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【SSS(Solid Statement Soul)】7月11日開催の1stワンマンに向けてYUKI、RENO、RENA、KAZAMIのフルメンバーインタビュー!彼らが“バンド”になった理由────「生きた証を残していきたい」

YUKI、RENO、RENA、KAZAMI。
圧倒的なミュージシャンシップを持つ4人による新バンド、SSS(Solid Statement Soul)が7月11日に渋谷REXで開催されるファーストワンマン“SSS 1st One-Man Live「Prologue~memento mori~」”を皮切りに本格始動することが発表された。
その組み合わせの強靭さと予想していなかった報せは、界隈だけなく海の向こうまで沸いた。

櫻井有紀は予ねてより「バンドがやりたい」と吐露していたが、
話を聞けば聞くほどに、それはこのバンドが始動する理由のひとつにしかすぎないことを思い知らされる。
それぞれが求める音楽を具現化するための集合体として生まれたモンスターは、その産声を上げる前から注目度MAXだ。

そんな彼らの率直な想いを聞いてみた。



◆   ◆   ◆

演奏中に鳥肌が立った唯一のボーカリスト



────まずは結成おめでとうございます。

YUKI ありがとうございます。

KAZAMI このメンツで並んで取材を受けるのがすごく不思議ですね。

YUKI :ね、実際に発表するときもかなりドキドキしてたんですよ。ネガティブな反応があったらどうしようとか。だから、好意的な反応を多くいただいて、4人でこうやって話せることが嬉しいですね。自分でも狙って発したわけじゃないんですけど、“Raphaelから四半世紀ぶりに組むバンド“って言葉で、こっちの覚悟とか真剣さを汲み取っていただいたのかなと思います。

────かねてより念願だったバンドとしての始動ということで、祝福の声が多かった印象ですよ。

RENO もともとSSS自体はYUKIさんとKAZAMIくんと僕のプロジェクトとしてライヴをしていたこともあって、自然な流れだと思ってもらえたのかも知れないです。昨年の冬ぐらいから、プロジェクトではなくバンドとして動き出そうって話が出ていたので、こういう反応をいただけるのは素直に嬉しいですね。僕自身は今年の3月までViViDでの活動もあったので、様々な意見もあるかなと思ったんですけど、とっても好意的に受け止めてもらってます。

RENA 俺の場合はいろいろなプロジェクトを並行してやってるので、RENAがまた新しいこと始めたんだなぐらいの反応だと思うんですよ。でも、反応というか、期待の大きさは感じてますね。

KAZAMI 発表した日にSNSのフォロワーがすごく増えたもん(笑)。日本だけでなく、海外のお客さんのリアクションもたくさん目に入って、それがすごく新鮮。

YUKI あれ、最初はインプレゾンビかと思ってたんですよ(笑)。一応、いただいてる海外の方のコメントを和訳して読んでみたら、とっても熱心に応援してくれているコメントばかりでした。そのお陰で僕らももっともっと発信していかなくちゃと思わされましたね。

────SSSはどういった流れで結成にいたったんですか?

YUKI そもそもRENOくんとKAZAMIくんには長いこと僕のソロのサポートをゴリゴリにやってもらっていたんですよ。そこで意気投合するうちに、僕もベースを弾けるから、セッション的な感覚のミニマムな編成をやってみようかってなったんです。

────はじめからバンドにするつもりではなく?

YUKI はじめはイベントの余興ぐらいのつもりだったんですよ。そのうちに何曲かオリジナルを作ってみて、あれ、僕がベースボーカルをこなせばバンドとして成り立つんじゃない?って思うようになったんです。それならセッションだけど、ちゃんとワンマンをやってみようって流れでみんなで盛り上がって。

RENO そうですね。

YUKI 喉頭がんからの復帰後で、少しずつ歌えるようになってきた時期だったんですけど、3人でやるライヴも楽しいし、お客さんからの評判もすごく良くて。これは不定期でもいいから継続的にやっていきたいなって思ったんです。それで、2人が札幌のCrazy Monkeyっていうライヴハウスと交流があったので、僕も一緒に連れて行ってもらってライヴをしたりもして。

▲YUKI

────活動における比重が高くなっていったんですね。2024年末の時点でYUKIさん自身は“バンドをやりたい“に加えて、”ボーカルに専念したい“と語っていたこと(※)も覚えているんですけど、RENAさんはどのタイミングで合流するんですか?

※【櫻井有紀】スペシャルインタビュー◆病魔から復活した天使の足跡。Raphael・rice・aRaiseの時間軸と未来への地図。「歌えるだけ歌ってこうって思うようになった」
https://www.visunavi.com/2024-12-02/19411/

RENA 俺もここ2年ぐらいでYUKIさんのサポートに呼んでもらえるようになってたんですよ。それで初めてに呼ばれて以降、結構なハイペースで声をかけてもらえるようになって、SSSの現場にも「何曲か弾きにきなよ!」って誘われたのが今にして思うときっかけですね。

YUKI 本当にRENAくんは最高のベーシストだと思う。ずっと僕の横で弾いていてほしい。

RENA YUKIさんがバンドをやりたいって言ってたインタビューも読んだんですよ。そんな大事なところにも俺を必要としてくれるのは嬉しいです。初めてサシ飲みしたときに「8個ぐらいバンドやりましょう!」って話をしていたんで、やっと1個目が動き出しますね。

YUKI 言った言った(笑)。

────まだ、あと7バンド組まなきゃいけないんですね(笑)。

KAZAMI 僕も日本酒をプロデュースするぐらいお酒好きなんですけど、この人たちの飲みっぷりは業界のトップ3だと思いますよ(笑)。

────KAZAMIさんは“YUKIゴハンとKAZAMI酒”というイベントをYUKIさんと開催してますもんね。

KAZAMI ずっと日本酒を振る舞うイベントをやりたかったんですけど、YUKIさんが料理好きだから一緒にイベントをやろうってことになって。だから僕とYUKIさんも結構付き合いが長いんですよ。

────最近はYUKIMI大福としてユニット活動もされてますし。

YUKI KAZAMIくんと僕はなんかユニット感があるんですよね。

KAZAMI YUKIMI大福はYUKIさんが左手でベースを弾きながら、右手で鍵盤を弾きつつ歌って。僕は左手でドラムを叩きながら右手で鍵盤を弾いてます。2人だけで成立する音楽をやってるんですよ。

────……。

RENA あはははは!そりゃそういう反応になりますよね。

────YUKIさんの1人3役もですけど、KAZAMIさんのマルチタスクっぷりは異常ですよ

KAZAMI 僕、3人いるんで(笑)。1日3現場まではいけます。

YUKI KAZAMIくんも業界ナンバー1だと思う。何がすごいって、どの楽器を演奏しているときも僕が欲しいところに手が届く。こんな人ほかにいないですよ。

────話を戻すんですけど、SSSのライヴにRENAさんを誘った時点で、正式メンバーにしたいっていう気持ちがあったんですか?

YUKI と言うよりは、出会ったときからいつか一緒にやりたいって思ってたっていう表現が正しいかも。一緒にやろうなんておこがましいことなんですけどね。これも飲んで話しているうちに決まりました。

RENA ありがたいことですよ。断る理由がないですからね。

────公式の紹介文には「よく飲み、よく食べ、よく歌い、よく弾き、よく叩くゴリゴリのメタリック4ピースバンド」とありますが、まさにそれを地で進んでいると。

YUKI ミュージシャンって技術とか人柄とか華とか、必要な要素はいくつもあるんだけど、RENAくんはそれがマッチした総合芸術みたいな人なんですよね。あと、音作りが自分の人生史上最も歌いやすい。そこでKAZAMIくんとの屈強なリズム隊が形成されて、艶やかなRENOくんのギターが乗る。最高ですよね。

────これ、RENOさんに伺いたいんですけど、3月までViViDの活動があったなかで“ネクスト“を提示することの重たさはありましたか?

RENO ファンの方の気持ちはそれぞれだと思うけど、自分は前に進んでいるつもりで。そもそもViViDは一度解散しているバンドなんで、この1年間が特別だっただけで、そこで楽しんでもらうことはできたと思うんです。だから、ここからはSSSとして自分の今のアプローチで楽しませたい気持ちでいますね。

▲RENO


────RENOさんはこれまでもYUKIさんのサポートをされているなかで、もちろん超スキルフルなんだけど、それ以上に歌声に寄り添うプレイをしていたのが印象的なんですよ。だからこそ、ここからどういうアプローチを見せるのかが楽しみなんです。

RENO 演奏中に鳥肌が立った唯一のボーカリストなんですよ、YUKIさんって。かっこいい人とか上手い人はいっぱいいるけど、それを超越してる。僕が初めてアコギのサポートで入らせてもらったツアーで、曲の世界観にグッと入りこむ瞬間がすごかった。それ以降、エレキでサポートするようになっても同じような経験があったんです。「星に願いを」を演奏してるときだったかな。

YUKI 嬉しくて恥ずかしくておしっこ漏れそうです。

────漏らさないでください(笑)。現状はバンドのメインコンポーザーは誰になるんですか?

YUKI いや、あんまりそういう考え方はしないようにしてますね。現状では僕がもともと書いてた3曲に加えて、KAZAMIくんが3曲作ってきてくれてますけど。KAZAMIくんの曲を作るペースが尋常じゃなくて驚いてます。今朝もデモを送って来てくれて。

RENA え、でもYUKIさん、昼にはその曲の歌詞あげてませんでした?

KAZAMI そう!YUKIさんも異常なんですよ(笑)。今朝送った曲の歌詞が昼に完成してくるんだもん。

RENO 俺もグループLINEを見て、あれ、なんかの間違いかなと思ってた(笑)。

YUKI 女性目線の歌詞だったり、男性目線の歌詞だったりいろいろ曲を感じながら気合い入れて書いてます。

────YUKIさんもモチベーションが漲ってるんですね。ところで、KAZAMIさんはSSSではドラムに専念するんですか?

KAZAMI うーん、一応そのつもり…ではいるんですけど、曲によってはYUKIさんがサックスとかピアノを弾いてもいいなってイメージもあるから、僕もそのうちドラム以外をやってる可能性もあるかもしれないですね。

────気になる楽曲ですが、ゴリゴリのメタルなんですよね。

YUKI あんまり自覚がなかったんですけど、世間的に僕のイメージってメタルらしいんですよ。知り合いに「Raphaelってどんなバンド?」って尋ねたら「メタルっすよ」って言われるし。Raphaelとriceの流れを汲む意味でも、メタルがベースにはあると思う。ただ、固執する必要もないのかなって想いもあるんですよね。

RENO そうですね。ゆくゆくはYUKIさんの歌声を生かすバラードを書いてみたい気持ちもありますし。

RENA それで言ったら、俺も自分の得意としてるものをSSSに投げたらどうなるんだろうって思ってます。ほかの3人が書かなそうな曲を提案するのが俺の役目かなって。

YUKI ゴリゴリに“パンキッシュな”メタルバンドって言おうかなと思ってるんですよ。

────それぐらいフレキシブルだと。しかし、櫻井有紀がメタルをやるっていうことの重みといいますか、そこに対する世間の期待もあると思うんですよ。ご本人的にはそのあたりはどう受け止めてます?

YUKI いや、そこは特に。それよりも誰かの曲に歌詞をつけていくって作業が新鮮すぎてシンプルに楽しいって気持ちしかないですね。Raphaelにしてもriceにしても、これまで“共作”っていう経験がほとんどなかったので、そこを楽しんでます。メタルっていうことで期待していただいてるのも嬉しいけど、そこを重く考えたりはしてないですね。

────歌詞もさまざまな方向性になっていきそうですね。

YUKI とにかく楽曲ファーストなので、曲から受けるインスピレーションを大事にしていますね。ただ、これまでRaphaelやriceだったり、自分が病気を患って生命の危機にいたこともあって、すごく“生の衝動”が反映されている気がします。べつに重たいテーマとかじゃないんだけど、自分の死生観は色濃く出ているんじゃないかな。

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