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【ビバラッシュ】ライヴレポート<VIVARUSH LIVE TOUR 2026「ICE MIRAGE」-TOUR FINAL->2026年2月28日(土)池袋EDGE◆ビバラッシュ、超満員の池袋EDGEにて迎えたワンマンツアー『ICE MIRAGE』ファイナル公演。いよいよ10周年へ向けて、「行くぞ、ビバラッシュ!」

ビバラッシュが、全8箇所を巡るワンマンツアー『ICE MIRAGE』の開催を発表した当初から明確に掲げていた目標――それが、ツアーファイナルの舞台となる“池袋EDGEをソールドアウトさせること”だった。結果は有言実行、完璧なソールドアウトを達成! しかし、10周年イヤーを迎えた今年、なぜ彼らはその目標にこだわったのか……。

「俺たちはみんなを“アゲ”にする、みんなの人生を“アゲ”にしたい、幸せにしたい、そんなバンドじゃんか。そんなバンドが未来に立ち向かっていくときに、挫折ばっかり見せられないなってすごく思いました。だから、今までのライヴとも違うというか、この日をクリアにしないと〈このあとのスケジュールなんて決めたくない〉、そういう思いでEDGEをソールドさせるという目標を決めました。これから10周年に向かっていく中で、EDGEをソールドできて嬉しく思います。皆さん、ありがとうございました!」(るいまる / Vo)

このように伝えたのは、ライヴ本編ラストでのこと。さらに、これまで数々の大きな会場に挑戦してきたことを踏まえて、「来てくれたみんなに対して俺たちは、素敵なライヴができた。でも、〈ソールドしたんだ!〉って、〈こんなに求めてくれる人が多いんだ!〉って胸を張って言うことができませんでした」と事実を交えながら振り返っていた。そこからはっきりと伝わってきたのは、ビバラッシュを求める人々に向き合う真摯さ。まさに今回の結果は、“アゲみ集団”を掲げる彼らの意地を懸けた挑戦であり、未来を必死に掴みにいく強い気持ちが引き寄せた勝利だと言っていいだろう。このような熱い気持ちを抱えながらも、ひとたびライヴが始まれば、自然と笑顔がこぼれてしまう“いつも通り”の“アゲ”な空間が広がっていた。

“パラパラ”からのお馴染みのオープニング中、るいまるは「パンパンのソールド公演だ! 気分はどうですか、Dreamer⁉︎(※ファンの呼称) 全員で行くぞ!」と扇動し、『最強伝説』を投下。会場のボルテージは瞬時に跳ね上がり、勢いに拍車をかけるようにパーミー(Dr)がツーバスを叩き込む。ギラつく空間でパリピマインドで戦っていく意欲を炸裂させた『ダンシングソルジャー』や、ハードな一面を見せた『FAKE OUT』。続いて、幸村(Gt)のギターがゴシックな旋律をなぞる『メラメラ☆オキニ』と、強靭なロックサウンドの威力を存分に発揮。冒頭から多彩な楽曲を詰め込んで、“個”を確立したメンバーが実直にプレイする姿に、バンドとしての進化を感じずにはいられない。

▲パーミー(Dr)


ここで、ソールドアウトを果たした喜びと感謝、そしてツアーを通して各地で伝えてきた「10周年に向けて結果を出したいんだ。未来に向けて一歩一歩進んでいくんだ。未来を繋げていきたいんだ」という想いをこの場でも改めて伝えていた。まだまだ、ライヴは始まったばかり。勢い新たに突入した『シェキラBANG-BANG!!』、続くDJ要素も交えたエネルギッシュなロックナンバー『アゲマインド』では、純度の高いハッピーを呼び起こし、るいまるは〈笑って死のうぜ 一緒に〉の部分をより強く歌い上げた。ウェーブやツーステップでアグレッシブにのせた『やっぱり言うわ』、ハートサインが溢れた『サブリミナル・キッス』と、見事に“アゲアゲ”な楽曲が間髪入れずに放たれていく。曲に合わせた振付は、もちろんライヴを楽しむ大切な要素だ。しかし、“ついていきたい”と思わせる存在感やヴォーカルの説得力があってこそ成立するものでもある。その点ビバラッシュには幸せを感じられる確信と信頼があり、その力は日に日に増している。そして『Century Mermaid』では、先ほどまでのギラつきとは打って変わって静と動のコントラストが美しく、こうした歌ものを表現する力もあることを改めて見せつけた場面でもあった。

▲るいまる(Vo)

ここからは、早くも後半戦へ。『喰ワズ嫌イ。』で一気に火力を上げると、合掌ポーズからのヘッドバンギングやモッシュへと発展した『ウチのママがスピってる!!!!』でハードさを極めていく。身体に振動が伝わるほどのラウドさにハッとさせられた『ヴィラン』では、暴れ狂う観客に向けて「ここは、らしさを解放できる場所だ!」と、るいまるがさらなる熱量を促した。その解放の先にあったのが、“これでもか”とキラーチューンぶりを見せつけた『踊らされた人生』。そこへ、大阪仕込みのユーモアが炸裂する『なにしてんねん』を挟むのも、また粋なチョイスだった。こうして、究極のポジティブマインドをぶつけた『ダンデライオン』がエンディングを飾った。メンバー全員の歌声が重なる温かな空気の中、幸村が「ありがとうDreamer!」と叫び、その傍らで終始笑顔のままタイトなベースでバンドを支えていた冬也(Ba)が、ふと感極まった表情を浮かべた瞬間もまた胸を打つ。メンバーだけでなく、ファンの心までも焚きつけるように放たれた、るいまるの「行くぞ、ビバラッシュ!」の一声は、確かにこの先への歩みを大きく前進させる合図だったと感じた。

▲幸村(Gt)
▲冬也(Ba)

メンバーがステージを去ってもなお、興奮冷めやらぬフロアにこだまするアンコールの声が彼らを再び呼び戻した。ここで4人は、今の想いを率直に語り出した。目標達成までの“過程”の大切さと、今日という日に時間を使ってくれたことへの感謝を伝えた冬也。「努力した人が全員報われるわけではない」と現実を見据えながらも、この日の結果をもって「初めて報われた」と語った幸村は、今日以上を見せることを約束してくれた。るいまるは、「自分のために歌うこと、その歌から生まれたエネルギーを届けることが大事なんだ」と、10年を経て辿り着いた答えを明かす。MCの大トリを任されたパーミーは、自分にとっていい日でもそうでない日でも、ビバラッシュは“いつ来ても楽しさを受け取れる”というバンドの真価に触れながら、バンドの土台を担う者として「がんばる!」と実にシンプルに言い切ったのも彼らしいところ。

そんな“がんばるビバラッシュ”からの嬉しい発表が、メンバーの口から告げられた。まずは、新曲『ジハンキズム』が4月2日にデジタルリリースされ、TVアニメ『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う』のオープニングテーマに決定したこと。さらに、錚々たるバンドが名を連ねる10周年を祝う主催ライヴ『アゲアゲフェスティバル』が、6月23日にSpotify O-EASTで開催。そして、夏からは10周年記念のワンマンツアー『フルチャージ』が決定し、充電満タンの状態のビバラッシュがエネルギーを届けていくツアーになるという意気込みも露わにしていた。

こうして『マドモアゼル』で再びテンションをハイに引き上げ、『神ノミゾ知ル』では先ほどの発表を受けて「Dreamer軍団、共に戦いに行くぞ!」と士気を高めた。そして最後に贈られたのは、『等身大Dreamer』。演奏前に語られた、“10周年”という大きな節目を迎えるビバラッシュの“これまで”と“これから”が凝縮された、るいまるの言葉をここに書き残しておきたい。

「今日、ここにきてくれた1人1人に感謝の気持ちを届けます。ありがとう、ありがとう、ありがとう……。ビバラッシュを始めて、10年経ちます。10年目を走ってます。たくさんの出会いと別れがありました。キュセ、ベル、その中でビバラッシュと一緒に歩むことを選んでくれた冬也。そして、結成のときから一緒の幸村ちゃんとパーミー。ファンの人たちもそれぞれ、いろんなタイミングで出会ってくれた人がいると思います。君がビバラッシュと出会ったのは、その瞬間に俺たちが必要だったからだと思います。きっと、必要じゃなかったら出会わないから。出会ってくれてありがとうね! みんなを裏切らないように〈ビバラッシュに出会ってよかった〉、そう心から思ってもらえるように俺たちはまだまだ走り続けるよ。4人の人生を使って、君の人生を“アゲみ”にしたいと思います。――これからの未来も、ずっと一緒にいようね」

ただただ楽しい――そんな純粋な衝動は、いつしか頼れる強さへと変わっていった。感慨深い場面もたくさんあったこの日。しかし、「10周年に向けて気合いを入れてくれて、ありがとうございました!」というるいまるの言葉が、ここで得たエナジーを持って突き進んでいく意欲を感じさせた。まだまだ“のびしろ”があることを自ら証明してみせた日を目の当たりにして、今はただ、切に願う。大きな節目に向かうビバラッシュと、彼らが音楽を通して作り出す唯一無二のエンターテインメントを生きる糧にするDreamerたちが、この先1秒でも多く笑っていられますように。

写真 A.Kawasaki
レポート・文 平井綾子(Ayako Hirai)

SET LIST

01. 最強伝説
02. ダンシングソルジャー
03. FAKE OUT
04. メラメラ☆オキニ
05. シェキラBANG-BANG!!
06. アゲマインド
07. やっぱり言うわ
08. サブリミナル・キッス
09. Century Mermaid
10. 喰ワズ嫌イ。
11. ウチのママがスピってる!!!!
12. ヴィラン
13. 踊らされた人生
14. なにしてんねん
15. ダンデライオン

EN1. マドモアゼル
EN2. 神ノミゾ知ル
EN3. 等身大Dreamer

LIVE


◾️ビバラッシュ presents 10th ANNIVERSARY LIVE「アゲアゲフェスティバル」
2026年6月23日(火)Spotify O-EAST

出演:ビバラッシュ / アルルカン / えんそく / THE MADNA / XANVALA / BugLug / RAZOR (五十音順)
O

PEN 15:15 / START 16:00

前売 ¥6,500(税込/+D代) / 当日 ¥7,000(税込/+D代)

■第一次プレオーダー申込期間:3月28日(土)23:59まで

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◾️ビバラッシュ 10th ANNIVERSARY TOUR「フルチャージ」
7月5日(日)OSAKA MUSE
7月18日(土)柏Thumb Up
7月19日(日)柏Thumb Up
8月8日(土)福岡OP's
8月9日(日)LIVE rise SHUNAN
8月11日(火祝)岡山CRAZY MAMA 2ndRoom
8月27日(木)神戸太陽と虎
8月29日(土)KYOTO MUSE
9月6日(日)横浜BAYSIS
9月7日(月)横浜BAYSIS
9月12日(土)仙台ROCKATERIA
9月23日(水祝)沖縄Output
9月24日(木)沖縄Output
10月10日(土)新潟CLUB RIVERST
10月11日(日)金沢vanvanV4
10月15日(木)HEAVEN'S ROCKさいたま新都心
10月16日(金)HEAVEN'S ROCKさいたま新都心
10月31日(土)札幌CrazyMonkey
11月1日(日)札幌CrazyMonkey
11月7日(土)HOLIDAY NEXT NAGOYA
11月8日(日)HOLIDAY NEXT NAGOYA
11月21日(土)OSAKA RUIDO
11月22日(日)OSAKA RUIDO
[TOUR FINAL]X月X日(X)XXXXX

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◆Official Web Site https://vivarush.jp/
◆Official X https://x.com/vivar_official

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