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【鐘ト銃声】ライヴレポート<春のツアー>◆新曲連発の春ツアーを完走!5月25日、浅草花劇場でのファイナル公演で圧倒の存在感を発揮!

白塗りメイクに黒髪、そして学ラン風コスチュームでクセの強い存在感を放つビジュア ル系バンド、鐘ト銃声。メンバーは狂ヰ散流(Vo)、百合子(G)、潤-URU-(B)、詠真(Dr)の4 人。2020年の結成以降、ヤバめな歌詞にアグレッシヴなサウンド、そしてバンドが纏う暗 黒レトロな世界観で、ジワジワと動員を増やしている。
この春も、イベントや対バンツ アーのみならず、2月にスタートしたワンマン公演“春のツアー”(全17本)を並行して行い、 超ハードなスケジュールをこなしてきた。そんな彼らは5月25日、浅草花劇場で春ツアーのファイナル公演を敢行。勢いのあるパフォーマンスを披露した。ここではその模様をお伝えしよう。

まず、当日の会場となった浅草花劇場は、昭和テイストで有名な由緒正しき遊園地、花 やしき内の施設。入口のレトロな作りといい、バンドのイメージと完全に合致。
ここにガチのバンギャ達が集結し、その光景を不思議そうに眺める浅草観光中のインバウンド観光 客……このコントラストが何ともシュールだ。

開場時間になると、劇場には続々と観客が吸い込まれていく。多くの来場者が、この会場は初めてだったのではないだろうか。そういう意味でも期待感は膨らむ。
開演時間を少々過ぎた頃、照明が暗転、SEと共にまず詠真が登場。続いて潤-URU-、百合子、そして狂ヰ散流がそれぞれステージセンターで存在をアピール。観客の荒ぶる声援を受け止めた。セーラー服を思わせる新衣装もキマっている。
1曲目は「浅草ブルーハワイ」。浅草のハコでこの1曲目という、何とも出来過ぎのオープニングに、観客はさっそく振りで応える。見事なまでの一体感に、これは鉄板曲かと思いきや、実はこの春ツアー中 に発表された新曲なのだ。
これ以外にも複数曲が新曲としてセットリストに組み込まれている。いつの間にそんな時間が……と、思えるほどの苦行を、実は彼ら自身が自らに課していたのだ。
2曲目は人気曲「東京都無職小林アキヒト(28)」。フロアでは壮観なヘドバンが展開し、続けて「午前0時の匿名希望」「性傷年4月の憂鬱」……など、彼らのライブに欠かせない曲達が続く。
曲が終わると、狂ヰ散流が「本日はたくさんのご来場、まことにありがとうございます」と、丁寧に挨拶。
が、ほどなく「上手のお客さん、いけますか? 下手のお客さん、 いけますか? センターのお客さんいけますか?」と煽り始め、「浅草のお客さんいけますか!」と盛り上げ、「臨海ノスタルジー」へとつなげる。


ここからのブロックはファンと共に鍛えてきた楽曲が続き、特に「さつき」で展開するヘドバンはもはや芸術的な激しさだ。これこそ、まさにバンドとファンで作り上げてきた空間なのだと思う。
実は、バンドもファンが醸し出す気合いに応えようと、春ツアーではおびただしい新曲を発表。かなりのライブ本数をこなしているこの時期、いったいどうやって制作していたのか……。
メンバーによると「ぶっつけ本番で演奏した曲もある」とのこと。ただ、それもツアーファイナルでは着実な仕上がりを見せていた。

中盤で披露した「五月花(躑躅)」「五月花(柘 榴)」「五月花(皐月)」は疾走感のあるサウンドにキャッチーなメロディーを取り入れ、激しさだけではない側面もアピール。曲へのこだわりをのぞかせる。それもそのはずで、メンバーもバンドアンサンブルにはかなり気を使っているようだ。
ツアーのさなか、ノドの調子が悪くなってしまった狂ヰ散流も、実はメロディーを大事にするボーカリストだし、 百合子もギターソロではクリーンなフレーズで楽曲を引き締める。潤-URU-はベーシストらしいうねりを出し、詠真はとてつもないテンポのリズムをしっかりキープしていく。彼らは“激しくやるだけ”のバンドではないのだ。



さて、ここでいよいよ後半ブロックに突入。「ゴミの日」「完全育成計画備忘録」「剃刃」など、タイトルを見るだけで激しさが伝わる曲が容赦なく披露されていく。ステージとフロアの気迫のぶつけ合いも見ごたえ十分。
ここまでに何度かMCでツアーファイナルへ の思いを語っていたメンバーだったが、ラストブロックを前に、狂ヰ散流が「今日、今ま での有料ワンマンの中で一番(観客が)入ってます! 着実に毎回、新記録を更新しています!」と報告。
百合子は「初めてファンと鐘ト銃声で、みんなで作ったライブっていう実 感が持てた」と、バンドとしての自信をのぞかせた。やはり新曲を作りながらの苦行はさぞかしヘビーだったことだろう。詠真も「(新曲15曲は)やりたくなかったよね」苦笑い。 百合子も「言うのは簡単だった(笑)」と振り返った。



場内の士気が高まったところで、本編は佳境へと向かう。ラストブロックは「贖罪」からスタート。「S.V.R.S.E.X」では観客がしゃがみ込んでヘドバンを繰り広げる異様な盛り上がりもあり、ラストの「私ノ死ニ方」まで激熱な時間は途切れることはなかった。
本編終了後は、もちろん熱烈な声援に呼ばれ、アンコールに再びメンバーが登場。
4人は ステージに横並びになると、番ガサをさして「雨の日」を歌い始める。


セーラーカラーの 赤い衣装に番ガサの映えること!この曲は全メンバーによるソロパートがあり、オケに合わせて歌っていくという斬新なもの。曲もかなり優しい曲調で、今日イチなごやかな時間となった。
もちろん、続く「ふと、思った事。」からは本編以上のカオティックなパワーが炸裂する。「紋白蝶」では、狂ヰ散流がステージを降りて、フロアをかき回す定番のパフォーマンスで奮闘。その状況で観客を左右に分け、ウォールオブデスで小柄な彼自身が観客に挟み撃ちにされるという場面も(もちろんあくまで楽しめる範囲なので、ご安心いただきたい)。
この日の大ラス曲は「はぁと」。抜け感のあるサビが傷みのある歌詞を昇華してくれる名曲だ。(潤-URU-だけは、グッズのバンドTシャツをカスタムしたワイルドなスタイルだったが)演奏が終了し、「終わったね、終わったよ!」と狂ヰ散流。


その後、しっかり観客との記念撮影を終え、過酷なツアーファイナルは無事に幕を閉じた……が、その余 韻に浸る間もなく、場内が暗転。スクリーンに今後の予定が続々と発表されていく。“夏の 扉ツアー”“ハロウィンツアー”(ハロウィンツアーのファイナルは4周年記念公演となってい る)、メンバーの生誕祭など……これまた相当数のライブがアナウンスされたのである。日程が発表されるたびに歓声があがっていた。
どうやら彼らはまだまだ攻撃の手を緩めるつもりはないらしい。勢いづいているバンドだけに、今後の動向は気になるところだ。まだライブを体験していない人には、ぜひこのタイミングでの参戦をおすすめしたい。この先、鐘ト銃声がどう進化していくのかは未知数だが、“ワクワクする何か”が見られるのは間違いないはずだ。

文:海江敦士

LIVE

 ■鐘ト銃声真夏の扉ツアー
7月15日(月祝)
新横浜NEW SIDE BEACH!!
7月20日(土)
福岡LIVE HOUSE OP's
7月21日(日)
福岡LIVE HOUSE OP's
7月23日(火)
広島SECOND CRUTCH
7月25日(木)
香川 高松DIME
7月26日(金)
岡山IMAGE

8月3日(土)
大阪 心斎橋VARON
8月4日(日)
京都GROWRY

8月6日(火)
名古屋 ell.FITS ALL
8月10日(土)
仙台 LIVE HOUSE enn 2nd
8月11日(日)
新潟 CLUB RIVERST
8月16日(金)
札幌Crazy Monkey
8月17日(土)
札幌Crazy Monkey
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◉全公演プレオーダー受付中!
詳細 https://kaneto-jusei.com/schedule/

7/15-8/17全公演
【時間】開場16:00/開演16:30
【お代】3,500円(当日4,000円)
●イープラスプレオーダー 受付期間
5/25(土)22:00 ~ 6/5(水)23:59
入金期間6/7(金)13:00 ~ 6/9(日)21:00
●イープラス一般発売 6/15(土)10:00~
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<FINAL> 08月31日(土)【無料チケット有り】
真夏の扉ツアーツアーファイナル 「ありんすの和」百合子生誕 渋谷WWWX
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◆チケット(S~Bまでドリンク代先払い)
Sチケット:¥5,000- (特典:優先入場+集合チェキ)
Aチケット:¥3,500-
Bチケット:¥0-
当日券:¥0-

◆入場順
Sプレ→S一般→Aプレ→A一般→B→当日
●S/Aチケット:イープラスプレオーダー
【受付期間】2024/6/15(土)22:00 ~ 2024/6/26(水)23:59
【入金期間】2024/6/28(金)13:00 ~ 2024/6/30(日)21:00
●S/A/Bチケット:イープラス一般発売 7/6(土)10:00~
チケット eplus.jp/kaneto-jyusei/

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【鐘ト銃声ハロウィンツアー】
10月9日(水)
大阪 心斎橋DROP
10月10日(木)
名古屋 HORIDAY NEXT NAGOYA
10月29日(火) 鐘ト銃声4周年単独公演 渋谷O-WEST
詳細後日!!

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【メンバー生誕】
12月14日(土) 狂ヰ散流生誕 池袋EDGE
12月22日(日) 潤-URU-生誕 浦和ナルシス
男限定ワンマン&女限定ワンマン
2025年1月19日(日) 詠真生誕 鳥取 米子AZTiC laughs
詳細後日!!

関連リンク

【鐘ト銃声 OFFICIAL】
Official Site
Official X

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