umbrella presents＜路地裏サーチライト＞大阪BIG CAT迫る！柊(umbrella)×tink(色々な十字架)の同世代対談実現！「自分たちが立ちたいステージを自分たちで用意できたからこそ、覚悟を抱いて当日を迎えたいと思ってます。」
umbrella presents＜路地裏サーチライト＞がいよいよ迫ってきた。
6月23日、大阪BIG CAT。
関西ヴィジュアル系シーンのドン…と言うよりは“関西を護る気の良いお兄ちゃん”と言った方が正確かも知れない。
そのオルタナティヴな音像と卓越したスキルはそれだけで他者を隔てる説得力があるが、実のところ今のumbrellaはとことん開けている。
強靭に雑草のように歩んできたからこそ15周年にして過去最高の状態で好調を継続するその背景には、様々なバンドからのリスペクトが可視化されたこともあるだろう。
色々な十字架のフロントマンtinkもその一人だ。
強烈な非社会性を地で行く反逆的カリスマは何故、umbrellaに惹かれたのか。
つい先日＜KHIMAIRA＞でも相まみえたばかりの2人。
柊とtinkがシンクロした穏やかな対談を一読のうえ、来る6月23日を心待ちにしてほしい。
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色々な十字架が共演者と打ち上げしたのはumbrellaさんが初めてなんです
────6月23日に開催が迫った＜umbrella presents 路地裏サーチライト＞に向けた対談企画の第４弾にしてラストとなります。自己紹介でもしておきましょうか。
柊：umbrellaギターの柊です。よろしくお願いします。
tink：あ、umbrellaの柊です。よろしくお願いします。
────えーっと、史上初のumbrella柊同士による対談になっちゃいますね。では、本物の柊さんにまず＜路地裏サーチライト＞がどんなイベントなのか伺えますでしょうか？
柊：シンプルに言うと、地元大阪に自分たちの好きなバンドを呼んで好きなことをしていきましょうってイベントですね。僕らは生誕ライヴとかのときに＜アマヤドリ＞って冠をつけるんですけど、それとはまた違った冠をつけてます。バンドとしてやりたいことによって使うタイトルも変えているなかの一つが＜路地裏サーチライト＞です。
────今回BIG CATは今までで一番大きいキャパシティですよね。
柊：そうですね。それは＜路地裏サーチライト＞だけに限らず、umbrellaとしてやってきたライヴの規模感として一番大きいです。
────tinkさんは＜路地裏サーチライト＞ってイベントの存在はご存知でした？
tink：はい、知ってました。
柊：お！ありがとうございます。
tink：去年の10月にも味園ユニバースでやってたじゃないですか？なんなら出たかったねってメンバーみんなで言ってたんですよ。
柊：嬉しいですね。
────今回オファーが来た時は率直にどう思われました？
tink：去年に大阪でumbrellaさんと対バンさせてもらった時に「でっかいイベントを来年から大阪でやる」って唯さんか春さんが言ってて。すでにその時点で去年出てたCASCADEとかdeadman、メリー、NoGoDを呼ぶって言っててすごいなって思ってたんですよ。
柊：あー、打ち上げでそんな話してましたね。
tink：その時は＜路地裏サーチライト＞を東京でもやりたいねみたいな話で、東京でやる時は色々な十字架に声かけるね！って言われてたんです。
柊：東京でもやりたいねって話もしてたんですけど、やっぱり僕らは大阪のバンドやし、地元を盛り上げていかないとって気持ちが強くてまた大阪開催になりました。そのうち東京でやってもいいとは思ってますけどね。大阪を大事にする気持ちは変わらないんで。
▲柊(umbrella)
tink：おぼろげな記憶なんですけど、１回やるだけじゃなくてそこから２回、３回って続けていきたいって仰ってたんで、今回こうやって大阪に呼んでもらえて率直に嬉しいですね。
────現役会社員のメンバーさんもいる色々な十字架が平日にライヴすること自体レアなのに、ましてや大阪ですからね。出演することに対する気合いの入りっぷりが伝わります。ちなみに今回、色々な十字架をプッシュしたのが誰かってtinkさん知ってます？
tink：なんか…このインタビュー企画の第１回を見ちゃった気がするんですけど…忘れました(笑)。
────流れを汲んで記憶を消していただきましたが(笑)。
柊：俺です。色々な十字架好きなんですよ。もちろんバンド全体としても十字架を呼びたいねって話になってたんですけど。
tink：わ～やったやった！
柊：対バンは２回しかしたことないんですけど、どっちも大阪でやって、その対バンの時点でめちゃくちゃ好きになったんです。
────最初に両バンドの交流が生まれたのはまさかの十字架からのアプローチなんですよね。
tink：そうなんですよ。大阪行くことになった時にせっかくなんで大阪にいるバンドと対バンしたいなって思って。僕はumbrellaさんの曲とかは薄っすら知ってる程度ではあったんですけど、dagakiとかはもともと好きだったみたいで、大阪行くならumbrellaさんとやりたいよねって連絡しました。全く面識ないのに（笑）。
柊：オフィシャルに突然メールきましたもん。色々な十字架！？なにそれ？バンド？ってなってメンバーと話をしたのを覚えてます(笑)。
tink：大阪バンドのnuriéが新宿BLAZEでワンマンしているのをうちのtacato.くんが観に行ってて、そこでnuriéのサポートベースの銀さん(永山銀)にumbrellaを勧められたんだったけかな？それかSAM(超ジャシー)さんか。
▲tink(色々な十字架)
柊：あ～SAM君っぽいですね。突然メール来て、誰かの友達？って聞いたけどメンバー誰も交流なかったんですよ。でも、なんか面白そうやし、やるかって。
tink：いや、本当ありがたかったですよね。
────あの2023年当時の色々な十字架ってヴィジュアル系対バンはあんまりなかったですか？
tink：そうですね、あんまりなかったです。大阪でやった一発目のライヴもアイドルのくぴぽとでしたし。
────当時の大阪はくぴぽとか解散前の代代代がいて強烈な個性を持ったアイドルカルチャーが盛んでしたしね。
tink：でも、やっぱり大阪で活動しているヴィジュアル系と対バンしたいっていう気持ちはありましたね。したかったし、しなきゃって。
────それこそAshmaze.やBugLugと交流はあったものの、umbrellaも色々な十字架史の中ではかなり初期に出会ってるバンドなんですね。
tink：バンド年表みたいなの作るとしたらumbrellaさんは絶対入りますね。
柊：２回対バンしてどっちも結構遅くまで打ち上げしてますもんね。
tink：あ、それで言うと色々な十字架が共演者と打ち上げしたのはumbrellaさんが初めてなんです。
柊：そうなんや！俺たちできるだけ打ち上げしたいタイプだから嬉しい。あ、でもね、色々な十字架と打ち上げしてる時、俺は車移動なんでお酒を飲めてないんです(笑)。
tink：あ、そうだ（笑）。
柊：だから今回は車を先に置いて、戻ってきて飲みたいと思います。
tink：おお～楽しみですね。あの打ち上げ会場好きですもん。２回連続で連れて行ってもらったとこ。
柊：あの穴場の中華ね(笑)。
tink：そう！穴場の。プライベートで行った時も通りますもん。
柊：駅前の中華屋さんなんですけど、いつ行っても空いてるんですよ。だからスタッフさんとか全員来ても絶対入れるんで、今回もライヴが終わったあとまで楽しみです(笑)。
