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2021年09月24日 (金)

【ライヴレポート】<Chanty 8th Anniversary oneman『Chantyの世界へようこそ』>2021年9月16日(木)TSUTAYA O-WEST◆僕らが生きる理由に、とかそんな大それたこと言えないかもしれないけど、それに準ずる存在になりたい。──芥(Vo)

REPORT - 21:58:38

Chantyが結成8周年を記念するライブChanty 8th Anniversary onemanChantyの世界へようこそ』を開催。

 

昨年は情勢を鑑みて配信という形で開催となった周年記念ライブ、今年は有観客での実施が叶い、記念日の916日にお馴染みTSUTAYA O-WESTへ多くのファンがお祝いに駆けつけた。

 

また、今年は体調不良の為6月よりDr.成人が一時活動休止へ。ここまでChantyにゆかりのある個性豊かなサポートドラム陣に支えられながらライヴを行い、8周年のこの日にはユナイトのDr.莎奈がその役を務めた。

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暗転した会場に幕開けを知らせるようにドラムの淡々とした音が静かに響き渡る。ベース、ギター、と絡まってゆく穏やかな音色が止むとVo.芥が自身のアコースティックギターを鳴らし静かに歌い始めた。1曲目はバラード「とある星空の下」からスタート。8年前に芥と共演していた縁があったと語った莎奈。8年前に聴いたこの曲が忘れられず、この日のセットリストに組み込むことをお願いしたそう。

 

そして「Chanty 8th AnniversaryChantyの世界へようこそ』、始めます。」の芥の一声で、続く「フライト」へ一気に駆け出した。

 

その後はステージもフロアも激しく騒ぎ踊る「ファントムミュージック」、声は出せない中でも俺を!しばく!のいつものコールアンドレスポンスが聞こえてきそうなほどの盛り上がりを見せた「無限ループ」と、Chantyのフラストレーションがこもったアップテンポなナンバーが続いた。

 

MCへ入ると、「やってまいりました!8周年迎えることができました!もう4曲も終わってしまいました。」と芥。「11日、いつのライヴだってそうだけど、始まってしまったらあっという間に終わってしまうんです。楽しみな時ほど。そんな繰り返しを、365×8回続けて今日にたどり着くことができました。ありがとうございます!」とこの日を迎えられたことへの感謝の言葉を送った。

 

「それじゃ最後までついてこれますか!手あがるかい!さあ、心中しよう。」と始まった「最低」は、ここまでのあれこれを消化してくれるような爽やかで、力強い楽曲だといつ聞いても感じる。フロアも大きく手を振り飛び跳ねていた。

 

続く「ゴーシュ」もイントロからパッと視界が開けるようなライヴ感の溢れるナンバー。この辺りで既にアンコールラストの曲の様な満足感が感じられていたほど。

 

けれどこの日は久しぶりのワンマン公演であり、記念すべき周年ライヴ。まだまだChantyの世界は続いていく。激しい楽曲ながらGt.白の繊細で不安定なフレーズが光る「滅菌、消毒、絆創膏。」、さらに物々しく始まった「ひどいかお」、「魔がさした」と客席も頭を振り乱しながら応えていく。そしてそのまま「ねたましい」へと、Chantyの中でも歪みのある楽曲が並ぶと、寝付けない夜が続くよう。

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そんな緊張感のあるダークなパートでは芥の繊細な歌声に、優しく包み込むような白のギター、地を這うような野中の低音に存在感のある表情豊かな莎奈のドラムのコントラストが心地よい。

 

その後も余計なものをそぎ落としたようにひたすら伝えるライヴが続いた。

 

疾走感あるギターロック「スライドショー」は、後のMCで莎奈も泣きそうになったと話していて、思わず「分かる。」と頷いてしまった。期待と諦めの入り混じったようなノスタルジックな歌詞をライヴ空間で浴びると、ストレートに胸に刺さって離れなくなる。

 

さらにアップテンポなナンバーは続き、「ALIVE」でさらに会場の熱気も上がり、「WESTまだいける?踊れますか?」とダンサブルな「パッチワーク」を披露、野中のスラップベースや莎奈の軽快なリズムにフロアが揺れる。「冤罪ブルース」でのお馴染み冤罪!冤罪!の掛け声でステージとフロアが一体となって騒ぐ様子も楽しい。遊び心のある曲であればあるほど、白のピタッとピースがはまるようなギターフレーズが映えるのも爽快。

 

「もうちょっといきましょう、WEST」と芥。続けて攻撃的な「m.o.b.」を披露、相変わらず野中はベースを弾くというよりぶっ叩いている。

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言葉少なく駆け抜け、少しのブレイクの後「声聞けなくなってだいぶ経ちますね。」と芥。こんな状況になる前、客席からの大きな声援を浴びていた頃の映像を見ては、夢物語に感じていたと話す。「羨ましいし、戻りたい、もしくは(今を)乗り越えた先にあるかどうか知らないですけど、今日この空間、全然負けてない気がしませんか?」そんな芥の問いかけには、声の出せない代わりに全身でライヴを楽しんできた会場から、力強い拍手が送られた。

 

「ありがとう。このライヴっていう空間が以前よりもっともっと貴重になってるからね。毎日すっげえ色んなこと考えると思うんですよ。こんな状況だからじゃなく、いつまでこの自分の歩みって止めずに続くのか、考える毎日ですけど。改めてすげえ幸せです。」芥らしく、Chantyらしく、この日を迎えられたことへ、改めて喜びの言葉を綴った。

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そして「10秒だけ。声に出さなくてもいいので、僕たちの名前を呼んではくれませんでしょうか。」そう告げると静かにカウントダウンを始め、聞こえるはずの割れんばかりの声援をしっかりと受け取ると、本編のラストを飾ったのは「世界に見捨てられてもきっと音は鳴り止まない」。

 

去年、どこに向けて良いか分からない気持ちで1曲目に歌ったというこの曲。「今日、目の前に、画面の向こうに飛び越えて送りたいと思います。」と、その言葉通りに伝えたいという気持ちが歌から、音からひしひしと伝わってくる心染み入る1曲だった。

 

メンバーがはけた後、いつもならアンコールの声が会場中に響いてる頃。フロアは声が出せない分、精一杯の拍手を送る。

 

そんなアンコールに応え、野中、白が登場。

 

「なんか定番になってきたね。オチのない二人が先に出てくるの(笑)。」と白が会場の笑いを誘い、野中は改めてコロナによる療養から完全復帰したことを報告。和やかな雰囲気でステージが再開した。

 

1年目からTSUTAYA O-WESTで周年記念ライヴを行うChanty。途中加入し今回が3度目となる白は、「1回目は別会場だったし、去年は配信だった、有観客でのWEST公演は初めてなんですよ。やっとこれたなって感じがして嬉しいですね。」とやっと本来のかたちで周年ライヴを迎えられたことへの喜びを語る。

 

そんな白は「もっと一緒に(周年ライヴを)演ってる気がした。」と野中も驚いていたように、まだChantyとして白のいない時間の方が多かったとは思えないほど妙になじんでいるというか、ステージ中も、終始独特なペースで展開されるトーク中も、なんの違和感もなくそこにいるのが微笑ましい。

 

そして野中がサポートドラムの莎奈へバトンを渡すと、莎奈は突然振られたことに驚きながらも「皆さんおめでとうございます。8年続くって改めてすごいと思う。(中略)呼んでいただいて光栄です。」と祝いと感謝の言葉を述べた。

 

「あと2年頑張れば10年ですよ。すげー(笑)。」と芥。

 

「本当色んなことがあったし、色んなことのさなかではあります。みんなしんどいと思う。僕らが生きる理由に、とかそんな大それたこと言えないかもしれないけど、それに準ずる存在になりたい。と欲をかいて思ってしまうわけですよ。」

 

アンコール1曲目は、昨年タイトルのないまま公演の最後に披露した「君のいない世界」。明日会えたら何を話そう”7周年ライヴからその明日を繰り返してここまでまたやってきた。あの時は願いかけのようだったこの曲が、この先続く未来への約束の様に感じられ嬉しくなった。

 

「さあアンコールいけますか?光を見せてください!」と「白光」へ続くと、最後に向けフロアも腕を上げ、タオルを振り回し精一杯応えていく。

 

そして8周年ラストを飾ったのは「不機嫌」。「ずっと恨みつらみを込めて歌ってきました。ただ今日は、この瞬間は嘘のないように。」と芥。嘘つき・・噓つき・・のフレーズが印象的な楽曲の中で、時折そんな歌詞を否定するように嘘じゃない!と叫んでは、この場所で変わらず歌っているという事実を見せ、フロアもステージも1秒も残さず楽しむような熱狂で最後を飾った。

 

「待ってろよ、9年目。ありがとう。ということで、お開きにしたいと思います。」とこれまたお馴染みのカーテンコールへ。

 

相変わらず何も考えておらず締まりのないChantyメンバーを見て、「何が起こるかだけ教えて‥」と不安そうな声を上げた莎奈。長年見ていて自分も麻痺していたのか、他所のバンドから見ると、この全員がマイページな空気感は不安になるらしい。

 

そうした演奏中とのギャップが見られるのも人間らしいChantyというバンドならではだろう。

 

ようやく“Chanty 8周年インフィニティ8マークに見えるかららしい)の掛け声に落ち着くと、フロアと一体となりカーテンコールを終え、8周年の日も笑顔で幕を閉じた。

 

全編を通し、本当に様々なことを経験して余計なものがそぎ落とされ、飾らない姿が見えてきたなと感じたライヴだった。メンバーも口にしていた10周年へ向けた言葉。数年前の周年ライヴでは、それがいつの日かという理想の言葉のように聞こえていたが、この日は来月の旅行の予定を楽しみにするみたいな近い未来の話に感じられ、嬉しかった。

 

9周年目を歩み始めたChanty、公演終了後には新衣装でのアーティスト写真の公開や、白の加入2周年を記念したワンマンライヴの模様を収めたDVDの受注販売、そしてワンマンツアーの発表など今後の展開も発表されているので、公式情報をチェックして欲しい。

 

ファンと同じ空間を共有する事ができなくても、メンバーと離れていてもChantyChantyとして届けるものはいつも変わらない事を見せられた8周年記念ライヴ。

 

Chantyというバンドが誰かの世界の全てではなくても、その日常に寄り添う存在であり続けることは生きる理由の一つと言っても大それたことではないと思える。

 

きっと10年周年を迎えたその日にも、彼らはステージの上で変わらずにカーテンコールのポージングに悩んでいるのだろうなと想像して、少しおかしくなった。

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文・糸永織菓子

写真・張 尹澈

 

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ツイキャスプレミア配信中

視聴期限: 2021年9月30日(木) 23:59 まで

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2021年09月16日(木) TSUTAYA O-WEST

Chanty 8th anniversary oneman Chantyの世界 へようこそ

OPEN 17:45 / START 18:00

チケット 3,500円

 

[出演]

Chanty

サポートドラム:莎奈(ユナイト)

 

https://twitcasting.tv/chanty_news/shopcart/101969

 

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2021年09月28日(火) 札幌SPiCE

自家製白生誕前夜祭

 

OPEN 18:00 / START 18:30
前売り 4,500円 / 当日5,000円(D代別)

 

[出演]
Chanty

 

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2021年09月29日(水) 札幌SPiCE

自家製白生誕祭~白の日~

 

OPEN 16:00 / START 16:30
前売り 4,500円 / 当日5,000円(D代別)

 

[出演]
Chanty

 

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「冬が来たから南へ逃げろワンマンツアー」

2021年11月13日(土) 心斎橋VARON

2021年11月14日(日) 広島CAVE-BE

2021年12月11日(土) 福岡Queblick

 

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<リリース>

 

しゃらりらりららワンマンツアー振替公演Tour final白加入2周年記念特別公演 at 赤羽ReNY Live DVD

¥5,500(税別)

[DVD内容]
楽屋オフショット

 



1奏色
2犬小屋より愛をこめて
3ファントムミュージック
4 C
5パッチワーク
6逆上のパルス
7おやすみ
8スライドショー 
9ダイアリー
10不機嫌 
11実際
12ミスアンバランス
13冤罪ブルース
14m.o.b.
15春煩い
16君のいない世界 



Encore
1ひどいかお2 
2無限ループ
3フライト

 

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[購入方法]

Chanty official通販BASEにて下記期間内にご購入、入金をして頂いた方対象となります。

ご購入、入金期間:2021年9月27日~2021年10月4日

[商品の発送について]

受注生産となります。2~3週間ほどお時間を頂きまして発送となります。

 

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★Chanty OFFICIAL SITE★

http://chanty.jp/

★Chanty OFFICIAL Twitter★

https://twitter.com/chanty_news







2021年09月24日 (金)

【ライヴレポート】<INORAN -TOKYO 5 NIGHTS- BACK TO THE ROCK’N ROLL>2021年9月23日(木)恵比寿LIQUID ROOM◆オーディエンスの内なる熱量を極限まで高めるようなロックンロール・ショウ

REPORT - 19:04:40

923日、INORANLUNA SEA)が、5日間10公演を連続して行うライヴ企画「INORAN -TOKYO 5 NIGHTS- BACK TO THE ROCK’N ROLL」をスタートさせた。この企画は本来2020年の同時期に「INORAN 50TH ANNIVERSARY BASH! -TOKYO 5 NIGHTS -」として予定されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大状況を鑑みて延期となり、晴れて1年後に開催に漕ぎつけた経緯がある。INORANバンドの4人が集まり、有観客でライヴを繰り広げるのは約2年ぶり。声援を送ることが禁じられ、シンガロングも当然できないといった様々な制約はあるものの、1st 、2nd Stage共にオーディエンスの内なる熱量を極限まで高めるようなロックンロール・ショウを繰り広げた。

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LIQUIDROOM ebisuのフロアには整然と椅子が並べられ、ライヴハウスとしては異例の光景。観客はルールを守り、会話を控えて静かに開演待機。Yukio MurataGt)、u:zoBa)、RYO YAMAGATADr)に続き、INORANが手を叩きながら軽やかな足取りで姿を現すと、客席からの拍手はひときわ大きくなる。1曲目の一音目が鳴った瞬間、オーディエンスが色めき立った気配を肌で感じる。4人が鳴らす大きな音、凄まじい振動、生み出されるグルーヴを全身で受け止めながら、ライヴハウスの醍醐味を痛感。INORANはメンバーと顔を見合わせて弾けるような笑顔を見せ、心底うれしそうに歌い、ギターを鳴らしていた。

 

これからご覧になる方のためにネタバレは極力回避するが、まずは、1stと2ndのセットリストが全く異なっていることに驚いた。いずれも約1時間のショウであり、各回11曲のうち共通していたのは2曲のみである。また、久しぶりの披露となるレア曲も多く、全く予測不可能、かつ非常に丁寧に練り上げられた、充実のメニューとなっている。

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1st2nd共通して披露され、そこに吹く風を五感で味わっているようなINORANの満たされた表情が印象的だった「Beautiful Now」は、ゆったりとしたテンポ感と大きなうねりを感じさせるグルーヴが至福。ステージのライトで観客の姿が黄金色に輝き、会場全体が大きな光の中に包まれているような光景は、かつて何の制約もなくライヴを楽しんでいた頃となんら変わりない美しさで切なくもあり、胸を打たれた。例えば、1stの「raize」では<諦めず 信じて走ろう>という歌詞に心揺さぶられるなど、既存の曲に新たな意味が加わって聞こえる瞬間も多々あった。ファンとのコール&レスポンスやシンガロングを求めることができない代わりに、u:zoはコーラスに一層力を込め、MurataRYOも共に歌っていた。声に代わる感情表現として、オーディエンスは熱のこもった拍手やクラップを惜しみなく送り続け、ステージへ捧げるように伸ばす手の動きからはエネルギーが迸る。INORANが「声とか出せなくても、聞こえる。『皆が歌ってる』と思っちゃった」と語った通り、ライヴが進むにつれ、ファンの心の声がありありと聞こえてくるような、不思議な感覚に包まれていった。

 

MCINORANは、延期の果てに開催というプロセスを振り返り、「ちょうど1年後にこうして迎えられたことが、とてもとても尊いですね」と感慨深そうに語った。コロナの話題を避けては通れないものの、ネガティヴな言葉選びを極力避け、想いを伝えようとするINORAN。「去年の今頃、『どうなっちゃうんだろう?』って思ってた。でも『希望を持って生きよう』って、ある時思って」「この4人で、このチームINORANでライヴをできるようにできるだけ早くできるようにって、いつもいつも願ってました」と心情を吐露する。「ミュージシャンとしてはいろんな立ち位置があると思うんですけどこの4人で絶対に絶対に、絶対にやってやる!って」と決意していたそうで、「そこに皆がいてくれることが、どれだけ尊い時間なんだろうって」とファンの存在にも言及。「河村隆一(LUNA SEAVocal)の真似するわけじゃないけど(笑)、来てくれた皆に、心から“I for You”」とコメント、全国ツアーを果敢に開催中であるLUNA SEAの、良好なバンドの状況を伺わせるジョークで笑わせた(※実際に笑い声をあげることはできなかったが)。そして何度も、様々な表現で感謝の想いを繰り返し述べていた。

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味変(あじへん)と称したユニークな試みでは、INORANはマイクから離れ、ギタープレイに専念。遊び心を感じさせる意表を突いたコーナーで、INORANバンドの秘めたるポテンシャルを発揮した。INORANの感性が反映されたメロディアスな楽曲群はもちろん素晴らしいのだが、このバンドの凄みを強烈に感じるのは、歌の無いセッションパートであったりする。血の通った重厚なビートを繰り出すRYO(このライヴのために遥々フランスから帰国)、静けさと狂気の両極を飄々と行き来するMurata、ファンキーな味わいのグルーヴを生み出すu:zo。強烈な個性の持ち主が集まって、生きた音楽、ロックンロールを高らかに鳴らす。固い絆で結ばれた4人の音と音とのぶつかり合いは、やはりライヴハウスで直に体感すると格別の心地良さなのだった。

 

ライヴ全編にわたりINORANはギターを搔きならしながら歌い、ジャンプし、ターンし、ステージを右へ左へとアクティヴに行き来。様々なリズムのクラップを自ら生み出してファンを先導し、ボクサーがパンチを繰り出すような動きをしたり、繊細な指の動きでエモーションを雄弁に物語ったりもして、全身を用いて表情豊かにパフォーマンスしていた。1st Stageで、「みんなの顔がよく見えて、みんなから飛んでくる眼力は、こうやってライヴをやっていた当時と全然変わらなくて。また希望が芽生えました」としみじみ。それは事前に用意したセリフではなく、ステージに実際に立ってみて実感することを素直に言葉にしていることが分かる、生きた言葉だった。2ndの終盤、「あと8公演あります!」と腕を突き上げ、「今のは、苦しいとか辛いとか、苦しみの顔じゃなくて、楽しみの顔です(笑)」ともコメント。「来てくれる人にも感謝だし、来られない人にも感謝だし、納得できるし」とファン各自の事情に想いを馳せ、慈しみ深い言葉を送った。

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1stのラスト、「皆で音を出して思うのは諦めることも多いかもしれないけど、全て諦める必要はないから。絶対に一つや二つ、そして絞られた中に一番大切なものが実はあったと思う」「尊いものに感謝しながら僕は生きていくつもりだし、希望、目標を、僕らのバンドサウンで、ロックンロールで、これからも出し続けていくので。皆さん、明日からもものすごく頑張りましょうね!」との言葉から感じられたのは、絵空事ではない、リアルな救いだった。また2nd では「とんでもない世の中になっちまったな(笑)!」とユーモラスに語り出し、「また4人でこうやって会えるのがうれしくて。いろんなアルバムを出したけど(※20209月リリースの『Libertine Dreams』、2021年2月の『Between The World And Me』をステイホーム期間に生み出し、INORAN一人で全作曲・演奏を担った)、この4人、ロックバンド、バンドサウンドを忘れてなくて」と秘めていた想いを明かした。今回のライヴを4人で行うにあたり、過去の作品やライヴDVDを観返したと言い、「『この頃に戻りたいな』とかじゃなくて、『この4人で絶対にまたワールドツアーやるぞ!』とか、『絶対全国ツアーやるぞ!』とか、『東京でめちゃくちゃライヴやるぞ!』とか。その布石を投下しにきたつもりです」と宣言。不屈の姿勢を示した。

 

世界が一変した2020年初頭以降、INORANは音楽の歩みを止めることなく、精力的に曲を生み出し、世に送り出してきた。そして、配信ライヴではオンラインならではの魅せ方をしっかりと編み出し、届けてもきた。しかし今回、4人が集まり、オーディエンスの眼差しと想いを受け止めながら繰り広げたステージは、生の音楽体験の尊さ、替えの効かなさを痛烈に思い起こさせた。残す8公演でセットリストに更なる変化があるのかは未知数だが、1stと2ndを通して観れば、かなりの楽曲ヴァリエーションを楽しめることは間違いないだろう。かつ、1stだけ、2ndだけでももちろん充分に楽しめる内容となっている。誰もが何の制約も無くライヴを楽しめる日はまだ遠いかもしれないが、この企画は、魅力的な選択肢をファンに提示した画期的な試みではないだろうか? 音楽の灯を消さないよう、ロックンロールを鳴らし続けるINORANのスタンスは尊い。そう思わせる初日公演だった。

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取材・文/大前多恵

 Photos by 田辺佳子

 

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NEW ALBUM

 

ANY DAY NOW

20211020()発売

https://youtu.be/GAOH4t-zYZ8

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【完全生産限定盤-LP SIZE BOX-

仕様:CD+Blu-ray+写真集 ※LP SIZE BOX仕様、KING e-SHOP限定特典付き

品番:NKCD-6964 価格:¥13,200(税抜価格¥12,000

CD】:

01. See the Light

02. Wherever,Whenever

03. Feel It In The Air

04. Live it Up

05. Run Away

06. A Beautiful Mess

07. Count Me In

08. No Way But Up

09. flavor

10. Dancin’ in the Moonlight

BD:

Wherever,Whenever (Music Video) *

Between The World And Me (Lyric Video) *

*High-Resolution Audio

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完全生産限定盤 特典情報】:

・「直筆サイン入りアナザージャケット色紙」

・「INORAN -TOKYO 5 NIGHTS- BACK TO THE ROCK’N ROLL」のダイジェスト映像が視聴できる

ボーナス映像視聴カード

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【通常盤】

仕様:CD

品番:KICS-4022 定価:¥3,300(税抜価格¥3,000

CD】:

01. See the Light

02. Wherever,Whenever

03. Feel It In The Air

04. Live it Up

05. Run Away

06. A Beautiful Mess

07. Count Me In

08. No Way But Up

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10. Dancin’ in the Moonlight

 

商品情報はこちら

https://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=33839

 

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INORAN -TOKYO 5 NIGHTS- BACK TO THE  ROCK’N ROLL

923(木祝) LIQUIDROOM ebisu

925() LIQUIDROOM ebisu

926() LIQUIDROOM ebisu

929() LIQUIDROOM ebisu

930() LIQUIDROOM ebisu   ※FC会員限定公演

 

 

<一般発売日>2021911()10:00

イープラスhttps://eplus.jp/inoran/ (スマチケのみ)

[料金]: 前売 ¥6,300 (税込/ドリンク代別) (※座席指定&立ち位置指定)

[開場/開演]1st STAGE15:1516:00

        2nd STAGE18:4519:30   (※開場/開演時間は5日間共通)

 

 

レーベルサイト:https://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=33839

INORAN OFFICIAL SITE http://inoran.org/

INORAN OFFICIAL FAN CLUBNO NAME?」: http://inoran.org/no-name/

 







2021年09月24日 (金)

【ライヴレポート】<Psycho le Cému『理想郷旅行Z ~二十年後の僕たちへ・・・~』>2021年8月14日(土)姫路市文化センター大ホール◆2年越しの地元姫路公演、大成功!今度は新曲を携え全国ツアーへ──。

REPORT - 12:00:55

新型コロナウイルスの感染拡大により、さまざまなスケジュールの変更を余儀なくされたアーティストと同様、一昨年に結成20周年を迎えたPsycho le Cémuもまた、苦渋の決断を迫られることが続いていた。彼らの故郷である姫路で予定されていた20周年記念ライヴは延期となり、翌年にLINE CUBE SHIBUYAへと場所を移して実施する決断をしたものの、それも見送りとなった。

 

それでも諦めなかった彼らがたどり着いたのが、8月14日姫路市文化センター大ホールだ。日程が変わり、感染が拡大する状況ではあったが、彼らは感染防止対策をしたうえで有観客、そして配信でのライヴを行うことを決めた。

 

この日のライヴは『理想郷旅行Z ~二十年後の僕たちへ・・・~』と題され、第14帝國の楠本柊生元帥による脚本と演出のお芝居と演奏を織り交ぜた、Psycho le Cémuならではのステージだった。開演時間を迎えると、静かにお芝居が始まり、一気に観客は引き込まれていく。ステージに登場したメンバーはさすがに緊張した様子もうかがわせたが、大きなステージのうえで堂々としたパフォーマンスを見せていた。

 

そしてライヴの一曲目は、全員で踊るダンスナンバー「BLADE DANCE」。真剣な様子でお芝居の展開を見つめていた観客も、両腕につけたサイリウムを光らせながら踊り出す。オリエンタルなムードのイントロに続いたのは、「激愛メリーゴーランド」。「来たで、来たで。サイコが姫路に帰って来たで」と、YURAサマがとびきりの笑顔を振りまきながら、観客をノせていく。イキイキとした表情でプレイするLida、気合いがみなぎるseekなど、5人の表情からは既にライヴの成功が約束されているかのように感じられた。

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「親愛なるキミたちへ贈ります」というDAISHIの言葉から始まったのは、「愛の唄」。伸びやかなメロディに、素直な歌詞を乗せて歌い上げるDAISHI。ストレートに心に飛び込んでくるような歌が、彼らの魅力のひとつであることは間違いない。そんな風に愛を届けていたDAISHIが一転、「抱かれる覚悟で来たか、頭振れ!」と観客を挑発する。「インドラの矢」が始まると、怪しげな空気が漂い、観客へと忍び寄っていく。

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そのまま「ノスフェラトゥ」へ、ロックバンドならではのサウンドでなだれ込んだかと思うと、次の「one day」では観客も一緒にみんなでジャンプ。ラップを交え、軽快なノリで体を動かす。すっかり体が温まり、会場に熱気が満ちたところで、おなじみのギターフレーズから、「クロノス」が始まった。ドラマチックに歌い上げるDAISHIの表情はどこか切なく、感情に溢れた歌が胸を打った。

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続くステージでは、さらにドラマチックで感動的なお芝居が待っていた。理想郷の扉を開くために、なぜかお笑いのネタを競っているメンバー5人。そこへ流れ出したのは、子どもの声によるナレーション。南の洞窟へ行くと、未来の自分に会えるのだという。さらにLidaについて話すこの声は、子ども時代のDAISHIのもののようだ。

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そして現在のDAISHIの前に、子ども時代のDAISHIが登場。20年後の自分、そして20年前の自分に会う二人の姿は、現実ではありえないが、誰もが一度は空想する夢でもある。「理想郷へ行けた?」「Lidaとずっと一緒にいる?」と無邪気に尋ねる少年時代のDAISHIに、「あいつのおらん人生は考えられへん」と答えるDAISHI。20年以上に及ぶPsycho le Cémuでの歳月、幼馴染として過ごしてきたそれまでの歳月。そんな現実を想像して重ね合わせると、台詞ひとつひとつがさらに胸に響いた。

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AYA、seek、YURAサマという仲間と冒険をすると言う未来を聞いて、大喜びする子ども時代のDAISHI。DAISHIの人生と、Psycho le Cémuの歴史、それらが見事に重ね合わされたストーリーは、単なるファンタジーの物語を超えて、この20周年ライヴに相応しいものだった。

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次の「想い出歩記」では、子ども時代のDAISHIがかわいらしく各メンバーのもとを歩き、プレイを真似てみせ、お互いに顔を見合わせて笑顔を交わす。どれだけ望んでも子ども時代に戻ることは誰もできない。誰もが共感できる、美しい切なさが、音楽とパフォーマンスで表現された素晴らしいシーンだった。

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少年時代のDAISHIが現在のDAISHIに問いかける。「大人になるのって楽しい?、幸せ?」そして、DAISHIは答える。「めっちゃ幸せや。同じ場所、時代に生まれてきてくれてありがとう」それはDAISHIからほかの4人のメンバーへの、そして会場で、さらには全国から配信を通してみつめていたファンへの思いにほかならない。

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ここからはDAISHIと魔王をはじめ、みんなで殺陣が繰り広げられる。このような派手なシーンのにぎにぎしさもPsycho le Cémuらしい演出だろう。DAISHIのエクスカリバーの一撃で魔王はやられ、とうとう理想郷の扉は開いた。これからも笑顔で闘い続けることを誓い、「ファイティング!」が始まる。メンバー5人はリラックスした様子で笑顔を浮かべ、華やかにお芝居を締めくくった。

 

AYAのMCからいよいよ終盤戦。希望の光に包まれて「あきらめないDAYS」が始まる。あきらめない強さを聴く者に与えるこの曲は、困難にあっても前へ進む彼らそのものだ。5つの笑顔は、「STAR TRAIN」でますます弾け、どこまでも明るく輝いた。

 

「そろそろひとつになろうか、姫路。トバしていくぞ!」というDAISHIの一声から、「妄想グラフィティー」。全力を出し切ろうと力を込めるメンバーは、時折客席を見上げるように力強い眼差しを送る。激しいシャウト、そしてヘドバンと、荒々しいステージに向け、声は出せなくても応える観客。それはきっと、それぞれの場所で配信を観ていたファンも同じだったに違いない。

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本編最後は「聖~excalibur~剣」。思い切り掲げられたたくさんの手が今日のライヴの成功と、これまでのPsycho le Cémuの歩みを祝福しているかのように見えた。「お前ら愛してるぞー」というDAISHIの叫びが、観客の声なき声を受け止めていた証だ。演奏とお芝居、見応え聴き応えたっぷりのライヴがここで終了。おなじみYURAサマの「ロケットバイビー」で本編の幕を下ろした。

全景 814_C6912 

アンコールは、“白鷺城下町を旅立ち今~”という歌詞で始まる、この場に相応しい「夢風車」で幕を開けると、メンバー一人ひとりが思いを語るシーンがあり、涙に詰まる表情も見られた。「支えてくれた人に大きな拍手を」と感謝を告げたLida。「この5人でサイコができてよかった」と誘ってくれたDAISHIに感謝を告げたseek。YURAサマは「最高のライヴをして、やりたいことが増えました」と未来への展望を口にし、DAISHIはコロナのため客席を埋めることはできなかったけれど「今までで一番の景色でした」と断言した。そしてAYAは、「いい音楽、いいライヴをつくって、恩返しをしていきたい」と気持ちを新たにしていた。

 

恒例ロケットジャンプの後は、「あきらめないDAYS」が流れる中、全開の笑顔で無邪気にはしゃぐ幸せいっぱいの姿が見られた。その輝きっぷりは観ている側まで幸せになるほど。それぞれが満足そうにステージを去っていく中、最後にLidaが深々と頭を下げ、ステージを後にした。

 

誰もステージにいないところに流れ出したのは、新曲「アカツキ」。“さぁ取り戻せ 僕らの世界を”という歌詞から始まるこの歌は、未来への彼らの強い意志の現れ。この日に発表されたように、10月2日、デビュー記念日にZepp Tokyoで「理想郷旅行Z~ENCORE~in Zepp Tokyo」を行った後、彼らは全国ツアーを出発する。

 

エンターテインメントを取り巻く状況がまだ厳しいのは否めない。この日もメンバーは口々に決断の難しさを語っていた。けれども彼らは勇気を持って前へ進む。今はライヴ会場へ足を運べないファンもいるかもしれないが、勇者である彼らの優しさを信じていてほしい。勇者は、勇気と優しさの大切さを知っているのだから。

 

 

全国ツアートレーラー映像

https://youtu.be/rvPXmjv_Sco

新曲「アカツキ」

 

 

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■Psycho le Cému「理想郷旅行ZENCOREin Zepp Tokyo

10.02(土)Zepp Tokyo

OPEN16:15 / START17:00

全席指定:¥8,800-(税込)

チケット好評発売中!

 

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■全国ツアー2021 勇者物語~聖剣を探す嘘つき少年~

10.23(土)広島セカンドクラッチ OPEN17:30 / START18:00

10.24(日)神戸VARIT. OPEN17:30 / START18:00

10.31(日)名古屋ELL OPEN17:30 / START18:00SOLDOUT

11.04(木)札幌cube garden OPEN17:30 / START18:00

11.05(金)札幌cube garden OPEN17:30 / START18:00

 

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■全国ツアー2021 勇者物語~愛を唄えない青年~

11.07(日)仙台CLUB JUNK BOX OPEN17:30 / START18:00SOLDOUT

11.13(土)新潟GOLDEN PIGS RED STAGE OPEN17:30 / START18:00

11.14(日)金沢AZ OPEN17:30 / START18:00

11.20(土)ESAKA MUSE OPEN17:30 / START18:00

11.21(日)松山サロンキティ OPEN17:30 / START18:00

11.23(火祝)福岡DRUM Be-1 OPEN17:30 / START18:00

 

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■全国ツアー2021 勇者物語~幻想曲に選ばれた勇者~

11.28(日)浜松窓枠 OPEN17:30 / START18:00SOLDOUT

12.04(土)新横浜NEW SIDE BEACH!! OPEN17:30 / START18:00

12.05(日)柏PALOOZA OPEN17:30 / START18:00SOLDOUT

12.11(土)HEAVEN’S ROCKさいたま新都心VJ-3 OPEN17:30 / SOLDOUT START18:00

12.17(金)Veats Shibuya OPEN17:30 / START18:00

12.18(土)Veats Shibuya OPEN16:30 / START17:00SOLDOUT

 

全席指定:¥8,800-(税込)

チケット好評発売中!!

 

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★Psycho le Cemu OFFICIAL SITE★

https://psycholecemu.com/

★Psycho le Cemu OFFICIAL Twitter★

https://twitter.com/PLC_official







2021年09月21日 (火)

【ライヴレポート】<mitsu 親密 vol.6「九月の奏」>2021年9月13日(月)◆7か月ぶりの親密、半年ぶりの有観客ライブ。昭和歌謡が織り交ぜられたセットリスト、ストーリー性がもたらす感動。

REPORT - 19:00:56

2021年9月13日(月)、mitsuがシリーズで開催している「親密」の6回目となるライブが開催された。

7か月ぶりとなる今回の親密ライブは、ゲストにギタリストの夢時(eStrialHOLLOWGRAM)を迎え、有観客で開催。同ライブの生配信も行われた。

 

有観客ライブは3月のみつの日「TRIAL」以来、半年ぶり。会場は5周年記念オンラインライブが行われた三軒茶屋のGRAPEFRUIT MOONだ。

温かみのある照明を配した壁面が印象的な会場は、5周年ライブをオンラインで見ていたファンにとって、実際に目にすることができる嬉しい機会にもなった。

 

7月に開催されたソロ始動6周年記念ライブ「DEEP LAYER」では、重厚なテーマをコンセプチュアルに表現したmitsu

ライブ終了後のインタビューで「次は何も考えずに単純に楽しめるライブをやりたい」と語っていたが、今回のライブでは単純に楽しめるを超えた感動をプレゼントしてくれた。

 

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親密史上初! 昭和歌謡が織り交ぜられたセットリスト

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 mitsu2

「九月の奏」と題された今回のライブは、mitsuが純粋に歌いたいと感じ、さらに演奏や歌唱、音楽そのものの素晴らしさをじっくりと味わえる楽曲でセットリストが組まれた。

昭和歌謡を含むセットリストは、親密メンバーにとっても過去にないラインアップとなった。

 

オープニングは『時代』(中島みゆき)。

ゆったりと、しかし確実に移り変わっていく時間を歌う名曲でスタートを切った。

優しく、伸びやかな歌唱は2曲目の『時の流れに身を任せ』(テレサ・テン)へと続き、情熱的な愛情を歌い上げる歌声と、優美なバイオリンの音色が溶け合っていた。誰かを想う気持ちは3曲目の『言いたいことも言えずに』へと受け継がれる。

 

4曲目、それまでとガラッとイメージを変えた演奏で、『異邦人』(久保田早紀)が奏でられる。

ドラマチックなアレンジと力強いmitsuの歌声が、楽曲の個性をよりいっそう引き立てていた。

異国情緒にあふれる雰囲気はそのまま5曲目の『蜃気楼』へと続く。

ライブで披露されるたびに新しいアレンジを聴かせてくれる曲。

ギタリスト・夢時氏が参加する今回のバージョンも必聴だ。

 mitsu3

新型コロナウイルス感染予防のため観客は声を出すことができないライブではあるが、そんな状況でも、mitsuにはコミュニケーションを取るのにうってつけの楽曲がある。

6曲目は、観客とともに手拍子でリズムを作る『シュガー』。

mitsuと同じ場所で同じ時間を過ごしていることを強く実感できるひとときとなった。

 

切ない想いを歌う7曲目の『キンモクセイは君と』は、秋がはじまる今の季節にぴったりの曲でもある。

ぎゅっと胸が締め付けられるような感覚は8曲目『蛍』でさらに強まり、9曲目『会いたい』(沢田千可子)で深い悲しみへと変わっていき、情緒豊かに歌うmitsuの歌声が涙を誘う。

10曲目『さよならの向こう側』(山口百恵)では、別れを悲しむだけではない、心の奥底にある強さを表現していた。

 

MCをはさみ、11曲目には、愛する人と寄り添う未来を歌う『Hikari』(androp)、さらに12曲目では、これまでの、そしてこれからの人生を大切にしていこうと思わせてくれる『未来へ』(Kiroro)と続く。

優しい曲で手渡された前向きな気持ちは、ラストの曲『Live Your Life』でさらにパワフルになり、これから先を見つめ、歩みを進めるエネルギーになった。

 

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ストーリー性がもたらす感動

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mitsu4 

「九月の奏」のセットリストは、抗えないもの=時の流れ・時間” “誰かを想う気持ち”“希望を持つことの3つのセクションに分けることができ、ストーリー性のある内容だ。

MCでもmitsuは「言葉だけでは伝えきれない想いを曲に込めた」と語っている。

単純に楽しいだけのライブであれば、アップテンポで明るい歌詞の曲ばかりで構成することもできたはずだ。

しかし、単純に楽しいだけにしなかったのは、6周年記念ライブを経たmitsu自身の変化によるところが大きい。

今回のライブ前のインタビューで、「俺が楽しく歌うためには、カバー曲でも自分の曲でも、ストーリー性が欲しくなってしまっている自分に気付いた」と話している。

楽曲セレクトに込められた想いやライブへの意気込みを語ったインタビューは、パンフレット(ネットプリント)で配布しているので、ライブのアーカイブ視聴とともにぜひご一読を。

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MCで「音を楽しんで」とも話していたmitsu

メッセージを込めた楽曲たちは、音楽のそのものの素晴らしさを楽しめる名曲たちでもある。

季節の移り変わりをじっくりと味わうように、心に沁みる演奏と歌声を堪能してほしい。

 

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 setlist0913

SET LIST

 

1.時代(中島みゆき/cover

2.時の流れに身を任せ(テレサ・テン/cover

3.言いたいことも言えずに(ν[NEU]

4.異邦人(久保田早紀/cover

5.蜃気楼

6.シュガー

7.キンモクセイは君と

8.

9.会いたい(沢田千可子/cover

10.さよならの向こう側(山口百恵/cover

11.Hikariandropcover

12.未来へ(Kirorocover

13.Live Your Life

 

 

Text:板垣可奈子

PhotoKONAN,櫻本麻純

 

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■親密「九月の奏」

2021913日(月) 

 

ボーカル/mitsu

キーボード/藤原 泰斗

バイオリン/柴 由佳子(チーナ)

ゲスト:ギター/夢時(eStrialHOLLOWGRAM

 

配信視聴チケット:¥4,800-

・購入特典:当日の演奏曲より1曲、楽曲データのダウンロードURLをお送りします

有観客ライブのチケット購入特典と同じ楽曲となります

チケット購入:https://twitcasting.tv/neu_mitsu/shopcart/96882

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【アーカイブ視聴可能期間】

927日(月)23:59まで

会場:GRAPEFRUIT MOON

http://grapefruit-moon.com/

 

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mitsu INFORMATION
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2021年09月17日 (金)

【ライヴレポート】<YURAサマ バースデーライブ2021「I need」>2021年9月12日(日)赤羽ReNY alpha◆「明るい未来を想像するのが苦手な人は、僕に触れてください!」

REPORT - 13:19:01

 912日は、YURAサマの誕生日。今年でYURAサマも42歳になった。今は40代のミュージシャンも多く活躍しているように、脂の乗っている時期。活き活きと輝くその姿を形にしたのが、YURAサマの最新シングルの「I need」だ。同作品を手にYURAサマが42歳の誕生日当日に赤羽ReNY alphaで行ったのが「YURAサマ 42nd Birthday Live♪」になる。サポートメンバーにGt.加藤透/Ba.進藤渉/Dr.村田一弘/ダンサー.高橋のりひこ&森野憲一を迎えた、当日の模様を紹介したい。

 加藤透1

進藤渉1

村田一弘1

 ライブは、あらかじめ舞台に用意してあったケーキに灯った蝋燭の火を消すところから始まった。その蝋燭が、葬祭用の消えにくい蝋燭という事に気づき必死に息を吹きかけ、火を消したYURAサマの姿がなんとも微笑ましい。人に楽しんでもらってナンボ、人が笑顔になってこそYURAサマの生きる使命という姿を示すように,YURAサマのライブは「My Destiny」から幕を開けた。2人のダンサーを従えYURAサマは舞台上に、そしてこの空間に幸せの風を吹かせだした。フロアは早くも総立ち状態。YURAサマのダンスに合わせ、みんなで心と振りを合わせ、この幸せを胸いっぱい掻き集めていた。誰も傷つけないどころか、人の傷口に率先して薬を塗りこんでゆくとってもいい人YURAさま。笑顔しかないYURAサマらしい、笑顔と楽しいがあふれだす始まりだ。

 

 幸せの配達人YURAサマは、いろんな表情を通して人を笑顔にしてゆく才人だ。「皐月の雨」でYURAサマはムード歌謡シンガーとなり、まわらないこぶしを唸らせ?ながら、哀愁たっぷりに歌唱。「TAKESHI」の掛け声に合わせ、背景に「TAKESHI」ときらびやかな電飾が光る演出も素敵だ。ギラギラと輝く電飾は、まるでパチンコ店の看板のよう。しかも今回の衣装、どこかムード歌謡シンガーのようにも見える。まさか、それも狙っていた?? 2人のダンサーは、傘を持ってパフォーマンス。「皐月の雨」のような心染みる哀愁歌も、今のYURAサマにとても似合う。

写真ゆらさま1  

  次に披露したのが、「まさか逆さま」。右から読んでも左から読んでも同じ言葉を歌詞の軸に据えた楽曲という理由もあり、この曲の魅力を最大限に伝えるため、歌詞やイラストも背景のスクリーンに映していた。歌詞に込めた意図を知るほど深くはまってゆく楽曲のように、観ている人たちもクスッとしながらこの時間を楽しんでいた。それにしてもYURAサマ、こういうネタをよく思いつきますよね。さすが根っからのエンターテイナーだ。

 

  1曲ごとに歌の表情を塗りかえながら、YURAサマのライブは進んでいく。初恋の人との想い出を歌にした「初恋のヒト」の登場だ。結局は別れてしまうが、大人になって再会したときにYURAサマは初恋の人と両思いになり、一緒に東京で暮らしていた。そんな淡い想い出も振り返るようにYURAサマは歌っていたと書きたいところだが、少しセンチな歌の世界に陶酔しながら歌うYURAサマが、そこにはいた。

 

  「男女が喧嘩をしたら、すぐに謝りましょう。そのときは手をついて頭を下げて」と語りながらYURAサマが歌いだしたのが、わちゃわちゃ楽しく弾けたポップでダンサブルな「Tsutae Ai-Ai」。お客さんたちも、YURAサマやダンサーらの動きに合わせ楽しく「I’m Sorry」と謝り続けてゆく。こんなに気持ち弾ませながら「ごめんなさい」できたら、世の中には笑顔の許ししか生まれない。さすが、気づかいのプロYURAサマらしい楽曲だ。最後にみんなでモンキーダンスに興じたときの楽しいの度数も、かなり高かった。

 高橋のりひこ1

森野憲一1

  勢いに拍車をかけるように、YURAサマは激しく疾走する「CODE010-004」を力強く歌いだす。どんな楽曲にも、真似しやすくも独特の振りを描き出すYURAサマ。Daccoで見せるダンスも華やかだが、それに負けないインパクトの強い振りをこの曲でも見せていた。意外と燃焼効果の高い踊りの数々も、ライブを楽しむうえで大切なポイント。もしかして、見てる人たちを痩せさせようとしています??それ、嬉しいですけどね。

 

 次のブロックでは、胸に染みるハートフルな歌を立て続けに披露。最初に歌った「ヒヨドリ」は、Daccoでも歌っている楽曲。それをYURAサマのソロバージョンとして歌唱。今にも壊れそうな切ない声で、ノスタルジーな気分を胸にYURAサマは歌いだした。でも、力強い演奏が飛びだしたとたん、未来へ向けて光を射すような温かい声と笑顔に変わってゆく。淡いあの頃の想い出も、青かったあの当時の自分も、今となっては大きな愛で包み込める大人へと成長。この曲は、ぜひ「初恋のヒト」と一緒に、続きを成す物語として聞いてほしい。この歌を聞いていると、初恋の人との悲喜こもごもいろんな想い出が浮かびあがっては、胸をキュッと鳴らしていくはずだ。街も、人の心も変わっていくけど、変われない想いもある。YURAサマは「ヒヨドリ」を通し、少しノスタルジーへ浸りながらその気持ちを伝えてくれた。

 

 そんな淡く切ない想い出も、春の風に乗せて想い出に昇華しようか。でも、もう少しだけセンチな気分にも浸っていたい。胸をキュッと鳴らすように、YURAサマは温かい歌声で「春の歌」を歌っていた。背景に映し出されるたくさんの春の花の映像が、心をセンチメンタルな色に染めあげる。さすがロマンチストなYURAサマらしい歌だ。YURAサマの温かい歌声は、優しく咲く春の花のようだった。

 ゆらさま2

 流れだした楽曲に合わせ、演奏陣が楽器を置いて「サマ体操」を躍りだす。リズム遊びの好きなYURAサマらしい遊び心あふれた楽曲に、メンバーも、観客たちも一緒になって参加。この曲の間、主役のYURAサマは舞台上にいなかったけどね。この曲も、YURAサマらしい軽めのエクササイズナンバー。曲が進むにつれ踊りが難しくなっていくのも、らしい展開だ。

 

「キンコンカンコーン」と歌いながら、YURAサマは観客たちと一緒に楽しくお遊戯をするように「Opening bell」を歌いだした。途中、歌詞を忘れ、ハミングからの替え歌で誤魔化す様もYURAサマらしさ。お客さんたちも口には出さないだけで、心の中では、YURAサマと一緒に「キンコンカコーン」と歌っていた。一緒に遊びの輪へ参加しながら、心はしゃぎ、無邪気な笑顔になれるこのひとときが、大好きだ。

 

  続く「セ/カイ」では、千葉繁のナレーションを合図に、まるで短い組曲のような展開を描きながら楽曲は突き進んでゆく。YURAサマも、行進するように力強く足踏みし、ときに哀愁へ浸るなど、物語の主人公に成りきりながら、短い舞台劇を演じるようにライブを描いていった。

 

  このまま最高の笑顔とハッピーな気分を携え走りだそうか。YURAサマは、眩しい青春の風景の中へ向かうように、ダンサーたちと一緒にその場で駆けながら「Let’s o!」を歌っていた。さぁ、進め!進め!!道なき道も、仲間たちと一緒に駆けだせば、すべて輝く道に変わっていくはずだ。

 

  明るい未来をみんなで作っていく。それをあえて言葉にして伝えてゆくのが大事なこと。世の中には、上手いかないことが多いのは誰もが知ってるし、経験していること。誰にだって、同じように未来はやってくる。ただし、明るい未来は、ただ待っていても来ることはない。自分で作るからこそ明るい未来はやってくる。YURAサマは、この場でそう述べていた。YURAサマ自身は、むちゃくちゃ前向きな性格だ。それを、YURAサマは自分の魅力や武器にしていれば、活動を通して、その姿勢を伝え続けている。

 

  YURAサマは言った、「明るい未来を想像するのが苦手な人は、僕に触れてください」と。YURAサマはいつだって楽しい未来を作っては、みんなへ分け与えようとしてゆく。YURAサマは、みんなで明るい未来を見たいと願っている。人類をすべて巻き込むなんて不可能だとわかっているからこそ、せめてYURAサマの人生に触れている人たちとくらいは一緒に明るい未来を見たいし、一緒に作りたい。そんな願いを込めながらYURAサマはふたたび歌いだした。

 

  明るい未来計画を作るように、YURAサマが届けたのが、雄大な音の景観を描き出す「Life is beautiful」。YURAサマの人生観を真っ直ぐに投影した楽曲だ。YURAサマは、自分の生き方を示すように、そして、自分の心へ語りかけるように「Life is beautioful」を歌っていた。YURAサマの「みんなで未来を作るんですよ」の言葉が、胸に希望の光の矢として突き刺さり、心に輝きを与えていった。不思議と晴れた笑顔になっていたのも、それが理由かも

 

  今の僕らに必要なのは、YURAサマのような陰ることのない太陽のような存在なのかも知れない。だから、もっともっとYURAサマの想いが欲しい。今の僕らにはYURAサマと同じハートが必要だ。ダンサーたちと一緒に力強く飛び跳ねながら、YURAサマは力いっぱい「I need」を歌っていた。眩しい、楽しいという光に刺激を受け、フロア中の人たちが、高く手を掲げ、その場で大きく膝を屈伸しながら、制限下の中で精一杯はしゃいでいた。心の中では誰にも縛られることなく自由に、心置きなく大きく飛び跳ねていた。

 

  最後にYURAサマは、会場中とライブ配信を観ている人たちみんなと心の手を繋ぎ、晴れ渡る青空のもとで無邪気に戯れだした。YURAサマの歌う「あおぞらのわ」を聞きながら、そんな光景を頭の中へ想い浮かべていた。心はいつだって自由だ。楽しい持ちは誰も縛ることはできない。そんな超前向きな気持ちにYURAサマが染めあげてくれた。

 

  次の開催は45歳の誕生日になるのだろうか。それはよくわからない。でも、この楽しさを、そんな遠くない時期にまた味わたい。こんな閉塞した時代だからこそね。YURAサマ、42歳の誕生日おめでとうございます。最高に若いおっさんです!!

 

 

TEXT:長澤智典

 

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★インフォメーション★

 

Ineed』ライブ配信チケット(「Ineed」音源DL付き)アーカイブでライブが視聴できます。

https://twitcasting.tv/yurasamatakeshi/shopcart/91556

I needMV

https://youtu.be/2D95bbpd_J8

「セ/カイ」lyric video

https://youtu.be/LXx40yGnFqo

YURAサマ曲DLサイト・ストリーミングサービス

https://www.tunecore.co.jp/artists/YURAsama

 

 

<セットリスト>

 

My Destiny

「皐月の雨」

「まさか逆さま」

「初恋のヒト」

Tsutae Ai-Ai

CODE010-004

「ヒヨドリ」

「春の歌」

「サマ体操」

Opening bell

「セ/カイ」

Let’s Go!

Life is beautiful

I need

「あおぞらのわ」

 

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<関連リンク>

 

ツイッター/YURAsamaTakeshi(http://ur0.link/M9qm)

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2021年09月16日 (木)

【ライヴレポート】<HOWL 東名阪LIVE TOUR『絶景FLAGS』>2021年9月14日(火)西永福JAM◆愛いっぱいの会場、ツアーを経て、渋谷WWWへ──!

REPORT - 09:46:32

10月に結成3周年を迎えるHOWL

2周年を締め括るべく、バンド初の東名阪ワンマンツアー「絶景FLAGS」がスタート。ボーカル・真宵、ギター・よっぴ、ベース・ゆうと、ドラム・yukiが繰り広げるツアーの1本目が、9月14日、西永福JAMで開催された。

10月1日の3周年ワンマン前、最後の東京でのライブとなる本公演の様子をお伝えしたい。

 

定刻を少しすぎた頃、映像から幕を開けた。メンバーが車内でトークするほんわか映像が披露され、アーティスト写真とのギャップも感じさせた。

 

待ちに待った1曲目は「生きてるだけで褒められたい。」。

MVが世界一見にくい?としても話題の楽曲だ。

メンバー全員がマイクを持つキャッチーなナンバーで、早速HOWLの世界観を打ち出した。

DARLN’!!」「先天性君症候群」と続き、初っ端から会場を熱く盛り上げる。

 

MCでは、初ワンマンツアー初日への思いを届ける。

“ドキドキ感を共有したい”という真宵(Vo)。思わず笑いが溢れてしまう瞬間もあり、会場は笑顔でいっぱいになった。

 

MC明けは、キラキラリングをつけた“はうるんるん”(HOWLファンの愛称)の綺麗な手拍子から始まる「Mr,Moonlight」。

途中マイクトラブルもあったが、そんな真宵のもとに駆けつけるよっぴ(Gt)が微笑ましい。

続けて「迷宮ディスコニック」を届け、さらに会場をひとつにしていく。

yoppi 

「メルティナイト」では会場をしっとりとしたムードで包み込んだ。

ここまでの「可愛い」HOWLとは一変し、「かっこいい」HOWLを披露した。

 

ここで本日2回目のMCへ。

そう、HOWLのライヴは楽曲の良さだけでなく、MCでも楽しませてくれる。

ちょっと間の抜けたBGMをバックに、のほほんとしたメンバーの会話が繰り広げられる。

よっぴ、ゆうと、yukiの順番でグッズを紹介。

デザインした真宵より、Tシャツとトートは行った会場にチェックがつけられるようになっているデザインだとの解説も。

 全員でグッズの紹介を行い、脱線も大いにしつつ、メンバーの仲の良さが感じられる心温まる時間となった。

 

MCの空気を一転させ、「アーティスト」へ。

よっぴの華やかなギターが鳴り響き、ゆうとのベースも心地よく低音を鳴り響かせ、yukiは心躍るリズムをテクニカルに響かせる。

そこに真宵の美しくも甘い歌声がのり、会場も一気にライブの力強さに引き込まれていった。

 yuuto

yuki

続く「UNVENUS」では、攻撃的に“はうるんるん”を盛り上げる。真宵が誘導し、盛り上がりは絶頂に!

さらに「PRAYER」、「極楽浄土」へと続き、フロアのヘドバンが綺麗に波を打つ。yukiも頭をふりつつ、リズムを刻む。

そして本編ラスト「An inch ahead」。

声が出せない“はうるんるん”に変わって、真宵は何度も何度も「東京!」と大きく呼びかけた。

声が出せない現状がもどかしい──。

そんな気持ちがいっぱいになりつつ、本編が幕をおろした。

 

 

アンコール。

まずはよっぴがステージに登場。なかなか出てこないメンバーを待ちながら、再びグッズの話へ。

会場限定で発売されるキーホルダーに、自分のメンバーカラーの紫がないのを嘆くよっぴ。

そして1stワンマンの思い出を話したり、「#HOWLしようぜ」を盛り上げたいとも語った。

もうよっぴ1人で耐えられなくなった時に、yuki、続けて真宵が登場。

“ツアーで行きたいところ”の話へ。ゆうとも登場して楽しいトークを続け、会場を笑顔でいっぱいにした。

 

まもなく誕生日のスタッフ「Amoさん」を加え、「本当は5人バンドがしたかった」真宵の夢を叶えるべく、念願の5人体制で「ふぁぼって人生」からアンコールのステージがスタート!

 

間髪入れずに「honey ♡drunker」を披露。

お決まりのメンバーコールに合わせて、ぴょんぴょん飛び跳ねる“はうるんるん”!

Amoさん」のメンバーコールも!

 

5人体制ラストは「愛情絶対値」。会場をHOWLの愛でいっぱいにした。

いつもと違う5人の音を、メンバーも“はうるんるん”も楽しんでいたように感じられた。

 

ここで最後の本日MC

メンバーそれぞれからコメントがあり、「ボクラノシンフォニー」で幕をおろした。

本当は声を出してもらいたい楽曲ではあるが、代わりに真宵が歌い上げる。

“はうるんるん”の声が、確かに聞こえたような気がした。

 mayoi

 

MCで何度もメンバーが口にしていたように、HOWLは10月1日に結成3周年記念の渋谷WWWワンマンを控えている。

この日はきっと、ツアーで成長した姿を見せてくれることだろう。

 

なおチケットに関しては絶賛一般発売中だが、メンバーが手売りをすることもあるので、是非各メンバーのTwitterもチェックしていただきたい。

 

 

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<セットリスト>

 

1.生きてるだけで褒められたい。

2. DARLN’!!

3.先天性君症候群

<MC>

4.Mr.Moonlight

迷宮ディスコニック→締め

drum~

5.メルティナイト

<MC>

6.アーティスト

7.UNVENUS

8.PRAYER

9.極楽浄土

煽り

10. An inch ahead

<en>

1.ふぁぼって人生

2.honey ♡drunker  ~メンバーコール

3.愛情絶対値

<MC>

4. ボクラノシンフォニー

 

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OFFICIAL WEBSITE

https://howl-official.com/

公式 @HOWL_staff

Vo.真宵:@myi_howl

Gt.よっぴ:@yoppy_howl

Ba.ゆうと:@yuto_howl

Dr.yuki@yuki_howl

 

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■東名阪LIVE TOUR『絶景FLAGS

2021.09.14 西永福JAM

2021.09.21 名古屋今池3star

2021.09.23 大阪 アメリカ村Clapper

 

 

■HOWL 3rd ANNIVERSARY ONE MAN LIVE 「あの日からずっと この心を離してくれないモノ」

2021.10.01(Fri) 渋谷WWW






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