【PIEEROT】Kアリーナ横浜2DAYS<LASTCIRCUS>時代を超越した怪物が再び産み落とした“希望”────「未来を信じて前に進んでください」

PIERROTによるワンマンライヴ2DAYSがKアリーナ横浜で行われた。
第一夜には“- FINALE -”、第二夜には“- HELLO -”とつけられたサブタイトルが何を示唆するのかも興味の対象ではあったが、何より気になるのは<LASTCIRCUS>という意味深な主題だ。
PIERROTは1998年のメジャーデビュー以降、日本武道館、西武ドーム、横浜アリーナ、さいたまスーパーアリーナと国内を代表するアリーナクラスからスタジアム規模でのライヴをコンスタントに開催し、国内を代表するロックバンドとして名を馳せた。
かと思えば、当時類を見なかった配信ライヴやゲリラライヴを試みたりと、その思考と発想力はまさに道化師のごとく他の追随を許さないものだった。
バンドは2006年の4月12日に突如解散を発表するが、ラストシングルである「HELLO」は解散後にリリースされるという、前代未聞のアクションすらもこのバンドを後世まで神格化させる一端を担ったのではないかと今では思わされる。
そんな常識外の活動をするPIERROTは2014年、新宿アルタビジョンで突如8年半ぶりとなるワンマンの開催を発表すると、同年10月にさいたまスーパーアリーナで2DAYSのワンマンを敢行した。
それ以降彼らは、2017年7月に横浜アリーナにて“宿敵”であり共に時代を築いてきたDIR EN GREYとの2マンライヴ<ANDROGYNOS>を2日間に渡って開催。
誰も想像し得なかった歴史的一戦はまたしてもシーンの常識を飛び越えると同時に、両バンドの偉大さをまざまざと刻み付けた。
ここから再び時は経ち、2024年に両者は再び対峙することとなった。
そして、2024年10月<ANDROGYNOS>国立代々木第一体育館2DAYSにて、PIEEROTは2025年2月に有明アリーナで2DAYSワンマンを行うことを発表。これは彼らにとっておよそ10年4ヶ月ぶりのワンマンとなった。
そんな期待と興奮にまみれた有明の夜に告げられたのが今回の<LASTCIRCUS>だ。
再びPIERROTのワンマンライヴを目撃できる…そんな喜びと共にこれが最後の時になるのかも知れない。
そんなことを想わせるタイトルの答え合わせとなる2DAYS公演が5月17日・18日に神奈川県・Kアリーナ横浜で開催された。
本レポートではその模様をお届けする。
◆ ◆ ◆
2023年9月にオープンしたばかりの巨大アリーナはすり鉢状の構造からして、一回り大きい日本武道館のような印象もある。
定刻とほぼ同時に暗転すると、幾何学的なモチーフがスクリーンに映し出され一気に緊張感が高まる。
巻き起こる手拍子に導かれるようにメンバーが登場。最後に現れたキリトは白いガウンでクールにキメている。その広げた両手に吸い込まれるように歓声がピークに達すると、鳴り響いたのはこの夜のサブタイトルでもある「FINALE」だ。
“アダムとイヴ”をモチーフにした1曲は世界の終焉と時を超えた邂逅を想起させるが、ド派手にブチあがる火柱が儀式の始まりを告げるようにも思わせる。
よくよく考えると1999年リリースのメジャー1stアルバムのタイトルが『FINALE』であることも、このバンドの特異性とシニカルさを顕著に表現している。
お立ち台に登ったキリトが一瞥すると、ピエラーと呼ばれる彼らの狂信的なファンがマスゲームのように一糸乱れぬ振りつけを伝染させる「Adolf」、邪悪なリフからリズムインと共に特効が爆発した「ENEMY」とお馴染みの楽曲で一気に会場を束ねあげる。
続いたのはTAKEOの変則的なリズムがヘッドバンギングの海を誘発する「自殺の理由」。アングラさと強烈なメッセージを届けると、アイジのかき鳴らすギターにどよめきが巻き起こったのはまさかの「青い空の下・・・」。
最後に演奏されたのは2006年の解散前まで遡る名キラーチューンだ。しかし、そのブランクを感じさせない演奏とピエラーの狂いっぷりは見事で壮観な光景が広がった。まさに切望され続けていた一曲以降は「セルロイド」、「脳内モルヒネ」といずれもインディーズ期の楽曲が立て続けにプレイされた。ここまで全7曲にして5曲がインディーズ時代の楽曲である。
当時からPIERROTは『パンドラの匣』や『CELLULOID』収録のいわゆるインディーズ時代の楽曲を惜しげもなく披露する傾向にはあったものの、セットリストの序盤からこうも並ぶとエモーショナルという一言では到底片付けられない。まさに今宵が<LASTCIRCUS>であることを思い起こさせる大判振舞いだ。

少しの間を置いて潤がつま弾くアルペジオにステージが赤く染まったのは「ACID RAIN」。メジャー4thアルバム『ID ATTACK』収録の「ACID RAIN」も「青い空の下・・・」同様に20年近く演奏されていなかったレアナンバーだ。丁寧な歌唱で感情を吐露していくメロウなバラードからはポジティブな詩世界にも関わらず終末感がこのうえなく漂う。この相反する違和感こそが時代に流されないバンドの真骨頂である。そんなことを考えていると歌い終わりの“きっとこの雨が雪に 変わっていく季節に”に誘われるように名曲「HILL-幻覚の雪-」へ。
「ACID RAIN」から「HILL-幻覚の雪-」と『ID ATTACK』の流れを再現する構成にも驚かされたが、その芳醇なメロディセンスもやはり抜群だ。淡々と疾走する展開とKOHTAのハモりも重なるサビの開け具合は絶品で、ステージ上部から降りしきる粉雪と合いまって胸を締め付ける。
「ACID RAIN」もしかりだが、「HILL-幻覚の雪-」も一聴するとストレートなラヴソングなのだが、主語に何を据えるかで楽曲の有する強烈な真のメッセージに辿りつかせる手法はまさにPIERROTの真髄だ。社会的なメッセージを持つ彼らのシングル楽曲がラヴソングに擬態して当時のヒットチャートを席巻していたことが実に痛快であるし、言葉の深部に触れた者が離れることなどできなくなるのは“現象”と表現するほかないだろう。
「君たちのような根が狂った人種は、やはり表では仮面を被らないといけないからね。今日は仮面を取っていいでしょう。今まで溜まってた鬱憤とかいろいろな想い、ここで吐き出してください。全部受け止めるから。」──キリト
手短に伝えるとレーザーで彩りが増幅した「PSYCHEDELIC LOVER」、ノイジーなギターを導入にした「MAGNET HOLIC」、さらには「満月に照らされた最後の言葉」、「ドラキュラ」と再び往年のキラーチューンを連打してみせた。

比較的ダークに世界観を張りつめさせた序盤から一変して加速していくと再びコール&レスポンスを要求するMCへ。
「各々好きな…“推し”の名前を叫んでください(笑)」と今どきの推し活よろしく茶目っ気たっぷりの冗談交じりに客席を笑わせたのも束の間。終盤は「*自主規制」、「MAD SKY -鋼鉄の救世主-」、そして極悪に暴走する「CREATURE」とPIERROTのハードサイドの楽曲を叩きつけ本編終了となった。
この日のアンコールは全6曲。
真紅のジャケットを纏ったキリトがエレガントかつ叙情的に歌い上げた「真っ赤な花」。そして潤の奏でるオリエンタルなイントロに地響きのような驚嘆の声が上がった『FINALE』収録の「ICAROSS」。
その余韻を打ち砕くようにステージ前に炎が焚かれた「ゲルニカ」、アイジの刻むフレーズと潤のギターシンセの対比がPIERROTらしさを感じさせるポップナンバー「ATENA」と続き、最後はCO2が吹き荒れた全人類ヘドバン必至の「蜘蛛の意図」、銀テープが美しく舞った「HUMAN GATE」を披露。
充実の内容で初日を締めくくった。
この日、今後の活動に対する具体的な発言は皆無で、印象的だったのは圧巻の集中力を以って演奏に集中するメンバーの姿だった。いくつかのレアナンバーももちろんハイライトではあったが、あくまでPIERROTのベストを表現するそのスタンスがすべてではなかっただろうか。
最後までステージに残った潤が大観衆に向けて言い放った「バイバイ!また明日!」。
この言葉を聞けるのも今日が最後かもしれない…そんなことも頭を過ぎったが、今なお最高のクオリティで君臨するPIERROTの前にはそんな邪念は雲散霧消してくれる。そんな予感がした。
◆ ◆ ◆
そして迎えた2日目。
この日も定刻と同時に暗転すると、分厚いリフが狼煙をあげる「HELLO」から始まった。2006年6月リリースのPIERROTの最後にして最新のシングル曲だ。
スクリーンのヴィジョンには当時のMVが時折映し出されるものの、そこにセンチメンタルな要素は介在せず、その立体的なサウンドはまさに昨夜に続いて抜群の説得力だ。
「横浜今日も狂ってますか!?キ××イですか?今日もいきなりぶっ壊れちゃおうぜ!」とアジテートされて雪崩れ込んだのは「セルロイド」。その複雑なリズムとキリトの咆哮が絡み合う様がまさに“奇術的旋律”を体現するナンバーだ。
「ICAROSS」では燃えさかる炎、「脳内モルヒネ」ではレトロな時代風景と特殊手術を施される少女とそれぞれに異なったアプローチの映像が楽曲の世界観を拡げていく。こういった演出のひとつひとつ然り、メンバーの放つ殺気からも一切懐古的なものは感じさせない。
昨夜を上回る力強さで挑んだ1996年リリースのインディーズフルアルバム『パンドラの匣』収録の「自殺の理由」に続いたのは、2014年ぶりのプレイとなる「壊れていくこの世界で」。穏やかな音色に会場が包まれていくが、終末の前兆がどうしたって香ってしまうのはこの夜の先には何一つ約束がないからだ。
続けざまに披露されたのは「BIRTHDAY」。「そこにいるだけでいいから」と歌われる愛のバラードはPIERROTからオーディエンスに贈られた素直な言葉に思えるし、それは満員のオーディエンスも同様の感情だっただろう。あてのない未来の先で再び巡り合えた理由は“そこにい続けたこと”にほかならない。
世相も取り巻く環境も刻々と移り変わる時代の中で唯一変わらなかったものは、生き続けたことなのだ。
オーディエンスは変わらずPIERROTを求めていたし、それはPIERROTにとっても同じだったのだろう。

この2日間を通して最も印象的だったのは、5人がPIERROTとしてステージに立つことを実に楽しそうに謳歌していたことだ。ここに至るまでの複雑な道のりのすべては彼らのみぞ知るところではあるが、それだけは紛れもない事実だったと信じたい。
それはキリトも、アイジも、潤も、KOHTAも、TAKEOも。
時系列的にはアンコールで披露されることとなった「REBIRTH DAY」と「BIRTHDAY」はそのタイトル通り対になっている側面があるが、3 rdアルバム『HEAVEN - Heaven The Customized Landscape-』の曲順に倣うなら「REBIRTH DAY」から「BIRTHDAY」の順となる。「再会の日はやがて来る」と言い放つ「REBIRTH DAY」がこの日のセットリスト上、後に配置されていることにも一抹のメッセージがあるような気がしてならない。
ここからカップリングに名曲を多く生んだPIERROTらしい「真っ赤な花」、「PURPLE SKY」で色彩を感じさせると再びMCへ。
「今日もちゃんとキ××イが集まってるんでしょうね?キ××イじゃない人、紛れ込んでませんか?大丈夫ですか?ちゃんと自分でキ××イだという自覚がある人だけ楽しんでください。普通…キ××イのフリしてるけど普通だなって人は……出てってください(笑)」──キリト
と、ここでもキリト節を炸裂させた終盤は、CO2が噴射したカオティックな「ドラキュラ」、またも炎が立ち込めた「ゲルニカ」、キリトが差す方角を観衆が一斉に指差す「満月に照らされた最後の言葉」、ステージ上部のトラスライトが下降する演出が近未来的な「MAGNET HOLIC」を立て続けに披露。『パンドラの匣』、『PRIVATE ENEMY』、『FINALE』の世界を往来させた。

さらに怒涛の勢いで、5分割になったモニターに映るメンバーの表情から充実感が伝わった「PSYCHEDELIC LOVER」、四方八方に容赦なく噴射される炎がクライマックスの様相を呈した「*自主規制」、無数の目が射るようにモニター映し出された「MAD SKY -鋼鉄の救世主-」で完全燃焼のまま本編終了となった。
アンコールは「HEAVEN」からスタート。
優しくも気高く芯を喰うキリトのヴォーカリゼイションはもちろんのこと、アイジのタッピング、潤の強力なバッキング、KOHTAとTAKEOによる輪郭の明瞭なボトムといい、熟練のスタッフチームの手腕とこのKアリーナ横浜の音響ポテンシャルも今のPIERROTを表現するうえで最高の環境だと言える。
白い羽が舞う映像が温もりと情熱を感じさせる演奏を昇華させると、それはほどなくして眩く白い閃光に変わり「REBIRTH DAY」へ。
曲の途中、黙々とプレイに注力するアイジを笑顔でのぞき込むキリトの姿がスクリーンに映し出されると、会場からは声にならない声が漏れた。
時間にして僅か数秒の出来事だったが、2人が見つめ合う瞬間は互いの健闘を称えるようでもあり、この日この場所でPIERROTのベストアクトが披露されていることを証明する忘れ得ぬシーンだったように思う。
祝祭の如く「SUPER STRING THEORY」を放つと、待ってました!とばかりに会場は大揺れ。今度は潤とキリトが向かい合ってコミュニケーションを取る姿もあった。はにかむ2人の笑顔は雲一つない晴れやかなものだった。
メンバー紹介でこの日初めて全メンバーがマイクを取る。
「楽しすぎて…今、何の曲を叩いてるのか、叩きながらわからなくなる(笑)。すげー気持ち良いです!」とアツく噛み締めたTAKEO。ジョークを交えた後に「気持ち良くて…いつまでもいたくなります。」と素直に語ったKOHTA。

潤は「2日間も黄色い声をごちそうになりご満悦です(笑)。永遠に続きそうな気がしますけど、1分後に終わりそうな気もする(中略)奇跡が起きたらこんな空間に一緒にいれたらいいなと思いますし、それまでは…まず逞しく生きてください。」と優しく告げた。アイジはリラックスした表情で「ロックミュージシャンやってて良かったなって改めて思ってます。」と発言したのちに「それなりに年齢も重ねてきましたし、生きてれば身体のこととかもいろいろあると思います。みなさんも、我々も同じぐらい。とにかく健康にいてください。俺たちメンバーも健康に生きていくんで。」と健康に特化したトークを展開。
それを聞いて思わず耐え切れずに噴き出してしまったキリトが、アイジの肩を抱き「元気に生きていこうな!」、と語りかけ「押忍!」とアイジが返すハートフルな場面も飛び出した。もちろん場内から割れんばかりの拍手が巻き起こったことは言うまでもない。
キリトは「PIERROTというバンドも最近では伝説と言われますが、それ以上に素晴らしいのはファンの子たちだと思ってます。」、「皆さん胸を張ってこれからもピエラーだということを誇りに思って生きてください。俺たちもこのPIERROTというバンドを命がけでやってきたことをずっと誇りに思ってますから。昨日今日と夢のような素晴らしい時間でした。ありがとう。」と穏やかに語ったかと思えば、「ラストに向けてもう出し切らないとな!このKアリーナは素晴らしい会場ですが…やっぱりいきなりぶっ壊しましょう!ただ、わかってるか?わかってるよな??物理的に絶対ぶっ壊すなよ!?気持ち的に“空間”をぶっ壊すんだよ!よく考えてください。」と変わらぬ物騒かつコンプライスにも配慮した姿勢で会場を温めた。
「ぶっ壊れろいいか!いけるか横浜!いけるか!」と突入したファイナルゾーンはバンドの軌跡でありシーンの財産ともいえる大暴れ曲「蜘蛛の意図」、包容力のある旋律が煌めく「HUMAN GATE」のコンボで大バースト。
臨界点を超え、これ以上ない高揚感で史上最高にして最狂のPIERROTを叩きつけてみせた。これでエンディングかに思えたが、ここで再びキリトがマイクを取る。
会場中の視線を纏いながら彼が語った言葉たちは以下のとおりだ。
「ご存知のとおりPIERROTというバンドはもう数十年前に世に出た時からとにかく我が道を進んできたバンドです。若い時から最初っから生意気で、業界にも忖度せず、大人にも忖度せず、我が道を歩いて力で前に進んできました。そんなワガママなバンドでした。今でもそうです。いろいろとね、みんなの不安だとか、いろいろ…痛いほどわかります。ただ、このPIERROTとして次の予定もないし、みんなが安心できるような約束も保障も出来ません。ごめんね。でもね、ちょっと生意気なバンドだということをご存知で、僕ら。あえて上から目線で言わせてもらいます。…自分が約束をもらったり、保障をもらったりしないと生きていけないような、そんな弱い人間にならないでください。未来っていうのは何の約束もないし、誰も保障してくれない。だからこそ、未来には信じる価値がある。願いに意味があるんです。そして、それがやがて奇跡になるんです。だから、何の約束もしません。何の保障もしません。明日からそんな今を生きてください。そんな未来を信じて前に進んでください。それが一番の願いです。………だけどね、勝手にこんなことを言ったら怒られるかもしれないけど、俺の正直な想いを最後に言わせてください。それでも………またいつか!!」──キリト
万感のラストは「CHILD」だった。
この2日間、さらにいえば昨秋から半年以上に渡った夢のような日々に蓋をするように神々しく鳴り響いたメロディ。そしてそれに呼応するオーディエンスの大合唱は圧巻で、その中には感極まった嗚咽も多く漏れ聴こえた。
おそらくメンバーも同じ気持ちだったのだろう。演奏が終わったあとに目が赤くなっているメンバーもいるようにも見受けられたのは気のせいではなかったはずだ。
「PIERROT最高!お前ら最高!」とキリトが吼えると、そこにはごくあたり前のように手を繋いで深々とお辞儀をする5人の姿があった。
それぞれに空間を分かち合い笑顔を交わし、やがて1人ずつ消えていくメンバーはその最後まで生き生きした姿だった。
<LASTCIRCUS>と銘打たれた2公演において、端的にいえば未来は提示されなかった。だが、一方で道が絶たれたわけでもない。
予測不能、想定不能を地で行くバンドのことだ。この先を邪推したって今は意味を成さないだろう。
彼らのインディーズフルアルバム『パンドラの匣』の由来でもある、ギリシア神話の“パンドラの箱”は開かれてしまったことで世界に災いをもたらしたとされている。
所説あるが、その箱に最後に残ったものは“希望”だ。
希望がある。だから、人は絶望せずにこの世界で生きていける。誰もが同じだけの苦しみを背負おうとも。
2025年にPIERROTは確かに存在した。それも過去最強の姿で。そして溢れんばかりの感動を与え、人知と常識を超越した怪物は再び深い眠りにつく。
それでも、約束のない未来に抗って“パンドラの匣”が再び開かれるその日を願い続けたい。
遥か彼方、無数の想いが晴れた空に帰ってくるとき、この世界にまだ希望が残っていることをただ信じて。
取材・文:山内 秀一
写真:青木早霞、山下深礼
SET LIST
2025.05.17(Sat)
「LASTCIRCUS」- FINALE -
1. FINALE
2. Adolf
3. ENEMY
4. 自殺の理由
5. 青い空の下・・・
6. セルロイド
7. 脳内モルヒネ
8. ACID RAIN
9. HILL -幻覚の雪-
10. PIECES
11. REBIRTH DAY
12. PSYCHEDELIC LOVER
13. MAGNET HOLIC
14. 満月に照らされた最後の言葉
15. ドラキュラ
16. *自主規制
17. MAD SKY -鋼鉄の救世主-
18. CREATURE
~ENCORE~
EN1. 真っ赤な花
EN2. ICAROSS
EN3. ゲルニカ
EN4. ATENA
EN5. 蜘蛛の意図
EN6. HUMAN GATE
2025.05.18(Sun)
「LASTCIRCUS」- HELLO –
1. HELLO
2. Adolf
3. ENEMY
4. セルロイド
5. ICAROSS
6. 脳内モルヒネ
7. 自殺の理由
8. 壊れていくこの世界で
9. BIRTHDAY
10. 真っ赤な花
11. PURPLE SKY
12. ドラキュラ
13. ゲルニカ
14. 満月に照らされた最後の言葉
15. MAGNET HOLIC
16. PSYCHEDELIC LOVER
17. *自主規制
18. MAD SKY -鋼鉄の救世主-
~ENCORE~
EN1. HEAVEN
EN2. REBIRTH DAY
EN3. SUPER STRING THEORY
EN4. 蜘蛛の意図
EN5. HUMAN GATE
EN6. CHILD
RELEASE
PIERROT
LIVE Blu-ray & DVD
「LASTCIRCUS」
2025.12.18 RELEASE
●受注期間●
~ 2025年7月31日(木)迄
【豪華盤 Blu-ray】
3DISCS (2DAYS収録+特典映像)
¥24,800(tax in)
品番:SCEB-0008~10
【豪華盤 DVD】
3DISCS (2DAYS収録+特典映像)
¥23,800(tax in)
品番:SCED-0061~63
<豪華盤特典>
特典映像DISC / 特殊パッケージ仕様 / ライブフォトブックレット
※タイトル及び仕様等は変更になる可能性がございます。
▼その他詳細はこちら
https://www.hmv.co.jp/news/article/250210140/
関連リンク
◆PIEEROT OFFICIAL SITE
https://pierrot.jpn.com/