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【BLAZE】★リリースインタビュー★新たな時代を切りひらくことを予感させる、BLAZEの本質に迫った全員インタビューをお届け!

2025年8月11日に始動すると同時に、大きな注目を集め、多くのリスナーから熱い支持を得ているBLAZE。新世代感覚のヘヴィネスや強く響く抒情的な側面、そしてスタイリッシュさといった多面性と完成度の高さを兼ね備えた彼らの音楽性は非常に魅力的だ。
澪(Vo)、NERO(Gt)、クルル(Gt)、螢ちゃん(Dr)という強固な世界観を持ったメンバー4名が生む絶妙なケミストリーも実にいい。
2月18日に1stアルバム『DETERMINATIONS.』がリリースされたことを受けて、BLAZEの全員インタビューを行った。



◆   ◆   ◆

納得のいくヴォーカルがいなかったら、もうバンドはやらなくていいというくらいの気持ちだった(NERO)



────BLAZEは、どんなふうに結成されたのでしょう?

NERO:結成は、僕が中心になって動きました。僕が前にやっていたバンドがいろいろあって、一度やめることになったんですね。でも、僕は音楽活動はやめる気がなかったので、最初にクルルを誘って、クルルと「良いヴォーカルを探そう」という話をしました。カリスマ性があるヴォーカルとバンドをやりたいという思いがあって、逆に言えば納得のいくヴォーカルがいなかったら、もうバンドはやらなくていいというくらいの気持ちだった。それで、いろいろ探しているうちに澪くんと出会って、一緒にバンドをやろうということになり。そこからクルルが、このメンツでバンドをやるならドラムは螢ちゃんを誘ってみようかなと言って、螢ちゃんが曲を聴いてやろうと決めてくれて、結成に至りました。

────いい出会いがありましたね。新しいバンドを組むにあたって、音楽性やバンド像なども見えていたのでしょうか?

NERO:みんなの好きなバンドの系統がある程度同じだったので、こういう方向性でやっていきたいというのはありました。その後、みんなで話し合いをして、より明確になりましたね。

────BLAZEは強い個性を持ったメンバーが揃っていながら、強固なバンド感が生まれていることが印象的です。いい機会ですので、それぞれの音楽的なバックグラウンドなどを、改めて話していただけますか。

澪:僕は、親がロックバンドやヴィジュアル系が好きで、小さい頃からそういう音楽を聴いて育ちました。Laputa、X JAPAN、黒夢といったあたりがよく家で流れていて、J-POPよりもそういったジャンルを聴いているほうが多かった。そういう中でDIR EN GREYと出会って、すごく惹かれたんです。DIR EN GREYがすごく好きで、今も変わらず好きですね。なので、ヴォーカルスタイルや、それこそルックスの面とかでも、京(Vo)さんから影響を受けています。

▲Vocal.澪


螢ちゃん:僕は、“これがきっかけで音楽に目覚めた”ということが、あまりないほうなんですよね。小学生の時に音楽の授業で“好きな楽器を選んでいいよ”という日があって、そこでドラムを叩いて、ドラムが好きになったんです。だから、初めて叩いた曲は「南の島のハメハメハ大王」でした(笑)。その後、中学校では野球部に入りましたが、高校生の時にまた軽音部に入って、その過程でJanne Da Arcが好きになったので、Shuji(Dr)さんから影響を受けたところはあるかもしれない。ただ、特定のドラマーにすごく憧れたという経験はないですね。ドラムと同じように音楽もジャンルに関係なく、いいなと思ったものはなんでも聴いていて、普段は女性ヴォーカルのバンドを聴くことが多いです。最近はチョーキューメイさんをラジオでたまたま聴いて好きになったり、あとは昔から好きなUNLIMITSさんのライヴに最近初めて行ったりというふうに楽しんでいます。

クルル:僕は、小さい頃はクラシックしか聴いていなかったんです。クラシック以外はクソだ……くらいに思っていました(笑)。テレビでJ-POPとかが流れていても、全く聴く気にならなかった。だけど、カラオケに行った時に、たしかSIAM SHADEさんだったと思うけど、ロックなサウンドが流れてきて“なんだ、これは? カッコ良いな!”と思ったんです。その当時はよくわからなかったけど、その後、紆余曲折あってGLAYさんを知ることになって。姉の影響もあって、DIR EN GREYさん、PIERROTさん、MALICE MIZERさんといったバンドを知り、ヴィジュアル系はカッコ良いなと思うようになりました。それで、自分もヴィジュアル系をやりたいなと思って、ギターを買ったという感じです。

NERO:僕は韓国出身で、もともとは小学生の頃に東方神起とかを見て、アイドルに憧れていたんです。10代後半くらいになったらオーディションを受けて、事務所に入ろうかなと思っていました。そこに向けて、踊りとかを習って練習していたんです。その後、中学生になって部活を決める時に、楽器を弾けるのはカッコ良いからという理由で軽音部に入ったんです(笑)。そこにはロックがすごく好きな先輩がいて、「お前、これを聴いてみろよ」といって薦めてくれたのがDIR EN GREYで、すごくカッコい良いなと思ったんです。そこからヴィジュアル系にハマっていって、ヴィジュアル系のバンドをやるようになるんですけど、韓国では自分の夢は叶えられそうにないなと思って日本に来ました。やるからには本場でやろうと思って。でも、人脈も何もないから最初はあちこちに行って、「ヴィジュアル系バンドをやりたいんですけど、どうしたらいいですか?」と相談したんですね。そうしたら、セッション活動からやるといいよというアドバイスをもらって、セッション活動を通していろんなバンドマンと知り合ってバンドを組むことができ、今に至っています。

▲Guitar.NERO


────日本に来ることを決意されて、本当によかったです。では、“BLAZE=炎、強い輝き”というバンド名に込めた思いは?

螢ちゃん:僕が代表して喋らせてもらいますが、このバンドでは僕が最後にメンバーになったんですね。その時にはBLAZEというバンド名が決まっていて、聞いた話によるとヴィジュアル系の先輩に相談したところ、“こういう名前がいいよ”という助言を受けて、それを参考にしてBLAZEというバンド名にしたそうです。覚えてもらいやすさというのがバンド名として重視した1点でもあったんですが、BLAZEというと「Shinjuku BLAZE」というライヴハウスが有名ですよね。僕らが結成した時期に「Shinjuku BLAZE」が営業終了したこともあって、みんな聞き馴染みがありつつ僕らのカラーにも合うというところで“BLAZE”に決めたと聞きました。

────短い単語ですがインパクトがあって覚えやすいですし、英語で書いた時の見た目もカッコ良くて、いい名前だなと思います。では、ここまでの話を踏まえつつ2月18日にリリースされた1stアルバム『DETERMINATIONS.』について話しましょう。本作を作るにあたって、テーマやコンセプトなどはありましたか?

螢ちゃん:今回のアルバムはちょっとイレギュラーなところがありまして、先月メンバーが1人抜けてしまったんですね。本当はEPを作ろうと思っていたんですけど、メンバーが抜けた都合でそれは難しいねということになって、「じゃあ、フルアルバムを作ろうぜ」という逆転の発想でした(笑)。既存曲で流通されていない曲たちをアルバムという形で出せたらお客さんも喜んでくれるんじゃないかという話になり、さらに新曲とライヴで使っていたSEも入れたフルアルバムを作ろうということになりました。それに、ライヴを感じやすいアルバムにしようという話もしましたね。そういうものになったことは感じていて、2月3日のワンマンは『DETERMINATIONS.』の収録曲順どおりにセットリストを組んでライヴしました。

────『DETERMINATIONS.』は構成が非常に秀逸で、ライヴを観ていると言いますか、一遍の映画を観ているような感覚になりました。

澪:それは、すごく嬉しいです。

螢ちゃん:BLAZEの歌詞は澪の実体験だったり、描きたい物語だったりを歌詞にしていることが多いので、それを時系列……まではいかないけど、物語の流れみたいなものも意識して曲順を決めた部分もあるんです。それもあって、映画を観ているような感覚になっていただけたんじゃないかなと思いますね。

限界まで命を削って、明日声が出なくなっても構わないという覚悟を持って歌っている(澪)



────『DETERMINATIONS.』は良質な楽曲が揃っていますが、その中でもとくに思い入れの深い曲を挙げていただけますか。

澪:僕は「廻春」が1番好きです。この曲はデモが上がった時点で、絶対に形にしたいと思いました。「廻春」はBLAZEの2つ目のMVだったんですけど、始動前に曲はあって、あまりに良過ぎてMVを撮ってしまおうということになったんです(笑)。本当に急きょの急きょくらいで撮りました。僕はコンセプトとして“痛み”とか“悲しみ”を歌うことが多くて、もちろん全部ちゃんと考えて書いているけど、その中でも「廻春」はとくに思い入れが強い。自分の中で、本当に大きな1曲です。

螢ちゃん:この曲は僕が作ったんですけど、最初の成り立ちは本当に酷いものでした(笑)。ドラムの練習曲を作ろうと思ったのが入口だったんです。自分が苦手なフレーズを全部詰め込んだ曲を作ろうと。その曲を作るにあたって、「夜桜」という仮タイトルをつけていたんです。僕はキャッチーでエモいものが好きなので、そういうイメージで作っていって、出来あがったデモを澪に投げたんですね。その時は、仮タイトルついていましたっけ?

澪:「桜」だったと思う。

螢ちゃん:そうか。桜は春の象徴で、春といえば出会いと別れの季節であり、そこから僕の中では死生観に通じるところがあるんです。澪にはそのことは一切伝えなかったのに、僕のイメージを歌詞に起こしてくれて感動しました。“桜”という言葉だけでここまでイメージを膨らませてくれて、ちょっとゾッとしたことを覚えています。

────絶対的な離別による内面の痛みを描きつつ“春が終わる頃にまた会えると信じています”と歌う「廻春」の歌詞は非常に魅力的です。そして、この曲の泣き叫ぶように訴えかける歌唱には衝撃を受けました。

澪:ありがとうございます。

────感情が高まっているライヴであればまだしも、レコーディングでここまでいけるというのは驚愕です。

澪:僕はヴィジュアル系ではBLAZEが2つ目のバンドで、前のバンドの時は歌詞に完全に没入するということが本当にできなかったんです。比喩的な表現の多い歌詞が好きで、そういう歌詞は自分の中に落とし込むのに時間がかかることが多かったりするけど、「廻春」は自分の中ではすごくストレートな歌詞なんですよね。「桜」という仮タイトルから“桜の花びらが散る=ひとつの命が消える”というイメージが浮かんできて、とにかく儚いものを書きたいという気持ちになったんです。そういう歌詞を書いて、それをストレートに伝えるように歌っていたら本当に入り込めるようになりました。この曲をレコーディングした時はクルルくんと螢ちゃんがディレクションで参加してくれて、僕が歌いながら泣いてしまった瞬間とかも見ています。

────こういう歌唱を音源にパッケージするということは誰しもができることではありませんので、壁を越えられて本当によかったです。同時に、普段からこういう歌い方をしていなければここにはいけないというところで、澪さんが毎回全身全霊で歌われていることも伝わってきました。

螢ちゃん:それは、そのとおりです。「廻春」は、めちゃめちゃキーが高いじゃないですか。どうしても喉に負担がかかるので、ライヴ前のリハの時に、ちょっと抜いて歌ったほうがいいんじゃないかと澪に言ったんです。そうしたら、「いや、俺はこの歌は抜きたくないんだ」と言って、毎回本気で歌うんですよ。澪さんはそれくらい真剣に、この曲と向き合っています。

澪:僕個人としては、「廻春」は遺書にすごく近いところがあって。メロディに対して歌詞を乗せているわけではなくて、歌詞に対してメロディがついているだけという解釈が自分の中にはあるんです。きれいに歌うということは、ヴォーカリストであれば当たり前にできることではあるんですよね。もちろんステージで歌う場合は多少の上手い、下手とかはあると思いますけど。僕が大事にしているのはそういうことではなくて、歌う以上は限界まで命を削って、明日声が出なくなっても構わないという覚悟を持ってステージに立っています。

クルル:澪のそういう姿勢は、メンバー全員肌で感じています。僕は『DETERMINATIONS.』に入っている曲は、全部好きなんですよね。1曲だけというのは難しいですけど、強いて言うと僕は全曲アレンジをやらせてもらっているというのがあって……。

────すみません。アレンジという言葉が出ましたので、曲を挙げていただく前に、アレンジについて伺ってもよろしいでしょうか?

クルル:はい。

────『DETERMINATIONS.』は楽曲の上質さに加えて、アレンジの素晴らしさも注目です。曲中での抑揚のつけ方や場面転換、楽曲構成などが秀逸で、ドラマを作ることに長けていることを感じました。

クルル:ありがとうございます。おっしゃっていただけたとおり、僕は“起承転結”ということをすごく意識しています。いわゆる“掴み”になる始まり方にして、そこから昇華させて、ちょっとした展開があって、最後に盛り上がったり、エモくなったりして締めるという。そういうことをどの曲でも意識していて、たとえばギターソロも、ちゃんと意味のあるフレーズを……ということを考えている。それに、僕の中には似たような曲をあまり作りたくないというのがあって、1曲1曲の個性を引き立たせ合うようにしています。『DETERMINATIONS.』は、色々な事情があってこういう形のアルバムになったわけですけど、今の自分が出せるものが全部詰め込まれましたね。

▲Guitar.クルル


────起承転結を意識した構成でいながら、楽曲のサイズがコンパクトなことも見逃せません。では、話を戻しますが、とくに印象の強い曲は?

クルル:新体制になってから作った「DiCTATOR」です。この曲は澪が書いてくれたんですけど、そこからさらに膨らませて、コード1つとってもこっちのほうがいいんじゃないか、あっちのほうがいいんじゃないかといろいろ試して、面白い音も入れてみたりしました。この曲は“理論ガン無視”なんです(笑)。それは、澪のデモ段階でそうなっていて、このままいこうと思ったところは活かしたし、あえて外した音が結構入っている。なので、サポートベースの人がみんな口を揃えて、「この音で合っているの?」と言います(笑)。それで、「これが唯一無二の音なので、それで合っています」と(笑)。

────音楽は整え過ぎるとつまらないものになってしまうと言いますね。

クルル:そう。自分で作る時はそういうことができなくて、編曲している時にしかできないアプローチだというのがあって。そういう意味で、今はバンド内ですごく化学反応が起きている印象がありますね。

澪:「DiCTATOR」は今回のアルバムに新曲として入りましたけど、曲自体はもう4~5年前に作った曲です。僕がギターを覚えたての頃ですね。打ち込みでなんとなくは作っていたけどギターを触るようになって、ちゃんとギターをインターフェイスに射して作るようになった、ほぼ最初の頃に作りました。僕は理論なんてろくにないし、リズムも意味がわからないので(笑)。多分これは理論がちゃんとわかっている人には出来ない曲だろうなというのがあって、クルルくんが「これ、おもろいな」といっていい感じに編曲してくれて、螢ちゃんもドラムをしっかりアレンジしてくれて、NEROくんもカッコ良いギターを弾いてくれて、完成した時はすごく嬉しかったです。

「MAYDAY」を聴いて、即決で「やるわ」と言いました(螢ちゃん)



────NEROさん、螢ちゃんもとくに印象の強い曲を教えていただけますか。

NERO:曲を作る立場としては、自分が書いた「ANEMONE」になりますね。ただ、演奏している身としては、やっぱり「廻春」が好きです。純粋に曲がカッコ良いというのもありますが、それだけではなくて、歌詞が本当にいい。この曲の歌詞を僕なりに自分のことに当てはめて解釈した時に、僕も去年大切な家族を失ったというのがあって、その家族を思いながら弾いたり、感情を入れながら弾きたいなと思ったんです。澪くんは「廻春」を歌う時によく泣いていて、最初の頃に「多分、泣かないと、もっとカッコ良いよ」と言ったら「とにかく、この曲は感情移入したいから」と言われて、そうなんだと思っていたんですね。その後、自分も感情を入れて弾くようになったら、どこかのライヴで、たしかにメイクが落ちそうになった。それは、今までバンドをしてきた中で経験したことのないことだったので、“これが、本当に音楽をやっているということなのかな”と思いました。

────音楽は、本当に素晴らしいですよね。「ANEMONE」を書かれた時のことも話していただけますか。

NERO:僕はいつも“ドロップB”で曲を作っているから、解放音を使いがちなんです。でも、「ANEMONE」を作った時は解放音を使わずにいろんなバリエーションを出したいなと思って、普段はギターのリフとか、ギタープレイから作って、そこに色々入れていくんですけど、この曲は珍しくヴォーカルメロディから入っていきました。そうやってまた新しいところにいくことができたという意味でも、思い入れが強い一曲です。

螢ちゃん:僕は好きな楽曲ということを通り越して、思い入れがあるというところで話をさせていただくと、澪が書いた「MAYDAY」です。先程もお伝えしたとおり、僕が1番最後にメンバーとして合流したんですけど、実は1回、このバンドに入ることをやんわり断っているんです。最初に、「こういうことをやりたいです」といって3曲送ってきてくれたけど、ちょっとピンとこなかったんですよ。もちろんいい曲たちではあるけど、最初のリードトラックにはならないよな……という印象を受けた。ただ、澪というヴォーカルの存在は知っていて、本当に良い歌を歌いあげる人だなというところで興味はあったんです。それで、1回会って、改めて話してみたんですね。その時はクルルと澪と会ったんですけど、2人が終電を逃しながら僕のことを誘ってくれているのに、僕は「何かいい曲が出来たら送って」と言って、終電で帰りました(笑)。

一同:ヒドいっ!(笑)

螢ちゃん:アハハ(笑)。で、1ヵ月半くらい経ったら「MAYDAY」が送られてきて、それを聴いて、即決で「やるわ」と言いました。

▲Drums.螢ちゃん


────わかります。アグレッシヴかつキャッチーというテイストが光っていますし、キャッチーなメロディを怒涛の荒々しさで歌うというヴォーカルが……。

螢ちゃん:マトモじゃないですよね(笑)。それが、すごく良かった。こんなの聴いたことがないよと思ったし、新しい時代を作れることを感じて加入しようと決めました。

────「MAYDAY」もそうですが、BLAZEの型にはまらない姿勢は本当に魅力的です。そして、現在のBLAZEは<五大都市救難行脚「六道」>と銘打ったツアーの最中です。ここまでの印象などは、いかがですか?

螢ちゃん:今は初日の東京と北海道の2本を終えたところですけど、北海道があまりにも濃すぎて(笑)。ちょうど猛吹雪だったんですよ。「なんで、こんなタイミングで札幌来たん?」と、みんなで言っていました。もう大雪で飛行機は飛ばないわ、電車は止まるわ、車はスタックするわで(笑)。1日で3回スタックしたんです。

────ええっ! マジですか?

螢ちゃん:はい(笑)。車がスタックして、みんなで“ワァーッ”と押して、「今! このタイミングでアクセル踏んで!」みたいな(笑)。スタックから抜け出すのに30分くらいかかって、もう全身筋肉痛で本番を迎え、本番が終わって「やっと帰れるね」という時に、またスタックしたという(笑)。

一同:ハハハッ!!(爆笑)

────ううう……。でも、ライヴはできたんですね?

クルル:間に合わない子が多かったので時間を遅らせましたが、ライヴはしました。それが2Daysの初日で、2日目は通常どおりできましたし。

────猛吹雪の中でもライヴをしてくれたことにファンの皆さんはすごく喜ばれたと思いますし、ライヴに来られたファンの方々を見て、皆さんも嬉しかったでしょうね。

クルル:本当にそのとおりで、来てくれたお客さんには、絶対にこの日しか見れないライヴを見せようと思いました。もちろんいつもそう思っていますが、もう最高のライヴをしようという気持ちになった。モチベーションの高まりがすごかったです。

NERO:あの厳しい状況でライヴに来てくれた人には、それこそ畏敬の念を抱きました。ライヴにたくさんの人が来てくれるのは1番嬉しいことですが、僕らがツアーをやるのは日本の各地を回って、まだBLAZEを知らない方々がライヴに来て、少しでも興味を持ってくれたらいいなという思いがあるからなんですね。なので、北海道は本当に大変だったけど、初めてBLAZEを見るという人がすごく多かったので、かなり収穫があったなという気持ちが1番大きいです。このあと(インタビュー時点)、大阪、名古屋、福岡に行くので、それも楽しみにしています。

澪:今回のツアーは……僕らはBLAZEのファンに“救難者”という名前をつけているんですけど、本当に“救難活動”みたいな意識でバンドをしているんです。「1人でも多く救えますように」と必ず言っていて、そういうライヴができたらいいなと。北海道では多分半分くらいが初めての人だったんですよ。その人たちは吹雪の日のライヴということで、なんとなく気持ちが落ちていたと思いますけど、その中でもライヴが終わったあとに「幸せでした」という声をもらえたし、それこそ東京から来てくれたファンの人もいた。逆に、半分も観れなかった人もいれば、ライヴに間に合わなかった人もいましたけど、そこまで思ってもらえるのは本当に嬉しいことですよね。そういう人たちに何かを与えられて、少しでも救いを感じてもらえるようなライヴをしていきたいと思っています。あとは、来年からは冬に北海道に行くのは、絶対にやめようと思っています(笑)。

NERO:暖かい時期を選んで行きたいね。札幌では、うちらのほうが救難者になりましたから(笑)。

一同:たしかに!(笑)

螢ちゃん:ツアーはこのあと、大阪、名古屋、福岡があって、僕は大阪出身やし、ずっと名古屋の人とバンドをやっていたので思い入れがあるし、福岡に行けることもすごく楽しみにしています。福岡は、ご飯が美味しいじゃないですか。なので、ツアー後半が始まるのが待ち遠しいです。

────いい思い出を、たくさん作っていただきたいです。そして、4月18日にIkebukuro EDGEで、ツアーファイナルが開催されます。

澪:今回はBLAZEの初ツアーなんですね。札幌では大変な思いをしましたが、福岡までまた面白いことがいっぱいあると思うので、楽しみにしています。ライヴを通して本当に1人でも多く救ったうえで、4月18日は自分たちの音楽をさらに強い感情で届けたいですね。

────さらに、8月21日にShibuya Spotify O-WESTで行われる<始動一周年真FINAL第四次救難者の会【獄落】>も控えています

澪:1周年ライヴをO-WESTでできるバンドというのは少ない中で僕達はやらせてもらえるので、O-WESTだからできるパフォーマンス、O-WESTだからできる面白いことを、いっぱいやろうと思っています。個人的には「廻春」のサビはファンの方みんなが歌うセクションがあって、O-WESTではそこを過去一デカい声で聴けるといいなと思っています。


取材・文:村上孝之
写真:横山晶央

RELEASE

1st Album『DETERMINATIONS.』

01. 「澪と救難者達」(DETERMINATIONS. Ver.)
02. DiCTATOR
03. GOSH(DETERMINATIONS. Ver.)
04. eyesore(DETERMINATIONS. Ver.)
05. ANEMONE(DETERMINATIONS. Ver.)
06. 漫ろ雨(Re Recording Ver.)
07. 「風の吹く日と救難者達」
08. 廻春(DETERMINATIONS. Ver.)
09. ルミナス(DETERMINATIONS. Ver.)
10. 劣情(DETERMINATIONS. Ver.)
11. 死ねよ。(DETERMINERTIONS.ver)
12. MAYDAY(DETERMINATIONS. Ver.)
13. 「終幕と救難者達」(DETERMINATIONS. Ver.)

LIVE

第三次救難者の会「幻葬」
4月18日(土)Ikebukuro EDGE【TOUR FINAL】
OPEN17:00 / START 17:30
前売¥4,000 / 当日¥4,500( Drink代別)

一周年真FINAL第四次救難者の会「獄落」
8月21日(金)Spotify O-WEST
OPEN17:30 / START18:00
前売¥4,500 / 当日¥4,500 (Drink代別)

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