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【vistlip】ライヴレポート<vistlip 19th Anniversary LIVE[CLOCKWORK JUKEBOX]>2026年7月7日(火)Zepp DiverCity (TOKYO)◆19周年の“夜明け”に見た未来「この日を迎えるとすごくドキドキするんだよね。大切さが、すごく特別だから」

7月7日。vistlipにとって、1年で最も特別な夜が今年もやってきた。
「毎年vistlipらしく、お祝いの日を“七夕”という運命的な日に迎えていきたいと思います」と智(Vo)がMCで語ったように、結成記念日を迎えるのも今年で19回目。
日付が変わると同時に公開された最新ヴィジュアルには、ジュークボックスが置かれたアメリカンダイナーの風景と、“Our jukebox keeps on playing.”の一文が添えられていた。
これがライヴのプロローグだったと理解したのは、会場に足を踏み入れた瞬間だった。
[CLOCKWORK JUKEBOX]というライヴタイトルにちなんで、19年間で生み出してきた多くの楽曲の中から、この日のために選び抜かれた楽曲を鳴らす“ジュークボックス”をコンセプトに繰り広げられたライヴ。
こうしたストーリー性を随所に感じさせながらも、“19(ジューク)ボックス”という洒落まで利かせてしまうあたりもvistlipらしいところ。

ライヴは、メンバーそれぞれのキャラクターを映し出すようなSEでの登場シーンに続き、豪快なスイングジャズナンバー「Figure」で幕を開けた。
間髪入れずに「EDY」「EVE」と攻めのナンバーを畳みかけると、「もっとだよ!」と智が強気にフロアを扇動。
記念日ライヴ特有の厳かなムードに浸るというよりも、この日はむしろ序盤からバンド感を高めることで、今のvistlipとしての矜持を叩きつけるようでもあった。
だからこそ、「Dead Cherry」がもたらした温かな空気がより鮮やかに際立ち、勢いそのままに会場は一体感を増していく。

「[CLOCKWORK JUKEBOX]にようこそ! ついに19周年、この数字を迎えることができました。ありがとうございます!」という智の挨拶に続いたのは、冒頭にジャズロックテイストなジャムセッションを添えた「BGM「METAFICTION」」。
歌詞に“ジュークボックス”が入っているともなれば、この日のセットリストには欠かせない1曲だ。
スタイリッシュなサウンドの中で際立ったのは、5人が生み出すグルーヴ。Yuh(Gt)の刻むギター、瑠伊(Ba)の存在感あふれるベース、力強さと正確さを兼ね備えたTohya(Dr)のドラミング、そしてアグレッシヴなステージングで存在感を放つ海(Gt)といった、それぞれの音が織りなすメンバーの呼吸だった。
続く「Bedtime Story」では、智が拡声器を手にスリリングな世界観を演出。「MONOGRAM」から「GLOSTER IMAGE」へとヘヴィーさを増していく中、下手へ移動した智の後ろから海が客席を覗き込むといった自然体の姿が垣間見えたところも微笑ましい。


「長い間いろんなことがあったけど、こうやってみんなと笑顔で楽しいライヴができて幸せだと思っています。
それと同時に、みんなへのラブソングもいっぱい作ってきた中の1曲を聴いてください」。智の言葉に続いて届けられたのは、「夜」。
ステージを彩っていたネオンサインが消え、まるで貸し切りの空間に招かれたような特別な空気が広がっていく。
中でも印象的だったのは、「Principal」だった。智の歌にシンクロしていくような演奏はもちろん、SNSへありのままの思いを書きなぐるような歌詞の映像や、“君の眼球(しせん)を釘で打ち抜いて。”というフレーズに合わせて画面が打ち抜かれる映像演出によって息つく間もなく感情が揺さぶられ、高揚していく。
続いた「音のカケラ」も、シンボリックな“「病める時も健やかなる時も。」”というフレーズにもあるように、vistlipなりの誓いの言葉を交わした神聖な場面もまたドラマチックに映った。
「ドグガエルとアマガエル」では息の合った演奏と歌が、物語を紡ぐように響き渡る。
新旧のラブソングを並べたこのブロックは、時を経ても色褪せることのない楽曲たちを、これからも大切な記憶として刻んでほしいといったvistlipの思いと、それを受け止めるファンの思いが重なり合う、かけがえのない時間となっていた。

ここで、ジュークボックスのディスク交換の映像をきっかけにメドレーセクションへ。
「やっぱ外せねーよな!」という智の言葉に大きな歓声が上がった「Sara」を皮切りに、Yuhの繊細なギターソロが映えた「alo[n]e」、ボーカルソロで“特別な存在でいたい”というメッセージをより鮮明に浮かび上がらせた「drop note.」、さらに「STRAWBERRY BUTTERFLY」「NEXT」へと続く流れは、19年の歩みを凝縮したような特別なメドレーとなった。
懐かしい楽曲に酔いしれた余韻のまま、「CRACK&MARBLE CITY」では5人それぞれの個性と調和が改めて際立ち、「Hameln」では巨大バルーンがフロアを舞う。
これまでの時間を振り返るだけでなく、目の前にいるファンとともに、この先へ歩んでいこうとする意思がまっすぐ伝わる。
そして、その先頭には5人がいてくれることに頼もしさを感じられた。


「HEART ch.」がラストスパートへの口火を切ると、「今ここにいる全員と俺たちで、この世界中の誰よりも今だけは幸せになろうぜ!」という智の言葉に続いた「Recipe」、そして“七夕”に欠かせない絆を歌う「-OZONE-」ではキャノンが勢いよく吹き上がり、お立ち台でギターをかき鳴らしたYuhが、そばにいた海のもとへ歩み寄る場面も。
こうして、まさに19周年を一つの“夜明け”として照準を合わせ、この節目に向けて“vistlipを選んでくれた人々”へ向けた答えを含むメッセージを届けた「Drawing Dawn」では、フロアいっぱいのシンガロングが重なった。


「“今が一番いい”って、よく言うじゃないですか。でも、これほどまでに今が一番いいって素直に言える瞬間はないんで、それをこの曲で、そんな思いをお互いに交わしたいと思います」と智が言葉を添えてラストを飾ったのは「July Ⅶth」。
フロアにサイリウムの光が広がり、今年も“約束の居場所”に天の川が浮かび上がった。
“七夕”の夜に訪れる、この場所だけの特別な景色だ。懐かしい楽曲も並んでいたこの日のセットリストの中で、周年ライヴの象徴とも言える「July Ⅶth」を除けば、ライヴの中心に据えられていたのは「Drawing Dawn」だったように思う。
“夜明け”という新たなフェーズを示したこの曲がハイライトを担ったこと。そして幕開けを飾ったのが、同じく最新アルバム「DAWN」からの「Figure」だったこと。
その事実こそが、彼ら自身が“今が一番いい”を浮かび上がらせる何よりの証明だったのだ。

「19周年、本当に長いね。思い返すと本当に長くて、本当にどんなコメントも、どんないいことも言い尽くしたんじゃないかと思うけど、やっぱりこの日を迎えるとすごくドキドキするんだよね。大切さが、すごく特別だから」。本編を締めくくったあと、智はそんな胸の内を率直に語った。
「愛してる」や「大好き」という飾らない言葉を、1人の人間としてまっすぐ伝えられる日だからこそ、この結成記念日は特別なのだという。
そして、20年目の始まりに触れながら「来年は、もっとすごいことをやっていかなきゃ。みんなを今年以上に楽しませていきたいなと思っています。未来があります。どうかvistlipを、よろしくお願いします」と力強く言葉を重ねた。そこに付随していたのは、迷いなく未来を見据えるようにまっすぐに前を見つめる5人の姿だった。


メンバーがステージをあとにすると、ファンクラブ限定ライヴや、ここ数年恒例となっている主催イベント[Party On]、さらに12月には大阪・東京でのワンマンライヴ開催がアナウンスされた。アンコールでは「偽善MASTER」、そして「せっかくの七夕だから」と「Idea」を披露。最後はおなじみ、Tohyaの指揮による「お疲れヤンマー!」のコールアンドレスポンスで笑顔のままに幕を閉じた。

「-OZONE-」の前、智は「来年もみんなに会えますように」と、そっと願いを口にしていた。その願いが向かう先は、20周年。
“好き”に始まり“love”で締めくくられた19周年のライヴはいつになく愛情に満ちていて、さらにこの先に広がる“夜明け”を確かに感じさせる一夜でもあった。
vistlipと、その音楽を愛するすべての人々には、きっとしあわせな未来が待っている。
この先もずっと、“大切な居場所”に集えますように。そして、そこに集うすべての人にたくさんの幸福が降り注ぎますようにと願わずにはいられない。


写真:Lestat C&M Project
文:平井綾子

SET LIST

vistlip 19th Anniversary LIVE[CLOCKWORK JUKEBOX]
2026年7月7日(火) Zepp DiverCity (TOKYO)
SET LIST

SE
1.Figure
2.EDY
3.EVE
4.Dead Cherry
5.BGM「METAFICTION」
6.Close Your Eyes.
7.Bedtime Story
8.MONOGRAM
9.GLOSTER IMAGE
10.夜
11.Principal
12.音のカケラ
13.ドグガエルとアマガエル
14.Sara / alo[n]e / drop note. / STRAWBERRY BUTTERFLY / NEXT
15.CRACK&MARBLE CITY
16.Hameln
17.HEART ch.
18.Recipe
19.-OZONE-
20.Drawing Dawn
21.July Ⅶth

En1.偽善MASTER
En2.Idea

LIVE

■vistlip ONE MAN LIVE 2026[Drawing Dawn:Glazing]
2026年8月22日(土) 大手町三井ホール 開場/開演:16:45/17:30
【チケット料金】前売6,500円/当日 7,500円 (税込)  全席指定 ※入場時ドリンク代別途必要
【イープラスプレオーダー】https://eplus.jp/vistlip/
 <受付期間>2026年7月6日(月)12:00 ~ 7月12日(日)23:59
 <入金期間>2026年7月16日(木)13:00 ~ 7月20日(月祝)21:00 
 【チケット一般発売日:】2026年7月25日(土)10:00〜
【問】DISK GARAGE https://info.diskgarage.com/

■V.I.P. LiST & MEMBERS LiST Limited LIVE
びすとり学園 渋谷校 軽音部 文化祭ステージ準備編
2026年2026年10月19日(月)SHIBUYA PLEASURE PLEASURE  開場/開演:18:00/18:30
【チケット料金】 前売6,500円/当日 7,500円 (税込) 全席指定 ※入場時ドリンク代別途必要
☆ファンクラブ会員限定ライヴにより一般発売無し

オフィシャルFC先行【V.I.P. LiST(年額)先行】
※イープラス抽選受付 ※1人4枚まで ※電子チケット(スマチケ) ※分配可
※発券開始:公演日の1週間前~
受付期間:2026年2026年7月13日(月)12:00 ~ 7月20日(月・祝)23:59
入金期間:2026年2026年7月24日(金)13:00 ~ 7月27日(月)21:00

オフィシャルFC先行【MEMBERS LiST(月額)先行】
※イープラス抽選受付 ※1人4枚まで ※電子チケット(スマチケ)※分配可
※発券開始:公演日の1週間前~
受付期間:2026年2026年08月01日(土)12:00 ~ 2026年2026年08月09日(日)23:59
入金期間:2026年2026年08月13日(木)13:00 ~ 2026年2026年08月16日(日)21:00

【問】vistlip オフィシャルファンクラブサイトhttps://www.vistlip.com/pages/fanclub

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■vistlip presents[Party On]-Deluxe-
2026年2026年12月4日(金)川崎 CLUB CITTA'
*詳細は後日発表

■vistlip ONE MAN LIVE 2026
2026年12月20日(日) 大阪 BIG CAT
2026年12月23日(水) Shibuya Spotify O-EAST
*詳細は後日発表

RELEASE

■ニューアルバム「DAWN」発売中
【vister (CD+DVD)】品番 : DCCA-175〜176 価格 : 4,620円(税込)
【lipper (CD Only)】品番 : DCCA-177 価格 : 3,850円(税込)
「DAWN」詳細・MV・LIVE動画まとめ特設ページ https://www.vistlip.com/posts/pages/ozvyul

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