【泥眼】◆インタビュー◆7月30日開催の“泥眼無料ワンマンツアー『密葬』”ファイナル公演に向け、勢い盛んに邁進する新進気鋭バンドを徹底追求

────そして7月24日には「奈落」という楽曲のリリースも控えてらっしゃるとか？ こちらはMV撮影も行われるそうですが、現時点でお話いただけることがあれば、教えてください！

天：これまで泥眼は2曲のMVを出してまして、選曲は両方とも累がしているんですね。でも今回は、「この曲をMVにしたい」って自分が主張しました。バンドとしてひとつは持っておきたい王道のバンドサウンドみたいなイメージで作りました。

累：この曲では“現実世界というものには救いがないですよ”というのを表現したくて、幸福が感じられないような世界観にしたいなと思ってます。なので、ちょっと暗いMVにはなるかなと。

────毎月新曲が届けられるのは、とても楽しみです。始動から一年ちょっと経ちましたが、周りからの反響だったり評価だったり自分たちが感じてる手応えだったりはいかがですか？

Ayuto：周りからは意外と評価があるというか、「調子良さそうだね」っていうことはよく聞くんですよ。でも自分たちはもっと上を目指しているので、まだまだだよなって。“もっとこうしたい”っていうのはあるんですけど、O型なわけで時間かかるので（笑）、バンドの成長と共にゆっくり形にしていけたらなと思ってます。

RYON：周りのバンドマンたちから「2マンしよう」とか「3マンやりましょう」とかお誘いいただけることが今年になって増えてきて。イベンターさんからも褒められることが増えましたね。褒められると、やっぱ嬉しいです（笑）。個人的にもバンド的にももっとライヴ力をつけて、成長していきたいなって思います。

天：正直、客観的評価においてはよくわかってないんですよね。お客さんの声って、リアルな評価とはちょっと違うんじゃないかなと思っているんですね。ひねくれてるんで（笑）。お客さんは「すごくいい」って言ってくださるんですけど、現実的なバンドのレベルとしてはわからないです。ただ、こういう話をすると、Ayutoが「いや、泥眼いいよ」ってすごい言ってくれるんですよ。それで、“あっ、いいんだな”と思うようにしてます。

Ayuto：あっはっはっ（笑）。メンバーみんなリスペクトしてるし、カッコいいメンバーとカッコいいバンドをやりたいっていうのが大前提にあるので、それができてるなっていう実感はありますね。だから、メンバーが不安がったりすると「いや、泥眼カッコいいから大丈夫だよ！」みたいな（笑）。すぐ落ち込んじゃうメンバーが揃ってるので、「積極的に頑張ろう」って説得したりしてます（笑）。とくに累くんはすごい現実的ですね。

累：卑屈ですから、僕は（笑）。自分はまだ手応えというのは全然感じてなくて。ライヴは、演者とお客さんの感情をぶつけ合うのが理想なので、自分たちはまだ内面をえぐり出せてないなぁって思ってて。今年の目標としては、もっと自分の内側もさらけ出していこうと。さらけ出して、それに乗じてお客さんも普段出せないような感情をライヴで吐き出してスッキリしてくれたらいいなって思います。

────ライヴといえば“泥眼無料ワンマンツアー『密葬』”を遂行中なわけですが、このツアーはどんな内容になっているのでしょうか？

天：今までのツアーと違うところは、静岡、仙台と新たなエリアに進出したというところです。泥眼の認知度を考えるとちょっと怖いなっていう部分もありながら、地方にいるみんなにも知ってもらいたい、ライヴを体感してもらいたいっていうところもあって。ワンマンライヴってドキドキするし、“何人来てくれるんだろう？”っていうのは常に考えてしまう部分ではあるので、自分たちにとってチャレンジでした。このツアーを経て、ファイナルではどれくらいの人が興味を持って集まってくれるのか、前回よりも人数を伸ばせるのか……。

────―このツアー全箇所のSチケ特典「オリジナルパスステッカー」を集めると限定ワンマンに参加できるとの情報を拝見したのですが、“未発表曲の公開”もあるとのことで、さっき仰られていたストック曲たちはそこで聴けるんですかね！？

天：（聴け）ます！

────7月30日に池袋EDGEでツアーのファイナル公演が行われます。もちろんこちらも無料公演ということでぜひ多くの人に足を運んでもらいたいところですが、見どころや意気込みをお聞かせください。

RYON：今、3ヵ月連続でシングルリリースをしてるんですけど、曲のラインナップも増えてきたので新しい泥眼が見れるんじゃないかな？ 当日無料ですし、ぜひ皆さんに足を運んでもらいたいですね。楽しみな重大発表もあると思います！

Ayuto：泥眼ってまだそんなに世の中に知られてないっていう実感はあるので、これを機会により多くの人に観てもらえたらな、と。曲も増えてきて、『密葬』ツアーを経験してバンドの経験値がどんどん上がってきているので、一番カッコいいところを見せたいですね。天さんに注目されがちなバンドだと思うんですけど、それはそれで良しとして、ドラムも頑張ってますので！（笑）

天：泥眼のワンマンって、実力云々とか新要素がどうとかをさておいたとして、幸せな空間にできる自信があるんです。それは、お客さんとメンバーが作り出す空気だと思っているんですけれど、ただカッコいいバンドっていう点に収まらないような。幸せな空気を自分はワンマンのたびに感じてまして、うまく言葉にできないんですけど、ぜひその空気を体感しに来てもらいたいなと思います。

累：ライヴを一本一本重ねるごとに、ワンマンはワンマンで対バンは対バンで、新しい変化が毎回生まれてきてるような気がしています。そういう新しい面だったり、ツアーの集大性が見せられると思います。自分なりの目標としては、いろんな人にドロドロになってほしい。ストレス発散してほしいし、会場で僕たちと一緒に感情をぶつけ合ってグチャグチャになって帰ってほしいなって思ってます。

取材・文　神林華奈

RELEASE

★New Digital Single
2025年6月28日リリース
「marry」

配信はこちら：https://linkco.re/TaVq9UaD

LIVE

泥眼無料ワンマンツアー『密葬』TOURFINAL
2025年7月30日(水)
OPEN17:30/START18:00
池袋EDGE

＜Sチケット￥3000＞
【優先入場、オリジナルパスステッカープレゼント】
※オリジナルパスステッカー詳細
ワンマンツアー【密葬】が行われる各ライヴハウスでSチケット購入者にオリジナルパスステッカーを配布。
全6箇所全てのオリジナルパスステッカーを集めると限定ワンマンに招待。
2025/8/1某ライヴハウスにて開催予定。

6月30日(月)12時～一般発売
https://eplus.jp/sf/detail/4291700001-P0030001

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【8/1限定ワンマンライヴ概要】
・特別衣装
・未発表曲公開
・O.A泥眼セッションバンド【暗黒の邪竜〜刻まれた十字架（クロス）の中で〜】出演
・Goods先行販売（ラバーバンド）
・限定物販「動画30秒撮影券」
※入場順は当日くじ引き。

関連リンク

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