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2021年02月17日 (水)

【ライヴレポート】<SPECIAL 3MAN LIVE 『ユナヒロ犬。』>2021年2月11日(木・祝)新木場Studio Coast◆4ヶ月越しのリベンジ。3バンドが目指す本当の夜明け。

REPORT - 16:14:11

ユナイト、HERODOG inTheパラレルワールドオーケストラによるスリーマンツアー『ユナヒロ犬。』の開催が発表されたのは関東一都三県に緊急事態宣言が発出された直後の2020420日だった。

当時、ユナイトの椎名未緒が皆さんにとっても、希望の一つになれたらと!と語っていた通り、不確定要素がある中でツアーが行われる秋までにある程度事態が収束することを期待して、予定通り開催したい、開催できたらいいなという願いにも似た告知であったことは想像に難くない。

しかし、各都市における感染状況及び、お客様の安全を確保できないという判断から、残念ながら全公演中止となってしまった。

そして、年は明け次第に各バンドが活動を再開させ始めた211日に再び3バンドが揃い、4ヶ月越しのリベンジともいえるSPECIAL 3MAN LIVE 『ユナヒロ犬。』を東京・新木場USEN STUDIO COASTで開催した。

 

 

トップバッターは201912月に約2年ぶりに活動休止から完全復活したHEROだ。

HERO

幕が開くとそこにはすでにJINVo)、SARSHIGt)、YU-TABa)、yusukeDr)がステージにスタンバイしており「カゾエウタ。」でライヴはスタート。

「お久しぶりです!俺たちがHEROだ!」とJINが開口一番に叫ぶと声が出せないフロアからは大きな拍手が起こる。

そう、彼らは活動再開以降2月にライヴを1本やって以来実に1年ぶりのライヴなのだ。

しかし、HEROのライヴの魅力のひとつである一体感を生み出す肩組みはガイドライン上禁止行為となっているためいつもであれば「肩組め!友達作って帰れ!一人ぼっちの子がいたら巻き込んでやれ!」と煽るJINだが、この日ばかりは「肩組んじゃダメ!友達なんていらない!お前ら今日は全員一人ぼっちだからな!」とらしくない煽りを見せるも、ヒロイン(HEROファンの総称)はいつもと違う楽しみ方を提示されて楽しそうだ。

 HERO_JIN

HERO_SARSHI 

そんないつもとは違う肩組みを見せた「「to you…」」を経て、SARSHIの軽やかなギターが冴える「「色合わせの法則」」、YU-TAのベースが暴れまわる「Listen to me」と徐々に会場のボルテージを上げ、後半戦に差し掛かり披露された「Shall We Sing」ではJINの口から「やっぱり有観客ライヴは最高だな!」と本音が漏れる場面も見られた。

HERO_YU-TA

HERO_yusuke

ここからはラストスパート。疾走感溢れる「テノヒラ」、yusukeの軽快なドラムから始まった「カントリーロード」、さらに普段であればヒロインとの掛け合いがお決まりの「「ソプラノ」」では心の中で歌ってくださいと投げかけラストナンバーとした。思い返せばにまつわる曲が多く披露されたHERO1年ぶりのライヴはJINの「本当楽しかった。愛してる。バイバイ」の言葉とともに幕を閉じた。

 

 

続いて二番手に登場したのは112日に約10ヶ月ぶりに有観客ライヴを再開させたDOG inTheパラレルワールドオーケストラ。

DOG inThePWO

フラッシュリングの海が広がるフロアに迎えられた彼らは「断崖式DDT」をSEに登場し、「to greet the dawn.」でライヴの幕を開いた。

少しずつこれまで通りを取り戻すかのように<次の夜明けを迎えるために>と春(Vo)がしっとりと歌い上げてくれたのちに「我慢したスリーマンツアー、年が明けていろんなことを3バンドで考えて、今夜を迎えに来ました。ここに集まってくれたみんなも、カメラの向こうのみんなも思いっきりステキな夜にしようね」と投げかける。

すると準々(Gt)のリフが響き「午前0時」をドロップ。<今日が終わっちゃうのに何も変わんない そんな明日がずっと嫌いなんだけど>というコロナ禍においての苦悩とも重なるこの曲では、歌詞の通り我慢した先でファンに会えた歓びをダイレクトに感じることができた。

 DOG inThePWO_春

DOG inThePWO_準々 

温まってきたフロアの熱をさらに上げた「HOTDOG」ではフロアがモンキーダンスを踊り、パンキッシュな「Doggy Style」、さらには「今日みんなは大騒ぎ出来ないから、かわりに我々が大騒ぎしますので、みなさんはその場で大いに楽しんでください!」とメンバーがステージを所狭しと駆け回った「遊郭ディスコ」ではフロアは制限があるのを忘れるくらいの盛り上がりを見せてくれた。

ライヴは終盤戦、「マジで散々な一年だったけど、一年でたった一日おめでとうとかありがとうとかそういうことが繋がって一年っていうのは出来てると思いますので」と誕生日を祝うことも祝われることも出来なかった去年を振り返り披露された「アンハッピーバースデー」では<今日も生きてるんだ ただそれだけで褒めてくれなくちゃヤだよ 明日も生き抜くんだ やっと良い日が来るって信じて>と歌ってくれた彼らは、散々だった一年を生き抜いて、なんでもないこの日のこの場所にたどり着いたことを祝福してくれたようだった。

DOG inThePWO_ミズキ

DOG inThePWO_メイ

DOG inThePWO_緩菜

そして、この日のラストに演奏されたのは新曲である「LiFE iS LiVE」この曲にはあえてシンガロングパートが盛り込まれており、これはこの状況下においていつかこの歌を一緒に歌う夜を目指して活動していくという意志が込められているという。

そんな日を目指して彼らはこれから何度も明けない夜を越え、本当の夜明けを目指すのだ。

 

 

そしてトリを務めたのはユナイト。

ユナイト

彼らも121日に有観客ライヴを再開させたばかりだ。

「ここは天国ですか?」をSEに登場し、「お待たせしましたユナイトです!」の結(Vo)の挨拶ともにパーティーファンクナンバー「-ハロミュジック-」でライヴはスタート。

つづくライヴ初披露となった「さよならユーフォリア」は椎名未緒(Gt)とLiNGt)のツインギターによるカッティングとハク(Ba)のスラップが絡み合い、「栞」でも莎奈(Dr)を含めた楽器陣の巧緻なアンサンブルを聴かせ、その楽器陣のクオリティの高さを見せつけてくれた。

「さあコースト、ルールに制限はあるけど、思いっきり上に高く跳ねてみようか!」と結が煽り始まった「Ravish Monster」では<Let’s Party!!>の歌詞の通り久しぶりの対バンライヴを楽しむU’s(ユナイトファンの総称)の姿を見ることができた。

ユナイト_結 

 ユナイト_椎名未緒

「本来ならこの『ユナヒロ犬。』は3バンドで全国をまわる予定だったんだけど、残念ながらそれがなくなってしまったので、その分をこの一日にすべてを詰め込みたいと思う」と意気込みを結が語ると、まだまだパーティーは終わらないと言わんばかりに「Cocky-discuS」を披露。さらに後半戦は盛り上げ隊長・LiNが声を張り上げた「small world order」、「新木場STUDIO COASTの皆さん、イタダキマス」の合図から繰り出されたキラーチューン「ice」でフロアにとどめをさしにかかる。

ユナイト_LiN

ユナイト_ハク

ユナイト_莎奈

そして「なかなか逢えない日々が続いているけど、僕らはいつもここにいるから。お互いを照らし合い、支え合い、これからも歩んでいきたいと思ってる。その想いを最後この曲に乗せて届けます」とラストナンバー「イオ」をプレイ。

木星とその衛星であるイオの関係をユナイトとU’sになぞらえたこの曲で、彼らはU’sに対して<いつだって僕らはここにいるから>と手を差し伸べ、U’sはその手を取り、彼らを照らし続けるというユナイトとU’sの絆を改めて強く感じるラストだった。

 

 

また、最後は全バンドを呼び込み大セッションが行われ、出演者全員で去年のツアー中止の際に返礼品として作られた「ユナヒロ犬。のテーマ」を披露。

3バンド入り乱れた仲睦まじいセッションに思わず笑みがこぼれたと同時にここに至るまでの長い道のりに胸が熱くなった。

しかし、春の「これはゴールではなく、おれは全然諦めてないから、いつか『ユナヒロ犬。』で絶対にツアーやろうね!」の言葉の通り、これはまだ夜明けへの第一歩であり、ユナイト、HERODOG inTheパラレルワールドオーケストラの3バンドは本当の夜明けを目指してまたここから歩いていくのだ。

 

 

(取材・文 オザキケイト)

写真 (撮影者:西槇太一)

 

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SPECIAL 3MAN LIVE ユナヒロ犬。>

2021211日(木・祝)@新木場USEN STUDIO COAST セットリスト

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HERO

01. カゾエウタ。

02. to you…

03. 「色合わせの法則」

04. Listen to me

05. Shall We Sing

06. テノヒラ

07. カントリーロード

08. 「ソプラノ」

…………………………………………

DOG inTheパラレルワールドオーケストラ

SE. 断崖式DDT

  • to greet the dawn.
  • 午前0
  • HOTDOG
  • Doggy Style
  • 遊郭ディスコ
  • アンハッピーバースデー
  • ハルシオンキャンディ
  • LiFE iS LiVE(新曲)

…………………………………………

ユナイト

SE. ここは天国ですか?

  • -ハロミュジック-
  • さよならユーフォリア
  • Ravish Monster
  • Cocky-discuS
  • Small world order
  • ice
  • イオ

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セッション

01. ユナヒロ犬。のテーマ

 

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<SPECIAL 3MAN LIVE「ユナヒロ犬。」配信ライブ>

視聴期限: 2021225() 23:59 まで視聴可能

視聴チケット販売中:¥1,500(税込)

https://twitcasting.tv/official_unite/shopcart/52851

 

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HERO

 

リリース情報

New single『音の手紙』 

HERO onlineshop (https://heroonline.base.shop/) にて販売中!

 

ライヴ情報

有観客生配信ライヴ

222()渋谷Milkyway

325()西永福JAM

HERO オフィシャルサイト]

https://hero-izm.com/

HERO オフィシャルTwitter

https://twitter.com/hero_izm

 

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DOG inTheパラレルワールドオーケストラ】

 

リリース情報

NEW SINGLE LiFE iS LiVE

2021217() RELEASE

…………………………………………

【初回盤A RSCD-340/341 (CD+DVD) 2,000+税

着せ替えジャケット封入(初回盤A,B共通10種よりランダム1種封入)

…………………………………………

【初回盤B RSCD-342/343 (CD+DVD) 2,000+税

着せ替えジャケット封入(初回盤A,B共通10種よりランダム1種封入)

…………………………………………

【通常盤】 RSCD-344 (CD) 1,500+税

3タイプ購入特典:DOG通信Vol.0.997

 

 

ライヴ情報

DOG inThePWO 有観客ONEMAN LIVE『ミッドナイトダイビング』

【日程】 2021316() SHIBUYA PLEASURE PLEASURE

【開場/開演】 開場16:45 開演17:30

【チケット料金】 指定席¥5,500(D)

【一般発売日】 213()より

()NEXTROAD 03-5114-7444

…………………………………………

DOG inThePWO ONLINE LIVES 6

ONLINE ONEMAN LIVE 『ミッドナイトダイビング』

【日程】 2021313()

【開場/開演】 開場17:30/開演18:00

【配信チケット料金】 ¥3,000 https://www.galacaa.com/concert/145

【チケット販売期間】 116()21:00316()20:00

【アーカイブ視聴期間】公演終了後、アーカイブ作成完了より~316()23:59

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DOG inThePWOオフィシャルサイト]

https://inu-para.com/

DOG inThePWOオフィシャルTwitter

https://twitter.com/RR_DOGinThePWO

DOG inThePWOオフィシャルYoutubeチャンネル『犬Tube』]

https://www.youtube.com/channel/UCaAb2-_rwsi4r2bmJ7X6lpw

 

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【ユナイト】

 

リリース情報

1st mini ALBUM 『ファンファーレ

202133日(水)発売 / \3,300(税込) / DCUN-30

各配信サイト

通販サイト「city!」(https://citycity.theshop.jp/)にて販売

 

LIVE情報

UNiTE. 10th Anniversary oneman live [U&U's -Fanfare-]

2021328()  LINE CUBE SHIBUYA (渋谷公会堂)

OPEN 16:00 / START 17:00

(問)DISK GARAGE 050-5533-0888

 

[ユナイト オフィシャルサイト]

http://www.unite-jp.com/

[ユナイト オフィシャルTwitter

https://twitter.com/official_unite







2021年02月15日 (月)

【ライヴレポート】<XANVALA単独公演 宗馬生誕祭2021「嘶く麒麟」>2021年2月12日(金)池袋BlackHole◆上がり続ける無数の拳、あるべきライブの姿。

REPORT - 21:00:50

212()、池袋BlackHoleを舞台にギター宗馬の生誕祭「XANVALA単独公演 宗馬生誕祭2021「嘶く麒麟」」が行なわれた。

当日の模様を、ここにお伝えしたい。

 

 

 この日のライブへの期待の現れを示すように、SEが流れると同時にフロア中から大きな手拍子が沸きだした。

ステージに姿を現したメンバーらは、満員の人たちの期待へ応えるよう観客たちの拳を高く突き上げさせ、「これこそが俺らの理想郷だ」と叫びながら「XANADU」をぶつけてきた。

観客たちは激しいダンスロックナンバーに触発され2STEPを踏みだす。

心を熱くさせるサビ歌に触れフロア中に数多くの手の花が咲き、大きく揺れていた。

冒頭から此処は途切れることない熱を放出する理想郷へ変わりだしていた。

上がり続ける無数の拳。その様こそあるべきライブの姿だ!!

 

 

  熱が沸きだした空間へ、さらに黒い熱風を吹きつけるようにXANVALAは轟音ハードミックスコアナンバー「帝」をぶち込んだ。

重い音の衝撃に触発され、髪の毛をザンバラと振り乱し身体を深く折り畳む観客たち。

XANVALAのライブではお馴染みの光景。

むしろ、熱狂したこの風景こそがスタンダード。

それを踏まえどれだけ観客たちの理性を粉々にしてゆくかが毎回の勝負だ。

 

 

  「その乱れ髪を俺たちに向けてください」。巽の声を合図に飛びだしたのが轟音ラウドコアな「ratchet」。

しなる鞭のように重く鋭利な音が強烈に身体へ食い込んでゆく。

痛みの中へ心地好さを覚える刺激に興奮を覚えた観客たちが、全力で飛び跳ねていた。

黒く重い音がフロア中を這いずりまわる。

その音に締めつけられるような感覚が、たまらなく快感だ!!

 

 

 序盤から怒濤の進撃を続けるXANVALA

今宵も互いに想いを全力でぶつけあう夜になるのは間違いない。

演奏が終わったとたん、誕生日を迎える宗馬へ向けフロア中から祝福の拍手が全力で打ち鳴らされていた。

 

 

 今宵のタイトル「嘶く麒麟」の由来を、巽が「XANVALAの麒麟児ということで、自分のことをタイトルへ強く出してきた理由が一つ。

空想上の生き物の麒麟の鳴き声は、あらゆる災害を吹き飛ばすと言われています。今、我々がライブをすることで災厄を吹き飛ばすという理由で付けた」と分析。

それを聞いた宗馬が「インスト曲のタイトルとして、響きの良い言葉として付けた」と真相を語っていた。

メンバーやまわりの人たちが深読みしてゆくのとは裏腹に、付けた本人は意外にノリだったところが宗馬らしいというか、XANVALAらしいというべきか。

 

 

  「いつも以上に想いを全力で受け止めるので、全力で想いをぶつけてきてください」の言葉に続いてXANVALAがぶつけたのが、歌メロが印象深い「左耳の悪魔」。

胸にダイレクトに突き刺さる耳心地好いメロディも印象的。

歌メロに心が強く惹かれながらも、その歌を覆う服(サウンド)が鋼の鎧のよう。

耳や心は巽の歌に惹かれながらもフロア中の人たちは時にステップを踏み、ときには頭を振り乱し、またときには大きく両手を広げ、彼らの想いや熱を全身で受け止めていた。

 

 

  勢いにさらに激しさと重さを塗り重ねるように、XANVALAは最新シングル「ジャノメ」を突きつけた。

巽のスクリームから幕開けた楽曲は、重さと激しさを次々と塗り重ね、音の牙を剥き出しながら観客たちに襲いかかる。

ステージ上もフロアも剥きだした熱情をぶつけながら、互いに投げつける熱を全身で受けとめては貪り喰っていた。

互いに攻撃的な野獣のような姿を見せ、熱狂の中で消せない傷を心に付け合ってゆく。

でも引っ搔きあったその傷痕こそが互いに感情をぶつけあった自慢のシンボルだ!!

 

 

  クリアトーンのギターのカッティングビートに乗せ、巽が感情的な歌声を揺れ動くままに響かせる。

体感的な激しさも魅力だが、「終幕」のように心を熱く揺さぶる楽曲にも強く惹かれる。

乱れ狂う気持ちのまま激情するように歌う巽。彼の心模様をソリッドでラウドな音が煽り立てる。

気持ちを煽情する楽曲に触発され、いつしかフロア中の人たちが大きく手を振り上げ飛び跳ねていた。

 

 

止まることなく演奏は同期を活かしたエレクトロでラウド/ヘヴィな「ヒトリ舞台」へ。

こちらは重厚かつ、身体を熱く刺激する強烈なデジタル系のダンスロックナンバーだ。

フロア中の人たちも気持ち触発されるままに右手を大きく天へと突き上げ、その場で跳ね続けていた。

一打一打、一音一音の強烈なリズムや演奏に身を預け、頭を空にしながら飛び跳ねていたい。

恍惚に浸り続けるこのひとときが最高だ!!

 

 

  「俺からの最高のラブレターです」(宗馬)の言葉に続いてぶつけたのが「誰が為の幸福論」だ。

身体の芯から熱く昂らせる楽曲の登場に、メンバーたちのテンションもガッと上がれば、フロア中にも無数の髪の毛が乱れ狂う風景や飛び跳ねる様が広がっていた。

とてもキャッチーな歌のように、誰もが巽の歌に合わせ心で口ずさみながら身体はもっともっとイカせてくれと言わんばかりに熱狂を貪っていた。

 

 

  最後にXANVALAがぶつけたのが「独善」だ。

XANVALAの武器である胸をつかむ歌と身体を熱く揺さぶる重厚な音を重ね合わせた楽曲が「お前らの限界はこんなもんじゃねぇだろ!!」と煽り立てる。

メンバーたちが気持ちも、身体も前のめりに観客たちを煽り続ければ、フロアでは誰もがその場で大きく飛び跳ね、この空間を揺らしていた。

拳や手の花を大きくなびかせ、この場に熱狂という宴を作りあげていった。

理性で塗り固めた自分を壊し、本能で生きる自分に作り替えてゆく。

だからXANVALAのライブに足を運びたくなる!!

 

 

 ここで宗馬が一人ステージに。

彼が自分の誕生日を祝おうと訪れた人たちへのお返しのプレゼントとして、インストナンバーの「嘶く麒麟」を演奏。彼の冴えたギターの手腕を存分に味わえた楽曲だ。

いわゆるテクニック一辺倒に走るのではなく、耳に心地好く響くメロディを軸に据えているところがメロディメイカーである宗馬らしさ。その様を堪能出来たプレイだった。

この楽曲はこの日のライブに足を運んでくれた人たちへの来場プレゼントCDとしても配られていた。

これはとてもレアな音源になることは間違いない。

 

 

  アンコールは、XANVALAが新たな時代を切り開くと告げるように「文明開花」からふたたび始まった。

和要素を抱いたとても華やかで激しい楽曲だ。

派手というよりもケバケバしい音を撒き散らしながら楽曲は疾走してゆく。

その演奏や煽る歌声に触発され騒がずにいれない。

フロアでは大勢の女性たちが恍惚に乱れ狂う美しき花魁と化し、本能のままに髪振り乱し騒いでいた。

とても派手なのに破壊力満載な楽曲だ。

気持ちが止まることなく昂り続ける。

このまま絶叫まで導いてくれ!!

 

 

  その気持ちへ応えるよう、「俺からの最大の愛を届けていいですか!!」と煽る宗馬の声を合図に、XANVALAは破壊力満載な重低音ナンバー「CREEPER」を叩きつけた。

CREEPER」が一瞬にして理性という感覚を吹き飛ばした。

フロア中は乱れる黒い髪の波に覆い尽くされている。

サビ歌では誰もが拳と頭を振り乱し、騒ぎ祭っていた。

騒がずにいれない、興奮したこの気持ちを抑えるなんて不可能だ。

誰もが制御機能が壊れ暴走したマシンと化し、XANVALAと一緒に恍惚を感じあっていた。

 

 

  何時ものXANVALAらしいライブだった。

そのらしさのパワーは、君らが想像するらしいのだいぶマシマシであることだけは伝えておくけどな。

最後にエンドSEで流れた「睡蓮花」(湘南乃風)に合わせメンバーらが合唱しながら宗馬のバースデーパーティを行なっていたことも伝えておこう。

 

 

TEXT:長澤智典

Photo by A.Kawasaki

https://twitter.com/a_kwsk_1985

 

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<セットリスト>

 

XANADU

「帝」

ratchet

「左耳の悪魔」

「ジャノメ」

「終幕」

「ヒトリ舞台」

「誰が為の幸福論」

「独善」

「嘶く麒麟」〈宗馬ソロ〉

-ENCORE-                                         

「文明開花」

CREEPER

 

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★インフォメーション★

 

[Starwave Fest Vol.23~レーベル設立11周年記念イベント~] Starwave Records presents

2021/02/18 (Thu)

高田馬場CLUB PHASE

 

OPEN 15:30 / START 16:00 緊急事態宣言の延長に伴い変更となりました。

前売 ¥4,000 / 当日 ¥4,500 D代別 配信チケット ¥3,000

 

XANVALA / Scarlet Valse / 未完成アリス / ラヴェーゼ / UNDER FALL JUSTICE

O.A セッションあり

 

【チケット】

A:eプラス

https://eplus.jp/sf/detail/3366470001-P0030001

転売防止のため整理番号のスタートはランダムになっています。

B:当日券

バンド予約無し

入場順:整理番号順

配信チケットURL

https://eplus.jp/sf/detail/3369100001-P0030001

 

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その他、ライブスケジュールは下記へ。

https://xanvala.com/live

 

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ジャノメ / XANVALA

https://www.youtube.com/watch?v=enPEATka8UE

XANADU / XANVALA

https://www.youtube.com/watch?v=N9Jk8dP7Q6I

 

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XANVALA  twitter

https://twitter.com/XANVALA

XANVALA Web

https://xanvala.com/






2021年02月15日 (月)

【ミニライブレポート】<David>2021年2月14日(日)大塚Hearts+ LIVE “Gothculture” -終章-@ 大塚Hearts+

REPORT - 21:00:42

DavidのCollection Mini Album「Gothculture」発売を記念し、2/14に大塚Hearts+で行われた記念公演をレポート!

 

このLIVEシリーズの為に制作されたSEをバックにSUIのシルエットが現れると、「Gothculture -序章- (Gothic Unplugged Ver)」の独唱がスタート。
切々と歌い上げてゆくSUIの後ろ姿と重なるように、erina(Gt) / Toshi(Ba) / SHO(Dr)のJoint Artist3名が続いて登場する。

 

「Gothculture -Nightimage-」から「Gothculture -断章-」まで、スリリングな楽曲を間髪なく畳み掛ける。
ヘヴィーな面からお得意のクラシカルな面まで、Davidとしての「激しさ」も活動を進めていく中で幅をどんどん広げている。
今回はコンセプトステージという位置付けもあり、その成分が控えめな印象も拭えなかったが迫力のある演奏が展開された。

 

「夢は容赦なく残酷を見せる。」そう語ったSUIが百合の花束を持ち歌う「Gothculture -Reunion-」では、消えた想い人へ向けてのまっすぐな想いを感情豊かに歌い上げた。
その後に披露された閉塞感とやりきれない想いを歌う「Gothculture -Claustrophobia-」はDavidにとって新たな可能性を感じさせる。

 

暗転し後半、「Gothculture -Decadent Art-」が披露され、会場の空気はより中毒性を増した。
ベネチアンマスクを手に演説するように歌いあげる姿は、視覚的にも「退廃芸術」を表現。

 

作品毎に描かれた世界を堂々と表現してゆく姿は圧巻である。
難易度の高いナンバーが大半を占める中、的確なプレイで魅せるJoint Artist陣の高い演奏力も、
世界観を迷いなく表現できる一因となっている。

 

最後にMCを挟み「私の想いを継承する」と告げられスタートした本編ラストの「Gothculture -dawn-」では、力強くも煌びやかな世界の中でSUI自身の確固たる意志を表明しているようだった。

 

辿り着く新世界を指し示すようにスクリーンに映されたのは、新コンセプト「Hexagramearth」のイメージヴィジュアル。
「Gothculture」という作品を通し、コンセプチュアルな世界と現実の架け橋になる事を強く意思表示したDavidの今後からもますます目が離せなくなるだろう。

 

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LIVE “Gothculture” -終章-

[SET LIST]


Gothculture -序章- (Gothic Unplugged Ver)
Gothculture -Nightimage-
Gothculture -断章-
Gothculture -Reunion-
Gothculture -Claustrophobia-
Gothculture -Decadent Art-
MC
Gothculture -dawn-

Funeral Procession
Mage
Final Act
Ruinous
MC
Genesis -In Bible-

Gothculture -序章-

 

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そして、1月より延期されていたSUI生誕LIVEの振替公演が決定!

 

「Fragment & Reminiscence -SUI BIRTHDAY 1/24振替公演-」
2021年3月26日(金)
浦和Narciss


開場 18:30 開演 19:00
※緊急事態宣言期間解除を前提にしておりますが、万一延長となりました場合
開場および開演時間を繰り上げさせていただく恐れもございます。

 

-Live Member-
Gt/erina Ba/Яyu Dr/Syu

 

リクエストを基にセットリストを作成 & 当日限定衣装 (SUI歴代衣装を着用)
※終演後撮影会あり

 

【チケット】限定スタンディング
●ノーマルチケット 6,000円(D代別)
●スペシャルチケット 12,400円
(D代別/優先入場/メモリアル直筆お手紙チケット/記念グッズ付き)
チケットお取り扱いURL : https://wizardstore.stores.jp/

 

※どちらのチケットタイプも、お1人様各券種2枚までお申し込みできます。
規定数量に達し次第締め切らせていただきます。
※現在のところ生配信予定はございません。
新型コロナウイルス感染拡大を踏まえ、公演の内容変更や延期、中止もございます。予めご了承ください。
※お申し込みいただいたチケットは、主催者側事情での公演中止を除き
ご返金はありませんので合わせてご了承くださいますようお願い致します。

 

※2021年1月末日までにチケットをお申し込みの方で、延期日程のご都合が合わない方へは返金処理をさせていただきます。
info.wizard.store@gmail.com
までご一報ください。
こちらのご対応は2021年2月末日までとさせていただきます。
同時に、現在までにチケットをお買い上げの方には個別で同様のお知らせを送らせていただいております。

 

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★ SUI SINGLE「Fragment & Reminiscence」会場限定発売!
※この楽曲は「2021年中に流通リリース」も検討しております。(発売形態等は異なります。)
最も早くお聴きいただけますが、ご無理なさらないようにお願い致します。
(またオークション等の高額転売があった場合、購入されない様お願い申し上げます。)

 

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★David Official Site

https://davidofficial.net/



2021年02月11日 (木)

【ライブレポート】<AIOLIN 4TH ANNIVERSARY ONEMAN『Voyage』>2021/02/06@渋谷SPACE ODD◆唯一無二の船旅へと誘った四周年単独公演!聴覚と視覚に訴えかける美しきヴァイオリニズム此処にあり!最新MVも解禁!

REPORT - 20:30:23

<AIOLIN 4TH ANNIVERSARY ONEMANVoyage』>

2021/02/06@渋谷SPACE ODD

 AIOLIN_全体2

 AIOLIN_全体3

 ヒカリト_Hikarito_3

 

『革命的ヴァイオリニズム』をコンセプトに掲げ、洗練された楽曲と実力を武器に活動してきた4ピースヴァイオリンラウドロックバンド・AIOLIN(アイオリン)。

コロナ禍の中でもできることを最大限探し、その歩みを決して止めなかった彼らが節目である四周年ワンマンを感染対策を施した上で開催した。

今回のライブのコンセプトは『船旅』。

ヒカリト(Vo/Vn/Gu/Pf)によるナレーションによって会場の雰囲気が一気にこれから始まる何かへの期待感へと変わっていく。

船出を想起させるLED演出の中、SEとともにメンバーが登場した。

一曲目から新曲『Voyage』を披露。ヒカリトのギター弾き語りから幕をあける演出はとても新鮮に映る。

ヒカリト_Hikarito_1

悠1

レイス1

Seiya1

カリスマな雰囲気を放ち余裕すら感じさせるヒカリトがAIOLINの世界を瞬く間に創り上げ、悠(Gu)がリズムに乗って叫びオーディエンスを盛り上げる。

そこにレイス(Ba)とSeiya(Dr)が心地よいグルーヴと重低音を鳴らしていく。

これこそAIOLINなのだ。

4年の月日で大きく成長した彼らの姿が頼もしい。

ヒカリト_Hikarito_2

悠2

レイス2

Seiya2 

昼と夜というテーマで二部構成に分けられたステージは、船旅というコンセプトに沿って観客を全く飽きさせない。

背面に映された美麗な景色が、まるで本当に世界を旅しているかのような感覚にさせる。

人間と人魚姫との物語を描いたという新曲『Mermaid Aria』も初披露され、アンコールにも答えた彼らは『Home』で感動のエンドへ。

怒涛の全24曲を演奏した。

 

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AIOLIN

 

Hikarito(Vo/Vn/Gu/Pf)

You(Gu)

Reis(Ba)

Seiya(Dr)

 

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-Setlist-

01.Voyage

02.Stardust Crystal

03.Tear In The Rain

04.When I Close My Eyes

05.Remember The Name

06.Colors

07.Vanity

08.Distress

09.Liar

10.Someday

11.Breathing

12.Orpheus

13.Absolute Egoism

14.Dusk Reaper

15.Clear Gray

16.Starlight Road

17.Error World

18.Snowdrop

19.Mermaid Aria

20.Ark Night

21.Message

 

-EN-

22.Faded

23.Precious

24.Home

 

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最新楽曲『Mermaid Aria』のミュージックビデオ解禁!

https://youtu.be/v8D1Iq_kvYc

 

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<リリース>

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★2020/3/24(水)

AIOLIN 4th SingleMermaid Aria

全国流通にて2typeリリース決定!

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★2021/4/7(水)

限定流通であり現在手に入りにくい状態が続いていた1st Albumが、新たに追加収録を加えた『Tear In The Rain+』として全国流通にてリリース決定!

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2021/4/21(水)

これまでに数多くのミュージックビデオを発表してきたAIOLINの歴史をたどる初のMV集『AIOLIN MV COLLECTION』発売決定!

 

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AIOLIN公式ホームページ

https://aiolin.com/











2021年01月29日 (金)

【ライヴレポート】<PENICILLIN HAKUEI BIRTHDAY LIVE「SUPER HEART CORE ’20」>2020年12月16日(水)無観客ライブ配信◆「みんなと距離がちょっと遠いだけで、同じ星の上で観てくれていると思っている──」(HAKUEI)

REPORT - 18:00:50

 PENICILLINのヴォーカリストHAKUEIの誕生日当日となる1216()PENICILLIN HAKUEI BIRTHDAY LIVE SUPER HEART CORE ’20」と題し、毎年恒例のハースデーライブが行なわれた。例年とは異なり、今年は無観客ライブ配信という形での開催。むしろ、その淋しささえも力に変えたライブをPENICILLINは見せてくれた。

 

 「第九」の音楽に合わせ、メンバーたちがゆっくりと舞台へ姿を現した。最後にHAKUEIが姿を現すのを確認するように、千聖のギターがリフを刻みだす。彼の音へ追随するようにO-JIROのドラムとChiyuのベースが音を響かせた。HAKUEIが「Blood Red Snow White」を歌いだすのに合わせ、楽曲は一気に速度を上げ出す。艶かしい歌声を魅力にしながらも、カメラの先で観ている人たちを煽るように歌うHAKUEI。挑発するように歌うHAKUEIの姿へ触発され、Chiyuが声を張り上げ煽れば、千聖の荒ぶるギターと切れ味鋭いビートを叩くO-JIROのドラムが、HAKUEIの高まる気持ちを強く後押ししてゆく。まさに、スリリングという言葉が似合う幕開けだ。

 

  火を噴くような激しい千聖のギターリフが炸裂。HAKUEIが「聖・MARIAN HURRICANE」を歌いだすのに合わせ、緊張から解き放たれたように楽曲は一気に輝きを放ちだす。HAKUEIも、画面の先で見ている人たちの心へ光を注ぐように、心に翼を与える歌を届ける。日々、自分の身の回りをうろつくネガティブな感情を、この歌が、HAKUEIの歌声が吹き飛ばしてくれるようだ。彼らの演奏に触れていたら、心に光の矢が次々と突き刺さり、閉ざしていた気持ちが開放されてゆく。

 

  続く「VOID」では、HAKUEIがダーク&ワイルドな演奏に乗せ「VOID×∞」と熱く叫びながら、ふたたび観ている人たちを煽り出す。光と影二つの表情(曲調)を巧みに交錯させながらも、根底にあるのは、観ている人たちの気持ちを熱く高ぶらす攻撃的な演奏。画面越しとはいえ、何時しか身体が騒ぎたくてウズウズしていた。HAKUEIが「VOID×∞」と叫ぶたびに、心の中にいる自分が暴れだす。

 

 この日、50代を迎えたHAKUEIMCでは、相変わらずクールな姿を見せていた。「人生100年時代と言われてるようですが、ちょうど人生の折り返し地点だと思っています。人生の後半に突入したということで改めて頑張っていこうと思います」と、HAKUEIは誕生日を迎えての言葉を述べていた。

 

  HAKUEIを、PENICILLINを愛する愛しき仲間たちとの愛情を改めて確かめあうように。ここからもっともっと熱いライブという抱擁を交わそうよと誘いをかけるよう、PENICILLINは「make love」を届けてくれた。HAKUEIは、もっと熱い関係になろうとせまるように「make love」を歌っていた。HAKUEIの甘い心の声を、3人が開放感を持った演奏で支えてゆく。愛を捧げるように歌うその姿、ずっと憧れる視線で見つめていたかった。

 

  これまでの幸せな雰囲気から、一変。乱れ狂う心の様を嘆くように、HAKUEIは「C-section」を歌いだした。不安にさいなまれる気持ちを隠すことなく。それどころか、想い巡る感情を裸のまま歌声や演奏を通し伝えることで、彼ら自身がみずから心救われようとしているようにも見えていた。

 

 スリリングでダークなChiyuのベースの旋律へ導かれるように,千聖が、O-JIROが鋭い音を刻みだす。黒く重い空気へ引き込まれるように、HAKUEIが「number53 -僕ラハ53番目ノヒト-」を歌いだす。とても艶かしい歌声だ。でも、艶やかなその声には、嘆きにも似た悲しみを覚える。今宵のPENICILLINは、いや、HAKUEIは、合わせ鏡のように歓喜嘆き異なる心模様を楽曲の中へ交互に映しながら、それが自分を形成してきた要素なんだと伝えているようだった。

 

 「HAKUEIさん50歳ですよ」と語りだしたのが、O-JIRO。ここでは50歳をテーマにした会話を、Chiyuを交えた4人で語っていた。「今日のお召し物か白いハット。それを見てハッとした」と語ったのが千聖。さらにここでは「鬼滅の刃」の話もメンバーたちが繰り広げてゆくのだが、炭次郎の話題が何時しか(一瞬で)ラグビーの五郎丸の話に変わるなど、横道に逸れてゆくのは何時ものこと。

 

  刀を振りかざし、一刀両断する勢いを持ってPENICILLINは「赤裸の境界」を演奏。次々と敵を斬り倒しながら進撃してゆくような、攻撃的な千聖のギター。O-JIROChiyuの演奏も、切れ味鋭くもパワフルなビートを叩き出し、演奏に熱を加えてゆく。何より、HAKUEI自身が感情の牙を一気に剥き出し、今にも喰らいつくような姿を持ってせまっていた。挑発する、挑戦的な姿は、まさに戦闘モードへ突入したPENICILLINの姿そのものだ。

 

  熱を持った空気をさらに沸かせるように、彼らは「anti beauty」を突きつけた。攻撃性を増すのは、もちろん。その中へ艶かしく挑発する様も見せてゆく。毒々しい大人の色気を持ってデンジャラスな行為を仕掛けてゆく。そこが、ただ激しいだけではなく、深みを持った魔性の魅力で人を魅了するPENICILLINらしさ。

 

 高ぶる気持ちを熱狂という言葉が似合う様へ一気に染め上げるように、PENICILLINは「heart beat」をぶち噛ました。とても雄々しいハードエッジなロックサウンドだ。ズクズクとした音に触れていると、気持ちが熱く掻き乱される。艶めいた声色も混ぜながら煽るように歌うHAKUEI。その背景では、終始攻撃的なリフを刻む千聖の姿が。一打一打に強い衝撃を与えるソリッドでタイトなO-JIROのドラムが。低音で唸り続けるChiyuのベース演奏が、HAKUEIの高ぶる気持ちをしっかりと押していた。一気に攻めに転じたこのブロックのPENICILLIN。演奏が進むほど、ハートが叫びを上げてゆく。

 

 「この会場にはみなさんがいなくて、テレビ番組の収録みたいな感じですけど。見えるところにみなさんがいないだけで、みなさんの存在をしっかり感じてパフォーマンスしています」「みんなと距離がちょっと遠いだけで、同じ星の上で観てくれていると思っているので、お互い心で距離を縮めていければ」と語る。

 

  千聖の火を噴くギターリフが飛びだした。メンバー全員が高ぶる気持ちを演奏に、歌声へぶつけてゆく。激しく駆けだした「スペードKING」へ観ている人たちも気持ちを乗せ、荒ぶる演奏に向け、心でダイブしてゆく。止められない衝動、止まらない高揚。開放感とスリルを兼ね備えた楽曲に乗せ、メンバーたちが剥きだした感情を突きつけていた。そこには、バトルという言葉が相応しい、闘志剥き出しで挑発し続ける闘士のようなメンバーたちの姿があった。まさに「ぶっちぎりのスリル」を、PENICILLINは画面の先へぶつけていた。

 

  叫びたい衝動に駆られるHAKUEI。彼の気持ちを後押しするように、Chiyuが声を上げる。演奏は「SEX」へ。身体を貫く攻撃的な演奏だ。触れた人たちを熱狂という渦の中へ巻き込み、一気に恍惚へと導くように挑発し続けるメンバーたち。HAKUEIも、何度も何度も突き刺すように声を張り上げていた。千聖の止まらぬハード&ロックンロール/パンキッシュなギターの演奏。画面の前で煽るように歌うHAKUEI。そして

 

  熱く衝撃的な姿で相手を挑発した後に甘い高揚を与えるよう、PENICILLINは最後に「ロマンス」を届けてくれた。飴と鞭いや、この日は鞭を多めに与えながら、彼らは観ている人たちの気持ちをずっと揺らし、掻き乱していった。同時に、温かさや恍惚を覚える楽曲たちも歌い奏でながら、観ている人たちをメロメロに愛撫してゆくライブも見せていた。ヒリヒリとした痛みに狂喜し高ぶった気持ちの最後に「ロマンス」を届けられたときには、絶頂覚える火照った気持ちのまま、熱狂と幸せという恍惚に抱かれている気分だった。さすが間もなく30周年を迎えるバンドらしい、手練手管を巧みに使い、観ている人たちを熱狂の中へずっと虜にし続けたライブだった。

 

  アンコールは、HAKUEIのバースデーを祝うコーナーへ。大きなバースデーケーキの蝋燭を吹き消し、ここからはバースデー・セレモニーという名の気ままなトークを繰り広げていった。さらにこの日、213日と14日に新宿ReNYで周年ライブを行なうことも発表してくれた。最後に、メンバーが一人一人言葉を述べてくれた。

 

「今年は次々と挑戦することが多くて何時もの年より長かった気がするけど。それもPENICILLINが前向きに進んでいくバンドだからこそ感じれたこと。来年も、一つ一つの挑戦をバンドの糧にしながら前向きに進んでいくつもりです。今年同様に来年も、配信を含めいろんな新しい楽しみにも取り組んでいくので、来年もよろしくお願いします。

 

  今年はエンターテイメントが危機的な状況になっていたし、僕らも渦中にいるんだけど。僕の認識だと、配信ライブも回を重ねるごとに観てくれる人たちが増えていくなど、PENICILLINの場合は異例なくらい日常に近い環境を作れています。それも、みんなに支えられているからこそ。だからこそ、来年もみなさんの期待へさらに応えていきたいなと思います」(HAKUEI)

 

  「今年は僕たちも自分たちの想い描いた活動ができなかったし、みんなもあきらめなきゃいけないことがたくさんあったと思うけど。まだまだあきらめないでいろいろトライしてほしい。来年は思い描いたように展開している年にしていけたらなと思います」(O-JIRO)

 

  「目の前で会えない淋しさはあるんだけど。こうやって配信をやることで、これまでは「行きたかったけど、遠くて行けません」という人たちも、「観れて嬉しいです」と言ってくれる人たちもいたり、こういうライブの楽しみ方もあるんだなと自分たちも実感しています。来年も、PENICILLINはいろんな形で戦っていきます。俺たちにとっての今年を言葉にして例えるなら、「密」ではなく、みんなとの関係を深く感じれた「絆」。来年も「絆」を感じながらPENICILLINの音楽を届けていくので、一緒に前向きに進んでいきましょう」(千聖)

 

  次に彼らと出会うのは、213日と14日の周年ライブになる。そのときの模様も、またお伝えしよう。

 

 

PHOTO:コザイリサ

TEXT:長澤智典

 

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★インフォメーション★

 

PENICILLINHAKUEI BIRTHDAY LIVESUPER HEART CORE’20December 16,2020

[URL]

https://youtu.be/2TsKzpWBCUw

 

 

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PENICILLIN 20212月有観客2daysライブ決定!

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[日程] 2021213()

[会場] 新宿ReNY

[Title] PENICILLIN 結成29周年「Meet the World

[時間] 開場16:00/開演17:00

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[日程] 2021214()

[会場] 新宿ReNY

[Title] PENICILLIN LIVE2021 HAPPY BIRTHDAY & VALENTINE’S DAY LIVE SPECIAL

[時間] 開場16:00/開演17:00

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サポート:Chiyu (両日)

【一般発売(先着)】
発売日:26()10:00~/イープラスhttp://eplus.jp/

 

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WOWOWにて3月~3カ月連続特集決定!
34月:DAIGOさんMCの番組「ヴィジュアル系主義」
5月:29周年ライブ&MV集を放送
https://www.wowow.co.jp/visual/

 

PENICILLIN Web

https://www.penicillin.jp/

PENICILLIN twitter

https://twitter.com/PENICILLIN_info

PENICILLIN YouTubeチャンネル

https://www.youtube.com/user/DDJincMusicVideo

PENICILLIN facebook

https://www.facebook.com/PENICILLIN.official

PENICILLIN

 

セットリスト―

Blood Red Snow White

「聖・MARIAN HURRICANE

VOID

make love

C-section

number53 -僕ラハ53番目ノヒト-

「赤裸の境界」

anti beauty

heart beat

「スペードKING

SEX

「ロマンス」

-ENCORE-

BDセレモニー~トークコーナー





2021年01月15日 (金)

【ライブレポート】<SID LIVE 2021 ~結成記念日配信ライブ~>2021年1月14日(木)◆「今日のみんなの歌声はすごく心に響きました。乗り越えようね、今を一緒に。そして必ず会いましょう」

REPORT - 12:00:24

114日、シドの無観客配信ライブ<SID LIVE 2021 ~結成記念日配信ライブ~>が開催された。

2004114日にシドが現在の4人で活動を本格始動して、17回目の結成記念日を迎えたこの日。

本当だったら同じ空間に集ってみんなで賑やかに盛大にお祝いしたいところだが、コロナ禍でそれが叶わないのが現状。

しかし、それでも大切な記念日をファンと共に過ごしたいという想いから配信で開催された、シド史上初の結成記念日ライブ。

初の試みとなった配信ライブは生とも異なる臨場感やライブ感、配信ならではのサウンドや演出で魅せ、4人の熱い想いがしっかりファンに届いた貴重で大切な一夜となった。

シド_2020Nov24_0809[1] 

開演時間となり、薄暗い照明に照らされて映ったのは、ライブハウスのフロアまで広く使った無観客ならではのステージセット。

SEが鳴り、ゆうや(Dr)、明希(Ba)、ShinjiGt)、そしてマオ(Vo)と順に登場するメンバー。

昨年の1月以来、シドとしてライブが出来ていなかった4人がステージに並ぶ。

画面の前で見守るファンの中には、この光景だけで感極まってしまった人も多いはず。

一瞬の静寂から、静かに力強く始まった1曲目は「涙雨」。

一音一音、丁寧に気持ちを込めて鳴らされるサウンド、真っ直ぐな目でカメラを見据えて歌い出すマオの切なく美しいヴォーカル。

激しく優しく感情を乗せた演奏とともに、伸びやかで感傷的な歌声が胸に刺さる。

続いて、イントロのストリングス・サウンドにShinjiと明希がカメラに指差し合図し、軽快な歌と演奏で空気を一変したのは「アリバイ」。

演奏することの楽しさや喜びを抑えきれない4人から笑顔が溢れる。

後半パートでマオが両耳に手を当ててファンの合唱を誘うと、無観客の会場からファンの歌声が聴こえた気がした。

 マオ_2020Nov24_2171s[1]

「初めてのシドの配信ライブに集まってくれてありがとうございます。

みんなもこの会場にいるつもりで楽しんでくれたらと思います」とマオが短いMCを挟み、始まった曲は結成記念日のこの日にぴったりの「ANNIVERSARY」。

ファンへのありがとうの気持ちを届けたこの曲に続き、アグレッシブな歌と演奏で魅せたのは「V.I.P」。

ゆうやと明希が目で合図しながら鳴らす重厚なビートにShinjiがザクザクとリフを刻み、マオのたくましい歌声が響く。

配信ながらビシバシ伝わるライブ感と普段は観ることの出来ない角度や距離感からの臨場感溢れる映像が気持ちを高揚させる。

「前半から盛り上がってきましたね」とマオが満足そうに語ったMCでは、メンバーそれぞれが自己紹介。

「久しぶりだし、元気な姿を見せたいと思ってます」とShinji

「みなさんのいる場所はおウチだけど、心は間違いなくライブハウスにいる」と明希。

「おウチだと声が出せるので、思う存分叫んでください」とゆうやが言葉を送って家で見守るファンとの距離を縮めると、「みんなに会いたい気持ちをそのままにしておくのはイヤなので、曲にしました」というマオの曲紹介から、新曲「声色」を披露。画面の前の一人ひとりに届ける優しく温かい歌声、溢れる感情を表現したギターソロ。

今の真正直な気持ちと感情を乗せた歌と演奏が胸に突き刺さる。

Shinji_2020Nov24_1003 

紫の照明が包む中でドラマチックに聴かせた「紫陽花」、メランコリックなギターと艶っぽい歌声が歌謡テイストを醸し出した「土曜日の女」と続き、「シドって本当に曲の幅が広いよね」と語るマオ。

「初めてデモで聴いた時、ぶっ飛んだもんな」と、作曲者の明希と「土曜日の女」の思い出話をすると「まさか17年後、無観客ライブでやるとは思いもしなかったね」と感慨深げに語る。

続いて「この曲をキッカケに俺たちのバンド人生は大きく変わったんじゃないか?と思います」と始まった曲は、08年リリースのメジャーデビュー曲「モノクロのキス」。積み重ねたキャリアとスキルで表現力や説得力を増した、現在の歌と演奏で魅せる13年目のキスが聴く者の胸を締め付ける。

懐かしい曲たちに続いて披露されたのは、新曲「siren」。

悲痛でエモーショナルな心の叫びがリアルに響くこの曲は、今だから表現できるシドの最新系サウンド。

新旧楽曲が入り交じることで結成17年にしてなお曲の幅を広げ、進化変化し続けているシドの現在もよく見える。

 明希_2020Nov24_1900

ゆうや_2020Nov24_1437

演奏後、「siren」も収録された、昨年12月リリースのシングル「ほうき星」について和気あいあいと語った4人。

「こっからいよいよ後半戦、行けるかい?」と始まったライブ後半は、メンバー紹介でファンの名前を呼ぶ声や歓声を待つと「聴こえる、お前らの声が聴こえるぞ!」とマオが笑顔を見せ、そのまま「循環」に突入。回っているファンの姿が見えているかのように指を回し微笑むマオ、会場を駆け回って自ら循環するShinjiと、ステージを広く使った自由すぎるパフォーマンスは配信ならでは。

エネルギッシュかつ正確なゆうやのドラムプレイが光った「プロポーズ」、「さぁお前ら、拳上げる準備出来てるか?」と煽る明希が力強い掛け声とベースプレイで魅せた「dummy」と続き、激しさと熱量を増していく4人のステージは配信であることを忘れるほどの迫力とライブ感。

「ラスト行くぞ!」のマオの叫びから始まった本編ラストは「Dear Tokyo」。「Dear お前ら!」と曲紹介して始まったこの曲は、<きっと大丈夫>と歌う歌詞にファンへのエールや熱いメッセージが込められていたと同時に、手拍子や合唱のパートが会えないファンとの一体感を感じさせた。

「みんなに会いたいよ!」と叫ぶマオの声がファンにもどかしさを感じさせながら、幸福感に満ちたエンディングとなった。

 

アンコールは星空のように瞬くミラーボールの光の下、事前に募集したファンの歌声と共に熱唱した「その未来へ」でスタート。

遠く離れていても曲を通じて繋がる心。ファンの美しすぎる歌声と歌に込めた気持ちを両手を広げて受け止めたマオは「今日のみんなの歌声はすごく心に響きました。乗り越えようね、今を一緒に。そして必ず会いましょう」と、感謝と約束の言葉を送った。

会いたい気持ちとまた会える日への希望を込めた新曲「ほうき星」は、勇ましいバンドサウンドと願うように祈るように歌う前向きな言葉たちが胸に響く。

この日最後となったMCでは「辛いこと、悲しいことがあった時、元気になれる場所が俺たちのライブ会場だったわけで、やり場のない気持ちがあると思う。時には逃げる場所も必要で、その逃げる場所がシドだったらいいなと思って配信ライブをやりました」と、ライブを開催した意味と意義を語ったマオ。

「何かあったら、俺たちのところに帰ってきてください」と最後に届けた曲は「live」。

たっぷり気持ちを込めた歌と演奏、壮大なサウンドで想いを届けたこの曲。

<ここでまた逢おう>の言葉は力強く希望に溢れていた。

 

SID LIVE 2021 ~結成記念日配信ライブ~>はニコニコ生放送、ローチケ LIVE STREAMING、イープラス Streaming+にて、119(火) 2359までアーカイブを視聴可能。通常チケットの販売期間はプラットフォームによって異なっており、ニコニコ生放送の視聴チケットは118(月) 2359までの販売となっている。

詳細はシド オフィシャルサイトをチェックしよう

また、115(金) 000より、ライブ登場SEresidence」の配信リリースがスタートした。

ぜひ手にとって、配信ライブの余韻に浸ってほしい

 

515日、16日には山梨・河口湖ステラシアターにて、昨年延期となってしまったSID LIVE 2020 -Star Forest->の振替公演も決定しているシド。

初の無観客配信ライブもこんな機会が無ければ観ることの出来なかった貴重なライブとなったが、今を乗り越えた先にある生のライブで再び会える日が本当に楽しみだ。ゼロを楽しもう、また始めよう。

 シド_2020Nov24_2263[1]

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SID LIVE 2021 ~結成記念日配信ライブ~

2021114日(木) SETLIST

 

01. 涙雨

02. アリバイ

03. ANNIVERSARY

04. V.I.P

05. 声色

06. 紫陽花

07. 土曜日の女

08. モノクロのキス

09. siren

10. 循環

11. プロポーズ

12. dummy

13. Dear Tokyo

             

En01. その未来へ

En02. ほうき星

En03. live

 

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≪配信ライブ情報≫ 

 

SID LIVE 2021 ~結成記念日配信ライブ~

※アーカイブ放送は2021119日(火) 2359まで

 

【チケット料金】通常視聴チケット ¥3,000(税込)

 

【ニコニコ生放送 通常視聴チケット】

受付期間 2021118日(月) 2359まで

視聴・購入 https://live.nicovideo.jp/watch/lv329202357 

※ニコニコプレミアム会員は¥2,400(税込)となります。

 

【ローチケ LIVE STREAMING 通常視聴チケット】

受付期間 2021119日(火) 1900まで

視聴・購入 https://l-tike.com/sid20210114/ 

 

【イープラス Streaming+ 通常視聴チケット】

・クレジットカード決済の場合

受付期間 2021119日(火) 2100まで

視聴・購入 https://eplus.jp/sid20210114/st/ 

 

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≪配信リリース情報≫

 

■『residence 2021115日  Release!! 作曲 ゆうや

配信まとめURL https://kmu.lnk.to/OnMrYI 

 

 

≪ニューシングル『ほうき星』リリース情報≫

■『ほうき星』 20201223日 Release

【初回生産限定盤(CD+写真集)】 KSCL-3285/6 ¥2,273+

【通常盤(CD)】 KSCL-3287 ¥1,364+

 

CD収録内容>

■初回生産限定盤(CD+写真集) KSCL-3285/6 ¥2,273+税

CD> 1. ほうき星 2. siren 3. 声色

<写真集> 撮り下ろしブックレット付属

 

■通常盤(CD KSCL-3287 ¥1,364+税

1. ほうき星  2. siren 3. 声色

 

『ほうき星』予約購入まとめ https://kmu.lnk.to/Fj0uqUT7 

 

 

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