【DASEIN】ライヴレポート<「Dejavu of Debut」新しき過去と 懐かしき未来へ>7月24日・25日渋谷REX◆今年、メジャー・デビュー25周年を迎えた“DASEIN”がアニバーサリー・ツアーを東阪で開催!秋のハロウィンライブも解禁!

JOE(dr/ex.SEX MACHINEGUNS)とRicky(vo)により2000年に結成されたDASEIN。ややイレギュラーな編成とも言える彼らはJOEのドラムをフィーチュアした独創的なサウンド・アプローチとキャッチーなメロディー、そしてRickyの秀でた歌唱などを組み合わせて独自の魅力を湛えた音楽性を創出し、ミュージック・シーンで高い評価と篤い支持を得ている。そんなDASEINが今年メジャー・デビュー25周年を迎えたことを記念して<「Dejavu of Debut」新しき過去と 懐かしき未来へ>と銘打った東阪ツアーを、7月に行った。
同ツアーは東京、大阪ともに2デイズ公演で、初日はJOEとRickyのみによるステージ、2日目はサポート陣を加えたバンド編成というスタイルで開催。アニバーサリー・ライブであり、さらにテイストの異なる2公演を味わえるということで、ツアーには多くのリスナーが集まった。大盛況となった<「Dejavu of Debut」新しき過去と 懐かしき未来へ>の東京公演として7月24日・25日に渋谷REXで行なわれたライブの模様をお伝えしよう。
◆ ◆ ◆
暗転した渋谷REXの場内にデジタリックかつダンサブルなオープニングSEが鳴り響き、ステージにJOEとRickyが姿を現した。客席から大歓声と熱い拍手が湧き起こり、ライブは激しさと華やかさを併せ持った「555」で幕を開け、パワフルに疾走する「アイアイサ」と「貴方しかいないじゃない」を続けて聴かせる流れからスタート。2人体制ライブということでステージにはRickyとJOEしかいないわけだが、両名が放つオーラが圧倒的なため物足りなさは全く感じない。強い存在感を発しながらドラムを叩くJOEと、いつもと変わることのないフィジカルなパフォーマンスを織り成しながら熱く歌うRickyの姿に目を奪われた。

3曲聴かせたところで、Rickyが「DASEINです!」と挨拶。「今回はデビュー25周年ツアーということで、“デビューの頃をデジャブする”というテーマのもと「555」で飛び出した次第でございます。DASEINの最初のステージというと僕にとっては「555」のイメージが強いんですよ。イントロで“ドンッ!”と飛び出して、マフラー“ヒラヒラ”っていうね(笑)。ちょいちょいあの頃を思い出せるような演出を散りばめていって、2日間皆さんと目いっぱい楽しみたいと思います。最後まで、よろしくお願いします!」(Ricky)
最初のMCを挟んだ後はダンサブルな「未練」やファンキーな歌中とエモーショナルなサビを配した「ずっと一緒に」、ラグジュアリーな「真秀ろばsupernova」(新曲)などが届けられた。DASEINならではのスタイリッシュな世界観は本当に魅力的だし、ドラムとボーカルだけが生で他はシーケンスという形態でいながら違和感が全くないのは見事。これは、JOEがシーケンスと完璧にシンクロしたドラムを叩けることと、Rickyがオケの形態に左右されることなく情熱的に歌えるからこそ成立すると言える。2人のスキルの高さをあらためて感じたし、シーケンスをフィーチュアすることで、力感と清澄さを融合させたDASEINの個性がより際立って伝わってくることも印象的だった。



ライブ中盤では、痛みを感じさせる翳りを纏った「真夜中のエレジー」やシンフォニックなバラードの「走馬灯」、JOEのドラム・ソロ、インストゥルメンタルの「狼煙」などを披露。表情豊かな流れは観応えがあて、深く惹き込まれずにいられない。中だるみなどは一切なく、終始いい空気感でライブは進んでいった。
クールな歌中と開けるサビを活かした新曲の「邂逅ドッペルゲンガー」からライブは後半に入り、ハイテンションな「サンザッパラ」や緊迫感とキャッチーさを絶妙にバランスさせた「転手古舞」、ファスト・チューンの「天下無双」などが相次いで演奏された。気持ちを引き上げられる瞬間の連続にオーディエンスのボルテージはさらに高まり、渋谷REXの場内は熱気と華やかさに溢れた盛大な盛り上がりを見せた。

アンコールではアーバンな哀愁が香る「流離人」やヘヴィかつダークな「手に」(新曲)、晴れやかな「I miss you」などをプレイ。本編に劣ることのない多彩なエモーションでオーディエンスの感情を揺さぶるアプローチが見事に決まって、ラストソングとして演奏された爽やかな「共鳴り」で場内の盛り上がりは最高潮に達した。
“2人体制ライブ”という言葉を聞くと、なんとなくネガティブな印象を受けるリスナーもいるかもしれないが、DASEINのそれは本当に魅力的だ。25年という長いキャリアを経た彼らが、ここに来てまた新たな扉を開いたことを強く感じさせるライブだった。
<DASEIN Debut 25th Anniversary Live 2026 「Dejavu of Debut」新しき過去と 懐かしき未来へ>の東京公演2日目は、初日と同じく「555」を聴かせた後パワフルな「上昇気流」とメタリックに疾走する「レジスタンス」へと移る構成から始まった。生バンドならではのより勢いに溢れたサウンドやRickyが歌うキャッチーなメロディー、サポート陣も含めたメンバー全員が織り成すアクティブなステージングなどが折り重なって生まれる“気持ちを引き上げるパワー”は絶大で、ライブ前半から場内のボルテージは一気に高まった。
アッパーな「まぶしくて」やダンサブルなサビを配した「威風堂々Noプロブレム」などでさらに加速していった後、RickyのMCが入った。
「今回のツアーは4公演しかない中でもやる気を見せたいねということで、新曲を持ってきました。その中からまず1曲やりたいと思います。「真秀ろばsupernova」という曲なんですけれども、“まほろば”という言葉は“住みやすい場所、素晴らしい場所”というような意味で、DASEINのライブ会場がそういう場所になればいいなという気持ちの表れです。そして、“supernova=超新星”がここに集まって、新しく光を放てるような力をつけていこうと。そんな思いが込められた曲です」というRickyの言葉に続けて新曲の「真秀ろばsupernova」が演奏された。
「真秀ろばsupernova」は力強さと洗練感を巧みに融合させた手腕が光っているし、馴染みのない新曲でいながら“スッ”と耳に入ってくるのも実にいい。今回のツアーでは「真秀ろばsupernova」「邂逅ドッペルゲンガー」「手に」という3曲の新曲が披露されたが、全曲揃って上質なのはさすがといえる。新曲がライブの盛り上がりに水を差すようなことはなく、逆に場内を埋めたオーディエンスが新曲達を楽しんでいることが如実に伝わってきた。
ライブ中盤では、爽やかさを放つファスト・チューンの「キ・ミ・ダ・ケ」やRickyが心を駆り立てられる哀しみを見事に表現してみせた「歩-ayumi-」、JOEの音楽的なフィールドの広さがうかがえるドラム・ソロ、ストーリー性を感じさせる構成を配したインストの「旅愁」などをプレイ。初日同様幅広さを見せつつ2日目はより力感を押し出したライブになっていたことはポイントといえる。シーケンス主体と生バンドそれぞれの良さをしっかりと活かしたことからも、DASEINがさらに表現力を高めたことを強く感じさせられた。
ライブ後半では、惹き込む歌中と解き放たれるサビのコントラストが印象的な「邂逅ドッペルゲンガー」やアッパーな「サンザッパラ」、爽快感を放つ「今に勝る時はナシ 今に敗けるよりはマシ」などが畳みかけるように演奏された。JOEのドラムを核に据えた重厚かつキレのいいサウンド(特にバスドラの心地よさは、ぜひライブで味わっていただきたい)や豊かな声量と安定したピッチなどが光るRickyのボーカル、メンバー達が織り成すステージングなどに応えて場内の熱気はどんどん高まっていき、本編のラストソングとなった「ケリをつけろ」が終わると同時に客席からはアンコールを求める熱い声と手拍子が湧き起こった。
アンコールに応えて再びステージに立ったDASEINは、心に強く響く「絶望の花」や晴れ渡った夏の青空を思わせる「漣」、ゴシックが香るヘヴィネスが印象的な「手に」などをプレイ。激しさを押し出しつつ多彩さを見せる辺りはさすがの一言で、ライブを通してオーディエンスは様々な世界に導かれる快感を堪能できたに違いない。そんなライブを煌びやかな「愛のために夢のために」で締め括るアプローチも奏功して、終演後の渋谷REXの場内は心地いい余韻に包まれていた。

メジャー・デビュー25周年を記念したツアーを大成功で終わらせたDASEIN。充実した今回のツアーに触れて、彼らが色褪せることのない魅力を湛えていることをあらためて感じることができた。アニバーサリー・イヤーを終えても休むことなくニュー・アルバムの制作に入り、同作のリリースや全国ツアーなども予定しているということで、今後のDASEINも本当に楽しみだ。
最後に今回のライブでJOEとRickyが語った言葉を記しておこう。


「25年間、ありがとうございます。DASEINでデビューして、解散もしましたけど、またこうやって戻ってこられて本当に奇跡だと思っています。人生は、決していいことばかりではない。悲しいこと、苦しいこと、ツラいことがあって。でも、それを乗り越えていくからこそ価値がある。僕は自分が1回絶望の淵に落ちた時も、決して人生は厳しい登り坂ばかりではないと思っていました。必ずいつか坂を下りられると信じていました。そして、Rickyに出会いました。だから、“DASEIN=存在”という言葉は僕にとって、命そのものなわけです。存在という大事なものと向き合って25年間やってこれたというのは、夢みたいな話です。それもこれもね、皆さんのお陰です。ありがとうございます。
ただね、まだ25年です。倍になれば50年ですよ。やってやろうじゃねぇか。30年でも、40年でも、50年でも、存在が続く限り! だからみんなも、こういう時は遠慮せずに自分の存在をぶつけてこい!」(JOE)

「ここに来て、徐々にまたDASEINを必要だと思ってくれている人がちょっと増えてきているかもしれない。そんなことを感じています。なので、これはちょっと止めるわけにはいかない。エンタメも多様化していて、いろんなジャンルが盛り上がっている中で、いかにこのDASEINを広めていくかというのは本当に難しいことだけど、広めていく努力をしたいと思います。そのためには僕らにとって1番は音楽を作ることなので、自分達がカッコいいと思う音楽、そして伝えたいメッセージを込めて作品を作り続けたいとあらためて思えたツアーでした。
JOEはいつも「お前なら大丈夫だよ」と言ってくれるのでJOEの期待に応えられるように、そしてみんなの期待に応えられるように、がんばります。どんどん巻き込んで、みんなでDASEINを広めていけたらと思います。これからも、応援よろしくお願いします!
そのためにはみんなにもがんばって生き続けてもらって、ちょっとへこたれたらDASEINのライブに来て、回復して、またみんなでがんばっていけるような、そんなライブを作っていきましょう。これからも、よろしくお願いします」(Ricky)

取材:村上孝之
写真:もっち
SET LIST
DASEIN
「Dejavu of Debut」
~新しき過去と 懐かしき未来へ~
2026年7月24日(金) 渋谷REX
01_555
02_アイアイサ
03_貴方しかいないじゃない
ーMCー
04_未練
05_ずっと一緒に
ーMCー
06_真秀ろばsupernova(新曲)
07_真夜中のエレジー
08_走馬灯
ーDrum Solo & JOE MCー
09_狼煙
10_邂逅ドッペルゲンガー(新曲)
11_サンザッパラ
12_転手古舞
13_天下無双
ーEn.1ー
14_流離人
15_漣
ーMCー
16_手に (新曲)
ーEn.2ー
17_リフレイン~ありふれた奇跡~
18_I miss you
19_共鳴り
ーEn.3ー
20_陽炎立つ、夕闇に燃ゆ
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DASEIN
Dejavu of Debut」
~新しき過去と 懐かしき未来へ~
2026年7月25日(土) 渋谷REX
01_555
02_上昇気流
03_レジスタンス
ーMCー
04_まぶしくて
05_威風堂々Noプロブレム
ーMCー
06_真秀ろばsupernova(新曲)
07_キ・ミ・ダ・ケ
08_歩-ayumi-
ーDrum Solo & JOE 小MCー
09_旅愁
10_邂逅ドッペルゲンガー(新曲)
11_サンザッパラ
12_今に勝る時はナシ 今に敗けるよりはマシ
13_ケリをつけろ
ーEn.1ー
14_絶望の花
15_漣
ーMCー
16_手に (新曲)
ーEn.2ー
17_I miss you
18_共鳴り
19_我ここにあり
ーEn.3ー
20_愛のために夢のために
LIVE
<NEXT ONEMAN LIVE>
DASEIN Ricky Birthday Night 2026
「Mizu♡iraZ」
~祝・26年越しの2人きリッキー生誕祭~
2026年10月24日(土)
埼玉・西川口Hearts
https://hearts-web.net/hearts/
開場 16:30
開演 17:00
前売 ¥7,500(D別)
当日 ¥8,500(D別)
CAST:DASEIN
DASEIN FC先行
8月22日(土)お昼12時~8月31日(月)23時
https://dasein-official.com/subscription/purchase
一般発売
9月20日(日)10時~
(問)西川口Hearts 048-254-3345
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DASEIN Halloween Night 2026
「Trick or Trip」
~仮装しなきゃ、イタズラしちゃうぞ♡~
2026年10月25日(日)
埼玉・西川口Hearts
https://hearts-web.net/hearts/
開場 15:30
開演 16:00
前売 ¥7,500(D別)
当日 ¥8,500(D別)
CAST:DASEIN
<GUEST MUSICIAN>
Gt:朝井'SCOTTIE'泰生
Ba:長野典ニ
Mnp:山田巧
DASEIN FC先行
8月22日(土)お昼12時~8月31日(月)23時
https://dasein-official.com/subscription/purchase
一般発売
9月20日(日)10時~
(問)西川口Hearts 048-254-3345
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DASEINデビュー25周年記念旅行2026
「WELCOME TO THE OKINAWA」
ーダーザインと沖縄でごたいめんそ~れ~♡ー
◆日程:2026年11月6日(金)~8日(日)
◆場所:沖縄県・那覇
<詳細はこちら>
https://kk-kanko.com/DASEIN2026-okinawa/
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