【deadman】「鱗翅目はシアンブルー」リリース&ツアー開幕!aie単独インタビュー「deadmanはこうあるべきだというものを形にしたかった」

2000年に産声をあげ、以降質の高い音楽性やライヴアクト、特異なキャラクターなどで多くのリスナーを魅了し続け、今年25周年を迎えたdeadman。そんな彼らが最新シングル「鱗翅目はシアンブルー」(7月21日)を、完成させた。方向性の異なる4曲が収録された同作は過激さと繊細さ、奔放さと構築美、刺々しさと美しさといった相反する要素を巧みにブレンドする彼らの魅力を堪能できる佳作に仕上がっている。アニバーサリーを飾るにふさわしい密度の濃さを誇る「鱗翅目はシアンブルー」を軸にしつつdeadmanについて様々なことを語ってくれたaie(g)のインタビューをお届けしよう。
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────「鱗翅目はシアンブルー」の制作に入る前は、どんなことを考えていましたか?
aie:お客さん目線というか、斜めから自分達を見た時にdeadmanというバンドをイメージして25周年であればこういうものが欲しい、こうであるべきだというものを形にしたいと考えていました。だから、今回はその時に偶然生まれた作品ではなくて、狙って作ったというのはありますね。
────deadmanらしさを打ち出したシングルにしたくて、その結果テイストの異なる楽曲が4曲揃う辺りはdeadmanらしいといえますね。では、「鱗翅目はシアンブルー」に収録されている曲を、順番に見ていきましょう。1曲目の「dollhouse」は、尖りとアッパーさを併せ持ったシャッフル・チューン。
aie:この曲は“ザ・deadman”だとは思いますけど、なんとなく合唱というか……イメージとしては、ザ・ナックの「マイ・シャローナ」(1979年)でありたかったというか。僕達なりの「マイ・シャローナ」を作りたかったんです。それで、眞呼(vo)さんに「マイ・シャローナ」なんだけどといって出だしの歌のイメージを伝えて、これをミューズ・アプローチにするか…みたいなやり取りをしていって、最終的にこうなったという感じです。
────「マイ・シャローナ」をイメージしながら全くテイストの違う曲に仕上がったというのは本当に面白いです。キャッチーというところは共通していますが。
aie:邦楽のキャッチーさではなくて、我々が聴いてきた洋楽のキャッチーさですよね。それは、このバンドはわりと狙ってやっています。単純に僕も眞呼さんもそういうのが好きで、どちらかというと今のJ-POPには着いていけていない気がするんですよ。わりと、「安全地帯」辺りで止まっているというか(笑)。
────昭和歌謡や’90'sミュージックなどは普遍的な魅力を備えていますので、それは逆に良い方向に出ている気がします。そして、「dollhouse」の歌詞は、ぬいぐるみや人形をモチーフとしながら人間の恐ろしさが描かれています。
aie:この曲の歌詞は“ザ・眞呼さん”という感じですね。“さすが!”と思いました。
────同感です。この曲もそうですが、deadmanは楽曲と歌詞のマッチングが良いものが多いことも特徴になっています。曲を作った後、眞呼さんに歌詞の方向性などを提案されることはあるのでしょうか?
aie:曲を作った後というか、僕らは基本的にサポート陣も含めた全員で集まって曲を作っていて、その時に眞呼さんがピンとこなかった曲は外れていくんです。ピンときた曲だけが残ってきているので、眞呼さんは楽曲にフィットしていて、なおかつ彼らしさのある歌詞を書いてくれるんですよね、こちらから提案とかはしなくても。それは、常々感じています。
────サラッと話されましたが、作曲する時はDTMなどでははなく、メンバー全員で音を出しながら形にしているんですね?
aie:はい。僕らはレッチリ(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)のレコーディング・ドキュメントみたいなものを観て育ったから、面と向かって同じ部屋に集まって作ろうぜというのは25年間ずっとやっています。レコーディングも含めて生じゃないとダメだし、リアルじゃなきゃダメだし。それは、僕が関わっている全部のプロジェクトでこだわっています。
────そういうスタンスは、大いに賛成です。4人で顔を合わせて曲を作ることや、生の楽器にこだわることなどが奏功して、リズム隊のお二人がサポートという感じがしないことも強みになっていますね。
aie:そう。もう4人でdeadmanだと、僕らも思っています。ベースのkazu君とはgibkiy gibkiy gibkiyでも一緒で、もう15年以上一緒にやっているし、ドラムの晁尚(lynch.)もdeadmanで5年くらい一緒にやっていて、彼もみんなで作るやり方に慣れてきている。だから、もうこの4人でdeadmanですよね。
────バンドの状態が良いことが伝わってきます。続いて、「dollhouse」のギターについて話しましょう。この曲を録るにあたって大事にされたことは?
aie:この曲のギターは、なんていうんだろう……簡単過ぎるんですよ(笑)。昔だったらギタリストとして爪痕を残したいという気持ちになったかもしれないけど、“いや、もうこれでいいんじゃねぇかな”と思って。だから、1時間くらい教えたら、たぶん誰でも弾ける…みたいなギターになっています(笑)。
────いやいや(笑)。プレイ的にはシンプルかもしれませんが、爪痕は残されています。たとえば、基本的にシャープなクランチ・トーンでいきつつイントロやギター・ソロでファズ・サウンドを使っているのがすごくカッコいいです。
aie:この曲のファズは下北沢の楽器屋で偶然見つけて買った中古のヤツで、買って初めてスタジオに持っていたんですよ。なんか特殊なファズで、電池を使わないんです。太陽の光で発電して音が出るという(笑)。だから、光が弱いと“ブチブチッ”という変な音になってしまう(笑)。それを初めてつないで、目の前にベースのkazu君がいたので、「ちょっとiPhoneで照らしてくれ」と言って、「今のがいいっス! 今の場所!」と言って録りました(笑)。
────凄いことになっていますねぇ(笑)。それに、Bメロでは左右で鳴っているコードに加えてセンターにダークなフレーズを入れて、世界観を増幅していますね。
aie:そういうのは、いつもレコーディング中に思いついて、その場で入れるんです。僕は大体ギターを1本録り終えると……1本で大体ライヴは成立するんですけど、“ここに、なにかあると良いな”と感じたら、その場で入れるというのがあって。眞呼さんに、こういうのを入れてほしいと言われて、その場で考えてやってみたりすることもあるし。
────それはアイディアの引出しが多くないと、できないことですね。
aie:引出しは、キャリアを積んでくる中で増えてきました。特に、Sakura(dr/ex.L’Arc~en~Ciel, SONS OF ALL PUSSYS,Rayflower, gibkiy gibkiy gibkiy等)さんと一緒にやって鍛えられた部分がありますね。インプロ感みたいなものは、すごく勉強になりました。
────Sakuraさんの即興性には、凄いものがありますからね。さらに、「dollhouse」はヒステリックなギター・ソロも魅力的です。
aie:この曲のソロは何パターンか弾いて、このソロでいいかなと思ったんです。そうしたら、眞呼さんがMAD3みたいでカッコいいと言うから、「じゃあ、OKです」みたいな(笑)。
────なんと言いますか……アイディアの引出しを沢山持たれていて、ギター・ソロを何パターンか弾くスキルも持たれていながら、最終的なジャッジにはあまりこだわらないということでしょうか?
aie:こだわらないですね。レコーディングも100パーセント完成した曲を録らないといけないとは、あまり思っていないんですよ。その日の記録でしかないと思うから。僕は、そういう考え方です。
────往年のロックバンドは、そういうことも多かったですね。レコーディングした後にライヴで育てていくという。
aie:そうそう。僕は、それでいいじゃんと思っています。
────2020年代に、そういう思考で音楽をやっている人がいると思うと気持ちが高まります。
aie:いや、僕はそういう方法しか採っていないので(笑)。周りが勝手にコンピュータのほうに行っただけで、僕は昔から変わっていないんです。
────昔ながらの曲作りやレコーディングの仕方をされているわけですが、deadmanの音楽はラフなものではなくて、丁寧に構築されていることも印象的です。
aie:それこそスタジオに集まって4人で作っているから、パソコンで作っていたら出てこないような発想だったり、ここだけ1小節減らしたらカッコよくないかというような意見だったりが出てくるんです。みんなで作るから、こういう音楽になるのかなと思いますね。僕はデモテープが嫌いなんですよ。やるとなったら自分は作り込んでしまうタイプだということは分かっているし、デモを作ってしまうと、それを再現することをメンバーに求めてしまう気がする。それはすごく不健康で嫌だから、僕はいまだに曲作りは家でエレキギターの生の音をiPhoneのボイスメモで録音するという、それだけです(笑)。

────素晴らしいです(笑)。では、続いてシングルの2曲目に収録されている「鱗翅目はシアンブルー」にいきましょう。
aie:これは、このバンドの美しい側面を“グッ”と押し出した曲です。deadmanが好きな人はこういうのも好きだろうなというのがあって、とにかくきれいな曲にしたいなと思っていましたね。あとは、この曲はちょっと真面目に作ったというか。モチーフになっているギターのアルペジオ・リフもちゃんと最初に作って、これでいこうと決めました。
────憂いを帯びた美麗な世界観に惹き込まれますし、メロディーの良質さも光っています。特にサビは秀逸ですし、楽曲後半の展開してからのメロディーは少しデヴィッド・ボウイのような雰囲気がありますね。
aie:たしかに、そうですね。僕もレコーディングしている時に、“おおっ!”と思いました。メロディーがすごく良いし、歌もすごく良いし。
────眞呼さんの表現力の高さを、あらためて実感します。それに、「鱗翅目はシアンブルー」は恋人同士の擦れ違いを描いた歌詞も魅力的です。
aie:眞呼さんのラブソングというのはあまり無くて、これは眞呼さん的に狙って書いたんだろうなと思いますね。
────悲劇ではなくて“ちょっとした擦れ違い”なのに、それに動揺している心情を巧みに表現されているのが良いなと思います。そして、この曲もギターの注目ポイントが沢山ありまして、まずモチーフになっているアルペジオ・リフですが、昨今はこういうリフは打ち込みで貼り付けることが多いですよね。それを手弾きされていて、“おおっ!”と思いました。
aie:そう、手で弾いています(笑)。ミスタッチも味かなと思って、手で弾いていますね。
────手弾きと打ち込みの中間くらいのニュアンスになっていて……。
aie:へぇー……。
────“へぇー”って(笑)。手弾きならではの生々しさがありつつメカニカルなループ感もあるというのが絶妙です。さらに、シンセを使わずに、クリーン・トーンのギターでパッドのような役割を果たしていることも見逃せません。
aie:入れたかも。よく覚えていないけど(笑)。そのパートは“シマー・リバーブ”というリバーブ成分に倍音がかかるヤツを使っているかもしれない。多分、それだと思います。
────この揺れ感はシマー・リバーブかなと思いました。先ほど話されたファズのこともありますし、aieさんはエフェクターにも詳しいんですね。
aie:僕はライヴでは使わないけど、エフェクターを持ってはいるんです、趣味で。
────えっ? ライヴでは、エフェクターは使わない?
aie:ええ、ほぼ無いです。ファズくらい。エフェクターのことは、あまり詳しくもないし。ベースのkazu君が楽器が好きで、「これ、aie君に合うと思うよ」と教えてくれたのを、中古で探して買う…みたいな感じです。ライヴの時はエフェクターは無くても困らないというか、“無きゃ無いで、やるよ”という。gibkiy gibkiy gibkiyは別として、deadmanは本当にギターだけ持ってスタジオに行って、スタジオのアンプを貸してくださいっていう(笑)。アンプは、なんでもいいんです。マーシャルならマーシャルで良いし、フェンダーならフェンダーで良い(笑)。
────“弘法筆を選ばず”という言葉が浮かんできます。ちなみに、レコーディングでは、どんなギターを使われているのでしょう?
aie:フェンダー・テレキャスターです。
────ライヴでも使われているテレキャスターですね。テレキャスターというのは、ある意味武骨なギターじゃないですか。
aie:そうですね。
────そういうギターで幅広さを出しているというのも、さすがです。レコーディングでは普段使わないギターを試してみるというアーティストも多いようですが、そういうタイプではないんですね?
aie:本当に言いにくいことですが、僕はギターにはあまり興味がなくて(笑)。なんでも良いんですよ(笑)。
────ううう……(笑)。ですが、ギターにあまり興味がなくて、プレイもいまいちというのはどうかと思いますが、aieさんのギターは上質ですので、それで構わないと思います。では、3曲目の「黒い耳鳴り」にいきましょう。
aie:これはですね、元々ギターのフレーズだけがあって、ドラムの晁直に「どの曲とは言わないけど、フー・ファイターズの1曲目のイメージ」と言って(笑)。kazu君には「俺は、今日はCOALTAR OF THE DEEPERSのNARASAKI(vo/g/b)になるから、あとは好きなようにベース弾いてください」と言って始まった曲です(笑)。
────最高ですね(笑)。「黒い耳鳴り」は疾走感に溢れた荒々しいロック・チューンですが、サビがちょっと夢幻的な雰囲気があって、それがすごく素敵です。
aie:そう、他のパートに比べて、ちょっとヘコんでいるというか。ギターもちょっとミュートしたりしていて、あえて広げずに、より歌のメロディーを際立たせる。そういうのが好きですね、僕らは。この曲は眞呼さんのボーカルも、すごくいいし。まだ、ライヴで1回も演奏したことがなくて、最も不安な曲ですけど(笑)。
────分かります。Bメロなどで、カッティングをされていますが……。
aie:めちゃくちゃ速いんですよ(笑)。マジで、レコーディングで絶叫しました。みんなの前で弾いていたんですけど、みんな「手が速過ぎる!」といって、面白がって動画を撮ったりしていたんです(笑)。で、「うぉーっ! これ、1曲もつかな? もたねぇかも!」とか言いながら、なんとか弾いたという感じでした(笑)。これは、もう根性で乗り切りましたね。
────リスナーとしては、キレの良さと圧を併せ持ったカッティングが、めちゃくちゃ気持ちいいです。ギターに関しては、ギター・ソロ後のAメロで、1番にはいなかったクリーン・トーンのギターが鳴り始めるというアレンジも光っています。
aie:それも4人で、どうしようかなと悩んだところではあって。結構この曲が1番アレンジに時間がかかったと思いますね。こういうアップテンポの激しい曲というと、“ノリ1発”みたいなイメージがあると思うけど、ちゃんと頭を使って構築していきました。
────その結果、より説得力のある楽曲に仕上がっていることは間違いないです。それに、「黒い耳鳴り」は、突進力に溢れたギター・ソロもカッコいいです。
aie:もう無駄なことはしない…みたいな。このソロは、この曲のネタをバンドに持っていって「最後まで演奏できるかどうか分からないけど、試しにやってみよう」と言って音を合わせた時に勝手に弾いたのが、そのまま活かされています。後からいろいろ考えたけど、やっぱりあのソロが1番いいねということになって、「じゃあ、これでいきます」と言いました。
────ギタリストとして優れたスキルを持ったうえで、こういうストレートなソロもカッコよく決められるというのは大きな強みといえます。そして、「黒い耳鳴り」の歌詞は曲調にフィットした“高速ドライヴ”がテーマになっていて、アーバンな雰囲気を纏っていることが印象的です。
aie:眞呼さんとしては、ちょっとまた新しいアプローチというか。僕は、初期BOOWYが出たなと思っています(笑)。それは、眞呼さんにも言いました。「これ、ヒムロックっスね」って。
────とはいえ、単なる模倣にはなっていません。思うのですが、deadmanは普遍的なロックのカッコよさが染みついているような気がします。
aie:どうだろう? 自分達は純粋に好きで聴いていた音楽を、純粋にアウトプットしているだけかなと思います。好きなことだけやっているという感じですね。
────でも、deadmanの音楽は古びた印象はなくて、現代のロックに仕上がっています。そのことからはaieさんや眞呼さんは最新の音楽にも触れていて、良いと感じた要素をバンドに採り入れていることがうかがえます。
aie:それは、ありますね。常にアップデートは、していきたいので。あと、意識していなかったことだけど、最近自分達はスマパン(ザ・スマッシング・パンキンズ)っぽいかもなと、ちょっと思っているんです。ずっとレッチリとニルバーナをやっているつもりではいたけど、もしかすると1番近いのはスマパンかもしれないと。それは、今度スマパンが来日するきっかけで思いました(笑)。
────個人的には、洋楽と邦楽の良さを巧みにブレンドした独自のロックという印象です。話を「鱗翅目はシアンブルー」に戻しますが、4曲目には「to be and not to be」というインストが収録されています。
aie:これはですね、ベースのkazu君から「SEがあって、そこから生演奏に変わるという流れでライヴを始めたいので、そういう曲を作ってほしい」というリクエストがあったんです。それで、「じゃあ、こういうのはどうですか?」というアプローチで作ったのが「to be and not to be」です。
────この曲もお聞きしたいことが沢山ありまして、まず音が潰れてしまっているギターの音は、どうやって作ったのでしょう?
aie:これも、さっき話した光で駆動するファズを使っていて、光が少ないバージョンです(笑)。
────なるほど。光源が少ないと、こういう音になるんですね。
aie:そう(笑)。だから、同じ音はもう出せないし、そのファズはレコーディングで使った後、lynch.のギターの悠介君が誕生日だったので、彼にあげちゃいました(笑)。
────えええっ! あげちゃったんですか?
aie:はい(笑)。
────悠介さんが好みそうなエフェクターだとは思いますが、思い切ったことをされますねぇ(笑)。あの潰れた音のアルペジオは、ダークな退廃感を醸し出していますね。
aie:そう。まさに、この曲はソンビ映画が頭の中にありました。ゾンビ映画の『28日後…』とか『28週後…』のイメージ。それはkazu君とも共通していて、『28日後…』っぽい曲を作りましょうということになったんです。
────それに、トリッキーなドラムの在り方も注目です。
aie:これはもう曲を作っていて、晁直に1回も聴いていない状態でレコーディングしてもらったんです。「適当に叩いて。もうテンポもなにも関係ない。好きなように叩いてください。その代わり、“もう1回”は絶対にダメだから、1回だけ叩いてください」と言って叩いてもらったという(笑)。
────おおお……(笑)。やはり、もはやサポートという枠は超えていますね。さて、「鱗翅目はシアンブルー」は良質な楽曲が4曲収録されていて、かつての“リード+カップリング”という形態のシングルとは一線を画すものに仕上がりました。
aie:始めにシングルを作ろうとなった時は2曲でも良いかなと思ったけど、結局3曲揃って。で、インストをつけたいということで、4曲になった。だから、なんとも言えないというか。マキシ・シングルでもないし、ミニ・アルバムでもないし。でも、この4曲で作品として成立するなと思って、この形で出すことにしました。だから、シングルという言い方が正しいのか、どうかは分からない。シングルと銘打っていながら、リード曲が1曲目じゃないし。曲順も、ちょっと考えましたね。音源を再生したと同時にボーカルも含めた4人の音が鳴っているのがいいなと思って、1曲目は「dollhouse」にしようと決めたんです。
────名称はどうあれ良質な4曲が揃っていますので、ぜひ曲順どおりに4曲全部を聴いていただきたいなと思います。そして、最新シングルのリリースに加えて、7月から8月にかけて開催される全国ツアーも楽しみです。
aie:熱いツアーになることはもう予測していますけど、今回4曲増えたので、セットリストもガラッと変わるというのがあって。あと、自分達は25周年ということをあまり意識していなかったけど、スタッフから「あの曲は演奏しないんですか?」とか言われることがあって、「別に、言われりゃやるよ」くらいな感じではあって。それで、セットリストも決まってきて、ちょっと前にツアーが終わったばかりだけど、また全然違うライヴにはなると思う。なので、楽しみにしていてほしいです。
取材・文:村上 孝之

25th Anniversary EP【鱗翅目はシアンブルー】
2025年7月21日発売
M1.dollhouse
M2.鱗翅目はシアンブルー
M3.黒い耳鳴り
M4.to be and not to be
最新アーティスト写真と20Pのインタビューを含む
全48Pブックレット仕様
ライヴ会場、MAVERICK STORE通信販売限定盤
形態:CDシングル
品番:DCCA-1141
価格:5,500円(税込)
販売URL
https://www.maverick-stores.com/deadman/

deadman TOUR 2025【to be and not to be -cyan blue-】
7/21(月/祝)Shibuya DIVE (open 17:00 / start 17:30)
7/25(金)西川口Hearts(open 18:30 / start 19:00)
7/26(土)川崎セルビアンナイト (open 17:00 / start 17:30)
8/2(土)広島SIX ONE Live STAR (open 17:00 / start 17:30)
8/3(日)岡山IMAGE (open 17:00 / start 17:30)
8/16(土)the five morioka (open 17:00 / start 17:30)
8/17(日)仙台ROCKATERIA (open 17:00 / start 17:30)
8/23(土)長野ライブハウスJ (open 17:00 / start 17:30)
8/24(日)金沢GOLD CREEK (open 17:00 / start 17:30)
8/30(土)神戸VARIT. (open 17:00 / start 17:30)
8/31(日)京都MOJO (open 17:00 / start 17:30)
◎前売りチケット発売中(発券開始:公演日1週間前~)
前売6,500円(税込) スタンディング ※入場時ドリンク代別途必要
チケットURL
https://eplus.jp/sf/word/0000004967
関連リンク
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