【MAMA.】9月30日初ホールワンマンに向けて“第二期MAMA.”を解剖する対談企画スタート！第一弾は命依(Vo)＆JiMYY(Gt) vs 櫻井有紀を敢行！

2025.07.04

自分はまだまだなんだなってちゃんと思えた

────さぁ、そしてMAMA.は9月30日に初めてのホールワンマン「私の命はあの暗い森に隠れている」を渋谷PLEASURE PLEASUREで開催します。どんなライヴになりそうか、現時点での企みを教えてください。

命依：MAMA.第二章ですね。これまでメンバーの変遷もあって結局今の４人に落ち着いたんですけど、それを僕は第二章だと捉えていて、実はアルバムも作ってます。MAMA.とは一体何なんだ？何を伝えたいんだ？っていうところですよね。ちょっと今まで僕がツンツンしてたのもあって“解るヤツだけ勝手に解ってくれればいいや”と思ってたけど、そこはもっとちゃんと届けていくべきかなとは思います。

────内向的だったメッセージが外に放射されていきそう？

命依：ちょっと濁した表現が多かったと思うんです、これまでは。だから本質が解らない人もいたと思う。MAMA.と結局何なんだっていう…言ってしまえばこれまで捻くれて提示してこなかった正解を出していくライヴにしたいなと思います。今までついてきたお客さんたちが散々に僕に振り回されて考えさせられてきたものの、答え合わせがようやくできる。そんな日になるでしょうね。初ホールとかはあんまり関係なく自分らしいライヴをします。

────アルバム制作中っていうのは初耳で驚いてるんだけど、楽曲の方向性は「WITCH？？」や「僕は宇宙のゴミ」みたいにより刷新性を持ったものにシフトしていきそう？

命依：うん、そうです。僕にしか作れないヤバい曲ばっかり作ってるんで自信しかないんですけど、好きなこととやりたいことを固めて第二章へ形を整えて持ち込んでいくっていう感じですね。

────頑固なところがあったけどYUKIさんや先輩方と一緒にライヴする機会が増えたことで、やっぱ届けないといかんなっていう風になってきたんですかね？

命依：売れる売れないを考えてるつもりはないんですけど、MAMA.の音楽で誰かを救うならもっと広げていかなきゃいけないでしょ？っていうシンプルな考えに至れましたね。それはYUKIさんの姿勢からも学んだことです。

────JiMYYさんは？

JiMYY：命依も言ったようにアルバムを作ってるんですけど、幸運にもいろいろな先輩と対バンでご一緒できたことで吸収したものがちゃんとフィードバックされた納得のものになると思うし、ライヴも3月のＷＷＷＸワンマンで感じた手応えを超えていきます。答えが見せられるんじゃないかなって僕も思ってます。今回初ホールですけど、ソールドアウトさせたいですね。

YUKI：PLEASURE PLEASUREか。300人以上入るホールだもんね。ちなみにあの会場にも“魔物”が住んでるから気をつけるんだよ。

命依：え、そうなんですか？

YUKI：僕もあの会場で何回かワンマンをやった経験があるんですけど、ほぼ間違いなく機材トラブルがあったり、本番中に酸欠になったりしてるんですよ。でも、会場自体はみんな知っての通りとても素敵な場所だから、その“魔物”倒す気持ちでライヴをしたら先が見えてくると思う。

JiMYY：ドラゴンクエストみたいな。

────不慮の事態が起きても良いように経験を積んできたわけですもんね。

YUKI：よほどの事情がない限りは僕も駆けつけたいと思ってるんで、リアルタイムでその場で一緒に雄姿を見届けさせてもらえると嬉しいです。

────3月のWWWXワンマンの時は“ライヴ本番こそ観れないけど…”とリハにYUKIさんが突然現れて大量のお酒を差し入れしていったことからも愛を感じますよね。

命依：MAMA.がこうやって成長できたのってYUKIさんみたいに深く関わってくれた人のお陰だと思います。だから言ってしまえば、MAMA.のメンバーとかファン人には僕の好きなものを見てほしいんですよ。例えば映画とかでも。それをバンドに例えるとしたら、MAMA.を好きな人にはYUKIさんのライヴも観に行ってほしい。僕が誰を見て、何を感じてバンドの成長に繋がったのかがきっと理解できると思う。

────答えはそこにもあると。命依さんはずっとその考え方ですもんね。

命依：それが僕を理解するってことでもあると思うんで。

────それはMAMA.を観てYUKIさんが何を与えたかが解ることでもあって。

命依：絶対にあるっす。YUKIさんに与えてもらったものがMAMA.のステージに。

JiMYY：自分がサポートで出ていない時のYUKIさんのワンマンを観に行ったんですけど、音楽が心を動かすってこういうことなんだなっていう体験になったんですよね。一緒にステージに上がってる時とは違ってちゃんと冷静に見たうえで。

YUKI：自分のワンマンでそんな風に思ってもらえるのは光栄だなぁ。

JiMYY：やっぱり自分はまだまだなんだなってちゃんと思えたし、ライヴや音楽にはこんな力があるんだって可能性も感じられて、すごい希望が持てたんです。MAMA.もそういう存在になっていきたいですね。

────そしてYUKIさんも7月11日に赤羽ReNY alphaでのワンマンライヴが迫ってきました。

YUKI：11年ぶりにやってくるゾロ目の誕生日になるんですけど、ありがたいですよね。ヴィジュアル系ぐらいだと思うんです。年を重ねても華やかな衣装を纏って、濃いメイクをして非日常のステージをできるのって。これをいつまでも続けていけたらもっと面白くなるんじゃないか？ってスイッチを入れる特別な日にしたいと思ってます。“アイツの化粧してる姿いい加減しんどいな！”って思われたらもう負けじゃないですか？(笑)。このヴィジュアル系っていうフィールドで生きていく覚悟を心に据えてパフォーマンスをしますよ。

────ゲストミュージシャンも豪華ですし、素直に音楽のライヴとしてレベルの高い演奏になることも楽しみですよね。

YUKI：自分にとって頼りになって絶えず刺激を与えてくれるような仲間と一緒にステージに立ち続けたいと思っているので、今回もすごい腕利きの頼もしいキャストがいっぱい駆けつけてくれます。やる前にこんなこと言うのもなんなんですけど、もうすでに幸せです。応援に駆けつけてくれるファンの方々には一分一秒余すことなくシェアしていきたいですね。

────ライヴ的には“オールタイム・櫻井有紀”な内容になるんでしょうか？

YUKI：うん。僕のどの時代の音楽も楽しめる内容になります。あと声を患って復帰してからもう２年半ぐらい経つなかで、既存曲を少しでも原曲に近いパフォーマンスで歌えるように日々の訓練の繰り返しだったんですけど…久々に新曲書きました。

JiMYY：おー！

YUKI：その新曲のお披露目の舞台にもしたいなって考えてます。

────あまりにキャリアもカラーも超えた両者が交わっていること自体が、一般的には不思議ではあったのですが、互いに血を循環させるように関わっていられるんだなと感じました。

YUKI：そうですね。渋谷PLEASURE PLEASUREは舞台がコンクリート詰めで結構固いので、低音が回りやすかったりいろいろと音作りで対策も必要だと思うんです。だけど、天井は高いしショー的要素はすごく狙いやすいのでMAMA.のことだから超カッコいいライヴになると思います。あ、あとステージも広くて余裕があるんで、あの冷蔵庫のセットは安心しておけると思います(笑)。

JiMYY：頑張ります！それで言ったら赤羽ReNY alphaも大きなヴィジョンがあったり近代的なので、そこでYUKIさんがどんなライヴをするのかが楽しみです。想像するとワクワクしますよね。

YUKI：演出も遊びが効いてる感じにできたらいいなと僕も思ってます。

命依：僕はあの会場ってオシャレでちょっとサイバーパンクなイメージがあって、それはすげぇ風景になると思うんですけど、…でも、やっぱり真っ白なんだろうな。結局、真っ白なYUKIさんの世界が広がると思う。僕たちも昔ワンマンやったことあって、いつかちゃんと挑んで倒しにいかないといけない場所だと思ってるので、まずは先輩のYUKIさんにぶっ壊してきてもらいたいと思います。

YUKI：お互い頑張ろう。応援してる！

取材・文：山内秀一


MAMA.単独公演&命依生誕
「私の命はあの暗い森に隠れている」

渋谷PLEASURE PLEASURE
OPEN 18:00 / START 18:30

前売(税込)
Sチケット¥10,000

《Sチケット特典》
前方席、5ショット撮影券×1、新グッズ限定ver＋撮り下ろしサイン入り集合写真＋オリジナルステッカープレゼント

Aチケット¥5,000
当日券(税込)
¥5,500　 
全席指定　※入場時ドリンク代別途必要

◼️購入ページ
https://eplus.jp/mama/

・イープラス2次プレオーダー
受付期間：6月28日(土)12:00〜7月13日(日)23:59
入金期間：7月17日(木)13:00〜7月21日(月祝)21:00

・一般発売 7/26(土)10:00〜

※未就学児入場不可・営利目的の転売禁止


生誕４４周年記念式典
『aRaise vol.018～ゾロ目のゆっ譚～』

2025.07.11(金)
赤羽ReNY alpha
18:00 OPEN / 18:30 START

◼️出演
YUKI(aRaise / 櫻井有紀 / YUKI-starring Raphael-)

[ゲスト]
苑
団長
夢時
RENO
I'LL
Natsuki
RENA
藤原泰斗
KAZAMI

一般Ｂチケット発売中！
前売り ¥7,000　※ドリンク代別
https://eplus.jp/sf/detail/4325780001-P0030001


KHIMAIRA-the beautiful scum-
2025年9 月23日(火・祝)
OPEN 15:15 / START 16:00
恵比寿リキッドルーム

【出演】
Verde/(SPECIAL GUEST) / mitsu(SPECIAL GUEST)
Azavana / KAKUMAY / CHAQLA. / MAMA. / まみれた

前売り ¥6,000(税込) / 未成年(18歳未満)¥500(税込) オールスタンディング ※入場時ドリンク代別途必要　
▼２次プレオーダー受付  7/6(日) 23:59まで
【受付URL】https://eplus.jp/sf/detail/4166030001
------------------------------------------------
・枚数制限：お一人様4枚まで
・未就学児入場不可・営利目的の転売禁止
・複数購入の場合の同行者登録は不要
・公式リセールは不実施。分配可

【MAMA.】9月30日初ホールワンマンに向けて“第二期MAMA.”を解剖する対談企画スタート！第一弾は命依(Vo)＆JiMYY(Gt) vs 櫻井有紀を敢行！

自分はまだまだなんだなってちゃんと思えた

関連リンク

関連キーワードでチェック

この記事をSNSでシェアする