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【MASK】ライヴレポート<LOOP ASH PRESENTS FINAL MASK「THANK YOU」>2026年5月1日(金)豊洲PIT◆初日公演レポートが到着!

2006年5月1日、Zepp Tokyo「START」で卒業(解散)したあの日から、20年の歳月が流れた。今もMASKメンバーは、形を変えながらも現役で活動を続けている。中でも、リーダーの未散は、生死を彷徨った大病を乗り越え、現在は、主にプロデューサーとして、ヴィジュアルシーンの活性化を担っている。
未散自身が、ヴィジュアルシーンの未来のために命を注ぎ込む意志を、より強くしていること。折しも、MASKの卒業から20年という大きな節目を迎えることから、完全にヴィジュアル系の歴史の中へ封印しようと、MASKとして本当に最後の晴れ舞台となる公演を立ち上げた。
それが、2026年5月1日 & 5月2日に豊洲PITで開催した”LOOP ASH PRESENTS FINAL MASK「THANK YOU」”だ。
両日とも、団長(NoGoD)がMCを担当。ここでは、第一期と第二期のMASKのライブに挟まる形で、LOOP ASHに所属していたアンティック-珈琲店-、SCISSOR、Aioria、ALiBiを迎えた、2026年5月1日 初日公演の模様をお伝えしたい。




◆   ◆   ◆

⚫︎MASK(第一期)



◉MASK 第一期
AOI(Vo)
SANA(G)
MICHIRU(G)
KAZUTAKE(B)
NANA(Dr)

第一期 MASKが、逆ダイしていたあの頃を甦らせた。

イベントのトップを飾ったのが、2003年6月23日 結成 第一期 MASK。SEが流れた時点で時空が歪み、あの頃の記憶が頭の中を駆け巡る。5人へ向けて逆ダイを噛ましていたあの時代に照準を合わせたとたんに、気力も甦る。ステージの上にいるのは、時空を超えてやってきたAOI(Vo)・SANA(G)・MICHIRU(G)・KAZUTAKE(B)・NANA(Dr)による第一期 MASKのメンバーだ。あの頃の匂いを身体中から醸しながらも、この日のための新衣装姿なのが嬉しい。ステージ中央で気合を入れる5人。そして、、、。


「次がないことがわかっている君らだから、壊れられると信じています。死ぬ気でかかってこい」。AOIの言葉が気持ちを奮い立てる。まだまだ華激だった頃の姿を示すように、第一期 MASKのライブは、『赤裸々ノイローゼ』から幕を開けた。AOIが、「嫌い、嫌い、大嫌い」と叫びながら観客たちをけしかける。5人とも、最初から気持ちをはだけ、荒ぶる感情の牙を剥き出し、一心不乱に叫び、音をぶつけてきた。気持ちを奮い立てる衝撃を身体中に感じて、早くも頭を振り乱し、拳を突き上げるMASKERがあちこちに生まれていた。


甘い吐息のような声で物語る言葉を合図に突きつけた『Gemini』でも、AOIは妖しくもヒステリカルで刺激的な演奏の上で歌い、狂気を帯びた声で煽り続ける。甘くねっとり絡みながらも、狂声と演奏で観客たちを狂わせる。その姿に触れながら、改めて第一期時代のMASKは、ライブハウスという空間に、華激さを魅力に、つねに熱狂の花を狂い咲かせていたことを思い返していた。
彼らは、さらに攻撃性を増した姿で襲いかかる。続く『東京トリックシアター』でも第一期 MASKは、切っ先鋭い演奏を次々と叩きつけてきた。激しくも妖艶さを匂わせる演奏の上に、同じく妖艶な歌声を重ね、観客たちを煽り続ける。彼らは、耽美と過激と妖艶な色を匂わせて攻め続けていた。気づいたら、狂気の色気に心がすっかり落ちていた。

狂気を帯びた華激な姿で、第一期 MASKは観客たちを黒い奈落の世界へ導いていく。MCでは、AOIが「叫んで、暴れてほしい。それだけでMICHIRUさんも僕らも嬉しいです」と述べていた。
ライブハウスで騒ぎ狂っていたあの頃を呼び戻すような華激な選曲なのが嬉しい。きつい呪いをかけ、触れた人たちを赤い音の紐で縛るように、彼らは『赫い盲目』を叩きつけた。鼓膜を震わせるヒステリカルで攻撃的なギターの旋律が、意識を混濁させる。甘く誘うように歌うAOI。メンバーらの誘いの手をつかんだとたん,彼らに狂気の世界へ力強く引き込まれ、ヒステリカルでサイコな、でも甘く妖艶さを持った歌声と演奏にきつく心を縛られていた。


SANAが荒々しくギターを掻き鳴らす。第一期 MASKはさらに過激さを増し、MASKERの理性の螺子をすべてぶっ壊すように『XxxXマスター』をぶつけてきた。終始荒ぶる音を突きつける攻撃的な姿勢ながら、耳目を引き寄せる歌で気持ちを抱きしめてくれるのが嬉しい。それこそが、激しさの中に心を魅了する華を携えた、第一期 MASKらしさ。酩酊するような甘い刺激と、ヒリヒリと身体を突き刺す音を巧みに交錯させながら、MASKはこの空間を荒ぶる熱情した景色に染めあげていった。そして…。


「色鬼、始めましょう」。AOIの声を耳にしたとたん,身体中の血が一気に全身を駆け巡った。第一期 MASKは最後に『色鬼』をぶつけ、この場をカオスな様相に染め上げた。小さなライブハウスで、この曲に合わせてグチャグチャになっていたあの頃の記憶を呼び戻すように、逆ダイの代わりに、MASKERは上に上に跳ねていた。途中からAOIがフロアへ飛び込み、みずからこの場をグチャグチャなカオスの場に染め上げる。「鬼さん」「こちら」のやりとりを繰り返すたびに、この場が、2000年代のヴィジュアルシーンのライブが醸し出していた空気に戻っていた。音楽は時空を歪め、あの頃を目の前に映しだす。もう二度と体感できないと思っていた興奮を、この日、改めて全身で感じ合えたことが素直に嬉しかった。

<SET LIST>
SE. お通しパレード
1. 赤裸々ノイローゼ
2. Gemini
3. 東京トリックシアター
MC
4. 赫い盲目
5. XxxXマスター
6. 色鬼


⚫︎ALiBi



◉ALiBi (アリバイ)
カイ(Vo)
迦瑛(G)
フミヤ(B)
神家ロワ(Dr/サポート)

ALiBiに誘われ、僕らはピーターパンとウェンディの関係になって一緒にわちゃわちゃとはしゃいでいた。

10年ぶりにALiBiが、しかもこの日は完全体で復活した。その喜びを胸に、けっして忘れさせない日に彩ろうと、メンバーたちが華を持った衣装姿でステージに姿を現した。カイがキックボードで登場するのも、懐かしい。ALiBiも、最初から強烈なインパクトを与えてきた。
またここから新しい物語を幕開けようと誘うように、ALiBiは、華やかな演奏に乗せて『START』をぶつけてきた。カイの「上手にモッシュ」という声に触れた瞬間、一瞬であの頃の自分が甦る。眩しい青春の香りを振りまくように、彼らは煌めいた音を繰り出し、この場をマジカルでドリーミーな世界に染め上げる。場内でも、あの頃の無邪気な少女や少年に心を巻き戻し、笑顔ではしゃぐ景色が広がっていた。楽しいよ、めっちゃ楽しいよ。だから眩しい笑顔を浮かべ、彼らと一緒に幸せをお腹いっぱいに食べていた。ステージの上ではしゃぐカイの姿が、とても煌めいている。


さぁ、ALiBiと一緒に素敵な冒険を繰り広げようか。続く『アキバ探検隊』では、ピーターパンとウェンディの関係になって一緒にわちゃわちゃとはしゃごうと、彼らは、この場にいるみんなを無敵の童心に染め上げ、冒険へ繰り出す少年と少女に変えていった。ALiBiはいつしかここを、心ときめく最高の遊び場へと作りあげていた。
「チャオ★」と言葉を交わす挨拶も懐かしい。メンバーの身体から、「楽しい」というオーラがめちゃめちゃ伝わってきた。3人とも、この場に立ってライブを行なうことを無邪気に楽しんでいる。しかも彼らは、この日の夢の続きを描くため、2026年9月11日にワンマン公演を行なうこともここで伝えてきた。


続く『レッドチェリーパイ』では、胸をくすぐる歌で幕を開け、爽やかな景色を描き出した…と思わせつつも、一瞬で色を塗り変え、3人は荒々しい姿で攻め出した。スカッと晴れた、胸をくすぐる姿を見せながら、観客たちの騒ぎたい感情をしっかりと奮い立て、上へ、上へと跳ねさせる。甘くポップな中に、ヤンチャな刺激を隠し持つ。それもまたALiBiらしさだ。

最後にぶつけたのが、ALiBiのライブに熱狂の景色を描き続けてきた『イエローバナナサーフィングー』だ。彼らはこの場を、灼熱の太陽の下ではしゃぐパリピたちが集うパーティー空間に染め上げた。躍動した演奏に乗せて、この場にいる人たちを上へ上へと跳ねさせる。ALiBi流のトロピカルでダンサブルな演奏が、この場にたくさんの笑顔の花を咲かせていた。歌うコンダクターになったカイに導かれるまま、無邪気にはしゃげばそれでいい。間違いなく彼らは、ここを最高のサマーパーティーの場に染め上げていった。
最後の「アリ★バイ★バイ」の言葉を聞いたときも、めちゃめちゃ胸がときめいた。

<SET LIST>
SE. レインボーストーリー
1. START
2. アキバ探検隊~メイドの休日~
MC
3. レッドチェリーパイ
4. イエローバナナサーフィングー


⚫︎SCISSOR



◉SCISSOR
MIKI(Vo)
シノ(G)
GRIF(G)
Tsunehito(B)
子雲(Dr)

SCISSORが繰り広げた、怪しげで妖艶な異世界の宴。

SEが流れた時点で、ここが、モンスターたちが繰り広げるハロウィンの宴の場に染め上がる。ステージに姿を現したメンバーたち。そして…。

ヒステリカルで幻想的な音色が、ここを怪しげな空間に染め上げる。SCISSORは『UNDERWORLD.B'W』を歌い奏で、豊洲PITを妖艶な香り漂う異世界に塗り上げた。心地よく跳ねる子雲のドラムビートと、甘く妖しく美しくうねるTsunehitoのベースの色が重なりあう。そこへ妖艶な彩りを与えるように、シノとGRIFのギターが音の色を描き重ねる。そのうえで、MIKIが触れてはいけない物語のページを開き、その物語を共に彩るキャストとして観客たちを招き入れ、心の溶ける妖艶な宴をともに作り始めた。甘く妖しい音色へ導かれるままに、誰もが現実を忘れた世界へトリップしていく。

物語を塗り替えるように、彼らは、一瞬にして荒々しい表情を描き出す。新たなページをめくるように、SCISSORは『ニセ恋愛占い師』を通して、少し毒々しい演奏で観客を妖しく攻め出した。ヒステリカルでサイコな旋律と、うねる甘いリズムが絡みあう演奏の上で、一人ひとりを媚薬のような刺激で酩酊させるように、MIKIが表情豊かな、ときにがなるような声で歌っていた。


NC(SCISSORはMCを”NC”としている)では、ダークメルヘンでサイコホラーな世界の中、モンスターたちがひそひそ話を繰り広げていた。SCISSORは、2026年11月30日に8年ぶりのワンマンを行うこともここで発表してくれた。
タイトなドラムの音がフロア中に響き出す。そこへ、歪みを上げたギターの音が絡み合う。『ルール』だ。身体をザクザクと切り刻む鋸のような音が響き渡る。サイコトリップしたような演奏に乗せて、MIKIが観客たちを煽り立てる。奏でる一つひとつが、好奇心を煽る禁断の楽曲たち。でも、5人のモンスターたちが手招くからこそ、ヤンチャな好奇心が刺激され、物語のページを次々と開いてしまう。この曲ではNoGoDの団長が飛び入りし、MIKIと一緒に宴を怪しげに、でも華やかに彩っていた。団長も、この世界の住人のような存在だからこそ、とても似合う姿での饗宴として映っていた。


激しく躍動したメンバー紹介曲の『切っちゃえコール』では、MIKIが「切っちゃえ切っちゃえ」と煽るように叫びを繰り返せば、センターの台に立ってアピールする一人ひとりのメンバーを紹介していった。それぞれに焦点が当たるたび、フロアから、メンバーを呼ぶ声が高らかに響き渡る。そのうえで…。
SCISSORは、これまで以上にヒステリカルでサイコな演奏を通して、この場にいる人たちを狂乱の乙女や少年へ染め上げるように『オトメ』をぶつけてきた。SCISSOR流のロックンロールナンバーが魂を熱く奮い立てる。観客たちをけしかけるように雄々しい声で歌いあげるMIKI。巧みに転調を繰り返しながら、SCISSORは狂乱と興奮、何より恍惚へと導くダークサイコなロックンロールをぶつけ続けていた。
最後にSCISSORは、この場にロマンチックな音色を響かせて、甘い眠りへ誘い出した。この場に晴れ渡る景色を描くように、SCISSORは駆けだした『Beautiful Sky』の演奏に乗せて、観客たちの心をときめかせ、身体を揺らし、ときに上へ上へと跳ねさせた。妖しいダークな世界で戯れ続けた最後に、こんなにも胸の煌めく、開放的なポップチューンを持ってくるとは…。5人のモンスターは、とろけそうなほど陶酔する素敵な夢物語を最後に見せて、宴の幕を閉じていった。

<SET LIST>
1. UNDERWORLD.B'W
2. ニセ恋愛占い師 (トランプの君Ver.)
NC
3. ルール
MC
4. 切っちゃえコール
5. オトメ
6. Beautiful Sky


⚫︎Aioria



◉Aioria (アイオリア)
Sarino(Vo)
未散(G)
和矛(B)
大城(Dr)

Sarinoが歌うたびに、その言葉が胸に突き刺さり、焼きついて離れなくなる。Aioriaは、今も生きたライブを見せて、観客たちの心を奮い立てていった。

たとえ一夜とはいえ、Aioriaの復活はSarinoにとって念願だった。この日は、未散(G)・和矛(B)・大城(Dr)と最強のパートナーを迎え、Aioriaはステージの上に立っていた。


冒頭を飾った『光影』からSarinoは、激しく畳みかけるブラストビートに身を預け、身体を前のめりに、熱く滾る魂をさらに奮い立て、雄々しい声をぶつけていた。燃え盛る感情を、会場中へ放熱するようにぶつけるSarino。その姿に刺激を受けたのか、楽器陣も奮い立つ音を奏で、叩き出し、彼の気持ちを押し上げていた。
24年という時の壁を飛び越えて蘇ったAioria。続く『ファンタジア』でもSarinoは、切れ味鋭い演奏と己の感情をシンクロさせ、奮い立つ心のまま雄々しい声を響かせていた。自分の生きた証を、ここへしっかりと刻んでやる。彼の意気込みと強い意志の伝わる歌声だ。歪みを上げたギターが燃え立つ Sarinoの気持ちをずっと支え、その背中を押し上げていた。ひと言ひと言に魂を注ぐように歌う姿に、胸が熱く掻きむしられる。


幻想浪漫な、しかし感情を震わせる戦慄した空気を旋律に変えて、Aioriaは『蒼月の陰影』を届けてきた。どの曲もそう、言葉の一つひとつに命を注ぎ込み、新たな息吹を与えるようにSarinoは歌っていた。今も、現役で歌っているシンガーと何ら変わらない存在感と高い歌唱力を持って、彼は、一人ひとりの心に、忘れられない姿を強烈に刻んでいった。Sarinoを支えていた3人とも、人生を音楽に捧げた人たち。だからこそ、4人の放つ音楽は、今も生き生きとした存在感を与え、触れた人たちの心をしっかりと揺らしていた。


Aioriaが最後に届けた『花詞』でも、気合と気迫と想いの手を互いに固く結び合うように,フロア中から数多くの手が上がっていた。今まで以上に重厚な音の上で、胸を揺さぶるエモくメロい歌をSarinoは届けてきた。彼が歌うたびに、その言葉が深く胸に突き刺さり、焼きついて離れなくなる。その歌声を一度でも抱きしめたら、逃れたくないくらい虜になる。フロア中で大きく揺れる無数の手。ときに頭を振り乱し、舞台の上で強烈なオーラを放つSarinoへ向け、誰もが奮い立つ思いを捧げていた。


忘れられない衝撃だった。人の心に魂を揺さぶる強烈なインパクトを与え、すべての感情を飲み込んで、さらに膨らませてぶつけ返す、そんな生きたライブをAioriaは見せてくれた。演奏が終わり、場内から響いた熱い声と鳴りやまない拍手が、それを物語っていた。

<SET LIST>
1. 光彩
2. ファンタジア
3. 蒼月の陰影
4. 花詞


⚫︎アンティック-珈琲店-



◉アンティック-珈琲店-
みく(Vocal)
takuya(Guitar)
カノン(Bass)
ゆうき(Keyboard)
輝喜(Drums)

一緒に熱狂と興奮を高め愛(あい)、一つになって煌めく。それなんだよ、アンティック-珈琲店-のライブの魅力と醍醐味は…。

MICHIRUの秘蔵ッ子バンド、アンティック-珈琲店-の登場だ。みくの凛々しい歌声が響き渡る。彼らは『覚醒ヒロイズム』を手に華やかな姿を見せながらも、観客たちの騒ぎたい感情を熱く奮い立てる。煽るカノンの声に合わせて、フロアから高く手が振り上がる。彼らは男の色気を、凛々しい歌声と演奏にして匂わせ、この場を、気持ちが奮い立ち、燃え盛る空間に染め上げていた。
お馴染み「ニャッピーo(≧∀≦)o」の声を耳にすると、アンティック-珈琲店-のライブを味わっていることを実感する。今もアンティック-珈琲店-は、MICHIRUと時を共にしながら活動を続けている。だからこそ、信頼のおける心の師匠を元気に送り出そうと、攻めた表情を並べた姿を見せてきた。


煌めいた音と躍動したビートに触れ、気持ちが一気に奮い立つ。続く『スノーシーン』でも、彼ら自身が「楽しい」気持ちに染め上げたうえで、熱く攻めた姿を見せてきた。勢いよく駆け出した跳ねるビートと重ねるように、5人の中の魂のビートが一緒に駆ける。エモいみくの歌声と、花咲くように派手で華やかな演奏が気持ちを奮い立てるからこそ、この曲でもずっと拳を振り上げずにはいられなかった。今宵のアンティック-珈琲店-は、序盤から攻めた姿で観客たちの魂を熱く奮い立てていた。

胸を踊らせる雅な音色がテケテケと響き出した。『テケスタ光線』では、みくとゆうきの2人が見せた振りと同じ動きをしながらはしゃぐ人たちが、場内のあちこちに生まれていた。ときに荒ぶるブラストビートも組み込み、彼らは、観客たちを一緒に手の花が咲き乱れる景色を作り上げていった。この曲でカノンは、センターステージに躍り出て、身体とベースを大きく揺らし、疾走するビートと気持ちをシンクロしながら、煽り奏でる姿を見せていた。ときにデスボイスも加えて「Oi!Oi!」と煽るみく。彼らは、熱を上げて爆走する世界へ観客たちをグイグイと巻き込み、思いきり熱狂させていった。

takuyaのギターがザクザクとした音を鳴り響かせれば,カノンのベースが唸りを上げて絡み合う。背景では輝喜のタイトなビートが、この場にスリリングな熱狂を作りだす。ゆうきの鍵盤の音色も華やかな彩りを描き加える。巧みに転調しながら,ずっと感情を騒ぎ立てた『エスカピズム』でも、みくが熱狂を導くコンダクターとなり、観客たちの気持ちをずっと騒がせていった。凛々しく攻撃的でアッパーな楽曲を立て続けにぶつけ、この場に冷めない熱狂をアンティック-珈琲店-は作り続けていた。


MCでは、みくがLOOP ASHに所属した当時の思い出も含め,MICHIRUへの熱い思いを述べていた。
ここに生まれた熱狂を、まだまだ消したくはない。アンティック-珈琲店-は、この空間に桜以上に愛らしい、笑顔の花びらが舞い踊る景色を描こうと『Cherry-咲く勇気!!』を届けてくれた。青春時代を舞台にした卒業ソングが、この日は、新たな道へと歩み出すMICHURUへのエールも含め、さまざまな深い思いもまとって胸に届いてきた。少し切なさに気持ちを染めながらも、楽曲自体が熱情したパワーを持って駆けるからこそ、みくや、ゆうきが歌い踊る姿に合わせて、一緒に騒がずにいられなかった。


やはり最後は、この曲を一緒に分かち合わないと終われない。アンティック-珈琲店-は最後に『スマイル一番イイ♀』を凛々しい声と、煌きながらも躍動した演奏に乗せて届けてきた。みんな、最高に眩しい笑顔だ。誰もが煌めくビーナスに心を染めあげ、最高に煌めいたいい女と男になって、5人に熱い思いをぶつけていた。一緒に熱狂と興奮を高め愛(あい)、一つになって煌めく。それなんだよ、アンティック-珈琲店-のライブの魅力と醍醐味は…。

<SETLIST>
覚醒ヒロイズム
MC
2. スノーシーン
3. テケスタ光線
4. エスカピズム
MC
5. Cherry咲く勇気!!
6. スマイル一番イイ♀


⚫︎MASK (第二期)



◉MASK 第二期
JIN(Vo)
SANA(G)
MICHIRU(G)
KAZUTAKE(B)
MINAMI(Dr)

MASKは未来への扉を閉ざしたが、彼らが残した歌の数々は、今もずっと未来へ歩む人たちの心の翼となり、羽ばたく勇気を与え続けている。

イベントのトリを飾る形で、JIN(Vo)・SANA(G)・MICHIRU(G)・KAZUTAKE(B)・MINAMI(Dr)による第二期 MASKが登場した。この日のために用意した煌びやかな衣装姿も、嬉しいインパクトを放っていた。

SEとして流れた「M.A.S.K WE ARE MASKER!!!!!」のコールを聴くたびに、胸が高鳴る。第二期 MASKのライブは、旅立ちと新しい季節の訪れをこの場に描き出すように『桜』から始まった。とても艶やかな楽曲だ。JINの歌声が艶やかな色を持って胸の中で咲き誇る。哀愁を帯びた彼の歌声を、躍動した演奏が激しく彩る。歌心を大切にした第二期 MASKらしい、しかも、新たなフェーズへ上がるMICHIRUにエールを贈るのに相応しい幕開けだ。

SANAのギターの音色とJINの言葉を合図に、楽曲が一気に激しく唸りだす。『Boys be ambitious』だ。歌心を大切にしながらも、つねにライブバンドであり続けた姿勢を示すように、彼らは荒ぶる姿で観客たちを攻めていた。歌の力と煽りを巧みに使い分け、JINは観客たちから現実を引き剥がす。ヤンチャだけど確かな実力を持つJINの歌が中心にあるからこそ、第二期MASKは、安心していろんな表情を描き出すことができた。激しく攻めながらも、心揺さぶるドラマチックな展開を楽曲の中へ巧みに描き出していたのも、それが理由だ。いくら激しく煽ろうと、JINが歌い出せば、その声に心が惹かれる。終盤で生まれた、JINと一緒にシンガロングする場面も眩しく見えていた。


JINが煽るように歌い、攻めれば、楽器陣も尖った演奏を突きつける。MASK流の歌謡ロック『世の中の日常で頻繁に起こる 今ではごく当たり前とされている出来事』でも、メンバーに煽られるまま、観客たちが高く手を振り上げ、ヘドバンに身を投じていた。ひと際高い台の上から熱情した声で言葉を降り注ぐJIN。その思いを背中から押し上げるように、楽器陣もザクザクとした音を響かせていた。JINの歌声にずっと心が引き寄せられる。彼の歌に導かれるまま、歳や現実を忘れて騒ぐ観客たちの姿も印象深く見えていた。
SANAのザクザクとしたギターの演奏に続き、JINが「会いたくて」と『会いたくて』を歌いだした。切なさと物悲しさを持った楽曲を、JINの歌声と楽器陣の演奏が、哀愁を帯びたセピア色の景色へ塗り上げる。身体は熱に浮かされながらも、心を泣き濡らすその歌声をずっと追いかけていたい。JINが、「会いたくて」と思いを深く込めて歌い、楽器陣が激しくむせぶ音を鳴らすたびに、その世界に溺れていたかった。


演奏が一気にスパークした。『優しい嘘』でも、哀愁を帯びた声を絵筆にして、一人ひとりの心に切ない物語を綴るJINの歌声にずっと聴き惚れていた。速いテンポで疾走する楽曲が感情を掻きむしる中へ、JINの歌声が、いたたまれない心模様を切なくもロマンチックに描き出す。1曲の中へいろんな表情を巧みに与えながらも、心を震わせる歌に染めあげる。第二期 MASKらしいその実力に、この曲を通して改めて惚れていた。

ライブも終盤へ。MASKは観客らを高く高く飛び跳ねさせる。『ローズ・マリー』、畳みかけるような演奏と、美しく流れるような歌を重ね合わせた、心を踊らせ、身体を騒がせる楽曲だ。この曲では、ステージ中央でギターを弾くMICHIRUの姿に、JINがさりげなく手を触れる姿も見せていた。躍動した演奏に乗せて観客たちが飛び跳ねれば、甘くメロディアスなJINの歌声に身を委ね、このまま心とろける世界に、ずっと身を浸していたかった。終盤に飛び出したメンバーと観客たちがシンガロングする景色も、胸を熱く騒がせた。


心をすべて解き放つように飛び出したのが、『空』だ。跳ねた演奏と、JINの歌心のある爽やかな声が響き渡り、ここを晴れ渡る景色に染めあげた。JINの動きに合わせて横モッシュをしながら、彼らが投げかけた熱い誘いに飛び乗ってはしゃぎ回りたい。このままずっと、絆の途切れることのない少年と少女に戻って、一緒に眩しい青春の景色の中、無邪気にはしゃいでいたい。彼らと一緒に横モッシュをするたびに、あの頃の楽しさが時空を超えて蘇る。甘い気持ちに染め上げる想いのコンダクターになったJINが、あの頃のような、永遠に続くと信じていた楽しさを呼び戻す。だから、二度と戻らない現実を理解しながらも、今だけは、20年以上前の自分に戻って、青春という章のページに、この日の思いを加えていた。


最後にMASKが届けたのが、『未来への翼』だった。JINがステージの端から端まで駆けるたびに、場内にWAVEが巻き起こる。ザクザクとした切れ味鋭くも歪む音を掻き鳴らしながら、メンバーらはキリッと前を見つめ、凛々しい姿で一音一打に魂を込めて歌い奏でていた。場内では、観客たちが両隣の人たちと手を繋ぎ、繋いだ両手を翼にして、第二期MASKのメンバーらと一緒に、羽ばたくように飛び跳ねていた。間奏でMICHIRU、SANA、KAZUTAKEの3人が寄り添って演奏をする姿を見せれば、その姿をしなるビートを叩きながら見つめていたMINAMIの姿も印象的だった。思いを解き放つように歌うJINの声に向け、観客たちが高く掲げた両手を大きく揺らし、彼らと一緒に羽ばたいていた。MASKは未来への扉を閉ざしたが、彼らが残した歌の数々は、今もずっと未来へ歩む人たちの心の翼となり、希望や願いへ向かって羽ばたく勇気を与え続けている。そして物語のバトンは、本当に最後の姿を示す、未来(明日)へと手渡された…。

<SET LIST>
SE. WE ARE MASKER
1. 桜
2. Boys be ambitious
3. 世の中の日常で頻繁に起こる
今ではごく当たり前とされている出来事
4. 会いたくて
5. 優しい嘘
MC
6. ローズ・マリー
7. 空
EN.
8. 未来への翼

配信

V系ロックバンド「MASK」
卒業20周年イベント
「LOOP ASH PRESENTS FINAL MASK」

2026年5月31日(日) までニコ生 見逃し配信中!

★DAY1「THANK YOU」
出演:MASK/アンティック-珈琲店-/Aioria/ALiBi/SCISSOR

★DAY2「FOREVER」
出演:MASK/PENICILLIN/DASEIN/Moi dix Mois/SCISSOR
※「Moi dix Mois」の配信はございません。あらかじめご了承ください。

▼視聴ネットチケット購入はこちら
https://t.co/87vWwALHKp?ssr=true

GOODS

【オフィシャルグッズ通信販売決定!】

「LOOP ASH PRESENTS FINAL MASK」
東京・豊洲PIT公演の開催を記念し、MASK公式グッズの期間限定通販がスタート!
ここでしか手に入らない貴重なラインナップです。この機会をお見逃しなく!

{受付期間}
5月31日(日) 23:59 〆切

{発送時期}
7月1日(水)より順次発送予定

数に限りがある商品もございます。お早めにご利用ください。

販売URLはこちら
http://shibuyarex.official.ec

STREAMING

【サブスク配信中】

MASK 第二期
「Super Best  DISC2」
↓↓
http://lnk.to/SuperBestDISC2

MASK 第一期
「Super Best  DISC1」
↓↓
http://lnk.to/SuperBestDISC1

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MASK
過去のライブ映像、Music Videoが、
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