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2019年02月04日 (月)

【ライヴレポート】<Soanプロジェクト その1.>with手鞠◆2019年1月26日(土)池袋EDGE<『静廉鳴る共奏、静脈に宛がう。』~2019 1st Oneman Live~」>

REPORT - 19:00:26

その語りは、その調べは、一体どんな不思議な、そして心を揺らす素敵な歌と旋律を織りなすのか。Soanプロジェクトwith手鞠、今年最初となるライブが、1月26日(土)に池袋EDGEで行われた。今宵のライブに掲げられたのが、3rdミニアルバムと同じ『「静廉鳴る共奏、静脈に宛がう。』~2019 1st Oneman Live~」のタイトル。メンバーは、Soan/手鞠/健希(from Bräymen)/祐弥(from DuelJewel)/Sachi(from 黒色すみれ)とお馴染みの顔ぶれ。彼らがこの地にどんな宴を催したのかを、ここへ記そうか。

 

新年を愛でるライブという理由もあるのか、今宵のメンバーたちは和装姿で登場。「変わらない日常、変わらない空気…大きな何かを漠然と求めるのは辞めたんだ。何かを自分に求めるのも辞めたんだ。それだけで少し優しくなれる気がした。それを教えてくれたのは…何時も君だった」

 

時空をゆっくりと歪ませ、その隙間へ訪れた人たちを導くように響く、哀切なSachiのヴォイオリンの音色とSoanの奏でるピアノの旋律。「夕なぎを抱いて~」、歪んだ時空の景色の向こうから、手鞠が人々を招くように『夕闇に鳴動する衝動と幸福の在処』を歌い出した。たおやかな音色に誘われた観客たちは、夕闇の先に見える景色の中へ、郷愁な心と一緒に足を踏み入れた。まどろむ優しい夕暮れのような調べの中、僕らは、それまでの日常をすべて消し去り、温かさと悲しさが交錯する茜色の景色の中へ溶け込んでいた。想いを零すように切々と響くピアノの音色が、なんて温かく濡れていたことか…。

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Soanのピアノの調べに導かれ呼吸をするように歌いだしたのが、『相対する質量の交錯する熱量』。想いを優しく綴るように歌い奏でるメンバーたち。その歌声と演奏は、サビへ向かい感情のレベルをゆっくりと上げだした。沸き上がる想いを抱きしめるように歌う手鞠。彼の気持ちの揺れを、優しく包みこむ演奏陣。夕闇の中に見えた景色のその先には、触れた僕らをそれぞれの思い出の中へと連れ出すように、温もりを覚えるまどろみの風景が広がっていた。その思い出の映像を、この空間に身を浸した人たちは、どんな風に心の記憶の中へ映し出していたのだろうか…。

 

 調律…心と音色を…調律。「今日は和装ですが、若干、僕に漂う極妻感がね(笑)。Soanさんも、でっかい筆で文字を書きそうですよね」と、さりげなく笑いを取る手鞠。この緩さを届けてくれたことで、心地好い緊張感を消し去り、一気に親しみ覚える空間が広がりだした。もしや今年のSoanプロジェクトwith手鞠、MCではかなり緩い姿を見せてくれるのだろうか。そこへも期待したい。

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 「陽炎の揺らめきの向こうに、立ち枯れの君を見た。そして、使い果たされるわたし」。祐弥の奏でる二胡の旋律が、観客たちを深く色めく桃源郷な世界へ導いてゆく。「誰にも心許さずに生きる術があるなら」と、異形と化した手鞠が『黄昏色に融解する視界と屈折した類推(アナロジー)』を朗々と歌いあげる。そこは、霧に覆われた深い森や湖畔の広がるまどろみの地?!。幻想的な景色の中、そこへ棲む手鞠という異形が人の心を妖しく惑わせる。その声に惹かれた僕らは、その招きに手を差し伸べ、共に、まどろみの景色へと足を踏み入れていた。

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温かいSoanのピアノの音色に乗せ、手鞠が語りだす。「柔らかな日差し、風に揺れる花…まるでこの僕を見透かすかのように」。ほのかに甘い香りを会場中へ漂わせるように、Soanプロジェクトwith手鞠は『林檎の花の匂いと記憶野に内在する存在。』を届けてきた。手鞠の視線にはどんな景色が、Soanの記憶にはどんな景色が、映っていたのか。言葉の一つ一つを心へ刻むように、一つ一つの言葉へ感情を塗り込むように、手鞠は歌を響かせる。終盤には、手鞠がアカペラで歌う場面も登場。なんて壊れそうな美しさと悲哀を抱いた歌だろう。そして彼は語りだした、「薄れない記憶、イメージの向こう側、心の向こう側、記憶の向こう側、何時か、また」と…。

 

零れ落ちるように響くアコギの音色と、その音を優しく掬いあげるヴァイオリンの調べ。Soanの叩くピアノの旋律が嘆く声を上げた瞬間、場面は一転。闇の中から郷愁を引き出すように『それは呪いと同義語の魂の鎖 永遠に続く祝福と云う名のカルマ』が流れだした。その歌は、魂の嘆き?!。迷宮の中から響き渡る消えない叫び?!。みずからの運命を呪うように、同じくその先へ幸せを求めるよう、手鞠が心を唸らせなから歌いあげる。呪縛した感情を解き放つように響くその歌声は、生きる命を鼓舞するようにも胸に響いていた。

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Sachiの奏でる哀愁を抱いた和な旋律。その調べに導かれ、Soanはドラム台へ。Soanの叩くハットのリズムに合わせ、演奏は熱を帯びだした。それまで座っていた手鞠も立ち上がり、沸き立つ気持ちを吐き出すように『sign…-resonance-』を歌いだす。その音は、スリリングな空気をフロアー中へ広げていった。心地好い緊張感の中へ、たおやかな色を手鞠の歌声が差してゆく。 新たな胎動?!。何かが破裂しそうな、この張りつめた空気が心地好い。生を謳歌するように駆ける演奏。次第にその熱は音度を上げてゆく。

 

健希のスパニッシュなギターの旋律が、哀愁と情熱を交錯させるように響き渡る。沸き上がる熱情をギターのボディを叩きながら示す祐弥。奏者たちの音が重なるごと、そこには情熱という真っ赤な感情が上塗りされてゆく。アコギを用いた祐弥の煽情的なソロプレイを挟み、熱を抱きながら演奏は『感情を媒介として具象化する感傷の逝く宛』へ。沸き立つ高揚を歌声に乗せ、凛々しく朗々と歌う手鞠。サビ歌で響かせた、心を掻きむしる慟哭にも似た想い。熱情した語り部となった手鞠、その熱を彷彿させるように音を響かせるメンバーたち。なんて情熱と赤い浪漫を抱かせる歌だろう。「誰かを憎んで 憎んでみたけれども」、己の気持ちを攻めるように歌う手鞠を、みずからの運命を呪うように声を沸き立たせる手鞠の感情を、熱を持った演奏が燃やしてゆく。そして…。

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 祐弥の掻き鳴らすギターの音色に導かれ、気持ちの走るまま手鞠が『正否の相違、或いは利害の不一致』を歌いだした。演奏が進むごと、楽曲は火傷しそうなほどに熱を帯びてゆく。触れたら壊れそうなくらいみずからを追い込みながら、手鞠は「僕は君のように生きれない」と歌い叫んでいた。僕らもまた、君のようには生きれない。だから火傷を覚悟で、その情熱に手を伸ばしていたかった。

 

「こっから、いてこましたりましょうか、覚悟はええなっ!!」、極妻気分のもと、エセ関西弁で煽る手鞠。流れだした『醜悪なる獣穿つ矢、致死を以て野卑を屠る』に合わせ、フロアー中から飛び交う叫び声と、天高く突き上げた拳。手鞠が、もっともっとと拳と声を求めてゆく。静なる姿を持ったSoanプロジェクトwith手鞠の中に潜む、動な感情。隠し持った牙を剥きだしたとたん、そこには自由を謳歌する世界が広がっていた。 沸き立つ気持ちを四方八方へ解き放ちながら歌う手鞠、その歌声を煽るように演奏を突きつけるメンバーたち。さぁさぁさぁ、ここから熱く燃え盛ってゆく宴の中へ、拳を掲げ、思い切り飛び込んでいけっ!!

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馳せるピアノの音色とスリリングなハットのリズム。演奏は、ねっとりとした熱い旋律の衣をまといながら『吐情、舌上、熱帯夜』へ。がなるように歌う手鞠、うだるようなべっとりと絡みつく熱した感情が、歌と演奏を通し身体中を覆いだす。熱を抱いた宴の中へもっと溺れなよと誘いをかけるように、沸き上がる衝動へ情熱という色を描き加えた歌と演奏がフロアーにいる人たちの理性を溶かしていく。

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「完全に頭の中にIKKOさんが浮かんでるんだよね。この格好でいると足が開かなくなるから、そんな動きになるんだよな」と、MCで笑いを取る手鞠。もちろん、シリアスなことも語っていたのも報告しておこう。

 

「まもなく平成という世が終わりまして、新しい時代になりますけど。我々が生きた平成の時代。未来に対して希望を込めて平和に成りますようにと平成と名付けられたんだと思います。その意に反して、平成は幸せではない時代だったと思います。でも、その時代にSoanプロジェクトwith手鞠を通して素晴らしい音楽を残せたのが誇りであり、これからも残していこうと思っています」(手鞠)

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最後にSoanプロジェクトwith手鞠が届けたのが、『落下の挙動、加速、暗転、反射 そして調和する僕と君と。』。激しい唸りを持って奈落へ落下してゆく音の塊。その塊は、途轍もない熱を発していた。触れた人たちをグイグイと引っ張り込む強い力を持って、フロアー中の人たちの心へ衝撃を叩きつけていく。その様に誰もが心を奪われ、じっと想いを受け止めていた。テンションの高い情熱的な演奏が織りなした緊張感。それが、とても心地好かった。最後に、「よーぉ、ポン」の掛け声でライブを締めたのも、嬉しい意外性だったが…。

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アンコールでは、熱い手拍子に乗せ『それを僕は普遍と呼び、君はそれを不変と詠んだ』をプレゼント。大きく手を振る手鞠に合わせ、会場中の人たちも掲げた右手を大きく揺らしだす。本編に描いた哀愁や躍動する姿とは異なる、笑顔が零れる暖かな想いをSoanプロジェクトwith手鞠は最後に届けてくれた。メンバーが、この空間に足を踏み入れた人たちが、笑みを浮かべた顔を互いに重ねあわせてゆく。優しさに満ちたこの瞬間が、とても愛おしい。何よりこの景色、また今年も変わらずに味わえることが一番のご褒美だ。

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 そして物語は、翌日に控えたSoanプロジェクトwith芥へと続いてゆく。

 

PHOTO:前田俊太郎

TEXT:長澤智典

 

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Soanプロジェクトwith手鞠

 

Soanプロジェクトwith手鞠Member

Soan / 手鞠 / from Bräymen) / 祐弥(from DuelJewel) / Sachi(from 黒色すみれ)

                                              

『夕闇に鳴動する衝動と幸福の在処』

『相対する質量の交錯する熱量』

『黄昏色に融解する視界と屈折した類推(アナロジー)』

『林檎の花の匂いと記憶野に内在する存在。』

『それは呪いと同義語の魂の鎖 永遠に続く祝福と云う名のカルマ』

『sign…-resonance-』

『感情を媒介として具象化する感傷の逝く宛』

『正否の相違、或いは利害の不一致』

『醜悪なる獣穿つ矢、致死を以て野卑を屠る』

『吐情、舌上、熱帯夜』

『落下の挙動、加速、暗転、反射 そして調和する僕と君と。』

-ENCORE-

『それを僕は普遍と呼び、君はそれを不変と詠んだ』

 


2019年02月04日 (月)

【ライヴレポート+最新情報】<Soanプロジェクト その2.>with芥◆2019年1月27日(日)池袋EDGE<『動猛成る狂想、動脈に射つ。』~2019 1st Oneman Live~>

REPORT - 19:00:05

舞台の上には、和服姿のメンバーたちが凛々しい姿で立っていた。前日に行ったSoanプロジェクトwith手鞠とは異なる和装姿なのも嬉しいじゃない。

Soanプロジェクトwith芥としての2019年のライブは、先に2マンシリーズを通して幕を開けていた。とはいえ、ワンマン公演という形は今回が今年初となる。

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 1月27日(日)、Soanプロジェクトwith芥は3rdミニアルバムと同じ「『動猛成る狂想、動脈に射つ。』~2019 1st Oneman Live~」とタイトルを掲げ、Soan/芥(from Chanty)/K/Shun(from DuelJewel)/Ivyというお馴染みの仲間たちと一緒に池袋EDGEの舞台に立っていた。ここからは、あの日の熱狂の模様をお伝えしようか。

 

 和装姿の似合う彼らに相応しく?、今宵のライブの始まりを飾ったのが、和心抱いた雅なロックナンバー『月欺けば傀儡が笑う』だ。冒頭から、荒ぶる祭りビートに合わせ観客たちが右へ左へ駆けだした。まさに宴の幕開けに相応しい、感情の留め金を一瞬にして壊す楽曲だ。サビでは両手を華麗に舞い揺らし、煽り部分では荒ぶる声を上げ激しく身体を折り畳み、沸きだす感情を舞台上へぶつける観客たち。今宵も…いや、何時も以上の熱を抱え込みながら、会場中の人たちを荒れ狂う祭り人に変えてゆくライブが目の前には生まれていた。

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「派手にいこうか!!」、Soanの煽りを受けて飛び出したのが『朽ち木の行方』だ。雄々しく、何より気高さを持って牙を剥く演奏に、身体が激しく騒ぎだす。誰もが叫びたい感情を、頭を振り、身体を折り畳み、大きく手を振り、跳ね続けることで舞台上へぶつけていた。頭上高く掲げた両手を打ち鳴らすたびに理性が消えてゆく。むしろ、現実など頭の中からすっほり消し去ってくれ!!

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芥の「3.2.1.GO!!」の掛け声を合図に、観客たちが一斉に左右へモッシュ。その様へさらに熱を注ぐよう、Soanが「飛べ、飛べ、飛べ、飛べ」と声を張り上げる。誰もが右手を頭上高く掲げ、『薄紅は舞い散り寂光に消える』に合わせ高く跳ね続けていた。会場を揺らすくらいの勢いで、乱れ騒ぐ観客たち。そう、この熱狂の風景こそSoanプロジェクトwith芥に似合うライブの洋服だ。何度も何度も繰り返される「飛べ、飛べ、飛べ、飛べ」の声。感情は早くも壊れてしまいそうだ。

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ここで、同期のデータが飛ぶというハプニングが。ならばと、ここは生演奏だけで勝負。それくらい、今宵のメンバーたちの気持ちは最初から熱く燃えたぎっていた。しかも、同期の音を埋めていたのが観客たちの絶叫。荒ぶり疾走する『隔つ虚構紡ぐ真実と憧憬』の演奏に合わせ、沸き上がる気持ちを拳と叫びに変え全力で舞台上へぶつける観客たち。その熱に浸りながら冷静でなどいれるわけがない。雄々しく叫びながら、想いを求める芥。その声に、熱を降り注ぐ観客たち。互いに気持ちを剥き出しに感情をぶつけあう。これこそが、ライブだ!!

 

雰囲気を一変するように流れたのが、触れた人たちの感情を奈落へ落とすもの悲しさを持った暗鬱な音色たち。やがて演奏は、歪みと狂気を携えた『透過幕』へ。一筋の美しさを重ねながらも、その音が生み出していたのはノイズにも似た黒い轟音。濁った衝撃的な音の上で、刹な感情のままに歌を唱える芥。なんて切なさを抱いた楽曲だ。芥の歌声は、澱みなき心の慟哭にも思えていた。堕ちてゆくほど、その叫びは純化されてゆく。

 

Soanの大地を揺さぶる原始的なドラムソロを挟み、ライブは『濁った瞳』へ。芥の「濁った瞳は」という声に触れたとたん、彼の歌声に気持ちがグッと引き寄せられた。猛々しい轟音が渦巻く中、芥は揺れる気持ちのまま、抑揚した声を持って嘆く心を歌いあげる。その歌声は、濁った景色の先に、無垢な心の嘆きと純潔な想いを映し出していた。

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赤く濁った音の中から沸き上がるスリリングな空気。張り裂けんばかりの痛みの中から、生を持った声のように『sign…』が響きだした。演奏が進むごと、脈動した赤い力を増してゆく歌と演奏。その境界線を超えたら身体が切り刻まれそうだ。でも、その誘惑に手を伸ばしたくなる。スリリングな衝撃をしっかり心で受け止めていたい。まさに、そんな気分だ!!

 

「さぁ、声を出していこうぜっ!!」、『undelete』に触発され、メンバーらの求める声に煽られ、フロアー中から無数の拳が舞台上へ向け突き上げられる。沸き上がった興奮を冷ましている暇はないぜと言わんばかりに、重厚でシンフォニックな楽曲を通してさえも、彼らは理性のその先にある景色へ飛び込みなと煽り続けてきた。「吐き出せー!!」の芥の声を受け、喉を枯らし声をぶつける観客たち。でも、熱を抱いた今宵の宴はこんなものじゃ許されない!!

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「さぁ、踊ろうかー!!」。感情のブレーキを取っ払うようにSoanプロジェクトwith芥がぶつけたのが、『躁狂の踊り子~山紫水明の宴~』だ。「飛べ飛べ飛べ飛べ」の煽りへ呼応するように、会場中の人たちが手にしたタオルを振りまわし、熱狂の踊り子となり、全力で右へ左へ駆けだした。「踊れ」「歌え」「狂え」、芥の声に触発され、誰もが喉を枯らす勢いで声を張り上げ、何度も何度もタオルを振りまわし右へ左へ駆け続けていた。理性をすべて消し去り宴人となる。この熱狂こそ、Soanプロジェクトwith芥のライブに相応しい風景だ。

 

 続く『arrive』でも、猛り狂った宴は終わりを知らずに繰り広げられていた。絶叫と熱狂が支配する空間の中、魂を揺さぶる強靱なダンスロックに乗せ、誰もが祭りを彩る跳ね人となり、我を忘れ、宴に熱狂の花を咲かせ続けていた。「求めれば求めるほどに失うのが怖くなる」。ならば、失わないように、その熱を止めなければいい。彼等が導くままに飛び続ければ、それでいい!!

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「吐き出せー!!」。Soanプロジェクトwith芥がこの空間に描き出したのは、熱した感情と感情を、壊れた理性と理性を、沸きだす野生と野生な感情をぶつけあう戦いの場。『hysteria show time』の演奏に合わせ誰もが螺子の壊れた人形となり、右拳を下ろすことなく、池袋EDGEの床を何十回と踏み叩き、ほとばしる汗をと共、この空間を真夏の宴にも似た様へ染め上げていった。

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「そのパワーで、向こうまでいこうかー!!」。本編最後にぶつけたのが、『frowery count』だ。会場中の人たちが演奏に合わせ絶叫し、頭を振り乱し、拳を突き上げ、一体化した狂乱と恍惚と歓喜の様を創り出していた。この日もSoanプロジェクトwith芥は、止まることなき熱狂呼び起こす宴を描き続けてくれた。緩みを知らないジェットコースターのように、一度Soanプロジェクトwith芥のライブへ飛び乗ったなら、彼らが宴を止めるまでは、終始熱を上げながら、熱狂の限界を超えた先の風景を求め続けたい。限界を超えた先には、日常では出会えない自分と出会える。それを味わいたくて、みんなここへ集うのだから。

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 「お前たちの本気を見せてくれるか!!、全員吐き出せ!!」。アンコールでも、先に作っていた熱狂をさらに盛り立てるように、この日の始まりを告げた雅で妖艶な和ダンスロックナンバー『月欺けば傀儡が笑う(煽りループver.)』をふたたび演奏。熱い手拍子が飛び交えば、フロアー中を大勢の観客たちが右へ左へ駆け続けてゆく。壊れた感情を揺り戻すように、熱狂の中、満面の笑顔で騒ぐ観客たち。途中には、終わりを知らぬ逆ダイや折り畳みの光景も誕生。騒げ、騒げ、騒げ、踊り狂うその様を持って、眠っていた己をすべて開放してしまえ!!。

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「プロジェクトが3年続いていくって、稀に見ることだと思います。ぞれぞれの歩いてきた道が繋がってこの空間が出来ています。今年は、愛や恋を紡いで、愛にあふれた年にしましょう。そして、未来に向かって突き進みましょう。」(芥)

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「降りしきる雨がいくら強かろうと、この傘を射して一緒に進めたらいいなと思います」。芥の言葉に続き、放熱し続けた宴を優しく抱きしめるよう、最後の最後にSoanプロジェクトwith芥は『紫陽花がまた咲く頃に』を届けてくれた。ライブという場に生まれた空気をそのまま吸い込んだ『紫陽花がまた咲く頃に』は、何時も以上に熱を発しながら、会場中に心を熱く揺さぶる想いの雨を降らせていた。こんなにも肌に嬉しく刺さる想いのこもった雨なら、いくらでも全身に浴びていたい。その熱が、僕らを紫陽花のように綺麗な心に生まれ変えてゆくのだから。

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 次にSoanプロジェクトwith手鞠とSoanプロジェクトwith芥に同時に出会えるのは、振替公演となった5月19日の新横浜公演、6月1日と2日の高田馬場AREAになる。6月はSoanプロジェクト始まりの日であり、Soanの誕生でもあるように、ぜひ、祝福の宴を、また共に作り上げようじゃないか。

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PHOTO:インテツ

TEXT:長澤智典

 

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Soanプロジェクトwith芥Member

Soan/芥(from Chanty)/K/Shun(from DuelJewel)/Ivy

                                              

『月欺けば傀儡が笑う』

『朽ち木の行方』

『薄紅は舞い散り寂光に消える』

『隔つ虚構紡ぐ真実と憧憬』

『透過幕』

『濁った瞳』

『sign…』

『undelete』

『躁狂の踊り子~山紫水明の宴~』

『arrive』

『hysteria show time』

『frowery count』

-ENCORE-

『月欺けば傀儡が笑う』煽りループver.

『紫陽花がまた咲く頃に』

 

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Soanプロジェクト、61日と2日に3周年公演「理想郷」と「集束」の開催を発表!!

 

Soanがみずからのプロジェクトを立ち上げ、新たな動きを示したのが2016年6月1日のことになる。6月1日は、Soanがこの世に生を授かった日。彼は、みずからの意思を示した日を選び、これから自分が背負い続ける生き方を。一つの”命を持った音の姿”を、Soan自身を愛してくれるファンたちに示しだした。それが、先に触れた2016年6月1日に高田馬場AREAを舞台に「『オトノタカラバコ~Soan Birthday Special Live~』」と題して行った、Soanプロジェクトとしてのライブだった。静な衝動を綴るSoanプロジェクトwith手鞠、激情した想いを解き放つSoanプロジェクトwith芥。Soan自身の心を2つの音の姿に変えながら、彼は、ライブと作品を重ねながら、果てない音楽の航海へ帆を上げ進み出した。

 

2017年には「Soanプロジェクト1st Anniversary Oneman Live『ココロノコエ~Soan Birthday Special Live~』」と、2018年は「Soanプロジェクト2nd Anniversary Oneman Live『ココロノコエ~Soan Birthday Special Live~』」と題し、Soanの誕生日である6月1日を迎えるごと、それまでの1年間の歩みの集大成を成すワンマン公演を、ホームグラウンドとなる高田馬場AREAを舞台にSoanは行ってきた。

 

もちろん、3周年目となる今年の6月も、Soanは高田馬場AREAで、自身とSoanプロジェクトの両方を祝う”Birthday Special Live”を開催する。Soanは、今年の3周年公演を2日間行うことを発表。日時は、6月1日と2日。Soanのリアルバースデイ当日となる6月1日の公演に、彼は「Soanプロジェクト3rd Anniversary 2days Oneman Live『理想郷~Soan Birthday Special Live~』」と題せば、6月2日の公演には「Soanプロジェクト3rd Anniversary 2days Oneman Live『集束~Soan Birthday Special Live~』」と名付けてきた。「理想郷」と「集束」、その言葉が示す意味は、いずれSoanプロジェクトwith手鞠やSoanプロジェクトwith芥の行動を通して明かされるだろう。まずは、2日間行うことを素直に喜びたい。今年も、Soanプロジェクトの進撃の音は鳴り続ける。その音を、あなたもその手でつかみ取らないか!!

 

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2019.6.1(sat)Takadanobaba AREA

Soanプロジェクト3rd Anniversary 2days Oneman Live『理想郷~Soan Birthday Special Live~』

 

2019.6.2(sun)Takadanobaba AREA

Soanプロジェクト3rd Anniversary 2days Oneman Live『集束~Soan Birthday Special Live~』

※詳細は後日解禁

 

TEXT:長澤智典

 

 


2019年02月01日 (金)

【ライヴレポート】<Kra LIVE 2019『創りし者 / FOUR CHILDREN』>2019年1月25日(金)マイナビBLITZ赤坂◆君と小さな花になろう。二人で揺れていよう────。 この4人の結晶全25曲を展開、最高のフィナーレ! そして、nextメルヘン解禁!

REPORT - 13:00:46

17年前の9月11日、Kraはこの世に産声を上げた。

景夕(Vo)、舞(G)、結良(B)、靖乃(Dr)の4人は「ファンシー&メルヘンポップ」を掲げ、当時のヴィジュアルシーンの中へ「ファンタジックでメルヘン」な毒を隠し持ちながらも愛らしい世界観を投影しながら、彼らの音楽へ触れた人たちにたくさんの夢を与えてきた。

2011年には新たにタイゾ(G)を迎え、今の体制に。その頃には「ファンシー&メルヘン“ロック”」な姿へと進化。

より多様な表現幅を描きながら、触れた人たちの心へ夢から悪夢まで色とりどりな物語を映し出していった。

その本に綴られた物語へ惹かれるのは、読んでいる間中「この先どうなるのだろう?」と期待に胸を膨らますワクワクがずっと続くからだ。しかも長編作品ほど予測もしなかった展開や悲劇が起こり、期待や願望を裏切られることも往々にしてある。

むしろ読者の期待を裏切る展開が、また新たな期待を膨らませることにも繋がってゆく。

 

4人で物語を綴り続けてきたKraは、1月25日にマイナビBLITZ赤坂を舞台に行った<Kra LIVE 2019『創りし者/FOUR CHILDREN』>を通し、一つの読点を打った。

そこは“一つの章の終わり”と言ったほうが正しいだろうか。

今回の「章の終わり」は、「次の章」へ向け、とても大きな物語の改変を成すきっかけとなった。

何よりKraとして歩んだ17年間の歴史の歩みや足跡の大きさを、演奏を通しメンバー自身がその身で感じ続けていた。

この日、マイナビBLITZ赤坂で何が起こったのか。

その模様をここへ記したい。

 

 

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今宵は身体が求めるまま、熱した演奏と景夕の歌声に合わせ、思う存分に暴れようじゃないか!

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 メンバーが登場するたびに響く大きな黄色い歓声。

4人に向けて叫ぶ声が4つの名前を告げ終わると同時に、景夕、タイゾ、結良、靖乃、4人の雄姿を刻むライブが幕を開けた。

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 冒頭を飾ったのが、Kraの活動初期頃からライブに熱狂を描き続けてきた「artman」だ。

歪みを上げた激しい演奏に合わせ、思いきり頭を振る観客たち。

景夕は時に荒ぶる声を上げ、時に甘い誘いをかけながら、観客たちを自分たちの懐へと導いてゆく。

時空を超え、時代の流れを自由に行き来するように、大勢の人たちが自分の体感してきた思い出の中のKraの姿を今の4人に重ね合わせ、笑顔で歌い、拳を振り上げ、声を上げていた。

騒げ、騒げ。

今宵は身体が求めるまま、熱した演奏と景夕の歌声に乗せ思う存分に暴れようじゃないか!

 

 「君たちの心に眠っている小さな声を胸いっぱいの力で叫んで欲しい。

その声を、我々が世界へ届けよう」。

景夕の声を受け流れたのが、「覚醒ディストーション」。

胸の奥底に閉まっていた荒ぶる感情や歓喜の想いを外へ一気に連れ出すように、観客たちを煽る4人。

光を携え走る演奏に身を預け、誰もが気持ちを素直に開放してゆく。

心の叫びをもっと歪ませろ、身体を振動させながら昂る気持ちを響かせろ。

それこそが、自分を開放してゆく最強の手段。

その楽しさを、彼らが熱した演奏を通して教えてくれた。

 

とてもたおやかな表情と激しく疾走する勢いをミックスアップ。

「無拓と無択と」が、はしゃぎたい観客たちの身体や感情を右へ左へと揺らしていく。

心へ温かな色を塗り重ねる景夕の歌声へ素直に心を委ねたい。

駆ける演奏に身を預けながらも、気持ちは自由を謳歌する景夕と一緒に、おおらかな心のままこの空間の中で揺らめいていた。

 

「今日は大事なライブですけど、何時もと変わらないテンションでやらせていただきます。

赤坂BLITZは8年ぶりですよ」(景夕)

「アルバム『ナロとトルテ』ツアーのファイナル以来」(タイゾ)

など、赤坂BLITZにまつわる思い出を語るメンバーたち。

靖乃は、当時のステージで着たカボチャの衣装について「着にくかった」など、8年ぶりの告白も告げれば、「舞台中央に設置していた大きな薔薇が、靖乃がドラム台へ足を運ぶと同時に消え去ったのにはビックリした。あれは靖乃用のセット?」(結良)など、とりとめのない…いや、何時も通りのたわいもない会話が舞台上から飛び交っていた。

 

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感情の扉を開くよう、触れた人たちの気持ちも思いきり外へ解き放ってゆく。

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「今日は精一杯、4人の力を振り切ってやります。

別れもあれば出会いもあります。

でも我々は、待ち人のように何があっても待ち続けます。」

 

 景夕の言葉を受けて奏でたのが、「待ち人」。

ソリッドなギターの音色へ導かれ駆けだした演奏の上で、哀切な心模様を歌い叫ぶ景夕。

スリリングな楽曲なのに胸を優しく揺らすのは、景夕の歌声が暖かな想いの熱を発していたからだ。

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ピンク色の光に包まれた妖しい空間。

会場中の人たちを微睡みの世界へ連れ出すように届けたのが、「上海遊戯」。

心を惑わす妖しく艶めいた世界へ触れていると、そのまま夢の舞台へ堕ちてゆくようだ。

しばし心地好さ覚える宴へ身を委ね、ゆったとり微睡んでいたい…。

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タイゾのカッティングギターの旋律を合図に、熱を持って飛び出したのが「Alice」。

「もうこれ以上独りにしないでよ」「僕もそこへ行けるよね」など、心に渦巻いていた想いを解き放つように歌う景夕。

感情の扉を開くような力強い心の叫びが、激しさと浪漫を重ね合わせた演奏が、触れた人たちの気持ちも思いきり外へと開放していった。

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「俺とタイゾが脱退するのを発表してから、ここまであっと言う間。

だけど、何時も通り“なんて最高な場所におるんやろう”と感じながらライブをやらせてもらっています。

ほんと、最高!」(靖乃)

「自分で心拍数が上がっていくのを感じててね。

今日だけで3日くらいは寿命が縮んだ。それくらいライブ前は緊張したよ」(結良)

「Kraを長年やってきた上で言うけど、俺はクールじゃないの。

Kraにいると会話に入る隙間がないからクールに見えるの」(タイゾ)

など、何時も通りのとりとめもない会話をしてゆくところがKraらしさ。

3人の会話へ絡む景夕の言葉がちょっとうざ…激し過ぎたので、ここでは控えておきます(笑)。

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一触即発なこの熱した空間に触れているだけで、身体が激しさを求め叫びたくなる。

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「向こうから何かがやってくるぞ、サァカスだ!」

景夕の言葉を、これから始まる物語への期待感を、雄々しい演奏が後押ししてゆく。

Kraが招き入れたのが「サァカス」だ。

何かが起きそうなスリリングな演奏の上、道化のような仕種や語りを魅力に、景夕が観客たちを自身の懐の中へ呑み込んでゆく。

ドキドキとした好奇心が膨らみだす。

さぁ、今宵のKraはどんな興奮と熱狂を届けてくれるんだい?

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 妖しくうねる結良のベースへ導かれ、心地好い緊張感を持って飛び出したのがクールかつダークでスリリングな「カラスノマクラ」だ。

景夕の叫びを合図に、勇猛さと躍動を増す演奏。

妖しい熱に侵された心や身体が、景夕の誘いに合わせ小刻みに揺れ続ける。

熱を携えたその調べが、心地好くてたまらない。

 

会場に撒き散らした熱をさらに沸騰させるように、続いて「LOAD MY HEART」を突き付けた。

痛みさえ忘れるくらい昂る感情を胸に、荒ぶる気持ちのままに攻めるメンバーたち。

景夕の誘いへ、身体を折り畳み想いを投げ返す観客たち。

一触即発なこの熱した空間に触れているだけで、身体が激しさを求め叫びたくなる。

 

「まだまだいこうかー!これこそが現実だ!」

景夕の叫びに続いて届けたのが、雄々しき感情を描き出した「It is What It is」だ。

その演奏は理性を脱ぎ捨て、裸の気持ちでぶつかってこいと誘いをかけ、共に暴れようぜ!と熱狂の戦いを挑んでいた。

誰もがワイルドな演奏へ飛び乗り、全力で跳ね続けていた。

沸き立つ感情をすべて解き放たないことには、ここにいる意味がない!

 

そんな高ぶる感情を唸るグルーヴを通して熱く揺らすように「GUSTAV」を演奏。

激しくファンキーにうねる野性味たっぷりな楽曲の上で、景夕が全身を震わせ、気持ちの奥底に閉まっていた感情をえぐり出すように叫んでいた。

なんて狂おしいほどに高揚した歌声だ。

情熱を携えた歌声と演奏がどんどん理性を狂わせてゆく。

 

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熱狂のタクトを振る景夕が、会場中の人たちを淫らな男と女に変えてゆく。

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「頭ー!」

重く激しく疾走した「ダーリンインザダーク」の登場だ。

すべての障害をなぎ倒すように、会場中の人たちが狂ったように身体を揺らし、拳を振り上げ、彼らの作りあげる熱狂の戦いの地へ全力で挑んでいた。

今宵のKraはファンタジックでロマンティックな顔を極力隠し、毒々しい魔性の魅力を持って観客たちの感情を熱狂と興奮という色に染めあげていた。

 

「いこうぜ、赤坂!」

挑発するように響く結良のベース。

そこへ絡むのは、ヒステリックな旋律を奏でるタイゾのギター。

雄々しい靖乃のドラムビートも重なる中、「恋情フィソロフィ-」を奏で、観客たちの感情を酩酊した音の中へ落としてゆく。

なんて艶めいた景夕の歌声だろう。

雄々しく唸る演奏の上、激情と抑揚など感情のハンドルを巧みに操りながら、景夕は笑顔で観客たちを熱狂の中へグイグイ引き込んでゆく。

微睡みの中で熱を覚える、心地好いこの感覚に溺れそうだ。

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ファンキーなブラスの音色が高らかに鳴り響いた。

さぁ、もっともっと妖しい宴の中、心を淫らに染めあげ、Kraと一緒に踊り祭ろうか。

「Cab.D」が連れ出したのは、心を妖しく塗り替える極彩色な宴の園。

華やかなのにスリリングな演奏に乗せ熱狂のタクトを振る景夕が、会場中の人たちを淫らな男と女に変えてゆく。

さぁさぁ心の騒ぐまま、彼らの奏でる華やかでファンキーな演奏に心を染め、踊り続けようじゃないか!

 

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4人が望むことは、信念を曲げずに奏でていくこと。

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騒ぐ気持ちやはしゃぐ身体へ熱狂のエナジーを注ぐように投下されたのは「ロック~兵定法」。

その歌は瞬く間に理性の留め金をぶち壊し、会場中の人たちの感情の螺子を緩め、暴れ騒ぐ人形へ変えてゆく。

激しく煽る演奏へ触発され、無邪気に騒ぎ狂う観客たち。

誰もが全力で頭を振り乱し、化粧も心も崩していた。

そこから見えてきたのは、熱狂に身を浸しはしゃぐ観客たちの本性。

終盤には感情と感情を、絶叫と絶叫を、魂と魂をぶつけあうバトルも勃発。

 

続く「ショータイム」でも、誰もが全力で気持ちを一つにKraの4人に熱狂の戦いを挑み続けていた。

それにしてもここまで魔性の牙を剥き出しに彼らが観客たちに挑みかかるとは。

すでに会場は暴れ狂う人たちが入り乱れる、熱した闘技場と化していた。

 

 「今日でこの4人は最後ですけど、おのおのがそれぞれの道を探して、またみんなのところへ戻ってくると思います。

そのときは笑顔で迎え入れてください。

みなさんの心の中には大きな、けっして曲がることのない旗が一つあると思います。

この4人が望むことは、その信念を曲げずに奏でていくこと」

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Kraが最後に届けたのは、活動初期からKraの顔として輝きを放ち、彼らを揺るぎない存在として支え続けてきた「ブリキの旗」だ。

眩いミラーボールの輝きを全身に浴びながら、自分たちの強い意志を彼らはこの「ブリキの旗」へすべて注ぎ込み、その場にいる一人一人の心の大地へその旗をしっかりと突き刺していった。

けっして倒れることのない「ブリキの旗」が心の中ではためき続ける限り、僕らも、Kraのメンバーたちも、一緒に旗の袂へ小さな花を咲かせていけるはず。

「君と小さな花になろう 二人で揺れていよう 想いを告げ告げられて...そんな二人でいつづけていよう」と、何度も繰り返される観客たちの合唱。

その声がとても温かく胸に響いていた。

その温かい声をじっと受け止める4人。

その想いは、4人の心へもしっかり届いていた。

Kraは僕らの心に、小さいけど枯れることを知らない、未来へ向かって揺れる花を確かに咲かせてくれた。

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野生な感情を剥き出した演奏に、心が熱く騒いでゆく。

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 「アンコールは、この4人から始まったこの曲から。」

景夕の言葉に続いて飛び出したのが、タイゾが加入して初めてシングルとしてリリースした「不思議な世界からの招待状」だ。

華やかで激しいダンスロックへ飛び乗り、フロア中の人たちがふたたび理性のスイッチをパチンパチンと切りながらはしゃぎだす。

舞台上のメンバーも「奇跡をみさせてあげよう」と心弾む演奏を突き付けてゆく。

何時しか演奏は、華やかでゴージャスな姿に変貌。

今宵は、このまま一緒に騒ぎ尽くそうか。

 

止まることなく演奏は「ミセス」へ。

はしゃぐ気持ちへ熱狂を注ぐように、マジカルでファンタジックな演奏へ熱した感情を重ねあわせ、彼らはフロア中の人たちを妖しく挑発。

甘えたように歌う仕種も魅力的だ。

そして歌が進むごとに熱を持って騒ぎだす演奏が、気持ちを嬉しく掻き乱してゆく。

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結良の激しいベースに導かれ、メンバーたちがワイルドでスリリングな演奏を繰り出した。

怪しさも携えた景夕の歌声へ微睡みを覚えながら。

それ以上に、妖しい熱狂を携えた「彷徨えど夜」に触発され身体が熱く火照り続ける。

覚めない熱へどんどん熱を描き加えてゆくメンバーたち。

野生な感情を剥き出した演奏に、心が熱く騒ぎだす。

 

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何度も何度も、終わりを迎えることを忘れたように「HELLO!!」と叫び続けていた。

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「この4人で最後のライブになります。

楽しんでいただけたら、それが我々の幸せでございます。

我々は、みなさんが楽しかったと言ってくだされば十分でございます。

4人でやってきて、2人が新しい場所へと向かっていくけど、2人を力強く見送ってくださいね」

 

景夕の言葉に続いて届けたのが、「例え」だ。

タイゾの荒々しいカッティングビートへ飛び乗り、光をつかむように、大空へ駆け上がるよう、彼らは大らかな気持ちと雄々しく躍動する想いを携えながら、観客たちと一緒に音の空間を自由に漂っていた。

演奏に合わせ飛び跳ねずにはいられない。

なんてスカッと晴れた気持ちへ導く歌だろう。

このまま眩い輝きの中、彼らと一緒に楽しく人生を謳歌しようじゃないか。

 

「雨の」「告白」のやり取りから、演奏は「雨の告白」へ。

激しく跳ねる演奏の上で、明るく挑発するように歌う景夕。

心揺れるまま、身体の騒ぐままにはしゃぎ倒したい。

気持ちを心地好くフワフワと揺らす景夕の歌声に合わせ、このまま跳ね続けようか。

 

胸を弾ませる、とてもロマンティックな「空中ブランコ」の登場だ。

気持ちを嬉しく騒がせる演奏に合わせ、右へ左へ身体を揺らす観客たち。

間奏では両隣の人たちと手を繋いで飛び跳ねる場面も。

景夕と観客たちとの歌の交わしあい。

何よりこの歌が、会場中の人たちを開放した気持ちへ導いてゆく。

それが嬉しいじゃない。

 

 「暴れていこうかー!」「ぐっちゃぐちゃにしていこうぜ!」

ふたたびこの会場を熱狂の闘技場へ様変えようと、Kraは荒ぶる煽りナンバー「明日屋」を叩きつけた。

終始、攻めの姿勢で観客たちへ挑みかかるメンバーたち。

景夕の叫ぶ「HELLO!」の声はもちろん、靖乃や結良、タイゾの叫んだ「HELLO!」の声へ応えるように何度も何度も「HELLO!」と熱い声を返す観客たち。

叫びを交わしあうたびに、感情のレベルゲージがぐんぐん上昇してゆく。

誰もが気持ちの奥底から沸き上がる声を張り上げ、両手を思いきり花咲かせ、何度も何度も、終わりを迎えることを忘れたように「HELLO!」と叫び続けていた。

 

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一人一人に夢があれば、我々は何時だって花になれる。

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「いつも通りがいつも必ずあるわけじゃないからこそ、そのときそのときを大切に生きてください」(結良)

 

「今日は終わりというよりも、次へ繋げる日。

それぞれのメンバーの人生を応援してくれたら俺は嬉しいなと思います。

みなさんも素敵な人生を、幸せに生きてください。」(タイゾ)

 

「最高に気持ちいいっすね。みんなの笑顔と共に今日を過ごせて最高ハッピーです」(靖乃)

 

「この先も自分たちの人生はまだまだ続いていきます。

今日のライブが終わっても、それぞれに夢は続けば、君たち一人一人にだっていろんな夢があるでしょ。

その一人一人に夢があれば、我々はいつだって花になれるはず。

そのためにも我々は旗を掲げ、夢を絶やすことなく、それぞれに決めた人生を生きたいと思います。

この4人のこの先も、どうぞよろしくお願いします。

Kraといえばメルヘン、そんな世界を作ったこの曲でお別れしましょう。」(景夕)

 

景夕、タイゾ、結良、靖乃。この4人のKraとして最後に届けたのが、Kraらしいメルヘンかつファンタジックでカラフルな香りを満載した「エキストラキングダム」だ。

いつも笑顔を届けてくれる彼ららしい、温かく華やかなメルヘンワールドをKraはこの空間に描いてくれた。

誰もが演奏に飛び乗り、くしゃくしゃな笑顔で跳ね続けていた。

キラキラと輝く音をつかんでは、今宵手にした素敵な想いを胸に詰め込みながら、彼らと一緒に夢の景色の中、無邪気にはしゃぐキッズに戻っていた。

 

 ここで物語の一つの章は幕を閉じた。

でも、物語自体はまだまだ続いてゆく。

その夢の続きを、ふたたび一緒に描こうじゃないか。

そして…。

 

この日、これからのKraの展開を成す様々な行動が発表になった。

彼らは、新たな展開を発表するに当たり「絶えず有り続ける事、それが答え」と言葉を投げかけてきた。

それが、終わらない物語を綴り続けているKraに対する景夕と結良の回答だ。

その物語の続きを、これからも共に見続けていこうではないか。

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PHOTO: NORl

TEXT:長澤智典

 

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◆Kra LIVE 2019『創りし者 / FOUR CHILDREN』
2019年1月25日(金)マイナビBLITZ赤坂

セットリスト

 

-SE-

『artman』

『覚醒ディストーション』

『無拓と無択と』

-MC-

『待ち人』

『上海遊戯』

『Alice』

-MC-

『サァカス』

『カラスノマクラ』

『LOAD MY HEART』

『It is What It is』

『GUSTAV』

『ダーリンインザダーク』

『恋情フィソロフィ-』

『Cab.D』

『ロック~兵定法』

『ショータイム』

-SMC-

『ブリキの旗』

-ENCORE-

『不思議な世界からの招待状』

『ミセス』

『彷徨えど夜』

『例え』

『雨の告白』

『空中ブランコ』

『明日屋』

『エキストラキングダム』

 

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★赤坂BLITZ映像化!ライブDVDリリース決定!

LIVE DVD

「Kra LIVE 2019『創りし者 / FOUR CHILDREN』@2019.01.25 マイナビBLITZ赤坂」

 

*ONLINE SHOP完全受注販売*

[仕様予定]:DVD+20P BOOKLET

[お届け予定]:4月下旬

[価格]:特典付き¥8,000 (税込、送料別)

※特典 OFF SHOT DVD

 

・PS COMPANY ONLINE SHOP http://psshop.jp/

※予約期間: ~2019年02月28日(木)23:59

 

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■Kra 主催 イベント『エキストラキングダムvol.1』

2019年3月26日(火)池袋EDGE

[開場/開演] 16:00/16:30

[ゲスト] heidi. / ラッコ 

 

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■Kra SPRING LIVE 『ショータイム2019』

4月14日(日)高田馬場AREA [開場/開演] 16:00/16:30

5月11日(土)町田The Play House [開場/開演] 16:00/16:30

5月18日(土)静岡Sunash [開場/開演] 16:00/16:30

5月25日(土)新横浜NEW SIDE BEACH!! [開場/開演] 16:00/16:30

 

[前売] 各5,000円(税込、D代別、スタンディング)

 

☆FINAL

6月22日(土)サンリオフェアリーランドシアター

公演詳細後日

 

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■Kra LIVE 『サタデーナイトフィーバー2019』

8月03日(土)西永福JAM 

8月10日(土)西永福JAM

8月17日(土)西永福JAM

8月24日(土)西永福JAM

公演詳細後日

 

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■Kra 18th anniversary LIVE【 続・花の青春18切符 】

2019年 9月11日(水) TSUTAYA O-EAST 公演詳細後日

 

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■MIMIZUQ主催EVENT TOUR「ナミダの森の木の下で」

[出演] MIMIZUQ / Kra / Braymen / umbrella

4月06日(土) アメリカ村BEYOND [開場/開演] 16:30/17:00

4月07日(日) 名古屋ell. FITS ALL [開場/開演] 16:30/17:00

4月15日(月) TSUTAYA O-WEST [開場/開演] 17:30/18:00

 

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★Kraオフィシャルサイト★

http://www.pscompany.co.jp/kra/

 

★OFFICIAL FAN CLUBコロポックル★

入会ご希望の方は http://fckra.emtg.jp/(PC・スマホ・携帯) にてお手続きください。

 

★ ブリキのサーカス団★

https://ブリキのサーカス団.com/


2019年01月23日 (水)

【ライヴレポート】2019年1月20日 Billboard Live TOKYO<INORAN 2019 NEW YEAR PREMIUM ACOUSTIC LIVE>◆全ファンが酔いしれる特別なアコースティックライブ──。

REPORT - 14:38:44

  Photo by:ヤマダマサヒロ

 

 

 「シンガーとして、やっと自分らしくステージに立てるようになった…」ライブ終了後の楽屋で、INORANは晴れ晴れした表情で、自身の想いを語った。

 

 ビルボードライブ東京で行われた、INORANにとって今年最初のライブ『INORAN 2019 NEW YEAR PREMIUM ACOUSTIC LIVE』は、従来のバンドスタイルではなく“歌とアコースティックギターで自身の音楽性を表現する”という、新たな試みが行われたスペシャルな内容となった。

 

 このアコースティックライブのルーツとなるのは、17年『SOLO 20TH ANNIVERSARY TOUR 2017-INTENSE/MELLOW-』で披露された、アコースティック編成による演奏セクション“Bar Mellow”である。Bar Mellowは、静と動の異なる音楽性をエレクトリックなINTENSE、アコースティックなMELLOWで描き出したセルフカバーベスト作『INTENSE/MELLOW』の世界観を、ライブで表現するためのものであったが、その演奏には普段のロックな激しさと異なるフォーキーな素朴さが宿っており、改めてINORANというミュージシャンの“奥深さ”に気付かされた。

 

 INORAN自身も、このBar Mellowの演奏に確かな手応えを感じたようだ。17年ツアーの際、筆者は、ライブ後の楽屋で楽しそうにアコースティックギターを弾くINORANを目撃し、今もその光景が強く記憶に残っている。そう考えると、今回彼がアコースティック編成で、『INORAN 2019 NEW YEAR PREMIUM ACOUSTIC LIVE』を行ったことは、やはり必然だったのだろう。

 

 アコースティックライブということで、今回はボーカルとアコースティックギターがINORAN、ピアノがTourbillonの“盟友”葉山拓亮、ヴァイオリンがYui、チェロが島津由美という、普段のバンドとは異なるアンサンブル編成になった。

 

 ファンにとっては“従来のバンド編成と今回のアンサンブルでは、どれだけサウンドが変わったのか?”が、非常に興味のあるテーマだろう。これは、筆者の個人的な見解ではあるが、14年リリースのミニアルバム『Somewhere』のバラード「Sakura」は、今回のサウンドイメージが上手く表現されている曲だと思う。ライブでも「Sakura」は披露されたが、色彩豊かな鍵盤の音色、情緒的なストリングスのコントラストが描き出す柔らかで、温かみのあるサウンドは、間違いなく本アンサンブルの核といえるものだった。

 

 冬の寒さが一段と厳しさを増す大寒の始まりが嘘のように、1月20日のライブ会場がある六本木は、日中の最高気温が13度と暖かな陽気だった。会場には満員のオーディエンスが集結し、ビルボードのお洒落なカクテルや絶品な料理を楽しみながら、リラックスしたムードで会話を弾ませていた。

 

 開演時間になり、ステージに葉山、Yui、島津、アコースティックギターを手にしたINORANが登場すると、オーディエンスから一際大きな歓声が起こる。オープニングナンバーに選ばれたのは、『BEAUTIFUL NOW』のタイトル曲「Beautiful Now」だ。

 

 この曲は、普段のバンド編成だと開放的で力強いサウンドを宿しているが、今回は葉山のリリカルな鍵盤のハーモニー、Yuiと島津の優雅なストリングスが加わることで、ソフィスティケートされた優しい雰囲気になり、曲の表情がガラリと変わっていた。INORANは、愛用のマーティンD-28をストロークしながら、会場の観客を笑顔で見つめ、ありったけの感情を込めて歌う。

 

 その後、披露された人気曲「千年花」では、INORANがギターを背中に回して、ステージ中央にあるマイクを手に取り、さらに力強くエモーショナルなボーカルを披露し、観客をグッと曲の世界観に引き込んでいく。この日の彼の歌力は圧巻で、表現力、声量、グルーヴの全てにおいて、筆者がそれまでに抱いていたボーカリストとしてのINORANのイメージを軽く超え、実に堂々としたものだった。ライブでボーカリストとしての自分を、ここまでストイックに表現する彼の姿を見たのは、これが初めてかもしれない…。

 

 MCで、INORANは「ギターを始めてから30年とか凄い年月が経つけど、その中でバンドを始めて、自分のとなりにはRYUICHIという凄いボーカリストがいた。バンドが終幕した時に、自分で歌うってことで俺のボーカルは始まったんだ。続けることは大切で、あれから20年以上が経った今、こうして素晴らしいミュージシャンが演奏してきたビルボードにボーカリストとして立つ勇気というか、自信が湧きました。そう思うと少し感極まっています」と語る。

 

 セットリストは一新され、現在のINORANの音楽性を語るのに重要な「Beautiful Now」「Sakura」「Shine for me tonight」「Thank you」という、強力なナンバーが前半、中盤、後半の重要な位置を占める。ミディアムテンポとスローテンポの曲を中心にセットリストが組まれているのも、INORANの歌と優美なこのアンサンブルを楽しむのには、ベストなチョイスだと思う。

 

 また「I swear」「I’ll be there」「Come closer」という、近年の英語詞とは異なった、日本語によるポジティブな歌詞のメッセージが印象的な楽曲が披露されたが、こういった優しい雰囲気もINORANらしい音楽性であるし、どの曲でも彼らしいオリジナルなメロディセンスがキラリと光る。

 

 その中でも、特に強く印象に残ったのが「I swear」だ。この曲は、ソロ10周年記念のベストアルバム『THE BEST』のラストを飾る曲で、「舞い落ちる刹那は悲しみを溶かし流す静寂の中〜」という情緒的な歌詞が印象的なナンバーだ。そんなの歌詞の世界観を活かす、葉山の鍵盤とストリングスのアレンジセンスが秀逸で、ライブでもボーカル、ピアノ、ストリングスのハーモニーが見事に調和し絶品だった。

 

 その後、MCでINORANが「俺がこんなに歌ったら、皆ドン引きするよね(笑)。でも、ビルボードという素晴らしい場所で演奏する機会に恵まれたことに本当に感謝しています」「今年は本当に色々なことがあると思う。普段何気なく生活して、ギターを弾いて、曲を作るという、日常の全てがとても尊いものだなって。それでも、今日こうして会えたし、せっかくだから皆も美味しいお酒を飲んで、最高な時間を過ごしてください。次はカバーをやります」と語り、Mr.Childrenのバラード「車の中でかくれてキスしよう」を披露。この予想外な曲のチョイスに、会場のファンから大きなどよめきが起こった。

 

このカバーについてINORANに尋ねると、「理由はね、ちょっと言えないくらい思い入れがあるんだよ(笑)。ミスチルの桜井さんは本当に尊敬するシンガー。そして、RYUICHIもそうだし、FAKE?で一緒だったKEN LLOYDもそうだし、今まで本当に素晴らしいシンガーに巡り合った。そういう彼らを見てきたから、最初の頃は自分のボーカルなんて、もう彼らの足元にも及ばないって思っていたけど(笑)、そんな自分でも続ける中で今やっとビルボードで歌いたいと思えるようになった。そういう意味を込めたのかもしれないね」と、コメントしてくれた。そういった曲とアーティストへの深いリスペクトを込めて、INORANはこの日のライブで「車の中でかくれてキスしよう」を、彼らしいグルーヴと抑揚をつけて丁寧に歌いあげた。

 

 終盤のMCでは、葉山と息の合ったトークを披露するINORAN。その中で、「RYUICHIと話をしたけど元気そうだったよ。彼らしい回復力で元気になると思うから、またTourbillonの3人でツアーをしたいね」と語り、1月11日に肺腺がんの手術を受けた、もう一人の“盟友”RYUICHIにエールを送り、またの再会をステージで誓い合った。

 

ライブ終盤は、「後半戦は参加型でお願いします」とオーディエンスに語りかけ、「Come closer」では手拍子とシンガロングを求め、次第に強さを増していく観客の反応を嬉しそうに眺めながら、より想いを込めて情熱的に歌い上げる。その盛り上がりがピークとなった、ラスト「Thank you」の熱を帯びた会場の一体感は、ライブの大きなハイライトとなった。

 

 ライブ終了後にメンバー紹介をしたINORANは、「本当に素晴らしい時間をありがとう。今日演奏して、またこのビルボードというステージに立ちたいと思いました。また会いましょう!」とオーディエンスにメッセージを残し、会場を後にした。

 

 INORANのボーカリストとしての実力が遺憾無く発揮された、『INORAN 2019 NEW YEAR PREMIUM ACOUSTIC LIVE』。東京公演のセットリストは、これまでの彼とは違ったアコースティックな一面に触れることができる、とても魅力的な内容だった。2月1日のビルボード大阪では、今回と異なる曲を重要な場所に置くということなので、大阪公演も、ここでしか見られないスペシャルなライブになるのは間違いない。

 

 そして、この『INORAN 2019 NEW YEAR PREMIUM ACOUSTIC LIVE』を終えた3月から、INORANはいよいよ、今年夏に完成予定のニューアルバムのレコーディングをスタートさせる。

 

18年の充実したツアーを経て、さらに磨き込まれたロックな初期衝動、そして今回のアコースティックライブで垣間見えた、シンガーソングライターとしての素晴らしい“歌心”。INORANのワンアンドオンリーな音楽性は、今後も更なる深化を続けていく…。

 

 次の新作で、彼がどんなサウンドを我々に届けてくれるのか、今からとても楽しみで仕方ない!

 

 

 

取材・文:細江高広

写真:ヤマダマサヒロ

 

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LIVEEVENT

■INORAN 2019 NEW YEAR PREMIUM ACOUSTIC LIVE

2019年2月1日(金)Billboard Live OSAKA

[1st] 開場17:30/開演18:30

[2nd] 開場20:30/開演21:30

[料金・税込] サービスエリア¥7,900 / カジュアルエリア¥6,900(1DRINK付)

 

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■HAPPY JACK 2019〜H-FINAL EDITION〜

2019年3月16日(土)

[会場] 熊本B.9 / Django / ぺいあのPLUS’

[OPEN/START] 11:30/12:00

[料金] 1DAY TICKET¥5,000 2DAY TICKET¥9,000(税込・DRINK代別)

INFO. HAPPY JACK事務局 096-363-6175(平日10:00〜17:30)

※INORANの出演会場は後日発表

 

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■LUNA SEA The 30th Anniversary Special Live日本武道館2days

2019年5月31日(金)OPEN 17:30 / START18:30

2019年6月1日(土)OPEN 16:00 / START17:00

[料金] 全席指定 ¥9,800 (税込)

2階後方立見 ¥9,800 (税込・整理番号付)

ファミリーシート 大人¥9,800(税込)・ 高校生以下¥2,200(税込)

SLAVE VIPシート ¥50,000(税込)) ※一般発売はございません。

SLAVEシート ¥21,600(税込) ※一般発売はございません。

※3歳以上有料 ※座席はステージ横、後方を含みます。

 

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RELEASE

「Override」2018年8月22日(水)発売

【DVD版】KIZB-281/¥6,000+税/DVD+CD

[DVD]

■SOLO 20TH ANNIVERSARY TOUR 2017 -INTENSE / MELLOW-<B-DAY LIVE CODE929/2017>

at SHINKIBA STUDIO COAST ライブ映像

■INORAN 20th DOCUMENTARY(約53分収録)

[CD]M1.I’m Here for you M2.Turn It Around

 

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INORAN「I’m Here for you」Music Video>>https://youtu.be/KNADB2eJWfk

INORAN「Override」Trailer>>https://youtu.be/u4WdzPNW6c8

INORAN OFFICIAL FAN CLUB「NO NAME?」>>http://inoran.org/no-name/

INORANオフィシャルサイト>>http://inoran.org/

 

 









2019年01月22日 (火)

【ライヴレポート】2018.12.21 『D Tour 2018「Deadly sin」TOUR FINAL & D結成15周年 メジャー10周年Year Grand Final』豊洲 PIT!

REPORT - 12:21:12

 結成15周年/メジャー・デビュー10周年となるアニヴァーサリー・イヤーを迎えたDによる、この1年の活動を締め括る東京公演。この日のライヴに冠されていた“Grand Final”という言葉は、何らかの区切りとも受け止められるものだった。折しも直前の12月19日にはベスト・アルバム『Vampire Chronicle ~V-Best Selection Vol.2~』がリリースされており、キャリアを総括する内容で魅せる、万人の満足度を抽象するような内容にすれば、確かに意味合いとしては頷ける。

 

 しかし、結論から言えば、彼らはそんな安易な選択はしなかった。11月から始まったシングル『Deadly sin』を引っ提げたツアーの最終日を、どんな位置づけにするのか。セットリストを含めて、熟考を重ねたパフォーマンスは、自身の歴史を踏まえながら、明らかに新たなDの姿を印象づけるものでもあった。

 

 ポイントはいくつかある。まずはオープニングからの畳み掛けだ。1曲目に「In the name of justice

が聞こえてきた時点で、大きな流れを予測した人も少なくなかっただろう。ヴァンパイアの王、ドライツェンの息子の名前がジャスティスであることが明らかにされた楽曲である。続く「弾丸」も彼に連関する物語であり、なおかつ「メテオ ~夢寐の刻~」はジャスティスが駆る馬を採り上げたものだ。今年6月に発表されたシングル「Revive ~荒廃都市~」で告げられた、Dの主軸たるコンセプト<ヴァンパイア・ストーリー>の第2章の始まりへと向かう前段である。

 Vo. ASAGI(ジャスティス1)

Gt. Ruiza

Gt. HIDE-ZOU.jpeg

Ba. Tsunehito

Dr. HIROKI

 「みんなの支えがあってステージに立てていることに感謝します」(ASAGI)といったMCを経て、もちろん「Revive ~荒廃都市~」とそのカップリング曲である「Next Generation」「エトワール ~白き異端者~」へとつながれていく。ここでジャスティスと恋人であるブランシェの関係性を描いた「Lapis lazuli ~君を思うほど僕は欲しくなる」を配した流れも頷かされる。

 Vo. ASAGI(ドライツェン1)

 

Vo. ASAGI(ドライツェン2)

 こういった構成の巧さはDのライヴにおいては通常のことだが、この日は話の連関や時系列をより精緻に見せていたように映る。単に“盛り上げる”ためだけのセレクトとは一線を画し、ヴァンパイア・ストーリーを立体化させることだけに主眼を置いた、純粋な取り組みだ。細かなこだわりの強さは、その後のセットでも一切ブレることはなかった。その面白さは、当日の曲目表を改めて一覧してみればよくわかる。個々にどのような立ち位置にあるのか、歌詞に描かれた内容を踏まえつつ振り返ってみると、またその奥深さも再確認できるに違いない。

 

 ただ、それも影響を及ぼす要素の一つだったのかどうかはわからないものの、驚かされたのは5人のステージングだった。とにかく序盤から、これまでにないほどのアクティヴさで攻めてくる。上手側も下手側も縦横無尽に動き回るのみならず、時には客席フロアにまで降りてくることなど、誰が想像しただろう。コンセプターであるASAGIの意図は確認していないが、ジャスティスと四騎士たちが次なる闘いへと突き進む様を体現したとも解釈できる。演出として考えられたものはあるにしても、それだけでは説明がつかない躍動感だった。混沌とした情勢に蜂起する登場人物たちの心理描写が、自ずからメンバーを鼓舞したのだとしても興味深い。

引き2 

引き3

 中盤からはインストゥルメンタルが挟み込まれる場面も多かった。この選択がまたDらしい。他の歌曲の存在とも無関係ではないものの、今回のテーマ設定において四騎士の活躍が欠かせないことを暗に物語る。この魅せ方は、今後の彼らのライヴで従来以上にクローズ・アップされてくるかもしれない。演奏力に定評のあるバンドならではの強みだが、どのような光景を音だけで提示できるのか、器楽的アンサンブルに依らない表現手法を始め、Dにとっての新たな挑戦であり、まだまだ広がる可能性も見出せる。

ダンサーシーン 

 当日の発表が明らかにされていた20分を超える『組曲「狂王」』は、その予感を朧気ながらにも知覚させた。事前に試聴できる環境は整えられたとはいえ、初めて取り組んだ組曲形式の大作を、音源リリース前にライヴの場で初披露する大胆さ。歌詞に綴られた内容については、バンド側からの公式なアナウンスを待ちたいところだが、「ジャスティスとして最後の曲」と説明をして「Deadly sin」を歌い、一旦舞台袖へと消えたASAGIの言葉にも、『組曲「狂王」』の性格が見えてくる。“大罪”がいかなる結末を導くものなのか、想像は様々に膨らむはずだが、目の前で行われている実演は、シアトリカルな演出も加わった壮大なサウンドスケープを生み出していった。

Vo. ASAGI(ジャスティス2) 

 現在のDが形作った音楽劇。極論を言えば、この7編からなる『組曲「狂王」』の再現こそが、この日のあるべき姿だった。過去にもコンセプチュアルなパフォーマンスで沸かせたことはあったが、それらとはまったく異なる感触である。個々のポテンシャルを初演ゆえの緊張感の中で表出させていく5人。豊洲PITという会場を選んだのも、このスケール感の大きな楽曲を完全再現するに相応しいという理由からだろう。「この先もDを守っていきたいという気持ちが、比べ物にならないほど強くなっている」「他人の声なんて気にしない。我が道を行く」(ASAGI)という気概が高密度で集約された時空間だった。

 全景1

全景2

 すでに<D 16th Anniversary Special Premium Live 2019 東名阪ワンマン「狂王」>のスケジュールも発表になったが、『Revive ~荒廃都市~』以降の作品に耳を傾けるだけでも、自身のクリエイティヴィティが新たな視点で高まりを見せているのは容易に想像できる。今後の彼らの理想の探究を大いに期待しておきたい。

 

TEXT:土屋京輔  

PHOTO:TAKUYA ORITA

 

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-SET LIST-

 

-オープニングSE-

01. In the name of justice

02. 弾丸

03. メテオ ~夢寐の刻~

04. Revive ~荒廃都市~

05. Next Generation

06. エトワール ~白き異端者~

07. Lapis lazuli ~君を思うほど僕は欲しくなる~

08. STAR SAPPHIRE

09. Crystal Crown

10. The Secret Rose Garden

11. 微熱 ~雨の幻想曲(ファンタジア)~

12. Another Kingdom

13. 千夜一夜のダラブッカ

14. Quartet ~真夜中の四重奏~

15. Ghost in the mirror

16. 花惑

17. 鬨の声

18. Deadly sin

19. ザハブを継ぐ者(Dr.solo)

20. Blood war

21. Stray children

22. 組曲「狂王」

第一番 ~灯火(とうか)の雄馬~

第二番 ~死の影を運ぶ鳥~

第三番 ~美醜なる不死の獣~

第夢番 ~旅鼠(レミング)の行進~ 

第幻番 ~死出虫の舞踏会~

第四番 ~黒羊は忠誠の夢を見る~

第五番 ~落陽に哭(な)く蝙蝠~

 

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●豊洲PIT公演、そして年明けにFC限定として開催された新春スペシャルミニライブ(ファン投票制)&餅つき大会&アフターパーティー を終えたDは、バンド結成月である4月に東名阪ワンマン『D 16th Anniversary Special Premium Live 2019 東名阪ワンマン「狂王」』を開催する。

 狂王ウェブフライヤー画像

豊洲PIT公演で初披露となったD史上初の組曲「狂王」(通販受付中)は、Dが描き続けているヴァンパイアストーリーの最新作であり、染み渡るような繊細な歌唱から突き刺さるような激しい歌唱も自在に操り、様々な感情や思いを込めたASAGIの歌声と歌詞が深く物語へと誘う、全てが美しく完成された最高傑作と呼べる作品になっている。楽曲を通して、ヴァンパイアの王・ドライツェンの壮絶な様相が強烈に伝わるのは間違いない。

 

アートワーク、そして各楽章の副題からもASAGIが描くこの組曲の物語の壮大さや奥深さが感じ取れるはずだ。情景をイメージした楽器隊の織りなす音像やフレーズも、聴きごたえ抜群の仕上がりとなっているので、ぜひ手に入れて、ヴァンパイアの王・ドライツェンを主軸に捉えたツアー、16周年を記念した特別なライブに参加してほしい。

 

さらに4/29~5/5にかけて、D結成16周年を記念してゴールデンウィーク7Daysワンマンが決定!

 

「Vampire story “7 Days force”」と名付けられたこの7日間連続ワンマン。各日のタイトル通り、Dが描くヴァンパイアストーリーの登場人物がそれぞれの日の主人公となるので、披露される楽曲はもちろん、ライブの構成にも要注目だ。

 

そして現在、1/13 品川インターシティーホールでボーカルASAGIによる“浅葱” 新春特別企画 二部制単独公演にて初披露された未発表曲「もののあはれ」が通販受付中。こちらは月界の御子の昼の姿である「和菓子・うさぎや」からお客様へ向けた温かく優しい曲となっているので、手に入れて、浅葱による包み込むような、思いをたっぷりと込めた情感のある歌声と四季になぞらえて描かれた美しい歌詞に是非、浸って頂きたい。

 

2019年もDの活動、そしてメンバーソロの動きを見逃すな!

 

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【 D 16th Anniversary Special Premium Live 2019 東名阪ワンマン「狂王」決定!!! 】

 

■2019年4月12日 (金) 名古屋Electric Lady Land

[OPEN / START]18:30 / 19:00

[料金]前売¥5,000 (税込¥5,400) / 当日¥5,500 (税込¥5,940)

(問) サンデーフォークプロモーション / 052-320-9100

 

■2019年4月14日 (日) ESAKA MUSE

[OPEN / START]16:30 / 17:00

[料金]前売¥5,000 (税込¥5,400) / 当日¥5,500 (税込¥5,940)

(問) SOGO大阪 / 06-6344-3326

 

■2019年4月17日 (水) TSUTAYA O-EAST

[OPEN / START]18:30 / 19:00

[料金]前売¥5,500 (税込¥5,940) / 当日¥6,000 (税込¥6,480)

(問) DISK GARAGE / 050-5533-0888

 

※全会場D代別途必要  

※3歳以上有料


<D Official Fan Club Ultimate lover会員先行>
※2019年1月25日(金) 時点でD official Fan club「Ultimate lover」に入会されている方対象(当日消印有効)
◎受付期間:2/6(水)12:00~2/13(水)23:59
◎受付URL:https://pia.jp/v/d-k19fc/ 
◎枚数制限:お1人様4枚までお申込可 ※複数公演お申込み可
◎当落結果発表:2/15(金)18:00頃~
◎入金期間:2/15(金)18:00頃~2/18(月)23:59
※お申込は抽選となります

<HP先行>
◎受付期間:2/19(火)12:00~3/1(金)23:59
◎受付URL:https://w.pia.jp/s/d19hp/ 
◎枚数制限:お1人様4枚までお申込可 ※複数公演お申込み可
◎当落結果発表:3/5(火)18:00頃~
◎入金期間:3/5(火)18:00頃~3/7(木)23:59
※お申込は抽選受付となります



<一般チケット>
3月9日(土)~

チケット詳細はこちら

D official website http://www.d-gcr.com

 

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東名阪 & G.Wフライヤー画像

【 D 16周年記念 ゴールデンウィーク7Daysワンマン決定!!! 】

D 16th Anniversary Special Premium Live 

「Vampire story “7 Days force”」

4/29(月・祝) 「Dahlie」

4/30(火・祝)「Wilderness」

5/1(水・祝)「Carbuncle」

5/2(木・祝)「Justice」

5/3(金・祝)「Rafaga」

5/4(土・祝)「Kircheis」

5/5(日・祝)「Dreizehn」

 

【会場】高田馬場AREA

【Open / Start】16:30 / 17:00

【チケット料金】前売¥4,500 / 当日¥5,000 (税込・オールスタンディング ※D代別)

【ファンクラブUltimate lover会員先行一次受付】

※1月11日(金)時点でD official Fan club「Ultimate lover」に入会されている方対象

受付期間:1月23日(水)12:00~1月31日(木)23:59 

受付URL:https://pia.jp/v/d-vs19fc/  

枚数制限:お1人様4枚までお申込可

当落結果発表日時: 2月2日(土)18:00 

※お申込は抽選となります。

 

【ファンクラブUltimate lover会員先行二次受付】

※1月25日(金)時点でD official Fan club「Ultimate lover」に入会されている方対象

受付期間:2月7日(木)12:00~2月14日(木)23:59 

受付URL:https://pia.jp/v/d-vs19fc2/   

枚数制限:お1人様4枚までお申込可

当落結果発表日時: 2月16日(土)18:00 

※お申込は抽選となります。

【オフィシャルHP先行受付】

受付期間:2月19日(火)12:00~2月26日(火)23:59 

受付URL:http://w.pia.jp/t/d-16th/  

枚数制限:お1人様4枚までお申込可

当落結果発表日時:2月27日(水)  18:00 

※お申込は抽選となります。

<一般チケット>

3月1日(金)~

 

◆組曲「狂王」通常盤 全曲試聴開始

URL : http://www.d-gcr.com/discography/discography.html

※こちらは試聴版として音声データを圧縮しております。

製品版はさらにハイクオリティーな音質にてご試聴いただけます。

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2018.12.21(金)Release 組曲「狂王」通常盤 通販受付中!!!

組曲「狂王」通常盤(会場、通販限定販売)

GOD CHILD RECORDS / GCR-175 / ¥2,500(税込み) / CD 1DISC

http://www.rosen-kranz.jp/shop/

【収録内容】

1.組曲「狂王」第一番 ~灯火(とうか)の雄馬~

2.組曲「狂王」第二番 ~死の影を運ぶ鳥~

3.組曲「狂王」第三番 ~美醜なる不死の獣~

4.組曲「狂王」第四番 ~黒羊は忠誠の夢を見る~

5.組曲「狂王」第五番 ~落陽に哭(な)く蝙蝠~

 

◆2018.12.19(Sat.) Release「Vampire Chronicle ~V-Best Selection Vol.2~」

<初回生産限定盤 2CD+2DVD+豪華写真集28P+12inch LPサイズ特殊仕様BOXパッケージ>

「Vampire Chronicle ~V-Best Selection Vol.2~」+ LIVE DVD 2018.4.22「Narrow Escape」Final Live at SHINAGAWA INTERCITY HALL

品番:YICQ-10408~9/B~C 

POS:454211410409/1

価格:¥10,000(本体価格)+税

 

<通常盤>

「Vampire Chronicle ~V-Best Selection Vol.2~」

品番:YICQ-10414~5 

POS:454211410414/5

価格:¥3,000(本体価格)+税

 

 

「Vampire Chronicle ~V-Best Selection Vol.2~」収録曲・内容詳細、収録未発表曲 試聴ページはこちら

URL : http://www.d-gcr.com/discography/discography2.html

※こちらは試聴版として音声データを圧縮しております。製品版はさらにハイクオリティーな音質にてご視聴いただけます。

 

「Vampire Chronicle ~V-Best Selection Vol.2~」収録未発表曲 試聴動画

URL : https://youtu.be/yhcCsvw0Z1k

※こちらは試聴版として音声データを圧縮しております。製品版はさらにハイクオリティーな音質にてご視聴いただけます。

 

 

◆2018.11.14(Wed.) Release D New Single「Deadly sin」

「Deadly sin」収録曲・内容詳細、全曲試聴ページはこちら

URL : http://www.d-gcr.com/discography/discography.html

※こちらは試聴版として音声データを圧縮しております。製品版はさらにハイクオリティーな音質にてご視聴いただけます。

「Deadly sin」MV SPOT公開

URL : https://youtu.be/S3_NxPzhCfM

※こちらは試聴版としてデータを圧縮しております。製品版はさらにハイクオリティーな画質・音質にてご視聴いただけます。

「Deadly sin」全曲試聴動画

URL : https://youtu.be/EKYqjF87Swk

※こちらは試聴版として音声データを圧縮しております。製品版はさらにハイクオリティーな音質にてご視聴いただけます。

「Deadly sin」特設サイト

URL : http://d-gcr.com/deadly-sin/

 

D Official Fan Club主催 Ruiza Birthday Live

「Ultimate lover ~第三十三夜~」

2019年2月16日(土) 高田馬場AREA

[OPEN / START]16:30/17:00

[料金]前売¥4,500/当日¥5,000 (税別・オールスタンディング※DRINK代別)

※3歳以上チケット必要

 

 

D Official Fan Club主催 Tsunehito Birthday Live

Ultimate lover ~第三十四夜~

2019年3月3日(日) 目黒鹿鳴館

[OPEN / START]16:30/17:00

[料金]前売¥4,500/当日¥5,000 (税別・オールスタンディング※DRINK代別)

 

※3歳以上チケット必要

 

 

Ruiza solo works ONEMAN LIVE

2019年2月17日(日) 新宿Ruido K4

「Two sides」

一部 : 1st side [Input]

[OPEN / START]13:00/13:30

[料金]前売¥3,000/当日¥3,500 (税別・オールスタンディング※DRINK代別)

二部: 2nd side [Output]

[OPEN / START]17:30/18:00

[料金]前売¥4,000/当日¥4,500 (税別・オールスタンディング※DRINK代別)

二部通し券 ¥6,800 (税別・各部DRINK代別)

※3歳以上チケット必要

※各部ライブ終演後 物販購入者対象特典会有り

 

Tsunehito Produce Live

「Tsunehito Birthday Live~再び春に叫ぶ!!!~」 

2019年3月2日(土) 目黒鹿鳴館

出演 : Vo & Ba.Tsunehito(D)、Gt.Ruiza(D)、Gt.HIDE-ZOU(D)、Dr.HIROKI(D)

※詳細近日発表

※ライブ終演後 物販購入者対象特典会有り

[OPEN / START]16:30/17:00

[料金]前売¥4,500/当日¥5,000 (税別・オールスタンディング※DRINK代別)

※3歳以上チケット必要

各公演チケット詳細はこちらhttp://www.d-gcr.com

 

◆VAMPIRE STORY 年表・相関図・キャラクター紹介文(2014年度版)公開

URL : http://www.d-gcr.com/news/

◆D結成15周年 メジャー10周年記念アイテム、D Tour 2018「Deadly sin」グッズ通販受付中

詳細・ご購入はこちら→http://www.rosen-kranz.jp/shop/

 

◆“浅葱” 未発表音源「もののあはれ」・新春特別企画 二部制単独公演」グッズ通販受付中!

二千十九年一月十三日発売

「もののあはれ」(会場、通販限定販売)

GOD CHILD RECORDS / GCR-176 / 1Song CD / ¥700

【もののあはれ】GUEST MUSICIANS

Gt : HIRO (La’cryma Christi / Creature Creature)

Gt : you (Janne Da Arc)

Ba : 人時 (黒夢 / Creature Creature)

Dr : Sakura-櫻澤泰徳 (gibkiy gibkiy gibkiy / Rayflower / THE MADCAP LAUGHS / ZIGZO)

琴 : 菊富士 純子

音源詳細・グッズ詳細等、ご購入はこちら→Rosen Kranz http://www.rosen-kranz.jp/shop/

 

◆D official website http://www.d-gcr.com

◆GOD CHILD RECORDS website http://www.god-child-records.com

◆ASAGI solo works  website http://www.god-child-records.com/asagi/

◆Ruiza solo works  website http://www.d-gcr.com/profile/solo_ruiza.html


2019年01月17日 (木)

【ライヴレポート】<MUCC×DEZERT[Is This The “FACT”?]TOUR 2019>◆2019年1月15日 恵比寿LIQUIDROOM

REPORT - 19:40:15

 容赦なき熾烈で過激な本気の兄弟喧嘩が、いよいよ東京の地でも繰り広げ始められることとなった。

 

この年明けから福岡、大阪において連戦が展開されてきた【MUCC×DEZERTIs This The FACT”?]TOUR 2019】は、そもそもDEZERTの千秋がMUCCの逹瑯に「一緒にツアーをやりませんか」と自ら持ちかけて実現したという完全アーティスト主導型のツーマンツアー。もちろん、DEZERTからしてみればMUCCは大先輩にあたるバンドであり、近年は互いの主催するイヴェントにて競演する機会などが増えてはいるものの、その大先輩の胸を借りるどころか、胸ぐらに思い切りつかみかかる勢いで闘いを挑もうというのがDEZERT側の思惑であることが、このツアー開始前からまさにフロントマン・千秋の口からも明確なかたちで語られていたのである。

 

MUCCは懐が深いよねぇ。俺はそんなMUCC兄さんたちの精神性が好き。そして、好きだからこそボコボコにしたい!」

と同時に、その勝負を受けて立つ側のMUCCも良い意味でいつまでもオトナゲナイところを持ち続けてきているバンドだけに、相手が後輩だろうと一切の手加減などしてくれるわけもないのは周知の事実。

 

ちなみに、今回この115日の東京初戦公演ではMUCCが先手を打つことになっており、まずはその1曲目からして最高にふるっていた。

生きる意味について深く謳いあげる讃歌「リブラ」を、ライヴバンド・MUCCとしての貫録たっぷりに冒頭からいきなりブチかましてみせたのだ。

ワンマンライヴでいう佳境部分にあたるようなところを、ツーマンのセットリストの中へふんだんに盛り込んでくる戦略と、それをキレ味の鋭い演奏や歌で聴衆を圧倒していく手腕はやはり流石の一言。

 MUCC 2019_01_15_02035_R

MUCC 2019_01_15_03386_R

逹瑯2019_01_15_00364_R

ミヤ 2019_01_15_01603_R

YUKKE 2019_01_15_03690_R

SATOち 2019_01_15_00983_R

 

「もしかすると、今日がライヴ初めっていう人もいるのかな?今年もよろしくお願いします!という感じで、DEZERTと廻っておりますMUCCです。

東京に帰って参りました!楽屋では千秋に「今日の調子はどうなの」と訊いても「普通」としか答えてくれませんでした。

そして、大阪で千秋に送ったLINEの既読は結局今日の入りの時までつきませんでした。

そんな感じで和気あいあいとツアーをやってますので()、今日も和気あいあいとやっていければと。よろしく!」

 

常にマイペースで、相手が先輩であってもコビヘツラウことをしない千秋の行状が逹瑯によって暴露される一幕もありつつ()MUCCは後半戦においても堂々たる音と立ち居振る舞いを我々に対して提示し、フロアがサークルピットだらけになった「MAD YACK」、続出するリフトからのクラウドサーフであたりがカオスと化した「大嫌い」、さらにラストでは最新シングル曲「生と死と君」でMUCCならでのは深淵かつ深遠なるサウンドをもって、その場に集った人々を心酔させるに至ったことは言うまでもない。

 

 

 

正直なところ、あれだけMUCCに本気でやりたい放題にやられた直後に二番手としてステージ上へと躍り出て、正攻法での太刀打ちしようとするには相当な覚悟が必要だったとは思うが、そこはDEZERTも気骨あるバンドだけに決して負けてはいなかった。

 

攻めの姿勢をそのままあらわすかのごとく、年末あたりからライヴで演奏をするようになった「新曲」を挨拶がわりの1曲として演奏をしだしたかと思えば、先ほどMUCCが演奏していた「MAD YACK」がよほど気に入ったのか、「蝶々」ではオーディエンスに対するあおりとして「MAD YACK!」という言葉をやたらと頻発しながら千秋は上機嫌で舞台上を駆け回ってみせる。

DEZERT 2019_01_15_13324_R

千秋 2019_01_15_12436_R

Miyako 2019_01_15_11480_R

Sacchan 2019_01_15_11399_R

SORA 2019_01_15_13186_R

 

それでいて、後半での「遺書。」から最新アルバム『TODAY』のタイトルチューン「TODAY」が始まる場面にかけての流れでは、千秋が素直な本音をぽろりと漏らしてみせる場面もあった。

MUCCどうもありがとう。俺はオトナゲナイあなたたちが大好きだよ()。正直ここ2年間くらいずっとおんぶに抱っこでやってきたけど、MUCCは数少ない心から尊敬出来る音楽家です。このツアー、最高!だから、来年またやろう!!本来なら4日目の最終日とかで言うことを、初日に言っちゃうから俺()。その時まで、ちょっと背伸びしててでもやってみよう。2019年を。前向きでもない、後ろ向きでもない、こんな醜い自分に今日は歌います!「TODAY」!!」

 

さて。端的に言えば、この本編までだけでも必見必聴の大充実イヴェントであったことは間違いないものの、この夜についてはアンコールがまた非常に秀逸だったこともここに付記しておきたいと思う。

何故なら、今ツアーでの会場限定で発売されているコラボCDDEZERMUCCの『蟲/ガチャガチャムクムク』が、参加メンバー全員によるセッション形式にて生演奏されたばかりか、唐突にスタンダードナンバー「Stand my Me」のひとくだりがはさまれたり、一方ではMUCCの面々が演奏するDEZERTの「殺意」、はたまたDEZERTの面々が演奏するMUCCの「蘭鋳」までもが飛び出し、結果的にはMUCCにとってもDEZERTにとってもwin-winにしてハッピーな空気感をもって、この容赦なき熾烈で過激な本気の兄弟喧嘩はひとまずの大団円、というかたちを迎えることになったからだ。

 

「東京の初日からして既にこれだと、明日以降どうなっちゃうのかちょっとコワイですけど(苦笑)。まぁ、楽しいからいいでしょう!!」(逹瑯)

 

残すところ、注目の大決戦は1月29()30()の恵比寿リキッドルームでの2公演のみ。

最後の最後まで何が起こるか分からない、容赦なき熾烈で過激な本気の兄弟喧嘩MUCC×DEZERTIs This The FACT”?]TOUR  2019】の行く末を、皆様方ぜひともお見逃し無きよう!

 

写真◎西槇太一
文◎杉江由紀

 

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Event Information

 

■【Is This The FACT?TOUR 2019

出演:DEZERT / MUCC

 

129() 恵比寿LIQUIDROOM OPEN 17:00 / START 18:00

130() 恵比寿LIQUIDROOM OPEN 17:00 / START 18:00

【チケット料金】前売:6,000(tax in)  

※オールスタンディング ※入場時ドリンク代別途必要

※未就学児入場不可・営利目的の転売禁止

 

【チケット発売中】

イープラス https://bit.ly/2DgAstz 

ローソンチケット https://bit.ly/2FxgeOn 

チケットぴあ https://bit.ly/2RZe9kh 

LINEチケット https://ticket.line.me/artists/10065 

 

()HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999

 

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MUCC Information

 

Release

 

■ニューコンセプトアルバム『壊れたピアノとリビングデッド』 2019213()Release!

 収録内容及びインストアについてはコチラ→https://55-69.com/news/128681

 

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Live

 

壊れたピアノとリビングデッド

 216() Zepp Nagoya     OPEN 17:00 / START 18:00  ()ジェイルハウス 052-936-6041

 217() Zepp Osaka Bayside     OPEN 17:00 / START 18:00 ()キョードーインフォメーション 0570-200-888

 331() Zepp Tokyo  ~平成最後のスペシャルワンマン~   OPEN 17:00 / START 18:00 ()DISK GARAGE 050-5533-0888

41() Zepp Tokyo   ~平成最後のスペシャルワンマン~   OPEN 18:00 / START 19:00 ()DISK GARAGE 050-5533-0888

【チケット一般発売中!】

前売:1Fオールスタンディング \6,000(tax in /ドリンク代別) / 2F 指定席 \7,000(tax in /ドリンク代別)

各会場プレイガイド情報などの詳細はコチラ→https://55-69.com/news/130499

 

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■壊れたピアノとリビングデッド feat. 殺シノ調べ

 会場/日時はコチラ→https://55-69.com/news/122044

 ※詳細は後日発表いたします。

 

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メジャー音源を含むMUCCの楽曲をApple MusicSpotifyLINE MUSICPrime Musicなどで配信中!

 

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DEZERT Information

 

Release

 

■自身初、両A面シングル「血液がない! / Stranger」 43() Release!

詳細はコチラ→http://www.dezert.jp/news/0/44549/

 

 

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Live

 

DEZERT 2019 TOUR “血液がない!”

8都市9本に及ぶ、バンド史上初、ホールでのワンマンツアーが決定!

【チケット料金】 全席指定 前売:¥5,000(tax in)

一般発売に先駆けて120()21:00まで先行発売中!

オフィシャルHP先行(イープラス抽選受付 / 1人様4枚まで) 受付URLhttp://eplus.jp/dezert19-hp/

日程、場所、チケットについてなどの詳細はコチラ→http://www.dezert.jp/news/0/44302/

 

CHIAKI BIRTHDAY LIVE 一ノ瀬千秋 単独公演~ひとりじゃできないもん!~

34() Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE

【時間】 OPEN 18:30 / START 19:00

【出演】 一ノ瀬千秋 (ゲストミュージシャン:DEZERTな皆様)

【チケット料金】 前売:¥5,000(tax in) 全席指定 ※ドリンク代別

【チケット発売日】 119()

・イープラス http://eplus.jp/

・チケットぴあ TEL 0570-02-9999 (Pコード: 141-732)

・ローソンチケット TEL 0570-084-003 (Lコード: 71642)

()HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999

 

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