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CHAQLA.主催<開眼万博2025>開催を記念しての対談4弾は鷹乃助とXANVALA・70.によるベーシスト談義に花が咲いた。互いに異なるからこそ認めあえるこの先の未来。「70.さんは大谷翔平です!」(鷹乃助)、「鷹乃助はロベルト・バッジョ」(70.)


ジャジーなスケールで心地よい構成を作るあたりの攻め具合がすごい



────ここでおふたりのルーツになったベーシストも教えてください。70.さんは同じタトゥーも入ってるし説明不要なところではありますが。

70.:まぁJさんですよね。自分の生き様をライヴパフォーマンスとして出せるオーラだったり、考え方だったり、それこそ喋り方まで全てがかっこよくて大好きですね。年を重ねるごとにかっこよくなることって、自分の内面を曝け出してる人にしかできないと思うんですよ。アーティストの生き方として目指す存在ですね。すごいリスペクトしてます。

────ベーシストとしてのスタイルは違うけど、プレイと立ち振る舞いで立体感を演出する部分は70.さんにもありますよね。

鷹乃助:あぁ、それもわかるっす。そこでグッとなりますよね。

────疾走感もしかり。

70.:あー、嬉しいですね。今度おふたりに酒をおごりましょう(笑)。

鷹乃助:ありがとうございます(笑)。

────鷹乃助さんのルーツは?

鷹乃助:一番最初にベースを弾いたのがラルクの「STAY AWAY」なんですよ。初めて聴いたときに“なんだこのベース?めっちゃ主張してくるじゃん!”って衝撃を受けました。自分のルーツとしてTetsuyaさんは大きいと思います。

────おふたりともファーストチョイスがベースだったんですか?

70.:いや、俺は最初はギターでした。

鷹乃助:自分ははじめからベースです。70.さん、ギターだったんですね!

70.:そうだったんだけど、周りにギター人口が多すぎて…。

鷹乃助:なるほど(笑)。

70.:いざバンドやりたくない?ってなったときに誰もベースやりたがらなくて。それで、ベースってどんななんだろうなって楽譜読んだらタブ譜で数字振ってあるだけじゃない?

鷹乃助:わかるっす(笑)。なるほどね。

70.:ベースってギターより簡単じゃね?って感じで手を出して沼にハマって感じですね。

鷹乃助:入り口はめっちゃ簡単なんですよね。ベースってそうなんですよ~。

70.:だよね(笑)。

鷹乃助:そういえば、70.さんって音の並べ方で“そっちに行くんだ”みたいなことが結構あるんですよ。俺だったらオクターブに行くところを70.さんはテンションコードだったり。

70.:あー、はいはい。上にね。

鷹乃助:面白いなと思っていつも見てます。

70.:それね、俺が4弦使ってるから自然とそうなっちゃったんだよね。

鷹乃助:なるほど!

70.:4弦だと1弦がないからね。

鷹乃助:納得しました。僕も4弦なんですよ。やっぱりスライドする横移動がすごく好きなんです。

70.:今って5弦使ってる人ばっかりだけど、それは4弦ならではの魅力だよね。俺も同じ気持ちだな。

▲70.(XANVALA)


────ここであらためて<開眼万博2025>のお話も伺っていこうと思います。70.さん的には誘われて即決でした?

70.:もちろん!なんなら-江戸編-も出してほしいなと思ったんですけど、どうしても都合がつかずでした。メンバー全員即決で決まりましたね。

鷹乃助:マジで嬉しいです。

────鷹乃助さんはまず-江戸編-を終えていかがでした?メリー、RAZOR、NICOLASと超実力者ぞろいでしたが。

鷹乃助:まずは主催ってこんなに気を張らなきゃいけないんだって疲れました(笑)。主催をやるのがほんとうに久々だったので。

70.:主催って疲れるよね。

鷹乃助:出演してくださったバンドにもお客さんにもいい思い出にしてほしいと思ったら、あんなにも神経使うものなんだと。でも、めちゃくちゃ楽しかったし、事前の自由研究企画もやって良かったなって思います。強いていえば打ち上げしたかったです。

70.:やらなかったんだ?

鷹乃助:今回は<開眼万博2025>の翌日がワンマンなんすよ。一応、衍龍(RAZOR)さんとは終電までいきましたけど。

70.:そっか、-浪速編-の翌日もワンマンなのか。まぁでもライヴが終わったら自然と酒が飲める場所に足が向かうっしょ。

鷹乃助:間違いないですね。

────翌日に支障のない範囲でお願いします(笑)。共演したバンドの印象はいかがでした?

鷹乃助:全バンドさすがでしたね。メリーは「梟」やる前に「CHAQLA. kaiに贈る!って言ってくれたんですよ。

70.:kaiくんが好きな曲だよね、「梟」。

鷹乃助:はい。それで俺も彼も涙腺ちょちょ切れそうでした。なんてことしてくれるんだと。こっちが投げかけた愛に愛で返してくれるのがとにかく嬉しかったです。NICOLASもアニィが好きな「罠」をさりげなくセットリストに入れてくれたりね。

────想いが交差したんですね。それも主催をしたから得られた感情だ。

鷹乃助:なんか実際にライヴをやって完成した感じがしますね。RAZORも二階で観てる俺たちを指差してメッセージを伝えてくれて…痺れましたね。

────こうなると70.さんも-浪速編-のセットリストに影響でそうですね。

70.:ほんとに!(笑)。鷹乃助が自由研究で挙げてくれた5曲でいきますか!

鷹乃助:俺、泣いてライヴ前にメイク落ちちゃいますよ?でも、あの5曲、結構バランスよくないですか?

70.:ぶっちゃけバランスいい(笑)。

────そういえば【#開眼TV】内で70.さんは“大谷翔平だ”って話題もありましたよね?

70.:いや、あれから楽屋とかですごい言われるようになったんですよ、「あ、大谷翔平ですよね?」って。マジ勘弁しろよ(笑)。

鷹乃助:いや、あれは意図があるんです!

────じゃあ訊きましょう。鷹乃助さんにとって大谷翔平とは?

鷹乃助:攻めと守りができる二刀流の存在。

────おー、はいはい。

鷹乃助:まず守りっていうのはちゃんとベースを弾くこと。70.さんはリズムとか出音とか全部をコントロールしてますよね。一方で攻めは周囲を見渡しながら積極的に動けること。あとはフレージングですね。俺だったら一度、三度、五度とかに行くところをもっとジャジーなスケールで心地よい構成を作るあたりの攻め具合がすごいんですよ。これを兼ね備えてる人ってなると真っ先に70.さんが浮かびます。だから70.さんは大谷翔平です!

70.:めちゃくちゃ聴いてくれてるなぁ。嬉しい。

────70.さん自身も大谷翔平としての自覚というか、俺はたしかに大谷っぽいなって思う部分はありますか?

70.:いや、ないでしょ!そうやってみんな楽屋でイジってっくるんですよ(笑)。だったら大谷翔平ぐらい身長ほしかったですよ。

鷹乃助:でも、華がありますよね。

────ですし、フレージングで主張してくるのに、引っ込むときの気配の消し方が美しいと思います。それは両者に共通していますよね。引っ込んだことも悟らせないようにスムーズに移行するあたり。そしてやはり訊いておきたいのが、70.さんが大谷翔平だとすると、鷹乃助さんは誰なのか?…ってところで。

70.:あぁ…やっぱりそれきますよね。今日絶対その質問されると思ってたもん。

鷹乃助:そりゃきますよね(笑)。

70.:なんだろうなぁ…サッカー選手になっちゃうんですけど、引き際きはちゃんと引くんですけど、動くところは動くトリッキーさで言うとファンタジスタ系なんで…鷹乃助はロベルト・バッジョです。俺大好きだったんですよ、バッジョ。サッカー選手だけど。

鷹乃助:初めて知りました。あとでディグります。

────94年ワールドカップのイタリア代表の10番で、世界的なレジェンドプレーヤーですよね。アレッサンドロ・デル・ピエーロとフランチェスコ・トッティが台頭するひとつまえの代ですかね。

70.:そうですそうです。めっちゃかっこいんですよね。全局面でバランスがよくてレベル高いけど一点突破型じゃない感じは鷹乃助っぽくないですか?鷹乃助はヴィジュアル面でも魅力あるし。そういうベーシストはやっぱり貴重ですよね。

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