【umbrella】主催イベント「路地裏サーチライト」6月23日(火)大阪BIG CATに向けてフルメンバーインタビュー敢行!────umbrellaはまだまだ大きく化ける(唯)

活動17年目にしてピークを呼び寄せたumbrella。
今年3月に開催した地元・大阪MUSEと池袋EDGEでのワンマンは超満員のソールドアウト。
彼らに一体何が起こったのか?
それはもはや説明不要ともいえるところまできたのではないだろうか。
今年も6月23日に大阪BIG CATで主催ライヴ「路地裏サーチライト」を開催するumbrellaだが、地元を大事にし続ける姿勢と、オルタナを基軸にした美しくも猛々しい音楽性がシーンに浸透してきたともいえる。
今年は有村竜太朗、メリー、ザアザアを迎えて開催する同イベント。
インタビュー終盤、メンバー内でもとりわけ寡黙な将が発した言葉で、このイベントが“特異な王道”であることが実に腑に落ちた。
ピークを更新し続ける彼らの“今”をあるがままに語ってもらった。
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ただやってるだけじゃ意味がない
────今年も6月23日に大阪BIG CATで<umbrella presents路地裏サーチライト>が開催されることになりました。この時期の大阪の風物詩として定着してきたような印象があります。
唯 毎年やっていくとそういう感じは出てきますね。
────今回は共演する有村竜太朗さん、メリー、ザアザアについても伺っていきたいのですが、まずは最近のumbrella事情から。ずいぶん絶好調な印象が強いです。
柊 そうですか?あんまり自分たちでは実感ないんですけど。
────無料とはいえ、3月の池袋EDGEと大阪MUSEでのワンマンを超満員にしたのはすごいことですよ。
春 自分たちでも想像していなかった光景なので、無料ワンマンをやったことは良かったなと思いますね。ああいう景色を見ると、やっぱりこっちも気分が良いですし。
柊 結果論としては大成功なんですけど、ステージに上がるまでは本当に超満員なのかヒヤヒヤしてましたからね。チケットの残り枚数がどんどんなくなっていってるのは自分たちでも知ってたけど、ホンマか?ってずっと思ってました(笑)。
将 僕もあんまり自覚がないですね。自己評価が低めなバンドなんですよ、umbrellaって。
柊 だから、実際満員になってありがたい話ですよ。きっと「路地裏サーチライト」を開催するようになった影響も少なからずあるのかなって思います。
将 驚きと感謝ですね。ただ、お客さんがいようがいなかろうが、良いライヴをするっていう目的は常に変わらないので、そういう気持ちでやってきたことでああいう結果に繋がったのなら自信にはなります。
────謙遜もあり、地に足がついているということでもあるんでしょうか。umbrellaらしいなとは思います(笑)。
将 いつかBIG CATでワンマンをやって、それが完売する日が来たらめっちゃ自信を持てるんでしょうけどね。
春 会場を満員にすることがすべてじゃないですけど、これだけ注目されるようになっていることはバンドのモチベーションにも繋がってます。
唯 もともと大阪MUSEを2DAYSで抑えてて、結成記念日のワンマンをやるなら、前日は無料をやってみるかっていう流れやったんですよ。でも、大阪で無料やるなら、東京でもやった方がファンの人は嬉しいんじゃないかってことで、東京でもやることになりました。周年に関しては、個人的にはもっと大きい会場でワンマンをやるべきだって考えだったんですけどね。

────結果的には超がつくほどの大成功で。
唯 素直に嬉しいですよね。自分たちが今どれぐらいの規模感なのかっていうのも肌で感じることができましたし。無料ライヴだから人が入る時代は終わっているなかで、umbrellaはまだこんなことができるんやなって思えました。ただ、もっともっとやれると思うし、次のもっと良い景色に繋げるための第一歩ですね。
────まずは次のステップとして6月23日にBIG CATで開催される「路地裏サーチライト」があります。
柊 自分たちが好きな良い音楽を届けようっていうのが根本にあるイベントですね。集金するイベントどころか、まったく真逆で。そもそもは駆け出しの頃、動員もなかったけど、自分たちの好きなことをやろうぜ!って始まったんです。自分たちが気に入った音楽や好きなバンドが集まる。それが「路地裏サーチライト」の始まりなんですけど、2024年に久々に再開してからは、それだけでなく、より一線を画すイベントを目指しています。
将 復活してからは、わかりやすくいうと大先輩に多く出ていただくイベントになってます。はっきり言って格上の方ばかりだし、主催としても良いヒリつきがありますね。そこでどうやって勝負していこうかっていうのを毎年考えるし、僕個人としては、楽器のスキルでも負けたらあかんって思ってます。
春 柊くんが言ってくれたように、「路地裏サーチライト」は採算度外視で身を削りまくってやってるイベントですね。関西を代表するイベントのひとつとして認識してもらえるようになってきてるのもすごい嬉しい。今の大阪でそういうイベントがなくなってきてるから、関西をどうにかしたいって想いなんです。だから、ここは大阪のバンドとして身を削ってでもやっていこうと覚悟を決めてますね。

────2024年は味園ユニバース、2025年はBIG CATとキャパシティも拡大しています。
春 そこに関してはキャパが上がっただけで、大昔にやってたときからイベントの意志は変わってないです。ただ、出ていただいたバンドやお客さんのお陰で、イベントとして育ってきているからこそ、続けていかなくちゃいけないって気持ちも強くなってますよ。別に関西のアニキやで!っていう気持ちはないんですけど(笑)。お客さん目線で見ても良いイベントやなって思います。これは絶対なくしたらあかん。
唯 そこは春と少し同じ。umbrellaは大阪を背負ってるバンドではあるけど、別に大阪にumbrellaしかいないわけではないというか。「路地裏サーチライト」を見て、こういうイベントを大阪とか関西でやる人が増えたらいいなって思ってるだけなんです。そのきっかけになるものを先にumbrellaがやってるっていうイメージ。後に続くやつらが出てくるのをずっと待ってるんです。
────唯さん的にも継続することに意味があると。
唯 そうなんですけど、ただやってるだけじゃ意味がないとも思うんですよ。立ち上げて、ここまで大きくしたからには規模を下げることはできないと思うし、カッコ悪いものは提示したくない。だから、今回も有村竜太朗さん、メリー、ザアザアに出演してもらうんですけど。しっかりと大阪を盛り上げる使命とプライドを持ったイベントであり続けたいですね。


