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【ELISE】◆スペシャルインタビュー◆ “兄弟×兄弟”だからこそ生まれる、強く深い音楽

朔(Vo)と茜(Gt)、永真(Dr)と向葵(Ba)という、2組の実の兄弟からなるELISE。
3月13日に始動したこのバンドを特別たらしめているのは、“兄弟×兄弟”という事実だけではない。幼い頃から同じ音楽を浴び、同じ景色を見てきたからこそ生まれる感性や距離感。そして、そんな環境の中でそれぞれが積み重ねてきた軌跡こそが、ELISEというバンドの根幹を形作っている。
斬新で、非常にコアな音楽を生み出そうしているELISEを紐解くべく、メンバーに話を聞いた。
結成の経緯から、6月27日にリリースされるFIRST MINI ALBUM『ELISE』制作について。そしてなによりも、兄弟だからこそ生み出せる音楽の魅力についてじっくりと語ってもらったロングインタビューをお届けする。


◆   ◆   ◆


────この取材のテーマはズバリ“ELISEとは?”ということになるので、基本的なところからお話を伺っていきたいと思います。このバンド最大のキーポイントが“兄弟×兄弟”という点でもありますので、まずはその紹介からいきましょうか。

 はい。ヴォーカルの朔です、兄です。で、実の弟がギターの茜です。

 はい、弟です。

永真 兄の、ドラムの永真です。そして、実の弟が……。

向葵 ベースの向葵です。

────ということで、2組の兄弟からなるバンドというなかなか珍しい形態ではあると思うんですけれど。さっそく、ELISE結成に至るまでの経緯をおさらいできればと思います。

 もともと、2025年に朔&茜で“家族会議”というイベントをやっていたんですけど、そこに永真と向葵をサポートで招いたんです。俺たちが作る曲に2人の演奏を足しておもしろいことをやろうよっていう、それがきっかけですね。

────ちなみに、お2人にサポートをお願いしたというのは?

 まず、永真にドラムをお願いしようと思いました。以前からゴシップを好きだったとか、いろんな気持ちを聞いていたのでせっかくなら永真にお願いしたいと。そこで、「じゃあベースはどうしようか」っていう話になるわけです。

────はい。

 ちょうど、“永真に弟がいる”っていうのは聞いていて。向葵は当時ギターだったんですけど、こっちとしてはイベントのセッションとして楽しくやれればいいっていう感覚だったから「永真の弟にベース弾いてもらったらいいじゃん?」っていう話になりました。で、永真から向葵に聞いてもらって、OKをもらえたという流れでしたね。

▲朔(Vo)


────なるほど。すると永真さんは、かつてファン目線で見ていた朔さんと茜さんと一緒にステージに立つということになったわけですよね?

永真 そうなんです。家にポスターも貼ってましたし。学生のときに毎日曲を聴いていたぐらい好きだったんです。だから“家族会議”の時点で、「憧れの人と一緒にステージに立てるなんて、こんなに幸せなことはないぞ!」と思って。今でこそ慣れてきましたけど、最初はすごく緊張しましたし、変な汗が出てました(笑)。

────しかし、ゴシップを好きだったバンドキッズがこうしてバンドをやっているって、なんだか感慨深いですね。

 いやぁ、すごいですよね(笑)。

──── 一方で、向葵さんは“ベースでサポートを”といった話が来たときの率直な感情としてはどうだったんでしょう?

向葵 最初は、「僕でいいのかな?」と。でも、“兄弟で”ということだったのでもちろん断る選択肢はなくて、「やります!」とすぐに返事をしました。

────ちなみに、もともとベースも弾けたんですか?

向葵 いや。「やる」と決めた日に、ベースをポチってすぐに練習を始めました!

永真 ギターも、そんな感じの始まりだったと思います。俺自身は、中学生時代に友だちと「学園祭に出ようぜ!」っていうノリでドラムを始めたんですけど、高校に上がるタイミングでみんな散り散りになったんですよね。そのときに「ヤバイ。(バンドの)メンバーがいない」ってなって向葵に相談したら、「じゃあ、僕がやる」って次の日にはギターを習いに行ってましたから。

向葵 もう、やるからには徹底的にやろうと。だから友だちからの遊びの誘いも断って、ずっと引きこもってギターを弾いてました。いつ自分が必要になるかわからなかったんで。それが自分の趣味にもなりましたし、結構極めたがるタイプなんですよね。だから、今も音楽を続けているのはその流れを汲んでるのかなっていう感じです。

────やはり兄弟ともなると、音楽的な部分でも影響を与え合ってきた部分もあると思うんです。

向葵 ウチはもう、兄貴が車でも家でもゴシップをすごく聴いていたんで、僕も普通に聴いてました。でも、最初は兄貴の部屋に貼ってあるポスターを見て「無理!怖い!」ってなりましたけど……。

一同:(笑)

 俺の場合は影響を受けたと言えば友達っすね。あとテレビ。長男なんで。

 僕は、向葵くんと同じですよ。常に、家で流れている状態。近所迷惑ぐらいの音量で、黒夢とかSADSが流れてるわけです。ウチはマンションですよ? 当時はまだしも、今じゃ大問題ですよ。僕が家に帰ってくると、階段を上がる前からズンズン聞こえてくるんです。今でいうところの、(club)asiaの外みたいな感じ。

一同:(笑)

 家に入れば、ドアを開けっぱなしの状態でCDに合わせて彼(朔)が熱唱されているという。そういう環境だったのでね。それにあの頃はテレビにもX JAPANとか諸先輩方がバンバン出ていらした時代だったので、自然と入ってはきましたよ。もう、“刷り込み”です。

 刷り込んだかな~? 刷り込んではないですよ。“遠足のカセットテープ事件”はわからないけど……俺、覚えてないし。

────なんですか、“遠足のカセットテープ事件”とは!?

 聞きたいですか? 僕が小学生のときの話ですよ。遠足のバス移動って、車内でレクがあるじゃないですか。そこで、イントロクイズをやることになったんです。そのカセットテープを用意する係に任命されたんですけど、僕は当時の流行ってる曲とかよくわからないから、親に相談したんです。そうしたら母親が「お兄ちゃんに言っておく」と。そうしたら兄ちゃんが「よし、任せとけ」と。そのときの僕は「さすがお兄ちゃんだ!」と思って、遠足当日の朝、母親から兄ちゃんが作ってくれたテープを受け取って出かけたんです。

 小学校低学年だったっけ?

 確か、3年生だったと思う。で、バスに乗っていよいよレクの時間がきて、先生にテープを渡したんです。「じゃあ、行きます!」って再生ボタンが押された瞬間、爆音で黒夢の『BAD SPEED PLAY』が流れるという……。

 ベース始まりです。

────えぇ、そうですね。それにしても『BAD SPEED PLAY』始まりは攻め過ぎですよ(笑)。

 その瞬間に叫びました、「止めてくれ!」と。

一同:(笑)

 僕はもう、その後の遠足の記憶がないですから。ただ、同級生の男の子の中にはバンドが好きな子もいたんで、夜になってその子と一緒にテープを聴いてたことは記憶にあるんですけど、その間の記憶がない。相当、衝撃的なサプライズでしたよ。引きこもってもおかしくないですからね。

────茜少年の心が強くてよかったです。実際、これまでも音楽活動をしている兄弟がいるとか、それこそ一緒にバンドをやっていてよかったと思うこともあったと思いますけれど、いかがでしょう?

 まぁ、俺らは長いですからね。兄弟で一緒にバンドやってたら「よかった」と思う部分はいっぱいありますけど、永真と向葵はどうなんですかね? 一緒にやり始めたのは最近だし。

永真 お互い別のバンドをやってたときも、良き理解者ではありましたよ。兄弟ともなれば家族なんで、いろんなことが相談できるし気持ちは楽ですよね。ELISEの活動が始まって数ヶ月が経ちましたけど、やっぱり気軽に話せるし、曲に関しても近い距離でいろいろ決められるんで、兄弟でバンドやったほうが話が早いなとは思いましたね。

向葵 やっぱり、バンドに関しても兄貴の方が先輩なんで、いろいろ知ってるんですよ。その点ではいろんなことが聞けるし話せるので、すごくありがたい存在だなと思ってます。

────茜さんは、朔さんとずっと一緒にバンドをやってきて改めてどんなことを感じていますか?

 もう、初めてステージに立ったときからずっと一緒だから、これが当たり前というか普通なんですよね。まぁ、楽は楽ですよ。曲を作るにしても、あれだけ聴かされていれば趣味趣向はわかってるわけですからね(笑)。あとはやっぱり、兄ちゃんですから。面倒なことは全部やってもらって、その分、兄ちゃんが目の届かないところは私が見ときますよっていうバランスでやってる感じですかね。

▲茜(Gt)


────では本題に戻りますけれど、“家族会議”からELISEというバンドになるに至ったターニングポイントはどういったことだったんでしょう?

 もともと“家族会議”に永真と向葵にサポートとして参加してもらう段階でも、まずは俺と茜が何か曲を作りますっていうところからスタートしてるんですよね。頭からバンドになろうとしていたわけではなくて、イベントでライヴを重ねていくうちに、作った曲を試しにレコーディングしてCDにしてみようかとか、そういうことを楽しみながらやってたんです。俺と茜がレコーディングするなら、永真と向葵にもレコーディングブースに入ってもらって“4人の音”をまとめてみようっていう、そういうことが諸々土台にはなっていったと。

────楽しみながらっていうこともありつつ、試験的にバンドの動き方をしていたというか、自然とそうなっていったというか。

 そう。疑似的にバンドを組み上げていくじゃないけど、そういった遊びを兼ねて“家族会議”というイベントを楽しんでた後に、改めて「バンドをやろう」っていうことになった感じですね。おそらくそのときに“どういうバンドにしていこうか”っていう話はしたとは思うんですけど、もうライヴもしてるしレコーディングもしてるし、大まかには自分たちの中で見えてるものはあったんですよ。なんなら、この過程の中でどうなっていくのかっていうのは、みんな薄々感じてたんじゃないかと。

 とにかく、サポートに入ってもらった時点で兄ちゃんが2人のことを気に入っちゃって。「2人を入れてバンドにする」って言い出したから、「そういう流れで行くんだ」とは思いましたけど。きっと永真くんは「やる」って言うだろうし、向葵くんもやるだろうと思ってたんですけど……。

────ん? 何かあったんですか?

 去年のうちに「来年からバンドにしていこう」っていう話をしたのち、突然「すいません。やっぱり一緒にできません」っていう(笑)。

向葵 その節は、すいませんでした!

 (笑)。でも、その一件があったおかげで改めて自分たちの気持ちも話せたからよかったですよ。まぁ、いろんなことがあって、やっとたどり着いたのが3月13日のELISE始動日だったという感じですね。

────すると、何よりも楽曲が肝になっていたんじゃないかと思うんですよね。茜さんとしてはNICOLASで曲を作るのとは意識することも違うでしょうし、どんなことを念頭に置いていたんでしょう?

 一番は、“兄ちゃんと2人でやる”っていうところですね。ちょっと話が前後しますけど、もともと2024年の暮れだったかな。2025年はNICOLASの動き方を変えていくというので、メンバーの生誕(ライヴ)をやらないことが決まったときに「じゃあ、2人でなんかやる?」ってなったんですよ。「それなら、曲作るよ」っていうところから作り始めたんで。

────その状況下で、「2人でなんかやる?」ってなるのがいいですよね。

 まぁ(笑)。そうなれば、NICOLASとは曲を作る狙いも変わってくるわけで。NICOLASはヴィジュアル系シーンをイメージしていますけど、どちらかというとこっちは兄ちゃんが歌いやすくて、なおかつ好きそうな曲を作ろうと。そうなれば好みは分かってるんで「こういう曲を渡せば気持ちよく、羽ばたいて歌うだろう」と思いながら作ったのが『SATELLITE』です。

────言うなれば、よりパーソナリティーに特化したものになりますね。実際、朔さんは『SATELLITE』を歌う際どうだったんでしょう?

 もう、両手広げて羽ばたいて歌いましたよ。

 でもそこからね、「ケツの部分はもっとこうしてくれ」だの、「ここはああしてくれ」だの。「あぁ、また録り直さなきゃ」ってなりましたけどね!

一同:(笑)

────きっと、好みに寄せたというところではどんどんイメージが湧いてきたところもあったんじゃないですか?

 あります。自分の中にある源流の部分とか、今まで2人で同じバンドでやってきた歴史、流れを全部そこにぶち込めるなって思ったときに、「こういう世界観で終わらせたい」っていうのが浮かんで。「ライヴをこういう風に終わらせたい」っていうところまで視野が広がって。だから、『SATELLITE』を通してバンドのヴィジョンが見えてきたっていう、そういう曲です。

────もしかすると、『SATELLITE』じゃなかったらELISEは生まれていなかったかもしれない?

 そうですね。『SATELLITE』じゃなかったらって考えると、ちょっとどうなってたかわからないかな。永真と向葵もバンドとしてやるって言わなかったかもしれないし、俺も「一緒にやろう」って言わなかったかもしれない。絶妙に色が出ている曲なんですよね。ギターのフレーズから間の取り方、テンポ感、全てにおいて茜のセンスが出てるんですよ。そのセンスを大事にしたいと思って。NICOLASにおいてはそういったセンスを削ぐ場合もあるし、方向転換することもあるんですけど、ELISEは“2人でやる”っていうことがもとになっている以上、俺としてはこれまでの茜の歴史にある正解を全部飲み込むつもりだし。だから、お互いそこは同じような気持ちだったと思うんですよね。

────なんだか……兄弟っていいなぁ。

 いや、今後どうなるかはわからないですけどね(笑)。

────ELISEの根本が個人の好みや軌跡を大事にすることであれば、いろんな方向性や表情が出てきて然るべきでしょうからね。“『SATELLITE』じゃなかったら”なんて話もありましたけれど、永真さんと向葵さんは曲に対する印象はいかがでしたか?

永真 やっぱり昔から茜さんの作る曲は聴いてきたんで、普通にかっこいいなと思いましたね。ただ、それはバンドがあっての茜さんの曲だったんで、ELISEでは兄弟でしか出せない感じっていうところでは違う感覚もあって。でも、曲にある“クセ”みたいなものはやっぱり茜さんだなって思います。

向葵 僕的には、兄貴の影響でゴシップの曲をよく聴いていたから、茜さんの作る曲が大好きだったんですよ。僕からすると、ヴィジュアル系といったらこれなんですよね。だから最初に聴いたときは「わ、来た!」って、テンション上がりまくりでした。

────それをプレイヤーとして着手していくとなったとき、いかがでしたか?

向葵 意図を汲み取って表現もしていかないといけなかったので、正直大変な部分もありました。

 ましてや、ベースでってなるとね。

向葵 はい。でも、今まで聴いていた側の人間がプレイヤーに回るっていう意味では、「夢じゃないかな?」みたいな感覚はありました。

▲向葵(Ba)


────こうして『SATELLITE』をはじめとして出揃った楽曲が、6月27日リリースのミニアルバム『ELISE』に収録されているというわけですね。

 はい。基本的には作曲者から上がってきたデモをベースに、順番にそれぞれが手を加えていくんですけど、『ANGEL』だけはいわゆる“いっせーのーせ”でスタジオで作りました。4人で最初に入ったスタジオのとき。

────だから、作曲クレジットがELISEなんですね。そう聞くと、『ANGEL』にライヴ感があるのも納得です。

 やっぱりスタジオでジャムりながら作っていくのもおもしろいですよ。まぁ、一番始めだし、そういうのもいいんじゃないかと思って。このメンバーからにじみ出るバンド感みたいなものはこの先で必要不可欠になる要素だから、最初に俺自身も把握しておきたかったです。

────茜さんも、そこで掴めたものもありましたか?

 基本的には歌がメインになるようにしたいっていうのもあってできたのが、『SWEET』だったんです。言ってしまえばこれも兄ちゃんが歌いやすいように……っていうか、「これ、好きでしょ? この感じ、わかるよね?」っていう。『HOPE』も基本は同じですけど、自分が思う、ある種ヴィジュアル系シーンにおける王道の歌もの感を出せたらいいかなと。だから『HOPE』のほうは、「食べなれないかもしれないけど、食べてみたら絶対に好きだから、とりあえず食べてみ?」っていう感覚で作った曲ですね。

────そういえば、永真さんは『HOPE』の歌詞が良すぎて泣いてしまったんだとか?

永真 そうですね。曲のミックス作業が終わって、確認のために聴いた時点で泣けてきました。サビの入り部分なんですけど、昔、失恋したときのことを思い出して……。

▲永真(Dr)


────結構リアルな刺さり方だったんですね……。歌詞に関しても、内容やワードチョイスも含めて、全体的にリアリティのある物事や情景が浮かぶ書かれ方をしている印象がありました。言ってしまえば、ストレートというか。

 曲ごとに、あんまり考え込まずに書いてるっていうのはあります。今回は全曲、仮タイトルをもとに歌詞を書いたんです。その行程は自分としては初挑戦だった。基本デモに仮タイトルが付けられてても結構無視するタイプなんで(笑)。『SATELLITE』も、仮タイトルが『SATELLITE』だったんです。“衛星”っていう意味合いのワードでもあるので、そういう世界観はそれぞれの楽曲に引き継がれていかないといけないっていう意識はありました。ストレートに良いモノにしようって考えながら歌詞を書いてて、むしろ今困ってるのは、“いつか”っていう言葉がひたすらいろんな曲に出てくるんですよ。困りますね。

────確かに、『SATELLITE』と『HOPE』にも出てきますね。

 このままだと“いつかのおじさん”になってしまう……。なんだか、ずっと“いつか”のことを考えてるみたいです、俺は。

一同:(笑)

────『MALICE』は向葵さん作曲ですけれど、どのように制作されたんでしょう?

向葵 最初にできた『SATELLITE』を軸に、『HOPE』や『SWEET』も聴きながら「朔さんと茜さんは何が好きなんだろう?」って考えたんです。いろんなバンドの曲を聴いたりしながら、それを足したような感じで。ただ、やっぱり茜さんのようにはいかなくて、今はまだ“真似”で止まってる状態なんですよね。

 今はまだ、ね。

向葵 はい。“いつか”理解できれば。

 “いつか”、ね……。

────(笑)。とはいえ、『MALICE』にはヴィジュアル系特有な雰囲気があるじゃないですか。ある意味、朔さんと茜さんの趣向は抑えられている気もしますけれどね。

向葵 確かに、そのあたりは僕の色になってるんじゃないかと思います。

 向葵にも、自分が好きなものを好きなように作ってくれよとは言ってるんですよ。メロディーをつけたりアレンジするときも、必ず確認しながらやりとりしますし。結構、向葵の色、強いんですよ。独特な展開の仕方があります。

────そこが向葵さん的にはこだわりなんですね?

 だから、1回聞いたんですよ。「どうしてもこういう展開で行きたいんだね、君は?」と。そうしたら、「そうなんです! それが好きなんです!」って言うから、「わかった。じゃあ、“ここぞ”というときにしてもらっていいかな?」と。

一同:(笑)

 俺も「ここは引いたらダメだな」って思うところは、向葵とちゃんと話し合いながら作っていくようにしてます。

向葵 そういう、僕の意見を汲み取ってもらいながらの朔さんとのやり取りは、新鮮ですね。

────永真さんとしても、向葵さんが作った曲を同じバンドでやるというのも新鮮なんじゃないかな、と。

永真 そうですね。前のバンドのときに作っていた曲も、実はデモの段階から聴いたりしていて。そういうことも踏まえてELISEで向葵が作った曲を聴いてみると、やっぱり向葵色は強いけど、変化はしていってるなとは思います。結構、ドラムのフレーズを打ち込んだりするのも上手いんですよ。割とデモの段階から完成形に近い形で仕上げてくるんで、そこまでアレンジするというよりは「ここ変えてもいい?」くらいのレベルなんですよね。

 なんか……弟2人とも、「兄貴、こうやってくれ」って下から上に向かって突きつけてくる感じ、あるよね?

永真 ありますね〜。

────そこは、弟たちの強さでしょうか。

 意外とね、強いんですよ。茜からデモが届くと、「わかってるよな?」みたいな圧を感じる。

────ELISEでは、そんな兄弟の攻防戦が見られるのも今後の楽しみにしておきましょう。さて、ファーストツアーを終えた今、改めてELISEの今後の活動に対する思いをうかがえればと思います。

向葵 本当に勉強の毎日というか。まずは、9月27日のEDGEワンマンで、さらに自分が目指していくものが分かればいいなと思っています。正直今は、探り探りやっているので。とにかく気合いを入れて頑張ります! もう、それだけですね。

 バンドとしては1年目で、まだ作り上げていく段階なので。そこを自分たちでも楽しみながら、お客さんにも楽しんでもらえればいいなと思っています。今後はもっと、この4人で出せる色を見せていきたいですね。

永真 今は1本1本のライヴを大事にしていて、特に朔さんとの間の取り方は毎回気を付けながらやっているんです。やっぱりバンドは、センターラインが大事ですからね。そこを固めていって、ちゃんと「かっこいい」と思ってもらえるバンドにしていきたいと思います。

────永真さんがおっしゃる通り、センターラインを張るのが兄同士というのもなかなか心強い構図だなと思います。では朔さん、いかがですか?

 まずは、より多くの人にELISEを知ってもらう機会を自分たちで作っていかなきゃいけないですね。この4人がどんな音楽を作っていくのか、そこ1点を妥協なくやってるんで。この流れで行けばいずれ輪郭は作られていくと思うし、自分たちの美学を宿していけると思うんです。ただそのセンスの部分は、受け取り手がなかなか感じ取りづらい部分だったりするかもしれないなと。

────と、言いますと?

 いわゆる、兄弟同士の阿吽の呼吸とか、兄弟同士だからこそ話さなくてもわかる部分を音楽にしようとしてるから。まぁだからこそELISEがシーンにあったものではないとしても、すごくいい作品ができる自信が俺にはあって。そういった独自性を多くの人に観たり聴いたりしてもらう機会は自分たちで作っていくべきだし、まずはそこに力を注いでいきたいと思います。

RELEASE

FIRST MINI ALBUM『ELISE』SOLD OUT!!
※2nd PRESSを予定しております。追加情報をお待ちください。


2026年6月27日(土)RELEASE
FIRST MINI ALBUM『ELISE』
会場物販・通販限定販売

収録曲:CD
01.-synchronicity-
02.SATELLITE
03.ANGEL
04.SWEET
05.MALICE
06.HOPE

品番:EL-002
価格:¥3,300-(TAX IN)
発売元:ELISE

主要配信ストア:https://linkco.re/ugVQAGEs

LIVE


■ELISE presents「家族会議-自己化粧編-」
2026年10月06日(火)西荻BETTYROOM
開場 18:00/開演 18:30
前売 ¥4,500-/当日 ¥5,000-(D代別)


■ELISE presents「家族会議-渋谷仮装編-」
2026年10月29日(木)渋谷近未来会館
開場 18:00/開演 18:30
前売 ¥4,500-/当日 ¥5,000-(D代別)



■ELISE ONEMAN 「SOL」
2026年09月27日(日)EDGE Ikebukuro
開場 16:00/開演 16:30
前売 ¥4,500-/当日 ¥5,000-(D代別)



■ELISE ONEMAN 「冬のHeartsツアー’26」
2026年11月10日(火)大塚Hearts+
2026年11月23日(月・祝)西川口Hearts
2026年12月03日(木)大塚Hearts Next
平日:開場 19:00/開演 19:30
祝日:開場 16:00/開演 16:30
前売 ¥4,500-/当日 ¥5,000-(D代別)



■ELISE ONEMAN COUNTDOWN 2026-2027「FAMILIA」
2026年12月31日(木)東高円寺二万電圧
開場 19:00/開演 19:30 ※26時ごろ終演予定
前売 ¥5,000-/当日 ¥5,500-(D代別)

※当公演は、深夜公演となっております。
全てのお客様を対象に受付時、本人確認を行います。
必ず顔写真付き身分証明証のご呈示をお願いします。
18歳以下のお客様は保護者の承諾書が必要となります。


※各公演の詳細はHP(https://elise-psycho.com)をご確認ください。

関連リンク

◆OFFICIAL SITE https://elise-psycho.com/
◆Official X https://x.com/ELISE_PSYCHO

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