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CHAQLA.主催<開眼万博2025>開催を記念しての対談3弾!ANNIE AとNICOLAS・SAKU、2人のヴォーカリストが語る歴史と邂逅。「最高の楽器隊が揃ってるってことはヴォーカル次第で上に行くか行かないかが決まる。それが今のCHAQLA.」(SAKU)、「みんなマジでNICOLASを観た方がいいんじゃない?って思わされる」(ANNIE A)


アニィのセンスと魅力が全面に出るバンドをようやく組めたんだなって



────ところでゴシップとNICOLASの違いにシーケンスの比率っていう分析もありましたね。

ANNIE A:ゴシップの時代はあまりシーケンスってなかったですよね。

SAKU:そうだね。そういうデジタルなのはあんまり使わなかったね。

ANNIE A:なんかね、すごい生演奏!ってイメージでその時はその時で良さがあったんだけど、NICOLASになってちょっとトランスとかEDMっぽい音色が混ざった新しい姿になってますよね。SAKUさんの表現したい世界観がより明確になってると思う。HAYATEさんのレギュラーグリップでのドラミングもヤバいし…歴の暴力を感じるよね(笑)。

SAKU:歴の暴力(笑)。

────歌メロも日本人の琴線に触れますよね。アニィさんのフックとはまた違ったラインで。

ANNIE A:メジャー感あってドーン!って感じじゃなくてちゃんとアングラなんだけど、ヴィジュアル系好きに刺さるメロディラインだし、SAKUさんのハスキーな声質とマッチしてる。

────たしかに。一方でこれまでのアニィ史を見てきたSAKUさんにCHAQLA.はどう映ってますか?

SAKU:CHAQLA.にはCHAQLA.にしか出せないものが備わってるなっていうのは最初から感じてました。ミクスチャー寄りでラップがあって縦ノリなのも、見る人によってはヴィジュアル系の王道ではないし、きっと邪道なんだとは思う。でもね、俺がこれまで見てきたアニィのバンドの中で一番やりたいことが合致してると思うんだよね。アニィのセンスと魅力が全面に出るバンドをようやく組めたんだなって。音楽性だけじゃなくてアートや打ち出しているものの着眼点が素晴らしいと思う。CHAQLA.が発信しているもの全てがアニィに全部ハマってるよ。

ANNIE A:え~嬉しいっす。

SAKU:ジャンルもミクスチャーっていうよりはすごくアニィらしい音楽だなって感じてるし、そのセンスに嫌味がなく、そして鋭い。こういう音楽的な傾向の若いバンドもいるにはいると思うんですよ。でも、俺にはそれらがCHAQLA.と同じだとは到底思えない。CHAQLA.はCHAQLA.でしかないんですよ。ものすごく研ぎ澄まされてるし、それを表現できるのはやっぱりあのメンバーたちだからなんですよね。

────アニィさん的には2月から4人体制になっての手応えはどうですか?

ANNIE A:うーん、正直言っていい?まだ固まってないってのが本音かな。音もだし、機材とかも。まだいろいろ試してる段階ではある。

SAKU:うちは機材ずっと一緒なんだよ。帯域とかも楽器隊が考えてるし、ずっとそのまま。

ANNIE A:そうなんすね。なんか研究してるんだけど、まだコレ!っていう自分たちの音を見つけきれてないかなぁ。機材も毎シーズン変わってるっすもん(笑)。

────苦労してるのは音数が減った部分?

ANNIE A:それもだし、メンバーそれぞれ出したい音があるじゃないっすか?けど、僕の声が抜けなきゃいけないのにそこに音がぶつかっちゃったりとか。まだ勢いでやってるところはある。うちは中音も大きいしね。

────ちなみにNICOLASってステージの中音は絞ってるんですか?

SAKU:ドラムとベースはイヤモニしてるけど、基本は転がしから返してるんですよ。AKANEはモニターからの返しゼロだし、SATSUKIはドラム3点は欲しいけどそれ以外全カット。俺はモニター環境で自分の声を上げないし、みんな引き算ですね。絞ってるつもりはないんだけど、万が一、モニターなくても歌えるから。

ANNIE A:マジっすか?

────やっぱりそれは当時全国を廻ってたことによって生まれたスキルなんですね。

SAKU:そうでしょうね。例えばさ、野外ライヴでモニターありませんってなった時にそんなこと一切感じさせずにやれた方がいいでしょ?環境なんてこっち側の問題であって、お客さんには関係ないことだからさ。CHAQLA.はどうなの?

ANNIE A:うちはkaiちゃんがイヤモニで僕と鷹乃助が転がしなんですけど、まだ極めていく最中だから、これからスタジオで中音を絞っていこうかなって今思いました。なんかイヤモニつけたくないんすよね。つけたら結構変わるよって言われるんですけど。

SAKU:変わるとは言われるよね。

ANNIE A:SAKUさんはつけないんすか?

SAKU:俺は赤坂BLITZでワンマンやったときのPAさんに「イヤモニして何がよくなるの?」って言われたのが今のスタイルのきっかけなんだよね。「キーを取ったり音程を外さないってことがどうして転がしの状態でできないと思うの?武道館とか音が回って本当に聴こえない環境のときにイヤモニを使おうっていう基準じゃなくなるよね?歌が下手だから使いたいですって基準でイヤモニを使うのかい?」って。まぁ誰の言うことを信じるかってところだから全然俺たちが正解じゃないし、バンドそれぞれで良い部分です。

ANNIE A:あー、なるほど。

SAKU:うん。BLITZの規模でも周りの中音をちゃんとすればできるし、キーが取れないのは自分の歌の技術のせいだって思うようになったんだよね。

ANNIE A:読者の皆さん、イヤモニは甘えっす!!

SAKU:いやいやだから違ぇって!

ANNIE A:あははは!冗談っす!

SAKU:イヤモニ使ってる人がほとんどなんだからそっちも正解なんだよ。転がし使ってる人の方がいないんだから。

ANNIE A:でも生感がやっぱ好きっすね。

SAKU:うーん、そうだね。でも俺、いつかつけてみたいなって思ってイヤモニ買ってはある。

ANNIE A:え!?

SAKU:いつか使おうと思って買ってはいて、ずっと車に積んであるんだけど。結局あれ、1回も使ってねぇなって。

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