NEWS

2020年03月30日 (月)

DIR EN GREYが自己初となる無観客ライヴ生配信を敢行!全世界のファンがひとつになった歴史的な一夜。

REPORT - 12:00:19

328日、横浜市に新設されたKT Zepp YokohamaにてDIR EN GREYが無観客ライヴを実施した。その模様はバンドのYouTube公式チャンネルを通じて生配信され、まさしく世界規模の大きな反響を集める結果となった。

 

DIR EN GREYはそもそも32728日に組まれていた同会場での二夜公演を皮切りに、『TOUR20 疎外』と銘打たれた今年最初の国内ツアーを実施することになっていた。が、新型コロナウィルスが猛威を振るうなか、その事態終息が見込めないことから同17日の時点で両公演とそれに続く仙台、札幌の延期が発表され、さらに24日には大阪での各公演についても同様の措置が取られたことが報じられていた。そんな中、323日に明かされたのが、この無観客ライヴと全世界に向けての生配信実施だった。DIR EN GREYにとっては無観客状態での公演実施も、ライヴの生配信自体も、史上初の試みということになる。また、KT Zepp Yokohama37日に開業を迎えているが、こうした事態により公演見送りや延期などが相次ぎ、結果的にはこれが同会場で最初に実施されたライヴ・パフォーマンスということになった。

 200328_d_zenkei1

200328_d_zenkei2

 

当日の配信は、午後2時半よりスタート。ふたつの連続的プログラムのような形式がとられ、まずは4時間以上にわたりメンバーやバンド関係者たちのインタビュー、普段ならば決して目撃することのできないサウンド・チェックやリハーサルの模様などがドキュメンタリー的に紹介された。もちろんこちらもすべて生配信である。そして午後7時からはライヴがスタート。新たなツアーの開幕を待ち焦がれていた日本国内のファンのみならず、国外からも桁外れのアクセスがあり、同夜のうちにドキュメンタリーは13万、ライヴは15万を超える視聴回数を記録。その後も数字を伸ばし続ける結果となった。

 200328_d_kyo2

200328_d_kaoru

200328_d_die

また、ライヴ放映中にはTwitterにおいても話題を独占し、「これが音楽の力!」「明日への活力をもらえた」といったポジティヴなメッセージを集め、国内トレンドの首位を独走。同様にメキシコ、ポルトガル、中国でも1位を記録し、全世界のトレンド3位になった(ちなみにドイツでは24位、ブラジルでは33位、アメリカでも37位を記録)。加えてこの模様は中国最大級の動画配信プラットフォームであるDouyu TV(斗魚直播)を通じても同時に配信され、大きな反響を集めた。ライヴ配信中には視聴者数ランキングの1位を記録しているが、現地の担当者によれば、単体のアーティストによるライヴ配信での首位獲得は、中国においてはごくまれなことなのだという。

200328_d_kyo1

 200328_d_toshiya

200328_d_shinya

この公演には『The World You Live In』というタイトルが掲げられていた。すなわち『TOUR20疎外』と同じ時間軸上にはありつつも、独立したものという解釈なのだ。当然ながら演奏内容は現時点においての最新オリジナル・アルバムにあたる『The Insulated World』(20189月リリース/通算第10作)を軸とする内容のものとなった。また、この公演タイトル自体は、昨年9月にリリースされたシングル“The World of Mercy”の歌詩に含まれる〈お前らの生きてる世界〉がそのまま英訳されたものだが、実際、世界がこのような状況に追い込まれていなければ実施されることもなかったはずのライヴでもあるだけに、その意味深長さも広く伝わったことだろう。DIR EN GREYはかならずしも社会的なメッセージ発信を主たる目的とするバンドではないが、デビュー当時から人間が抱えるさまざまな〈痛み〉というものをテーマのひとつとしてきた。その彼らが、視聴者たちに〈自分たちの暮らす世界〉の現状に目を向けるよう促すかのような言葉をこの公演に掲げていた事実からも、深刻化する一方の事態に対する危機感、問題意識の強さが感じられた。ことにすべての演奏終了後、メンバーたちが去ったステージ背景にこのツアー・タイトルだけが浮かんでいたラスト・シーンには、とても示唆的なものがあった。

 200328_d_zenkei3

具体的な演奏内容については別掲のセットリストをご参照いただきたいところだが、約70分間のライヴ・パフォーマンスのなかでことに印象的だったのは“Ranunculus”から“The World of Mercy”にかけての美しくも壮絶な流れだった。また、通常のライヴでもいわゆるMCというものをほとんど行なわない京が、この夜のステージ上で歌詩意外に口にしたのは、ライヴを締め括った“詩踏み”の前に発された「LAST!」という一言だけだった。カメラを通じて視聴者を扇動するような言葉を吐くことも、何かを語りかけるようなことも、彼は一切しなかった。が、だからこそ逆に彼らが音楽と歌詩、パフォーマンスを通じて表現しようとしているものが、より混じりけのない状態で伝わることになったのではないだろうか。同時に、久しく彼らのライヴから遠ざかっていた人たち、これまでライヴ・バンドとしての彼らに触れたことのなかった人たちにとっても、このバンドの本質的なところを知る絶好の機会になったに違いない。

 

実際、この3月最後の週末については東京都に限らず各自治体から不急・不要の外出自粛要請が出ていたわけだが、そうした状況はここ日本国内に限ったものではなく、世界各地が同様の問題を抱え、いわば苦悩や不安、葛藤を共有した状態にあったともいえる。そんななか、かねてからワールドワイドな活動を続けてきた彼らの音楽や姿勢に共鳴するファンは、それぞれの国、それぞれの安全が確保された場所から、このライヴの模様を見守っていたわけだ。確かに彼らの演奏中、KT Zepp Yokohamaの場内にいたのは、13台のカメラを操る撮影クルーをはじめとするスタッフのみで、純然たる観客はその場にひとりもいなかった。そうしたオーディエンス不在の状態で行なわれるものを〈ライヴ〉と呼ぶことに抵抗をおぼえる読者もなかにはいるかもしれないが、巨大スタジアムにも収容しきれないほどの数の共鳴者たちの視線を間接的に浴びながら繰り広げられた5人の演奏は、まぎれもなく〈ライヴ〉だったし、ある意味、通常のライヴを超える何かが感じられるほどの特別なものになったように思われる。また、いわゆる配信用のライヴであるとはいえ、映像や照明を駆使した演出なども、実際のライヴにまったく遜色のない、DIR EN GREYならではのクオリティを伴ったもの。会場には彼らのライヴに携わるレギュラー・メンバーのスタッフたちが顔を揃え、この画期的な試みを支えていた。

 

前述の通り、『TOUR20 疎外』については、すでに横浜、仙台、札幌、大阪での各公演について延期措置が取られ、5月の振替公演日程が発表されている。現状、このツアーは416日に組まれている名古屋公演をもって開幕を迎えることになっているが、実際問題、今後の状況次第ではそれも確実とは言い切れないところがある。ただ、バンドや関係者たちが、いつツアーがスタートしても差し支えないように万全の体制を整えた状態にあることは、この日の配信プログラム前半のドキュメンタリー部分でもメンバーの口から語られていた通りだし、現実に彼らのエンジンが停止してなどいないことは、この日の鬼気迫るライヴ・パフォーマンスからも明らかだった。

 

今は何よりも、バンドの側もオーディエンスの側も、心おきなくライヴを楽しむことのできる環境が一日も早く確保できることを願いたいところだが、同時に、この歴史的な一夜を経たうえで、DIR EN GREYが次にどんなステージを披露してくれるのかが、楽しみでならない。期待は膨らむ一方だが、きっとそれを超えるものを彼らは提示してくれるに違いない。 

 

文●増田勇一 ライブ写真●尾形隆夫

 

====================

 

DIR EN GREY

The World You Live In

328()14:3020:30

YouTube公式チャンネル https://www.youtube.com/user/direngreyweb

 

 

http://direngrey.co.jp/

 

 ====================

 

【ライブ情報】

DIR EN GREY

TOUR20 疎外

2020/4/16() 【愛知県】Zepp Nagoya

2020/4/18() 【静岡県】静岡市民文化会館 中ホール

2020/4/22() 【東京都】新木場STUDIO COAST

2020/4/23() 【東京都】新木場STUDIO COAST

[振替公演] 2020/5/6(水・振) 【北海道】カナモトホール(札幌市民ホール)

[振替公演] 2020/5/8() 【宮城県】仙台GIGS

[振替公演] 2020/5/11() 【大阪府】なんばHatch

[振替公演] 2020/5/12() 【大阪府】なんばHatch

[振替公演] 2020/5/14()【神奈川県】KT Zepp Yokohama -a knot& ONLINE only-

[振替公演] 2020/5/15()【神奈川県】KT Zepp Yokohama -a knot& ONLINE only-

 

——————————-

 

DIR EN GREY

The Insulated World -The Screams of Alienation-

2020723(木・祝) 【神奈川県】ぴあアリーナMM

2020724(金・祝) 【神奈川県】ぴあアリーナMM

 

 

Total Info. NEXTROAD 03-5114-7444 (平日14:0018:00)

 

==================== 

 

DIR EN GREY official SNS

site http://direngrey.co.jp/

Twitter @DIRENGREY_JP

Instagram direngrey_official










2020年02月25日 (火)

【ライヴレポート】2020年2月24日(月・祝)<Angelo LIVE at LINE CUBE SHIBUYA「A CONNECTED FIELD」>恒例のキリト(Vo)バースデーライブ終幕!「俺にとって大事なのは今」

REPORT - 11:01:42

 

キリト(Vo)の誕生日当日である2月24日、Angelo LIVE at LINE CUBE SHIBUYA「A CONNECTED FIELD」がLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で開催された。近年恒例となっているこのバースデーライブは今回で9年目を迎え、年に一度の記念日を祝うべく、今年も満員のオーディエンスが集結した。

 

TAKEO(Dr)、KOHTA(B)、ギル(G)、Karyu(G)と順にメンバーが登場した後、一際大きな歓声がキリトを迎え入れると、最新アルバム『FAUST』収録の「STOP THE TIME , YOU ARE BEAUTIFUL」でこの特別な夜は幕を開けた。後のMCでキリトから「懐かしい場所に帰って来たね」とあった通り、旧渋谷公会堂ではこれまで幾度とライブを行ってきたAngeloだが、昨年10月に生まれ変わった同会場での公演はこの日が初。キリトは3階席まで観客で埋め尽くされた場内を確かめるように見渡したかと思えば、「頭振れー!」と「A MONOLOGUE BY MEPHISTO」で早くもフロアにヘドバンの嵐を巻き起こした。序盤戦は『FAUST』の楽曲たちが並んだわけだが、その中に「NEW CENTURY BIRTH VOICE」を挟むという選曲は、生誕祭ならではのものだったと思えてならない。

 

中盤戦では、白銀の世界を思わす光が場内を包む中、バラードナンバー「光の記憶」をまっすぐに届ければ、「CRUELWORLD」「ACTIVATE RESONATE」を通して、私たちが生きるこの世界のリアルを伝える。さらに「色々溜まっていると思うから、お互いぶつけ合いましょう」というキリトの言葉から「MADMAN MAKE QUANTUM VARIATION」を皮切りに後半戦へと突入すると、弦楽器隊も前方へと繰り出し、フロアはより一層熱を帯びていくのだった。

 

アンコールでは、真っ赤に染まったステージでエモーショナルかつドラマチックな「Umbilical cord」が披露され、ベースのリフレインが印象的な「BUTTERFLY EFFECT」を経て、七色の光が場内を照らし出す中「声聴かせて」(キリト)と、「報いの虹」へ。一人ひとりに語りかけるように歌い、〈君がいるのなら 恐れなど感じない/迷いはしない〉とフロアを指差すキリトの姿が印象的だった。

 

ここで各メンバーからの言葉が届けられた。TAKEOから「歳を重ねるごとにパワーが漲ってくるキリトが羨ましくもあり、大好きです!」という告白があれば、KOHTAは「何度やっても楽しく、嬉しいものです」と。そしてギルは「Angeloの歴史をしっかりこの会場に刻んでいこうぜ」と告げ、Karyuは「今日は記念日なので、1年で一番記憶に残る日にしませんか」と投げ掛けたのだった。

 

キリトはバースデーライブに対して「半分以上は恥ずかしいんですが」と前置きしつつ、「気付けば48歳。前だけを見て突き進んできましたが、長い人生、色々なことがあって。未だに周りの人から過去のことを言われたりしますが、俺にとって大事なのは今ですから。過去はどうでもいい。今、そしてこれから創る未来だけが大切です。それをよく理解してくれているのは、大切な君たちです。そして引っ張っていくのはキリト。これからも年甲斐もなく、邪魔するものは蹴散らしていく」という頼もしい宣言が。そして「Script error」「PROGRAM」「Daybreakers」を連投したラストブロック。キリトが客席へ降りるという場面もありながら、熱狂と多幸感に包まれたこのステージは幕となったのだった。

 

キリトは「いい夜だった。キリトご満悦だよ。この夜を忘れない」と言うと、TAKEOは「もっともっと最高な景色を見ていこうな!」、ギルは「今年も思いっきり暴れていこうぜ!」、KOHTAは「最高の記念日、最高の盛り上がりでした!」、Karyuは「最高の景色です。俺も忘れませんよ。これを音源にぶつけますので、楽しみに待っていてください!」と述べ、終演と見せかけて「これで終わりませんよ! きっちり祝いますよ! 僕の大好きなお兄です」とKOHTAが音頭をとり、オーディエンスと共に「Happy Birthday」の大合唱とバースデーケーキでキリトの誕生日を祝福した。

 

「新しい48、49、50歳の姿を見せるから、これからも応援よろしくお願いします。好き放題やっていきますが、大切なものを守りながら、皆が笑顔でいられるように頑張るから、付いてきてください…とは言わない。付いて来い! 今日ここに来たお前たちに選択肢はない!」というキリトらしい愛情表現に対してオーディエンスが特大の歓声で応えると、「よし、わかった。連れて行ってやる」と笑顔を見せつつも、「でも、メンバーがいないと…」と呟いた場面は、今現在のキリト、そしてAngeloの関係性を象徴するものだったと感じる。

 

この日、キリトが拳を固く握り締める場面、満足気に頷く姿がいつにも増して多く見られたように思う。それは、Angeloというバンドの確かな強さと、より多くの愛情が注がれた特別な時間がもたらした結果だろう。今後のAngeloの動きとしては5月1日より全12公演に渡る全国ツアー、さらに6~7月にホールツアーの開催が決定している。それらのステージにおいても、愛に満ちた最高の景色が観られることを願って止まない。

 

(文・金多賀歩美)

 

◆セットリスト◆

01.STOP THE TIME , YOU ARE BEAUTIFUL

02.A MONOLOGUE BY MEPHISTO

03.ファウスト

04.NEW CENTURY BIRTH VOICE

05.HYBRID CENTURY

06.THE SELECTED NEW AGE

07.ORIGIN OF SPECIES「ALPHA」

08.光の記憶

09.CRUELWORLD

10.ACTIVATE RESONATE

11.CREVASSE

12.MADMAN MAKE QUANTUM VARIATION

13.狂人

14.Experiment

15.RETINA

16.THE CROCK OF ULTIMATE

17.RIP

18.シナプス

 

En

01.Umbilical cord

02.BUTTERFLY EFFECT

03.報いの虹

04.Script error

05.PROGRAM

06.Daybreakers

 

【ライブ情報】

■Angelo Tour 2020「Mephisto Rebellion」

05.01(金)TSUTAYA O-EAST

05.02(土)TSUTAYA O-EAST

05.05(火・祝) YOKOHAMA Bay Hall 

05.06(水・休) YOKOHAMA Bay Hall 

05.09(土)CLUB CITTA’川 

05.15(金)岡山CRAZYMAMA KINGDOM 

05.17(日)福岡DRUM LOGOS 

05.23(土)札幌 PENNY LANE 24 

05.30(土)大阪umeda TRAD 

05.31(日)名古屋ボトムライン

06.03(水)仙台 Rensa 

06.06(土)EX THEATER ROPPONGI

チケット料金:スタンディング/2F指定席(6/6のみ)¥6,300(税込)※ドリンク代別 ※3歳以上有料

 

■Angelo「THE BRANCHED WORLD LINE」

06.27(土)三郷市文化会館(大ホール)

06.28(日)三郷市文化会館(大ホール)

07.04(土)NHK大阪ホール

07.05(日)NHK大阪ホール

07.17(金)LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)

チケット料金:全指定 ¥6,600(税込) ※3歳以上有料

 

【リリース情報】

11the ALBUM「FAUST」NOW ON SALE

 

初回限定盤(CD10曲+DVD)

IKCB-9570~71/¥3,500+税

DVD・・・「A MONOLOGUE BY MEPHISTO」Music Video+メイキング映像

 

通常盤(CD10曲)

IKCB-9572/¥2,800+税



2020年02月21日 (金)

【ライヴレポート】レーベル誕生から10年。Starwave Records、10周年を祝うフェスを10バンド集めて新宿BLAZEで開催

REPORT - 00:07:29

  2月でレーベル設立10周年を迎えたStarwave Records。時代を経るごとに所属バンドも変化。もちろん、長く所属し続けているバンドも多い。むしろ、解散という形以外でレーベルから離れるバンドがいないように、とてもバンド想いのレーベルだからこそ10周年を迎えるまでに成長し続けてきた。

 

  同レーベルが、設立10周年を記念し、218()に新宿BLAZEを舞台に「Starwave Fest Vol.22~レーベル設立10周年記念イベント~」を行なった。出演したのは、Scarlet Valse・未完成アリス・La’veil MizeriA・ラヴェーゼ・UNDER FALL JUSTICETHE SOUND BEE HDXANVALAUCHUSENTAI NOIZ(ゲスト)NightingeiL(ゲスト)VAMPIRE ROSE(ゲスト)10組。転換の合間には、所属バンドのヴォーカリストたちがトークを担う「Starwaveなんでやねん」コーナーも設置。ここには、所属バンドたちの当日のライブの模様をお伝えしたい。

 

====================

UNDER FALL JUSTICE

====================

UNDER FALL JUSTICE5.jpeg

 トップを飾ったのが、現在のStarwave Recordsの屋台骨を支える三強バンドの一つUNDER FALL JUSTICE。イベントの幕開けを飾る楽曲としてぶつけたのが、前田愛郎の叫び声から始まった「肯定」。黒く激しく、何よりもおどろおどろしい匂いをフロア中へ振りまくように、UNDER FALL JUSTICEはどす黒い音の塊を次々放り込んできた。スクリームとメロな歌を巧みに交錯させ、フロア中の人たちを暗鬱で華激な世界へ彼らは導き入れる。

 

  前田愛郎の痛いセリフを合図に飛びだしたのが、「君は一緒に飛び下りないかな」と歌い叫ぶ「赤い日記帳」だ。UNDER FALL JUSTICEらしい、闇や病みを抱えた心模様へ寄り添う歌を、彼らは激走する演奏に乗せぶつけだす。メンバーらと観客たちとの熱したやり取りは、バンドとファンたちとの心の結びつきを示した姿。前田愛郎の煽りに触発され、右へ左へと大きく揺れ動く観客たち。その勢いを加速させるようにUNDER FALL JUSTICEは「デスゲーム」を叩きつけた。狂気を具現化した音に触発され、観客たちが激しく頭を振り乱す。痛みを持った音を勢い良く突きつけるメンバーたち。何時しか場内は、教祖に身を任せ熱狂に嬉しく溺れる儀式のような様へと塗り上げられていた。何度も何度も繰り返される煽りの光景。そこへ身も心も預けてこそ快楽を手にしていけるのを知っているからこそ、誰もが黒い宴に身を溺れさせて逝った。

 

====================

ラヴェーゼ

====================

ラヴェーゼ2.jpeg

 ラヴェーゼのライブは、紗弥-saya-の叫びを合図に轟く音をフロア中に震撼させ始まった。冒頭を飾った「Amaryllis~深淵への契約 #1」を武器に、彼らはスクリームと共に深淵から飛び出し、勢いを持って観客たちをけしかけだす。フロア中の契約者たちが、紗弥-saya-の振りへ呼応するように両手を大きく花開かせ、飛び跳ね続けてゆく。

 

  さぁ、この勢いをさらに加速させようか。演奏は、一気に激しさと重さを増していく。紗弥-saya-の煽り声に絶叫を返せば、メンバーらの煽りにも触発された観客たちがその身を大きく揺らしながら右に左へと移動。その勢いへ重厚な音を塗り重ねるように、ラヴェーゼは「Tuberose」をぶつけた。フロア前方は、激しく頭を振り乱す人たちが支配している。広い会場という理由もあるのか、何時も以上に身体を深く折り畳む光景も印象深い。演奏が進むごとに過激さを増すラヴェーゼのライブ。激しい手拍子とヘドバンの光景をフロア中に描き出した「Silene」では、メンバーらも、観客たちも、乱れる気持ちを晒すように激しく頭を振っていた。途中には、ヘドバンや折り畳みの光景をフロア中へ作り出す煽りシーンも挿入。身体中のエナジーを振り絞り騒いでこそラヴェーゼのライブ。その様を彼らはその場へ示していった。

 

  最期にラヴェーゼは、バンドの顔とも言える「偽りのディストピア」をぶつけてきた。荘厳で過激な闇と病みの儀式をその場へ作り上げるように、ラヴェーゼが招き入れた黒い轟音に大勢の人たちが身も心も預け、フロア中へ放たれる音の衝動を、絶望に嘆く紗弥-saya-の荒ぶる歌声を無心に貪り喰らっていた。

 

====================

THE SOUND BEE HD

====================

THE SOUND BEE HD3.jpeg

  黒く重い音の洪水がフロア中にあふれだす。その上で、何かを求めるように響き渡るDaISUKE DARK SIDEの歌声。THE SOUND BEE HDのライブは「DEADMAN’S WALK」からスタート。物語を綴り始めるに相応しい、荘厳で壮大さを持った楽曲だ。観客たちは、彼らが導き開いた異世界へと引き込まれ、何時しかデッドマンのように身体をゆったり大きく揺さぶり、折り畳み続けていた。

 

  現世を忘れた物語へと観客たちを連れだしたTHE SOUND BEE HDのメンバーらは、次々と新しい風景を目の前へ提示してゆく。嘆く心模様も歌声や旋律に忍ばせながら、でも、胸を昂らす勇壮さを抱いた「Walking Dead」を、彼らは朗々と、雄々しき様を持って突きつける。スペクタクルなホラー映画のエンディングのような様さえこの歌に感じるのも、楽曲自体がドラマを持っているからだ。

 

  怒りと混沌とした感情を嘆く心の涙で洗い流すように、THE SOUND BEE HDは壮麗/荘厳なバラード「Darkness World」を、痛みに疼く感情を零すように歌い奏でだす。神々しさと美しさを抱いたDaISUKE DARK SIDEの歌声が、汚れた心の澱を洗い流してゆく。その歌声や演奏に触れている間、誰もがその場へ立ちすくみ、楽曲に心が縛りつけられていた。いや、そうしていたかったくらいに「Darkness World」が会場中の人たちの痛みを隠した心を捉えて離さなかった。闇に寄り添い救われるとは、まさにこんな感覚を言うのだろう。

 

  最期にTHE SOUND BEE HDが示した「answer」は、心騒ぐまま熱狂に溺れろということだった。牙を剥きだした荒々しい音が、お前も本性を剥きだせよとけしかける。何時しかフロアのあちこちから天高く拳が突き上がる。騒ぐというよりも、沸き上がる感情を振り上げる拳に変え、解き放つ様だった。とはいえ、そこには自分を曝け出しライブを楽しむメンバーと観客たちの姿が確かにあった。

 

====================

La’veil MizeriA

====================

La'veil MizeriA4.jpeg

 La’veil MizeriAのライブは,狂ったようにあざ笑う祈狂-kikyo-の声を皮切りにスタート。激しい音が次々と身体へ突き刺さる。鋭いナイフの切っ先をグサグサと肌へ刺されてゆく、そんな鈍い痛みを覚えながらも、不思議と恍惚も抱いていた。冒頭を飾った「××××」を通し、La’veil MizeriAは観客たちを逆ダイの風景へと引きずり込んでは、もっともっと狂いなさいとけしかける。凄まじいブラストビートの上で、彼らは理性を壊す教義を示していった。

 

 演奏は、さらに痛みと激しさを伴いだす。その香りや感覚は、90年代のダーク系と呼ばれたバンドたちが持っていたのと同じだ。闇に恍惚を覚えるよう「ヘマトディプシア」が、理性をもっと壊して熱狂に溺れなさいと煽りだす。美しくも嘆く歌メロに心は妖しく惹かれながら、激しく猛る演奏に身体は熱を覚え続けていた。

 

  La’veil MizeriAは、新たなメンバーを迎え再始動するためにと、現在もまだ活動を止めている状態だ。彼らいわく「まだ夢遊病の状態」のように、目覚めに向けて準備をしている段階。314日に目覚めることが決定しているが、この日は所属レーベル生誕祭のために眠りにつきながらも迷い込んできた形を取っていた。

 

  「楽しくてハッピーで希望に満ちあふれた曲」と盛大な皮肉を込めながらLa’veil MizeriAが最期に届けたのが、絶望へ導く滅私ハードコアナンバーの「絶望郷」。すべてを闇と狂気と絶望で覆い尽くしてこそLa’veil MizeriAの世界。その醜い素顔こそが人の本性だと言わんばかりに、彼らは観客たちの中に潜む本能を、感情を壊すことで導き出そうとしていた。演奏が病む(止む)まで逆ダイし暴れまくるフロアの人たち。それこそが「あなたの本性だ」と、彼らは舞台の上であざけ笑っていたのだろうか…?!

 

====================

XANVALA

====================

XANVALA2.jpeg

XANVALA4.jpeg

 始動からまだ半月足らず。XANVALAStarwave Festに登場。ライブは、彼らの1stMV作品として発表した「鮮やかな猛毒」から幕を開けた。冒頭から巽の感情的かつ高揚した歌声が心地好くもインパクトを持って胸に突き刺さる。その歌声を追いかけるように響きだした重厚な音の洪水。混沌と麗美、二つの表情を巧みに重ね合わせ、彼らは触れた人たちを熱狂と恍惚の世界へ連れだしてゆく。心が歌に強く惹かれる。でも身体は、荒ぶる音に触発され熱狂を求めてゆく。フロアでは大勢の人たちが跳ねながら、彼らの音楽を全身で受け止めていた。XANVALAに対する期待の伝わるライブだ。その様を一緒に体感しているだけで心が熱く騒ぎだしていた。

 

  「俺たちなりの愛し方を見せつけてやろう」、3月にシングルとして発売する「CREEPER」が飛びだした。フロア中からあふれだす熱した声・声・声。重厚な音の攻撃を受け、大勢の観客たちが全力で頭を振り乱し、沸きだす想いを舞台上へぶつけていた。その熱をXANVALAのメンバーは、美味そうな果実でも食べるように舌なめずりしながら受け止めていた。ヒリヒリとした、でも心地好く包まれていたいこの熱が、堪らなく胸を騒がせる。

 

  Starwave1ページに思いきり刻み込んでいきたい」と熱く語る巽。その言葉を受けXANVALAがぶつけたのが、「ジセイ」。激しく跳ねた演奏に身を任せた観客たちが、手にしたタオルを振りながら無邪気に跳ね続ければ、右へ左にとモッシュしだす。その様を知りながらも、熱した音を放とうと感情を剥き出しに一身にプレイし続けるメンバーたち。熱と熱というよりは、互いに気持ちを晒しながら、ざらついた感情をぶつけあう。その関係性が、あの空間に火照る熱を作りあげていた。後半には,巽とファンたちによる掛け合いも登場していたことも伝えておこう。

 

  「何時の日か、新宿BLAZEをパンパンにしてやる!!」。巽の宣言を受け、XANVALAは最期に「独善」を披露。轟音を放ち疾走する演奏、その上で胸を揺さぶる巽の歌に触発され、沸きだす高揚を身体が求めていた。体感的でありながら、何時だってXANVALAの音楽は魂を火照らせる。だから、短期間に大勢の信者が彼らのもとへ集いだしてるというわけか

 

====================

未完成アリス

====================

未完成アリス1.jpeg

未完成アリス2.jpeg

 6月にマイナビBLITZ赤坂でのワンマン公演も控えている未完成アリスが、トリ前に出演。塁の「始めようか」の声を合図に未完成アリスが奏でたのが、「パンドラ」。彼らはこの空間へ最期に希望を残そうと、あらゆるネガティブな要素を振り払うよう熱情した歌や演奏をぶつけだした。歌メロ重視のバンドらしく、彼らの歌に合わせ観客たちが左右に身体を振りながら大きく手拍子を行なえば、勢い良く駆ける情熱的な歌や演奏に合わせヘドバンしてゆく光景がフロアには生まれていた。

 

  「この一列目と二列目に出来る隙間が気持ち悪いんだよ、モッシュで埋めてくれますか」。塁の声を合図に始まった「所業無情大殺界」に合わせ、大勢の人たちがモッシュに興じる光景がフロアに生まれだした。皮肉を効かせた歌詞ながらも、楽曲自体がビートの速い跳ねたメロ歌チューンのように、演奏へ素直に身を任せ楽しむ人たちが多かったのも素敵な光景だ。どうせなら、このまま意識をバグらせ、暴走してしまえ!!

 

  「君の目の前の世界は、君が自由に作れるんだよ」、塁らしい心に希望の灯をともすどころか、炎に変えるメッセージじゃないか。彼の言葉を受け飛びだした「夢世界少女」に合わせ、熱狂の渦の中へ嬉しそうに飛び込む人たちが次々登場。メンバーらに煽られ跳ねれば、時にはヘドバンをしてと、未完成アリスの作りあげるひねくれたポップワールドへ何時しか巻き込まれる人たちと、その様を傍観してゆく人たちへフロアはきっぱり分かれていた。これも、好き嫌い、熱狂と圧倒、二つの感情に振り分けられる個性を、未完成アリスの音楽が持っている証拠。「夢世界少女」の歌詞の一節ではないが、すべては「あなた次第」ということだ。

 

  ノンストップで駆け続ける演奏。「今日、最期に一番伝えたい想いを。応援してくれる子たちにとってどんな存在であるべきなんだろう。僕たちは希望になろうと思った。僕たちが前に向かって走っている姿を見せることが希望になると思った。僕たちの人生に無理なんて一つもない」。塁の言葉を受け、最期に未完成アリスは「良音」を届けてくれた。未完成アリスの楽曲は、どれもけっして体感的な楽曲ではない。むしろ、心で感じる音楽だ。言葉を受け止め、咀嚼してゆく良音だ。それでも騒げるのは、その想いをしっかり昇華しているから。未完成アリスの音楽と心で繋がりあったとき、その歌は心に希望を響かせてくれる。

 

====================

Scarlet Valse

====================

Scarlet Valse3.jpeg

Scarlet Valse4.jpeg

 トリを飾ったのが、Scarlet ValseSEが流れだすと同時にフロアから絶叫が響きだす。熱い声を胸にScarlet Valseが最初に観客たちを連れだしたのが、幸せに満ちた天国だ。開放感を抱いたギターの旋律が空まで続く階段となり、観客たちを天へと連れだした。もちろん、BGMは「Heaven」だ。この歌へ触れている間中、嬉しいドキドキが全身を包み込む。高揚を与える?!。確かにそうだ。でも、そんな短絡的な言葉では形容しきれない、ハートを熱くときめかす衝動を「Heaven」に触れるたび感じてしまうんだ。

 

  さぁ、ここからはメンバーらと熱いバトルを繰り広げようか、Kakeruと観客たちとが熱した声をぶつけあう。互いに気持ちを高めながら、その先に生まれる熱狂や興奮を共に分かち合おうとScarlet Valseは誘いをかけてきた。飛び出したのが「Misty Night」だ。たとえ激しい曲調だろうが、荒ぶる音が轟こうと、ギターが響かせる美しい旋律に身を寄せていると心がジンと濡れてゆく。サビではKakeruと観客たちとの歌のやり取りも登場。誰もが身体中から沸きだす熱を覚えながらも、胸を揺さぶる美しい歌や旋律に心を震わせていたかった。

 

  「自分らしくこの場所に立っていることを証明してみせる」。Kakeruの言葉に続いて披露したのが、ハードシンフォニック浪漫ナンバーの「Prayer」。Scarlet Valseの真骨頂でもある、華激な演奏と胸打つ美しいメロディが、希望を持った歌詞をブリッジに感動を持って混じり合う。麗しい声で想いを告白するように歌うKakeru。彼の想いへシンクロするように熱と美しさを持った音を次々と塗り重ねる演奏陣。フロア中の人たちが大きく振り上げた手を、想いをつかむために飛び立つ翼に変えていた気持ちもわかる気がする。

 

  最期にScarlet Valseは、輝きをこの手につかもうと。いや、会場中に詰めかけた全員で共に輝きを放とうと「Shining…」を演奏。誰もが身体を左右に心地好く揺らしながら楽曲を、Kakeruの歌声を全身で受け止めていた。この場にいた人たちはきっと気付いていたはずだ。輝きは与えてもらうものではなく、自分が発していくものだと。その小さな輝きをみんなで交わしあったとき、それは目に見える大きな夢や希望という光になっていくことを。

セッション

  「これからも音楽の力でみなさんを感動させていきたいと思います。みなさんも、これからも好きな音楽を追いかけ続けてください」。その言葉に続き、Kakeruがこの日のライブを彩った仲間たちを舞台へ呼び入れた。最期に出演者全員で、Scarlet Valseの「Rose Cruel Scar」を演奏。気心知れた仲間たちばかりのように、観客たちが笑顔で騒き、頭を振り乱すのはもちろん。舞台上のメンバーたちも、Kakeruの歌声へ歌声を重ねあえば、煽り声を上げるなど、みんなで音を無邪気に楽しんでいた。腹を割った関係の中でずっと歩み続けている仲間たちばかりだからこそ、一人一人が輝きを放ちながら舞台の上ではしゃぎ続けていれたんだ。

 

 Starwave Recordsは、これから11年目へ向かって走り出す。これからも刺激的なバンドを次々と輩出してゆくことへ期待をしつつ、次に行われる「Starwave Fest」も楽しみに待っていようか。

 

 

TEXT:長澤智典

 

====================

 

Starwave Records Web

http://www.starwaverecords.jp/

Starwave Records twitter

https://twitter.com/starwaverecords

 

====================

 

セットリスト―

 

●UNDER FALL JUSTICE

「肯定」

「赤い日記帳」

「デスゲーム」

 

●ラヴェーゼ

Amaryllis~深淵への契約 #1

Tuberose

Silene

「偽りのディストピア」

 

●THE SOUND BEE HD

DEADMAN’S WALK

Walking Dead

Darkness World

answer

 

●La’veil MizeriA

××××

「ヘマトディプシア」

「絶望郷」

 

●XANVALA

「鮮やかな猛毒」

CREEPER

「ジセイ」

「独善」

 

●未完成アリス

「パンドラ」

「所業無情大殺界」

「夢世界少女」

「良音」

 

●Scarlet Valse

Heaven

Misty Night

Prayer

Shining…

 

●呼び込み

Rose Cruel Scar











2020年02月17日 (月)

【ライヴレポート】<有村竜太朗 ACOUSTIC LIVE「Op.+」AT Christ Shinagawa Church>2020年2月14日(金)キリスト品川教会グローリア・チャペル◆祭壇となるステージに設置されたパイプオルガン、背景に飾られている木製の大きな十字架──。

REPORT - 11:53:10

Plastic Treeのボーカリストとして活動する傍ら、2016年からソロ・アーティストとしてのキャリアをスタートさせた有村竜太朗。

昨年12月、既発作品である『個人作品集1996-2013「デも/demo」』と『個人作品集1992-2017「デも/demo #2」』の2作品をアナログ盤として発表し、温かみのあるサウンドへのこだわりを見せた。

また、ライブにおいてもバンドセットとアコースティックセットの2通りを使い分け、特にアコースティックセットでは弦楽器をフィーチャー、ノスタルジックで優しいサウンドを紡ぎ出している。

 

 

 

そんな彼が2月14日のバレンタインデーに、今年初のソロライブとなる“ACOUSTIC LIVE「Op.+」AT Christ Shinagawa Church”を開催。
キリスト品川教会グローリア・チャペルという特殊な会場を公演場所として選んだ。
この品川教会グローリア・チャペルはシンプルでモダンな作りだが、壁にはブロックガラスが使用されており、昼間は自然光が入る開放的な雰囲気。だが、夜は昼間とは違う厳かさが漂う。

祭壇となるステージに設置されたパイプオルガンや、背景に飾られている木製の大きな十字架を見ると、自然と身が引き締まる。

 


 開演前には讃美歌が流され、通常のライブ前とは違う緊張感が漂っていた。

開演時間となり、照明が暗転すると、ステージに置かれたLEDキャンドルの明かりがぼんやりと目立ち始める。

この日のバンド編成は、キーボード、アコーディオン(&パイプオルガン)、バイオリン、セロというラインナップ。暗がりの中、メンバーが所定の位置につくと、最後に有村竜太朗がセンターに歩み寄り、暖色系の照明に照らされながらアコースティックギターを鳴らす。

 

1曲目は「op.10(19罪/jukyusai)」。さっそくパイプオルガンが導入され、曲に神々しさを加えていく。

セットリストは、これまでもアコースティックセットで披露されてきたおなじみの構成だが、この日はどの曲も新鮮に感じられた。


 最初のMCで「ずっとやってみたかった品川教会グローリア・チャペルで「Op」(アコースティックver)の曲をたくさんやれるのは嬉しい限りでございます ―― 2月14日という意味のある日、皆さんにとってもいい日になりますように」と挨拶。

そして、「op.2(魔似事/manegoto)」、秒針の音で穏やかに始まる「op.5(鍵時計/kagidokei)」などを、ゆったりと聴かせていった。

ステージの背景に映し出される象徴的な映像もライブに幻想的な要素を加えていく。

しかも、有村の浮遊感のある歌声や、曲終わりで鳴り響く大きな拍手は高い天井に吸い込まれ、曲がすすむごとに心が清められていくようだった。

有村も「教会ってめちゃくちゃいいところですね」と、独特の感覚をかみしめる。

続く「op.11(くるおし花/kuruoshibana)」からは後半戦。「op.8(ザジ待ち/zajimachi)」や、夕暮れの抒情的な風景とマッチする「op.12(日没地区/nichibotsuchiku)」など、ノスタルジックな楽曲を存分に響かせ、本編最後では「op.1(浮融/fuyuu)」を披露。後半ブロックでもパイプオルガンを取り入れたバージョンで何曲か披露し、美しいサウンドを届けてくれた。

 

アンコールでは、有村ひとりでステージに登場。アコースティックギターの弾き語りで「op.10(19罪/jukyusai)」を丁寧に歌い上げた。
 ある意味、実験的な試みのライブだっただけに固さも感じられたが、会場の空気感と楽曲のマッチングは絶妙。

まるで浄化されていくような強い印象のライブとなった。

 

 今後の予定だが、彼自身の誕生日である3月6日に、マイナビBLITZ赤坂で“有村竜太朗 BIRTHDAY LIVE 2020 – ROOM306 -”が行われる。“現実に疲れた時、そっと逃げ込める空間になれば……”という思いを込め、架空のホテル“ROOM306”での公演という趣向だそうだ。

教会での雰囲気とは違う彼の別な側面を、じっくり味わっていただきたい。
 

 

…………………………………………☆

 

 

有村竜太朗 BIRTHDAY LIVE 2020 -ROOM306-

日程:3月6日(金)

会場:マイナビBLITZ赤坂(東京)

 

時間:開場18:00/開演19:00

料金:前売り ¥6,000(税込/1Fスタンディング/ドリンク代別途)

 

有村竜太朗オフィシャルサイト:https://arimuraryutaro.com/

有村竜太朗オフィシャルTwitter:https://twitter.com/armr_r_official

有村竜太朗Twitter:https://twitter.com/Pla_ryutaro

有村竜太朗Spotify:

 

 

 





2020年02月10日 (月)

【ライヴレポート】MUCC、全県制覇となったライヴツアー<壊れたピアノとリビングデッド収監シリーズ>恵比寿リキッドルーム公演にて大団円。

REPORT - 14:09:29

20192月にリリースされた14枚目のアルバム『壊れたピアノとリビングデッド』を引っ提げて全国各地をブロック分けし、<収監シリーズ>と題して各地区を集中的に回る怒涛のライヴシリーズを展開していたMUCC

そのシリーズの総本数はアジアツアー(上海、台北)、ミヤの急病による振替公演と追加公演も含めれば、なんと67本。

アルバムリリースから1年を経て、<関東型壊れたピアノとリビングデッド収監11days>と銘打たれたツアーのファイナル公演が、28日&9日に恵比寿リキッドルーム公演にて行われた。

 

Keybordに吉田トオルを迎え、音楽的にも彩り鮮やかなツアーとなったこのライヴシリーズ。

各地区で最新作の『壊れたピアノとリビングデッド』の楽曲に加え、過去のアルバムの楽曲たちをそれぞれの地区で分類して散りばめるツアーを展開した。

吉田トオルは20192月のZEPPシリーズから数えるとこの日が63本目のライヴ参加となり、この一年間でKey入りとしてアレンジされた楽曲数は「壊れたピアノとリビングデッド」収録曲を含めて、実に164曲。

その苦難の道を自ら選択するという姿勢が、彼らの音楽的能力をここまで成長させた所以と断言できるだろう。

 

今回のライヴのオープニングを飾るのは、ミヤ(G)の鋭いギターフレーズから切り込まれる「サイコ」。

CD音源でも伺えた暴力的ともいえる力を兼ね備えたこの楽曲を始め、今回の<関東型収監>でセレクトされた過去アルバム(「是空(2003年リリース)」と「朽木の灯(2004年リリース)」)の楽曲たちも、この2日間で更に殺傷力を増して次々と披露されていく。

(なお、登場SEの「壊れたピアノ」は、アルバム「是空」の一曲目に収録された「心奏」が混ぜこまれる粋なアレンジで生演奏された。)

 

9日公演にてフィーチャーされたのは、2003年にメジャーデビュー第一弾アルバムとして発表された「是空」。

ライヴ序盤では「アメリア」などのアルバムリリース後に発表された最新形の新曲たちも次々に披露され、その合間には「茫然自失」「商業思想狂時代考偲曲(平成版)」という激しさを強調した過去楽曲たちも何の違和感もなくセットリストに織り込まれて披露されていく。

新旧取り混ぜた楽曲を違和感なく披露するバンド力が、前半からフルスロットルで披露されていく様は圧巻である。

 

中盤では「悲観主義者が笑う」や「死して塊」の重苦しいムードから一転、「1979」でYUKKEBs)はアップライトベースに持ち替え、跳ねる様にジャジーなリズムから楽曲はスタートする。

ホーンセクションを含む新たなアレンジも施され、メンバー全員それぞれのソロパートを織り込む展開に大歓声が上がる。

続く「積想」「COBALT」では最新型のMUCCが披露されてゆく。

大胆に鍵盤の旋律を織り交ぜ、メロディアスに仕上げられたこれらの楽曲は、今のMUCCの楽曲構築力の高さを伺わせるには十分と言えた。

 

本編後半は「是空」の時期を象徴するようなエモーショナルな楽曲、「この線と空」からスタート。

My WORLD」「カウントダウン」ではクラウドサーファーがひっきりなしにステージに押し寄せるアッパーな展開であったが、この日最も白眉の出来と言えたのは、SATOちのドラムイントロで悲鳴にも似た歓声が上がった「スイミン」だったのではなかろうか。

Key入りのアレンジでは初披露となったこの楽曲。

元来この楽曲が持つ激しい力にオルガンの音色が鋭く混ぜ込まれ、より殺傷力が増したこのアレンジは圧巻の一語に尽きた。

 

本編ラストはアルバムのラストを飾る「Living Dead」。

後半の逹瑯(Vo)の絶唱とも言えるパフォーマンスに、オーディエンスはただただ飲み込まれる。

そして曲のエンディングで逹瑯がステージを降りた後に残った4人がこの日初披露かつ、長尺のアウトロが展開されるという特別なアレンジも披露。

「収監シリーズ」の終わりを飾るにふさわしい幕切れであった。

ミヤの急病で振り替えとなった岡山公演や「収監シリーズ」始まりの地でもある北海道での追加公演もあるが、アンコール時のMCでミヤが「Living Deadのアウトロで、なんかやり切った感じがある」と発言したように、この日の充実したライヴで事実上「壊れたピアノとリビングデッド収監シリーズ」は大団円を迎えたと言えるだろう。

 

ライヴ最中に逹瑯が「今、まさにアルバムレコーディング中なんで」と語ったように、MUCCは次のステップへと向かっている。

春にはニューアルバムのリリースも予定されており詳細の発表が待たれている。

そして次のMUCCが向かうのは、621日(日)にぴあアリーナMMで開催されるワンマン公演「蘇生」であろう。

新たに横浜に建築される1万人収容のアリーナでのワンマン公演は20175月の日本武道館ぶりであり、ニューアルバムと共に新たな息吹と生命力で現れるであろう彼らの姿に期待は集まるところだ。

 

長く続いたライヴハウスツアーシリーズでさらなる進化したMUCC

次はアリーナ公演でどんな彼らの姿が見られるのか。

今から想像を膨らませて楽しみにしておこうではないか。

 

====================

 

 

MUCC 2020 Lock on snipe Tour#10『関東型壊れたピアノとリビングデッド収監11days

202029日(日)恵比寿LIQUIDROOM

Setlist

 

1.    サイコ

2.    アメリア

3.    茫然自失

4.    商業思想狂時代考偲曲(平成版)

5.    アイリス

6.    ヴァンパイア

7.    我、在ルベキ場所

8.    悲観主義者が笑う

9.    死して塊

10.  1979

11.  積想

12.  COBALT

13.  この線と空

14.  My WORLD

15.  スイミン

16.  カウントダウン

17.  Living Dead

 

Encore

1.    青き春

2.    蘭鋳

3.    93日の刻印

 

====================

 

MUCC INFORMATION

 

Release

Digital Demo TapeCOBALT DEMO』配信決定

 『COBALT DEMO』 MSHN-067  200+tax

 【配信開始日】210日(月)

 

2020年春、NewAlbum発売決定

 ※詳細後日発表

 

====================

 

LIVE

 

■蘇生

621日(日)ぴあアリーナMM (神奈川県横浜市)

OPEN 1700 START 1800

【チケット料金】 VIP席 ¥15,000(税込)/指定席 ¥7,700(税込)

 ※VIP席は朱ゥノ吐VIP会員のみの受付となります

 ※未就学児入場不可

 ※営利目的の転売禁止

 

【朱ゥノ吐 VIP会員1次先行チケット】

 211日(火)1600  迄受付中

 詳細はコチラ https://55-69.com/news/316696  

【虚無僧DU MODE会員先行チケット受付】

 212日(水)1200218日(火)1600 

【一般発売日】2020524日(日)

 

——————————-

 

MUCC 2019 Lock on snipe Tour #5

『中国型壊れたピアノとリビングデッド収監5days』振替公演

215日(土)岡山CRAZYMAMA KINGDOM

 

——————————-

 

■『壊れたピアノとリビングデッド』追加公演

216日(日) 松山W studio RED

223日(日)、24日(月/祝) 小樽GOLD STONE

 

——————————-

 

LOVE CALL

312日(木)恵比寿LIQUIDROOM  OPEN 18:00 / START 19:00 

【出演】 MUCC / Nothing’s Carved In Stone 

【チケット料金】前売¥4,500(税込)/ 当日¥5,000(税込)  

【チケット一般発売日】216日(日)

 チケットぴあ  https://bit.ly/39kqoMZ 

e+  https://bit.ly/38fvQAT 

ローソンチケット https://bit.ly/2SD75YS 

 

——————————-

 

■ヨーロッパツアー『MUCC 2020 Lock on snipe Tour #11

 ~Style of EUROPE Broken Piano And Imprisonment of livingdead 8days~』

45日(日)モスクワ Pravda Club

46日(月)ワルシャワ Club Proxima

48日(水)ベルリン Lido

49日(木)ベルリン Columbia Theater

411日(土)ボーフム ZECHE

412日(日)ケルン LUXOR

415日(水)パリ Maroquinerie

416日(木)ロンドン Acad. Islington

 

——————————-

 

Salon del manga y cultura japonesa de Alicante

【日程】ライヴ:418日(土)

    プレスカンファレンス:419日(日)

【会場】IFA Institucion Ferial Alicantina)※アリカンテ(スペイン)

 イベントオフィシャルサイト https://www.smalicante.com/ 

 

 ====================

 

<Official HP> http://www.55-69.com/ 

<Official Twitter> https://twitter.com/muccofficial 

<Official Instagram> https://www.instagram.com/mucc_official/ 

<Official Facebook> https://www.facebook.com/facemucc 

<Official Weibo> https://www.weibo.com/muccofficial 

 



2020年02月01日 (土)

【ライヴレポート】<XANVALA 始動ワンマン公演「WARNING COLOURATION-警告色と下極上-」>2020年1月30日(木)池袋BlackHole◆満員御礼!「ここから階段を駆け上って見せる景色を、必然にしてみせる」

REPORT - 17:37:21

  130()に池袋BlackHoleを舞台に行なった始動ワンマン公演「WARNING COLOURATION-警告色と下極上-」を通し、ついにXANVALAが活動の狼煙を上げた。後ろまでぎっしりの観客たちが詰めかけ、XANVALAに対する期待の高さを伺える光景がそこには広がっていた。

 

  メンバーの登場と同時に、フロア中から熱い歓声が沸き上がる。ライブは、YouTube上へ先行で公開した「鮮やかな猛毒」から幕を開けた。触れた人たちのハートを一瞬でつかみとる巽の歌声から楽曲はスタート。感情を昂らせるように重い唸りを上げ疾走するサウンド。胸をつかむ巽の歌声に触れた大勢の観客たちが、舞台上から放たれる彼の想いを大きく手を伸ばしつかもうとしてゆく。互いに求めあう熱い関係が、そこには早くも生まれていた。何かが起きる瞬間に生まれる、胸騒がす心地好い高揚。それをXANVALAは、冒頭からこの空間に描き出していた。

巽 

 「待たせたな、死ぬ気で身体へ刻みつけていけ!」

その言葉を証明するように、XANVALAが「独善」を通し突きつけたのが、身体をゴツゴツとした刃で切り刻むような痛い衝動。歌声もサウンドもかなり挑発的だ。だけど、轟音の中でさえも胸をつかむ巽の歌声を、歌詞を、何時しか心は追いかけていた。その言葉を、想いをしっかりと受け止めたい。そんな嬉しい衝動をXANVALAは与えてゆく。

 

  挑発を止めないどころか、さらに観客たちを轟音の渦の中へ引き込むXANVALAのメンバーたち。「誰が為の幸福論」を通し、巽は「ガタガタうるせぇな!」と歌いながらも、何が本当の幸福なのかを熱く問いかける。70.の煽りが、巽の歌声を嬉しく押し上げてゆく。何時しかフロア中から無数の手が掲げられ、メンバーらの雄々しく挑発する想いをつかもうとしていた。

70. 

  XANVALA始動ライブ、愛しいお前らにとっておきのラブソングを贈りたいんだけどさ、聞いてくれるか!?」

XANVALAが示した“ラブソング”。それは、“ライブソング”と言うに相応しい轟音煽り系ナンバーだった。「CREEPER」を熱い告白の言葉に、XANVALAはもっともっと狂ったように求愛してこい、と満員の観客たちを挑発し続ける。フロア中では、髪の毛を「ざんばら」に振り乱し暴れる観客たちと、圧倒的な存在感を突きつけるステージングに圧倒され、その様をあんぐりと見つめる人たちの二つに分かれていた。好き嫌いをはっきり示す、その様がむしろ格好いいじゃない。

 

  「お前らにも大嫌いな奴がいるよな、そういう奴らを俺たちの言葉でぶっ殺してやろうぜ!」

巽の煽りを受けて飛びだしたのが、重低音の効いたリフビートを刻む「Ratchet」だ。豪快で激烈な演奏を通し観客たちをけしかけながら、XANVALAは怒りや鬱憤というエネルギーを熱狂に変えてゆく。何時しか観客たちも、メンバーらと意識を同調。激しく身体を折り畳み、ざんばらと髪を掻き乱し、鬱々と心の中で渦巻いていたフラストレーションをぶちまけるように絶叫し続けていた。

 

  ヒステリックかつスリリングなギターリフが、もっともっと気持ちを解き放てと挑発。「お前の信じたものを叫べ!」

高揚した感情の熱を抱きながら疾走するサウンド。気持ちを熱く掻きむしるように「DROID」を歌う巽の声が、理性を吹き飛ばそうぜと誘いをかけてきた。フロア中で大きく揺れる無数の手が、その答えを示していた。

yuhma

宗馬 

  しばしの沈黙の中から響いた、70.の「楽しんでいるか!」の声。アクシデントさえも彼らは楽しさに変えてゆく。エレクトロな同期音を巧みに組み込んだサウンドの上で、70.の重厚なベース音が轟きだす。巽の「揺らせ!」の声を合図に飛びだしたのが、XANVALA流のエレクトロ/ラウドロックナンバーの「ヒトリ舞台」だ。豪快に弾むダンスロックに合わせ、フロア中の人たちが心地好く踊りだす。体感的な楽曲とはいえ、巽の歌がしっかり胸に言葉を、メッセージを突きつけてゆく。「虚しくて涙が止まらない」と巽は歌う。その悲しみさえXANVALAは興奮に変えながら、すべてのマイナスを黒いプラスへと塗り替えていた。

 知哉

_TKS8939_edited

 「始動でワンマンをやってさ、ソールドでさ、こんなにもたくさんの人たちの前で歌えて幸せです。これから先、君たちの心の中に何か一つでも刻み込めたら嬉しいです。ここから階段を駆け上って見せる景色を、必然にしてみせるので。」()

             

  ライブも終盤戦へ。「明日死んでもいいくらい、最高の日にしよう!これが俺の辞世。」の言葉を示すように、豪快に「ジセイ」が飛びだした。巽の煽りを受け、左右にモッシュしだす観客たち。間奏では、身体を激しく折り畳む風景も登場。何時しか誰もが、手にしたタオルを振り翳していた。間奏では、巽の歌声に合わせ歌声を掛け合う様も誕生。まさに「ジセイ」は、自制心を破壊する熱狂一体化ナンバーだ。さぁ、手にしたタオルを大きく振り上げろ!

_TKS9069_edited 

  「まだやれるよな」「俺はぜんぜんやり足りねぇんだよ、俺と一緒にぶっ壊れてください」「さぁ乱れようか」の煽り声を証明するように、大勢の観客たちが、暴れ狂う「悪辣が君を襲う」に合わせ頭をざんばら振りまわし、拳を突き上げ、理性を彼方へと消し去っていった。煽る70.、強烈なブラストビートの洗礼を浴びて狂ったように騒ぐ観客たち。

 

  「俺たちが少し前を歩くから、どうかついてきてください」。熱狂へさらに熱狂を塗り重ねるよう、最後にXANVALAは「SCALA」をプレゼント。激しく疾走しながらも胸を心地好くはしゃがせるギターリフや、煽りながらも心を騒がせるメロディアスな歌が、意識を、身体を嬉しく挑発。その歌へ、熱した鋼の音に身をしばかれることへ恍惚を覚えるように演奏を求め続ける観客たち。そこには痛く熱々とした強い愛が生まれていた。互いに感情を裸にして抱き合うような愛の抱擁が生まれていた。

 

  アンコールでXANVALAは「これが俺たちの愛し方だ」と示すように、ふたたび「CREEPER」を全力でぶつけてきた。観客たちを轟音で挑発するメンバーたち。その想いへ頭を振りながら想いをぶつけ返す観客たち。そこには、互いに剥きだした感情をぶつけあうことでしか理解しあえない、不器用で純粋な連中たちの愛を交わす行為が生まれていた。ざんばら髪を振り乱し、拳を突き上げ、その熱を全身で、全力で奪い合う。そこに生まれる素っ裸の感情こそが、互いに求めあいたい真なる愛の姿。それをXANVALAは、初ステージから作りあげていった。

 _TKS9623_edited

  XANVALAは、39日に会場限定シングル「CREEPER」を発売する。4月には、東名阪主催ツアー「侵-erosion-食」を行なえば、428日には新宿club SCIENCEを舞台に、早くも次なる単独公演「開花-FLOS-千幻」が決定している。ここからXANVALAは怒濤の展開を繰り広げる。彼らが勢い激しく駆け上がる階段を、あなたも一緒に後ろから追いかけてくれ。そして、素敵な風景を共に描き出す、そんな大切なXANVALAの絵の具の一つ一つになってもらいたい。

 

TEXT:長澤智典

 

====================

 

XANVALA Web

http://xanvala.com/

XANVALA twitter

https://twitter.com/XANVALA

 

====================

 

CREEPER」ショートMV

https://twitter.com/XANVALA/status/1222872043093278721

「鮮やかな猛毒」MV

 

「鮮やかな猛毒」Trailer / XANVALA

 

 

====================

 

 

★NEW SINGLE

CREEPER

2020.03.09 RELEASE

 

 

■東名阪主催ツアー

-erosion-

2020.04.10 池袋BlackHole

2020.04.13 名古屋HOLIDAY NEXT

2020.04.14 心斎橋bigtwin Diner SHOVEL

 

■単独公演

開花-FLOS-千幻

2020.04.28 新宿club SCIENCE

 

====================

 

セットリスト―

「鮮やかな猛毒」

「独善」

「誰が為の幸福論」

CREEPER

Ratchet

DROID

「ヒトリ舞台」

「ジセイ」

「悪辣が君を襲う」

SCALA

-ENCORE-

CREEPER