【新バンド】カリソメ、始動主催3マン「正しい過ち」1月27日池袋Black Holeに向けて葵、まみれた・伐、鮮血A子ちゃん・滅多刺しひろくんの“NGナシ”対談決行!___「ずっと密室系が好きなんです」

密室系っていうものには魔力がある
────ひろくんは実際に葵さんと共演してみた印象はいかがですか?
滅多刺しひろくん:歌上手いなって、やべえなと思いました。
────なんだか、まだ打ち解けてない感がすごいですね(笑)。
伐:一緒に遊びなよ。
滅多刺しひろくん:でも、この距離感もなんか密室っぽくていいのかなとは思ってます。この感じでずっといく気がしますね。
葵:僕はお近づきになりたい気持ちはありますけど、そうなったら対バンした時にアングラっぽさが出なくなっちゃうのかなとか懸念はあります。
伐:大丈夫だよ。どんな関係でも容赦なく殺れるヤツが本物だから。
葵:本当ですか?じゃお近づきになりたいです。
滅多刺しひろくん:ありがとうございます。
伐:酒飲めばいいじゃん。
葵:酒飲んだらすぐ打ち解けますよ。
滅多刺しひろくん:あ、マジですか?是非是非。
伐:葵はヤバいんですよ。酒飲んだ葵を見たことあります?
────まだ見てないですね。
伐:前に葵と悠くん或と俺とで飲みに行ったことがあるんですよ。そのときは葵がベロッベロで。もう帰る流れになってるのに「コンビニの前で飲み直しましょう!」って言うこと聞かないんですよ。
葵:ありましたね。
伐:葵が酒と一緒にじゃがりこ買ってきたんですけど、泥酔してるから道路にこぼしちゃったんですよ。そしたら葵が地面を這いつくばって犬みたいに食いだしたんです。それで「伐さんも食った方がいいですよ!」って。
────学生時代から聴いてた先輩に対する発言とは思えないですね(笑)。
伐:その日の動員が少なくて落ち込んでたみたいで。
────伐さんはどうしたんですか?
伐:俺は「お前らほど動員低くねえから遠慮しとくわ!」って答えました。
────火に油を注ぐようなことを…。

▲伐(まみれた)
伐:そしたら葵が「クソー!」とか叫んで、悠くんと或に「お前らもやれ!」って。まぁ、或はそういうことするタイプじゃないですか?だから一緒になって地面に這いつくばってじゃがりこ食ってたんですけど、あの真面目で絶対そういうことしない悠くんも、自分のバンドのヴォーカルがそう言ってるんだからって、頑張って犬みたいに食ってたんですよ。それを見た葵がいきなり立ち上がって「そんなんで売れるわけねーだろ!」って悠くんの後頭部を思いっきり引っぱ叩いたんです。
滅多刺しひろくん:あはははは!最高だ!
葵:じゃがりこ買った記憶もないんですよね…。
伐:あれはやりすぎだよ。マジで面白かった。
葵:それは売れないっすね(笑)。
────ところで今回始動3マンで再びまみれたと鮮血A子ちゃんとやろうって言いだしたのは、どなたなんですか?
葵:ドラムの或くんですね。彼から理由を聞いたわけではないんですけど、始動前にツアーに呼んでもらった2バンドをお迎えしてスタートするのは間違ってないと僕も思います。カリソメと第0̸地下室が異なるものだっていうのもリアルに感じてもらえるでしょうし。もちろん2バンドを潰す気持ちでやります。
────今回の対談に“密室”という共通項がある一方で、まみれたは“床下”を標榜していますよね。この3バンドは床下帝国の住人なんですか?
滅多刺しひろくん:“床下”の定義をちゃんと理解してるわけじゃない…というか、理解しないようにしようとしてるんです。あんまり理解しすぎるとそっちの方に全マインドが持ってかれちゃいそうなんで。正直どうなんですかね?うちの他の3人がどう思ってるか知らないから鮮血A子ちゃんがどうなのかはわからないですけど、アタシはきっと床下の住人なんじゃないかって思います。似た性質を持ってる気はしますね。

▲滅多刺しひろくん(鮮血A子ちゃん)
伐:あ、ひろくん。そういえばあさひから聞いたんだけどさ。
滅多刺しひろくん:はい。
伐:この前、ステージで殴り合ったんでしょ?
滅多刺しひろくん:いや、ステージじゃないです。ライヴが終わったあとの喫煙所ですね。殴り合ったっていうか一方的にボコボコにされたっていうか。
伐:あさひから電話かかってきてさ、「マジでお話があります」みたいな感じで。どうした?なんかあったの?って訊いたら、ひろくんと殴り合いになったって言ってて。俺らみたいなバンドじゃん、マジで面白いなと思った。
滅多刺しひろくん:喫煙所であさひが「このままでいいんすか?」みたいなこと言ってきて、アタシが「いや、でも…」って答えに困ってたら「ふざけんじゃねえよ!」ってバコって殴られたんです。アタシもちゃんとやり返したんですけど、全然効かなかったですね。「かかってこい!」みたいなことは言ったんですけど、ドラムの天ちゃんが足でアタシの胴体をロックしてたんでダメでした。
伐:あさひに「ひろくんとちゃんと仲直りした?」って訊いたら「しました!」って言ってたから、俺のなかでは全然それでOKだと思ってるけどね。その場にいたらたまったもんじゃなかったのかも知れないけど。
葵:怖いです。怖い。
伐:いや、葵はどう考えても仲良くなれるでしょ。
────葵さん的には始動3マンがどうなるかイメージはついてます?
葵:イメージは全く湧いてないです。湧かないから意味があると思ってますね。今の話じゃないけど、まみれたも鮮血A子ちゃんも何が起きるかわからないバンドじゃないですか?自分たちもそうあるべきだと思うし、カリソメは自分以外もそういうマインドを持ってるメンバーなんで、イメージできない景色に到達したいですね。
────伐さんも認めた後輩への面倒見の良さはあるけど、ステージでの仲良しこよしはしないですからね。ところでせっかくの機会なんで、悠さんと翠さん、或さんについてもどんなキャラクターか紹介してください。
葵:あ、これに関しては伐さんの印象を訊きたいです。

────じゃあドラムの或さんからいきましょうか。
伐:本物のギャ男なんですよ、或は。
葵:たしかに。
伐:ひろくんもそうだと思うけど、とにかくヴィジュアル系が大好き。葵も経験あると思うけど、山口にいるとヴィジュアル系好きな友達見つけるだけで大変でしょ?
葵:そうですね。全然周りにいなかったです。
伐:俺もそうだったんですけど、或はそういう自分たちの好きなものについて腹を割って話せる相手って感じですね。それでいて、あえてこの時代に密室系を掲げたバンドをやろうとするスタンスが好きなんですよ。でも、今どき密室系をやろうと思ってもメンバーが見つからないんです。それもあって或が自分のやりたいことにチャレンジできるのか悩んでたときに、諦める前に一人だけ会ってほしいヤツがいるって会わせたのが葵。これは公の場で初めて言うんですけど、俺とかる。さんと葵と或で会ったんだよね。
葵:そしたらびっくりするぐらい意気投合して。
伐:密室系っていうものにはそれぐらいの魔力があるんですよ。自分の好きなものを同じ熱量で好きな人に出会うってなかなかないことですからね。
────ベースの翠さんはいかがでしょう?
伐:翠は2年くらい前に初めて会ったんですよ。新宿BLAZEでやったMAMA.の主催を観に来てて。俺は当時はぶえっていうバンドだったんですけど、好きなバンドを訊いたら「まみれたです」って言ってたのを覚えてます。そういうお世辞いいから本当に好きなバンドを教えてって言ったら「cali≠gari、メリー、MUCC、まみれたです」って。
────これは昨年別の機会でひろくんにインタビューした際も「ヴィジュアル系はMUCC、メリー、蜉蝣、まみれただ」って断言してたんですよ。
ひろくん:いや、そうですよ。
伐:そこに名前を挙げてもらえるのは畏れ多いけど、嬉しいです。ひろくん、ありがとうね。
滅多刺しひろくん:とんでもないです。
伐:翠に関しても好きなバンドを訊いたら、それ完璧じゃんって仲良くなったんですよ。そこも魔力ですよね。変なヤツですよ。
────ステージングにも独特の雰囲気がありますよね。
葵:翠に関しては出会った当初とすでに印象が違ってます。自分を持っていて頑固者だと思ってたんですけど、喜怒哀楽がハッキリしてて良くも悪くもわかりやすい人ですね。感情がビックリ箱みたいにバーン!って出てくるんで、こういう関り方をするとこういう表情を見せてくれるんだ…とか彼のいろいろな面を見つけられるのは楽しいです。出会った頃よりも印象が良いです。
伐:ギターの悠くんは真面目っすね。報われない真面目なヤツ。でも、それが密室系の歌詞に出てきそうなキャラクターでなんかいいんですよね。
葵:悠に関してはもう伐さんの言った通りで。幸薄い感じの真面目な人ですね。スカしたイケメンだなって思ってたんですけど、そういう意味ではまだスカしてますね(笑)。本当はイカれてるくせに真面目ぶってんじゃねーよとは思ってます。
────急に言葉悪い(笑)。
葵:僕的に悠はそこにいじりがいがあって可愛いなと思ってます。或くんに関しては、最初から最後までずっと人生ギリギリで生きてるのに、なんか余裕だしずっと楽しそうなんですよ。絶対生活に余裕ないのに。それが僕からは儚く見えますね。
伐:儚いんだ。
────屈託のないキャラクターですけどね。
葵:でも、ポンって背中押したら明日にでもいなくなっちゃいそう。ただ、とにかく視野が広くて周りのことをちゃんと見てるし、そういう意味ではさすがドラマーだなって印象を受けてます。
滅多刺しひろくん:これちょっと身内っぽい話なんですけど、うちも天ちゃんになるまでドラマーの入れ替わりが激しくて、実は過去に或を誘ったことがあるんですよ。だけど、「ひろくんとは友達のままでいたいから」って断られたことがありましたね。なんだコイツ?と思いましたけど。
────良い話じゃないんだ(笑)。
伐:俺も、もし森田が死んで代わりにまみれたに入ることになったらどうする?って言ったら「伐とは友達のままでいたいよ」って言われたことがあるんですよ。
滅多刺しひろくん:さっきのアタシとあさひの乱闘のこととか考えると、たしかにな、とは思いますね。或には先見の明がある。
伐:見透かされてたのかもね、一緒にバンドやるとどうなるかを。
滅多刺しひろくん:あと、音楽の趣味が合うってシンプルにすごいですよね。カリソメは根底にあるストイックさみたいなものを全員から感じます。翠くんも音楽詳しいし、うちはメンバー同士で音楽性全然合わないですもん。なんでこんなの聴いてるの?って思っちゃいます。
伐:めっちゃわかるわ。うちも音楽性合わないから。


