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【ザアザア】スペシャルインタビュー◆アップデートを続ける彼らが見据えるものとは?
結成12周年を目前にしたザアザアが今、さらなる加速を見せている。9月よりスタートした<全国8大地方網羅ツアー【増殖】>では、一本ごとに新たな表情を覗かせるステージ、強烈な個性を放つ楽曲、そして4人だからこそ生まれる独自の空気感でファンを圧倒。各地で“増殖”を続けた先に待つのは、12月12日の横浜Bay Hall<一二執念記念単独公演【恐鳴】>だ。12年という時を重ねてきた彼らは、いったい何を思い、何を見据えているのか。熱量を増していくザアザアの現在地と、そこから見据える未来について、メンバー4人に話を訊いた。
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やりたいことをみんなでやってるだけというか、シンプルにやりたくないことをやってないだけというか(春芽)
────ザアザアは9月より<全国8大地方網羅ツアー【増殖】>を開始していますが、今夏には高田馬場・CLUB PHASEでの<ザアザア単独公演【東京暴動域】>と題されたワンマンも開催されておりました。こちらは以前から不定期開催されているシリーズライヴですよね。
一葵 今回の【東京暴動域】で3回目だったんですけど、ライヴをやる場所の名前を入れた【○○暴動域】シリーズは激しい曲オンリーっていうのが大きな特徴になります。基本的にザアザアは、楽曲の幅がわりと広いバンドだと思ってるんですが、こういうある一面に特化したライヴは普段とちょっと空気感も違いますし、実際にやってる側としてもそういうのが好きな方たちは特に満足してくれてる印象がありますね。
────思い返してみますと、ザアザアのライヴというと初期の頃はオーディエンスの方々がわりとおとなしく観ている印象が強かったというか、じっくり聴き入るタイプの方たちが多く見受けられていた記憶があるのですけれど。活動年数を積み重ねてこられた中で楽曲が増えていくうちに暴動域シリーズというイレギュラーなかたちが生まれたというのは、バンドとしての面白い変化ですね。
一葵 昔のライヴではお客さんたちを誘導して一緒に暴れよう、っていう雰囲気はそんなに出してなかったですからね。どちらかというと「見とけよ」っていうスタンスだったんですけど、最近は一体感とかもイメージしながらライヴをしてるので、そこの変化はあるかもしれないです。
────しかも、今年3月に発売された「下下の行進」について、一葵さんは「ちょっとアタマの悪い言い雑な方をすると“みんなで一緒に進んでくぞ!”みたいなことをテーマにした曲」とも当時コメントされていました。あの曲が誕生したことにより、ザアザアのライヴに対するモードがまたさらに変化してきている可能性もありそうですね。
一葵 ですね。あれもひとつのきっかけになったと思います。
────亞んさんは、先日の【東京暴動域】についてはどのような手応えを得られましたか。
亞ん 普段のワンマンとはまた違うコンセプト性のある激しいワンマンだったんで、僕はもう最初から最後までめちゃくちゃ楽しかったです。この暴動域シリーズはこれからもまたどんどんやっていきたいな、と思えるぐらいすごく良かったですね。
────ただ、ドラマー的にはスタミナの消費量も激しいのではありませんか。
亞ん いや、個人的にはむしろ激しい曲のほうが得意だったりするので(笑)。突っ走るだけみたいなライヴでも実は緩急をつけて叩いてたりするし、体力的にも全然大丈夫でした。
零夜 やってる側としても【東京暴動域】みたいな企画って、楽しいんですよね。衣装もたとえば前は全員ツナギでやったりしたこともあったし、今回はちょっとストリートギャング系?みたいなダボダボなのを着てやったんですよ。そういうことを毎回どうしようか?って考えるのも面白いし、お客さんたちも喜んでくれてたんで僕もまたやりたいです。
春芽 ほんと、暴動域シリーズはお客さんたちの中で毎回好評ですからね。今のところは数ヵ月に一度くらいのペースでやってますけど、皆さんから「ツアーとしてやってほしいです」っていう声もいただいてるくらいなんです。ただ、演者としては疲労感が結構あります(笑)。でも、またぜひやりたいです。
────さて。ザアザアは熾烈な夏の【東京暴動域】を経て、このたび<全国8大地方網羅ツアー【増殖】>に臨むわけですが、こちらに向けてのヴィジョンもお聞かせください。
一葵 6月に「ちぎれちゃう」を新曲として発表したんですけど、今回のツアーはそれを中心に置いたセットリストの組み方をしていこうと思ってます。そして、あのMVで着ている衣装をお披露目する場にもなりますね。
零夜 曲としても衣装の面でも「ちぎれちゃう」はコンセプト性が色濃いし、結構クセも強い感じなので。それをワンマンの軸にしていった時に、どういう見せ方をしていけるのかな?っていう部分は自分たち自身でも楽しみなところなんですよ。
亞ん 新曲って、やっぱり実際にライヴで演奏してみて初めてわかることもありますからね。MV撮影の時にもあの衣装でドラムは叩いたんですけど、ワンマンをやった時にどんな感覚になるのかはまだ未知の領域だったりもします。それと、今回のツアーは初めて行く土地もあるんですよね。おそらく、初めてザアザアのライヴを観るっていう方も結構いると思うので、このバンドのカッコ良さをしっかり伝えられるように気合いを入れて各地を回っていきたいと思います。
春芽 ザアザアとして行ったことがない場所で初めてワンマンをやれるっていうのは、ホントに嬉しいし楽しみですね。しかも、各地でチケットも続々とソールドアウトになってたり、残りわずかになってたりするのでありがたいです。ただ、このあいだSNSでめっちゃ怒ってる人を見かけたんですよ。「初めて自分の地元にザアザアが来るのに、チケットがソールドしてて観に行けないってどういうこと? 行こうと思ってたのに!」みたいな。
────その方のお気持ちはよくわかりますが、ザアザアとしては嬉しい悲鳴を上げざるを得ない状況ですね。
春芽 そうなんですよ。なんか今回のツアーはチケットの売れ行きがかなり良くて、明らかに今までより動員が増えてるなっていう感じがあるんです。
────ザアザアを取り巻く状況にそうした変化が生まれてきている要因として、春芽さんはどのような背景が影響していると解析していらっしゃるのでしょうか。
春芽 なんでなんですかね? 僕らとしてはやりたいことをみんなでやってるだけというか、シンプルにやりたくないことをやってないだけというか(笑)。

────なるほど。少し前から運営を自主に切り替えて動き出したことや、このところの活動における攻めの姿勢が、良きかたちで奏功してきているのかもしれません。
春芽 そうだとしたら嬉しいですね。
その時のリアルな感情を歌にぶつけられるように心がけてるんです(一葵)
────さらには、ライヴバンド・ザアザアとしての訴求力が年々、より増強してきているのも間違いない事実だと思います。そのあたりをここで皆さんに言語化していただき、“ザアザアのライヴにおけるキラーポイント”を挙げいただくことはできますか。
亞ん とにかく、うちのバンドは全員がすごく伸び伸びとしたパフォーマンスをしてて、叫びたい人は叫んだりとか、ストレートに感情をぶつけながらライヴをやってるところがいいなと思ってます。僕はメンバーのそういう自由な姿を、ドラムを叩きながら見てるのがすごく好きなんですよ。“楽しそうにやってるな”っていうのを通り越して、“いやー、いい具合に狂ってんなぁ!”みたいな(笑)。そういう光景が最近は前よりも増えてきてるんで、あの爆発力は今のザアザアにとって“売り”だと思います(笑)。
零夜 ザアザアは、4人でスタジオに入って一緒に曲を作ってますけど、ライヴに対してのアイデアとか、課題点の指摘とかもその都度すぐにみんなで話し合って、即ステージングに反映させるかたちなんですね。僕はそういうところも強みのひとつなんじゃないかな、と感じてます。1本、1本のライヴをやっていくたびにその繰り返しをしてるんで、来てくれる方にとっても“ライヴごとに何が飛び出すかわかんない”という面白さがあるんじゃないかと思いますし、バンド側としても常に新鮮さを感じながらライヴをやれてる実感があるんです。僕も毎回めちゃくちゃ楽しめてますね。
春芽 そうそう、たとえ同じ曲をやってても自分たち自身が全く飽きてないんですよ。実際にリハーサルのスタジオでも「この曲のここはこんな風に変えたほうがもっとよくなるんじゃないか」みたいな話もよくするし、そういう積み重ねがライヴに反映できていると思うんです。そこは観てくれる側にも伝わってるような気がします。いつ観てもなんか新しい発見がある、っていうのはザアザアのライヴの強みなのかなと思いますね。
────ザアザアの曲たちは音源で聴いても伝わってくるものがたくさんあるのですけれど、ライヴではそこにエモさが加わって来ることで、より心が動かされるのですよね。
一葵 自分がステージで感情をむき出しにしてるのを観て、お客さんたちも一緒に感情を吐き出せるような感覚になるところがあるんじゃないかなとは思ってます。
────そういう意味でも、ザアザアというのはヴィジュアル系バンドにしてオルタナバンドとしての側面も持った存在なのかもしれません。凝った演出やコンセプトに沿った衣装といったところも魅力的ではありつつ、ハイエナジーな生々しい演奏、リアリティのある歌詞や歌といったものが強い引力を生み出しているように感じるのですよ。
一葵 確かに、僕自身としてもライヴで最も重要視してるのはうまく歌うとか、ピッチがどうとかよりも、どれだけ感情を乗せられるか、それがどこまで伝わってるか、っていうところなんですよね。それって実はすごく難しい部分でもあって、時には感情を歌に乗せきれなかったり、今の自分にとってこの曲はそこまで沁みてこないな、ってなることもあるので。そういう場合はライヴのあとめっちゃ反省することもありますね。だからこそ、できるだけそうならないように意識して工夫しながら、その時のリアルな感情を歌にぶつけられるように心がけてるんです。

────つまり、今回の<全国8大地方網羅ツアー【増殖】>とはあらゆる意味での“増殖”を意味しているのでしょうね。
一葵 そうなんです。ライヴそのものに込めていく感情もさらに増殖させていきたいし、今まで行ったことのないところも含めたいろんな各地でどんどんお客さんたちを巻き込んでいこう、っていうイメージでこのツアータイトルをつけました。
12周年を目前にしてまだまだ新しい感じの曲が出るぞ!ということで、非常に気に入っております(亞ん)
────ちなみに、この<全国8大地方網羅ツアー【増殖】>が中盤戦に入ろうとする10月には新曲リリースの予定もあるそうですね。
春芽 まだこの取材段階(※8月下旬)だとちゃんと曲が完成してないんで、詳細はこれから決めるんですけどね。一応、10月アタマくらいに出す予定で動いてます。
────ツアー中に新曲を出されることになった理由はなんでしょう。
春芽 まずは定期的にリリースをしていきたいなっていうのと、このツアーが終わるまで待っちゃうと、単純に6ヵ月以上リリースがないってことになってしまうんですよ。だから、今回はちょっとサプライズ的な感覚でツアー中に新曲を出すっていうのもいいんじゃないか、っていうことになりました。
────もし、楽曲タイトルが決まっているようでしたら知りたいです。
一葵 「化生」っていうタイトルですね。けしょう、って読みます。
────なんともそれは印象的なタイトルですね。ヴィジュアル系に必要不可欠なのが化粧である、という意味合いもそこには含まれているのでしょうか。
一葵 「化けて生きる」っ書いて化粧って読むようにしたのは、自分自身のことを歌ってるからなんですよ。僕はもともとあんまり自分のことが好きじゃなくて、そんな自分がヴィジュアル系をやるのにあたり化粧をして、仮の姿になって。何かに化けて、ザアザアの一葵に化けたわけですから。そうすることで、やっとちょっとは自分のことを好きになれた部分があるんですね。この曲はそれを歌ってる感じになります。
──── 一葵さんのアーティストとしての根幹に迫る楽曲になっている、ということですか。
一葵 そうですね。自分がヴィジュアル系をしてる意味とか、そういうのも伝わるかなっていうのはあります。
────そんな「化生」は、曲調的にいうとどのような雰囲気なのでしょうね。
亞ん とても疾走感溢れる楽曲になっております。なおかつ、これまでのザアザアにはなかった感じの曲でもありますね。12周年を目前にしてまだまだ新しい感じの曲が出るぞ!ということで、非常に気に入っております。

零夜 今回「化生」のサビは僕が考えたんですけど、めっちゃいいんですよ(笑)。こういうタイプのエモさを持った曲はホントに今までのザアザアになかったんで、曲作り中のスタジオでも「これはいいんじゃないか」ってすごい盛り上がりました。みんなにも早く聴いてもらいたいです。
春芽 疾走感のある歌モノっていう意味では、過去のザアザアだと“お客さんに聴いてもらう”感じの曲が多かったんですよね。その点「化生」は、“みんなで盛り上がれるような疾走感のある歌モノがあってもいいんじゃないか”っていうところから作り始めたんで、イントロの部分からして一緒に声を出せるような構成があったりして、新しい挑戦をした曲になってます。前からこういう曲がほしいと思ってたんですよね。ぜひ、リリースを楽しみにしててください。
────承知いたしました。新曲「化生」の完成も待ち遠しいですが、ここからは<全国8大地方網羅ツアー【増殖】>のツアーファイナルについてもお話をうかがって参りましょう。12月12日に横浜Bay Hallにて開催される<ザアザア一二執念記念単独公演【恐鳴】>は、これまたザアザアにとって記念すべき一夜となっていきそうですね。
零夜 12周年に12月12日、ってことで大変わかりやすい日程になってます(笑)。
一葵 毎年の周年はいつもそうなんですけど、バンドにとってはその年の集大成をみせる場として大事なライヴですからね。12月12日はここまでに身につけたものを全て出し切る!っていう気持ちで挑もうと思ってます。
────となった時に、なぜそこに「恐鳴」の言葉を冠されたのでしょうか。
一葵 ツアーで得たことを最終的にみんなで集まって最高なかたちで響かせられたらいいなっていうのと、ザアザアの世界観はホラー要素も強いので、その両方を織り交ぜて【共鳴】ではなく<一二執念記念単独公演【恐鳴】>っていうタイトルにしました。
零夜 各地で増殖してきた中毒者(=ザアザアのファンを表す総称)たちと、ツアーの最後に横浜Bay Hallでみんなと共鳴するようなライヴにしたいんですよ。
亞ん 横浜Bay Hallは結構大きい会場なので、広いところならではのスケール感を意識した見せ方とかもできたらいいなと思っております。
────亞んさんはザアザア12周年のうち、今年で何周年になられるのでしたっけ?
亞ん 今年の9月でザアザアに加入してから9周年ですね。気付けば来年は10周年でございます。いやー、時が経つのは早い(笑)。
春芽 12月12日の横浜Bay Hallに関しては、新曲の「ちぎれちゃう」がツアーの中でどう変化していくかっていうひとつの答えが出せたらいいなと思ってますし、自分としてもそこはちょっと楽しみですね。そして、意味合い的にはザアザアの12周年を中毒者のみんなに祝ってもらうというよりは、バンドからみんなへの「ありがとう」を込めたライヴしていきたい気持ちのほうが大きいです。毎年それぞれのメンバー誕生日ライヴとかもやってるんで、いつも祝われっぱなしというか、与えられっぱなしだなと感じてるぶん、毎年の周年ライヴの時くらいは思いっきりみんなに感謝を伝えようかなと。そこは今年も変わらないです。
零夜 周年ライヴはここ3年くらいで、どんどん濃くなってきてる感じがあるんですよね。特に去年の<ザアザア11周年ワンマンツアー【目】>@東京キネマ倶楽部は、ホントにすごく良いライヴだったんで、今年はそれを上回るものにしたいです。いや、上回ってみせます。
亞ん 僕にとっても、去年のキネマ倶楽部は過去最高の周年ライヴだったんで、絶対あれを超えたいっていう気持ちは強いです。
春芽 11周年の時は、去年3月に前所属事務所を離れて、多分お客さんたちもしばらくはちょっと不安な気持ちがあったと思うんですよ。でも、そこから1年駆け抜けたうえでのライヴでちゃんとみんなのことを安心させられたんじゃないかなという達成感もあって、その結果すごく良いライヴになったと思うんですね。その後はまた今年に入ってからもずっと止まらずに動いてきてますし、9月から<全国8大地方網羅ツアー【増殖】>を回ったうえでの12周年で、キネマ倶楽部と比べると横浜Bay Hallはキャパシティも丸々倍になるんで、バンドとしてより成長したところを必ず見せられると思います。
一葵 12年ザアザアが続いてきたっていうこと自体や、いまだにバンドとして成長し続けていられることが僕はとても嬉しいんですよ。自分たちのことながら、改めてすごいなことだなと感じるというか。12月12日はそういう気持ちで<一二執念記念単独公演【恐鳴】>に臨みたいなと思ってます。
ライヴをやるたびに“やっぱザアザアっていいなぁ”って感じるんですよ(零夜)
────なお、先ほどは“ザアザアのライヴにおけるキラーポイント”についてうかがいましたが、もうひとつここで“各人が演者として誇りを持っていること、またはこだわっていること”についてもお話聞かせていただけると嬉しいです。
亞ん 僕はやっぱ、メンバーとお客さんのテンションを上げることに対してめちゃくちゃ自信があります。演奏が上手いドラマーっていうことだったらホントにこのシーンにもたくさんの方がいると思うんですけど、自分が最も得意なのは場を盛り上げるっていうことなので、そこは特に力を入れてやっております。
零夜 自分の場合はもちろん激しい曲も好きだし、弾いてて楽しいんですけど、歌モノとかバラードで感情が入り込みまくる傾向があるんですね。ほとんど毎回そういう曲で泣けるというか、普通に涙が出てきちゃうので(笑)。そこまで深く感情移入してしまうところは自分の長所だと思ってます。そして、ライヴをやるたびに“やっぱザアザアっていいなぁ”って感じるんですよ。ホントにどの曲たちも好きだから、口ずさんだり歌ったりしながら弾いてることも多いです。

春芽 自分自身に誇りを持っていること、こだわっていることってなると、ステージの上で“嘘をついてないこと”ですかね。良かった時は本当に良かったって思えるし、その感情を素直に表現しちゃいますから。逆に、なかなか思うようなライヴができない時は前までだったらそういう気持ちをあんまり良くないかたちでストレートに出してしまってたこともあったんですけど、最近はそのあたりのコントロールを自分の中でかなりできるようになってきたので、そこも嘘をつく範囲にはならず正直にライヴをやれるようになったんじゃないかな、と思ってます。
────フロントマンである一葵さんは、ご自身のどのようなところに対して誇りを感じていらっしゃいますか。先ほどは「あんまり自分のことが好きじゃなかった」「ザアザアの一葵に化けたことで、やっとちょっとは自分のことを好きになれた部分がある」との発言もありましたけれど。
一葵 うーん……僕は世の中でいうと変わってる部類の人間なんだろうな、という自覚がそれなりにあるんですけど。多分、そこをライヴの場で独自性として表現できてるところが自分にしかない武器なんですかね? どうなんだろう。
────それこそ12年前の始動当初から、一葵さんが詞で描かれている世界はマジョリティにはなれないマイノリティの心情が多いですものね。きっと、そうしたザアザアの歌詞や音楽は社会生活の中で何かしらの違和感を抱きながら過ごしている方々にとって、癒しにも近い“しっくり感”を与えてくれるものになっている気がします。中毒者の方々にとっては、ライヴの場に身を置くことで鬱屈した気持ちを吐き出せるというデトックス効果もありそうです。
一葵 そうですね。ある意味ではみんなも同類というか(笑)。悩みとかを共有して、共感しあえてる感じはある気がします。
────かくして、各人の持てる力を最大限に発揮していただけるであろう<一二執念記念単独公演【恐鳴】>はザアザアにとってツアーファイナルであると同時に、そこから先の新しいスタート地点にもなっていくのだと思われます。まだ少し気は早いですが、2027年のザアザアが見せていく次なる展開も実に楽しみです。
亞ん 横浜Bay Hall公演が終わった時には、きっとその先のいろんな発表もできると思うんですけど。とにかくもう、ザアザアとしては未来に向かって突き進むだけです。
零夜 まずは横浜Bay Hallを全力でやり切りつつ、当日は次の新しいザアザアもちょっと見せられたらいいなと思ってます。
一葵 今のザアザアはメンバーの熱量が上がり続けている状態なので、そこから生まれてきてるものを横浜Bay Hallで全て提示したうえで、ツアーファイナルを終えた時にはさらに良いインスピレーションが湧いて、それが次に繋がっていくようにしたいです。
春芽 今年は今まで行ったことない地方にも行ったり、深夜にワンマンライヴをしてみたり、いろんなジャンルのバンドが出るサーキットにも出たみたりと、いい意味でお客さんたちを振り回しつつ、自分たちにとっても刺激のある活動ができたと思うんで、来年はこの勢いをもっと加速させていきたいです。みんなもっと、ザアザアに振り回されちゃってください(笑)。
取材・文:杉江由紀
写真:
LIVE
全国8大地方網羅ツアー【増殖】
▶東北地方
10月10日(土)盛岡ClubChange
10月11日(日)仙台ROCKATERIA
▶四国地方
10月17日(土)徳島club GRINDHOUSE
10月18日(日)松山SALONKITTY
▶関東地方
10月24日(土)柏Thumb UP
11月23日(祝月)前橋DYVER
▶中部地方
11月3日(祝火)長野LIVE HOUSE J
11月22日(日)新潟GOLDENPIGS BLACK STAGE
▶近畿地方
11月13日(金)OSAKAMUSE
11月14日(土)奈良NEVER LAND
ザアザア HALLOWEEN ONEMANSHOW ~私の中の悪魔~
2026年10月30日(金)代官山SPACE ODD
ザアザア一二執念記念単独公演 【恐鳴】
2026年12月12日(土) 横浜BayHall
<先行予約>プレオーダー受付(整理番号A)
受付期間: 2026/10/01(木) 12:00 ~ 2026/10/12(月) 23:59
入金期間: 2026/10/15(木) 13:00 ~ 2026/10/19(月) 21:00
確定日: 2026/10/21(水)
<一般発売>(整理番号B)
受付期間: 2026/11/01(日) 10:00 ~ 2026/12/11(金) 23:59
入金期限: 2026/11/01(日) 10:00 ~ 2026/12/12(土) 15:40
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【ザアザア OFFICIAL】
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