【GOTCHAROCKA】◆ライヴレポート◆14周年を祝したワンマンライヴでつないだ“幾望”(きぼう)「僕らが必ず笑顔にさせます」

『宵咽 -YOIMUSEBI-』と題した、GOTCHAROCKAの14周年を記念したワンマンライヴが開催された。彼らの始動記念日である8月18日に恒例開催されており、今年も大切な1日を祝おうと、多くのGR's(GOTCHAROCKAのファンの呼称)がduo MUSIC EXCHANGEに集結した。
まさに、激情がこみ上げる夜の始まり――1曲目に据えた「宵」が、『宵咽』という公演タイトルを象徴するような幕開けだった。樹威(Vo)が放つ圧巻のアカペラに始まり、展開豊かな孤高の音楽センスが織り交ざる鮮烈なオープニングから一転、「沼」ではヘッドバンギングにあわせて感情を発散させる一方で、“「あいしてる」”という直球なフレーズに応じてハートサインがフロアに広がる。さらに、息の合ったユニゾンで疾走感を増した「ENDORPHIN」へとつなぎ、フロアの熱気をさらに高めていった。
「もっともっと楽しんでいこうよ。行けますか!?」と呼びかけた樹威がコールしたのは、新曲「劇」。ここに綴られているのは生々しい恋愛模様。しかしそれ以上に強烈だったのは、メンバーそれぞれのアプローチが冴え渡る、バンドとしての強さだった。続いて、静と動を行き来しながら魅せる「MONARDA」を経て、樹威のリップノイズが艶めきをプラスした「0 MINUS 0」と、スリリングにフロアを煽る「The Ruler's Play」では、どちらも“敬礼”がフロアに一体感をもたらす。こうした“ポリス感”もGOTCHAROCKAに欠かせないピースなのだと、節目のライヴで改めて印象づけていた。

JUN(Gt)と十夜(Gt)が各々の個性を活かしたギターフレーズで牽引した「Suddenly」からは、じっくりと歌ものナンバーに陶酔するセクションへ。JUNがアコースティックギターを手にし、樹威もお立ち台に腰かけながら演奏をはじめた「Brilliant days」では、時折メンバーが目配せする場面もあり、夢や絆といったワードが耳に飛び込んでくるたびに、バンドという道を歩む3人の軌跡を目の当たりにしているようで心が温かくなる。


「今日、無事にGOTCHAROCKAにとって大切な1日……まぁ、どの1日も大切なんですけど。特に俺たちとGR'sの1つの起点というか、大切な8月18日に14周年を迎えることができました。ありがとうございます。今日も皆さんの笑顔をたくさん見に来たといっても過言ではないので、僕らが必ず笑顔にさせますので、しっかり最後までついてきてください」(樹威)
“笑顔”へと導くラストスパートの先陣を切ったのは、序盤に披露した「劇」と並ぶ新曲「睡」。カオティックな曲展開の中にサイケなサウンドメイクが存分に盛り込まれた斬新さは、14周年を迎えてもなお、GOTCHAROCKAが挑戦の意欲に燃えていることを物語っているようだった。そして、ユーモアを内包した「Baccarat」を経て、“GR”と叫ぶコールアンドレスポンスからなだれ込んだ「Hydrag」。さらにチーム感を増強させた「Wicked Div.1- 極悪一課-」では、キラーパートとも言えるJUNがかき鳴らすギターに合わせて樹威が歌う場面を十夜が微笑みながら見守るといった、バンド内の結束も浮かび上がる。手拍子が冒頭を盛り立てた「穴」では、ツインギターを筆頭とした緻密なアンサンブルとキャッチーなメロディーがクールに共存し、終盤に劇的な流れを生み出した。こうして、「今日は、お祝いしに来てくれてありがとうございました。ラストに、この曲を贈りたいと思います」と届けられたのは『Ash』。節々に現れる前向きなフレーズと、壮大なサウンドを放つステージの眩しさに思わず目を奪われてしまうエンディングだった。
アンコールでは、こちらも恒例となっている“周年曲”が披露された。曲に入る前に樹威は、3人のシルエットがプリントされたTシャツを指さしながら「この背景にはいろんな人の支えがあって、いろんな色を重ねてきて、時々躓きながらもやってこれたんだっていうふうに捉えられることができる」と、ポジティブな気持ちで14周年を迎えられていると語った。そんな14周年に生み出された周年曲が「幾望」(きぼう)というタイトルなのだから、そこに込められた思いにも頷ける。そして、「恐想ロワイヤル」「OUT OF SERVICE」を通して、「撃愛」で樹威がJUNと十夜のもとに歩み寄ったり、ファンと掛け合いのシンガロングを響かせたりと、多幸感あふれる記念日を締めくくった。
GOTCHAROCKAとして14年、さらに遡ればこのヴィジュアル系シーンにおいてキャリアを積み重ねてきた3人だけに、“貫禄”という言葉が似合うのは当然だろう。しかし今、それ以上に彼らを彩るものは、純粋に3人が音楽を楽しんでいる無邪気さとも言える衝動だ。JUNの言葉を借りるならば、14歳と言えば“反抗期”真っ只中といったところだろう。実際、これからは14th anniversary tour『Joker on the 14th Moon』が控えている。年数を重ねて落ち着くどころか、まだまだアグレッシヴに進み続けるGOTCHAROCKAの未来へ、“幾つもの望み”を託したい。
文:Ayako Hirai
Photo : Sana harukawa
LIVE
14th anniversary tour
『Joker on the 14th Moon』
8月29日(土) 西川口Hearts
開場16:30/開演17:00
8月30日(日) 西川口Hearts
開場 16:00/開演16:30
9月5日(土) 仙台ROCKATERIA
開場 16:30/開演17:00
9月6日(日) 郡山Hip Shot Japan
開場16:00/開演16:30
9月12日(土) 静岡Sunash
開場16:30/開演17:00
9月13日(日) 名古屋SPADE BOX
開場16:00/開演16:30
9月19日(土) OSAKA RUIDO
開場16:30/開演17:00
9月20日(日) 神戸VARIT.
開場16:00/開演16:30
9月22日(火祝) 岡山IMAGE
開場16:00/開演16:30
9月23日(水祝) 広島SECOND CRUTCH
開場16:00/開演16:30
9月26日(土) 福岡DRUM SON
開場16:30/開演17:00
-TOUR FINAL-
10月10日(土) BLAZE GOTANDA
開場16:30/開演17:00
<全公演共通>
-未就学児入場不可
-公演中止・延期以外の払い戻しは原則行いません
=TICKET=
■一般発売(先着)
https://eplus.jp/gotcharocka/
[総合問]サイレン・エンタープライズ 03-3447-8822
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GOTCHAROCKA
年末ライブ&2027年1月ツアー開催決定!
GPS Presents
Unplugged Talk & Live Session
「三タ会」
〜GIFT of ROMANCE〜
2026年12月25日(金) 高田馬場CLUB PHASE
GOTCHAROCKA
FC限定&主催LIVE
“暴年会2026”
羊たちの咲キ声
12月30日(水) 高田馬場CLUB PHASE
一部 開場14:00/開演14:30
二部 開場17:30/開演18:00
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四大都市圏ショート・サーキット・ツアー’27
「進春四暁」
2027年
1月8日(金) 新横浜NEW SIDE BEACH!!!
1月10日(日) 大阪 阿倍野ROCK TOWN
1月11日(月祝) 名古屋ell.FITS ALL
1月17日(日) SHIBUYA DIVE
詳細は近日発表
関連リンク
◆Official X https://x.com/GOTCHAROCKA
◆Official Web Site https://www.gotcharocka.com/index2.html


