われていたんですけど、その人たちを見返してやりたいという思いでマーキュロを始めたし、そういう復讐心みたいなものは強くて、それが私の活力になっているんです。

────ということは無意識のうちに「美しい人生」の歌詞のようなマインドを持っていたということですし、マーキュロが大きくなればなるほどその復讐が叶っていくということですね。

翠城ニア:そういうことかもしれないですね。<この美しい人生は最低の復讐の為に>という歌詞は私が歌っているので、今改めて気がつくことができて良かったです!

────その部分を歌うときにより力がこもりそうですね。

翠城ニア:そうですね! めちゃくちゃ力入ると思います!

────じゃあ、同様にマーキュロの歌詞に共感することも多いですか?

翠城ニア:「美しい人生」に限らずマーキュロの歌詞はどれも共感します。最初のほうは共感しすぎて悪夢を見て、ちょっと怖いくらいでした(笑)。

────そのくらいメンバーと楽曲の温度感が近いということですね。「グランギニョル」はMVも公開されました。見どころはやはりニアさんが刀を振るシーンですか?

翠城ニア:そうですね。実はあの刀、結構重たくて、振るのが大変で。以前ワンマンで演技をした際にご一緒した俳優さんたちが今回も出演してくれていて、その俳優さんたちに刀の振り方を教えてもらったんです。教えてもらえなかったらすごく弱そうだったと思うので、ありがたかったです。

────では、6月30日に開催されるZepp DiverCity(TOKYO)ワンマンについてもお聞きします。Zepp DiverCity(TOKYO)でのワンマンライヴは2度目となりますが、一度目のことは覚えていますか?

翠城ニア:これまでいろいろな会場でワンマンをやってきましたけど、前回のZepp DiverCity(TOKYO)ワンマンだけは悔しい思い出しかなくて、後悔が残っているんです。

────そうだったんですね。それはどういった理由なのか話せる範囲でお聞きできますか?


翠城ニア:ファンの皆さんからはどう見えていたかはわからないですけど、私自身としては全てが上手くいかなかったワンマンでした。歌も、ダンスも、ライヴ自体も、最高なものを出すことができなかったし、楽しませてあげられなかった。悔しすぎてライヴが終わったあとに泣いて飛び出したくらいでした。

────そんな悔しい思いをしたんですね。となると、2度目は必然的に気合も入りますね。

翠城ニア:そうですね! あの悔しい思いをした時と同じ場所でワンマンができて嬉しいですし、あの記憶を塗り替えたいと思っています。

────今のニアさんならきっとその記憶を塗り替えられると思います。では、最後にマーキュロがこの先どんなアイドルになっていって、どんな夢を叶えたいかを教えてもらっていいですか?

翠城ニア:難しい質問ですね……(笑)。見当もつかないですけど、この先ずっと続く限りマーキュロで居続けたいですね。というのも、活動休止期間中に様々なことを客観視することで学べたこと――メンバーの大切さや、ファンの大切さや、待っててくれた人の大切さに気づいたので、毎日過酷ではあるんですけど、その気持ちを忘れず長く続けたいと思ってます。

────絶望や希死念慮を全面に押し出しているマーキュロが“長く続けたい”と未来を考えられるようになったこと自体大きな変化だと思いますし、これからもマーキュロをニアさんにとって美しい人生にしてくださいね。

翠城ニア:はい! 復讐心を忘れずに頑張ります!



取材・文 オザキケイト
写真 

LIVE

マーキュロ三周年単独公演
生バンド単独巡業「また明日、僕達の★倶楽部で」

2025年6月30日(月)
Zepp DiverCity(TOKYO)
OPEN 17:00 / START 18:00

▼チケット詳細
・前方エリア¥6,000(指定席)㊗️完売御礼
・二階席¥5,000(指定席)
・一般¥2,000(立ち見)
・招待¥1,000(立ち見)
https://ticketdive.com/event/250630b

ぴあ https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2329814
イープラス https://eplus.jp/sf/detail/3819780001?P6=001&P1=0402&P59=1
ローソン https://l-tike.com/concert/mevent/?mid=689674
(Lコード:72140)

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