【SPLENDID GOD GIRAFFE】ライヴレポート<ONEMAN TOUR『麒麟初め 2026』-TOUR FINAL->2026年1月7日(水)渋谷REX◆2026年を華々しく幕開け、4周年へ!「2026年始まって、こうやって麒麟組のみんなと顔を合わせられるというのは幸せなことだと思っています」

2026年を幸先よくスタートさせた、SPLENDID GOD GIRAFFE。カウントダウンライヴ『麒麟納め2025→2026』で新年を迎えた彼らは、息をつく間もなくワンマンツアー『麒麟初め 2026』を東名阪で開催した。今ツアーのファイナル公演となった1月7日、SHIBUYA REXのライヴ中に秀人(Vo)が笑みを浮かべながら語った「今年はいいスタートが切れてますよ」という言葉にも、“バンド冥利に尽きる”といわんばかりのライヴ三昧な日々に対する充実ぶりを垣間見ることができた。
袴姿のメンバーが登場すると、TACC(Ba)のスラップが豪快に響く『Crescendo World』から幕を開けた。まさに、SPLENDID GOD GIRAFFE(以下:SGG)の楽曲が持つ良質なファクターを凝縮したともいえる曲から、着実に世界観へと引き込んでいく。続いて、軽快なエールとなって届けられた『Caffeine』、「ド派手なスタートをきりましょう!」という秀人の言葉が合図となってモッシュに揺れた『DIRTY HONEY』へと、間髪入れずに攻めていったオープニング。新年の特別感からくる楽しげな空気がオーディエンスに火をつけていたのはもちろんだが、その高揚感を凌駕する毅然としたオーラを纏ったSGGの強みがはっきりと伝わってきた。
「今日が“麒麟初め”の方もいると思うので、改めて挨拶させてください。あけましておめでとうございます!」と話し始めた秀人の号令で、メンバーと麒麟組(※ファン)が双方に「今年もよろしくお願いします!」と挨拶を交わす。そして、「スタートが肝心!」と気合いを露わにしたのをきっかけに、秀人がTACCに絡みながら妖艶さを放った『Night Out』、続く『Mr. "John Doe"』では公佑(Gt)とTACCが重心を低く構えてラウドなグルーヴを増幅。フロアにはヘッドバンギングの嵐が巻き起こり、さらに『TRIDENT』では縦揺れの中に歓声も溢れ、フロアの熱量は益々アグレッシヴなものへとシフトしていった。
暗転を挟んで空気を一転させたのは、これまでの軌跡があるからこそ決意をより感じられるバラード『UNICORN』。静と動をもって巧みにライヴを進めていく中で、秀人が「この“スタートのとき”から、もっとぶち上げていこう!」と告げ、SGGの原点でもある『EVE』へつないだ秀逸な流れには、思わず心を掴まれた。これは、ライヴ序盤に予感した今のSGGにおいて“深み”や“バンド感”が増強していることが、確信に変わった瞬間だったと言ってもいい。好きな仲間たちと、好きな音楽を謳歌している充実ぶりを見事に発揮し、それを活かした“魅せ方”そのものが格段に進化していたのだ。
とはいえ、そうなった“きっかけ”を問われたところで、恐らく明確な答えは出ないだろう。秀人がMCで触れていた「3年周期で何かが起こる」という3周年のタームを2025年に乗り越えたことは大きな転機ではあったが、公佑曰く「ライヴしまくっていたら1年終わっちゃった」という、まさにそれだけのこと。ただし、“それだけ”の積み重ねこそが大切で、さらに“3人で”舵を取り、“3人の”意思のもとに活動を進めていることが、SGGにとっては何よりのエネルギーであるということを、改めて2026年早々に感じられたことは何よりの収穫だった。
「やっぱり、ワンマンライヴっちゅーもんはいいもんですな! 2026年始まって、こうやって麒麟組のみんなと顔を合わせられるというのは幸せなことだと思っています。ありがとうございます。SGGも4周年に差し掛かっているんですけど、あっという間だったような、長かったような不思議な感覚なんですけど、着実に一歩ずつ前には進めているかなと、僕は思っています」――秀人
コロナ禍明けの始動から今に至るまでを振り返った場面では、「今、こうやってみんなと楽しめている状況も当たり前ではないと常々思ってますし、僕らが“ライヴやります”って言ったら来てくれる皆さんに、本当に感謝しています」と感謝も伝えていた。「4年前の自分に今の自分を見せたら、ちょっとびっくりするかもしれない」と話した秀人に対して、TACCは「4年間の重みを一番感じるのは、秀人かもね」と、ヴォーカルへ転身した経緯を踏まえて話すシーンでも、一歩ずつ前進してきたことを実感できる。
このように、メンバーの言葉とライヴそのものを通して、いかにSGGというバンドのオリジナリティが構築されてきたのかを感じられる展開があったからこそ、ラストスパートへ向けて意気揚々と秀人が叫んだ「さあ、SGGが楽しいライヴだって示そうぜ! 最高にかっこいい音楽やってるって示そうぜ! みんなで体感しようぜ!」という言葉には、胸が大きく昂った。ハードなロックサウンドを軸に疾走感で加速した『TEXTURE TEXTURE』、その勢いにポップなテイストを交えた『High Discus』では、センターで披露した公佑のギターソロで圧倒する。テンションを絶えず上昇させるアッパーチューンをシームレスに畳みかけながら、シンガロングが響くドラマチックな『神籟リフレイン』を経て、公佑とTACC、そしてこの日の“SPLENDIDドラマー”(サポートドラマー)遼が息を揃えて突入した『CROSS FADE』で迎えたクライマックス。そこにあった多幸感こそ、SGGの真骨頂そのものだった。
アンコールでは、メンバーの口から“2026年の抱負”を交えたトークが繰り広げられたが、中でもリーダーである公佑から「曲もいっぱい出したいし、ライヴもいっぱいしたいし、やりたいことがいっぱいある。いろいろやりたいから、頑張ります!」という言葉には大いに期待していたいと思う。そして、「我々SGGが、素晴らしい年になるように心を込めて届けます!」と届けた『SPLENDID HEART』をはじめ、『ISOLATION』、SGGと麒麟組が一体となって気持ちを高め合うアンセム『QILIN'G ME』でライヴを締めくくった。
3月からは、4月29日の始動記念日に向けて全10公演に及ぶ4th Anniversary Oneman Tour『麒麟四年搾り』が控えている。2026年もすでに多くのライヴが決定しており、それは彼らの存在を広く知らしめる機会となりそうだ。この先も、自分たちのやり方で道を切り開いていく3人の飛躍の振れ幅は、まだまだ大きい。SGGの2026年の幕開けは、そんな確信めいた手応えに満ちていた。
文:平井綾子
SET LIST
1. Crescendo World
2. Caffeine
3. DIRTY HONEY
4. Night Out
5. Mr. "John Doe"
6. TRIDENT
7. UNICORN
8. EVE
9. TEXTURE TEXTURE
10. High Discus
11. 神籟リフレイン
12. CROSS FADE
EN-1. SPLENDID HEART
EN-2. ISOLATION
EN-3. QILIN'G ME
LIVE

◾️SPLENDID GOD GIRAFFE 4th Anniversary Oneman Tour
「麒麟四年搾り」
3/28 (土)岡山CRAZY MAMA 2nd Room
3/29(日)神戸live music club PADOMA
4/4(土)郡山#9
4/5(日)仙台ROCKATERIA
4/11(土)福岡LIVE HOUSE Queblick
4/12(日)福岡LIVE HOUSE Queblick
4/18(土)名古屋 HOLIDAY NEXT NAGOYA
4/19(日)大阪THE LIVE HOUSE soma
4/28(火)WildSide Tokyo
4/29(水・祝)SHIBUYA REX
全公演入場無料チケット有り
関連リンク
◆Official X https://x.com/sgg_offi
◆Official Web Site https://splendidgodgiraffe.com/




