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【マーキュロ】ライヴレポート<マーキュロ主催 生バンド単独巡業『また明日、僕達の★(ヒカリ)倶楽部で』★TOUR FINAL★ マーキュロ3周年単独公演>6月30日(月)Zepp DiverCity (TOKYO)◆超満員のZepp DiverCity (TOKYO)にて開催した3周年の単独公演。2026年3月5日には、豊洲PITの舞台へ!「4周年、マーキュロについてこい!」

<サブカル系アイドルグループ>マーキュロが、生バンド単独巡業『また明日、僕達の★(ヒカリ)倶楽部で』のツアーファイナル及び3周年の単独公演を6月30日、完売御礼となったZepp DiverCity (TOKYO)にて開催した。

誰もが抱える心の闇(病み)を代弁することを表現の主軸に置き、“マーキュロクロム液”のように心の傷を癒すことをコンセプトに活動しているマーキュロ。ライヴ中に「あっという間だった」と振り返った3年間で、彼女たちは揺るぎないアイデンティティを確立し、それを確固たる武器としてきたといっても過言ではない。

アイドルにおける“歌って踊る”といったスタンダードなスタイルに留まらず、マーキュロの世界観を深めるためのパフォーマンスには、これまでもあらゆる手段を取り入れてきた。今回の生バンド単独公演も、東京のみならず愛知・福岡・大阪と初の“巡業”という形をとって行われたことや、地方公演ではメンバーが生楽器の演奏を行うといった挑戦が含まれ、結果は見事に大成功を収めたと言える。さらに、千秋楽となったZepp DiverCity (TOKYO)公演の冒頭には、イントロダクションとなるように演劇を交えていたことも、“マーキュロならではのライヴ”を強く印象付けるファクターとなっていた。

ライヴは、<親不孝通り>を名乗るマーキュロバンドが轟音を響かせる中でメンバーが登場し、マーキュロの世界観を象徴的に物語る「グランギニョル」から幕を開けた。以降、豪快にシャウトをかました「絶望セカイ」や、フロアを土下座させて他の追随を許さない個性的な爆発力を放った「ぬいぐるみ。」。クライマックスには、本公演に先駆けてMVが公開されていた“存在証明”を歌うバラード「ヒカリ」に加え、2周年に同会場にて行われたワンマンライヴで配布された「傷」を披露した際には、曲に込められた“みんなを救い出す”というメッセージをしっかりと届けていった。一貫したコンセプトがありながらも、メンバーのキャラクターを存分に活かしながら全力で駆け抜けた全19曲。ラストは晴れやかな「犯行声明」でフィナーレを飾るかと思いきや、途中で「※毒」へとシフトして、最後までアバンギャルドさを貫いた。さらに、去り際に藍咲ユウリは「4周年、マーキュロについてこい!」と堂々と叫びあげてライヴを締めくくったのだった。

終演後には、“緊急告知”として新たな単独巡業が発表された。まずは、9月から開催される全10ヵ所(全13公演)にわたって開催されるマーキュロ主催単独巡業『絶望セカイ』。そして2026年にはマーキュロ主催生バンド単独巡業『絶望セカイ、暴動編』が決定し、本巡業のファイナルは3月5日、豊洲PITという大舞台で行われる。アイドルグループにおいて3周年を迎えてからが未来の分かれ目と言われるそうだが、マーキュロは自分たちの未来を、自分たちの手で繋いだのだ。今や、“マーキュロ系”と呼ばれるほどに唯一無二の存在感を放っている彼女たちは、これからも多くの人の心の傷に寄り添い、強く生き続けていくことだろう。


写真 ポテヤマムラ(PoTEC inc.)
取材・文 平井綾子

SET LIST

SE
M1. また明日
M2. グランギニョル
M3. 制裁
M4. 絶望セカイ
親不孝通り演奏コーナー(演奏曲:ピエロ)
M5. 罰愛罰愛
M6. 美しい人生
M7. 赤い靴
M8. 無稽の啼泣
-MC-
M9. 性少年育成委員会
M10. 神聖不可侵絶対領域
M11. デイストオシオン
M12. ぬいぐるみ。
M13. suicidose
M14. 殺・殺・殺・殺・殺
-MC-
M15. ヒカリ
M16. 『明日も生きよう』
M17. ピエロ
M18. 傷
-MC-
M19. 犯行声明/※毒

LIVE


2025年
マーキュロ主催単独巡業『絶望セカイ』

9/14(日)桜坂セントラル(沖縄)
9/15(月、祝)桜坂セントラル(沖縄)
10/4(土)秘密(福岡)
10/5(日)秘密(福岡)
10/25(土)神戸VARIT(兵庫)
10/26(日) ESAKA MUSE(大阪)
11/1(土) LIVE ROXY SHIZUOKA(静岡)
11/9(日)郡山#9(福島)
11/15(土) SUSUKINO810(北海道)
11/16(日) SUSUKINO810 (北海道)
11/24(月、祝)京都FANJ(京都)
12/13(土)仙台ROCKATERIA(仙台)
12/21(日) ZephyrHall(愛知県)

…………………………………………

2026年
マーキュロ主催
生バンド単独巡業『絶望セカイ、暴動編』

生バンドツアー
1/11(日)NAGOYA ReNY limited(愛知)
1/13(火) VeatsSHIBUYA(東京)
1/17(土)バナナホール(大阪)
1/24(土)DRUM LOGOS(福岡)
3/5(木)豊洲PIT(東京)

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