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XANVALA × CHAQLA. TWO MAN LIVE TOUR「CHANVALA.」開催に向けてCHAQLA.・ANNIE A&XANVALA・巽が自身の現在地とこの2年を振り返る対談敢行!


人間性で勝負するジャンル



────両バンドのカラーが違うことはすごく理解できるんですけど、では、おふたりはそれぞれ“ヴィジュアル系”っていうものをどう捉えてますか?2026年春の現状の考えを知りたいです。

ANNIE A:そんな話を昨日ちょうどメンバーとしてたんよ。俺らが思うヴィジュアル系っていうのは、芸術。メイクをして世界観を作る行為がアートだと思うし、それは他のジャンルにもあるんだろうけど、その色がより濃く表現されているのがヴィジュアル系なんじゃないかな。これは個人的な考え方なんだけど、視覚的インパクトが芸術に昇華されているっていう意味では、Slipknotもマンウィズ(MAN WITH A MISSION)も俺にとってはヴィジュアル系。極論だけど。

────より視覚的であるってことですよね。

ANNIE A:見た目と音楽を絡ませることもできるし、それが世界観の表現に繋がってると思う。ヴィジュアル系のなかに、Slipknotやマンウィズみたいなバンドがいても全然おかしくないなって。

──── 一方、巽さんはどう思いますか?

巽:視覚的なのはもちろんなんですけど、その表現を駆使して内面を最も抉り出すジャンルなんじゃないかなと思ってます。より、人間を出す。メイクをして衣装を着て、飾られているはずなのに、本質はそこから潜り込んだところにある。外面を見せつけるのに、内面にたどり着かせるのがヴィジュアル系の音楽だと思います。

────そこにたどり着く過程も含めて。

巽:だから、常に人間としてどう生きていくかが問われますね。特にヴォーカルはステージで最も心を曝け出すパートなんで、バックボーンや人間性が大事。あとは、他のジャンルよりも、メンバーひとりひとりにフォーカスが当たりやすいのも特徴なんじゃないかなと思います。人間性で勝負するジャンルだな、ってここ最近は特に強く感じてますね。

────巽さん自身は、人間性を曝け出すことにおいての葛藤も抱えてるんですよね?

巽:おそらくこれが答えだっていうものには出会えたんですけど、一生悩んでいくんだろうなって思いますね。正解は俺の中にしかないことだし、在り方を考えるのをやめた時点で、もうヴォーカリストではないんだろうなって。

ANNIE A:メンバーと話したことばっかりで申し訳ないんだけど、俺もまさにそんな話ばっかりしてる。やっぱりヴォーカルってメンバーを背負ってる立場だからさ、そういうカルマに向き合って人一倍悩んでいかなきゃいけないと思う。自分を追求し続けることでしか、前に進めないんだよね、きっと。研究して、探究して、経験して、吐き出す。そしてまた葛藤する。それをしないと曲を書いていけない。ヴォーカルは病んじゃダメだけど、悩むのは正しいと思う。悩めば悩むほど、自分の内部に入っていくというかさ、精神的な核を探す旅が始まる。そこで感じたことが歌詞にもなるだろうしね。巽くんの葛藤は俺もすごくわかるな。いい期間なんじゃない?って俺は捉えるようにしてるよ。

巽:そう思います。最近は先輩とかに打ちのめされるタイミングがめっちゃ多くて。

ANNIE A:え、ディスられてんの?

巽:違う違う(笑)。そういうことじゃなくて、先輩に「お前これができてないよ」って指摘されて、それが刺さることがすごく多い。

────具体的には?

巽:「巽くんは予想外のことをできないよね」って鋭い指摘されて。周りのスタッフさんにも同じようなことを言われたんですよ。お客さんの期待を上回らなきゃいけないなかで、自分の範疇で収まってしまっていることと闘ってるところがあるんです、今は。

────自分の“範疇”が大きくなっているのもまた事実だと思いますけどね。それこそ、ちょっとした曲間の振舞いとかムード作りとかで、巽という人間がグッと行間を読ませるフロントマンへなっている進化も感じます。

巽:でも、“予想外”っていうテーマで考えたときに、CHAQLA.にはそれがあるんですよ。だからCHAQLA.のことが好きなんですけど。

ANNIE A:そこはスタイルもあるし難しいよね。でも、EX THEATER(ROPPONGI)のステージも踏んで、たくさんの人に支持されているんだから、意外と周りはそんなこと思ってないかも。とはいえ、そこで悩むのがヴォーカルだからね、深いな。

巽:もっと大きなステージに向かうには、まだまだこんなもんじゃいけないなって危機感も持ってますね。もっと人間を磨かないといけないなって。

ANNIE A:CHAQLA.の場合はまだまだ曲数が少ないから、そのなかで飽きさせないことを追求した結果、意外性のあるステージが生まれたんだと思う。それこそアレンジを変えたり、ライヴでアドリブをかましたりね?俺自身もそういうスリルが好きだから。

巽:正直、あのアドリブ力はすごいですよ。

ANNIE A:フリースタイルラップとかもさ、失敗してスベることも全然あるんだけど、それも成長に必要なことだと思ってるから、失敗が全然怖くないんだよね。スタジオとかでメンバーと遊び続けると、自然と生まれてくるノリがあるから、やってみてもいいかも。

巽:CHAQLA.ってそういうところも、みんなが思い描くTHE・バンド感があるんですよね。青春を感じるからそこが羨ましい。

ANNIE A:嬉しい。でも、うちは悩みがまた全然違うところにあって。CHAQLA.は個々の主張が強いから、まとまらないっていうのがあるよね。みんな、自分が一番だから、よう喧嘩するし。XANVALAはちゃんとヴォーカルが引っ張って、それにみんながついていこうってバンドだけど、CHAQLA.はそう見えてて、実はみんな俺が一番だって思ってる。

巽:うちはメンバーが俺を信頼してやってくれてるところは強みですね。

ANNIE A:だから、ヴォーカルが中心にいてまとまってるバンドではないんだよな、CHAQLA.は。それが良さでもあるんだけど、とっ散らかりすぎてるところもあるから、そういう対比も「CHANVALA.」っていうツーマン的には見どころだと思う。XANVALAの完成されたシルエットから学ぶことは、今回も大きいだろうな。ヴォーカルを中心に超絶プレイヤーが両サイドを固めてるスタイルは、うちとは全然違うから。

巽:あー、俺はわちゃわちゃしてるCHAQLA.のステージがすごい好きですけどね。なんかこうやって話してみると面白いもんですね。お互いに全然違っていて。

────「CHANVALA.」はおよそ2年ぶりということで、対比が色濃くなってきているのかも気になるところです。ちなみにこの機会に訊いておきたいんですけど、あれから2年の間で、お互いに進化のきっかけになったライヴってあります?

巽:俺は去年の秋に回ったツアーですね。

────「XANVALA TOUR 2025 "INDRA"」はEP『INDRA』のリリースに伴うツアーでしたね。ファイナルが渋谷WWWXで。

巽:全部で10本もやってないツアーなんですけど、あれは大きかったですね。と言うのも、5月のEX THEATER ROPPONGIまでは、そこに向けてどう頑張っていくかでいっぱいいっぱいだったんですよ。結果、良い景色を作れたけど、そこに至るまでは正直ずっと苦しくて。そのあとに『INDRA』って自信作ができて、それをひっさげてツアーを周る。自分的にもギターヴォーカルに挑戦したりとか、新しい試みがあってシンプルに楽しかったんですよ。俺が音楽とヴィジュアル系を通して得たかった感情ってこれだなって思って。音を楽しむと書いて、“音楽”じゃないですか?そんな当たり前のこと身に沁みて感じるツアーでした。

ANNIE A:いいね!

巽:いつからか、気がついたらライヴが終わったあとに“楽しかった”って言わなくなってたんですよ。実際は、楽しいはずなのに。去年秋の『INDRA』のツアーから、やっとその感情を取り戻せたんです。

────それはEX THEATERをやりきれたから?あるいは『INDRA』を作ったことで達成感があったから?

巽:全部ですね。いろいろなタイミングが綺麗に重なったんだと思います。自分の内面にあるプレッシャーも良い形でコントロールできるようになったし、楽しむことを思い出してからお客さんがどんどん増えてったことも力になりました。


────実際、『INDRA』はXANVALAらしさが確立されているからこその、ブラッシュされた新しさも感じさせる快作でしたしね。さて、アニィさんはいかがでしょう?

ANNIE A:2024年の「CHANVALA.」以降はほんとうにいろいろあった。メンバーが脱退したり、事務所に入ったりと環境が変わって、ずっと心が波立ってたな。マジで心が安定してなかったんだけど、それがカチッと定まったのは、俺も、去年の秋から今年の1月にかけて周ったツアー(「CHAQLA.ONEMAN TOUR チャネリング」)なんだよね。

────奇しくもCHAQLA.もEP『覚命盤』をひっさげたショートツアーで、ファイナルは渋谷WWWXです。

巽:そうなんですね。

ANNIE A:俺も巽くんと近くて、一時期はライヴが終わったあとにその日の映像を観れなかったんですよ。要はそのときの自分が好きじゃなかったというか。「CHAQLA.ONEMAN TOUR チャネリング」は4人体制になって2度目のツアーだったんだけど、新しい曲を全国に届けにいくことで、シンプルに経験値が上がったんだと思う。ヴィジュアル系っぽくないサークルモッシュが生まれたりとか、自分たちの個性がなんなのかも確認できたし、これまでとアプローチを変えた『覚命盤』の手応えを感じることができた。ファイナルのWWWXが終わってからは、すべてのライヴの映像を観れるようになりましたね。巽くんはライヴ終わったあとに“楽しい”って言えないって言ってたじゃん?

巽:『INDRA』のツアーの前は、ですね。

ANNIE A:俺もそんな感じだったんだけど、どんどん楽しさがわかってきた。これがやりたいんだってものが見つかったから、バンドとしても一皮むけたと思う。

────アニィさんがそういう状態まで落ちていたのはどうして?

ANNIE A:超ダサいこと言うよ?プレッシャーだね。散々好き勝手やってきたバンドなのに、関わる人が増えてきて、楽しくなくなっちゃってたんだと思う。事務所とか周りのせいじゃないよ?これは俺のせい。巽くんは予想外のことができないって言ったけど、その予想外のことを俺もできなくなっちゃってた。でも、もう大丈夫。やりたいことをやる。それがCHAQLA.だから。XANVALAも先を進んでるけど、CHAQLA.も負けてないし、お互いすごくいい状態でぶつかれるのが楽しみだね。

巽:マジですごくいいタイミングだと思います。

────「CHANVALA.」当日は何か特別なことも用意するんですか?

ANNIE A:もちろん、俺らも「CHANVALA.」のための何かを用意するつもりだし、この間の「CHAQLA.の部屋」でね、70.さんがいろいろ言ってたんだよ(笑)。少なくとも鷹乃助はXANVALAのステージに乱入するだろうし、俺も久々に「CREEPER」一緒にやりたいな。まだ、なにも決まってないけど。

CHAQLA.の部屋#3 STUDIO GUEST 70.(XANVALA)

────そうなると、巽さんもフリースタイルラップをやることになるんですかね?

巽:やだやだ!絶対やだ!

ANNIE A:え、いいじゃん!

巽:フリースタイルバトルから殴り合いになるんでしょ?いやですよ!

────殴り合いにならないためにラップバトルしてるはずなのに、フリースタイルラップをした結果、ヒートアップしてメンバー間で乱闘になるバンドがいるらしいですね。昔の映画みたいな。

ANNIE A:この野郎!ってつい拳がね(笑)。まぁ知ってると思うけど、CHAQLA.は喧嘩するほど仲が良いバンドだし、さっきそれぞれ自分が一番だと思ってるって言ったけど、逆にうちのメンバーが一番だってこともみんな共通して思ってるから。俺たちはそういう信頼関係。すごい喧嘩もするけど、他のバンドにはないぐらい仲が良いと思う。



────今回もいろいろなことが起きそうですね。

巽:今回だけじゃなくて、この先も続いていくものにしたいですよね。そのためにもこの2本が大事。お互いにすでに化学反応は感じてるからこそ、今回も良いライヴになったら、もっと何かできると思う。ソールドがどうとかは置いておいて、結果も出さなきゃいけないし、結果を出します。「CHANVALA.」だから楽しいって思ってもらえるようなライヴにしたいですね。

ANNIE A:今回、CHAQLA.から声をかけさせてもらったんだけど、“チャンバラ”って要は斬り合いじゃないですか?でも、いい加減、この2バンド内でバチバチするんじゃなくて、お互いのかっこいいところを全面に出して、それが合わさって一つの大きな戦いになればいいなと思ってます。

────楽しみにしてます。最後に、「CHANVALA.」以降の動向もわかる範囲で教えてください。

巽:5月3日の浦和ナルシスから7月10日の代官山UNITまで、XANVALA TOUR 2026 “AGNI”という14本のツアーを周ります。

────浦和、新横浜、宇都宮以外は後輩のZ CLEARがオープニングアクトで。追う者でありながら、追われる者の立場も請け負うXANVALAの誇りを感じますよね。

巽:Z CLEARに関しては、もうちょっと可愛い弟分でいてくれてもいいんですけど(笑)。そうも言ってられないぐらい勢いがあるんで、そこも楽しみですね。

ANNIE A:あいつらにとっても刺激的な経験になるんだろうね。CHAQLA.は絶賛制作期間中です。これさ、ちょっとしたネタバレなんだけど、これから俺たちは作曲した楽曲は惜しみなくステージで披露するフェーズに入ると思う。今後のライヴは誰も聴いたことのない新曲を急にやることも増えるんじゃないかな。最近、動画撮影もOKにしたし、「CHANVALA.」に来るお客さんも、CHAQLA.がどんな曲をやるのかを楽しみにしててほしいです。

────自身2度目となる東京キネマ倶楽部ワンマンも決まりましたし、そこへ向けて進んでいく、と。

ANNIE A:そうだね。7月8日の東京キネマ倶楽部に向けてね。…あれ、7月8日だっけ?

────えーっと……8月2日ですね。

巽:ひっでぇ(笑)。

ANNIE A:まぁまぁ!8月2日のキネマ倶楽部も超大事だけど、まずは目の前のXANVALAと名勝負をかまします!

取材・文:山内秀一
写真:冨田味我(CHAQLA.)、Leo Kosaka(XANVALA)


XANVALA × CHAQLA. TWO MAN LIVE TOUR「CHANVALA.」

2026年4月24日(金)渋谷CYCLONE
OPEN 18:00 / START 18:30

2026年4月29日(水・祝)心斎橋soma
OPEN 17:00 / START 17:30

【出演】
XANVALA / CHAQLA.

【チケット料金】
スタンディング
前売¥5,000 / 当日¥6,000(税込)
※入場時ドリンク代別途必要
※未就学児入場不可
※営利目的の転売禁止

一般発売中!
https://eplus.jp/chanvala/

CHAQLA. ONEMAN LIVE 超音波
2026年8月2日(日)東京キネマ倶楽部
詳細後日発表

5月3日(日・祝)浦和ナルシス〈70.生誕祭2026〉
5月10日(日)神戸VARIT.
5月11日(月)OSAKA MUSE
5月14日(木)福岡INSA
5月15日(金)福岡INSA
5月28日(木)新潟CLUB RIVERST
5月30日(土)郡山#9
5月31日(日)仙台MACANA
6月7日(日)新横浜NEW SIDE BEACH!!〈知哉生誕祭2026〉
6月18日(木)名古屋ell.FITS ALL
6月19日(金)浜松窓枠
6月25日(木)札幌SPiCE
6月26日(金)札幌SPiCE
7月1日(水)宇都宮HELLO DOLLY〈Yuhma生誕祭2026〉

TOUR FINAL
7月10日(金)代官山UNIT

O.A : Z CLEAR ※浦和、新横浜、宇都宮公演を除く

一般発売 4/11(土)10:00~
https://eplus.jp/xanvala/

関連リンク

◆CHAQLA. Official X https://x.com/CHAQLA_offi
◆CHAQLA. Official Web Site https://www.chaqla.com/
◆XANVALA Official X https://x.com/XANVALA
◆XANVALA Official Web Site https://xanvala.com/

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