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【umbrella・唯 × 有村竜太朗】ギターをこよなく愛するふたりのヴォーカリストが辿ってきた道程と、記念すべき新たな一夜へ向けた語らい



竜太朗さんの男気が熱くてカッコ良かったんですよね。「全然大丈夫だから。俺は出るよ!」みたいな(唯)



────ということで、おふたりはそれぞれにギターを弾きながら歌うことも得意とされているヴォーカリストだと思うのですが、唯さんがギターを手にしつつ歌われる時に重視されているのはどのようなことですか。

 僕は弾きながら歌っているという感覚ではやってなくて、ギターは歌ううえでのリズムを刻む打楽器に近いツールとして欠かせないものになっちゃってますね。むしろ、ギターがないとリズムがブレちゃいそうな感じさえあるくらいです(笑)。

竜太朗 俺も唯くんと一緒。昔から「俺のギターは打楽器なんで」ってよく言ってるし、基本はパワーコードとテンションコードとかオープンコードのストロークばっかだから、単音フレーズとかは滅多に弾かないんですよ。右手でかき鳴らしながらリズムを取って、それに呼吸も合わせて、歌って、っていう三位一体なサイクルが自分の中で完成されてる感じがあるというか。そういう意味では、ギターを持って歌う曲とハンド(マイク)だけでやる曲って、ちょっと感覚や声の出方も違うかもしれない。

 竜太朗さんのそういう違い、ライヴで観てるとわかりますよ。まず、ストロークの一発目は必ずしっかりダウンで弾かれてますよね。そして、ギターをほんまにパーカッショのように使ってらっしゃってて。いつもいろいろ勉強させてもらってます。

竜太朗 なんならギターというより、タンバリンに近い使い方をしてるかも(笑)。

────もちろん、6月23日の<路地裏サーチライト>でもおふたりの巧みなギター&ヴォーカルぶりをたくさん堪能することができそうです。なお、このたびumbrella側からは竜太朗さんに対していかなるお声がけがあったのでしょう。

竜太朗 去年、ツアーで京都に行った時、着いてから夜ヒマだなぁっていう時に散歩をしてたんですよね。歩きながら、唯くんに「今、何してんの?」って連絡したら「じゃあ、遊びましょうよ」って言ってくれたんですけど、唯くんってお酒は呑まない人なんですよ。で、なぜか唯くんとドライブすることになり(笑)。嵐山とか、唯くんの思い出がある神社とか、朝までいろんなところに一緒に行って。

 すみません、あちこち連れ回しちゃいました(笑)。

竜太朗 ううん、観光タクシーに乗ってるみたいですごく面白かったから(笑)。で、その時に喋った中で「主催イベントを6月にやるんです。ぜひお呼びしたいんですが」っていう話を聞いて、俺は「タイミングさえ合えばぜひ」って答えたんです。

────今年の竜太朗さんは現在<Plastic Tree Phylogenetic Tree Live/Tour 2025-2027>の最中であるうえ、個人活動についても10周年ということで7月からは<ACOUSTIC LIVE TOUR 2026「密劇/mitsugeki」>も予定されておりますので、<路地裏サーチライト>にはその隙間を縫ってのご出演ということになります。そのうえ、悠介さんをはじめとしたDEMONSTRATIONsの皆さまも大変ご多忙でいらっしゃるわけで、よくスケジュールの調整がつきましたね。

竜太朗 幸い大丈夫だったんですよ。上手いことハマってくれました。夏の個人活動はアコースティックのスタイルだから、春にツアーが終わって以降DEMONSTRATIONsでの活動があんまりないなと思ってたところだったし、大阪でumbrellaと一緒にやれるっていうのも初めてなので、ホントに誘ってもらえて嬉しいです。

────個人活動は夏以降も目白押しで、10月には待望の3rd ALBUM『個人作品集2022-2026「デも/demo #3」』の発表が予定されているうえ、10月には東京と大阪での<有村竜太朗+DEMONSTRATIONs presents. Halloween Night「シン・三毛猫病院」>、11月からは<有村竜太朗 TOUR 2026-2027「デも/demo #3」>も決定しております。さらに、来年の竜太朗さんのお誕生日である3月6日にはヒューリックホール東京での<TOUR FINAL & RYUTARO ARIMURA BIRTHDAY>も控えておりまして、ここからはなかなかの密度で日々が進行していくことになるのではありませんか。

竜太朗 いやー、ちょっと不安ですよね。果たして無事に来年の誕生日を迎えられるのかなって(苦笑)。

────ぜひ無事に迎えてくださることを心より祈願しております。参考までに、アルバムの制作状況は今のところ何合目あたりまで来ていらっしゃるのでしょうね。

竜太朗 5合目? 違うな、5.5合目くらいですかね。

 0.5上がった(笑)。

竜太朗 それでもいろんな兼ね合いを考えると、そろそろヤバいですって感じ(笑)。

────竜太朗さんとしては『個人作品集2022-2026「デも/demo #3」』をどのような風合いの作品に仕上げていきたい、とお考えなのでしょうか。

竜太朗 もちろん新しい自分の要素みたいなものも入って来ますけど、アルバムとしては前作から8年経っていて、その間にはいろんなことがあったので……そういう日々を経てきたうえで、今は個人活動ですけどDEMONSTRATIONsっていうものがひとつのバンドとしての意味をさらに強めてきているなと感じるんですよ。リズム隊に至ってはもう10年ずっと一緒にやってるし、楽曲的には俺が作ったものだけじゃなく悠介くんの曲が入ってきたりもしているから、3枚目のアルバムは有村竜太朗を通したDEMONSTRATIONsとしての作品になっていくんじゃないかなぁ。

────ひいては、2021年に逝去されたGt.hiro(te')さんの遺志を皆さんが継いでいくような作品にもなっていくのでしょうね。

竜太朗 はい。本当にそうだと思います。よりそういう作品になっていくように、ここからもっと良いものにしていくようにしたいです。

 そう思ったら、ほんまにそれだけやらなあかんことがたくさんある中で、よう出るって決めてくださいましたよね。僕としては以前から<路地裏サーチライト>に有村さんをお誘いしたいということはうちのメンバーにずっと言ってきてましたから、ようやくそれが実現するのはありがたいんですよ。でも、正直ちょっと厳しいやろなと思ってはいたんです。だって、プラのほうもちょうど6月21日と28日がライヴじゃないですか。

────6月21日が豊洲PITでの<-a piece of “シロクロニクル”->、28日がEX THEATER ROPPONGIでの<-a piece of “剥製”->ですね。

 だから、かなりダメモトでのお願いではあったんです。でも、一か八かということで、京都でドライブしたあと、大阪へ来てくれはった時にどっかのバーで改めてオファーさせていただきまして。そうしたら、その時の竜太朗さんの男気が熱くてカッコ良かったんですよね。「全然大丈夫だから。俺は出るよ!」みたいな。

竜太朗 多少、酔ってたっていうのもあるんでしょう(笑)。

 だとしても、あの頼もしい言葉は嬉しかったですよ。そして、スケジュール面でもOKが出た時はもう、ちょっと感無量でした。

────時間のやりくりという点では竜太朗さんのみならず、唯さんもバンド活動と並行してのソロ活動も積極的に展開されていますよね。

 僕の場合は、ソロのライヴでサポートを入れてやるっていうことがまずそんなにないので、わりとそのへんは融通が利くんですよ。作品の音も完全セルフプロデュースですし、デザインから映像まで全て自己完結してやれているので、僕がひとりで好き勝手にわがままなことをやらせてもらってる状態なんで、竜太朗さんの個人活動とは動き方の規模感が全然違うんです。

竜太朗 逆に、自己完結でやれてるってすごいなぁ。俺の個人活動はhiro時代にしても、悠介くんとやってる今の状態にしても、自分は発起人なだけで周りのアーティストにいっぱい助けられてる状態だから。そういう意味でも、ソロもホントにやってることはほぼバンドなんですよね。そんな僕らの活動をまだ知らない方がいるなら、ぜひ今度の<路地裏サーチライト>で感じてみてもらえると嬉しいです。


せっかくのイベントなんで、いつもと違うことをしたほうがいいんじゃないかな(竜太朗)



────今度の<路地裏サーチライト>についてはメリーとザアザアも名を連ねておりますが、竜太朗さんとしては当日どのようなスタンスで臨むことになられるのでしょうね。

竜太朗 もちろんメリーさんは仲良くしてもらってますし、ザアザアもさんも知ってますし。とにかく純粋に楽しみたいですね。

────せっかくのumbrella主催イベントということでもありますし、たとえば唯さんと竜太朗さんがステージ上で一緒に共演される可能性というのはありえるものですかね。

竜太朗 あぁ、全然あり得るんじゃないですか。

 おっ! え? そんな! いいんですか!?

竜太朗 唯さんから「こういう一案があるんですが」と言っていただけければ、そのために「1時間早く会場入りしてください」とかじゃない限りはやりますよ(笑)。というか、ホントにせっかくのイベントなんで、いつもと違うことをしたほうがいいんじゃないかなって僕も思いますね。

 ほんまですか? やったー!

────本日のお話を諸々と踏まえますと、Wギター&ヴォーカルというアプローチも面白そうですけれどね。

竜太朗 ガラさんも最近ギターやってるから、THE ALFEEみたいに3人で弾きながら歌うっていうのもできそう(笑)。

 毎年、最後に大セッションはやってるんでそれに関しては考えてたんですけど。僕ちょっと、このあとすぐに案を練って送りますね。とりあえず、当日に竜太朗さんのギターを貸してもらうことってできますか? “夜想”の黒を弾いてみたいです。

竜太朗 全然いいよ。あと、テレキャスが多分メーカー俺のと唯くんのって一緒だよね。

 ってことは、Wテレキャスっていう方向もアリか(笑)。いずれにしても、すぐこっちで話を詰めてからまた連絡します!!

竜太朗 じゃあ、待ってるね。楽しみにしてる(笑)。

<クレジット>取材・文 杉江由紀
写真 寫眞館GELATIN(umbrella)

LIVE


2026年6月23日(火)umbrella presents 路地裏サーチライト
心斎橋BIGCAT  OPEN17:00  START17:30
【CAST】umbrella、有村竜太朗、ザアザア、メリー
【チケット料金】 前売 6,500円 当日 7,000円 ※税込・ドリンク代別途
チケット一般発売中!
https://eplus.jp/umbrella/

関連リンク

【umbrella OFFICIAL】
◆umbrellaオフィシャルサイト http://xxumbrellaxx.com
◆umbrellaオフィシャルX https://twitter.com/umbrella_DATA
◆umbrellaオフィシャルYouTube channel http://www.youtube.com/@umbrella8478

【有村竜太朗 OFFICIAL】
◆有村竜太朗 オフィシャルサイト https://arimuraryutaro.com
◆有村竜太朗 オフィシャルX https://x.com/Pla_ryutaro
◆Plastic Tree オフィシャルサイト https://plastic-tree.com

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