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【0.1gの誤算】ライヴレポート◆2025年8月13日(水)Zepp DiverCity(TOKYO)◆河村友雪バースデー公演でメンバーとの絆を再確認「この5人で頑張っていきます」

0.1gの誤算が8月13日、<緑川裕宇&河村友雪生誕記念!4大2000キャパツアー「最強AB型に続け!灼熱の大旋風!」―河村友雪生誕公演「私は、河村友雪!君を迎えにきた!」―> をZepp DiverCity(TOKYO)にて開催した。

この日のライヴは、ちょっと意外だった。
ちょうど1カ月ほど前に実施したパーソナルインタビューにて「0.1gの誤算は、メンバーである以前に『大切な友だち』」だと話してくれた河村友雪。
その言葉を体現するかのように、メンバー同士の仲の良さが溢れ出すステージが届けられたのだが、暴れん坊バンドの代表格である0.1gの誤算による過去最大規模ツアーの幕開けが、熱いだけではなく、こんなにも「あったかいライヴ」になろうとは。


現コンセプトの衣装を着用したメンバーがステージに登場するなか、生誕祭コンビの緑川裕宇と河村友雪は、この日のために作ったという白地にゴールドの装飾が付いた衣装で登場。レースをあしらったスカートタイプの衣装にうさぎの耳を付けた緑川裕宇と、王冠を被った王子様スタイルの河村友雪は、おとぎ話から飛び出したキャラクターのようだ。「オオカミ男と月兎」「ショートケーキエゴイズム」「利己的メルヘン症候群」といった冒頭のナンバーが、衣装や可愛い振りとも相まってメルヘンの世界観を構築していく。
「今日は来てくれてありがとう!『おめでとう』ちょうだい!」という声に、会場からは黄色い声が飛ぶ。それに対し河村友雪が「ふぁ~あったかい」と、笑顔で返した。


演奏が再開されると幅広い楽曲でアプローチをかけ、「VITAL」ではフロア中央のステージにメンバー全員が出向き、久保田まさしが緑川裕宇と共にボーカルを務めるなか、会場をさらに盛り上げていく。さらに、演奏中やMCでのメンバー同士の絡みが多かったことも、この日のレポートをする上で特筆しておきたい。緑川裕宇と久保田まさしが手を合わせて歌う「ツインボーカルコンビ」、緑川裕宇が河村友雪の腕をぎゅっと掴む「生誕祭コンビ」、河村友雪と水田魔梨が背中合わせでギターを弾く「ギターコンビ」、眞崎大輔と久保田まさしが目と息を合わせながらリズムを刻む「リズム隊コンビ」など、書き切れないほど演奏中のメンバー同士の掛け合いが多く、そんな仲睦まじい姿からも「あったかいライヴ」を感じた。


MCでは「逸材がいると思って声かけちゃった!」と、緑川裕宇が河村友雪を0.1gの誤算に誘ったときのエピソードを話してくれた。「焼き肉屋に呼び出して話して…それからもう10年以上が経ちました。今でも変わらない姿で、こんなに大きなステージに立ってるなんて予想してなかった」という言葉に続けて、「たくさんのバンドマンがいる中で、俺たちが意気投合した曲を演奏します。これが、俺たちの原点です」と、届けられたのは「Truth」。ステージで飛び跳ねながら歌詞を口ずさむメンバーの姿から、これまでの0.1gの誤算の思い出、メンバーやファンの笑顔が次々に浮かび上がってくるように思えた。


アンコールの声が響き、楽器隊が先行してステージに戻ると、トークタイムを開始。受付で配布された紫色の銀テープや河村友雪の等身大パネルに関する話題が飛び出し、会話が一段落すると「しりとりする?」「しないよ!子どもか(笑)!」と、無邪気な様子を見せていた。その後は「希少種達の運命」のインストに合わせ、モッシュやヘドバン、スクワットなど、後半戦に向けて準備体操をしていく。
「毒彩バタフライ」の衣装に着替えた緑川裕宇が登場し演奏が始まると、スモークが勢い良く噴射する中、「アルテミスの憂鬱~銃口とマリア~」で攻撃態勢へ。本編のメルヘンな世界観とのコントラストが、とても楽しい。会場を煽る熱量も上昇し、0.1gの誤算のダークサイドを余すところなく打ち出す展開は、もはやアンコールではなく「第2部」のステージかのような印象を残した。


2度目のアンコールではメンバーが、世界中で人気を集めているキャラクター「ラブブ」を河村友雪にプレゼント。ブラインドボックスに入っているため、開ける瞬間のワクワクも会場にいる人たち全員で共有でき、楽しい時間となった。2つプレゼントされた内の1体が、眞崎大輔の「ラブブ」と同じ水色だったことも、会場を沸かせた。
「21gの感傷」で安定の盛り上がりを見せ、その後も一体感のあるステージを届けると、フィナーレでは、まるでツアーファイナルのような光景に。河村友雪がメンバー一人ずつの名前を呼び「この5人で頑張っていきます」と伝え、互いに握手をしたりハグをしたり。こういった締め方になるとはメンバー自身も予想していなかったようで「ツアー初日からこういう感じ!?」と、少し戸惑いつつも「楽しいから、まぁいっか!」と、最後は手を繋いで全員でジャンプをした。

いつも熱風を巻き起こすステージを見せてくれる0.1gの誤算だが、こういう「あったかいライヴ」も、少し意外ではあったものの、なんとも素敵であった。
大阪、名古屋のZeppを回り、LINE CUBE SHIBUYAで行われる9月10日のツアーファイナルではどんな景色を創り上げるのだろう。今日のステージで示された、彼らの振り幅の広さを考えると予測するのは難しい。だったらもう、実際にこの目で確かめに行くしかないではないか。

文◎藤代 冬馬(LINKSOLU.Inc)
写真◎堅田ひとみ(LINKSOLU.Inc)

SET LIST

01. オオカミ男と月兎
02. ショートケーキエゴイズム
03. 利己的メルヘン症候群
04. しいたけ人生論
05. 敵刺す、テキサス
06. Act of rebelion~支配ト破壊ノ血印~
07. Desire
08. ジュリエットの指輪
09. アイドル(YOASOBI Cover)
10. VITAL
12. 2008年高田馬場AREA
12. フルニトラゼパム
13. Truth

(encore1)
14. アルテミスの憂鬱~銃口とマリア~
15. 救済バタフライ
16. 超旋律的疾走暴曲-ネオヴィジュアルロックパロディウス-
17. 毒彩バタフライ
18. 混沌的極悪暴曲-ヴィジュアルロックパロディウス-

(encore2)
19. 21gの感傷
20. 【L】1126【悲劇】
21. 【S】0723【終焉】
22. ナツイロドロップ

INFORMATION

<緑川裕宇&河村友雪生誕記念!4大2000キャパツアー「最強AB型組に続け!灼熱の大旋風!」>

2025年

8月20日(水) Zepp Osaka Bayside

8月21日(木) Zepp Nagoya

9月10日(水) LINE CUBE SHIBUYA


<メンバー生出演‼ 緑川裕宇&河村友雪生誕ツアーファイナル公演開催記念ニコ生特番>開催!


2025年9月5日
番組URL : https://live.nicovideo.jp/watch/lv348515806

関連リンク

◆ OFFICIAL SITE
https://gosan.g1-corp.com/
◆ OFFICIAL X
https://x.com/0153_official

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