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【DAMNED】ライヴレポート<2026 ONEMAN TOUR『ARIADNE』FINAL>2026年6月16日(火)Spotify O-WEST◆DAMNED、最大キャパシティへの挑戦「ただの通過点じゃなく、この先しんどいときに何度も思い返せるような素敵な夜になった」◆

DAMNEDが、2026 ONEMAN TOUR『ARIADNE』のファイナル公演を、2026年6月16日(火)にSpotify O-WESTで開催した。全国9箇所11公演、各地に熱狂の爪痕を残してきた彼らにとって、本公演は史上最大規模のキャパシティへ挑む大きなターニングポイントだ。五大都市ワンマンツアー『PENTAGRAM』『GARGANTUA』、そして海外ツアーを経て立ったO-WESTのステージ。そこに広がっていた光景と、彼らが証明した“現在地”を、ここにレポートする。

後ろまで満員のWESTのフロアには、国際色豊かなオーディエンスが“その時”を今か今かと待ちわびる。定刻から5分後にフロアが暗転し、割れんばかりの手拍子と歓声の中、Masaya(Dr)、咲薇(Ba)、Kou.(Gt)、酔花(Gt)、一音(Vo)の順でメンバーがステージに姿を現した。シンバルの鋭いカウントから一音のスクリームでこの日の幕開けを飾ったのは、疾走感溢れる『STAIN』。ブルーのレーザービームが会場いっぱいに広がる中、波打つようなヘドバンの嵐。フロアを愛おしそうに眺めながら、感慨深げな微笑みを浮かべる咲薇のベースソロが強く印象に残った。

「WE ARE DAMNED!」という絶叫とともに始まったのは『毒愛』。上手では魔王の風格たっぷりにマントを翻らせながら、高速ピッキングを炸裂させるKou.。下手に目をやると、ギターを弾きながら全身でフロアを煽る酔花。メンバーそれぞれの際立つキャラクターと確かなプレイも、DAMNEDの大きな魅力だ。

▲一音(Vo)

一音がマイクを通さずに生々しい悲鳴を上げたかと思うと、打ち付ける豪雨のようなサウンドの『Fla:ill』へと雪崩れ込む。Masayaの重く鋭いバスドラの踏み込みが、オーディエンスの身体の奥底まで容赦なく響き渡った。そんな狂気的な熱量から一転、荒々しいギターと美しいベースのタッピングが壮大な世界を描き出したのは『黎明』。ラストにはKou.が鮮やかな背弾きを披露し、フロアの視線を釘付けにする。息を呑むような余韻の中、場内に妖しげなシンセ音が流れ出し、ヘヴィネスサウンドが炸裂したのは『ANHEDONIA』だ。咲薇の踊るようなベースラインが艶やかに響き、酔花のドラマティックなギターソロにKou.が美しいメロディーを重ねていった。

▲Kou.(Gt)

▲酔花(Gt)

ステージの照明が落とされ中間SEが流れ出すと、フロアの熱量は下がるどころか、メンバーを呼ぶ大歓声となって膨れ上がっていく。そんな興奮を切り裂くように、酔花のジャキジャキとしたダイナミックなギターイントロから始まった『超枯渇』では、地下での囁きを思わせる一音の妖艶なボーカルに思わず引き込まれる。そこから雷鳴のようなタムの音を合図に一気に畳み掛けたのは、変態的な超絶技巧の歪みと澄んだアコギサウンドの非対称性を提示する『酔狂と交わる強迫的価値観』、不気味さと切なさを孕んだ『DAEDRA』、そして最新曲の『揺らぐ』だ。いずれの楽曲も劇的な展開を見せ、フロアを圧倒していくその様は、まるで一本の映画を観ているかのようにドラマティック。これぞDAMNEDの真骨頂と言える圧倒的な世界観を見せつけた。

「この景色が見れてすごく幸せです。このメンバーになって2年半、自分が歌った初めての曲を歌わせてください」一音のそんな言葉から始まったのは『Anemone』だ。彼の突き抜けるような歌唱力が存分に発揮され、フロアの一人ひとりに力強くメッセージを語りかけるように響く。Kou.のアーミングによるどこまでも伸びていきそうなサスティンも心地がいい。空間に溶けていくような酔花の澄み渡るアルペジオの余韻に浸る間もなく、一転して叩きつけられたのは『Poada』。まるでショットガンを連射するようなアグレッシブなサウンドが炸裂する。しかし、そんな激しさの中でも、ボーカルソロではしっかりと言葉を聴かせてくるのがDAMNEDらしさだと感じる。

「渋谷!本当に最高の景色をありがとうございます。幸せで特別な日にしてくれてどうもありがとう。かかってこいWEST!」一音の咆哮から、本編は最終ブロックへ突入。エネルギーが爆発する『ヤニ』へなだれ込むと、続く『ShoKu-蝕-』では空気が震えて息苦しくなるほどの重低音に会場が包まれる。「踊れるかい?」の煽りからモッシュを誘発し、咲薇の艶かしいベースソロがフロアをさらなる高みへ導いた『Shadows』、圧倒的な轟音を全身に浴びたオーディエンスのヘドバンで、フロアが限界突破した『SET ME FIRE』と、容赦ないキラーチューンの連発で場内の温度は上昇し続ける。

▲咲薇(Ba)

▲Masaya(Dr)

そして本編のラストを飾ったのは、一音の強烈なシャウトからモッシュの嵐が巻き起こった『ArtrA-アルトラ-』。Masayaの激しく駆り立てるようなドラムに乗せられて、オーディエンスも暴れ狂う。ステージ下手では、ギターを置いてお立ち台にうつ伏せになったり、頭を打ちつけたり、オーディエンスと狂ったようにヘドバンをしたりといった破天荒っぷりを披露する酔花が大暴れ。そんな彼の剥き出しのパフォーマンスを見つめるフロアには、激しい狂乱の中でありながらも、どこか微笑ましいと言わんばかりの愛に満ちた笑顔が並んでいた。

本編が終了し、それでもまだまだ足りないとばかりにアンコールの声が上がる。しばらくすると、ステージ上部から突如スクリーンが出現。場内が息を呑む中で映し出されたのは、先ほど本編でも披露された最新曲『揺らぐ』のMV………と思われたが、ここで用意されていたのは彼らからの嬉しいサプライズだった。DAMNED始動4周年ONEMAN LIVE『IDENTITY』の開催、2026年秋のニューアルバムリリース、そして、彼らにとってさらなる最大キャパシティへの挑戦となる恵比寿LIQUIDROOMを終着地に掲げた、2026〜2027 ONEMAN TOUR『Cure』の開催が立て続けに大解禁。予期せぬ特報の連続に、フロアからは悲鳴にも似た歓声と拍手が沸き上がった。

そうして大歓声に導かれ、ステージ上にMasaya、咲薇、Kou.、酔花が再び登場。「昔は動員2人だったバンドがすっごい悔しい思いをして頑張って、WESTに立てました。WESTはバンドとして“通過点”と言ってたんですけど、今日綺麗な最高の景色を見れて、ただの通過点じゃなく、この先しんどいときに何度も思い返せるような素敵な夜になったかなと僕は思ってます。皆さんにとってもそういう一日になっていたら嬉しいです(咲薇)」と、それぞれが史上最大規模の挑戦となったこの日のワンマンライヴを振り返り、これまで支えてくれたオーディエンスへ向けて、飾らない言葉で感謝の気持ちを伝えた。

Masayaが「ここからは僕がかっこいいところを見せてやるから、最後まで着いてこいよ!」と気合いたっぷりに煽り、楽器隊の演奏がスタート……したものの、気合いが入りすぎたのかリズムを間違えて仕切り直しになり、会場は大爆笑。改めて、楽器隊による煽り曲『マウンテンキャッスル』の重低音が響き渡るなか、一音がステージへ姿を現した。『VELTRO』の強烈なシャウトを合図に、オーディエンスはこれでもかと暴れ散らかす。一音の伸びやかなロングトーンとツインギターの鮮やかな掛け合いが心地いい。続く『Beauveria』では艶やかな三味線の音色が流れ、フロアの士気はさらに急上昇。演奏中、酔花と咲薇が顔を見合わせて微笑み合う場面もあり、彼らの確かな絆を物語っているようだった。

「ラスト!いけるかWEST!」と、この日の大フィナーレを締めくくったのは、メロディアスなハモりとKou.の超速タッピングが光る『Grimnir』だ。とっくに限界を超えているはずのフロアは、身体の底から最後の力をすべて振り絞ってメンバーの熱量に応えていく。演奏終了後、余韻に浸る間もなくステージを後にした一音は、その後の記念撮影には不参加。しかし、そんなマイペースさも彼ららしさなのかもしれない。後ほどバンドの公式Xにアップされた集合写真の右端には、まるで修学旅行の欠席者のように一音の写真がしっかりと合成されており、絶妙なオチで最高の一夜は幕を閉じた。

本公演に向けたインタビューでは「来てくれたお客さんみんなが満足感に包まれて帰ってほしい(咲薇)」と語っていたが、終演後のフロアには確かに、満足感と幸せな疲労感でひたひたになったファンの姿があった。次なる通過点である、恵比寿LIQUIDROOMに向けて力強く歩み出したDAMNED。その道中で彼らが手にするものは、これまでよりもずっと大きくて輝かしいものになるだろう——そう確信させてくれる夜だった。

取材・文:Miyu
写真:FOTOLORE 柳本史歩

SET LIST

  1. STAIN
  2. 毒愛
  3. Fla:ill
  4. 黎明
  5. ANHEDONIA
  6. 超枯渇
  7. 酔狂と交わる強迫的価値観
  8. DAEDRA
  9. 揺らぐ
  10. Anemone
  11. Poada
  12. ヤニ
  13. ShoKu-蝕-
  14. Shadows
  15. SET ME FIRE
  16. ArtrA-アルトラ-
  17. マウンテンキャッスル(楽器隊煽り曲)
  18. VELTRO
  19. Beauveria
  20. Grimnir


■DAMNED始動4周年ONEMAN LIVE『IDENTITY』

9/25(金) 五反田BLAZE
OPEN 17:30 / START 18:00

チケット情報
ADV¥4,500 / DOOR¥5,000 (D代別)
【受付期間】6月16日(火)22:00~6月28日(日) 23:59
https://eplus.jp/damned_live/
■DAMNED 2026〜2027 ONEMAN TOUR『Cure』

12/11(金) 渋谷Cyclone
12/17(木)札幌Crazy Monkey
12/18(金) 札幌Crazy Monkey
1/7(木) 名古屋ell size
1/8(金) 静岡Sunash
1/15(金) 天神Graf
1/16(土) 天神Graf
1/31(日) 新宿club science
2/4(木)四日市club chaos
2/5(金) 心斎橋CLAPPER
2/18(木) 新潟CLUB REVERST
2/19(金) 仙台Space zero
3/7(日) 京都MOJO

TOUR FINAL
3/30(火)恵比寿LIQUIDROOM

バトルキマイラ~晩秋のCHAQLA.2DAYS編~
DAY1

2026年10月20日(火)
大塚Hearts+
OPEN18:00 / START 18:30
CHAQLA. / DAMNED / DazzlingBAD

受付期間:6月14日(日)21:00~6月30日(火)23:59
https://eplus.jp/battlekhimaira

※一般発売は7月25日(土)10:00~上記URLにて受付開始

バトルキマイラ~真冬のまみれた2DAYS編~
DAY1

2026年12月15日(火)
大塚Hearts+
OPEN18:00 / START 18:30
まみれた / 鮮血A子ちゃん / DAMNED

受付期間:6月14日(日)21:00~6月30日(火)23:59
https://eplus.jp/battlekhimaira

※一般発売は8月2日(土)10:00~上記URLにて受付開始


関連リンク
◆DAMNED Official Web Site https://damned.ryzm.jp/
◆DAMNED Official X https://x.com/official_DAMNED

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