【KISAKI】◆スペシャルインタビュー◆KISAKI PROJECTの封印を解いた、<KISAKI生誕半世紀追加公演>の詳細を語ってもらった。KISAKIバンド人生初となる血塗られた写真はVisunavi独占!

2026年3月に、生誕半世紀(50歳)迎えたKISAKI。大きな節目を迎えるのに合わせ、彼は、3月10日に生誕50周年プロジェクトとして制作したメモリアルアルバム『Voice in Sadness』をリリース。3月15日には、大阪BIG CATで、<KISAKI 生誕半世紀記念祭「BEYOND THE KINGDOM -Fest of Excellence-」>を行った。チケットはソールドアウトを記録。会場の扉が締まらなくなるほどの人が押しかけたように、今もKISAKIの音楽を求めている人たちは数多い。
その反響の高さから、KISAKIは、生誕半世紀プロジェクトの追加公演であり、一連の動きを締めくくるイベントとして、10月24日に東京BLAZE GOTANDAで、<KISAKI 生誕半世紀追加公演「BEYOND THE KINGDOM -Final Masquerade-」>の開催を決めた。
出演者は、KISAKI PROJECT feat.ryo(B.KISAKI(La:Sadie's / MIRAGE / Syndrome / Phantasmagoria / 凛)、Vo.ryo (D'elsquel / Galruda / GULLET/ 9GOATS BLACK OUT / HOLLOWGRAM / KEEL / H.U.G / DALLE他)、G.HIZAKI(Versailles / Jupiter)、G.Kohei Iyoda、Dr.森谷亮太)、defspiral、THE BEETHOVEN、NEGA、ClearVeil、Phobia、椎名ひかり、NETH PRIERE CAIN、だ。ラストに出演者による「神歌」大セッションもあるという。KISAKIが、THE LOCUSではなく、KISAKI PROJECT feat.ryoとして出演することが興味深い。
さらに、イベントに先駆けること9月30日には、OUTRAGEの橋本直樹(Vo)などを迎えた、新作CDのリリースも予定している。
今回の「Visunavi Magazine」の表紙には、KISAKIが鮮血を浴びた白シャツ姿で登場。こちらも、嬉しいインパクトだ。KISAKIが今、どんな心境でいるのか、胸に秘めた彼の思いを紐解いた。
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人生の大きな節目に当たるからこそ、僕の生きた証と僕自身の歴史の歩みを、僕が信頼する仲間たちと一緒に、ライヴを通して記そうと思った
────3月15日に大阪BIG CATで行った<KISAKI 生誕半世紀記念祭「BEYOND THE KINGDOM -Fest of Excellence-」>は、会場を埋め尽くす人が訪れ、大盛況でした。
KISAKI おかげさまで、チケットがソールドアウトしました。参加してくれたバンドやミュージシャン仲間、関係者の方々、何よりファンが本当に楽しんでいたことが、僕にとって一番の喜びであり、財産になりました。
────今もKISAKIさんに刺激を求めている人たちが多いということではないですか?
KISAKI だとしたら嬉しいですけど。僕自身は、そこまで考えてイベントを計画したわけではありませんでした。イベントを含む一連の流れは、“生誕半世紀”という僕自身の人生の中でも大きな節目に当たるからこそ、僕の生きた証と僕自身の歴史の歩みを、僕が信頼する仲間たちと一緒に、ライヴを通して記そうと思って行ったことで。ライヴでは、演者たちもファンもグチャグチャになって楽しんでいたし、楽屋でも仲間たちが楽しく過ごしていた。その姿を見られただけで僕はもう大満足だったし、関わってくださった方々には感謝の気持ちしかないです。
────訪れた人たちは、今もKISAKIさんに、何かをひっくり返すような新たな刺激を求めているのかなとも感じたんですよね。
KISAKI そこは、どうなんだろう。一つ言えるのは、僕は30年以上ヴィジュアルシーンの中で、サウンド面では進化をしてきたと思うのですが、ヴィジュアル面はいっさいブレることなくやり続けてきました。もし、僕を今も求めているのなら、その姿に、ほかのバンドにはない何かを感じているからなのかもしれません。ここ数年は、ライヴ本数をすごく控えめにし、活動の軸を制作に置いてきました。その期間の中で溜まっていた“ライヴを求める衝動”が、もしかしたら3月15日に爆発したのかもしれませんね。
────客層はKISAKIさんと同世代前後が中心でしたが、若い人たちも相応にいませんでした?
KISAKI ステージの上からも、僕の音楽にリアルタイムで触れてきた世代ではないと思える人たちは見かけました。そうやって新しい人たちが興味を持ってくれることが、嬉しいですよね。
────THE LOCUSのメンバーもそうでしたけど、イベントに参加してくれたバンドの人たちは、KISAKIさんと世代の近い後輩たちが多いですよね。
KISAKI 僕と同い年のミュージシャンもいれば、年上の先輩方だって共演した方々にはいました。でも、中心になっていたのは40代のミュージシャンでした。その理由はわかります?
────世代が近いから……だけではないですよね。
KISAKI もちろんです。理由は、今のヴィジュアルシーンの中、40代のメンバーを中心としたバンドたちが、一番脂が乗っているからというか、若手のバンドにはない魅力を一番発揮しているからです。それを感じたくてイベントに足を運んだ人たちもあの日は多かった。だから、いろんな相乗要素が加わってのソールドアウトだったと僕自身は捉えています。
────今年3月にリリースしたメモリアルアルバム『Voice in Sadness』に参加したミュージシャンたちも、40代が中心ですよね。
KISAKI そうですね。僕がバンド活動30周年の時に制作した三部作アルバムもそうでしたが、一緒に制作を行う上で、その世代のミュージシャンたちとやるのが、僕的に一番刺激になっていた。以前とは異なり、今はソロプロジェクトという形を取ることで、自分がその曲に求める人たちに声をかけ、一緒に理想を求めていける環境がある。それぞれのスケジュールの調整など大変な面はあるけど、今のやり方のほうが表現の身動きを取りやすい面では、自分に合った方法だと思っています。何より皆さん、クオリティの高い楽曲に仕上げてくれますからね。
────確かに、今のKISAKIさんには一番似合う表現のスタイルですね。
KISAKI 僕自身、30年以上バンド活動を続けてきたからこそ感じることですけどね。メンバーみんなで足並みを揃えて活動をしていく以上、ほかのメンバーの意見や意志も尊重してやっていくのが大切になる。そこにジレンマがないと言ったら、嘘になる。だからと言って、これまでにやってきたすべてのバンドに不満があるわけではなく、どのバンドも納得して活動をしてきたし、納得のいく思いを胸にピリオドを打ってきた。最初こそ、理想通りのバンドを組めないことを逆手に取って始めた形だったけど、いろんな大変さを踏まえた上で自分自身の音楽を創作する面では、満足も達成感も、今のスタイルがとても充実しているのは間違いないです。
僕がこれまでに関わってきたヴィジュアルシーンの中では、まさにオールスターとも言える面々
────話は多少戻りますが、3月15日のイベントでは、出演した人たちみんながKISAKIさんへのリスペクトを持ってライヴに臨んでいました。
KISAKI その気持ちが、すごく嬉しかったです。しかもあの日は、以前に同じバンドのメンバーとして活動をしていたCEROやJUNもいましたし、GOTCHAROCKの樹威、JUNのように同じレーベルの仲間もいた。苑、HIZAKIのように、同じシーンでずっと切磋琢磨してきた仲間だっていました。後輩バンドらも、そう。出演バンドみんながリスペクトを持ってライヴをやってくれたのが嬉しかったけど、何より僕自身がバンドやレーベル活動をしていた頃の自分に戻って、みんなと楽しんでいましたからね。参加してくれたのは、今も現役で活動をしている人たちばかり。共演することで、一緒にこのシーンを盛り上げていく、そういうシンパシーを感じながら共にやれたことが、何よりも刺激的だったなと思い返します。中には、僕が注目しているガールズメタルバンドのLittle Lilithや、僕が楽曲を提供し、唯一公式で「神歌」をカヴァーしてくれている“ぴかりん”こと椎名ひかりもそうですけど。みんなこのシーンのことをリスペクトしているからこそ、声をかけたら「出ます」と即答してくれた。それも、嬉しかったですね。
────あの日限定のTHE LOCUSのメンバー(B.KISAKI、Vo.苑(摩天楼オペラ)、G.HIZAKI、G.CERO(凛 / Jupiter)、Dr.HIROKI(D))も最強でしたよね。
KISAKI 僕がこれまでに関わってきたヴィジュアルシーンの中では、まさにオールスターとも言える面々でした。当日のTHE LOCUSのライヴに、飛び入りで参加してくれたGOTCHAROCKAの樹威とJUNも、いきなりの提案にもかかわらず、すぐに対応してくれた。本当に、信頼のおける漢気のある人間ばかりですよ。
────3月15日に行った<KISAKI 生誕半世紀記念祭「BEYOND THE KINGDOM -Fest of Excellence-」>で、今年の前半戦の動きに区切りをつけました。
KISAKI 区切りというと語弊があるというか。もともとは、メモリアルアルバムをリリースし、生誕のイベントを開催して、一連の動きを終えるつもりで進めていました。ただ、3月の公演がソールドアウトするほど大盛況だったことや、「東京でも観たい」という声を多くいただいたこと。僕自身も久しく東京でライヴ活動をしていなかったから、このたび追加公演という形で、新たなイベントの開催を発表しました。しかも、ライヴをやる以上は、それだけで終えるのではなく、何かしら新たな動きも作りたいと思い、9月30日に新作CDの発売も決めました。
────新作CDにOUTRAGEの橋本直樹さんらを迎えて制作をすることに意外性を覚え、すごく驚きました。
KISAKI 30周年の時に出した三部作と、今回制作したメモリアルアルバムを通しての共演で、一緒にやりたい人とはほぼやれたからこそ、また新たな風を自分の音楽に吹かせたいと思っていた時に、ふとしたきっかけから名古屋の重鎮メタルバンドの橋本さんとコンタクトを取り、いろんな話をしました。その会話の中、橋本さんが僕の世界に飛び込んで表現することに刺激や面白さを感じたようで、「一緒に話を進めましょう」ということになりました。今(取材時点では)、制作へ向かうためのディスカッションをしていますけど。僕自身も、橋本さんがKISAKIの描く世界へ飛び込んできた時に、どんな絵を描いてくれるのかが楽しみです。最初に、橋本さんとの組み合わせで楽曲を作り上げ、その上で見えてきた世界観によって、C/Wに収録する曲の世界観も見えてくると思うから、9月30日に出す作品にはどんな曲を何曲収録するのかは、この曲が完成したあとに考えます。橋本さんとの曲では、ギターがKohei Iyoda、ドラムが森谷亮太と、今、もっとも信頼のおけるプレイヤーで制作をします。
今回、誰に歌ってもらおうかと白羽の矢を立てたのが、僕と同い年であり、もう31年来の付き合いになる、ryoでした
────新作音源の完成を楽しみにしています。このたび、10月24日に行う追加公演<KISAKI 生誕半世紀追加公演「BEYOND THE KINGDOM -Final Masquerade-」>のメンバーも発表になりました。
KISAKI 3月15日の公演を終えてから、急いで週末に空いている会場を探して見つけたのがBLAZE GOTANDAでした。その上でバンドに声をかけ始めたわけですが、今回は急きょ開催というのもあったので、身内を中心に呼びかけ、イベントの制限枠内いっぱいの共演者として、今回のメンツを発表しました。
────今回注目したいのが、THE LOCUSではなく、KISAKI PROJECTとして出演することです。
KISAKI 東京でKISAKI PROJECTとしてライヴを行うのは、2016年以来だから、約10年ぶりになります。今回、誰に歌ってもらおうかと白羽の矢を立てたのが、僕と同い年であり、もう31年来の付き合いになる魅力的なヴォーカリストのryoでした。今回、なぜKISAKI PROJECTとしてステージに立とうとしたのか……。THE LOCUSは、自分がこれまでに携わってきたバンドの軌跡を辿りながら、ライヴでは激しめの表情を見せてきました。その対極としてあるのが、壮大な綺麗でクラシカルな世界観を大切にしてきたKISAKI PROJECTです。東京公演を決めたとき、ふっと「KISAKI PROJECTが描く世界観をみんなに聴かせたい」と思ったことで、そうしました。ヴォーカルにryoを選んだのも、もともと表現力の高い歌い手ですから、彼がKISAKI PROJECTの世界観を歌ったら、どんな風に世界が広がっていくのか。僕自身も、その景色を見たくて声をかけました。この日は、触れた人を惹き込ませる、そんな美しいライヴを見せたいと思っています。
────東京公演のゲストには身近な人から声をかけたと言っていましたけど、なかなか刺激的なバンドを集めましたよね。
KISAKI UNDER CODE PRODUCTION時代の仲間だったNEGAとClearVeilがこの日のために復活し、参加してくれることになりました。defspiralとTHE BEETHOVENのメンバーたちは、昔からの戦友。Phobiaとも付き合いは長いし、彼らが復活した時期に、僕もMIRAGEとして限定復活をしたことから、一緒に対バンをした仲。その縁もあって、今回も参加を表明してくれました。椎名ひかりは、「参加したい」という彼女の声を受け、唯一、大阪公演に引き続き参加してもらいます。NETH PRIERE CAINは、彼らのレーベルの代表が昔からの親友で、その関係から最初は紹介を受けたんです。会って話をしたところ、初めて手にしたCDがUNDER CODE PRODUCTIONのバンドというメンバーもいるなど、僕のやってきた活動を本当に好きでいてくれるバンドです。この日、彼らがUNDER CODE PRODUCTIONのバンドの楽曲をカヴァーしてくれるという話をしていたから、僕も楽しみにしています。
────NEGAやClearVeilがイベントに合わせて限定復活してくれたところは、さすがKISAKIマジックだと感じました。
KISAKI バンド活動をやってきた身だからわかるけど、一度解散したバンドのメンバーを再び集め、もう一度動かすのは、決して簡単なことではない。だけどNEGAもClearVeilのメンバーも、声をかけたら快くOKしてくれた。そうやって長く縁の続く関係を作れているのが嬉しいですよね。同じ時代を遊んできたバンド仲間が、一夜のみとはいえ、また同じステージでぶつかりあえる。それが、僕にとってはすごく嬉しいこと。まして、僕の生誕半世紀を祝いたくて参加するという気持ちが、何よりも嬉しいじゃない。NEGAも、僕のイベントを通して復活するたびに、何かしらやらかしてくれるから、今回も、それを楽しみにしています。
ただインパクトを与えるだけではなく、その背景を知ってもらうためにも、この写真を甦らせることができて良かったです
────ところで、今回のVisunavi用の写真ですが、まさかの血塗られた姿での登場になりました。この姿、めちゃめちゃ強烈なインパクトを放って視界に飛び込んできました。
KISAKI 衝撃を与えられていたのであれば嬉しいです。この写真ですか、実は少し前に別用で撮影をしたものでした。その時は、コンプライアンス的にという理由なのか、「この写真は掲載できない」と言われてしまって。ただ、この写真には今の僕の心境を投影していたからこそ、このままお蔵入りにはどうしてもしたくなかった。その思いをVisunaviさんに伝えたところ、「この写真で表紙をやりましょう」と言ってくださって。ただインパクトを与えるだけではなく、その背景を知ってもらうためにも、この写真を甦らせることができて良かったです。

────KISAKIさんがこの写真に込めた思いとは?
KISAKI この手(血みどろ系)のヴィジュアルは、過去にもいろんなバンドさんがやってきたことであり、決して特別なことではない。とはいえ、自分はずっと、そこではない表現を続けてきました。長年僕のことを追いかけてきた人たちに、視覚的なインパクトを持って衝撃を与えるという表向きの理由もありましたけど。このヴィジュアルは、今の僕の心を現しています。それが、「いくら心が傷だらけになり、孤独に陥ろうとも、血だらけの姿でも這い上がってやる」という強い意志。つまり、ヴィジュアルを通して「心の痛み」を表現したのが、この姿になります。

────「Visunavi Magazine」での表紙を通したインパクトを含め、OUTRAGEの橋本さんとの楽曲コラボや、KISAKI PROJECTとしてのライヴなど、期待したくなる新たな展開が目白押しです。
KISAKI 僕自身も、橋本さんと一緒に制作する楽曲が、どんな新たな世界観へ僕自身を導いていくのかを、レコーディングを前にした今、とても楽しみにしています。この曲が指し示した道しるべ次第で、次にどんなC/W曲を求めだすのか……。僕自身は、とにかくインパクトを持った作品を届けたいし、残したいので、収録曲数が多くとも、少なくなろうとも、そこにこだわるのではなく、本当に納得のいく作品だけをみなさんの手元にお届けするつもりです。ライヴについては、10月24日の公演が、50歳という年齢で行う最後のライヴになります。今回は、生誕半世紀という大きな節目として行いましたが、生誕祭を含め、こういった形で主催イベントをやるのは、おそらく当分はないです。もし生誕祭をやるとしたら、次は60歳の還暦を迎える頃じゃないですか。それくらいの気持ちを持って、僕自身はこの公演へ挑みます。
────ということは、KISAKIさんのライヴ姿を見るのも、10月24日を逃すと、次がいつになるかわからないということだ。
KISAKI よほどの理由がない限りはやらないと思います。ただし、頑なに「ライヴをやりません」ではなく、自分の中で明確な意志を持って動くべきと思った時はやりますし、仲間たちの生誕祭や、いろんな大切なイベントごとは拒む理由がないので、声をかけられたら参加する気持ちでいます。一つ確実に言えるのは、ダラダラとした活動はしたくないし、それは絶対にしないということ。生誕半世紀と題した50歳の節目での動きも、ものすごく大事にしたかったからこそ、ライヴも大阪と東京公演の2本のみに限定して、感謝祭的なイベントはやりますが、それ以外は今は考えていません。それ以降も、自分から率先してライヴを作り上げることは、数年は控えようと思っています。だからこそ、大切にしている貴重なライヴに触れられる人は、その姿を瞼に焼き付けてほしいなと思っています。
いつしか「神歌」が、ヴィジュアル系という音楽を語る上で大切なバイブル曲にまで成長しました
────「BEYOND THE KINGDOM -Final Masquerade-」と題した東京公演でも、最後に、出演者みんなでの「神歌」の大セッションを行います。あのグチクャグチャとした楽しい姿は、KISAKI主催のイベントだからこそ味わえる光景だけに、それも楽しみなんですよね。
KISAKI 「神歌」が誕生してから、もうだいぶ年数が経ちましたけど、今でも「神歌」をカヴァーしてくれる人たちがいれば、世代を超えて盛り上がってくれる。いつしかヴィジュアル系という音楽を語る上で大切なバイブル曲にまで成長してきたわけですが、まさかそうなるとは、作った当時は思ってもいなかったこと。だからこそ10月24日は、本家の「神歌」を味わってほしいですね。補足で一つ伝えておきますが、9月30日に発売するCDは全国流通します。僕自身がCDにこだわり続けるのも、アートワークを含め、世界観を持った1枚の作品として残しておきたいからです。配信もいつかはやるかもしれませんが、当分先になるのは間違いないこと。だからこそ、手元に残る作品を、みなさんの元で愛してほしいなと思っています。
────わかりました。改めて、これからの動きについて一言いただいてもよいですか。
KISAKI 10月24日にBLAZE GOTANDAで行う<BEYOND THE KINGDOM -Final Masquerade->公演は、僕自身約4年ぶりの東京公演になります。まして、KISAKI PROJECTとしては約10年ぶりの東京でのライヴです。KISAKI PROJECTのライヴで世界観をしっかりと描きだし、本当にみんなで楽しめる内容にしていきます。僕自身、50歳という年齢での音楽人生は今だけだし、次の東京公演が50歳として最後のライヴにすると決めているからこそ、僕自身、みんなが楽しんでいる景色をステージの上からしっかりと目と心に焼き付けます。お客さんたちも、その気持ちを持って見に来てください。この日は魅力的なバンドがたくさん出ますし、KISAKIにしかできないイベントとしてしっかりと形にしていくから、楽しみに待っていてください。
────最後に、KISAKIさんが今のヴィジュアルシーンをどう見ているかも教えてください。
KISAKI 演奏の上手いバンドもカッコ良いバンドも今はたくさんいますし、「ヴィジュアル系が好きだ」と公言している言葉もよく耳にします。ただし、シーンを超えて飛び抜けるバンドが出てきたか……と言えば、そうではなく。どこかシーンの中に埋もれてしまっている。そこが、僕自身がいつも刺激を感じている90年代や2000年代のバンドとの大きな差だなと思っていて。だから、当時のヴィジュアル系の音楽を体験してきた、今の40代のバンドが脚光を浴びているのかもしれません。僕自身は、世代や経験に関係なくカッコ良いバンドを応援し続けたいので、僕を刺激するインパクトのあるバンドが出現することを楽しみにしています。
取材・文 長澤智典
写真 尾藤 能暢
ヘアメイク A・DO
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RELEASE
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新作CD
2026.9.30 リリース
LIVE
KISAKI 生誕半世紀追加公演「BEYOND THE KINGDOM -Final Masquerade-」
2026.10.24(日) 東京BLAZE GOTANDA
OPEN 13:45 / START 14:30 前売り7,000- 当日7,300-(ドリンク代別途)
VIPチケット1,8000-(整理番号S1〜、豪華GOODS、記念品付き)
5.01〜5.31までhttps://lorelei-entertainment.com/にて販売。
[チケット]
イープラスのみ 2026年6月06日(土)10:00~https://eplus.jp/kisaki1024/
※当日、1度だけ再入場可。(再入場の際にドリンク代がかかります)
[出演バンド]
●KISAKI PROJECT feat.ryo
B.KISAKI(La:Sadie's / MIRAGE / Syndrome / Phantasmagoria / 凛)
Vo.ryo (D'elsquel / Galruda / GULLET/ 9GOATS BLACK OUT / HOLLOWGRAM / KEEL / H.U.G / DALLE他)
-GUEST PLAYER-
G.HIZAKI(Versailles / Jupiter)
G.Kohei Iyoda
Dr森谷亮太
●defspiral
●THE BEETHOVEN
●NEGA
●ClearVeil
●Phobia
●椎名ひかり
●NETH PRIERE CAIN
※ラストに出演者による「神歌」大セッション有り!!
(順不同)
[問]チッタワークス 044-276-8841(平日12:00~13:00、16:00~18:00)
関連リンク
◆Official Website https://kisaki-official.jp
◆Official X https://x.com/KISAKI_OFFICIAL


