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【新バンド】カリソメ、始動主催3マン「正しい過ち」1月27日池袋Black Holeに向けて葵、まみれた・伐、鮮血A子ちゃん・滅多刺しひろくんの“NGナシ”対談決行!___「ずっと密室系が好きなんです」

昨年12月に結成が発表された4人組バンド=カリソメ。
彼らが集った理由は至ってシンプルで、互いにやりたい音楽が一致したからだと言う。
やりたいことを確かめあい、まっとうするために「第0̸地下室」名義でのデモンストレーション的活動で経験を蓄え、ようやく第一歩を踏み出すことになる。
そんな彼らの始動ライヴは1月27日、池袋BlackHole。
共演するのはまみれた、鮮血A子ちゃん。
その思想を一致させるキーワードは“密室”。
何故、3者が交わるのか?包み隠さず素直な想いとこれまでの関係を葵、伐、滅多刺しひろくん、3バンドのフロントマンに検証してもらった。



◆   ◆   ◆

今どきのヴィジュアル系にはない要素をお互いに持ってる



────新バンド、カリソメが1月27日(火)に始動3マン「正しい過ち」を開催するとのことで、出演する各バンドのヴォーカリストに集結していただきました。まずはカリソメ結成のいきさつと流れを確認させてください。もともとはセッションをやってたんですよね?

葵:自分以外のメンバーがセッションをやってましたね。そのセッションにあるタイミングで自分が誘われたんですよ。そのライヴが終わった後に、居酒屋に連れていかれて詰められて今に至ります。

──── 一緒にバンドやらねえか?と。

葵:もともとは違うヴォーカルさんとセッションをやっていたみたいなんですけど、自分がバンドのイメージに合ったみたいで、やたらグイグイ来てくれたんでそれがすごく嬉しくて好印象でした。ただ、そのとき僕は福岡に住んでたんですよね。…正式なバンドを組むってなると必然的に上京することになるじゃないですか?その勇気がすぐには出なかったっていうのは正直なところありましたね。

────上京を決断させた決め手はなんだったんですか?

葵:んー……やっぱり音楽の趣味が合ったっていうのが一番ですね。九州にいた頃は周りにそういう人がいなかったので、同じ感覚を持った人とバンドをやったらどうなるんだろうって期待が大きかったと思います。

伐:昔、まみれたが1回活動休止する前に福岡でやったライヴに葵が出てくれてたんですよ、前のバンドでね。そのときに「山口出身なんです」って話かけてくれて。

────伐さんの同郷愛は強いですよね。

伐:そうです。じゃあ連絡先交換しよっかってなりました。山口県に関する人とだけは無条件に連絡先交換するんで。それで仲良くなった感じです。

葵:でも、頻繁に連絡を取り合うって感じじゃなかったですよ。僕からしたらまみれたは学生時代に聴いてたバンドなんで、畏れ多くて自分からはあんまり連絡しないようにしてました。

伐:あんまり連絡してきてくれなかったんで、遠慮してるのかな?とは思ってたんですけど、前のバンドが解散するときに久々に葵から連絡がきて。

葵:あのときはさすがに連絡しましたね。

伐:辞めるのはもったいないから早くバンド組めよってずっと言ってました。

────ひろくんは葵さんとはいつ出会ったんですか?

滅多刺しひろくん:いや、アタシは正直存在を知らなくて。去年まみれたと廻った2マンツアーのオープニングアクトで出てたときに初めて会いました。

────<まみれた×鮮血A子ちゃん2MAN関東TOUR「床下人類捕食計画~都内近郊編~」>のO.Aで出演していた第0̸地下室が、正式なバンドとして始動するのが、今回のカリソメということになりますが…交流自体はそんなになかったんですね。

滅多刺しひろくん:ギターの悠くんとドラムの或は交流ありましたよ。彼らの前のバンドの時も対バンしてますし。なので、我々は会ったら話すぐらいの感覚です。

葵:交流自体はまだ全然ないですね。

──── 一緒にやってみていかがでした?

葵:まみれたも鮮血A子ちゃんも瞬間的な爆発力がすごいですよね。でも、自分たちはそれに負けないように闘いながらも、もっと違うベクトルのバンドなんだなとは感じました。同じようなバンドじゃないことで印象に残っていきたいと思って対バンしてましたね。まぁ2バンドともなんだろう…怖いです。

伐:怖くないよ。

葵:怖いです(笑)。

────ところで、カリソメ結成に至る決め手となった音楽性の一致ですけど、葵さん的にはどんな方向の音楽性をイメージしてたんですか?

葵:言葉にすると、僕はずっと密室系が好きなんです。やりたいのもそういうアングラな音楽。或くんも密室系が好きで、今どきのヴィジュアル系にはない要素をお互いに持ってることで方向性はすぐに固まりましたね。

▲葵(カリソメ)

────今回交わる3バンドに共通しているのも、そこだと思うんですよ。密室系っていうものをどう紐解くかというのも個性が出る気がしますよね。

伐:音楽的なことで言えば半音の進行が多いもの。でも、基本的には弱者の音楽だと思う。お前らとは違げぇんだよって抗ってる音楽。明るさのなかに暗さがあるし、暗さのなかに明るさがある。一番正直な音楽な気がしますね。

────まみれたが標榜する“床下”は密室をより攻撃的にした雰囲気を感じます。ザックリと分けると。

伐:貫ぬかれた密室らしさを、より攻撃的にしたら“床下”になるイメージだと思います。

葵:密室系の音楽に関しては結構幅があると思ってて。代表格のcali≠gariでも明るい曲やバラードがあるし、音楽の物差しだけで計ってカテゴライズすることが難しいですよね。ただ、その言葉の通りに、密室であるから圧迫感があって苦しかったり怖かったりするし、一方で狭い場所だからこその安心感もある。人によって捉え方が全然違うと思うけど、そこにある僅かな優しさに僕は密室系を感じてます。不安定なんですよね、すごく。

────実際にカリソメで密室を体現することになって解釈は変わりました?

葵:思ってた以上に繊細な音楽だなって感じてます。聴いている分には攻撃的な言葉や曲もあるし、受け入れがたい世界観っていう印象なんですよ。ただ、いざバンドでやると、表現の仕方を少し間違えると楽曲のイメージだったり、伝えたいものが大きく変わっちゃうなって思いました。その繊細なテリトリーにパッって入れたお客さんにとってはきっと優しい世界なんだなって解釈してます。

────カリソメの楽曲的にはレトロな要素があったり、ゲーム音楽を想起させるようなフックがあって歴史をなぞるだけではなくハイブリッドな密室を感じます。ちなみに繊細な部分っていうのはサウンドですか?それとも歌詞?

葵:歌詞ですね。

滅多刺しひろくん:アタシも密室系がルーツにあるんですよ。この密室系っていうものを今風に置き換えると……陰キャの爆発って感じがしますね。

伐:いや、そうだね。陰キャの爆発だ。

滅多刺しひろくん:手がつけられなくなった陰キャみたいな。

伐:でも、俺が葵の姿から感じたのは、イカれたCASCADEっすね。

────あー、なるほど!

伐:わかります?そういう印象を抱いてからは、これを突き詰めることができたらすごいバンドになるんじゃねーかなって思ってます。ハイブリッドっていうのもキーだと思う。葵には「Sexy Sexy,」を歌ってほしい。

────CASCADEは時代を席巻したバンドだけど、流行り廃りに影響されないアングラ感もあるんですよね。

伐:葵の歌唱からはそのエッセンスを感じますね、俺は。あと葵がもともと持ってるものだと思うんですけど、独特のくねくねした動きとかもヴィジュアル系の良い気持ち悪さの令和版だと思うんで、そこは極めてほしいですね。


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