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2021年01月15日 (金)

【ライブレポート】<SID LIVE 2021 ~結成記念日配信ライブ~>2021年1月14日(木)◆「今日のみんなの歌声はすごく心に響きました。乗り越えようね、今を一緒に。そして必ず会いましょう」

REPORT - 12:00:24

114日、シドの無観客配信ライブ<SID LIVE 2021 ~結成記念日配信ライブ~>が開催された。

2004114日にシドが現在の4人で活動を本格始動して、17回目の結成記念日を迎えたこの日。

本当だったら同じ空間に集ってみんなで賑やかに盛大にお祝いしたいところだが、コロナ禍でそれが叶わないのが現状。

しかし、それでも大切な記念日をファンと共に過ごしたいという想いから配信で開催された、シド史上初の結成記念日ライブ。

初の試みとなった配信ライブは生とも異なる臨場感やライブ感、配信ならではのサウンドや演出で魅せ、4人の熱い想いがしっかりファンに届いた貴重で大切な一夜となった。

シド_2020Nov24_0809[1] 

開演時間となり、薄暗い照明に照らされて映ったのは、ライブハウスのフロアまで広く使った無観客ならではのステージセット。

SEが鳴り、ゆうや(Dr)、明希(Ba)、ShinjiGt)、そしてマオ(Vo)と順に登場するメンバー。

昨年の1月以来、シドとしてライブが出来ていなかった4人がステージに並ぶ。

画面の前で見守るファンの中には、この光景だけで感極まってしまった人も多いはず。

一瞬の静寂から、静かに力強く始まった1曲目は「涙雨」。

一音一音、丁寧に気持ちを込めて鳴らされるサウンド、真っ直ぐな目でカメラを見据えて歌い出すマオの切なく美しいヴォーカル。

激しく優しく感情を乗せた演奏とともに、伸びやかで感傷的な歌声が胸に刺さる。

続いて、イントロのストリングス・サウンドにShinjiと明希がカメラに指差し合図し、軽快な歌と演奏で空気を一変したのは「アリバイ」。

演奏することの楽しさや喜びを抑えきれない4人から笑顔が溢れる。

後半パートでマオが両耳に手を当ててファンの合唱を誘うと、無観客の会場からファンの歌声が聴こえた気がした。

 マオ_2020Nov24_2171s[1]

「初めてのシドの配信ライブに集まってくれてありがとうございます。

みんなもこの会場にいるつもりで楽しんでくれたらと思います」とマオが短いMCを挟み、始まった曲は結成記念日のこの日にぴったりの「ANNIVERSARY」。

ファンへのありがとうの気持ちを届けたこの曲に続き、アグレッシブな歌と演奏で魅せたのは「V.I.P」。

ゆうやと明希が目で合図しながら鳴らす重厚なビートにShinjiがザクザクとリフを刻み、マオのたくましい歌声が響く。

配信ながらビシバシ伝わるライブ感と普段は観ることの出来ない角度や距離感からの臨場感溢れる映像が気持ちを高揚させる。

「前半から盛り上がってきましたね」とマオが満足そうに語ったMCでは、メンバーそれぞれが自己紹介。

「久しぶりだし、元気な姿を見せたいと思ってます」とShinji

「みなさんのいる場所はおウチだけど、心は間違いなくライブハウスにいる」と明希。

「おウチだと声が出せるので、思う存分叫んでください」とゆうやが言葉を送って家で見守るファンとの距離を縮めると、「みんなに会いたい気持ちをそのままにしておくのはイヤなので、曲にしました」というマオの曲紹介から、新曲「声色」を披露。画面の前の一人ひとりに届ける優しく温かい歌声、溢れる感情を表現したギターソロ。

今の真正直な気持ちと感情を乗せた歌と演奏が胸に突き刺さる。

Shinji_2020Nov24_1003 

紫の照明が包む中でドラマチックに聴かせた「紫陽花」、メランコリックなギターと艶っぽい歌声が歌謡テイストを醸し出した「土曜日の女」と続き、「シドって本当に曲の幅が広いよね」と語るマオ。

「初めてデモで聴いた時、ぶっ飛んだもんな」と、作曲者の明希と「土曜日の女」の思い出話をすると「まさか17年後、無観客ライブでやるとは思いもしなかったね」と感慨深げに語る。

続いて「この曲をキッカケに俺たちのバンド人生は大きく変わったんじゃないか?と思います」と始まった曲は、08年リリースのメジャーデビュー曲「モノクロのキス」。積み重ねたキャリアとスキルで表現力や説得力を増した、現在の歌と演奏で魅せる13年目のキスが聴く者の胸を締め付ける。

懐かしい曲たちに続いて披露されたのは、新曲「siren」。

悲痛でエモーショナルな心の叫びがリアルに響くこの曲は、今だから表現できるシドの最新系サウンド。

新旧楽曲が入り交じることで結成17年にしてなお曲の幅を広げ、進化変化し続けているシドの現在もよく見える。

 明希_2020Nov24_1900

ゆうや_2020Nov24_1437

演奏後、「siren」も収録された、昨年12月リリースのシングル「ほうき星」について和気あいあいと語った4人。

「こっからいよいよ後半戦、行けるかい?」と始まったライブ後半は、メンバー紹介でファンの名前を呼ぶ声や歓声を待つと「聴こえる、お前らの声が聴こえるぞ!」とマオが笑顔を見せ、そのまま「循環」に突入。回っているファンの姿が見えているかのように指を回し微笑むマオ、会場を駆け回って自ら循環するShinjiと、ステージを広く使った自由すぎるパフォーマンスは配信ならでは。

エネルギッシュかつ正確なゆうやのドラムプレイが光った「プロポーズ」、「さぁお前ら、拳上げる準備出来てるか?」と煽る明希が力強い掛け声とベースプレイで魅せた「dummy」と続き、激しさと熱量を増していく4人のステージは配信であることを忘れるほどの迫力とライブ感。

「ラスト行くぞ!」のマオの叫びから始まった本編ラストは「Dear Tokyo」。「Dear お前ら!」と曲紹介して始まったこの曲は、<きっと大丈夫>と歌う歌詞にファンへのエールや熱いメッセージが込められていたと同時に、手拍子や合唱のパートが会えないファンとの一体感を感じさせた。

「みんなに会いたいよ!」と叫ぶマオの声がファンにもどかしさを感じさせながら、幸福感に満ちたエンディングとなった。

 

アンコールは星空のように瞬くミラーボールの光の下、事前に募集したファンの歌声と共に熱唱した「その未来へ」でスタート。

遠く離れていても曲を通じて繋がる心。ファンの美しすぎる歌声と歌に込めた気持ちを両手を広げて受け止めたマオは「今日のみんなの歌声はすごく心に響きました。乗り越えようね、今を一緒に。そして必ず会いましょう」と、感謝と約束の言葉を送った。

会いたい気持ちとまた会える日への希望を込めた新曲「ほうき星」は、勇ましいバンドサウンドと願うように祈るように歌う前向きな言葉たちが胸に響く。

この日最後となったMCでは「辛いこと、悲しいことがあった時、元気になれる場所が俺たちのライブ会場だったわけで、やり場のない気持ちがあると思う。時には逃げる場所も必要で、その逃げる場所がシドだったらいいなと思って配信ライブをやりました」と、ライブを開催した意味と意義を語ったマオ。

「何かあったら、俺たちのところに帰ってきてください」と最後に届けた曲は「live」。

たっぷり気持ちを込めた歌と演奏、壮大なサウンドで想いを届けたこの曲。

<ここでまた逢おう>の言葉は力強く希望に溢れていた。

 

SID LIVE 2021 ~結成記念日配信ライブ~>はニコニコ生放送、ローチケ LIVE STREAMING、イープラス Streaming+にて、119(火) 2359までアーカイブを視聴可能。通常チケットの販売期間はプラットフォームによって異なっており、ニコニコ生放送の視聴チケットは118(月) 2359までの販売となっている。

詳細はシド オフィシャルサイトをチェックしよう

また、115(金) 000より、ライブ登場SEresidence」の配信リリースがスタートした。

ぜひ手にとって、配信ライブの余韻に浸ってほしい

 

515日、16日には山梨・河口湖ステラシアターにて、昨年延期となってしまったSID LIVE 2020 -Star Forest->の振替公演も決定しているシド。

初の無観客配信ライブもこんな機会が無ければ観ることの出来なかった貴重なライブとなったが、今を乗り越えた先にある生のライブで再び会える日が本当に楽しみだ。ゼロを楽しもう、また始めよう。

 シド_2020Nov24_2263[1]

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SID LIVE 2021 ~結成記念日配信ライブ~

2021114日(木) SETLIST

 

01. 涙雨

02. アリバイ

03. ANNIVERSARY

04. V.I.P

05. 声色

06. 紫陽花

07. 土曜日の女

08. モノクロのキス

09. siren

10. 循環

11. プロポーズ

12. dummy

13. Dear Tokyo

             

En01. その未来へ

En02. ほうき星

En03. live

 

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≪配信ライブ情報≫ 

 

SID LIVE 2021 ~結成記念日配信ライブ~

※アーカイブ放送は2021119日(火) 2359まで

 

【チケット料金】通常視聴チケット ¥3,000(税込)

 

【ニコニコ生放送 通常視聴チケット】

受付期間 2021118日(月) 2359まで

視聴・購入 https://live.nicovideo.jp/watch/lv329202357 

※ニコニコプレミアム会員は¥2,400(税込)となります。

 

【ローチケ LIVE STREAMING 通常視聴チケット】

受付期間 2021119日(火) 1900まで

視聴・購入 https://l-tike.com/sid20210114/ 

 

【イープラス Streaming+ 通常視聴チケット】

・クレジットカード決済の場合

受付期間 2021119日(火) 2100まで

視聴・購入 https://eplus.jp/sid20210114/st/ 

 

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≪配信リリース情報≫

 

■『residence 2021115日  Release!! 作曲 ゆうや

配信まとめURL https://kmu.lnk.to/OnMrYI 

 

 

≪ニューシングル『ほうき星』リリース情報≫

■『ほうき星』 20201223日 Release

【初回生産限定盤(CD+写真集)】 KSCL-3285/6 ¥2,273+

【通常盤(CD)】 KSCL-3287 ¥1,364+

 

CD収録内容>

■初回生産限定盤(CD+写真集) KSCL-3285/6 ¥2,273+税

CD> 1. ほうき星 2. siren 3. 声色

<写真集> 撮り下ろしブックレット付属

 

■通常盤(CD KSCL-3287 ¥1,364+税

1. ほうき星  2. siren 3. 声色

 

『ほうき星』予約購入まとめ https://kmu.lnk.to/Fj0uqUT7 

 

 

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シド オフィシャルサイト http://sid-web.info/ 

シド オフィシャルTwitter https://twitter.com/sid_staff 

シド オフィシャルInstagram https://www.instagram.com/sid_official_jp 

シド オフィシャルWeibo https://www.weibo.com/sidofficial 

 








2021年01月13日 (水)

【DASEIN】JOEのバースデー単独公演も決定!DASEINの大晦日に行なった配信カウントアップ単独公演をレポート!

REPORT - 18:00:01

 DASEINが年末恒例で行なっている年越し単独公演。2020年は、コロナ禍の影響もあり無観客ライブ配信という形で開催。その変わり、例年のよう1日だけではなく、2020年は1230日と31日の2日間行なった。ここでは、1231日の公演の模様をお伝えしたい。

 

 ライブの幕開けを告げたのが、「ー再生-prologue-ー」。DASEIN20年間の歩みをスクロールしてゆくように流れだした音が、DASEINと自分たちとの記憶を行き来しだす。そこへJOEのドラムが加わり、他の演奏陣が音を重ねながら、楽曲は「唯、此処に在る事が愛しくて」へ。大切な仲間たちとの出逢いへ感謝の想いを告げるように歌うその曲を。彼ら自身の未来へ向かう道しるべとなる想いを告げるこの歌を。何より、こうやって出会えたことへの喜びを、彼らは、20年間というDASEINの歴史を支え、共に歩んでくれた人たちへ向け、感謝の想いを伝えるように歌っていた。DASEIN結成20周年の年であり、2020年を締めくくるライブの始まりを飾った「唯、此処に在る事が愛しくて」が心を潤す歌として胸に響いていた。Rickyの繋がりたい想いを届けるように歌う声にも、心が熱く揺さぶられた。「共にあることが僕のすべて」、その言葉を、そのままDASEIN2人に愛を持ってお返ししたい。

 

 優しく包み込むおおらかな楽曲から表情を塗り替えるように、DASEINは「アイアイサ」を歌いながら、ここから一緒にはしゃごうかと熱く誘いをかけてきた。エッジ鋭い楽曲が、チクチクと刺激を与えてゆく。一緒に踊ろうぜと誘うように、振りも交え歌うRicky。たとえ画面越しでも、熱い演奏に気持ちを刺激されたら、じっとなんかしてられない。

 

 「各々の場所で、存分に一緒にライブを作っていこう。アゲていこうぜ!!」。Rickyの言葉に続いて届けたのが、「上昇気流」だ。伸びのあるハイトーンヴォイスを高らかに響かせ、DASEINが一緒に空高く舞い上がろうぜと誘いをかけてきた。Rickyが、メンバーたちが飛び跳ねながら歌い、演奏する。本当なら目の前で、彼らと一緒に飛び跳ねていたかった。それが出来ない環境だからこそ、気持ちの中の自分は、右手を高く掲げながら飛び跳ねていた。ときに想像は現実と同じ感動や興奮を与えてゆく。この曲へ触れているとき、間違いなく心の中にいるもう一人の自分が笑顔で跳ね続けていた。たとえネット越しでも、気持ちは繋がれる。心に翼を与え、自由を味わえる。

 

 気持ちを騒がせるエレクトロなロックサウンドが響きだした。頭を思いきり振りたくなるHYPER BEAT RCKナンバー「BREAK OFF!!!」の登場だ。エッジ鋭くも猛々しい演奏の上で、Rickyが煽るように早口で熱い想いをぶつけだす。攻めた姿勢に触発され、身体中を熱い血が駆けめぐる。じっとなんかしてられない。今の環境をぶっ壊し、熱狂の中へ飛び込みたい!!

 

 次に披露したのが、現状DASEINの最新ナンバーとなる「待宵影」。コロナ禍の中で彼らが作りあげたのは、攻めた姿勢を示した楽曲だった。Rickyの歌声にも、かなり力が込められている。ハイトーンヴォイスの魅力を活かしながら、Rickyは挑発するように歌っていた。攻撃的な姿を示す、その様がとても刺激的だ。

 

 勢いをさらに増幅させようと突きつけたのが、情熱的な音色を詰め込んだ「未練」。指につけたハンカチを揺らしながら歌うRickyの姿は、まるで闘牛に挑むマタドールのよう。赤いハンカチを揺らしながら挑発してゆく様が凛々しい。その姿へ見惚れながらも、身体はうずうずしっぱなし。歌詞ではないが、このまま溺れてしまいたい気分だ。JOEの「今でも愛してる」の言葉も、嬉しい言葉として胸をときめかせた。

 

 たとえ画面越しでも、その姿をじっと見つめていたい。そんな気持ちへ寄り添うように、DASEINは胸を切ない色に染めてゆくバラード「じっとみつめたい」を、想いをたっぷりと込めながら歌っていた。愛しい人への想いを熱い感情のまま告白するように歌う。Rickyの、愛おしさをたっぷりと含んだ声が胸を熱く揺さぶっていた。何時しか瞼に潤いを覚えていたのは、全部Rickyの、DASEINのせいだ。それもまた嬉しい感動だ。

 

 JOEのティンパニスティックを用いたタイトな演奏から始まったドラムソロは、いつものスティックへと持ち替えたとたんに激しさを帯びてゆく。途中、観客たちを煽る様も見せてゆくところは、何時もの姿通り、あえて何時も通りの煽る姿を見せてくれたところも嬉しい。途中から、他の楽器陣も演奏に参加。そこからは一気にシンフォニックな世界へ。数分強の中へドラマチックな物語を描き出してゆくJOE。この日はツイキャスからの配信。その様を見て、お茶爆が次々投下されていた。

 

 スリリングな音が場内中を支配する。Rickyが、「狼煙」に乗せ、激しく、雄々しく煽りだす。ここからは、Rickyのシャウト声も加えながらの激しいロックナンバーのゾーンへ。続く、「ケリをつけろ」でもRickyは、感情のストッパーを壊し、沸き立つ熱情をぶつけるように雄々しく歌っていた。 激しく疾走する楽曲の上でシャウトする様は、闘志剥き出しで戦う闘士のよう。彼らに煽られるたび、気持ちが熱く沸き立つ!!

 

  熱した勢いを維持したまま、気持ちを開放するようにDASEINは「冷静になれ」を歌いだす。高ぶった熱はそのままに、DASEINは観ている人たちを挑発し続けてゆく。間奏ではRickyがダンスも披露していた。Rickyは「冷静になれ」と口にするが、冷静でいられるわけがない。気持ちはもうてんてこ舞いだ。そんな気持ちへ寄り添うにように、DASEINは「転手古舞」を演奏。、彼らの祭りモードに触発され、何時しかわちゃわちゃした気持ちに染まっていた。

 

  「俺たちこそが天下無双」の言葉を合図に飛びだしたのが、「天下無双」。Rickyは、手にした羽根扇子を舞い踊らせる。DASEINは、観ている人たちを在りし日のレイブパーティへと連れ出した。身体が華やぐ、気持ちが熱く騒ぎだす。DASEINが生み出したロックなダンスパーティへ身を投じ、大きく手を振り上げ、身体を揺らし、熱狂の中で溺れたい。

 

  アンコールでは、Rickyの別プロシェクトRAPの「闇」をカバー。凛々しく、攻めるような姿を示しながら、Rickyは雄々しく歌声を響かせていた。スケール大きな楽曲へ、彼の歌声が気持ちを躍動させるドラマを描き加えてゆく。強さと温かさ2つの表情を巧みに交ぜながら、DASEINは観ている人たちの視線を惹きつけていった。

 

 DASEINは、202111日に、デビューから20年目を迎える。次に披露したのが、DASEIN20年前に歌い、デビューを飾った「夢つれづれ」。彼らの始まりの歌を、20年経った今のモードで披露。そこにあったのは、懐かしさではなく、存在感と貫祿と深みを増した「夢つれづれ」の姿だった。Rickyの歌声の艶めきにも、より妖しさが増している。進化したその歌に、心が溺れそうだ。

 

  次に披露したのが、202111日に配信リリースした「泡沫なる夢幻」。この楽曲を、ライブでいち早く披露。デビュー曲に続いて、20年後の最新ナンバーを並べて届ける姿勢がいかすじゃない。DASEIN20年間の歩みを綴った想いは、ぜひ歌詞を読みながら聞いて欲しい。心に雄大な景観を描きだす楽曲に、気持ちが嬉しく吸い込まれてゆく。熱狂というよりは、聞くほどに世界観へ身を浸し、酔いたくなる曲だ。Rickyも、いろんな想いを思い出しながら、噛みしめるように歌っていた。雄大な楽曲とは裏腹に、激しい音を叩き出すJOEのドラムにも注目したい。「泡沫なる夢幻」、またもDASEINの音楽のライブラリーに、刺激を与えながらも心を濡らす楽曲が並んだ。

 

 「立ち止まらないでいきましょう!!」「生きてるかー!!」。ふたたび熱した気持ちを分かち合おうと、Rickyは「GO GO GO  GO ON!!」と煽りだす。その煽りを受け、コメント欄には数多くの「555」の数字が次々と流れていた。飛びだしたのがとても華やかな、でも気持ちを熱く騒がせるDASEIN流のパーティーロックチューンの「555」だ。タオルを手に煽るRicky。コメント欄には、止まることなく「555」の文字が流れ続ける。そこに距離があろうと、一体感なんていくらでも作っていける。きっと、555と打ち込んでいた大勢の人たちが、指先に熱い気持ちを込めながらキーボードを叩いていたに違いない。さぁ、そのままアガり続けろ!!

 

「姿は見えなくとも、想いは共有できます」。最後にDASEINは「共鳴り」を演奏。互いに想いを分かち合いながら、こうやってDASEINと同じ時間を、ライブを通して共有できた喜びを、「共鳴り」を聞きながら感じていた。Rickyの煽りに向け、コメント欄に「サマーデイ」と打ち込みながらレスポンスを返すなど、ここでも、しっかり繋がり合っていることをファンたちも伝えていた。Rickyが、「花開くよ」と歌いながら両手で小さく花咲くポーズを作るなど、カメラがあるからこそ見せられる楽しみ方も示すなど、DASEINは双方向のライブを、配信という環境の中であろうとしっかり作りあげていった。

 

  DASEINは、最新配信シングル「泡沫なる夢幻」を発売した。314日にはJOEの生誕祭を。44日には、新たなワンマン公演も決定している。DASEINのデビュー20周年は始まったばかり。彼らが今年どんな一緒に作り上げる楽しみを提示してくれるのか、今は心待ちにしていようじゃないか。

 

 

PHOTO:折田琢矢

TEXT:長澤智典

 

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20201231()

DASEIN PRESENTS

年末2DAYS配信ワンマンLIVE 2020

Shimekukul DASEIN

~全集チュウ de ギュウの呼吸~

 

「ー再生-prologue-ー」

「唯、此処に在る事が愛しくて」

「アイアイサ」

「上昇気流」

BREAK OFF!!!

MC

「待宵影」

「未練」

「じっとみつめたい」

Drum solo

「狼煙」

「ケリをつけろ」

「冷静になれ」

「転手古舞」

「天下無双」

-ENCORE-

「闇」(RAP cover)

MC

「夢つれづれ」

「泡沫なる夢幻」

555

「共鳴り」

 

 

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★インフォメーション★

 

「泡沫なる夢幻」

品番:SOCO-0008

作詞:DASEIN

作曲:DASEIN

編曲:都啓一 (RayflowerSOPHIA)

Gt RecYUKI(RayflowerDUSTAR-3)

ジャケットデザイン;ZERO (THE MICRO HEAD 4N’S)

 

配信中

https://linkco.re/tqs4E8xg

 

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<作品紹介>

200111日、デビューシングル「夢つれづれ」のリリースからちょうど20年目を迎える202111日にリリースされる記念すべき今作は、【泡沫夢幻(ほうまつむげん)】という日本語特有の文化でもある四字熟語をモチーフに、DASEINとしての20年間の軌跡を描いた作品となっている。人生とは泡沫の夢のようであるが、そんな幻の如きリアルな世界でJOERickyは出会い、DASEINが生まれ、ザイナー(ファンの呼称)と出会い、解散の時を超え、またこうして同じ夢を見ながら音楽を奏でていられる事への喜びと感謝が綴られた歌詞が印象的。

 

 そんな歌詞の儚さとDASEIN王道の哀愁を帯びた歌謡メロディー、JOEのアグレッシブかつ繊細なドラム、ハートウォームゆえにどこかノスタルジックなRickyのハイトーンボイスが、デビュー当初の古き良きを感じさせながらも、今回初めてDASEINの楽曲アレンジを手掛けた都啓一氏(RayflowerSOPHIA)のサウンドメイクにより、さらに深みを増した古き良き新しきHYPER BEAT ROCKに仕上がっている。

 

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DASEIN schedule 2021

 

2021314()

DASEIN presents

JOE Birthday LIVE EVENT

WELCOME TO THE FACE 2021

ー祝・49歳で益々シクヨロです!!!

 

<日程> 2021314()

<時間> 18:00 配信スタート予定

<配信チケット> 4,900

<出演> JOERicky

サポートメンバー後日発表

 

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202144()

DASEIN Oneman Live

 

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DASEIN  オフィシャルサイト

http://dasein-offical.com

DASEIN  twitter

https://twitter.com/dasein_555

Ricky オフィシャルサイト

http://hyperneosoloist.com/ricky/

Ricky BLOG

https://ameblo.jp/ricky-soloist

Ricky twitter

https://twitter.com/Ricky_A_Prmkv

HyperNeoSoloist YouTubeチャンネル

https://www.youtube.com/HYPERNEOSOLOIST










2021年01月11日 (月)

Angelo、コロナ禍での全国ツアー完走! 「大切な人たちを守りたいから闘っている」

REPORT - 01:16:19

コロナ禍でのツアーの実施、それが容易なことではないというのは紛れもない事実。「最後まで乗り切れるかわからないですが、できるところまでやり切ります」とは昨年1117日、Angelo Tour 2020-2021THE FORCED EVOLVE」初日にキリト(Vo)が発した言葉だ。これまでの約1年間、Angeloは歩みを止めずにコロナ禍での新たな表現方法を模索しながら、スタジオライブの生配信から始まり、段階を経て、感染予防対策を徹底した有観客ライブを再開、その全ての公演を成功させてきた。そんな中、ツアーファイナルとなる1910TSUTAYA O-EAST公演2daysを直前に控えた17日、首都圏13県に緊急事態宣言が再発令されることとなった。

 

政府による指針の正式発表を前に、「どの業種の人たちも生きるために努力と工夫をしてきたはずです。その時間が無駄だったなんて事にはならないでほしいなと感じるわけです。ライブが出来ないならやらない。出来るならやる。世論や政治には忖度しない。音楽やエンタメが人にとって不要不急ではない事を証明する為に」とキリトがTwitterに綴ったように、予定通り開催されることとなったファイナル公演。その第一夜で彼は「今日は大事な日。ここからまた戦いが始まるからね」「やると決めたからには、覚悟と責任を持って貫きたいと思っています」と告げたのだった。

 

今ツアーは11月にリリースしたニューアルバム『[evolve]』を引っさげ行われたもので、1ステージのセットリスト前半は、その最新作を収録曲順に披露。一つの物語のようなドラマティックな展開を見せる『[evolve]』は、未曾有の2020年にAngeloが感じてきた様々な思いが詰め込まれた作品であり、力強くも優しさと愛情に溢れた楽曲たちが、生のライブを通して、より心の奥深くに温かなものを届けてくれた。また、怒涛のハードナンバーを繰り出した後半においても、そこに描かれたメッセージは私たちが生きる上での道標となり得るものであり、その変わらない思いこそがAngeloというバンドの核なのだ。

 

二度目の緊急事態宣言下でライブの開催を決断したことについて、先述の通り状況に応じて変化しながら活動を続けてきたAngeloは、様々な選択肢があることは承知の上、これまで積み重ねてきた時間があるからこそ「1年前とは違う」「同じことを繰り返すわけにはいかない」とし、「今動けない人たちを守るために、動ける俺たちがリスクを背負って戦わなければいけない」「大切な人たちを守りたいから戦っているんです」と、キリトはその真意を述べたのだった。また、「こんなご時世なのに、このツアーを最後まで走り抜けることができたのは、大切なファンの皆さんのおかげです。一緒に戦ってくれる仲間がいるから、これからも強くやっていけると思います」という言葉も。

 

この2公演は生配信も同時に行われており、多くの人々がAngeloのツアー完走を見届けたわけだが、ツアー初日と比較しても、現地では人数制限と声出しの禁止を除けば、コロナ以前とほぼ変わらない光景が広がっていたことが、何より嬉しいことだった。なお、19日公演の模様はLIVE DVDBlu-rayとしてリリースされることが決定。そして、224日には恒例のキリト生誕祭がTOKYO DOME CITY HALLにて行われる。2021年もAngeloは変わらぬ思いのもと進化し続けるだろう。まずは次なるステージを楽しみに待ちたい。

 

 

(文・金多賀歩美)

 

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[Release]

 

LIVE DVDBlu-ray
Angelo Tour 2020-2021THE FORCED EVOLVE
2021.4.21 Release

 

受注生産限定盤(WEB限定)
Blu-rayANXB-00015 / 8,000+税 別途配送料
特殊パッケージ、32Pブックレット
収録内容:1/9 LIVE映像全編
受注期間:~3/21()23:59
詳細・お申込はこちら→ https://www.ffb.tokyo/angelo/
お届けは4/21()頃を予定しております。


通常盤
DVDIKCB-80030 / 6,300+税

 

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[LIVE]

 

Angelo LIVE at TOKYO DOME CITY HALLTHE EXIT OF DYSTOPIA
2021.02.24() TOKYO DOME CITY HALL 1745開場/1830開演

ディスクガレージ 050-5533-0888

なお、開催に変更が生じる可能性もありますのでオフィシャルHP等にてご確認ください。

問い合わせ:http://angeloweb.jp




2021年01月08日 (金)

【ライヴレポート】<PENICILLIN LIVE 2020「pulse&impulse」>12月6日(日)TSUTAYA O-EAST◆コロナ禍後初の有観客ライブ。「他の追随を許さない圧倒的な存在感は、まさに「不滅の刃」! 」(千聖)

REPORT - 18:00:06

 コロナ禍以降、無観客ライブ配信という形でライブを届け続けてきたPENICILLINだったが、ようやくこの時を迎えられた。3人の目の前には、彼らとの触れ合いを待っていた観客たちの姿があった。人数制限もあったことから、今回はPENICILLINのファンクラブ「Quarter Doll」の人たちに限定し、チケットを販売。通常はあまり開放しない2階にも席を設け、限界いっぱいの座席数を用意。それでも観れない人たちがあふれていたこと。そして、様々な理由から会場に来れない人たちのためにと、有観客/配信ライブという形で行なった。

 

  観客たちは、マスクにフェイスシールドを装着しての参加。フロアには椅子を並べ、互いの距離にも配慮した形が取られていた。正直、窮屈だったと思う。それでも、何時もの光景へふたたび戻るための最初の一歩として、お互いに気持ちを分かち合える環境へ踏みだせたことが素直に嬉しかった。

 

  126()、場所はTSUTAYA O-EAST。「PENICILLIN LIVE 2020pulseimpulse」」と題し、PENICILLINは、コロナ禍以降初の有観客/配信ライブを行なった。タイトルへ「pulseimpulse」と記したように、この日の公演は、コロナ禍中に通販限定で販売した2枚の作品を軸に据えたライブになっていた。

 

 暗くなった場内へ厳かに流れだしたのが、「pulse」へ収録した「conception」だ。コロナ禍の中で生まれた、今の時代を憂う楽曲をSE変わりの入場テーマとして持ってきたところに、この日のライブへ臨むうえでのメンバーたちのとても意味深い想いを感じさせられた。

 

 PENICILLINにとっても久しぶりとなる観客たちを前にしたライブは、「JULIET」から幕を開けた。演奏が始まると同時に、フロア中の人たちが一斉に立ち上がる。みんな声を出せない変わりに拳を振り上げ、身体を揺らし、舞台上の3人に想いをぶつけていた。その姿を、あえて冷静な視線で見回しながら観客たちを煽るHAKUEI。間奏では、千聖が轟音唸らせ観客たちを挑発。タイトでテンポ良いビートを叩き出すO-JIROを含め、沸き立つ熱い気持ちを心の中に抱きながらも、サポートベースのChiyuを含めた4人ともあえて冷静な姿のままに。でも、PENICILLINを求める大勢の人たちの気持ちをしっかり盛りあげようと、豪快な音をぶつけていた。

 

 演奏は躍動する「heart beat」へ。終始、攻撃的なリフを刻む千聖。フロントに立つHAKUEI自身も身体の内側から沸き立つハートビートを感じながら、その熱情を歌声にぶつけていた。とても攻撃的な演奏だ。でも、これがPENICILLINのライブだ。触れているだけで身体や心が昂り、想いをぶつけずにいれない、その衝動に心が打ち震えるからこそ、この場を求めてきたし、それを感じ取れていることがとても嬉しい。

 

  興奮を止めることなく、それどころか、もっともっと暴れろよと煽るように、彼らは前のめりの姿で楽曲をぶつけてゆく。「愛しすぎて届かなくて~君の名前を叫ぶよ」と乱れ狂う気持ちのままに歌い叫ぶHAKUEI。彼の声に呼応するよう、フロア中に轟音が広がりだす。身体を揺さぶるロックサウンドと、哀切さと高陽を抱いた歌声がクロスオーバー。「Rosetta」に触発され、身体が熱く騒ぎだす。想いを告白するように歌うHAKUEIの声に触れ、逆に心は哀切な想いに陶酔してゆく。「Rosetta」に込めた切なくも愛おしい心模様と乱れ狂う感情のままに疾走する演奏に触れていたら、何時しか身体中が火照りだしていた。この興奮を目の前で体感したら、気持ちを抑えられるわけかない。それこそが、PENICILLINのライブが与える興奮と喜びだ。

 

 「ライブで会うのは久しぶりです。みんなが声を出さずに我慢している気持ちもしっかり伝わっています。みなさんの前でライブをやるのは10ヶ月ぶりになるのかな。PENICILLIN結成以来こんなに人前でライブをやってないのは初めてのこと」と語る、HAKUEI

 

  「いろんな大変なことを乗り越えた中、会いに来てくれてありがとうございます。これだけの人が来てくれて、本当に冠二郎です」と、まさかの千聖並のギャグをHAKUEIが飛ばすとは。これも、今宵のライブを目撃したファンには嬉しい衝撃とサプライズだ。

 

  ライブは次のブロックへ。PENICILLINは「BLACK HOLE」を突きつけた。終始攻撃的なリフビートを刻み、観客たちを挑発し続ける千聖。フロントに立つHAKUEIは、抑揚を持った歌声を魅力に、すべてを黒く呑み込むような演奏の上に情熱的な色を塗り重ねていた。観客たちの意識をグイグイと引き寄せ、暗黒の世界へ丸ごと呑み込もうとしてゆく演奏陣。そんな中、HAKUEIの情熱的な歌声と観客たちのPENICILLINを求める想いが、互いを結ぶ心の絆のように激しく絡みあっていた。

 

  O-JIROの演奏に導かれ、HAKUEIが甘く切ない歌声を響かせた。次第に熱を上げるように、演奏は「LOVE DRAGOON」へ。ジワジワと体温を上げるように響く演奏。HAKUEIはスタンドに差したマイクを両手でギュッと握りしめ、燃え盛る情熱を零すように歌っていた。そんな切ない熱情をつかもうとするように、フロアのあちこちからたくさんの手が舞台上に伸びていた。

 

  HAKUEIが、今にも心壊れそうな声色を持って「C-section」を歌いだした。感情が高ぶるのに合わせ、HAKUEIの歌声も、演奏も、唸る音を増幅させてゆく。想いを零すように、時には気持ちを吐き散らすように感情的な歌声をぶつけるHAKUEI。彼の激しく揺れ動く気持ちを、演奏陣は終始攻撃的な音で煽り立てる。一音一音が、一打一打が、HAKUEIの痛い心の叫びとシンクロしながら、激烈な音として姿を変え、次々と身体を直撃していった。

 

 MCでは、「今日来てくれた方たちは俺が抱き締めてあげたい。今日は音を通したハグ会ですよ」と千聖がファンへ向けて想いを語れば、HAKUEIは、 「少しずつ戻っている気配を感じているせいか、ライブの大切さを改めて噛みしめています。PENICILLINは逆境に強い前向きなバンドなんで、こういう状況も跳ね返し、僕らも成長しながら、みなさんといい音楽を共有していきたいと思います」と言葉を寄せていた。

 

  次のブロックは、新曲を中心に構成。飛び出したのが、「Back to the future」だ。。HAKUEIの「紙ヒコーキ追いかけ~」の言葉を合図にO-JIROがリズムを刻めば、Chiyuが、千聖が、いろんな想いを詰め込んだ音の色を塗り重ねてゆく。会場中の人たちや配信を観ている人たちの心へしっかり染み込ませるように、HAKUEIは言葉を紡ぐようにこの曲に込めた想いを歌っていた。とても温もりを感じる歌声だ。優しく語りかけるように歌う声が、じんわり心へ染み込んでゆく。HAKUEIの想いへ寄り添うように、演奏陣が哀愁覚える音をさらに塗り重ねてゆく。こんな時代だからこそ、この歌が心を優しく慰める歌として響いていた。

 

ふたたび熱を上げるように、千聖のギターが激烈なリフを刻みだす。O-JIROのタイトで切れの良いビートに乗せ飛びだしたのが「border line」。哀愁を覚える歌だ。HAKUEIの歌うサビの「泣くな少年」という言葉に触れたとたん、気持ちが無性に高まった。けっして激しい楽曲ではない。むしろ、気持ちの内側にある壊れそうな想いを投影した曲だ。でも、その歌声や演奏に、熱いエールを送る気持ちが漲っているからこそ、この楽曲が心に勇気と熱を注ぎ込む歌として響いていた。

 

  ハウリング音を撒き散らす千聖のギター。その唸りを次の物語へ繋ぐように、O-JIROのドラムロールが鳴り響いた。PENICILLINがぶつけたのが、「99番目の夜」。時代を一気に遡るように飛びだした楽曲に触発され、フロア中の人たちの気持ちも一瞬にして青春時代へタイムスリップ。楽曲に触れながら、その場で嬉しそうに飛び跳ねる観客たち。メンバーたちも、沸き立つ気持ちを歌声や演奏へダイレクトにぶつけてゆく。「99番目の夜」に詰め込まれた想い出が、一瞬にして時間の壁を飛び越え、観客たちを少女に変えてゆく。大きく広げた手の花をメンバーたちへ捧げる気持ちも納得だ。

 

 この日のお客さんの中には、ホワイトボードを手に「楽しい」と書いてリアクションする人も。観客たちも、この状況を逆手に取って楽しんでいた。そこが、つねに逆境を乗り越え、楽しさを分かちあい続けてきたPENICILLINとファンたちらしいじゃない。

 

  ライブも終盤へ。ここからは、声を出せないだけで、何時ものように熱狂のバトルへ。身体を嬉しく揺さぶるロックンロールが飛びだした。PENICILLINは「Dead Coaster」を通し、フロア中の人たちや配信を通して画面の先で観ている人たちを、止まることのない熱狂と興奮を与えるアトラクションの中へ導き入れた。彼らは、ライブというジェットコースターにみんなを乗せ、興奮という刺激を与え続けてゆく。フロア中でも、大勢の観客たちが大きく手を伸ばし、絶叫の変わりに満面の笑顔をマスク越しに見せていた。嬉しそうに騒ぐ観客たちを、雄々しいギター演奏で煽る千聖。O-JIROの叩き出すビートとChiyuの疾走するフレーズが気持ちを盛り立てる。身体を大きく揺さぶり、派手なアクションも示しながら熱唱するHAKUEI。この熱い空気がたまらない!!!

 

  千聖が重厚なリフを刻みだす。そこへHAKUEIが「壊れた愛を」と歌いだすや、楽曲は「イナズマ」へ。曲を重ねるごとに、演奏は熱を加え爆走してゆく。モニターに足を乗せ挑発しながら、熱情した歌声をぶつけるHAKUEI。彼ら自身が、触れた人たちを一瞬にして痺れさせる稲妻となり、観客たちへ次々と熱狂という衝撃を落としてゆく。彼らの想いへ、身体を揺らす形で応える観客たち。まさに、バトルという言葉の相応しい光景がそこには生まれていた。

 

 激しく唸り駆け続ける演奏へさらに過激な熱を注ぐよう、最後にPENICILLINは「SEX」を叩きつけた。攻撃性を満載した、デスでパンキッシュ楽曲だ。HAKUEIが叫ぶように歌声を上げれば、Chiyuの掛け声に合わせ、フロア中から無数の拳が突き上がっていた。誰もが気持ちを解き放ち、その場で声を拳に変えながら、全力で想いをぶつけていた。それが、今の自分たちの楽しむ姿だと示すように。メンバーたちも、目の前に仲間たちがいた理由もあるのだろう、配信ライブの時以上に、気迫をぶつけるライブを突きつけていった。

 

  アンコールのセットリストは、会場に足を運んだ人たちだけのために用意。ここには、一気に青春時代へ戻すような曲たちを組み込んでいた。最初に突きつけたのが、「夜をぶっとばせ」だ。どんな状況下だろうと、何時だってPENICILLINは熱狂を介し、仲間たちと繋がり続けてゆく。キャッチーな歌が、この日は、何時も以上に繋がりを求めあう熱い呼び声として届いていた。気持ちを解き放つように響く開放的な千聖のギターも、この日はO-JIROChiyuの疾走する演奏を相棒に、心地好く音の羽根を広げていた。何よりHAKUEI自身が、スタンドマイクに身を預けながら、想いを空高くぶちまけるように歌っていた。

 

  さぁ、時代を一気にあの頃へ呼び戻せ。パンキッシュな熱を携え「Quarter Doll」が飛びだした。とてもスリリングで攻撃的な楽曲だ。ザクザクとした千聖のギター音が身体を熱く騒がせ、心も身体も青春時代へ揺り戻す。身体を前のめりに、モニターに足をかけ、観客たちを挑発するように歌い叫ぶHAKUEI。たとえ距離は離れていようとも、目の前で汗を振り乱し求めあっていたあの頃の姿を思い浮かべながら、メンバーも、観客たちも、熱情した気持ちをぶつけあっていた。互いに心を剥き出しに感情を交わすライブこそ、たまらない最強の刺激だ。フロア中の人たちが思いきり手を振り翳し、騒ぎ続けていた姿も印象的だった。

 

  まだまだイキきれるだろうと挑発するように、PENICILLINは最後に「God of Grind」を叩きつけた。HAKUEIの叫びが、唸りを上げた千聖のギターリフが一気にあふれ出たとたん、理性がぶっ飛んだ。身体中に激震が走る。ギラリ輝く刃先鋭い刀を突きつけられたようなスリリングな戦慄(旋律)が、たまらなく刺激的だ。煽るように、心を射抜くように歌い演奏するメンバーたちか生み出す漆黒の熱狂といえば相応しいだろうか、この妖しくも毒々しい空気が身体を、意識を奮い立たせる。フロアでも無数の拳が狂ったように突き上がっていた。熱狂した気持ちと気持ちを互いにぶつけながら、カオスな音の渦の中で熱くまみれていたい。ザクザクとした音の衝撃を身体中に受けながら、その痛みを恍惚に変え、絶頂を感じ続けたい。ヤバいくらいにスリリングなこの熱を、誰もが欲しがっていた。メンバーたちも、観客たちも、それこそがPENICILLINのライブにあるべきスタンダードだとわかっているからこそ、今は遠ざかった当たり前を呼び戻すように全身に音を浴びながら、その興奮と高揚をしっかり心に刻み込んでいった。

 

  千聖いわく、「不滅の刃」のような他の追随を許さない圧倒的な存在感を示したライブだった。次は1216日、HAKUEIの誕生日を祝う無観客生配信ライブになる。この日の模様も、ぜひ瞼に焼き付けていただきたい。

 

 

PHOTO: 堅田ひとみ

TEXT:長澤智典

 

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★インフォメーション★

 

21314 LIVE情報詳細発表!

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[日程] 2021213()

[会場] 新宿ReNY

[Title] PENICILLIN 結成29周年「Meet the World

[時間] 開場16:00/開演17:00

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[日程] 2021214()

[会場] 新宿ReNY

[Title] PENICILLIN LIVE2021 HAPPY BIRTHDAY & VALENTINE’S DAY LIVE SPECIAL

[時間] 開場16:00/開演17:00

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サポート:Chiyu (両日)

 

★チケット:

FC [QUARTER DOLL]MOBILE FC会員

全席指定10,000(税込/D)

オフィシャル先行・一般発売

全席指定12,000(税込/D)

来場者限定オリジナルフェイスシールド付(当日配布・12/6TSUTAYA O-EASTと同デザイン)

未就学児童入場不可

申込者および同行者の個人情報を事前にご登録いただきます

個人情報をお預かりしチケットご購入者ご本人様が(同行者も同じく)ご来場ください

延期・中止の場合以外、チケットの払い戻しは原則行いません

 

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WOWOWの開局30周年無料2Days特番のトークゲストに生出演!

117日(日)19:45ごろ~の「語ろう!音楽&ライブ」に出演します。

https://www.wowow.co.jp/muryo/

 

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PENICILLIN LIVE 2020 pulse & impulse December 06,2020

https://youtu.be/-tf4AZKxcJY

    

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PENICILLIN Web

https://www.penicillin.jp/

PENICILLIN twitter

https://twitter.com/PENICILLIN_info

PENICILLIN YouTubeチャンネル

https://www.youtube.com/user/DDJincMusicVideo

PENICILLIN facebook

https://www.facebook.com/PENICILLIN.official

 

 

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セットリスト―

 

JULIET

heart beat

Rosetta

BLACK HOLE

LOVE DRAGOON

C-section

Back to the future

border line

99番目の夜」

Dead Coaster

「イナズマ」

SEX

-ENCORE-

「夜をぶっとばせ」

Quarter Doll

God of Grind




2021年01月01日 (金)

【 J 】 2020年を締めくくるストリーミングライヴ「大暴年会&カウントダウン」で、リアルライヴでの再会を誓う

REPORT - 11:13:04

12月30日、31日の2日間に渡って開催された「J LIVE 2020 FINAL」で、忌まわしい2020年を吹き飛ばすような、熱いストリーミングライヴを展開し、画面の先のファンと一つになって、大いに盛り上がりを見せた。

 

本来であれば、両日共に久しぶりとなるファンをフロアに迎えての有観客ライヴを開催する予定だったが、直前のLUNA SEAさいたまスーパーアリーナ公演が、メンバーのコロナ感染判明により延期振替となり、その直後に受けたPCR検査でJは陰性と診断されたものの、年末のコロナ情勢の中でファンの安全を第一に考えた結果、急遽無観客によるストリーミングライヴのみに変更された。

 

初日12月30日のライヴでは、「2020年の大暴年会です!今年起きた様々なことを全部吹き飛ばして、思いっきり盛り上がってください!」と語り、ストリーミングライヴとは思えない熱量と音圧で、画面の向こうのファンの思いを一つにしていった。

ライヴの中盤では、「俺の新しい相棒です」と、嬉しそうに新しいJモデルのベース(通称:シャンパンゴールド)を初お披露目する場面も。

また、「今年は春も中止、夏の5DAYSも中止、そして今日も急遽無観客、その怒りをパワーにして新曲を作りました!タイトルは“FU×K THE CORONA”と言い放つと、ゴリゴリのパンクサウンドに載せて曲タイトルを連呼。全ての人の思いをストレートに代弁したその光景に、ファンはコメント弾幕で「ヤバい!マジか!最高~!」と称賛の嵐が。

 

ライヴ後半では、「次の曲は、先日のさいたまスーパーアリーナまで足を運んでくれたのに本当に残念な思いをさせてしまったみんな、そして何より一番残念な思いをしている真矢くんに捧げます」と語ると、LUNA SEAのTONIGHTを演奏。「祈真矢回復」の文字がコメント画面を埋め尽くした。

 

迎えた2日目12月31日も、初日に勝るとも劣らない熱気でライヴは進行!

そしていよいよ0時が近づくと、Jの掛け声で演奏をストップ。「本当に2020年はFU×Kな1年だったけど、来年は最高な一年になるように、とりあえず感謝だ!」と言葉を投げかけ、画面の向こうのファンと共にカウントダウンを刻み、Jの「HAPPY NEW YEAR!」の叫びと共に新年の訪れを告げた。

毎年恒例の鏡割りも披露し「2021年は今まで以上にROCKな年にしていこう!」と誓いを立てた。

 

今年こそはライヴ会場でまたみんなと一緒に大騒ぎしたい!というJの強い願いと意思が溢れ出るようなステージに、ストリーミングで参加した全ての人にとって、最高の新年の幕開けになったことは間違いなさそうだ。

 

写真:田辺佳子(KEIKO TANABE)

 

※セットリスト

J LIVE 2020 FINAL

12.30 -TO OUR HEAVEN- at SHIBUYA TSUTAYA O-EAST

1 go crazy

2 break

3 PYROMANIA

4 Twisted dreams

5 RECKLESS

6 Route 666

7 Crush

8 CHAMPAGNE GOLD SUPER MARKET

9 ACROSS THE NIGHT

10 NEW SONG

11 Go Charge

12 TONIGHT

13 NOWHERE

14 Feel Your Blaze

 

[EN]

1 MY HEAVEN

2 Evoke the world

3 BURN OUT

 

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J LIVE 2020 FINAL

12.31 -COUNTDOWN TO 2021- at SHINJUKU BLAZE

1 Now And Forever
2 PYROMANIA
3 Go Charge
4 RECKLESS
5 Crush
6 Drivin’ Now
7 CHAMPAGNE GOLD SUPER MARKET
8 LIE-LIE-LIE
—COUNT DOWN—
9 break
10 NOWHERE

[EN]
11 NEW SONG
12 Feel Your Blaze

 

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【ストリーミングライヴ情報】

※アーカイブ配信中!

J LIVE 2020 FINAL 2DAYS

 

12月30日 -TO OUR HEAVEN- at SHIBUYA TSUTAYA O-EAST

ニコ生番組視聴&チケット購入ページはこちら

https://live.nicovideo.jp/watch/lv329080273

 

12月31日 -COUNTDOWN TO 2021- at SHINJUKU BLAZE

ニコ生番組視聴&チケット購入ページはこちら

https://live.nicovideo.jp/watch/lv329080323

 

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【春夏のライヴ開催決定!】

J LIVE 2021

2021年4月10日(土) 新宿BLAZE

2021年8月9日(月祝) 渋谷TSUTAYA O-EAST

2021年8月12日(木) 渋谷TSUTAYA O-EAST (FC限定)

 

※F.C.Pyro.限定EVENT

2021年4月11日(日) 新宿BLAZE

2021年4月17日(土) 大阪umeda TRAD

 

and more….

 

詳細はオフィシャルサイトにて近日発表!

 

J OFFICIAL SITE

http://www.j-wumf.com/

 

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【最新リリース情報】

LIVE Blu-ray&DVD

J LIVE STREAMING AKASAKA BLITZ 5DAYS FINAL

-THANK YOU TO ALL MOTHER FUCKERS-

 

2021年2月10日(水)リリース!

Blu-ray / CTXR-92132  DVD(2枚組) / CTBR-92130~1

¥8,000-(+TAX)

 

□収録内容

2020.8.12 Mynavi BLITZ AKASAKA

1 RECKLESS

2 break

3 PYROMANIA

4 A FIT

5 Resist bullet

6 Twisted dreams

7 Go with the Devil

8 MY HEAVEN

9 LIE-LIE-LIE

10 CHAMPAGNE GOLD SUPER MARKET

11 BUT YOU SAID I’M USELESS

12 Go Charge

13 NOWHERE

14 Gabriel

15 Feel Your Blaze

 

[ENCORE]

1 ACROSS THE NIGHT

2 NEVER END

3 TONIGHT

4 BURN OUT

 

<特典映像>

2020.6.27 J LIVE STREAMING -Online Late Show-

Now And Forever

alone

 

2020.7.16 J LIVE STREAMING Online Late Show Vol.2 -Keep the Heat-

Die for you

ray of light

 

現在予約受付中!

J LIVE STREAMING AKASAKA BLITZ (lnk.to)

 

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J LIMITED SINGLE

MY HEAVEN / A Thousand Dreams

 

初回生産限定商品

価格:¥1,300(税込)/品番:CTC1-40407

 

J OFFICIAL ONLINE SHOP / mu-moにて限定販売中!

J OFFICIAL ONLINE SHOP

http://j-wumf.shop/

 











2020年12月29日 (火)

【ライヴレポート】<MUCC「惡 -The brightness world」> 2020年12月27日(日)日本武道館◆MUCCらしい躍動感と素晴らしい臨場感。そして──「ただいま」。

REPORT - 18:00:00

「ただいま」という言葉をフロントマン・逹瑯が夢烏(注・古くからMUCCファンを総称する言葉として使われている)たちに向けて発したのは、この夜の本編ラストで琴羽しらす氏と後藤泰観氏、そしてストリングスチーム・killers orchestra を迎えての豪華なる演奏で披露された「スピカ」を歌い終えたときのことである。  

 

始動23周年を迎えての堂々たる15thアルバム『惡』を本来であれば今年5月に発売する予定だったMUCCは、春に緊急事態宣言が発出されたことにより6月になってようやくそのリリースが叶ったのだが、世の中そのものが激動と波乱に満ちることとなってしまった2020年は、結果としてMUCCというバンド自体にもまた大きな変化と変革をもたらすことになったと言えるだろう。  

 

まず、54日の結成記念日には完全リモート体制での演奏動画[Remote Super Live Fight against COVID-19~]を無料配信するところから始まり、翌621日にはぴあアリーナMMで行うはずだった[蘇生]の代替公演として無観客有料配信ライヴ[~Fight against COVID-19 #2~『惡-THE BROKEN RESUSCITATION』]を大胆な演出アプローチと細部にまで凝ったサウンドメイクにて敢行。

なお、1227日に日本武道館にてワンマンを行うとの告知があったのはこの時だ。  

 

そして、ここからのMUCC9月から11月にかけても計3本の無観客配信ライヴを決行しており、それらがいずれも異なるコンセプトにて実施されてきたことも実に興味深い流れであったと言える。

中でも、レコーディングスタジオを舞台とした11月の[FROM THE MOTHERSHIP]は、配信ライヴにおける音質を徹底的に追求したものとなっていて、近年サウンドエンジニアリングも手掛けているリーダー・ミヤの手腕がいかんなく発揮された内容であった。  

 

また、11月にいわゆる小箱タイプのライヴハウスで繰り広げられた[FROM THE UNDERGROUND]でのド直球な熱量たっぷりのパフォーマンスは、そのまま1227日への期待をより増すことに。

それだけに、ここから1週間と経たない122日に我々へと突如もたらされたインフォメーションは衝撃的だったと表現するほかない。  

 

公式サイトからの「2021年の春をもってドラマー・SATOちがMUCCを脱退し、ドラマーとしても引退する」というこの不意な大切なお知らせには、きっと動揺した夢烏も多かったのではないかと思う。  

 

しかしながら、いざフタを開けてみれば。MUCCがこのたび開催した3年半ぶりの日本武道館公演[惡-The brightness world]は、徹頭徹尾ひたすらにMUCCらしい躍動感と素晴らしい臨場感に溢れたものになったと断言出来る。

MUCC_s201227-2712_撮影:田中聖太郎 

アルバム『惡』の冒頭を飾る、MUCC史上最も低いローGチューニングを用いたヘヴィなサウンドが炸裂する「惡 -JUSTICE-」と「CRACK」で威勢よく幕を開け、SATOちが作詞と作曲を手掛けたタイトル通りのドライヴチューン「神風Over Drive」まで一気にたたみかけると、逹瑯はこぼれるような笑顔で「ヤっっバい!楽しいよ、これ!!落ちつけ、俺www」とまごうことなき本音を吐露。

見やれば、SATOちやYUKKEだけでなくミヤも含めた全員がやたらと破顔しているではないか。  

SU1_08458

 YUKKE_SU1_07283

ひとつには、今回のライヴ開催に向け鳴り物が導入されたことも吉と出たようで、公式グッズの鈴付きリストバンドや光るタンバリンのみならず、打楽器類の持込みが許可されていた為に会場では拍手に限らずさまざま音が入り乱れ、発声が禁忌となっている今日の状況下でも明確な盛り上がりというものを生み出すことに成功していた模様。  

MUCC_s201227-2622_撮影:田中聖太郎 

なお、今回の公演については政府ガイドラインを遵守しソーシャルディスタンシングを確保したうえでの有観客ライヴと、アーカイヴ配信も込みのネット配信、さらにはWOWOWでのTV生中継の計3ルートからアクセスすることが出来るようになっていた為、たとえ現場に来ることがNGな場合でも 夢烏たちはそれぞれに[惡-The brightness world]を堪能出来たに違いない。

(注・e+ストリーミングに至っては13日まで視聴可能なので見逃した方は是非!!)  

 

何かとクリック至上主義の昨今にあって、オールドスクールなロックンロールをMUCCならではのフリーテンポで堪能することが出来た「Friday the 13th」。

サポートキーボーティストの吉田トオル氏や、バイオリニスト・後藤泰観氏による叙情的なプレイが華を添えていただけでなく、ランタンを用いた演出の面で配信ライヴでの経験が活かされていた「積想」。

繊細な旋律とともに、武道館の中に淡雪が舞い降った「COBALT」。

9月の配信ライヴに引き続いて、アルバムのレコーディングにも参加しているlynch.の葉月がゲストヴォーカルとして登場し場を湧かせた「目眩feat.葉月」などなど。

吉田トオル(Key)_SU1_04362  

 MUCC_s201227-5196_撮影:田中聖太郎

逹瑯・葉月_SU1_08108

挙げればキリはないが、今宵のMUCCが全27曲・3時間超にわたって呈示してくれたこのライヴは、コロナ禍に突入して以来の出来るだけライヴはコンパクトにまとめよう的な風潮の逆をいく、換気などの安全性は保ちつつも出来るだけ本来的なワンマンライヴとしてのボリューム感を重視した、なんとも矜持と気概のあるものになっていたように思えてならない。  

逹瑯_s201227-0763_撮影:田中聖太郎 

つまり。その意味でも、冒頭においてふれた「スピカ」の際の「ただいま」と言う言葉には、ことさらの想いが託されていたのではないだろうか。

観客を前にしたステージという場に、紆余曲折を経ながらも還って来られたことに対する感慨。

彼らは今宵、それを幾度となく噛みしめていたものと推測する。

もちろん、その場で夢烏たちが「おかえり!」という言葉を彼らに対してかけることは出来なかったが、声は発せずとも演奏後の盛大なる拍手や打楽器音にてその気持ちは存分に伝わったはず。  

 

ゆえに、このあとのアンコールも実に充実した時間として成立することとなり、まずは昨年SATOちの誕生日を記念して会場限定販売されたシングル曲「My WORLD」や、ミヤが「みんなの笑顔でSATOちを成仏させてやろうぜ!」と煽った「名も無き夢」、再び葉月が加勢してくれた「蘭鋳」の3曲では、改装完了早々の武道館が観客たちの跳んだりハネたりによってリアルに揺れるほどのブチ上がり状態に。  

SATOち_SU1_11314

 ミヤ・YUKKE_SU1_09987

 

ミヤ・YUKKE・SATOち_SU1_11282

次いでのダブルアンコールでは、あたたかなノスタルジーの漂う「家路」、普段であれば途中で観客側がシンガロングする部分をメンバー全員が持ち回りで個々に歌ってみせた「優しい歌」、大きな意味での讃歌である力強く美しい「ハイデ」でと来て

この夜、最後の最後に演奏されたのはSATOちの脱退が決定してからミヤが作曲をし、メンバー全員で作詞をして作り上げたという新曲「明星」だった。  

 

既にYouTubeの公式チャンネルにショートバージョンのMVがアップされているほか、来年発売されるベストアルバム『明星』(発売日未定)にも収録されるとのことなので、詳しい歌詞内容についてはそれらを参考にしていただきたいが、とにかくこの曲に関しては涙なくしては聴けなかったのが本当のところ。

別に、彼らがお涙頂戴的なパフォーマンスをしていたわけでは断じてないし、この楽曲自体は前向きな意味合いのものでしかない。

ただ、それでも彼らの過ごしてきた23年間を思うと、その日々に対しての尊さと愛しさに自然と泣けて来て仕方なかった。  

 

とはいえ。我々はまだ、ここで感涙にむせんでばかりもいられないのも事実。

来年2月には彼らの地元にあるザ・ヒロサワ・シティ会館・大ホール(茨城県立県民文化センター)を終着点とするホールツアーMUCC TOUR 202X -The brightness world]が控えているわけで、SATOちが在籍するライヴバンド・MUCCの雄姿を拝める機会はまだ幾つもある。  

 

すなわち、「ただいま」と「おかえり」の気持ちを、わたしたちはまたそこでも通い合わせることが出来るだろう。

せっかくならば、そんな貴重な日々をMUCC4人とともに楽しく過ごしていこうではないか。

MUCCSATOちのこれからの大切な日々に、宵の明星の如き確かな光あれ!

 

 

 

文◎杉江由紀

写真◎田中聖太郎・渡邊玲奈(田中聖太郎写真事務所)、Susie

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MUCC「惡 -The brightness world

20201227 日本武道館

SETLIST

 

01. -JUSTICE-

02. CRACK

03. 神風 Over Drive

04. ENDER ENDER

05. G.G.

06. 海月

07. アイリス

08. サイコ

09. Friday the 13th

10. SANDMAN

11. 積想

12. COBALT

13. アルファ

14. スーパーヒーロー

15. DEAD or ALIVE

16. 目眩 feat.葉月

17. ニルヴァーナ

18. カウントダウン

19. TONIGHT

20. スピカ

 

En.1

1. My WORLD

2. 名も無き夢

3. 蘭鋳 feat.葉月

 

En.2

1. 家路

2. 優しい歌

3. ハイデ

4. 明星 

 

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MUCC INFORMATION

 

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STREAMING

 

20201227日 日本武道館 「惡-The brightness world」 アーカイブ配信中

 

【配信サイト】

<ニコニコ生放送> https://live2.nicovideo.jp/watch/lv329393483 

 ※MAVERICK DC GROUPニコニコチャンネル有料登録会員、

 および新規有料チャンネル入会者は視聴チケットを3,500円(税込)で購入可能

<イープラス Streaming+> https://eplus.jp/mucc20201227/st/ 

LiveFrom EVENTS> https://livefrom.events/mucc 

 ※海外向けチケット購入サイトとなります

【受付期間】 202113日(日)2000まで

【チケット料金】視聴チケット 4,500(税込)

 

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LIVE

 

MUCC TOUR 202X -The brightness world

<日程>

2021228日(日) 福岡サンパレス

202137日(日)  仙台サンプラザホール

2021325日(木) 愛知県芸術劇場大ホール

2021327日(土) 大阪オリックス劇場

202143日(土)  新潟テルサ

2021415日(木) LINE CUBE SHIBUYA

2021429日(木・祝) 中野サンプラザホール

202151日(土) よこすか芸術劇場

202155日(水・祝)ザ・ヒロサワ・シティ会館 大ホール(茨城県立県民文化センター)

202156日(木) ザ・ヒロサワ・シティ会館 大ホール(茨城県立県民文化センター)

 

【チケット料金】全席指定 9,600(税込)   ※未就学児入場不可  ※営利目的の転売禁止

【朱ゥノ吐VIP会員先行チケット受付】

  202117日(木)1200112日(火)1600

  202114日(月)2359までにVIP会員入金手続き(決済まで)を完了した方が先行受付の対象となります。

【一般発売日】2021214日(日)

 

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RELEASE

 

★ベストアルバム「明星」 リリース日等詳細は、後日発表

新曲「明星 Short ver. Rough mix)」MV https://youtu.be/yclCKodqCj8 

 

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★LIVE Blu-ray&DVD

「~Fight against COVID-19 #3~『惡-THE BROKEN RESUSCITATION』」発売中

 

<朱ゥノ吐VIP会員限定 完全生産限定盤(Blu-ray3枚組> 品番:MSHN-087 価格:\10,000+tax +送料

<通常盤(Blu-ray)> 品番: MSHN-088 価格:\6,000+tax

<通常盤(DVD)>  品番:MSHN-089 価格:\5,000+tax

 

Fight against COVID-19 #3~『惡-THE BROKEN RESUSCITATION』」

 トレーラー映像 https://youtu.be/163STv6O0v4 

 

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★LIVE Blu-ray&DVD「~Fight against COVID-19 #2~『惡-THE BROKEN RESUSCITATION』」発売中

<初回限定盤(Blu-ray)>  品番:MSHN-084 価格:\8,000+tax

<通常盤(Blu-ray)> 1枚組 品番: MSHN-085 価格:\6,000+tax

<通常盤(DVD)> 1枚組 品番:MSHN-086 価格:\5,000+tax

 

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