2020年12月22日 (火)
【ライヴレポート】12月17日(木)、12月18日(金)<AKi 2020 「Live Stream」>“アンプラグド”と“レア曲”の2days配信ライブ!──「こういう状況下でも音楽で培った絆は消えないんだなと教えてくれたのは、ファンの人たちでした。」
REPORT - 19:19:55AKiの無観客配信ライブが12月17日(木)、12月18日(金)の2日間に渡って開催された。
17日開催の<AKi 2020 「Live Stream #04 -Unplugged:Vol.Holy Night-」>はアコースティック編成でのアンプラグド、8日開催の<AKi 2020「Live Stream #05 -Rare Tracks-」>はバンド編成でのレア楽曲を網羅したライブと、編成も内容も異なる2DAYSライブという初の試みに挑んだAKi。
2020年はコロナ禍で生のライブが実現出来ない中、ワンマンに対バンイベントと趣向を凝らした配信ライブでファンを楽しませてきたが、アンプラグドにレア曲ライブと、クリスマスを直前にした希少なライブの贈り物にファンは大興奮。
両日ともに多くのファンが配信ライブを視聴し、熱いメッセージでコメント欄が溢れた。
初日の<AKi 2020 「Live Stream #04 -Unplugged:Vol.Holy Night-」>はステージでなく、フロアを使用してのアンプラグド・ライブ。
薄暗い照明の下、テントの立てられたキャンプ場風のセットが画面に映り、静かに登場したAKiとバンドメンバー。
輪を描くように配置されたそれぞれのポジションに付くと、互いの目を見て呼吸を合わせて「Wait for You」で静かに力強くライブが始まる。
サックスの音色が幻想的に響き、イントロから原曲と異なる印象で始まったこの曲。
アウトドアな雰囲気にピッタリな、ネイティブ柄のジャケットを着てベースを奏でるAKiの優しく温かい歌声が会場を包む。
続く「tonight.」では焚き火の映像が映される中、パーカッションの心地よい響きとアコギの乾いたサウンドに映える伸びやかな歌声を聴かせ、温かみある空間を作り上げたAKi。
「みなさんこんばんは、AKiです」と、普段のライブではあまり見せない穏やかな笑顔を浮かべる。
メンバー紹介から、ピアノの美しい音色で始まった曲は「Path of Light」。
河村隆一のイベント(ニコフェス)出演時にアコースティックで演奏し、「このライブをやろうと思ったキッカケになった」と語った「SCREAM」、「(この編成で演奏して)この曲を作って良かったと思った」と語った「Collapsing」と続けて披露すると、AKiが「こんな新鮮なライブは久しぶりです、本当に楽しい!」と満面の笑みを見せる。
MCでは「バンド以上の熱さが渦巻いているのをすごく感じます。ここにはいないけど、みんなの熱意も感じてます」とライブの手応えを語ったAKi。
しっとりしたアレンジでムーディーに演奏した「Skyfall」、躍動感のある演奏でドラマチックに届けた「Day 1」と続くと、早くも後半戦。
まるで新しい命が宿ったように、構成とアレンジが変わることで全く違った表情を見せる楽曲たちに「どの曲も自分の思い描いて作った曲の全てを越えてくる。
この曲ってこんなにエモく入ってくる曲だっけ? と、どの曲にも感じてます」と感想を述べる。
ファンからも「最高です」「美しい」「想像以上でした」と興奮や感動のコメントが寄せられる中、ポップで軽快なアレンジで披露された「Life is…」は、AKiやメンバーの表情やサウンドから、演奏することの楽しさや喜びがしっかり伝わってきた。
「こういう状況下でも音楽で培った絆は消えないんだなと教えてくれたのは、ファンの人たちでした」と、みんなへの想いを込めて届けた「My Love」を感情込めて歌い上げると、ファンから「ありがとう」のコメントが届き、互いの絆を再確認。
「最後は手拍子なんかもしちゃって、楽しんでください」と披露した本編ラスト「Diminish」は、ツリーチャイムのキラキラした音色で始まるクリスマスを連想させるアレンジで、多幸感溢れるエンディングを演出した。
アンコールではギターの加藤貴之と二人で登場し、アコギのみのシンプルな演奏で「pray」を気持ちいっぱいに歌い上げたAKi。
再びメンバーを呼び込んで披露した「The Inside War」では、宴の終わりを惜しむような丁寧で力強い歌と演奏を見せる。演奏後にベースに軽くキスをすると、満足そうな表情を見せたAKi。名残惜しそうに、いつまでも笑顔で手を振り続ける姿が印象的だった。
2日目<AKi 2020 「Live Stream #05 -Rare Tracks-」>は、青白い照明に照らされたバンドセットが映り、AKiとメンバーがステージに登場。
黒スーツ姿とばっちり施されたAKiのメイクにファンがザワつく中、アコギサウンドに乗せたAKiの力強い歌声から、ヘヴィなバンドサウンドが闇を裂くように響き、「In Vain」でライブが始まる。
さらに間髪入れずに始まった「pulse」の疾走感がライブを加速させ、AKiの煽りで始まった「LIVE TO DARE」がライブの攻撃性を増す。
前日の穏やかな表情とは裏腹に鋭い視線でベースを弾くAKiの姿や、アンプラグドとは真逆のベクトルの盛り上がりを生むライブに、AKiの表現者としての振り幅や多面性が見えるようで、そのステージにはいつも以上の深みや奥行きを感じる。
「昨日とはうって変わって攻め攻めのセトリで、見ての通りヴィジュアル系で行ってみたいと思います。
さぁ、Rare Tracks始めようか!」とAKiが煽り、始まった曲は「Life is…」。
前日はアコースティック編成で披露したこの曲だが、どっしりしたビートと演奏のドライブ感が楽曲に全く違った印象を与えてくれるから不思議。
激しく妖しく艶っぽく魅せた「Missing」、鋭く重厚なサウンドにコメント欄にたくさんの拳が上がった「Fahrenheit」と続き、「久しぶりの曲たちが轟音でうねりを上げてるわけですが。次は本当に久しぶりな曲だと思います」と演奏されたのは1stアルバム『ARISE』収録の「LOOP」。
深青の照明にミラーボールの光が射し、アコギと深いリバーブがかかったギターサウンドが鳴った瞬間、ライブの空気が一変。
AKiの美しい歌声と切ないファルセットが生み出す幻想的な世界を、深海をイメージした映像演出が彩るこの曲に視る者が酔いしれる。
すると「LOOP」の余韻が残るライブの空気を再び一変させるべく、鳴り響いたのはAKiの激しいスラップベース。
披露した曲はドラムのMOTOKATSUとAKiのリズム隊だけによるインスト曲「Fx$k the WORLD!」。Rare Tracksならではの予想も出来ない展開に、ファンの歓喜の声でコメント欄が埋め尽くされる。
「見たことないんじゃない、こんな展開?」といたずらな笑顔でファンに語りかけたAKi。
仲の良さが見えるメンバー紹介を経て始まった後半戦は「Sing it Loud」、「Brave New World」とライブ定番曲が続き、前日のアンプラグドでも演奏された「The Inside War」を披露。無観客配信ライブも5回目となり、配信での楽しみ方や盛り上がりもよく理解したファンがコメントでコーラスや掛け声を合わせ、生のライブさながらの盛り上がりや繋がりを見せる。
視聴者の熱気もしっかり受け止めたAKiは「まだまだ熱くなろうぜ!」とネクタイと胸元のボタンを外し、「ラスト行けるか!?」と始まった曲は本編ラスト「Silly」攻めの姿勢で挑んだライブを締めくくるに相応しい、渾身の歌と演奏で魅せたこの曲はステージの熱気を最高潮まで高め、激しく美しいクライマックスを生んだ。
「Collapsing」で始まったアンコールでは、「最初にライブやった日から、5年経ってるんだよね」とメンバーとの思い出話に花を咲かせたAKi。
アンコールラストは「狂奏夏」でタオル回しを煽り、画面の前で掛け声を上げるファンと声を合わせると「来年は絶対会おうね」と約束を交わして終演。
「本当にありがとう、超楽しかったです」ファンへの感謝を贈ったAKiは、ステージ上のパテーションに“Merry X’mas”とファンへのメッセージを書き、「メリークリスマス!」と言葉を残してステージを後にした。
この2DAYSライブで2020年のライブ納めをしたAKi。2021年は2月にバースデーライブの開催を予定。
さらに今年、延期になってしまった<AKi Tour 2020 『Collapsed Land』>の振替公演が6月よりスタートすることが決定している。
詳細はAKi公式サイトをチェックしよう。
文◎フジジュン
写真◎上原 俊
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■AKi 2020 「Live Stream #04 -Unplugged:Vol.Holy Night-」
12月17日(木) SET LIST
01.Wait for You
02.tonight.
03.Path of Light
04.SCREAM
05.Collapsing
06.Skyfall
07.Day 1
08.Life is…
09.My Love
10.Diminish
En01. pray
En02. The Inside War
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■AKi 2020 「Live Stream #05 -Rare Tracks-」
12月18日(金)SET LIST
01.In Vain
02.pulse
03.LIVE TO DARE
04.Life is…
05.Missing
06.Fahrenheit
07.LOOP
08.Fx$k the WORLD!
09.Sing it Loud
10.Brave New World
11.Silly
En01. Collapsing
En02. 狂奏夏
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<リリース情報>
★「Collapsed Land」 Out Now!
CD+ダウンロードカード 品番 DCCA-1031 価格 ¥3,800(税込)
<収録曲> 01.Collapsing 02.STORY 03.Diminish 04.共犯 05.SCREAM
06.Silly 07.All Through The Night 08.狂奏夏 09.Monolith 10.My Love
【ダウンロードカード収録内容】
・「Collapsing」Acoustic Version Music Video
・Off shot Video
購入はコチラ http://shopping.deli-a.jp/artist/aki.php?c1=1282
楽曲ダウンロードはコチラ https://AKi.lnk.to/Collapsed_Land
●AKi「Collapsing」Acoustic Version Music Video
https://www.youtube.com/watch?v=mPwbJkfF-wI
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★びじゅなびSHOPにてAKi グッズ(2016,2017)販売中★
https://artistmarket.jp/artists/aki/
AKi オフィシャルサイト http://www.dangercrue.com/AKi/
明希 / AKi オフィシャルTwitter https://twitter.com/AKiSID_official
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2020年12月19日 (土)
【ライヴレポート】アクメ、10ヶ月ぶりの有観客ライブで見せた不良少年たちのタフネス◆12/13(日) TSUTAYA O-nest<アクメ 2020 LAST LIVE「オヤスミアクメ」>
REPORT - 17:37:15「明日からしばらくの間、学校はお休みとなります。」
「突然の学級閉鎖」
バンドのコンセプトに「架空の世界の不良少年たち」を掲げるアクメにとって、新型コロナウィルスの世界的な蔓延によるライブ活動の休止が余儀なくされたこの一年はそんな風に映ったのでは無いだろうか。
そして、その不良少年たちの悪ガキっぷりを楽しみにしているファンにとっても同じ気持ちだったはずだ。
長い休み明けに久しぶりにクラスの不良達に会う時のような…私は、そんな複雑な気持ちを抱えながら、バンドにとって実に10ヶ月ぶりとなる有観客ライブにして今年最後となる【アクメ2020 LAST LIVE】「オヤスミアクメ」の会場「TSUTAYA O-nest」に向かった。
開演前のフロアには椅子が並べられ、これまでのアクメのライブには見慣れない光景が広がり、どことなく緊張感が漂っている雰囲気だ。
まさに「ベスト・オブ・アクメ」の内容になった第一部「ウソガオ編」
そんなフロアが暗くなり、アクメのライブにはお馴染みの学校のチャイムをコラージュしたSEが流れて10ヶ月ぶりの有観客ライブ「オヤスミアクメ」の第一部「ウソガオ編」は始まった。
「Are you ready SENKOU? 覚悟しな 爆音で登場」
1曲目はそんな歌い出しの「SENKOU」で幕が開けた。
誰もが苦難に直面したであろうこの2020年、先行きが見えない状況の中でもがき苦しみ、今なお懸命に闘っている人たちも多いはず。
アクメのメンバーとってもそれは同じで、予定していた全国ツアーは全て中止となり、地道に続けてきた海外での活動も止まってしまった一年になった。
そんな状況の中、「覚悟しな 爆音で登場」とはなんとも頼もしい!
そんな気概に満ちながら「いけるかい?渋谷 !」とCHISA(Vo)のその声は、まだ完全には元に戻ってない世界で「オレ達はオレ達のやり方で前に進むよ。着いてこれるか?」という決意表明となってオーディエンスに迫ってくる。
その決意を後押しするように将吾(Gt)、RIKITO(Ba)、HAL(Dr)の3人もオーディエンスの前で演奏できる喜びを体いっぱいに表現している。声出しが出来なかったりと色々と制約が多いこの状況をむしろ逆手にとって楽しんでいるような表情だ。
間髪入れずに初期のナンバーの「MONSTER」へと続く。アクメ結成当初からの「次にどんな曲が飛び出してくるかわからない」という雰囲気を一気に思い出させる流れで攻める。
「10ケ月ぶりのライブです!久しぶり!」
感染対策上、声援は出せない為、オーディエンスはそれぞれ思い思いの鳴り物でその気持ちを表現していた。
久しぶりの再会をお互いに喜びあう雰囲気の中、バンドが「最強最高」と自負する新曲「RISING SUN」がオーディエンスの前で初披露される。
アクメのサウンドの真骨頂として、クリアトーンとゴリゴリのディストーションサウンドを巧みに操るギターがタイトなリズム隊に絡み、さらにデスボイスからクリーンまでどんな表情も可能な変幻自在のボーカルが加わるというハードでいてキャッチーという要素があると思っているのだが、その魅力が存分に発揮されている新曲だ。フロアも「本当に初披露か?」という熱気とノリでそれに応える。
続いて、不良の思春期の叫びがテーマの「ROTTEN ORANGE」、生まれ変わり君の物言わぬ臓器になりたいと歌う屈折したラブソングの「君の臓器になりたい」、恋をする気持ちを真っ直ぐに歌った「MELODY」
順風満帆とは行かなかったこの3年間を振り返るように、まさに「ベスト・オブ・アクメ」といった内容で1部は進んでいく。
「こんなにもこのバンドの音楽性は幅広かったのか」と改めて驚かされた。
後半は「マグロ解体チェーンソー」「絶唱謳歌」とフロアを沸かす定番人気曲を畳み掛けるように連発していく。「声が出せないなら、体で表現してくれよな!」
まるで「休み中にそっちは衰えてないよね?」とアクメに試されているような流れだ。
そして「重大発表」として結成当初から3年間に渡りこのバンドの公式キャラクターを務めた「エムカ」の卒業が伝えられ、この第一部のタイトルでもある「嘘顔」をラストナンバーとして披露した。
本来ならこの曲と着ている衣装と一緒に全国を回る予定だったメンバーの思いには計り知れないものがあると思うが、キッチリと「自分達なりの落とし前」をつけて第一部の「ウソガオ編」は幕を降ろした。
「ハードサイド・オブ・アクメ」を感じた「RISING SUN編」
そして新たなフェーズへ
続く第2部の「RISING SUN編」は確実にバンドが次のフェーズに入った事を感じさせる内容だった。
つい先ほど初披露した新曲の「RISING SUN」でスタート。彼らのこの曲に対する自信が伺える。
初お披露目となる新しいステージ衣装も学生服ベースの第一部に比べて放課後の私服を思わせるカジュアルな感じで悪ガキ達が次のモードに入った事が一目で分かる。
1部と同じように、数あるレパートリーの中から自分達のレンジの広さを見せつけるようなセットリストになるかと思っていたのだが、続く「モノノケレクイエム」、とんでもないタイトルの「みなさんが静かになるまで3分かかりました」、「放課後の飼育」と彼らの真骨頂であるゴリゴリのラウドロックナンバーを間髪入れずにフロアに叩きつける。
そんな中、演奏するメンバーの顔は、茶目っ気たっぷりの不敵な笑みだ。
1部が「ベスト・オブ・アクメ」なら、こちらはさながら「ハードサイド・オブ・アクメ」もしくは「不謹慎・オブ・アクメ」といった感じだ。
続いてアクメナンバーでは異色であり人気曲である新曲「GIFT」、映画の挿入歌にも選ばれた「CALL MY NAME」そしてメロディアスナンバーの「Once Again」と楽曲の良さが際立つ3曲を披露するとCHISAはMCで
「オーディエンスの前で演奏できる喜び」を純粋に伝える。彼らがライブを大切にしている気持ちが充分に感じられた。
そして「ラストワンショー」「絶唱謳歌」と付け入る隙を与えず、ライブはクライマックスへと向かっていく。
最後はアクメ史上間違い無く「最強最高ナンバー」である「RISING SUN」の再演奏をし、今年のラストライブを締めくくった。
2 部では2つ目の「重大発表」として結成当時から使用していたバンドロゴの「卒業」が発表された。その事からもこの1年の苦難を力に変えてアクメが次なるステージに向かっている事は明らかだ。
1部に見られた楽曲のレンジの広さに対し、2部のアクメサウンド真髄であるラウドロック中心の構成を見終えた時、彼らはヴィジュアル面でも楽曲面でも間違い無く次のフェーズに入った事を強く感じた。
この日のライブは「生配信」で全国に届けられたが、目の前だけでなく、画面の向こう側にいるオーディエンスにも、新曲「RISING SUN」の歌詞にある「明けない夜はない」というメッセージが届く様にアクメが出しうる限りの精いっぱいのライブを体験する事が出来た。
まだまだ続くであろうこの不完全な世界で、これからのアクメの次なる悪だくみが楽しみとなった夜だった。
*取材/文:野中なのか
*写真:豊莉乃(FOTOLORE)
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■アクメ 2020 LAST LIVE「オヤスミアクメ」
2020年12月13日(日)@ TSUTAYA O-nest(東京)
【1部】-ウソガオ編-
01.SENKOU
02.MONSTER
03.Cry Wolf
04.RISING SUN
05.ROTTEN ORANGE
06.ゴールデンタイム
07.GIFT
08.君の臓器になりたい
09.MELODY
10.マグロ解体チェーンソー
11.絶唱謳歌
12.WONDERFUL WORLD
13.嘘顔
【2部】-RISING SUN編-
01.RISING SUN
02.モノノケレクイエム
03.EDGY
04.腐敗蜜柑
05.みなさんが静かになるまで3分かかりました
06.放課後の飼育
07.GIFT
08.CALL MY NAME
09.Once again
10.ラストワンショー
11.嘘顔
12.絶唱謳歌
13.RISING SUN
■アクメ:オフィシャルサイト
https://acme-official.com
■アクメ:オフィシャルツイッター
https://twitter.com/ACMEOFFICIALJP










2020年12月09日 (水)
【キズ】約10ヵ月ぶりとなるワンマンライブ「本望」終幕。彼らが出した決断とは──。
REPORT - 21:00:1212月5日、SHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて、キズワンマンライブ「 望」が行われた。
ライブ前に発表された声明文には、活動再開か休止かキズの未来を決めるライブになるという内容が記載され、ライブのタイトルも「 望」と、空白部分が残されたままの状態だった。インタビュー動画も公開され、期待と不安が入り混じる中、開催された「 望」。
SEと共に現れたキズの4人は、始動当初の白い衣装というファンにとっては嬉しいサプライズに会場の熱量は一気に上がる。2曲目に代表曲「おしまい」を披露するが、その演奏をVo&Gt来夢が途中で止め、そして静かに話し始めた。
「このライブハウスのルールに従ってライブをするんだけど…声出していいんだって」
その言葉に、割れんばかりの声があがり、会場が震える。
最後に披露された「黒い雨」では、様々な事情があって会場に足を運べなかった人達のために、撮影可能となった。気になる方はSNS等で検索し、少しでもキズの思いを受け取って頂きたい。その曲を最後に、10ヵ月ぶりのキズのライブは終幕した。
そして先日、新たな声明文が発表され、タイトルが「本望」に決定。
今後のキズの活動については明言されていないが、「この時代に本当の意味で立ち向かえるバンドになりたい」という発言に、また何かやってくれるのでは、と期待が高まる。
続報を楽しみに待ちたい。
ライブ写真●川島彩水
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★キズ オフィシャルサイト★
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≪キズ OFFICIAL BLOG MAGAZINE≫
来夢「人外」
reiki「空洞」
ユエ「人間賛歌」
きょうのすけ「ボク☆参上!」
http://www.co-yomi.com/kyonosuke/
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▼キズInterview about 2020.12.05『 望』
▼キズ LIVE DVD「ONEMAN TOUR FINAL 消滅 2020年2月11日EX THEATER ROPPONGI」視聴SPOT
▼「地獄」MV FULL ver.
▼「地獄」全曲動画SPOT
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★キズ オフィシャルサイト★






2020年12月04日 (金)
【ライヴレポート】2020年11月23日(月)<mitsu オンラインライブvol.3「原点回起」>◆32歳のスタートであり、先へ進むための“原点回起”
REPORT - 20:00:53…………………………………………
*とにかく格好良い!必見のライブ
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mitsuにとって“32”は自身の名前と重なる特別な数字。11月23日、同月に“32”歳を迎えたmitsuの誕生日記念オンラインライブが開催された。
結論から言うと、mitsuの、そしてサポートメンバー3人の格好良さが遺憾なく発揮されたライブだ。未視聴の方はいますぐアーカイブを観てほしい。彼らの格好良さにノックアウトされること間違いない。見逃すなんてもったいない、最高に格好良いライブだ。
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特別な1年間の幕開け
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今回のライブには「原点回起」というタイトルが付けられている。「原点回起」とは、ソロ始動から5年が過ぎ、自身が歌う意味を改めて見つめ直す「原点回帰」に、困難な状況にあっても「僕らは何度転んでも起き上がれる」という気持ちを掛け合わせた造語だ。
「32歳の1年間を特別な年にする」と宣言しているmitsu。特別な1年のスタートを飾るオンラインライブは、7月のソロ活動5周年記念ライブから約4カ月ぶりのバンド編成、しかも、ソロ始動時と同じメンバーによる4人編成にした。
リハーサルスタジオを会場に選んだことにも「原点回起」の想いが感じられる。自分たちの原点を見つめ直すために、計り知れないほど長い時間を過ごし、お互いに磨きあってきた場であるスタジオにした。
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「原点」であり「最新」の音
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セットリストもmitsuの原点を振り返るような構成だ。5年前の誕生日にリリースした「It’s So Easy」から始まり、発表年を追いつつ、気分を上げてくれる曲からハッピーな曲、ギラギラしたロック、重厚なバラードまで、mitsuの音楽を存分に楽しめるバリエーションに富んだラインアップ。さまざまな曲調で組まれたセトリは、みんなで音を出すのが楽しくていろいろな曲をやりたくなる、という彼らの気持ちが反映されている。サポートメンバーが増えてから作曲された「遥か」などを4人編成のアレンジで聴くことができるのも、今回のライブならでは。発表以来アップデートし続けている「キンモクセイは君と」も4人編成の最新版アレンジで演奏する。
ライブのラスト2曲は特にエモーショナル。ネガティブになりがちなときも未来を見ていこうという想いで作詞し、現在の状況ともリンクするところがあると語った「Live Your Life」。そして、5年前のソロ始動ライブでも最後に演奏した曲「For Myself」には、mitsuがあの頃も今も変わらず大切にし続けているものが歌われている。この2曲は、mitsuからファンへ贈るメッセージであり、「特別な1年」をスタートさせた彼自身へのエールにも聞こえた。
MCも見どころのひとつ。東名阪ツアーの思い出や、「原点回起」アーティスト写真のこと、曲への想い、サポートメンバーへの想い、mitsuへの想い……。ラフで楽しいおしゃべりから「3軒目でいつもやる話」(Gt.夢時談)という熱い気持ち、そして、今後の活動についても語られている。
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さらに先へ進むために
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ν[NEU]解散後、自分の感性をストレートに歌うための場がほしいという想いからスタートしたソロ活動は、サポートメンバーのAki(Dr.)、Sato(Ba.)、夢時(Gt.)を迎えた4人編成が核となって現在の形にまで成長してきた。4人で奏でるmitsuの曲は、いつもよりソリッドな雰囲気が漂う。男っぽくて、底力を感じる音だ。
「4人編成が「骨」で、やがてサポートメンバーが増え、みんなで肉付けして育ってきた5年間。約3年ぶりとなる4人だけのライブで「骨」を今、もう一度やってみる。あの頃を完全再現することはできないけれど、どれくらい成長したかを実感するために、あの頃に立ち返ってみるのも悪くない。4人でゼロから作り上げてきた「原点」を見つめ直すいい機会と捉えた。」と明かしてくれたmitsu。「“今”に5年間のソロ活動の全てが詰まっているので、今の姿を見てくれれば伝わると思う。でも、5年前を知っている人は聞き比べてみてほしい。」と語る。
32歳のスタートであり、先へ進むための「原点回起」は、“今”のmitsuを全部出し切ったライブになった。彼の音楽から、また、MCで語られた言葉からその想いを受け取ってほしい。
mitsuは今回のライブに向けてドキュメントを配信している。ファンとまだ直接会うことが叶わない状況で、ライブへの想いを伝えるため作成されたものだ。また、サポートメンバーとmitsuへのインタビューも公開中。ライブをよりいっそう深く楽しむことができるコンテンツをお見逃しなく。
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▼SET LIST
1. It’s So Easy
2. スローペース
3. エトリア
4. 蛍
5. MIDNIGHT LOVER
6. 遙か
7. Naked
8. 言いたいことも言えずに
9. キンモクセイは君と
10. Live Your Life
11. For Myself
※SoundCloudにてこちらのセットリストと同じプレイリストを無料でお聴きいただけます
https://soundcloud.com/mitsu-official-882610076/sets/2020-11-23-mitsu-vol-3
Text:板垣可奈子
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【Online Live Vol.3 「原点回起」ドキュメント】
#1 「原点回起」に込められたmitsuの願い
#2 31歳の1年間を振り返って
#3 「原点回起」はどんなライブになる?
#4 サポートメンバーの3人の話
#5 mitsuにとっての「歌う」とは
#6 32歳はどんな一年間にしたい?
#7 「原点回起」はどうだった?
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2020年11月23日(月・祝)
mitsu誕生日記念 オンラインライブ Vol.3
「原点回起」
サポートメンバー:
Gt.夢時(eStrial)
Ba.Sato https://twitter.com/Satos_Cafe_Bar
Dr.Aki(Bräymen)https://twitter.com/Lc5_Aki
プレミア配信チケット:3800円
アーカイブ視聴可能期間:12月7日(月)23:59まで
チケット購入:https://twitcasting.tv/neu_mitsu/shopcart/35618
<購入時のご注意>
※お支払いは、「クレジットカード」「ネット銀行」「ペイジー」「コンビニ払い」「Amazon Pay」からお選びいただけます。
※コンビニ・ペイジー決済は配信予定前日23時まで可能です。開催日以降は、コンビニ・ペイジー決済を利用して購入することはできなくなります。
※「購入を確定してお支払いへ」の画面に進んでから45分以内に「購入完了」または「購入予約完了」の画面まで進まないと、購入はキャンセルされます。
※「購入完了」または「購入予約完了」後はキャンセルはできません。
▼詳しいご購入方法、ご視聴方法はこちらをお読み下さい。
https://twitcasting.tv/helpcenter.php?pid=HELP_PREMIER_LIVE_BUY
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【mitsu INFORMATION】
◆mitsu Official Website
◆mitsu Official Twitter
◆mitsu STAFF Official Twitter
https://twitter.com/mitsu_official
◆mitsu Official YouTube Channel
https://www.youtube.com/c/mitsuOfficial
◆mitsu Official SoundCloud
https://soundcloud.com/mitsu-official-882610076



2020年11月30日 (月)
【ライヴレポート】<MUCC 無観客配信ライヴ『FROM THE UNDERGROUND』>2020年11月28日(土)◆「居るよね、お客さんが」(ミヤ) 「居るよ! 居る!」(逹瑯)
REPORT - 16:00:152020年11月28日。MUCCが2週に渡る配信ライヴ企画の2本目を行った。
前週の21日に行われた2週連続配信ライヴの1本目『FROM THE MOTHERSHIP』は、レコーディングスタジオからの配信であり、2本目となる今回はキャパ200ほどの小さめなライヴハウスで行われた。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が蔓延した中で、【配信ライヴ】というものが取り入れられられるようになり、徐々に広がり始め、いつしか【配信ライヴ】というものが“当たり前”の手段として受け止められる様になった今、私たち書き手もその【配信ライヴ】のURLを受け取り、視聴者と同じ目線でそのライヴを視聴し、書き止めることが多くなった。
いろんなアーティストの配信ライヴを観るのだが、どうしても、やっぱり “生”を知ってしまっている私達は、“やっぱりライヴは生だよなぁ”と思ってしまう。熱の伝わり方の違いだろうか。
MUCCは最初の配信ライヴから、日常にあった形のライヴを、そのまま【配信ライヴ】にすることは選ばなかった。
MUCCは、最初から【配信でなくては作れないライヴ】を届けることを選んだのだ。
まるで映像作品を作っているかの様な、通常のライヴではありえないメンバーの立ち位置でのステージングや、作り込まれたセットの中で歌うシーン、ドローンやクレーンなどを使った映像ならではの見せ方で視聴者を楽しませた。
さすが、どんな環境も味方に付けてしまうのがMUCCというバンドである。
ライヴハウスからの配信と聞いて、やっとか、という思いだった。
MUCCはそこから始まり、そこで育ってきたバンドだから。彼らは【配信ライヴ】を始めたとき、 その原点を選ばなかった。
6月21日の渋谷ストリームホールはライヴスペースではあるものの、普段はDJやクラブイベントなどが行われる、ライヴハウスとは毛色の違う場所だった。
9月20日のポートホール竹芝はライヴスペースですらない、ただの空間を使ったライヴだった。
この二本のライヴで様々な演出や最新の技術、映像も音も配信に特化したノウハウを駆使した配信の形をやった後に、先週のレコーディングスタジオからの配信、そして今回のライヴハウスからの配信を選んだのだ。
今までの配信ライヴを見た視聴者は、この時を待ってましたとばかりに“この日の配信ライヴは絶対に観たい”と思ったのではないだろうか。
通算14枚目となるアルバム『壊れたピアノとリビングデッド』のライヴでは、中野サンプラザのステージを映像を駆使した異空間の中に包み込んだこともあり、“ライヴバンド”と“エンタテイナー”な両面を持ち合わせている特殊なバンドでもあるMUCCが4本目の配信ライヴの舞台に選んだのは、観客が最も求めるものであり、配信ライヴにおいてはアーティストがその表現に最も苦心する「生の熱量」を届けるのに最適なライヴハウスだった。
定刻時間通り。画面に誰もいないステージが映し出されると、SATOち、YUKKE、ミヤ、逹瑯の順にステージに姿を表した。
それぞれが定位置に着くと、ミヤは胸の前で両手を合わせ、いつも通り深々と頭を下げた。
逹瑯がスタンドマイクの位置を正すと、一瞬そこに静寂が漂った。静寂はミヤのギターによって破られ、「惡-JUSTICE-」が幕を開けた。
突き抜けたメジャー感をサビとするこの曲は、極端な激しさと美しさが同居するトリッキーな楽曲だ。
激しさと美しさが激しく移り変わる流れの中で、4人は音を内側から吐き出す様にぶつけ、そして叫んだ。
そんな4人を、LEDにはない熱量を持ったライヴハウスならではの赤一色な灯体が呑み込んでいく。
2曲目はMUCCらしいアンダーな世界が侵食する「CRACK」。曲中に在る逹瑯の語りは、独特な世界観へとより深く引き摺り込んでいった。
ライヴでは初披露となる「神風 Over Drive」では、逹瑯とミヤの掛け合いのボーカルが際立ち、温まり始めた空気を加速度的にヒートアップさせる。
「ENDER ENDER」ではミヤとYUKKEが立ち位置を入れ替わり、逹瑯はまるでオーディエンスが見えているかの様にモニターに足をかけ、その前足に重心を置くとカメラではなく、無観客のはずのフロアに何か意味を含ませた笑みを残した。
次に投下されたのは「夢死」。今のMUCCからはあまり匂わなくなった“いなたさ”が全面に広がるこの曲は、“今のMUCC”によって洗練された景色に塗り替えられていた。そんなアレンジの変化での聴こえ方の違いも実にそれぞれに魅力的だが、充分大人になった彼らが、“嘘まみれの大人達と戯れよう 何度でも何度でも刻み続けることができたあの頃は世界がまっ白に見えたんだ”という“大人”への鬱屈した想いを歌うのは、実に愛おしい瞬間であった。
わずかな数の照明で照らされたステージにSATOちのドラムが放たれ、YUKKEのベースフレーズが「ぬけがら」へと導いていく。
比較的、昔のMUCCを感じさせるアレンジに仕上がっていて、発表当時の4人の事が脳裏をよぎった。
「いろんな景色の中で配信ライヴをやってきましたけども、ライヴハウスでライヴ形式でやるのは初めてですね。
今日はイヤモニではなく、返し(モニター)からの音を聞いてやってます。ツアーの初日感がありますね」(逹瑯)
「あるね、初日感!」(YUKKE)
「居るよね、お客さんが」(ミヤ)
「居るよ! 居る!」(逹瑯)
そんな会話にSATOちがシンバルを鳴らして応える。
MCに続いて始まったのは「商業思想狂時代考偲曲」。小刻みなギターが印象的な旧曲だ。
スピーディーに畳み掛けられるこの曲のサビではいつも、フロアにサークルモッシュが広がる。
この場所に夢烏(ムッカー=ファンの名称)達はもちろん居ないのだが、ミヤと逹瑯が言った様に、私の目にもハッキリとサークルを作って楽しそうに笑顔でモッシュする夢烏達が見えた。
夢烏あってのMUCC。ここに足りないものはそれだと感じた。しかし、どうやら彼らにはこの日ハッキリと夢烏が見えていたようだ。
ときおりフロアに送る目線が熱をおびていたのは、本来そこにいるはずの夢烏に向けられたものと何ら変わらなかった。
そんな彼らの性を視聴者である夢烏達も肌で感じたに違いない。
続いて放たれたのは「ガーベラ」。いなたいメロと世界観が実にMUCCらしい楽曲。抑揚のあるイントロのSATOちのドラムに心躍る。
少し古臭さを感じるこの曲に新しさを感じたのは、当時よりも軽やかに弾かれるミヤのギターフレーズの変化だろうか。
滑らかに弾かれるギター音が、昔よりも少しこの曲を洗練された印象に変えていた様に感じた。
感慨深かったのは、「昔子供だった人達へ」。
夕焼けを思わせるオレンジの照明が、同郷の4人を逆光で照らした。
これぞSATOちという心を打つメロディに、逹瑯が書いた幼かった自分の心情をリアルに描いた歌詞が乗る。
苦手だった逆上がり、履き潰した上履き、教科書の隅に誰にも見られないように、押さえきれずに書いた好きな子のイニシャル。
どうしようもなく胸を締め付ける郷愁感は、そこに嘘がないからだと思う。
画面を通してでも伝わってくるその体温は、MUCCというバンドの人間力を示すものだった様な気がする。
この後、「キンセンカ」「はりぼてのおとな」「茜空」を届け、後半戦へ。
MCを挟んで届けられた「目眩」では、NOCTURNAL BLOODLUSTのボーカル尋がゲストボーカルとして参戦し、ツインボーカルで届けられた。
音源で共演したlynch.の葉月のパートでもあることもあり、そこを超えたいという想いと、先輩バンドの中で歌うというプレッシャーが重なっているところへ、ナント、10キロのダンベル付きの“尋専用マイク”が用意されていた。さすがMUCC。
愛のある後輩弄りは健在だ。
そんな軽くないイジメを物ともせずパワフルなデスボイスと笑いを加えてライヴを盛り上げた尋。
NOCTURNAL BLOODLUSTというバンドを知らないファンも多かったようだが、その姿は確実に初見の視聴者も虜にしただろう。
続いてはヘヴィなサウンドの中でミヤとのハモリがフックとなる「塗り潰すなら臙脂」。
ミヤとYUKKEが背中合わせに間奏を奏でる姿もなんだか久しぶりだ。
2曲続けてのヘヴィゾーンから舵を大きく切って届けられたのは「謡声(ウタゴエ)」。
前向きさが眩しいこの曲から「前へ」に繋がる流れは、夢烏達にとって音を浴びて騒ぎたい瞬間だったに違いない。
「前へ」では、逹瑯のオキマリのツイストダンスや、ブルースハープも届けられた。
逹瑯は途中、自分の歌からマイクを外し、フロアに向かって耳を済ます仕草をした。
逹瑯には、夢烏達が歌う声が聴こえていたのだろう。嬉しそうな笑顔をカメラに向け、夢烏達から歌を受け取り、その続きを歌った。
ここからの「カウントダウン」への流れも最高だった。ここでも笑顔でハイタッチしながらサークルモッシュを走る夢烏達が見えた。
この規模のライヴハウスだからこその熱さが伝わってきた【配信ライヴ】に、新たな可能性を感じたこの日。
「俺、やっぱり掻き回すの好きなんだなって思った!」(SATOち)
と、本編のラストのMCで語っていたSATOち。
それは、感染予防の為、いろいろな制限の中で窮屈にライヴをしてきた圧迫を残念に思う気持ちをSATOちらしい言葉に変えた発言だった。
「蘭鋳」で本編を締めくくり、アンコールとして届けられた「明星」は、大人になった彼らが歌う「前へ」の現在版に聴こえた気がした。
ライヴハウスで体感する熱には敵わずとも、それぞれの表情がしっかりと見て取れる配信ならではの魅力の詰まったMUCCだったと感じた。
次は12月27日。武道館有観客ライヴ。
久しぶりに生で聴けるMUCCを今から心待ちにするとしよう。
文◎武市尚子
写真◎Susie
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■MUCC無観客配信ライヴ『FROM THE UNDERGROUND』
2020年11月28日(土)SET LIST
1 惡-JUSTICE-
2 CRACK
3 神風 Over Drive
4 ENDER ENDER
5 夢死
6 ぬけがら
7 商業思想狂時代考偲曲
8 ガーベラ
9 昔子供だった人達へ
10 キンセンカ
11 はりぼてのおとな
12 茜空
13 目眩 feat.尋(NOCTURNAL BLOODLUST)
14 塗り潰すなら臙脂
15 謡声(ウタゴエ)
16 前へ
17 カウントダウン
18 蘭鋳
En1 明星(新曲)
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<MUCC INFORMATION>
<LIVE>
■「惡-The brightness world」
2020年12月27日(日) 日本武道館
OPEN 16:00 / START 17:00
(問)SOGO TOKYO 03-3405-9999
【チケット料金】全席指定 ¥9,600(税込)
※未就学児入場不可、営利目的の転売禁止
【プレイガイド3社合同2次先行】 2020年11月25日(水)12:00~12月6日(日)23:00
<イープラス> https://eplus.jp/mucc20201227/
<ローソンチケット> https://w.pia.jp/t/mucc20201227 /
<チケットぴあ> https://w.pia.jp/t/mucc20201227/
【一般発売日】 2020年12月13日(日)
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『惡-The brightness world』WOWOW生中継決定
『生中継!MUCC 日本武道館 LIVE 惡 -The brightness world』
【放送日時】 2020年12月27日(日)17:00~
※番組編成や内容は予告なく変更される場合がございます。あらかじめご了承ください。
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■rockin’on presents COUNTDOWN JAPAN 20/21
2020年12月31日(木)
幕張メッセ国際展示場1~11ホール、イベントホール
OPEN 13:30 START 15:00 CLOSED 28:30(予定)
【チケット料金】1日券(12月31日)¥15,500(税込)
公式サイトhttp://countdownjapan.jp/
【一般発売日】 2020年12月13日(日)
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<RELEASE>
★LIVE Blu-ray&DVD「~Fight against COVID-19 #3~『惡-THE BROKEN RESUSCITATION』」
【発売日】2020年11月25日(水)
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<朱ゥノ吐VIP会員限定 完全生産限定盤(Blu-ray)3枚組>
品番:MSHN-087 価格:¥10,000+tax +送料
[朱ゥノ吐VIP会員限定 完全生産限定盤 特典]
・メンバーソロカメラDISC2枚(石岡盤/水戸盤)
DISC2石岡盤[ミヤ追従アングル・YUKKE追従アングル
DISC3水戸盤[逹瑯追従アングル・SATOち追従アングル]
・8P LIVE PHOTO BOOKLET
・ドキュメント映像収録
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<通常盤(Blu-ray)> 品番: MSHN-088 価格:¥6,000+tax
<通常盤(DVD)> 品番:MSHN-089 価格:¥5,000+tax
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<購入特典> 通常盤Blu-ray、通常盤DVDいずれか1枚をご購入で「限定A3オリジナルポスター」
対象店舗 HMV(店舗・オンライン)、Neowing、ライカエジソン、fiveStars、リトルハーツ、新星堂水戸店 、楽天ブックス
通常盤Blu-ray、通常盤DVDいずれか1枚をhttp://anysee.jp にてご購入で
「http://anysee.jp限定 MUCCオリジナルBOXティッシュ」
★販売ページ https://anysee.jp/ec/feature/mucc-tokuten/
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「Fight against COVID-19 #3~『惡-THE BROKEN RESUSCITATION』」
トレーラー映像 https://youtu.be/163STv6O0v4
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<収録曲>
1.惡-JUSTICE- 2.CRACK 3.海月 4.アイリス 5.TIMER 6.Friday the 13th
7.カナリア 8.月の夜 9.月の砂丘 10.流星 11.アルファ 12.目眩feat.葉月
13.World’s End 14. My WORLD 15.蘭鋳 w/葉月 16.ハイデ 17.TONIGHT
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★LIVE Blu-ray&DVD「~Fight against COVID-19 #2~『惡-THE BROKEN RESUSCITATION』」
NOW ON SALE
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<初回限定盤(Blu-ray)> 品番:MSHN-084 価格:¥8,000+tax
<通常盤(Blu-ray)> 1枚組 品番: MSHN-085 価格:¥6,000+tax
<通常盤(DVD)> 1枚組 品番:MSHN-086 価格:¥5,000+tax
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2020年11月27日 (金)
【ライヴレポート】<BugLug 有観客ワンマンライヴ「Rock Band Is Not Dead」>2020年11月24日 SHIBUYA PLEASURE PLEASURE◆即完の有観客ライブ完遂!「“こんなに笑顔になれるんだ”って心の底から思えた幸せな時間だった。」一聖(Vo)
NEWS - 12:00:28今年始動10周年を迎えたBugLug。
新型コロナウイルスの影響により、5月に予定されていた記念ワンマンライブ(LINE CUBE SHIBUYA公演)、10周年記念ツアーが相次いで中止に追い込まれていたが、去る11月24日に約8カ月振りとなる有観客ワンマンライブをSHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて開催した。
同日にリリースされた「苦境に立ち向かう」というテーマを掲げたコンセプトベストアルバム『Rock Band Is Not Dead』と同タイトルを掲げた本公演のチケットは一般発売から10分でソールドアウト。
ファンから渇望されていたライブであるとともにBugLug自身も開催を渇望していたライブであった。
全席指定、入場時に検温やアルコール消毒、質問票の提出、常時マスクと配布されたオリジナルフェイスシールドの着用が義務付けられるなど万全の感染予防対策が施された本ライブ。
定刻を少し過ぎ、ステージに登場したメンバーに大きな拍手が送られる中1曲目の『TIME MACHINE』でライブがスタート。
BugLugファンにとっては”復活”を想起させるライブではレアなバラード曲の演奏での幕開けに会場内は緊張感で満たされた。
しかし徐々にライブはヒートアップ。
一聖(Vo)の「声出していいんだよ」という言葉に呼応して観客からは堰を切ったように歓声が送られ、ファンはもちろん、もしかすると何よりメンバー自身が待ち望んでいた熱いライブ空間がそこに広がっていた。
その熱は本編ラストのに演奏された新曲『Rock Band Is Not Dead』まで途切れることなく駆け抜けた。
アンコールでは本編とは打って変わって和やかな雰囲気で各メンバーのMCを交えつつ進行。
アンコールラストにはライブ定番曲となる『猿』が演奏され大団円を迎えたが、完成の中、なかなかステージを下りないメンバー。
「やっぱりこのまま終わるなんて我慢できない」と急遽『Rock Band Is Not Dead』の演奏を追加。
このライブのメインテーマである「Rock Band Is Not Dead!」というワードをファンと共にシュプレヒコールが会場に鳴り響き、「この苦境に立ち向かっていこう」という力強い拳が突き上げられた。
ライブ直後、メンバーにライブを終えてみての感想を聞いてみた。
悠介(Dr)「コロナ禍での有観客ライブで、正直どういうライブになるのかわからない不安も凄くありました。
でもこんな状況だからこそライブで伝わることもあるし、楽しむことだって出来る、と感じることが出来たライブでした。」
燕(Ba)「ライブをやって本当に良かったです、やっぱりBugLugのホームはライブなんだと改めて実感しました。
そして支えてくれているみんなへ感謝!!また必ず会える」
優(Gt)「不安が無かったと言えば嘘になるし、複雑な思いを抱えたままステージに上がったのも事実。
だけど皆が拍手で迎えてくれた事でその不安は消えた。音を鳴らした瞬間に鳥肌が立った。
時間がかかったし小さな一歩なのかもしれないけど、皆と共に進むべき未来への光が間違いなく見えた。
そしてなにより皆の楽しそうな顔が嬉しくて涙が出そうになった。
心残りがあるとすれば領収書の精算を忘れた事ですね。」
一樹(Gt)「久しぶりのライブでした。ありがとうございました。
まだまだ厳しい日々は続きますが、とりあえず一歩を踏み出しました。これからもよろしく!」
一聖(Vo)「やってみないとどうなるか分からないと思って挑んだライブだったけど、「こんなに笑顔になれるんだ」って心の底から思えた幸せな時間だった。
ライブに来てくれた人はもちろん、来れなかった人にもみんなに感謝で一杯。
それがライブを終えてみての素直な感想かな。」
自粛ムードが漂うロックバンドにとって厳しい状況の中でも「諦めない」という力を示してくれた夜だった。
今後のライブ予定は全くの白紙という彼らだが、きっとまた何かを仕掛けてくるに違いない。
ライブ終演後、彼らはその手始めに全楽曲のサブスクリプションおよびダウンロードを解禁した。
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『Rock Band Is Not Dead』
2020.11.24 SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
-SET LIST-
01. TIME MACHINE
02. Live to Love
03. TЯAUMA
04. カラクリリック
05. V.S
06. THE DEAD MAN’S WALKING
07. Cameraman
08. 人間へと帰りたい
09. SHISHIMAI
10. MOSHPIT☆LIFE
11. KILLER×KILLER×KILLER
12. Rock Band Is Not Dead
EN1. 絆・創・幸
EN2. ギロチン
EN3. 絶交悦楽論
EN4. 猿
EN5. Rock Band Is Not Dead
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【BugLug OFFICIAL SITE】
【サブスクリプション】
・一覧ページ
http://buglug.jp/subscription-download/
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【RELEASE INFO.】
NEW ALBUM
Fuck the CORONA collection
「Rock Band Is Not Dead」
2020.11.24RELEASE
▶「Rock Band Is Not Dead」Music Clip
▼初回盤(CD+DVD) RSCD-337/338 ¥4,800(税込)
▼通常盤(CD) RSCD-339 ¥3,000(税込)
<収録内容>
[CD]
01. Rock Band Is Not Dead
02. KILLER×KILLER×KILLER
03. SHISHIMAI
04. Cameraman
05. 人間へと帰りたい
06. THE DEAD MAN’S WALKING
07. MOSHPIT☆LIFE
08. V.S
09. TIME MACHINE
10. 絆・創・幸
[DVD](初回生産限定盤のみに付属)
Rock Band Is Not Dead -Music Clip-
Rock Band Is Not Dead -メイキングオフショット-
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