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【HOWL・真宵(Vo)】◆独占インタビュー◆7月26日(金)KHIMAIRA vol.3出演のHOWL。数年ぶりの主催に向けてヴォーカル真宵が語った“背中を押してくれた存在”。

726()に<KHIMAIRA vol.3>に出演するHOWL
2024年の注目バンドとされ大舞台へ抜擢されたからこそ、自身の課題を明確に理解することになった。
そんな彼らはメンバーがリスペクトするバンドを招く大型対バン<HOWL SUMMER FES2024>を813()Veats Shibuyaで開催する。
今のモードについてヴォーカリスト真宵に率直に語ってもらった。

 

出るって即答してくれたXANVALAには背中を押された気がしています。


 

────813()HOWL SUMMER FES2024Veats Shibuyaで開催されることになりましたけど、共演はJin-Machine / HERO /KAKUMAY / XANVALA4組。

真宵:まず先輩方をお誘いするっていうのは、主催を組む上でメンバーと話していたところでした。同年代のそれこそCHAQLA.とかはVISUNAVIさんの<KHIMAIRA>とかでよく対バンさせていただくんですけど、自分たちの主催ならではのカラーがあった方がいいなと思ってこういう形式になりました。噛み付きたいというか挑戦してみたい先輩に出ていただきます。主催ですけど、今のHOWLでぶつかっていきたい挑戦者の気持ちです。

────ラインナップとしては意外性を感じました。

真宵ギターよっぴと親交の深いKAKUMAY、メンバー共通でお呼びしたかったHEROJin-Machine。そして僕からはXANVALAを指名させて頂きました。錚々たる方々ですよね。

────HOWLのメンバーの趣向が出ていて想像がつかない面白さがありますね。真宵さん自身がHOWLやサポートヴォーカルで入っているKiDの音楽性と対局にあるXANVALAに声掛けした理由ってどんなところでしょう?

真宵HOWLではそれこそ4月のKHIMAIRAで一緒になって、 KiDでも対バンしたことはあるんですけど、その流れでXANVALAのヴォーカルの巽くんと話すようになったことがきっかけですね。同世代なのは知ってたんですけど、音楽のルーツもそれこそNIGHTMAREだったり、重なってる部分が多くて打ち解けました。

────とりわけヴィジュアル系が大好きな2人ですもんね。

真宵:はい。そんな似たルーツを持つ同世代の2人が同じヴィジュアル系で全然違う音楽性に進んでることが面白いなと思って。HOWLの感情をぶつけたらXANVALAのお客さんに届くのかっていう挑戦の意味もあってオファーさせていただきました。

────XANVALAの反応はいかがでした?

真宵:それがねすぐに返答してくれました。正直、他のバンドさんが決定してなくて、まだHOWLしか決まっていない段階でOKって言われて、正直マジか!?と思いました。包み隠さず言っちゃうと現状の規模感で言ったら全然HOWLより大きいバンドだと認識しているので。

────気持ちを受け止めると、時に損得勘定抜きにして動くんですよねXANVALA5人って。そういう漢気がXANVALAの今の規模感と信頼感に繋がっていることも理解できます。自分たちだけ得をすれば良いっていう打算的な考えがないバンドですね。

真宵:その通りですね。今回出るって即答してくれたXANVALAには背中を押された気がしています。

────HOWLとしては、主催は久々ですか?

真宵:2マンとか生誕を抜きにしたらえー、始動して2ヵ月目の主催以来ですね。やばいですね()

 

 

────DEZERTSORAさんのプッシュもあっての大晦日「V系って知ってる!-VISUAL ROCK COUNT DOWN 寸前GIG 2023-」や各種媒体で2024年はHOWLが注目バンドだって流れが出来たと思うんですけど、真宵さんの性格的にこの半年くらいそのプレッシャーとも闘い続けてそうですね。

真宵SORAさんだったり、先輩方にまず見つけてもらえる時点でありがたいなっていうのもありますし、若手をピックアップするようなイベントにお誘いいただけるのもありがたくてめちゃめちゃ嬉しかったんです。これ正直に話していいですか?

────どうぞ。

真宵:けれど、プレッシャー以前に実際に自分が立ってる位置と抜擢していただいたステージや注目度に違和感があったのも正直なところでした。音楽には自信があったけど、規模感やライヴの完成度でまだまだ足りてないことは僕らが一番わかっていたので。未完成で粗削りなのも含めてバンドとは言え、先輩方はそんなレベルにはいないですからね。

────その差っていうのは大晦日のああいう2000近いキャパシティのイベントとかで特に感じました?

真宵:思いましたね。全然まだまだだなっていう面もあったんですけど、なんかもっと1000人以上のキャパシティのライヴハウスが似合うバンドのイメージだったけど実際映像を見たら、自分が思ってたよりはかっこよくないぞってちょっと悲しくなっちゃって。そこはショックでした。悔しかったです。

────だからこそ5月のワンマンではキャパシティを原点回帰して、また地盤を積み上げていこうという考えなんだろうなと思ったんですけど、そういう経緯も含めて、今回久々に大きい会場で主催をする。ここを経てHOWLとしてはどうまた道を切り拓いていきますか?

 

 

真宵:現状HOWLに対して感じている課題をクリアしたい。先輩のライヴとかを見学させていただいて感じるのは、HOWLはまだ一つに見えない。もちろん仲良いし、ずっと一緒にやってきてるけど、僕らはまだまだ全然です。先輩方はバンドが一つの生命体なんですよね。そういうドライヴ感が欲しい。

────きれいにまとめるわけじゃないでけすど、HOWLのメンバーがリスペクトしてうるバンドが今回集うことによって、HOWLにとってもお互いの理解がより深まる機会になったらいいなという。

真宵:あ、でもそうですね。遠回りでもいいからそういう風になっていければと思いますね。本当にバンドって奇跡だなと思うんですよ、最近。4人なら4人、5人なら5人で何の保証もなく一つの目標に向かっていくわけじゃないですか。奇跡だなって思います。

 

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