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【201号室・KEN(Gt. &Vo.)】◆独占インタビュー◆KHIMAIRA vol.4出演 201号室KEN。揺るがないキズへの尊敬と宿敵CHAQLA.への称賛。九州から孤高の刺客 独占インタビュー

 

若手の他の人らが僕と同等にやれてるとも正直思わない。


 

────KENさんの音楽的ルーツについても教えて下さい。

KEN:それはもちろんhideさんです。hideさんの存在に衝撃を受けて、大好きになってギター弾いて音楽を始めました。そこからヴィジュアル系というものを知るんですけど。当然Xから入り、その後はPENICILLINSIAM SHADE。正確にヴィジュアル系なのかとかはあんまりわからないですけど。当時はギタリストだったので、そこからは海外のテクニカルなメタルにどんどんのめり込んでってっていう感じですね。その間にも、Janne Da ArcAcid Black Cherryはすごい好きで聴いてたんですけど、いわゆるネオ・ヴィジュアル系は通ってないんです、実は。

────なるほど。その世代を通ってないからこそ異質というか、201号室の音楽はシーンの中で違う方角を向いてますよね。お洒落でオリジナリティがあって。ヴィジュアル系のロックっぽさだけでは全然ないですし。201号室としては12ヶ月連続リリースも敢行し、その音楽センスの多彩さを存分に見せつけた1年になったのではないかと思うのですが、目指してた地点までは現状たどり着けてます?

KEN:やりたいことはやれてます。まず、そもそもの目的として僕らは息の長いバンドでありたいので、堅実に創作物を出していくことから始めたかったんです。12ヵ月連続リリースって言っても、1年で12曲なんて全然当たり前じゃないですか?その最低ライン当然のことから始めようと思って、形になっているところです。僕は納期を守らなかったり、遅刻したり、決められたものが苦手だったんですけどんー、納期からハミ出してでもより良い作品を作るのもすごい大事なことだとは思うんですけど、出さないで未完成のものが溜まっていくことが不健全だと考えるようになってきたんですよね。

────いきなり大舞台でデビューして、ドン!と勢いで売れたいという考えは全くなかった。

KEN:この世界ってすごいエンタメなんでしょうけど、そのエンタメ的目線が自分はすごい薄い。僕はエンタメで音楽をやれない。だから、爆発的に勢いで巻き込んでっていうものは目指せないんです。大きいステージを目指すには、201号室の場合、短期的な爆発じゃダメだろうって僕は思ってました。アイドル売りみたいな人ならそれでもいいかも知れないですけど、うちはそうじゃないんで。

────とは言え注目バンドとしてこの1年間を過ごした訳じゃないですか。呪いにかかりながら注目も浴びせられ続ける日々に苦悩はなかったですか?

KEN:注目はありがたいですよね。先輩方もたくさん201号室は良いって言ってくださって感謝してます。だだ、特に若手バンドで言うと、僕の楽曲よりすごいなって思う楽曲にそうそう出会わないし、若手の他の人らが僕と同等にやれてるとも正直思わない。それぐらい自分の作るものに自信がすごいあります。ただ、それが伝わる速度は遅いですよね。

────プロモーションやパッケージの手法も含めて。

KEN:うん。音楽の中身を褒めていただくほどに、側になれていないって痛感します。まだ、ソッチの世界にたどり着くには時間がかかるんだなって。中身で注目していただいてるのが現状だとしても、見せ方も練っていなかいと飽きられちゃうんで。そこは課題です。

 

■KHIMAIRA vol.4 8月18日(日)池袋EDGE
↓チケットはこちら↓e+(イープラス)

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