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【MAMA.】9月30日初ホールワンマンに向けた対談企画ラストは命依(Vo)&かごめ(Gt) と MUCC YUKKE!────「YUKKEさんはMAMA.の“PAPA.”」


プライベートのMAMA.ってすごい可愛い



────YUKKEさんからアドバイスは言葉でするものでもないっていうニュアンスがありましたが、せっかくの機会なのでMAMA.のおふたり的にこのタイミングでYUKKEさんに訊いておきたいことっていうのはありますか?

命依:僕はバンドの方向性やコンセプトを全部決めてるんですけど、そのなかで今年はワンマンを意識的に増やしたんですよ。あるときYUKKEさんに言われたのが「ワンマンいっぱいやってるから、ワンマン自体にちょっとマンネリ化してるんじゃない?」ってことで。たしかにそうだなと思ったんですよ。といってもイベントに誘われるの待ちだとライヴも少なくなっちゃうんですけど、バンドのイメージを崩さずに誰もやったことないことでアプローチしていくにはどうしたらいいのかなっていうのが今の悩みではあります。MUCCって振り切った面白いこともやれるバンドじゃないですか?そのコツっていうかジャッジの塩梅を教えてほしいです。

YUKKE:SNSとか見てると一撃必殺のワンマンライヴの発表の仕方がすごく派手で上手だと思ってるんだけど、6月の終わりごろに観たワンマンは正直その前に観たときとのコンセプトの違いがよくわからなかったんだよね。でも、今回は初ホールでアルバムが出る直前なんでしょ?それなら必然的に意味合いやコンセプトも変わってくるから大丈夫だと思う。

命依:ホールらしい仕掛けとかも考えてます。

YUKKE:それで、バンドのイメージをしっかり守りながらも面白いことをやっていくってことに関しては、結構思い切っていいんじゃないかな? MUCCもライヴはしっかり真面目にやる分、それ以外の活動のところでは対極に行っちゃうぐらいふざけたいって思ってて、それを昔からずっとふざけたり遊んだりしたいなって思ってて。真面目にやっているだけだと面白くないなって思う人間の集まり。MAMA.もバンドをとにかくしっかりやっていれば、よそでどんだけ砕けた素の姿でも大丈夫だと思うんだよね。それこそ遊びのあるおもしろ配信とかもあっていいし、そこでの空気がライヴに干渉することはないかな。お客さんもそこはステージのMAMA.とオフモードのみんなをセパレートして受け入れられるはず。俺がお客さんだったら裏の顔が見れた方が嬉しいし、人間らしい部分を知ってもらえた方がステージとのギャップも増すし、ライヴも味わい深くなるんじゃないかなって思う。

▲YUKKE(MUCC)


命依:僕は暗いバンドが好きだったので、そういうイメージが崩れるような企画とかはうんざりしちゃってたんですけど、実際MAMA.もふざけるの好きな人の集まりだし、無理にイメージを保つ必要はないのかもって最近思うんです。それもあってかごめと真も最近ファンイベントっぽいことやってみたりしてるんですけどね。MUCCの自由さと振り幅を見てるともっとやっていいのかもって感じてます。

YUKKE:全然ありだと思うよ。バンド本体はしっかりやってる前提があるわけだから。

────それこそ命依さんはVISUNAVIのトークライヴにもよく出てくださるんですけど、お客さんからの反応がいいというか、素の愛らしいキャラクターの部分が伝わってきてると思います。

YUKKE:プライベートのMAMA.ってすごい可愛いよね(笑)。命依くんも、あの歌詞を書いてる子のプライベートってこうだよねっていうイメージ通りというか。でも、すごい暗いわけじゃないし、ただ喜怒哀楽は激しくて人間らしい。ステージで見てる命依くんより裏で見せる可愛いところはもっと伝わっていった方がいいと思う。あとね、この子は甘えるのがすごく上手。

命依:だはははは!

YUKKE:とっつきにくいのもわかるけど、話するとすごい素直だしね。ギャップですよ、ギャップ。

────すごく印象的だったのがバンドに対する考え方みたいな真剣な会話をおふたりがしていたときで。YUKKEさんが具体的なアドバイスしたときに、命依さんが「違うよぉ!YUKKEさんボーカルじゃないからわからないんだよ!」みたいなこと言ってて。

命依:最悪だ!

YUKKE:あったよね(笑)。なんかそういう形式ばった後輩じゃないノリがいいんだよね、命依くんは。実際ボーカルじゃなきゃわからないこともあるだろうしね。

命依:マジで最悪、みんな忘れてほしい。

YUKKE:一方でかごめくんとは一緒に遊んだりする回数は少ないからもっと回数を重ねたいなとは思っています。トークライヴとかSNS上で喋ってる感じがお互いまだあるから、2人でご飯とか行っても面白そうだね。

かごめ:いきましょう。

────かごめさんはやっぱり先輩は緊張しますか?

かごめ:先輩というか人が緊張します。

────MUCCのユニークな部分のプロデュースはYUKKEさんが担っているところが大きいと思うんですけど、MAMA.でこういう事やったら面白いんじゃないっていうものってあります?

YUKKE:んー、ファンクラブ旅行?

命依:ファンクラブ自体が今ないんですけど面白そう!

YUKKE:企画すれば多分できるよね?もしやりたいんだったら絶対楽しそう。

命依:自分達が沖縄行きたいがためにファン旅行組みますか。

YUKKE:いいじゃん!2泊とかでさ、沖縄のライヴハウスでライヴやって次の日はホテルでアコースティックとか。現地の人も嬉しいだろうし、今のMAMA.のお客さんも楽しいんじゃない?だって沖縄ってみんな好きでしょ。

命依:沖縄はみんな好きっすね。

────やっぱり切り口が全然違いますね。一番MAMA.がやらなさそうなことだから一番面白い。

命依:想像すると面白いっすね。

YUKKE:全然それぐらいやってみていいと思う。背負わずに楽しい空気感でやるライヴから得られるものもあるだろうし。あとさ、前にオフショットみたいな動画出してたよね?みんなでブラブラお寺かなんか歩いてるの見たことあるんだけど。

命依:あー、1回出しましたね。

────あれすごいMAMA.っぽい素の魅力ありましたよね。

YUKKE:そうそう。一概になんでもプライベートを出していった方がいいよってわけじゃないけど、隠そうとしても溢れ出てしまう人間味があるんだったら出してもいいと思うよ。楽曲の制作は命依くんが仕切ってる分、あまり発言しないメンバーはそういうところで得意なものが見つかるかもしれないし、それがメンバーの居場所になることもあると思う。活動の幅なんていくらあったって楽しいじゃんって思うから、MAMA.が届けるニコ生690分!とか面白そう(笑)。

命依:俺が早朝のLOFTで初めてMUCCを観たときもニコ生の企画でしたよね。あれYUKKEさんが考えたんですか?

YUKKE:もちろんメンバーと相談しながらアイデアを形にしたんだけど、MAMA.もああいうのやっていいと思う。いいよ、690分の冠MAMA.に貸すよ!(笑)

命依:想像もつかないっすね。でもアリだな。

────そしてかごめさんはYUKKEさんに訊いておきたいことあります?

かごめ:9月30日のワンマンの話になるんですけど<「私の命はあの暗い森に隠れている。」>ってタイトルをYUKKEさんはどう捉えます?

YUKKE:えっ、ムズっ!

かごめ:タイトルとかライヴの世界観も命依が作ってるんですけど、YUKKEさんはどう考えるのかなって。

YUKKE:この日にニューアルバムの曲はやるの?

命依:全部じゃないですけどやりますよ。

YUKKE:なるほどね。ライヴタイトルがアルバムの中身をいろいろ匂わせたり期待させるような言葉になってるよね。すごく想像力を掻き立てつつ、ライヴへの期待感も煽れるようなタイトルでいいんじゃないすかね?

────ちなみにYUKKEさんはMAMA.の新作『CRY MORRY』はもう聴いたんですか?

YUKKE:午前中に茨城の海を眺めながら聴かせてもらいました。この1年ぐらいのMAMA.らしさが出ててすごくいいなと思うし、やっぱり独特で面白い。さっき命依くんがバンドを長く続けることの素晴らしさって言ってくれてたけど、その言葉を踏まえると、5年後10年後に全然違う顔を見せるアルバムだと思う。

命依:ありがとうございます。

YUKKE:いずれ年齢を重ねた命依くんが振り返ったときに“こんなこと歌ってるぜ”とか“ここでこんな展開行くんだ”っていうのを将来楽しんで聴けると思う。すごい好きな曲も多かった。

命依:よかったです。

YUKKE:これ職業柄かわかんないし、輸血子さんでもないんだけど全曲レビュー書いちゃって。

かごめ:えー!

命依:それ教えてください。

YUKKE:じゃあご飯行くときに見せるよ (笑)。

命依:いやぁ、嬉しすぎる。

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