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【KHIMAIRA EDGE 5DAYS】DAY1・ライヴレポート<「KHIMAIRA vol.10」- EDGE5DAYS- day1>2026年6月10日(水)池袋EDGE◆ユナイト、THE MADNA、NICOLAS、CHAQLA.が集った即日完売、熱演が交錯した開幕の夜。

形容する言葉が曖昧だったバンドに“ヴィジュアル系”という名前がついて30年以上、このジャンルには若手バンドの登竜門と呼ばれるイベントがいくつもあった。stylish waveに森羅万象に地中楼閣-チチュウロウカク-、それぞれの年代に対して名物イベントの名前が浮かぶというヴィジュアル系フリークも少なくないだろう。そして、令和の現在においてその役割を担おうとしているのがVISUNAVI JAPANが主催するKHIMAIRAだ。かつてに比べればシーンに活気がないと言われて久しいこのジャンルにおいて、その役割を買って出たのはこのイベントの首謀者であるVISUNAVI JAPANプロデューサーの山内氏。彼はあろうことか10回目という節目のこのタイミングで「KHIMAIRA EDGE5DAYS」と題し、5日連続でイベントを敢行するという狂った企画を立ち上げたのだ。本稿ではCHAQLA./NICOLAS/THE MADNAという若手バンドたちに結成15年のユナイトをぶつけた初日公演の模様をレポートする。


◆   ◆   ◆

CHAQLA.



5DAYSの初日のトッパーという大事なポジションを任されたのはCHAQLA.。


彼らは最終日の大トリという大役も任されており、それを踏まえてANNIE A(Vo)は「意地悪してくれたな!」とおどけたが、そのくらいこのイベントとCHAQLA.の関係が深いことも物語っているし、彼ら自身も山内氏から発破をかけられていることを理解して一曲目に新曲を用意する気合いの入りっぷりである。


「初めましての人も、何度目ましての人も、全員ブチ上げてやるからよろしく!大好きなKHIMAIRA、はしゃごうぜ!!」と「BACK TO THE FUTURE」をお見舞いすると、そのまま「ミスキャスト」をドロップし、フロアのボルテージを上げていく。


CHAQLA.の魅力はなんといってもヒップホップやレゲエといったブラックミュージックの要素が含まれるミクスチャー感だろう。しかし、それに対し「ヴィジュアル系らしくない」というレッテルを貼る人たちがいるのも事実。だが、ANNIE Aはそんな人たちに向け、「この音楽がどんなにシーンに刺さらなくても、貫けなくても、俺は一生ここで歌ってやるよ。知らねぇよ、受けるとか受けないとか。好きなことやって、美味いメシ食う。それまでやり続けるからよろしく!」と吐き捨てラストナンバーとして「PLAY BACK!!!」をプレイしてステージを後にした。
この楽曲で叫ばれた「かかってこいよ!」はここから始まる5日間への開戦宣言と受け取った。


NICOLAS



トッパーからのバトンを引き継ぎ、二番手に登場したのはNICOLAS。彼らもまたCHAQLA.同様KHIMAIRAと関係が深いバンドであるが、そのスタイルは対照的でクールかつ硬派だ。


そんなNICOLASはフロアから怒号のような声で迎えられ、「煉獄」でライヴの幕を切って落とす。真っ赤に染まったステージはまさに地獄のようで、ここから始まる5日間を示唆するような幕開けであった。
彼らの勢いは止まることを知らず「無明」、「PERFECT FALL」とハードなナンバーを立て続けにプレイするとオーディエンスはヘドバンで応戦。こうしてステージとフロアでどちらがより多くの熱量を発せられるかを競うかのようにライヴの熱を上げていくのが彼らのスタイルなのだ。


ライヴは折り返し、「TOKYO SURRENDER」ではSAKU(Vo)の伸びやかな歌声を聴かせると、「KHIMAIRAに贈ります」と歌われた「月下美人」ではSATSUKI(Gt)が軽やかにカッティングを聴かせ、NICOLASというバンドの楽曲の表現の幅の広さを見せてくれた。
そして、「遮断」をもってこの日のラストとし、池袋EDGEを地獄の底に落とす。


さらには、共に戦った悪童会(NICOLASファンの総称)を讃えながらも「対バンだぞ!死ぬ気で戦ってくれよ!!」と闘争心剥き出しに訴えかけていたのが印象的だった。
多くは語らなくとも、その音とその姿勢で戦うのがNICOLASというバンドなのだ。


THE MADNA



ここからがこの初日公演の肝といっても過言ではない。三番手として登場したのはTHE MADNA。バンドとしてはCHAQLA.やNICOLASと同じような若手に分類されるが、このイベントに出演するのは初めてだ。


彼らのおもちゃ箱をひっくり返したようなポップさと内臓ごと揺らすようなラウドサウンドがごちゃ混ぜになったミクスチャーサウンドがKHIMAIRAをどう彩るのかを楽しみにしていた。
ステージインするなり朋(Ba)が生声でフロアを煽ると会場がグッと引き込まれるのが見て取れる。「気合い入ってんのか東京!」と「サディスティック・トルパネーション」で火蓋を落とすと最初からトップギアの様相。


「MAD GAME」では<いつまで言ってんだ?あの頃はよかったな/うるせえな 好きだからやってんだ シーンがどうだとか何だとか俺には関係ねぇ>と吐き捨て、シーンにおいてCHAQLA.と同じようなスタンスで自らの音楽を鳴らすことに意味があることを示してくれた。
その後も「SPLATTER」、「HYSTERICAL」とアッパーなナンバーを連発し、極め付けに「BLUE STAR」でこの日初めてとなるウォール・オブ・デスが発動。
「今日はいい日になったな!忘れたくないんだよ、こういう日って」と涼太(Vo)はとびきりの笑顔を見せ、その笑顔はラストナンバー「CREAM SODA」へと続いた。
先輩後輩関係なく、信念を持つバンド同士でガチンコの勝負ができるイベントはそう多くない。だからこそKHIMAIRAというイベントは彼らにとって高め合える場所であり、そういった出会いこそが「バンドやっててよかった!」という涼太の声につながっているのだろう。初登場のTHE MADNAというフィルターを通してKHIMAIRAというイベントの価値を知ることができた35分間であった。


ユナイト



そして、この日のトリを務めるのは今年結成15周年を迎えたユナイトだ。この日出演した他のバンドは結成5年前後のバンドがほとんどなことを考えるとベテランと言って差し支えないだろう。
そんなユナイトがKHIMAIRAに出演するというのはある種、今回の5DAYSの目玉の一つであり、首謀者である山内氏もユナイトがKHIMAIRAに出ることに意味があり、ユナイトに出演してもらうために今回の5DAYSを企画したというほどである。
そんなユナイトがKHIMAIRAで何を見せてくれて、若手バンドが何を得るのか。そんなことを楽しみに開演を待つ。

会場が暗転すると、同じくユナイトを待ち侘びるフロアには色とりどりの光の海が広がり、彼らを出迎える。
「初めましての人も全員まとめてかかってこい!」と希(Vo)が吼えて「灰色の心象へ胡乱の詩に軽い音」でライヴをスタートし、不気味な雰囲気が癖になる「sheeple cirQus」ではアルプス一万尺を模したフリでユナイトらしい世界観をどんどんと押し広げ、KHIMAIRAを侵食していく。


ユナイトを語る上で特筆すべきはその音楽性の幅広さと、それを表現するための圧倒的なスキルにある。中でも椎名未緒(Gt)のカッティングとハク(Ba)と莎奈(Dr)による鉄壁のリズム隊による巧みなアンサンブルを聴かせてくれた「液体の夜」、そして希の伸びやかな歌声を響かせた「iScream」の二曲は彼らの無限の音楽性を堪能することができるセクションであった。


ここからは「Love_Duck_Core_Nothing」、「Hermit Club」と激しいナンバーをプレイし、ユナイトはポップで聴かせるだけではないというアティチュードを見せつけ、とどめにキラーチューン「ice-153-」を投下し会場をヘドバン地獄へ叩き落とすと、あっという間にライヴは終盤戦。
“終わらないバンド”を掲げるユナイトがこの日出会ったKHIMAIRAに贈ったのは「ファンタスティック」だった。“終わらない”ということは“長く愛され続ける”ということ。それを身をもって知っているユナイトからKHIMAIRAに向けた<出会うべく人と出会い生きてゆくんだね/どんな未来が訪れるのか想像以上を見に行こう>という歌にはとてつもない説得力が宿る。


さらに、この日の最後に演奏された「starting over」でも同様に<見えない未来を恐れないで まだまだ行けるさ ほら進むんだ さぁ>と背中を押すのだから、これをKHIMAIRAやこの日鎬を削ったそれぞれの若手バンドたちがこれから長く愛され続けるイベントやバンドになるためのエールと受け取らないわけにはいかないのだ。


終盤、希の声が出なくなるトラブルもあったが、それもメンバーが代わりにマイクを取るなどして乗り切ったことも含め、彼らが若手バンドに、KHIMAIRAというイベントに、大きな背中を見せてくれたことは大きな財産になるだろう。
そして、この初日公演においていえば、KHIMAIRAが始まった当初から出演し、このイベント守ってきたCHAQLA.とNICOLASがいたからこそTHE MADNAとユナイトといったこの日初登場のバンドがKHIMAIRAと出会うことができたと思うと、こういった出会いの一つひとつがこのイベントの未来につながっていくのだろう。

しかし、まだ5DAYSの初日が終わったばかり。ここからの5日間でこのイベントはさらに多くのものを得て、どんどんと大きくなっていくはずだ。いや、大きくならなければならない。その答え合わせは5日後にすることとしよう。

取材・文:オザキケイト
LIVE PHOTO:Megumi Iritani

SET LIST

<「KHIMAIRA vol.10」- EDGE5DAYS- day1>
2026年6月10日(水) @池袋EDGE
-----------------------------------
⚫︎CHAQLA.
52Hz(新曲)
BACK TO THE FUTURE
ミスキャスト
Lucky strike
ANTHEM
リーインカーネーション
PLAY BACK!!!
-----------------------------------
⚫︎NICOLAS
煉獄
無明
PERFECT FALL
TOKYO SURRENDER
ブリリアントワールド
月下美人
遮断
-----------------------------------
⚫︎THE MADNA
サディスティック・トルパネーション
ビューティフルワールド
MAD GAME
グロテスク
SPLATTER
HYSTERICAL
BLUE STAR
CREAM SODA
-----------------------------------
⚫︎ユナイト
灰色の心象へ胡乱の詩に軽い音
sheeple cirQus
ナユタの秘密
液体の夜
iScream
cogito天才の
Love_Duck_Core_Nothing
Hermit club
ice-153-
ファンタスティック
starting over

「バトルキマイラvol.7~umbrellaを困らせろ!~」
7月28日(火)大塚Hearts +
OPEN 18:00 / START 18:30
前売り¥4,500 / 未成年 ¥500

umbrella
夜光蟲
鮮血A子ちゃん

一般発売中!
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「バトルキマイラvol.8~有名人を倒せ!~」
7月29日(水)大塚Hearts +

OPEN 18:00 / START 18:30
前売り¥4,500 / 未成年 ¥500

ティンカーベル初野
東亰浪漫
Z CLEAR

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バトルキマイラ~晩秋のCHAQLA.2DAYS編~
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DAY1 2026年10月20日(火)
大塚Hearts+ OPEN18:00 / START 18:30

CHAQLA.
DAMNED
DazzlingBAD
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DAY2 2026年10月21日(水)
大塚Hearts+ OPEN18:00 / START 18:30

CHAQLA.
Z CLEAR
鮮血A子ちゃん
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一般¥4500、未成年¥500

最速先行抽選期間
6月14日(日)21:00~6月30日(火)23:59
http://eplus.jp/battlekhimaira/

※一般発売は7月25日(土)10:00~上記URLにて受付開始

バトルキマイラ~真冬のまみれた2DAYS編~
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DAY1 2026年12月15日(火)
大塚Hearts+ OPEN18:00 / START 18:30

まみれた
鮮血A子ちゃん
DAMNED
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DAY2 2026年12月16日(水)
大塚Hearts+ OPEN18:00 / START 18:30

まみれた
Z CLEAR
おいでよ!幽霊ズ
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一般¥4500、未成年¥500

最速先行抽選期間
6月14日(日)21:00~6月30日(火)23:59
http://eplus.jp/battlekhimaira/

※一般発売は8月2日(土)10:00~上記URLにて受付開始

関連リンク

◆ユナイト Official X https://x.com/official_unite
◆THE MADNA Official X https://x.com/THEMADNA__JP
◆NICOLAS Official X https://x.com/NICOLAS_PSYCHO
◆CHAQLA. Official X https://x.com/CHAQLA_offi

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