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★対談★【YUKKE(MUCC)× 命依(MAMA.) 】2月10日(土)MAMA.恵比寿リキッドルームワンマン「神殺し」開催直前!超異例緊急対談実現!◆「昔の逹瑯とかミヤを思い出すんですよ」(MUCC / YUKKE)「小手先の言葉で作られたものなんて歌いたくない」(MAMA. / 命依)

──プライベートとかナチュラルなんですよねこの人。普段だと本当に優しい男の子なのに、ステージに上がると鬼神のような殺気を纏うから怖さはあります。ストイックで。

命依:うん。自分で言うのも何ですけど、音楽に向き合ってるとは思います。なんかこう、毎日一生懸命じゃないというか満足しようとすることを選ぶ…そういうのはみっともないというか…。否定するわけじゃないけど、お金を稼ぐことに注力する人とか見てると…

YUKKE:違うよね。

命依:その時間を今はバンドのことに充てるべきだなって思うから、今別に目先のお金とか言ってる場合じゃない。

YUKKE:わかるよ、すごく。20年前とかになるのかな?みんなバイトしながらやってたと思うけど、時間があれば友達とか先輩のライブに行って、打ち上げ行って馬鹿な話もだし、バンドの話とかしてフィードバックしての繰り返しだった。スマホもない時代だから、インターネットカフェで調べものして、FOOL’S MATEやSHOXX読んで、あとは楽器屋さん行ったりとか、とにかくバンド漬けではあった。でも、命依くんはそういうタイプだと思う。

命依:今の時代、配信やSNSで手ごろに音楽やバンドに触れられる錯覚がある分受け取られ方は違うと思うんですけど、同じ気持ちだと思います。覚悟がないとダメですよね。

──今のMAMA.も模索しているところだと思うんですけど、当時のMUCCと近しいムードからするとどこかで起爆する瞬間が訪れてほしいところです。

YUKKE:当時はウチも対バン出てもお客さん10~20人とか全然あったからね。イベント出ても全然伸びなくて。ただ、どこのバンドからも特殊なバンドだねとは言われてたの。他と違うことしていたって言うのは一つポイントで、あとはシンプルな話になるんだけど、やっぱりパンドだから自分たちが一番かっこいいと思ってやるってこと。当時はドロドロな世界観って言われてて暗い曲も多かったわけで、でもそれが楽しくて。というか、それしかできなかったから、それをずっと信じてやってた。そうしたら東京で初めてやったワンマンは鹿鳴館の扉が閉まらないくらい入ったのよ。だから他と違うものを信じてやるっていうのは今のMAMA.に必要だし、持っているものだと思う。あとはタイミングじゃないかな。

──意地悪な質問なんですけど、命依さんは焦りとか感じます?

命依:いや、特にないです。

YUKKE:そうだよね。だから俺MAMA.って地に足がついてる印象があるんだよね。命依くんの性格なんだと思うけど。

──BLAZE主催、リキッドワンマンと急激にキャパを拡大している割に落ちついていて、自信を感じるんですよね。

YUKKE:俺さ、最近もXのポストでインストアイベントの告知してたのが好きで。撮影会だけのイベントはやりたくないからアコースティックもやるって言うやつ。

命依:撮影会だけのイベントやると、帰ったら死にたくなるんですよね。雑誌とかアー写の撮影だったら構わないんですけど。

YUKKE:アイドルじゃないぞってことでしょ。

命依:そうです。

YUKKE:そういう姿勢がすごく好きで…なんだろうな…バンド、ミュージシャンだからみんなそうなんだけど、俺は結構そういう端々からグッとくる。命依くんと俺って考え方とか意外と極端に違うタイプの場所にいると思うんですよ。

──YUKKEさんの場合、独自の発想でイベントや企画を無二のものにプロデュースするという圧倒的なアプローチ力がありますからね。

YUKKE:その辺の違いも面白い。同世代だったら超仲良くなるか、それとも逆か…でしょうね。

──命依さんも人を選ぶというか、相手の人間性とか慎重に推し量るタイプじゃないですか。前から孤独を感じてたって仰ってましたけど、最近少し変化が見えます。

命依:うん。あまり交流なかった同世代と話したら、MAMA.好きだよとか言ってもらえる機会がちょこちょこあって、正直意外でした。心を閉ざしてるつもりもなかったんですけど、受け入れてくれる人が増えて、僕もだんだんオープンになれている…のかなぁ。どうなんでしょうね。でも、YUKKEさんだったりこうやって絡んで下さるのは嬉しいですね。うん、ちょっと開けてきたかも知れないです。

YUKKE:書く歌詞の内容とかも変わってくるでしょ。

命依:まさにそうです。自分のリアルな感情を歌っているので、劇的にではないですけど、言い回しとか変わってますね。感情のコントロールとかは相変わらず苦手なんですけど。

YUKKE:なんかね、昔の逹瑯とかミヤを思い出すんですよ。感情を歌詞にバーッてぶつけられる人って俺すごいなって尊敬してて。命依くんからは同じ匂いを感じるんですよ。

命依:リアルだからこそその時その時で変化していいと思ってて。MUCCもたまにメロコアっぽい時代もあったり、かと思えばめちゃくちゃ刻むハードコアみたいな時期もあって。

YUKKE:そうだね。

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