【Annie’s Black】幻の1stアルバム『departure』をSARINOの誕生日にサブスク解禁!

Aioria、TINC(Shelly Trip Realize)のヴォーカリスト、そしてメイン・コンポーザーとして活動してきたSARINO。彼が、TINC解散後に始めたソロ・プロジェクトがAnnie’s Blackだった。2009年2月10日に立ち上げたAnnie’s Blackは、2010年7月に舜(NEiN、覇叉羅、the FUZZ)、MORI(Wyse)、淳-jun-(Waive)、TAKAFUMI(ex; KING)といった強烈なサポート陣を迎え、渋谷O-EASTで開催された「LOOP Open!」への出演を機に本格始動した。その後、そのメンバーとともにアルバム『departure』を完成させるが、SARINO自身が、音楽とは異なる分野へ活動の場を徐々に移したこともあり、Annie’s Blackは「終幕」を告げることなく、その活動をフェードアウトしていった。
2026年5月1~2日の公演をもって、SARINOが長く席を置いてきたレーベルの一つである「LOOP ASH」の代表の未散が表舞台から正式に引退した。彼の有終の美を飾るイベントのサポートアクトとして、未散がリーダーを担い、SARINOがヴォーカリストとして活動していたAioriaが出演した。未散は、SARINOが「引退」を正式に表明することなく表舞台から去ったことや、SARINO自身が、そのことに後悔の念があったのを知っていたことから、みずからの引退の舞台に、SARINOの始まりのバンドであるAioriaを一夜限りで復活させ、SARINOにも、正式に「ミュージシャンとして引退を表明する場」を設けた。だが、そこでSARINOにまつわる物語が終わることはなかった。
現在は2社を経営する起業家へと転身し、本名の荻野正法として活動するSARINOだが、彼の音楽人生を語るうえで欠かせない作品を今こそ世に届けようと、プロデューサーの未散が、SARINOとファンにとって大切な記念日に粋な計らいを用意した。それが、SARINOの誕生日である9月25日に、今や幻の音源として語り継がれてきたAnnie’s Blackの1stアルバム『departure』を配信リリースすることだった。
ここからは、SARINO自身にAnnie’s Blackへの思いを振り返ってもらった。
SARINO TINC(Shelly Trip Realize)としての活動を終えたとき、燃え尽きていましたね。自分としては音楽活動をやり切った思いでいましたし、バンドを解散して以降は、何にも手を伸ばせないような状態で毎日を過ごしていました。それでも、気がついたらギターを手にしては弾いていたんですよね。そんなときに、自分の思いを無意識で歌にしたのが、アルバムにも収録した『amid the despair』でした。ただしその曲は、タイトル通り「絶望の中」から生まれた曲でした。
それまでの自分は、音楽で成功する以外の人生をイメージしたことがありませんでした。だけど、それまで当たり前にあった、ライブ日程やリリース活動を含めた「未来」が、バンド活動を辞めたことでまったく無くなったわけです。まるで時が止まったかのように、何の未来も見えていない中、毎日独りぼっちでたたずんでいる。そんな自分に、初めて怖さや絶望を覚えました。そんな絶望の渦中にいたときの思いを曲にしたのが『amid the despair』でした。
Annie’s Blackのどの楽曲も、今、振り返っても新鮮に聴けるのは、自分の中の制限をすべて取り払い、誰に求められるわけでもなく、ただただ自分が100%純粋に音楽に向き合い、追求した曲ばかりというのが要因だと思っています。純度の高いSARINOといいますか、僕の最もコアな部分を如実に表現したのが、Annie’s Blackの音楽でした。
1stアルバム『departure』に収録した曲の中から、とくに思い入れの深い楽曲について語った言葉も記したい。
SARINO 自分の中で最も思い入れの強い楽曲が『amid the despair』です。視界が閉ざされるほどの絶望感といいますか、すべてが燃え尽き、自分にはもう何も残っていないという、精神的に一番しんどかった時期に生まれたのがこの曲でした。『amid the despair』には、一筋の光に手を伸ばしても、そこには届かない。そんな思いを歌にしています。当時は、まさにその心境でした。だけど、その思いを楽曲としてしっかりと吐き出せたからこそ次の一歩に繋がったといいますか、『amid the despair』が生まれていなかったら今の自分はないと言っても過言ではないくらい、閉ざされていた自分の未来と再び繋がるための、一本の細い糸になってくれました。そこからでした。少しずつ自信を取り戻し、「また歌ってもいいんだ」という気持ちになったのは。その後、仲間たちとの再会にも繋がったように、『amid the despair』は、改めて自分の音楽の扉を開けてくれた楽曲でした。
アルバムの冒頭を飾った『departure』は、北極星を道標に、ふたたび大海原へ船出するような決意を示した曲になります。答えも正解もない芸能の世界とわかったうえで、どんな荒波に揉まれようと、たとえ嵐に巻き込まれようとも、それでも航海に出るという決意を、この曲を通して僕は示しました。
もう1曲挙げるなら、バラードの『if...』ですね。歌詞も、楽曲の構成も含めて、「もうこれ以上の楽曲は書けない」と納得するくらい自分の中で100点満点の曲。今聴いてもグッとくる、とても思い入れの強い楽曲です。
最後に、これまで僕のことを応援してくれたみなさんへ。
今回の配信には、長い間僕の音楽を愛してくれたみなさんへの感謝の気持ちも込めています。
今の僕は、もう音楽家とは違う道を歩んでいます。
それでも、あの頃みなさんが応援してくれていたSARINOは、形を変えながら今も前進して生きています。
音楽を通して誰かの心を動かしたいと思っていたあの頃と同じように、今は違う場所で、誰かに喜んでもらったり、感謝してもらったりできる存在になろうと、相変わらずがむしゃらに走り続けています。
だから、もし今もどこかで僕のことを覚えていてくれる人がいるなら、
「あの頃、自分が応援していたアーティストは、今も元気に頑張っているんだな」
と、少しでも思ってもらえたら嬉しいです。
そして今回の『departure』を通して、あの頃の僕の歌が、みなさんの思い出とともにもう一度心に響いてくれたら、これ以上嬉しいことはありません。
これまで応援してくれて、本当にありがとうございました。
僕はこれからも、前を向いて進み、挑み続けます。
どこかでまた笑顔で、会いましょう。
SARINO
この機会に、一度Annie’s Blackの音楽に触れていただきたい。今、聴いても、きっとあなたの心を揺さぶるはずだ。
TEXT:長澤智典
INFORMATION

2026年9月25日(金) 配信開始!
Annie’s Black「departure」
配信リンク
https://pcim.lnk.to/departure
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Aioria (アイオリア)
「煌め逝く瞬間」 (キラメユクトキ)
https://ingrv.es/yxvebx-zco-2
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未散プロジェクト
「封印の残像」
「悲哀の破片」
「楽園の誕生」
https://ingrv.es/rcwfu-ulbyy-mrhir-zzm-m
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未散プロジェクト
「夢柔力」
https://pcim.lnk.to/MUJURYOKU
SARINO 現在の活動

現在は本名の荻野正法として、株式会社Grooveと株式会社原宿POPの2社を率いる。Web制作・システム開発から起業家支援、メディア、撮影スタジオ、アイドルグループのプロデュースまで、多彩な事業を企画・運営。アーティスト時代に培った表現力とプロデュース力を、現在は経営の現場で発揮している。
■株式会社Groove 代表取締役
Web制作・システム開発を軸に、企業や団体の課題解決を支援。総務省・特許庁の特設サイトやG7関連の国際会議案件など、多様なプロジェクトの制作を手がけてきた。
https://groove-style.jp/
■株式会社原宿POP 代表取締役
原宿のファッションとKawaiiカルチャーを国内外へ発信。Webメディア、フリーマガジン、撮影スタジオを展開し、コンテンツの企画から発信までを担う。
https://harajuku-pop.jp
【主な事業・サービス】
■PocketOffice
オフィス機能に加え、起業家同士の交流や事業の成長を支えるコミュニティ型バーチャルオフィス。
https://pocket-office.jp/
■ホームページおまかせパック
初期費用0円・月額1万円(税別)で、企業や店舗のWebサイト制作を支援するサービス。
https://hp-omakase.site/
■東京Kawaiiスタジオ原宿
ロリータファッションを「着る・体験する・思い出に残す」撮影スタジオ。
https://kawaii-studio.com/
■HARAJUKU POP WEB
原宿のファッションやカルチャーを発信するWebメディア。
https://harajuku-pop.com/
■HARAJUKU POP MAGAZINE
全国に3万部を配布する、Kawaiiカルチャーを発信するフリーマガジン。
https://harajuku-pop.com/distribution/
【アイドルグループのプロデュース】
■antares
「キラキラに輝く一等星」をコンセプトにした5人組アイドルグループ。
https://antares-official.com/
■りあくしょんバイト
釣りガール×アイドルをコンセプトに展開したグループ。第1期の活動を終了。
https://r-bite.com/