◾️VISUNAVI Japan独占◾️【Azavana】ライヴレポート<ONEMAN TOUR「心音」-TOUR FINAL->2026年2月28日(土) Zepp Shinjuku◆Azavana、Zepp Shinjuku公演で確かめ合った“生きる”ことを表す“心音”「君たちの生きる音に、触れさせてください」

Azavanaが、2026年初頭より関東圏を中心に開催してきた全7公演のワンマンツアー『心音』のツアーファイナル公演を、2月28日にZepp Shinjukuにて開催した。
本公演の約1週間前となる2月21日には、Azavanaにとって初となるフリーライブを急遽開催。( https://youtu.be/KeVv97iyRqA?si=v9w25zajaMGjkKFa )
会場となった池袋西口公園野外劇場・グローバルリングシアターには約600人が集結し、“大決起集会”と銘打たれた通り、ツアーファイナルへの期待を大きく高める出来事となった。
こうして、満を持して臨んだZepp Shinjuku公演。この日描かれたのは、“命”と向き合うひとつの物語だった。ワンマンツアー『心音』の集大成であると同時に、セットリストの軸となっていたのは、3月12日リリース(2月25日より各音楽配信サービスにて先行配信中 https://www.tunecore.co.jp/artists/azavana )の1st Full Album『生きていたいと流れ着いたこの街で』の楽曲たち。現在の姿に加え、すでに“先”を見据えた彼らの姿勢を色濃く表す、濃密なライヴとなった。
会場へ足を踏み入れたと同時に聞こえてきたのは、緊張と興奮を煽るテンポで鳴り続ける“心音”。それは、これから繰り広げられるドラマ性を帯びたライヴの序章として刻み込まれていた。開演の時を迎え、S1TK(Dr)に続き、Яyu(Ba)、詩結(Gt)、諒平(Gt)が順に登場し、音を重ねていく。インストゥルメンタル『「」』が厳かにオープニングを飾り、そこへ遼(Vo)が加わると、おもむろに胸元で拳を振るい叫んだ「はじめようか、Zepp!」の一声を合図に、芯のある歌声と轟音で飲み込んだ『Erica』へ。
冒頭2曲をアルバムの曲順に沿った流れで空気を整えると、遼は指針を明確にするようにこう告げた。
「今日は、“明日を生きる意味”を見つけにきました」
CO2が噴き上がる中で『獄詩』が投下され、“生きている”という実感を放出するようにフロアの熱量は一気に上昇。時に「生きてんのか!?」と遼が扇動しながら『ノイズ』『微熱と過呼吸』と畳みかけ、圧巻のヘッドバンキングが広がった『愛怨』のラストでは、その光景を前に遼が満足気にニヤついたようにも見えた。ここでリズム隊がヘヴィネスな根幹を担う『ホオズキ』を挟み、白熱ぶりに拍車をかけたのはキラーチューン『飢えた球体』。モッシュやウォール・オブ・デスが発生したループセクションでも、遼は容赦なく「全力でこい!」とはっぱをかけ続けた。ステージではメンバーそれぞれの“個”の強さが際立ち、身体に震動が伝わるほどの迫力という持ち味も健在。そのうえで印象的だったのは、演奏力と表現力の精度の向上ぶりで、Azavanaの脅威的な存在感を余すことなく示していく。
暗転後に遼がアコースティックギターを手にし、アカペラで始まった『五月雨』では空気が一変。各楽器が丁寧に重なるアンサンブルから、各々の音が必要不可欠であることを痛感させられる。『TATTOO』でもそれは大いに発揮され、スリリングかつ怪しさの果てにモニターには花束が映し出されたが、続いて暗闇の中で響きわたったのは『カトレア』の“儚く散れ”のワンフレーズ。劇的な演出から微睡へと引きずり込む力は凄まじく、尾を引くように続いた『孤独におはよう』で、場内に溢れかえった臨場感と、割れんばかりの歓声は同曲の歌詞にある“生きてる意味”にリンクしていった。さらに、『Hysteria』の爆発力をさらに倍増させたのは『シガラミ』。「半端なことやるなよ、やるときゃやれ!」と焚きつけた遼自身がフロアへ降り、もみくちゃになるといった体当たりぶりを見せながら、仕舞いには諒平に耳打ちして再度『シガラミ』がスタート。硬派な中に、何をしでかすかわからない“Azavanaらしさ”を見せるも、『空っぽな唄』のえげつないバンドインが清々しく、空間を一気に掌握する様は実に見事だった。


緩急のある展開で感情を揺さぶってきたライヴの終盤に用意されていたのは、より鮮明に“命”を描いたシナリオだったといえる。『灰色の海を泳ぐホタル』は、シンフォニックなスケールで音の洪水を巻き起こすメンバーと、遼が「いくぞ、Zepp!」と呼びかけマイクを向けた瞬間に溢れかえる観客の歌声。共鳴することで生まれる一体感こそ、ここまでAzavanaが築き上げてきたものなのだと痛感させるワンシーンだった。眩い光の中で神々しいシルエットが浮かび上がったラストは、“希望”を象徴しているようにも思えた。


フィナーレには、アルバムのエンディングを飾る2曲を続けて披露。諒平がギターを爪弾く中、遼は静かに語りかける。
「ここに来ている人たちは、いろんな苦しみを持ってきてると思っています。その苦しみは僕にはわからないし、僕の苦しみも君たちにはわからないと思います。それでも、音楽で繋がっていたいと思い、この曲を作りました。聴いてください」
こうして届けられたのは『星灯り、滴る虚夢』。スクリーンに映し出された歌詞には、痛みや弱さに向き合った、驚くほどにありのままの言葉が綴られていた。中でも、やはり肝となるのはラストのこのフレーズだろう。
“生きていて良かったとそう思える明日を探してる”
これが遼、ひいてはAzavanaが伝えるべき“今を生きる”理由。そして「君たちの生きる音に、触れさせてください」と伝えて届けられたのは、血潮を彷彿とさせる赤いレーザー光線を受けて遼が歌い始めた『心音』。Azavanaなりの命の賛歌として響いたエンディングを経て、幕がゆっくりと閉まっていくのを前に、心に残った重みは観る者すべての生きる力となっていくはずだと確信した。

実は、『心音』を披露する前に遼が伝えていた大切な言葉が、もう一つある。
「今日は、君たちの手を掴みにきました」
それは“共に”生きていくことを強調し、Azavanaの未来へと繋がるメッセージだったようにも感じた。

終演後には、1st Full Album Release Tour「生きていたいと流れ着いたこの街で」の開催が発表され、大阪、愛知(名古屋)、東京(渋谷)のCLUB QUATTROを巡る内容となる。アルバムと同タイトルを冠したツアーとなることから、作品の世界観をより深く体感できる公演となることは必至だ。この日、会場に鳴り響いていた“心音”は、必死に生きる証そのものだった。これからもAzavanaにしかない“救い”の形は、多くの人の鼓動をかき鳴らしていくのだろう。
写真 ◎ ゆうと。、Litchi
レポート・文 ◎ 平井綾子(Ayako Hirai)
SET LIST
1. 「」
2. Erica
3. 獄詩
4. ノイズ
5. 微熱と過呼吸
6. 愛怨
7. ホオズキ
8. 飢えた球体
9. 五月雨
10. TATTOO
11. カトレア
12. 孤独におはよう
13. Hysteria
14. シガラミ
15. 空っぽな唄
16. 灰色の海を泳ぐホタル
17. 星灯り、滴る虚夢
18. 心音
LIVE
Azavana 1st Full Album Release Tour
「生きていたいと流れ着いたこの街で」
4/24(金)梅田CLUB QUATTRO
OPEN 18:00 / START 18:30
4/25(土) 名古屋CLUB QUATTRO
OPEN 17:00 / START 17:30
4/29(水・祝) 渋谷CLUB QUATTRO
OPEN 17:00 / START 17:30
チケット代
前売¥5,500 / 当日¥6,000
◼FCチケット先行
・一次先行受付(PLATINUMコース限定)※抽選
3/10(火)12:00~3/14(土)23:59
・二次先行受付(GOLDコース以上)※抽選
3/18(水)12:00~3/22(日)23:59
▼FCチケット受付はコチラから
https://www.azavana-official.com/events/17756
※チケットお申込み期間内にご入会いただくと、FC先行受付にお申込みいただけます。
◼イープラス
・プレオーダー受付
3/28(土)12:00~4/4(土)23:59
◼一般発売
4/11(土)10:00~
RELEASE

1st Full Album「生きていたいと流れ着いたこの街で」
2026年3月12日(木) RELEASE
¥4,500(Tax out) 品番:AZCD-007
[disc1:CD]
01.「 」
02.Erica
03.灰色の海を泳ぐホタル
04.TATTOO
05.Mist
06.擬態
07.Hysteria
08.白露
09.秒針に沈めて
10.空っぽな唄
11.獄詩
12.星灯り、滴る虚夢
13.心音
[disc2:DVD]
01.「心音」(Music Video)
02.「心音」(オフショット収録映像)
Azavana Online shop、各ヴィジュアル系専門CDショップにて販売
Azavana Online Shop▶https://azavana.buyshop.jp
TUNECORE▶https://www.tunecore.co.jp/artists/azavana
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