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【201号室・KEN(Gt. &Vo.)】◆独占インタビュー◆KHIMAIRA vol.4出演 201号室KEN。揺るがないキズへの尊敬と宿敵CHAQLA.への称賛。九州から孤高の刺客 独占インタビュー
悔しいだけじゃなくてもっと認めないとダメだと思う。CHAQLA.っていうとんでもないバンドがあまりに凄いってことを。
────あとこれ、KENさんに訊いておきたいのが、“若手の中で俺よりすごい曲は~~~~”ってことなんですけど、KENさんにとってライバルはいますか?もっと上の世代のバンド?
KEN:難しいですね。うーん……来夢さんのお陰で、僕らが去年注目される環境にしていただいたのに、シーンの中で頭一個出なかったのは自分の実力でもあると思うんですけど。……僕らが完全にこう2番って3番…ってなってしまったのはやっぱりCHAQLA.ってバンドが凄かったってことがあると思います。
────ヴォーカルのANNIE Aさんも熊本出身で九州の先輩ですよね。
KEN:そう考えると九州出身すごい盛り上がっててそれは嬉しいことなんですよ。まぁこの期間は後ろを走ってて良かったんだって思います。何でしょう?1番を維持するのより後ろから狙い続けた方が戦いやすいというか。
────あれだけ自信に満ち溢れたKENさんからしてもCHAQLA.は1番と言わしめる存在。
KEN:バンドのライヴとして魅力的だなと思ってます。悔しいけれど。あと楽曲制作っていう点に関して、裏切り者には制裁をが頭抜けてると僕は思います。時代を作る素質じゃないですけど…素質ってめっちゃ偉そうですけど、そういう力がある存在なんじゃないかなと思ってますね。
────6月には心斎橋CLAPPERで開催された、上京前の裏切り者には制裁をの主催3マンで手合わせをする機会もありましたね。
KEN:その時も良い曲だなと思いました。あの、僕、かなり色々なバンドさんの音源聴くんですよ、自分と近い世代の。それこそnuriéやMAMA.は当然として、Z CLEARや<KHIMAIRA vol.4>で共演するRANとかも。というか、<KHIMAIRA vol.4>で共演する方たちの曲は多分全部聴いてます。でも、今の同世代を見渡すと僕はCHAQLA.と裏切り者には制裁をに落ち着いちゃうかな。
────春に新宿BLAZEのイベントに201号室がオープニングアクトに抜擢されて、気持ちの見える素晴らしいライヴをしたことがあったじゃないですか。
KEN:はい。覚えてます。
────その後、楽屋で自分にイラついて、僕に吠えてたKENさんの姿が印象的で。“今日良いライヴはしたと自信はあります。だけど、こんなんじゃCHAQLA.にはまだ勝てやしないんすよ。アイツらなんなんすか?CHAQLA.やMAMA.がいなかったら、今日旨い酒を飲んで気持ちよく寝れるけど、今日も旨い酒を飲めないし、寝れやしねえ”と。
KEN:ありましたねぇ。
────そのライヴにCHAQLA.もMAMA.も出てないのに(笑)でも素晴らしいなと思いました。今目に前にいないライバルの呪いも纏っててストイックな男だなと。実際あの日もオープニングアクトと言う立場を理解して、フロアと闘うアティチュードも全面に出ていたし、正直“あ、201号室カマしたな”っていう会心のステージだったと思うんです。異質さは会場後方まで届ききっていたし。BLAZEに立てて満足しちゃうような軟派なバンドじゃないのは明らかで。
KEN:僕ら世代のバンドってみんなCHAQLA.を意識してると思うんですけど、なんか意外と褒めなかったりするんですよ。“いや、マジ悔しいわ”っていう一辺倒で。ずっとそれ言ってるだけなんですよね、どいつもこいつも。悔しいだけじゃなくてもっと認めないとダメだと思う。CHAQLA.っていうとんでもないバンドがあまりに凄いってことを。そこまでいかないと同じ領域で闘えないですよ。だから、俺は悔しい言ってるだけの周囲を見てて歯痒いなって思ってますね。
────九州男児、アツいですね。
KEN:そうですね(笑)始動時期が重なっているわけじゃないけど、KAKUMAYのアザミとかも可愛い顔してるけど、ちゃんとアツいもの持ってるヤツですからね。まだまだこんなもんじゃないですよ、僕も。
■KHIMAIRA vol.4 8月18日(日)池袋EDGE
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