CHAQLA.主催<開眼万博2025>開催を記念しての対談3弾!ANNIE AとNICOLAS・SAKU、2人のヴォーカリストが語る歴史と邂逅。「最高の楽器隊が揃ってるってことはヴォーカル次第で上に行くか行かないかが決まる。それが今のCHAQLA.」(SAKU)、「みんなマジでNICOLASを観た方がいいんじゃない?って思わされる」(ANNIE A)

ヴィジュアル系でいることに信念がある
────開眼TVの答えあわせもしていきたいんですけど…あっ、SATSUKIさんの名前間違ってましたね。
ANNIE A:ごめんなさーーーーい!もうそのことは掘らないで!直接SATSUKIさんに謝りにいったんで。SATSUKIさんずっと優しいし、大好きです。
────ZEROさんにはライヴ前に踏んでもらう儀式があるっていうのも本当なんですか?
ANNIE A:今も足で背中踏んで入魂してもらってます。そしたら鷹乃助も真似して「俺もやってもらっていいですか?」とか言って2人でZEROさんに踏まれてます。
SAKU:マジで全然意味がわからない。
────そして、AKANEさんはツンデレと。
ANNIE A:AKANEさんのこと好きっすよ。でもぶっちゃけAKANEさんは僕のこと嫌いですけどね。
SAKU:AKANEがツンデレを出せるっていうのはその相手のこと大好きな証拠だから。アニィには心許してるんじゃないの?心許してないとそもそもあいつは全然喋らないし。
────実兄として見ても子どもの頃からそんな感じだったんですか?
SAKU:そうですね。だってあいつ暴走族系好きだし。家に『疾風伝説 特攻の拓』とかヤンキー系の漫画は全部ありましたもん。バイクも好きだし。
────じゃあお兄ちゃん的にはグレないか心配だったんですね。
SAKU:いやいや、あいつは完全に素質があるから諦めてましたよ。捕まったり人を傷つけるようなことをしなきゃいいやと思ってました。
────ところでバンドを組む時に弟と一緒にやろうって思ったのはどうしてだったんですか?
SAKU:っていうか<開眼TV>でいろいろ勝手に言われてて(笑)。
ANNIE A:あーーーーはは!すいませーーーん!
SAKU:俺たちも今後<開眼TV>の設定をもとに生きていかなきゃいけなくなっちゃったよ。
ANNIE A:えー?昔からの幼馴染っすよね、違ったっすか?
SAKU:俺とSATSUKIとZEROが幼馴染って<開眼TV>で言われてるんですけど、俺とZEROが中学から一緒で、SATSUKIは成人した後にメンバー募集かけたときにヒットして出会ったの。
────ちょっと!<開眼TV>でたらめじゃないですか(笑)。SATSUKIさんも幼馴染にされてる。
SAKU:で、その3人でバンドやってて、鹿鳴館での俺のバースデーライヴのゲストギターで弟を呼ぼうよってなったんです。まだ全然お客さんもいなかった頃。そのライヴの時にZEROが弟をバンドにほしいって言って、その流れで加入してもう20年くらい一緒にやってますね。だから俺が誘ったわけじゃないです。
ANNIE A:一緒に車に乗ってるの見たり、楽屋で「お兄ちゃん!」とか聴こえてくるとなんか嬉しいんですよね~。
SAKU:普通だろ(笑)。
────NICOLASのバンドカラー的にアレだけど、まぁちょっと萌えポイントというか。
ANNIE A:ね!お客さんも絶対この気持ち一緒だと思う。
────逆にSAKUさんはCHAQLA.のメンバーを“研究”するとしたらどんな人だと分析しますか?
ANNIE A:気になる。
SAKU:kaiが一番バンドを俯瞰で見て冷静に捉えてると思います。鷹乃助は楽器隊においてムードメーカーでいなきゃいけないって多分理解しているはずなんですよね。ベースっていう繋ぐポジションの立ち位置として自分がどう振る舞えばいいかちゃんと見えてると思う。Bikkyはまた独特で、あいつ飄々としてるじゃないですか?
────CHAQLA.っぽい物怖じしないフランクさと大胆さを感じさせますよね。
SAKU:でも、どこかでバンドの顔としての立ち位置を引き受けてると思う。任されてるんじゃなくて、自分から引き受けてる。そんな気がするの、俺はね。それで、アニィは神輿の上に立ってる人。見方によってはメンバーに担がれてる側なんだけど、担がれた神輿の上に立って暴れて踊る人ってのはなかなか大変で、降りるわけにいかないところでアニィは闘ってるんだろうなって思います。
────たしかにCHAQLA.ってANNIE A 100%のバンドだけど、楽器隊も超強烈で。一方、そんな彼らに担ぎたいと思わせるヴォーカルがいるからあのスリリングなバランスで進めている印象はあります。
SAKU:AKANEともよく言ってるんだけどさ、4人になって良かったよね。楽器隊の個性的な印象がより発揮される形になったんじゃないかな?人数が減ったことで個性が増すっていうのは普通じゃないよ。
ANNIE A:ありがとうございます。徐々にですけど、4人になって良くなってるって言ってもらえることが増えてきて嬉しいです。1人減って良くなるってめちゃくちゃ難しいと思うんですよ。もちろん100人中100人が良くなったって思ってくれるわけじゃないけど、5人じゃできなくて4人ならできることっていうのが見えてきた手応えは感じてます。本当に担ぎたいって思うヴォーカルでいないとですね。うちのメンバーは個性爆発人間なんでBIG LOVEです、マジで。

SAKU:厳しい言葉じゃなく、当たり前の話として楽器隊は最高の3人だと思うんですよ。最高の楽器隊が揃ってるってことはヴォーカル次第で上に行くか行かないかが決まる。それが今のCHAQLA.だと思います。
ANNIE A:俺もそのプレッシャーはマジで受け止めてる。じゃないと頑張れないですしね。
SAKU:でもそれがバンドじゃん。そんな最高のバンドにアニィがいるのが俺は嬉しいな。
ANNIE A:いやぁ…NICOLASの始動の鹿鳴館観に行ってから何年も会ってなかったんですけど、こうやってCHAQLA.とNICOLASで再会できて俺も嬉しいです。俺もSAKUさんが変わらずにずっと音楽やり続けてたのが本当嬉しかった。コロナがあっていろんなバンドマンや仲間が消えていったなか、やっぱりSAKUさんはいた。やっぱりこの人はステージに立ってたんだよね。

SAKU:こいつまだいんのかって?
ANNIE A:違う違う(笑)。SAKUさん頑張ってるじゃん!…って言える立場じゃないけどさ、やっぱりこの人はいるんだって思えて嬉しかったんですよ。それに、こうやってまた一緒に闘えるバンドを組んで再会できたってこともね。バンドやってても、お互い対バンに呼べなかったり呼ばれなかったりしたら悲しいもん。
────成長あっての再会だったことが大きいですよね。そして、CHAQLA.が<開眼万博2025>にNICOLASを呼んだ一方で、次は8月17日開催の<NICOLAS presents「裏切リのサーカス」>にCHAQLA.が出るんですよね。
SAKU:包み隠さず言うと、CHAQLA.がこれから大きくなっていくっていうことを考えたうえで、今だったらまだ俺らの実力的に対等に2マンできるだろうなと。ここから先CHAQLA.はどんどん上に登ってもっといろんな人たちと闘っていくだろうし、俺はそうじゃなきゃいけないと思ってる。そうなると俺らが2マンをするのは今が最適なんですよ。これから先、CHAQLA.に圧倒的な差をつけられて負けるのも気持ちは良くないんで。お互いの現在地を考えたうえで誘いましたね。
────SAKUさん流のエールではありますが、NICOLASにとっても感慨深い日になりそうですね。
SAKU:CHAQLA.のために何かをしてあげようというだけではなく、自分たちのためにもちゃんと良いライヴをしたいですね。シンプルに楽しみでもあります。
ANNIE A:あ、この日車で来ちゃダメっすよ~?
SAKU:2マンの後は打ち上げ行きたいとかもうアピールがすごいんですよ…。
ANNIE A:楽屋の冷蔵庫にいっぱいビール入れておくんで!
SAKU:いいよ、俺は飲まねぇよ。CHAQLA.だけで勝手に飲んでくれよ。
────本当に兄弟みたいですね(笑)。<開眼万博2025>の際もクーラーボックスにお酒入ってましたけど、SAKUさんはタピオカミルクティー一択だということで。アニィさんもこの日を随分楽しみにしてるんじゃないですか?
ANNIE A:俺らの音楽性ってどのバンドとあたっても化学反応を起こせると思ってて。NICOLASとも2マンでしか生まれないものが絶対にあるから、<裏切リのサーカス>で何をしようかって作戦はまだ決めてないんですけど、驚かせてやりますよ。この人(SAKU)をびっくりさせようと思ってます。さっきSAKUさんがCHAQLA.は上に登っていくって言ってくれたじゃないですか?僕らも本気で雲の上まで飛んでいくつもりでいるんで、2マンで化学反応を起こしてNICOLASもポーンと飛んでいくような日にしたいですね。
SAKU:やだよ。飛ばねえよ。
ANNIE A:あーはははは!ポーンって!ポーンって!
SAKU:いいよ、勝手に飛んでろよ!
ANNIE A:でもね、一生忘れられないような2マンにしてやりますよ。
SAKU:まぁな。
────CHAQLA.はそれこそ雲の上からするとだいぶ手前の段階とは言え、10月11日に初となる劇場単独公演「芸達者」を開催するじゃないですか?
ANNIE A:はい。浅草花劇場って会場ですね。
SAKU:去年キネマ倶楽部でワンマンやって、今年が浅草花劇場って流れもいいよね。自分たちに何が似合うかが解ってるバンドだなって思う。
────そんなワンマンに向けて現時点でのビジョンがあれば訊きたいところですが、どんなイメージでいますか?
ANNIE A:やっぱりCHAQLA.のワンマンってただライヴショーじゃなくて芸術も混ぜていきたいんですよ。浅草花劇場っていうのもポイントで、花やしきのなかにあることも活かしてライヴに落とし込めたら唯一無二なCHAQLA.にしかできない日になると思います。やれる範囲で設営もしたいしね。
────ん?設営?
ANNIE A:これ以上は今はまだ言わないでおこうかな。でも、楽しめるものをいくつも用意しようと思ってますよ。マジで楽しみにしててほしい。
────先輩後輩でもあり、兄弟や友達のようで、やっぱり師弟にも思えたりするお二人にここまでお話を伺ってきて、どうしても訊きたいのがこれからお互いにどうなってほしいか?なんですよ。
ANNIE A:自分たちが、じゃなくて?
────アニィさんが思うNICOLASのこれからと、SAKUさんが考えるCHAQLA.の未来を訊きたいなと。
SAKU:なんだろうな。今のヴィジュアル系バンドが思いつかないことだったり、思いついてもやれないことをすでにやってると思うんですよ。フェスにワケわかんないデカいアメ車で行ってブイブイ言いながらライヴしてることもすごい評価すべきところだと思います。音楽だけじゃなくて、活動を通してCHAQLA.を表現してますよね。
ANNIE A:ありがとうございます。
SAKU:だから俺はこれからも変わらずに、自分たちの手で描いたものだったり、自分たちの汗が染み込んでいるものを通して上に登っていってくれれば、今まで誰も成し得なかったことができるんじゃないのかなって思ってます。自分がこれまで見てきた中でも他に見たことがないバンドだから、それを続けてほしい。環境の変化で学びながら変わるべき部分っていうのはたくさんあると思うけど、だからこそ芯になる部分は変えちゃいけないです。変えるよりも進化させる。あとアニィに関しては、「考えるな。感じろ。」と思います。…ブルース・リーみたいになっちゃったけど(笑)。
────急にヌンチャクが現れましたが(笑)。
ANNIE A:あははは!でも、そうっすね。
SAKU:変に頭よくなってほしくないんだよなぁ。バンド活動の営みの中で、たわいもない会話やコミュニケーションから生まれたものを取り入れるのも弾くのも全部はアニィが決めることなんで。だから感じるまま生きていけばいいし、考えすぎず落ち込まずにね?やっぱりそれがアニィの良さだと思うんですよね。だから音楽好きなアニィのままでいてください。
ANNIE A:ありがとうございます。
────アニィさんはこれからのNICOLASはどうなっていくと思いますか?
ANNIE A:ぶち上がってほしいです。CHAQLA.はヴィジュアル系を拡張する活動しているつもりだし、世界を変えてやろうと本気で思ってるんですよ。ヴィジュアル系でいることに信念があるし、僕らが現れたことによってヴィジュアル系がもっと盛んになってほしい。その中で前を走ってるNICOLASみたいな存在がいる。だから本当にもっと先に行ってほしいなって思います。…ってこんなこと言える後輩はいないでしょ?生意気っすよね(笑)。
────NICOLASってそれこそ自分たちだけが良いって考えじゃなしに後輩の面倒もちゃんと見るし、SAKUさんが後輩陣からの信頼がとにかく厚くて慕われまくってるからこそ言える関係でもあるわけで。
SAKU:そんなことないです。慕われてない慕われてない!
ANNIE A:NICOLASは俺らより先に武道館に立ってくださいね!俺らも絶対立つんで!
Text:山内 秀一
Photo :小林弘輔

CHAQLA.劇場公演「芸達者」
2025年10月11日(土)浅草花劇場
OPEN 16:00 / START 17:00
【出演】
CHAQLA.
【チケット料金】
前売:¥4,500(税込)
※入場時ドリンク代別途
【プレオーダー受付】
受付期間:8月4日(月)12:00 ~ 8月11日(月祝)23:59
入金期間:8月15日(金)13:00 ~ 8月17日(日)21:00
受付URL:https://eplus.jp/chaqla/
【2次プレオーダー受付】
受付期間:8月22日(金)12:00 ~ 8月31日(日)23:59
入金期間:9月4日(木)13:00 ~ 9月7日(日)21:00
受付URL:https://eplus.jp/chaqla/
【一般発売日】
2025年9月13日(土)
【問い合わせ】
DISK GARAGE
TEL:03-5447-8277(平日12:00〜15:00)
https://info.diskgarage.com/

開眼万博2025-浪速編-
8月22日(金)
OSAKA MUSE
OPEN 17:30 / START 18:00
CHAQLA./GUEST:メリー、vistlip、XANVALA
【チケット料金】前売5,500円(税込/D代別)
【チケットURL】https://eplus.jp/chaqla/
8月23日(土)
OSAKA MUSE
OPEN 17:30 / START 18:00
【チケット料金】前売4,000円(税込/D代別)
【チケットURL】https://eplus.jp/chaqla/
3rd EP『覚命盤』
2025年10月1日(水)リリース
価格:4,000円(税込)
01. -起-
02. PLASMA⚡
03. Revolution-365
04. Crush! my honey
05. ANTHEM
06. Spiritual story

NICOLAS presents「裏切リのサーカス」
2025年08月17日(日)EDGE Ikebukuro
開場 16:30
開演 17:00
【出演】
NICOLAS
CHAQLA.
【チケット料金】
前売:¥5,000(税込)
※入場時ドリンク代別途
チケットURL
https://eplus.jp/sf/detail/4327710001-P0030001
関連リンク
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